JP2008282500A - 磁気ディスク記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】磁気ディスク上において、ユーザデータが記憶された部分であるD部と、前記D部のディスク上での位置を示す情報、及び前記D部の情報が有効か無効かを示す情報であるFフラグ、及び前記D部のデータ長を示す情報、が記憶された部分であるC部と、は別々のトラックに記憶されている。前記D部のデータ長を変更するデータの書き込みを行う場合には、前記データの書き込み後、前記データを書き込んだ前記D部以降のD部を管理するC部のFフラグの示す情報が無効に書き換えられる。これにより、データ長が変更されたD部以降のD部をクリアする必要がなく、高速書き込みが可能となる。
【選択図】図1
Description
更にまた、データの消去をする場合には、1トラックのデータを消去するために、1トラック全部0クリアする必要があり、消去にも時間が必要であった。
即ち、本発明の磁気ディスク記憶装置は、1個以上の磁気ディスクと、前記磁気ディスクを制御する制御装置と、を備えた磁気ディスク記憶装置であって、磁気ディスク上において、ユーザデータが記憶されたデータ領域であるD部で構成されたトラックと、前記D部のディスク上での位置を示す情報、前記D部の情報が有効か無効かを示す情報であるFフラグ、及び前記D部のデータ長を示す情報、が記憶されたデータ領域であるC部で構成されたトラックと、を有し、前記D部で構成されたトラックには、C部を有さず、前記C部で構成されたトラックには、D部を有さず、前記D部のデータ長を変更するデータの書き込みを行う場合には、前記制御装置は、前記データの書き込み後、前記データを書き込んだ前記D部以降のD部を管理するC部のFフラグの示す情報を無効に書き換えることを主要な特徴としている。
これにより、D部位置を検索するときに、検索対象はC部データのみなので検索速度が向上し、それに伴ってデータ書き込み速度も向上させることができる。
これにより、磁気ディスクの初期化において、D部をすべて0クリアする必要がなく、C部のみを書き込めばよいので、高速な初期化が可能となる。
また、外部記憶装置5との間でのデータ転送においても、ギャップを転送しなくてすむのでデータ転送の高速化が可能となる。
更に、本発明の磁気ディスク記憶装置は、データを消去する場合においても、例えば1トラック64Kilo Byte(以後、KiloはK、ByteはBで表す。)の場合は、従来は1トラックのデータを消去するには64KBの消去が必要であったが、本願発明においては、1トラック分のC部である約2KB分のC部のフラグを無効と書き換えるだけですむので、大幅な消去速度の高速化が可能となる。
また、本発明の磁気ディスク記憶装置は、D部のデータ長を示す情報をC部が有しているので、D部は固定長である必要がなく、可変長とすることができる。
更に、本発明の磁気ディスク記憶装置は、メインフレーム専用の論理ボリュームやディスクコントローラだけでなく、汎用の論理ボリュームや汎用のディスクコントローラを使用することが可能となる。
図1は、本発明の一実施例に係る磁気ディスク記憶装置の構成図である。
磁気ディスク記憶装置1は、制御装置2と、ディスクユニット3とから構成されている。磁気ディスク記憶装置1は、ホスト4と、外部記憶装置5と、パソコン6とに接続されている。ホスト4からの指令により、磁気ディスク記憶装置1は、データを記憶し、または、記憶しているデータをホスト4に送信する。ホスト4は、磁気ディスク記憶装置1を介して外部記憶装置5にデータを記憶させ、または、外部記憶装置5からデータを読み込むこともできる。パソコン6は、磁気ディスク記憶装置1の様々な設定を行う。
マイクロプロセッサ9は、キャッシュメモリ7へのデータの読み書きの制御、ディスクユニット3の制御、外部記憶装置5の制御などを行う。
本発明の磁気ディスク記憶装置1の動作について図1を参照して説明する。
磁気ディスク記憶装置1は、ホスト4からデータ書き込みの指令が来た場合、ディスクユニット3にデータ書き込みの処理を行うが、データの書き込み処理には、形式書き込み処理と、更新書き込み処理との2種類の書き込み処理が存在する。
まず、形式書き込み処理について説明する。
マイクロプロセッサ9は、ホスト4からデータ書き込みの指令が来た場合、データ書き込み対象であるD部の管理情報が記載されたC部を格納するための領域であるC部スロット(以後、処理対象C部スロットと称する。)がキャッシュメモリ7に存在するか否かを確認し、存在していない場合には、キャッシュメモリ7上にC部スロットの領域を確保する。
その後、マイクロプロセッサ9は、キャッシュメモリ7上のC部のデータとD部のデータとをディスクユニット3の磁気ディスク上に書き込む。
次に、更新書き込み処理について説明する。
マイクロプロセッサ9は、ホスト4からデータ書き込みの指令が来た場合、処理対象C部スロットがキャッシュメモリ7に存在するか否かを確認し、存在していない場合には、キャッシュメモリ7上にC部スロットの領域を確保する。
マイクロプロセッサ9は、キャッシュメモリ7上のC部グループのデータから、書き込み対象のD部の位置を算出する。
マイクロプロセッサ9は、処理対象D部スロットがキャッシュメモリ7に存在するか否かを確認し、存在していない場合には、キャッシュメモリ7上にD部スロットの領域を確保する。
その後、マイクロプロセッサ9は、キャッシュメモリ7上のC部のデータとD部のデータとをディスクユニット3の磁気ディスク上に書き込む。
更に、データ書き込み時において、書き込むD部のトラック上の位置を特定するためには、1トラック64KB読み込み、64KB全体の検索をする必要があり、高速書き込みを阻害する要因となっていた。
また、外部記憶装置5との間でのデータ転送においても、ギャップを転送しなくてすむのでデータ転送の高速化が可能となる。
図3は、本願発明の一実施例の磁気ディスク記憶装置のトラックのデータ構造の詳細について示した図である。
図3に示すように、1トラック56KBには、2KBのC部が28個作成されている。また、D部は別のトラックに作成されている。この2KBのC部には、1トラック分のD部の管理情報が書き込まれている。
トラック管理情報35には、その管理対象トラックが、どの論理ボリュームの、どの論理トラックであるかを示す情報(DEV、CCHH)と、D部がディスクユニット3の何処に書き込まれているかを示す情報(LUN、LBA)と、ホームアドレス、レコード0(レコード0は通常8Bの0データ)を示す情報とが含まれている。
レコード長34で対象D部のデータ長を規定するので、D部は、固定長である必要はなく、可変長とすることができる。
また、本発明のトラック構造、キャッシュメモリ上でのデータの読み書き方法を使用することにより、メインフレーム専用の論理ボリュームやディスクコントローラだけでなく、汎用の論理ボリュームや汎用のディスクコントローラを使用することが可能となる。
形式書き込み動作についてフロー図を用いて更に説明する。図4は、形式書き込み動作フロー図である。
マイクロプロセッサ9は、ホスト4からデータ書き込みの指令が来たとき、処理対象C部スロットがキャッシュメモリ7に存在するか否かを確認する(S401)。存在していない場合には、キャッシュメモリ7上にC部スロットの領域を確保し(S402)、存在する場合はS403を実行する。
更新書き込み動作についてフロー図を用いて更に説明する。図5は、更新書き込み動作フロー図である。
マイクロプロセッサ9は、ホスト4からデータ書き込みの指令が来たとき、処理対象C部スロットがキャッシュメモリ7上に存在するか否かを確認する(S501)。存在していない場合には、マイクロプロセッサ9は、キャッシュメモリ7上にC部スロットの領域を確保し(S502)、存在している場合は、S503を実行する。
マイクロプロセッサ9は、処理対象D部スロットがキャッシュメモリ7に存在するか否かを確認する(S506)。存在していない場合には、マイクロプロセッサ9は、キャッシュメモリ7上にD部スロットの領域を確保し(S507)、存在している場合は、S508を実行する。
マイクロプロセッサ9は、ホスト4からD部データを受信する(S508)。マイクロプロセッサ9は、キャッシュメモリ7に受け取ったD部データを書き込む(S509)。
トラックの初期化動作についてフロー図を用いて説明する。図6は、トラック初期化動作のフロー図である。
マイクロプロセッサ9は、パソコン6により設定されたディスクユニット3のボリューム構成情報を制御装置2内部の設定情報を記憶する手段から取得する(S601)。
マイクロプロセッサ9は、最終トラックまで初期化処理が完了したか確認し(S609)、完了していない場合は、S603から実行し、完了していた場合は処理を終了する。
このように、磁気ディスクの初期化において、D部をすべて0クリアする必要がなく、C部のみを書き込めばよいので、高速な初期化が可能となる。
2 制御装置
3 ディスクユニット
4 ホスト
5 外部記憶装置
6 パソコン
7 キャッシュメモリ
9 マイクロプロセッサ
10 C部スロット
11 C部グループ
12 D部スロット
13 D部グループ
14 マイクロプロセッサ
31 フラグ
32 レコードID
33 セグメント番号
34 レコード長
35 トラック管理情報
Claims (4)
- 1個以上の磁気ディスクと、前記磁気ディスクを制御する制御装置と、を備えた磁気ディスク記憶装置であって、
磁気ディスク上において、
ユーザデータが記憶されたデータ領域であるD部で構成されたトラックと、
前記D部のディスク上での位置を示す情報、前記D部の情報が有効か無効かを示す情報であるFフラグ、及び前記D部のデータ長を示す情報、が記憶されたデータ領域であるC部で構成されたトラックと、を有し、
前記D部で構成されたトラックには、C部を有さず、
前記C部で構成されたトラックには、D部を有さず、
前記D部のデータ長を変更するデータの書き込みを行う場合には、前記制御装置は、前記データの書き込み後、前記データを書き込んだ前記D部以降のD部を管理するC部のFフラグの示す情報を無効に書き換えること、
を特徴とする磁気ディスク記憶装置。 - データを前記磁気ディスクに書き込む場合において、
前記制御装置は、前記C部の書き込まれたトラック内のC部を検索することによって、前記データを書き込むべきディスク上のD部の位置を見出すこと、
を特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク記憶装置。 - 前記磁気ディスクの初期化において、
前記制御装置は、前記D部をクリアすることなく、前記C部のみ前記磁気ディスクに書き込むこと、
を特徴とする請求項1または2に記載の磁気ディスク記憶装置。 - 前記磁気ディスク上の同一トラックに存在する複数の前記D部において、隣り合うD部との間には、データ間の隙間であるギャップが存在せず、
前記磁気ディスク上の同一トラックに存在する複数の前記C部においても、隣り合うC部との間には、データ間の隙間であるギャップが存在しないこと、
を特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の磁気ディスク記憶装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007127096A JP2008282500A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 磁気ディスク記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007127096A JP2008282500A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 磁気ディスク記憶装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008282500A true JP2008282500A (ja) | 2008-11-20 |
Family
ID=40143185
Family Applications (1)
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JP2007127096A Pending JP2008282500A (ja) | 2007-05-11 | 2007-05-11 | 磁気ディスク記憶装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2008282500A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11220693A (ja) * | 1998-02-02 | 1999-08-10 | Sanyo Electric Co Ltd | 動画像記録装置 |
JP2003319328A (ja) * | 2002-04-22 | 2003-11-07 | Sony Corp | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム及び情報処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体 |
JP2004139491A (ja) * | 2002-10-21 | 2004-05-13 | Hitachi Ltd | 記憶装置の制御装置 |
-
2007
- 2007-05-11 JP JP2007127096A patent/JP2008282500A/ja active Pending
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JPH11220693A (ja) * | 1998-02-02 | 1999-08-10 | Sanyo Electric Co Ltd | 動画像記録装置 |
JP2003319328A (ja) * | 2002-04-22 | 2003-11-07 | Sony Corp | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、情報処理装置の制御プログラム及び情報処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体 |
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