以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態による電子カメラ10を含めて構成した情報提供システムを例示する図である。情報提供システムは、コミュニケーションサイトを運営するサービス提供者が、サービス利用者によってサイト内の電子掲示板に書き込まれた情報や、サービス利用者によってサイト上に登録された画像に関する情報を、他のサービス利用者へ提供するためのシステムである。図1において、ネットワークに管理サーバ11、端末(PC)12、アクセスポイント13がそれぞれ接続されている。
管理サーバ11は、サービス提供者によってデータセンターなどに配置される。管理サーバ11は、サービス利用者ごとの管理情報、登録された画像情報、および書き込み情報などを管理する。情報の記録は、不図示の記録装置で行う。PC12はサービス利用者が自宅などに保有するインターネットアクセス端末(たとえば、パーソナルコンピュータ)であり、インターネットを介して管理サーバ11へアクセス可能に構成される。
アクセスポイント13は、サービス提供者または通信事業者によって交通ターミナルや店舗等に設けられた無線アクセス端末である。電子カメラ10が通信機能を有する場合、サービス利用者はアクセスポイント13を介して管理サーバ11へアクセス可能である。
上記情報提供システムにおいて、サービス利用者は以下のいずれかの態様によって管理サーバ11へアクセスし、情報提供サービスを利用する。
(1)サービス利用者は、端末12からインターネットに接続して情報提供サービスを利用する。電子カメラ10および端末12間をUSBケーブルなどで接続し、電子カメラ10内のデータを管理サーバ11へ送信可能にする。
(2)サービス利用者は、端末12からインターネットに接続して情報提供サービスを利用する。電子カメラ10に装着されている記録媒体10Aを、電子カメラ10から取り出して端末12のカードスロット(不図示)へ実装し、記録媒体10A内のデータを管理サーバ11へ送信可能にする。この場合、電子カメラ10および端末12間の接続は不要である。
(3)サービス利用者は、電子カメラ10をアクセスポイント13経由でインターネットに接続し、情報提供サービスを利用する。アクセスポイント13との間で通信が成立した電子カメラ10は、電子カメラ10内のデータを管理サーバ11へ送信可能にする。
(4)サービス利用者は、不図示の携帯電話機などのモバイル端末からインターネットに接続して情報提供サービスを利用する。当該携帯電話機がカメラ機能を備えている場合、撮影画像のデータを管理サーバ11へ送信可能にする。
上述した情報提供システムは、サービス利用者から登録された画像を当該画像の撮影地に応じて所定エリア単位にグループ分けする。撮影地情報は、登録された画像ファイルのExif情報として記録されている位置情報(たとえば、撮影時にGPS機器を用いて取得された位置情報)、または当該画像の登録時にサービス利用者によって入力された位置情報(住所など)を用いる。
サービス利用者は、コミュニケーションサイト内に上記所定エリアごとに設けられた掲示板に書き込みを行うことにより、当該撮影地近傍の情報を他のサービス利用者との間で交換したり、他のサービス利用者が登録した画像を閲覧したりする。
図2は、電子カメラ10の要部構成を例示するブロック図である。図2において、タイミングジェネレータ(TG)105は、メインCPU108から送出される指示に応じて、タイミング信号をドライバ104、AFE(Analog Front End)回路102、A/D変換回路103および画像処理回路106へ供給する。ドライバ104は、撮像素子101で必要とされる駆動信号を供給する。
撮影レンズLは、撮像素子101の撮像面に被写体像を結像させる。撮像素子101は、画素に対応する複数の光電変換素子を備えたCCDイメージセンサなどによって構成され、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号を出力する。
AFE回路102は、撮像素子101から出力される光電変換信号に対するアナログ処理(ゲインコントロールなど)を行う。A/D変換回路103は、アナログ処理後の撮像信号をディジタル信号に変換する。
メインCPU108は、各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。画像処理回路106は、たとえばASICとして構成され、A/D変換回路103から入力されるディジタル画像信号に対する画像処理を行う。画像処理には、たとえば、輪郭強調や色温度調整(ホワイトバランス調整)処理、画像信号に対するフォーマット変換処理が含まれる。
画像圧縮回路107は、画像処理回路106による処理後の画像信号に対して、JPEG方式で所定の圧縮比率の画像圧縮処理を行う。表示画像作成回路110は、撮像画像を液晶モニタ111に表示させるための表示データを作成する。液晶モニタ111は、表示画像作成回路110から入力される表示データによる再生画像を表示する。表示画像作成回路110は画像表示用データの他、メッセージやメニュー、マークなどを表示するためのデータの作成も行う。これにより、液晶モニタ111に画像以外の情報も表示される。
記録媒体10Aは、電子カメラ10に対して着脱可能なメモリカードなどで構成される。記録媒体10Aには、メインCPU108からの指示によって撮影画像のデータ、およびその撮影情報を含む画像ファイルが記録される。記録媒体10Aに記録された画像ファイルは、メインCPU108からの指示によって読み出しが可能である。
バッファメモリ109は、画像処理前後および画像処理途中のデータを一時的に格納する他、記録媒体10Aへ記録する前の画像ファイルを格納したり、記録媒体10Aから読み出した画像ファイルを格納したりするワークメモリとして使用される。
操作部材113は、電子カメラ10の操作ボタン類に対応し、各ボタンの押下操作に対応する操作信号をメインCPU108へ出力する。無線インターフェイス116は、メインCPU108からの指示により外部機器(アクセスポイント13に備えられる端末等)との間で無線LAN通信、赤外線通信、および光通信などのいずれかの通信方式によってデータを送受信する。外部インターフェイス112は、メインCPU108からの指示により外部機器(パーソナルコンピュータやクレードル等)との間で不図示のケーブルを介してデータを送受信する。
GPS装置114は、メインCPU108からの指示に応じてGPS衛星からの電波を受信し、受信信号をメインCPU108へ出力する。メインCPU108は、GPS装置114からの受信信号に基づいて所定の演算を行い、電子カメラ10の測位情報(緯度、経度、高度)を検出する。
方位センサ115は、メインCPU108からの指示に応じて地磁気を検出し、検出した地磁気に基づいて電子カメラ10が向いている方向、すなわち、撮影レンズLの光軸が向いている方位を求め、求めた方位を示す信号をメインCPU108へ出力する。方位センサ115によって検出される方位は、電子カメラ10による撮影方位に対応する。
上記電子カメラ10は、撮影時に取得した画像データに、測位情報、後述するマークの種類を示す情報、および当該撮影画像に関する情報などを含む付加情報を付加した画像ファイルを生成するように構成されている。具体的には、JPEG形式の画像データを画像データ部に格納し、付加情報を付加情報部に格納したExif形式の画像ファイルを生成する。
<電子カメラの再生表示>
電子カメラ10が画像ファイルを用いて液晶モニタ111に情報を表示する再生動作について、液晶モニタ111の表示を例に説明する。図3は、電子カメラ10を液晶モニタ111(背面)側から見た図である。図3において、電子カメラ10の背面に液晶モニタ111が配設され、液晶モニタ111の横にズームスイッチ113b、メニュースイッチ113c、その他操作スイッチ113d、113e、113gおよびダイヤル113fが設けられている。リング状に構成されたダイヤル113fは、回転操作に応じた回転操作信号と、押下操作に応じた押下位置信号とを発生する。決定スイッチ113gの配設位置はダイヤル113fの中央部である。また、電子カメラ10の上面にはレリーズボタン113aが配設される。
液晶モニタ111には地図画像が表示されている。電子カメラ10は、たとえば、次の5項目のうち、メニュー設定によって指示されている項目に対応するエリアの地図を液晶モニタ111に表示する。
1.電子カメラ10の現在地(GPS装置114からの受信信号に基づいて演算した位置)を含む地図
2.最後に(前回)液晶モニタ111に表示したエリアの地図
3.最後の(前回)撮影時に測位した(GPS装置114からの受信信号に基づいて演算した)位置を含む地図
4.あらかじめ定められているエリアの地図
5.操作部材113からの操作信号によって指示されるエリアの地図
地図画像表示に必要な地図情報は、無線インターフェイス116または外部インターフェイス112を介して外部機器から受信可能に構成されている。受信した地図のデータは、記録媒体10Aに記録することも可能である。
図3に例示した液晶モニタ111の表示画像には、地図画像に重ねてマーク21〜マーク26、ポインタ31、およびコマ数表示32がそれぞれ表示されている。マーク21〜マーク26は、各マークに対応する位置で撮影された画像が電子カメラ10内に存在することを示す。具体的には、マーク21〜マーク26の表示位置に対応する測位情報を関連づけて保存された画像ファイルが記録媒体10A内に記録されている場合に、電子カメラ10が測位情報で示される位置(撮影位置)にマークを表示する。
マークは、通常の丸印マークの他にレストランマーク21やハートマーク22など、形状や色が異なる複数種類の中から撮影位置ごとに選択されたマークが表示される。電子カメラ10は、撮影画像に関連づけて記録媒体10A内に記録されているマークの種類を示す情報を読み出し、この読み出し情報が示す種類のマークを液晶モニタ111上の地図画像に重ねて表示させる。
マークの大きさは、当該マークに対応する位置で撮影された画像数に応じて変化するように表示制御される。電子カメラ10は、たとえば、近接するマークが重なってしまう場合や、同位置で撮影された画像数が多い場合にはマークを大きく表示させる。
液晶モニタ111に表示する地図画像の表示範囲(すなわち、地図の縮尺率)は、ズームスイッチ113bからの操作信号に応じて変化する。電子カメラ10は、ズームスイッチ113bがテレ側(T)に操作されると縮尺率を下げ(拡大表示)、ワイド側(W)に操作されると縮尺率を高める(縮小表示)ように表示制御する。
電子カメラ10は、地図画像の縮尺率を下げたことによって近接するマークの重なりを解消できる場合に、拡大表示前に大きく表示していたマークを小さな複数のマークに分けて表示させる。
ポインタ31は、液晶モニタ111の表示画面内を移動自在に表示制御される。電子カメラ10は、ダイヤル113fからの押下位置信号に応じて、ポインタ31を押下位置方向へなめらかに移動させる。たとえば、ダイヤル113fの右側が押下される場合、ポインタ31を現表示位置より右方向へ移動させる。ダイヤル113fの右側が押下され続ける場合はポインタ31をさらに右側へ移動させ、ポインタ31が表示画面の右側へ到達した状態でダイヤル113fの右側がさらに押下される場合、表示する地図画像を左方向へスクロールさせる。これにより、地図画像の表示されていなかった右側部分が新たに液晶モニタ111に表示される。
電子カメラ10は、ダイヤル113fの上側、左側、下側が押下される場合もそれぞれ同様に表示制御を行う。なお、ダイヤル113fの斜め上側、斜め下側が押下される場合には、それぞれの方向に地図画像がスクロールするように表示制御を行う。
電子カメラ10はさらに、ダイヤル113fが回転操作された場合にもポインタ31を移動させる。この場合のポインタ31の移動は、液晶モニタ111に表示されているマーク間をジャンプするように直接移動する。電子カメラ10は、たとえば、ダイヤル113fが右回りに回転操作される場合、ポインタ31を現表示位置から最寄りのマーク上へ移動させる。ダイヤル113fがさらに右回りに回転操作される場合、ポインタ31を現表示位置から右寄りのマーク上へ直接移動させる。反対に、ダイヤル113fが左回りに回転操作される場合、ポインタ31を現表示位置から左寄りのマーク上へ直接移動させる。なお、メニュー設定操作に応じて、撮影地を示すマークに対応する画像の撮影順に、ポインタ31を現表示位置から他のマークへ移動させるように構成してもよい。ダイヤル113fが右回りに回転操作される場合、後に撮影された画像の撮影地を示すマーク上へポインタ31を移動させ、ダイヤル113fが左回りに回転操作される場合、先に撮影された画像の撮影地を示すマーク上へポインタ31を移動させる。
電子カメラ10は、ポインタ31がマーク上に重ねられた状態で所定時間(たとえば0.5秒)が経過する場合、当該マークに対応する位置で撮影されたサムネイル画像を記録媒体10Aから読み出して液晶モニタ111に表示する。図4は、この場合の液晶モニタ111上の表示画像を例示する図である。図4において、マーク23上にポインタ31が重ねられ、マーク23およびポインタ31を隠さない位置にサムネイル画像および撮影日時が地図画像上に重ね表示される。
サムネイル画像41を表示した状態で決定スイッチ113gが押下操作された場合、電子カメラ10は、当該サムネイル画像41の表示サイズを大きく伸ばして液晶モニタ111の表示範囲いっぱいに表示させる(全画面表示)。全画面表示中にズームスイッチ113bが押下操作された場合、電子カメラ10は全画面表示前のサムネイル画像表示(図4)に戻す。
ポインタ31が大きなマーク(同位置で撮影された画像数が多い)上に所定時間重ねられた場合、電子カメラ10は当該マークに対応する位置で撮影された複数のサムネイル画像を記録媒体10Aからそれぞれ読み出して液晶モニタ111に表示する。図5は、この場合の液晶モニタ111上の表示画像を例示する図である。図5において、マーク26上にポインタ31が重ねられ、マーク26およびポインタ31を隠さない位置に複数のサムネイル画像42〜44および撮影日時が地図画像上に重ねてリスト表示される。
複数のサムネイル画像42〜44を表示した状態で決定スイッチ113gが押下操作された場合、電子カメラ10は、たとえばサムネイル画像42を選択し、他のサムネイル画像と異なる態様で表示する。異なる態様表示は、たとえば、撮影日時表示部の色を選択画像と非選択画像とで異ならせたり、選択サムネイル画像をカラー表示して非選択サムネイル画像をモノクロ表示したりする。
電子カメラ10は、ダイヤル113fからの押下位置信号に応じて、複数のサムネイル画像中の選択位置を上下方向へなめらかに移動させる。たとえば、ダイヤル113fの下側が押下される場合、選択位置を下方向へ移動させる。ダイヤル113fの下側が押下され続ける場合は選択位置をさらに下側へ移動させ、選択位置が表示画面の下側(図5においてサムネイル画像44)へ到達した状態でダイヤル113fの下側がさらに押下される場合、表示するサムネイル画像を上方向へスクロールさせる。これにより、表示されていなかったサムネイル画像が新たに液晶モニタ111に表示され、このサムネイル画像が選択される。
いずれかのサムネイル画像を選択している状態で決定スイッチ113gが押下操作された場合、電子カメラ10は、当該サムネイル画像の表示サイズを大きく伸ばして液晶モニタ111の表示範囲いっぱいに表示させる(全画面表示)。全画面表示中にズームスイッチ113bが押下操作された場合、電子カメラ10は全画面表示前のサムネイル画像表示に戻す。この場合、選択位置は維持される。
さらにズームスイッチ113bが押下操作された場合、電子カメラ10はリスト表示しているサムネイル画像のいずれも非選択とし、図5のサムネイル画像表示に戻す。これによりダイヤル113fからの押下位置信号は、ポインタ31の移動指示として扱われる。
<サービス利用者の端末へ提供する情報>
サービス利用者の端末12が情報提供システムの管理サーバ11のURL(Uniform Resource Locator)をアクセスすると、管理サーバ11は、図6に例示するトップページ画面を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。なお、本説明では、端末12側のブラウジングプログラムによって設けられるボタン類(たとえば、「進む」、「戻る」、「ホーム」等)の図示および説明は省略する。
図6において、画面上部にメニューボタン61〜64がそれぞれ表示される。ボタン61は、端末12から管理サーバ11へ当該トップページ画面の表示に必要な情報を要求するボタンである。ボタン62は、後述するマイページ画面の表示に必要な情報を要求するボタンである。ボタン63は、後述する画像登録用ページ画面の表示に必要な情報を要求するボタンである。ボタン64は、後述する写真検索用ページ画面の表示に必要な情報を要求するボタンである。上記ボタン61〜64には、それぞれ対応するページ画面情報へのリンクが張られている。
新着ボックス65には、サービス利用者によって新たに管理サーバ11へ登録された画像のサムネイルが表示される。ボックス65内のサムネイルには、それぞれ対応する登録画像の詳細表示データへのリンクが張られている。お知らせボックス66には、サービス提供者からサービス利用者へのお知らせ情報が表示される。お知らせ情報には、対応するお知らせ内容の表示情報へのリンクが張られている。画面にはポインタ131も表示される。ポインタ131の表示位置は、ポインタ操作部材(不図示)からの操作信号に応じて端末12が移動制御する。
<マイページ>
管理サーバ11は、ボタン62に対応する信号(ポインタ131をボタン62に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、マイページ画面を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。図7は、端末12に表示された利用者名「たろう」のマイページ画面を例示する図である。図7において、ボタン61〜64は図6の場合と同様である。利用者像71は、「たろう」として管理サーバ11に登録されている写真またはイラストが表示される。写真履歴ボックス72には、「たろう」によって管理サーバ11に登録された写真の履歴情報が表示される。友人リストボックス73には、「たろう」によって管理サーバ11に登録された友人情報が表示される。友人リストボックス73内の友人情報には、それぞれ対応する友人のページ画面データへのリンクが張られている。
友人の写真ボックス74には、上記友人によって新たに管理サーバ11へ登録された画像情報が表示される。画像情報には、それぞれ対応する登録画像の詳細表示データへのリンクが張られている。参加コミュニティボックス75には、「たろう」が参加するコミュニティの名称が表示される。本実施形態では、所定地域ごとにコミュニティが形成される。サービス利用者が管理サーバ11へ画像を登録すると、このサービス利用者は当該画像の撮影地を含むコミュニティに自動的に参加する。本例の場合、「たろう」は「栃木県日光市」で撮影した画像、および「東京都渋谷区」で撮影した画像をそれぞれ登録していることから、これらの地域コミュニティに参加する。
撮影地は、登録された画像ファイルが有する測位情報を用いて管理サーバ11が特定する。参加コミュニティボックス75内のコミュニティ名称には、それぞれ対応する書き込み画面データへのリンクが張られている。質問ボックス76には、サービス利用者によって書き込まれた質問情報が表示される。質問ボックス76内の質問情報には、それぞれ対応する書き込み画面データへのリンクが張られている。
<友人のページ>
管理サーバ11は、友人リストボックス73(図7)内の友人名(たとえば、「さちこ」)に対応する信号(ポインタ131を友人名に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、友人のページ画面を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。図8は、端末12に表示された「さちこ」のページ画面を例示する図である。友人像81は、「さちこ」として管理サーバ11に登録されている写真またはイラストが表示される。友人リストボックス83には、「さちこ」によって管理サーバ11に登録された友人情報が表示される。友人リストボックス83内の友人情報には、それぞれ対応する友人のページ画面データへのリンクが張られている。写真履歴ボックス82には、「さちこ」によって登録された写真の履歴情報が表示される。写真履歴ボックス82内の履歴情報には、対応する登録画像の詳細表示データへのリンクが張られている。
<コミュニティ>
管理サーバ11は、参加コミュニティボックス75(図7)内のコミュニティ名(たとえば、「栃木県日光市」)に対応する信号(ポインタ131をコミュニティ名に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、コミュニティ画面を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。図9は、コミュニティ画面を例示する図である。図9において、「たろう」の書き込み(上段)を読んだ「はなこ」がコメントを書き込み(中段)、「はなこ」の書き込みを読んだ「たろう」がさらにコメントを書いている(下段)。なお、最初の「たろう」の書き込み(上段)内容は、「たろう」が画像を登録した際に登録画像に関連付けたコメントであり、「No.13339」は登録画像を示す番号である。なお、各書き込み欄において「コメントを書く」には、コメント書き込み画面データへのリンクが張られている。
「はなこ」の書き込み(中段)において、登録画像を示す情報「栃木県日光市 No.9894」が含まれている。管理サーバ11は、書き込み内容に登録済みの画像情報が含まれている場合、その画像情報(本例では「栃木県日光市 No.9894」)に対し、登録画像の撮影地に対応する地図データへのリンクを張る。
<地図表示>
本実施形態の管理サーバ11は、サービス利用者によって画像が登録された場合、上述したようにコミュニティを形成した地域の地図画像表示データを他の地図画像管理サーバ(不図示)から取得して管理する。管理サーバ11は、「栃木県日光市 No.9894」に対応する信号(ポインタ131を当該画像情報に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、対応する地図画像を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。
図10は、端末12における地図画像表示を例示する図である。図10において、図3に例示した電子カメラの再生表示と同様に、地図画像に重ねて撮影地マーク121およびポインタ131がそれぞれ表示されている。マーク121は、登録画像「No.9894」の撮影位置を示す。管理サーバ11は、登録画像ファイルが有するマークの種類を示す情報を用いて地図画像にマーク121を付加する。マーク121には、対応するサムネイル表示データへのリンクが張られている。また、マーク121は地図画像の表記内容がわかるように、塗りつぶしでなく透過性を持たせて表示される。
なお、表示中の地図範囲内に複数の撮影地が含まれる場合に複数のマーク121を地図画像に付加する点、およびマーク121の大きさを当該マークに対応する位置で撮影された画像数に応じて変化させる点は、<電子カメラ10の再生表示>の場合と同様である。
撮影地マーク121を1つにまとめる基準の例として、たとえば縮尺が1/3000の地図で半径10mの円内に含まれる撮影地は、1つのマーク121でまとめるものとする。この場合、円の中心となる点の座標はあらかじめ地図上で決められている。なお、最初に登録(投稿)された画像の撮影地を基準として、その周囲に円の中心となる座標を逐次定めるようにしても構わない。
管理サーバ11は、撮影地マーク121に対応する信号(ポインタ131をマーク121に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、対応するサムネイル141をマーク121の一部にかかるように地図画像上に重ねて表示させる。サムネイル141は付記事項を含む。付記事項は後述する「コメント」の一部である。図10は、この状態を例示している。サムネイル141には、対応する登録画像の詳細表示データへのリンクが張られている。
なお、ポインタ131が大きな表示マーク(同位置または近傍で撮影された画像数が多い)に重ねられた場合に複数のサムネイル画像を並べて表示させる点も、<電子カメラ10の再生表示>の場合と同様である。この場合、ポインタ131が重ねられたサムネイルのみについて付記事項を表示する。
<画像閲覧>
管理サーバ11は、サムネイル141に対応する信号(ポインタ131をサムネイル141に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、対応する登録画像を端末12の表示装置に表示させる。図11は、登録画像の詳細表示画面を例示する図である。図11において、該登録画像の登録者である「はなこ」が画像登録する際に該画像に関連付けた「コメント」の内容がコメント154として表示される。コメント154の上部における「No.9894」は該画像の登録番号である。
コメント154の下部「コメントを書く」には、コメント書き込み画面データへのリンクが張られるため、コメントを見た他の利用者が新たな書き込みを行うこともできる。「はなこ」によるコメント154の中に、登録画像を示す情報「No.9895」および「No.9896」が含まれている。管理サーバ11は、書き込み内容に登録済みの画像情報が含まれている場合、その画像情報(本例では「No.9895」および「No.9896」)に対し、それぞれ対応する登録画像の詳細表示データへのリンクを張る。
管理サーバ11は、「No.9895」または「No.9896」に対応する信号(ポインタ131を当該画像情報に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、対応する登録画像を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。この場合の表示画面は、図11の場合と同様である。
<質問>
管理サーバ11は、質問ボックス76(図7)内の質問情報(たとえば、「No.10234」)に対応する信号(ポインタ131を質問情報に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、質問画面を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。図12は、質問画面を例示する図である。図12において、「よしこ」の書き込み(上段の質問)を読んだ「たろう」がコメント(下段の回答)を書いている。
「たろう」の書き込み(下段の回答)において、登録画像を示す情報「栃木県日光市 No.13339」が含まれている。管理サーバ11は、書き込み内容に登録済みの画像情報が含まれている場合、その画像情報(本例では「栃木県日光市 No.13339」)に対し、登録画像の撮影地に対応する地図データへのリンクを張る。なお、各書き込み欄の「返信する」には、コメント書き込み画面データへのリンクが張られている。
管理サーバ11は、「栃木県日光市 No.13339」に対応する信号(ポインタ131を当該画像情報に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、対応する地図画像を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。図13は、他の地図画像表示を例示する図である。
図13において、地図画像に重ねて撮影地マーク121およびポインタ131がそれぞれ表示されている。マーク121が登録画像「No.13339」の撮影位置を示す点、および登録画像ファイル中のマークの種類を示す情報を用いて地図画像にマーク121を付加する点、およびマーク121に対応するサムネイル表示データへのリンクが張られる点は、それぞれ図10の場合と同様である。
<友人の写真閲覧>
管理サーバ11は、友人の写真ボックス74(図7)内の画像情報に対応する信号(ポインタ131を当該画像情報に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、対応する登録画像を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。この場合の表示画面は、図11の場合と同様である。
<画像登録>
管理サーバ11は、ボタン63に対応する信号(ポインタ131をボタン63に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、写真投稿画面を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。図14は、端末12に表示された写真投稿画面を例示する図である。図14において、ボタン61〜64は図6および図7の場合と同様である。
管理サーバ11は、ボタン142に対応する信号(ポインタ131をボタン142に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、不図示の入力ウィンドウを端末12の表示装置(不図示)に表示させる。利用者は、当該ウィンドウ内で、登録(投稿)しようとする画像ファイルの格納位置を示すパス情報を入力する。端末12は、入力されたパス情報に基づいて画像ファイルを読み出し、そのサムネイル143を表示装置(不図示)に表示させる。
利用者は、情報入力テーブル144内に、登録(投稿)しようとする画像ファイルに関連付ける情報を入力する。入力情報は、少なくとも利用者名:ニックネーム(たとえば、「たろう」)、住所、タイトル名、Exif情報の取り扱い指示、およびコメントを含む。
本実施形態では、住所が入力されない場合、登録(投稿)しようとする画像ファイルの測位情報を用いて住所が自動生成される。なお、利用者が入力した住所と自動生成された住所とが不一致の場合、どちらを優先して選ぶかを利用者の指示によって選択することが可能に構成されている。
また、本実施形態では、Exif情報の取り扱いとして、GPS情報(この場合は撮影位置情報)を登録画像とともに閲覧可能にするか否かを選択することが可能に構成されている。情報入力テーブル144において「公開する」がチェックされた場合、管理サーバ11は本サービス利用者の全員に対して撮影位置情報を閲覧可能とする。具体的には、図11に例示した登録画像の表示画面において、Exif情報表示欄153に緯度、経度などの位置情報を含めて表示する。
情報入力テーブル144において「友人のみ公開する」がチェックされた場合、管理サーバ11は、本サービス利用者のうち投稿者の友人リストボックス73(図7)に登録されている友人に対してのみ撮影位置情報を閲覧可能とする。友人でないサービス利用者には、図11に例示したExif情報表示欄153のうち緯度、経度などの位置情報をブランク表示する。
情報入力テーブル144において「公開しない」がチェックされた場合、管理サーバ11が本サービス利用者の全員に対して撮影位置情報を閲覧不可とする。この場合、全てのサービス利用者に対し、図11に例示したExif情報表示欄153のうち緯度、経度などの位置情報をブランク表示する。
また、GPS情報を除く他のExif情報について、登録画像とともに閲覧可能にするか否かを選択できる。情報入力テーブル144において「公開する」がチェックされた場合、管理サーバ11は本サービス利用者の全員に対して撮影情報(当該画像を撮影したカメラの設定情報など)を閲覧可能とする。具体的には、図11に例示したExif情報表示欄153に撮影情報を表示する。
情報入力テーブル144において「友人のみ公開する」がチェックされた場合、管理サーバ11が本サービス利用者のうち、投稿者の友人リストボックス73(図7)に登録されている友人に対してのみ撮影情報などを閲覧可能とする。友人でないサービス利用者には、図11に例示したExif情報表示欄153のうち撮影情報などをブランク表示する。
情報入力テーブル144において「公開しない」がチェックされた場合、管理サーバ11が本サービス利用者の全員に対して撮影情報などを閲覧不可とする。この場合、全てのサービス利用者に対し、図11に例示したExif情報表示欄153の撮影情報などをブランク表示する。
図15は、情報入力テーブル144において「友人のみ公開する」がチェックされ登録された登録画像を表示する場合の表示画面を例示する図である。図15において、管理サーバ11は、パスワード入力ボックス151を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。友人リストとして登録された友人(たとえば、「はなこ」、「さちこ」)には、あらかじめ「たろう」のGPS情報を閲覧するためのパスワードが知らされている。管理サーバ11は、「はなこ」または「さちこ」が操作する端末12から正しいパスワード情報を受けた場合のみ、当該端末12の表示装置に図11に例示した位置情報を表示させる。
なお、投稿者の友人リストボックス73(図7)に登録されている友人がログインした端末12からの閲覧要求であれば、パスワードを用いることなくGPS情報を閲覧可能としても構わない。
さらにまた、携帯電話機などのモバイル端末、または端末12からインターネットに接続して情報提供サービスを利用する場合、Exif情報を登録画像とともに転送可能にするか否かを選択できる。情報入力テーブル144において「許可する」がチェックされた場合、管理サーバ11は、登録画像をモバイル端末等へ転送する際にExif情報を含めて転送する。情報入力テーブル144において「許可しない」がチェックされた場合の管理サーバ11は、登録画像を転送する際にExif情報を含めずに転送する。
情報入力テーブル144において「コメント」欄に入力された情報は、図10および図13に例示したように登録画像をサムネイル表示する場合、ならびに図11および図15に例示したように登録画像を詳細表示する場合に、それぞれ画像とともに表示される。
管理サーバ11は、登録後所定期間が経過した画像について、ログ倉庫と呼ばれる保管用サーバ(不図示)へ移管するように構成されている。また、登録後の経過期間が所定期間に満たない場合であっても、サービス利用者から閲覧されない(または閲覧回数が所定数に達しない)画像や、登録画像数が所定数を超えた場合であって登録日が古い画像を対象に、ログ倉庫へ順次移管するように構成してもよい。なお、ログ倉庫へ登録画像を移管する場合は、サービス利用者に対してメールや「マイページ画面」に提供するお知らせ情報によって通知が行われる。
<画像検索>
管理サーバ11は、ボタン64に対応する信号(ポインタ131をボタン64に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、写真検索画面を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。図16は、端末12に表示された写真検索画面を例示する図である。図16において、ボタン61〜64は図6、図7および図14の場合と同様である。本実施形態では、サービス利用者が登録画像を閲覧する場合、1.地図から探す方法、2.地名から探す方法、3.検索ワードから探す方法のうち、いずれか1つを選択可能である。
(地図から探す)
写真検索画面において「地図から探す」がチェックされた状態で、検索ボタン161に対応する信号(ポインタ131をボタン161に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、管理サーバ11は、当該端末12の表示装置(不図示)に周知の広域地図を表示させる。サービス利用者は、ポインタ操作部材(不図示)を操作して広域地図画面上で任意の地域を指定する。管理サーバ11は、指定位置を示す信号を端末12から受けると、指定位置を含む詳細な地図を端末12の表示装置に表示させる。これを繰り返すことにより、サービス利用者の端末12にサービス利用者が望む地域の地図がサービス利用者が望む縮尺で表示される。
管理サーバ11は、端末12の表示装置に表示させた地図に登録画像の撮影地が含まれている場合、地図画像に重ねて撮影地マーク121を表示させる。この結果、図10および図13に例示した地図画像がサービス利用者の端末12の表示装置(不図示)に表示される。マーク121に対応するサムネイル表示データへのリンクを張る点、および地図画像を表示させた以降の処理(マーク121が示す地点で撮影された登録画像のサムネイル表示、該登録画像の詳細表示など)は、上述した<地図表示>の項で説明した内容と同様である。
(地名から探す)
写真検索画面において「地名から探す」がチェックされた状態で、検索ボタン161に対応する信号(ポインタ131をボタン161に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、管理サーバ11は、所在地入力ボックス(不図示)を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。サービス利用者は、操作部材(不図示)を操作して任意の所在地情報(住所、郵便番号、または固定電話の番号)を入力する。
管理サーバ11は、所在地情報を示す信号を端末12から受けると、該当地域を含む詳細な地図を端末12の表示装置に表示させる。これにより、サービス利用者の端末12にサービス利用者が望む地域の地図が表示される。表示させた地図に重ねて撮影地マーク121を表示させる点、マーク121に対応するサムネイル表示データへのリンクを張る点、および地図画像を表示させた以降の処理(マーク121が示す地点で撮影された登録画像のサムネイル表示、該登録画像の詳細表示など)は、上述した<地図表示>の項で説明した内容と同様である。
(検索ワードから探す)
写真検索画面において「検索ワードから探す」がチェックされたことを示す信号を端末12から受けると、管理サーバ11は、図16のようにワード入力ボックス162〜164を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。サービス利用者は、操作部材(不図示)を操作して入力ボックス162〜164の少なくとも1つに任意のワードを入力する。管理サーバ11はさらに、検索ボタン161に対応する信号(ポインタ131をボタン161に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、登録画像の中から入力ワードに合致するものを抽出し、抽出結果を図17に例示するようにサービス利用者の端末12の表示装置に表示させる。
管理サーバ11は、入力ボックス162にワードが入力された場合、情報入力テーブル144において「タイトル」欄に入力された情報が上記入力ワードと合致する登録画像を抽出する。また、入力ボックス163にワードが入力された場合、情報入力テーブル144において「ニックネーム」欄に入力された情報が上記入力ワードと合致する登録画像を抽出する。さらに、入力ボックス164にワードが入力された場合、情報入力テーブル144において「コメント」欄に入力された情報の少なくとも一部が上記入力ワードと合致する登録画像を抽出する。管理サーバ11は、入力ボックス162〜164のうち2つ以上にワードが入力された場合、それぞれの条件で抽出された登録画像の中から重複するものをさらに抽出する。
図17において、管理サーバ11は、抽出した画像情報の表示(本例では「No.10110 2006/05/02」および「No.10111 2006/05/04」)に対し、対応する登録画像の詳細表示データへのリンクを張る。管理サーバ11は、「No.10110 2006/05/02」または「No.10111 2006/05/04」)に対応する信号(ポインタ131を当該画像情報に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、対応する登録画像を端末12の表示装置(不図示)に表示させる。これにより、図11および図15に例示したように登録画像が詳細表示される。
<管理サーバによる表示制御>
以上説明した端末12の表示装置(不図示)に表示される画面遷移について、図18〜図24のフローチャートを参照して説明する。管理サーバ11は、端末12からアクセスされると図18のフローチャートに例示される処理を開始させ、以下のように端末12による表示内容を制御する。なお、本説明では端末12側のブラウジングプログラムによって生成されるボタン類(たとえば、「進む」、「戻る」、「閉じる」等)の操作による流れを省略する。
図18のステップS11において、管理サーバ11は、端末12にトップページ画面を表示させてステップS12へ進む(図6)。ステップS12において、管理サーバ11は、端末12側でボタンがクリックされたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12からボタン62〜64のいずれかに対応するページ画面情報を要求されるとステップS12を肯定判定してステップS13へ進む。管理サーバ11は、端末12からボタン62〜64に対応するページ画面情報を要求されない場合にはステップS12を否定判定し、ステップS14へ進む。
ステップS13において、管理サーバ11は、対応するマイページ画面(図7)、写真投稿画面(図14)、写真検索画面(図16)を端末12に表示させる。マイページ画面(図7)を表示させた管理サーバ11は図19のステップS21へ進み、写真投稿画面(図14)を表示させた管理サーバ11は図23のステップS61へ進み、写真検索画面(図16)を表示させた管理サーバ11は図24のステップS71へ進む。
ステップS14において、管理サーバ11は、端末12側でサムネイルがクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS14を肯定判定してステップS15へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS14を否定判定し、ステップS16へ進む。
ステップS15において、管理サーバ11は、対応する地図画像を端末12に表示させて(図10、図13)、図22のステップS51へ進む。一方、管理サーバ11はステップS16において、端末12側でお知らせ表示がクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS16を肯定判定してステップS17へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS16を否定判定し、ステップS12へ戻る。ステップS17において、管理サーバ11は、対応するお知らせ情報を端末12に表示させる。
図19のステップS21において、管理サーバ11は端末12側でボタンがクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12からボタン61、63および64のいずれかに対応するページ画面情報を要求されるとステップS21を肯定判定してステップS22へ進む。管理サーバ11は、端末12からボタン61、63、64に対応するページ画面情報を要求されない場合にはステップS21を否定判定し、ステップS23へ進む。
ステップS22において、管理サーバ11は、対応するトップページ画面(図6)、写真投稿画面(図14)、写真検索画面(図16)を端末12に表示させる。トップページ画面(図6)を表示させた管理サーバ11は図18のステップS12へ進み、写真投稿画面(図14)を表示させた管理サーバ11は図23のステップS61へ進み、写真検索画面(図16)を表示させた管理サーバ11は図24のステップS71へ進む。
ステップS23において、管理サーバ11は、端末12側で友人情報表示がクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS23を肯定判定してステップS24へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS23を否定判定し、ステップS25へ進む。ステップS24において、管理サーバ11は、対応する友人のページ画面を端末12に表示させて(図8)、図20のステップS31へ進む。
ステップS25において、管理サーバ11は、端末12側でコミュニティ名表示がクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS25を肯定判定してステップS26へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS25を否定判定し、ステップS27へ進む。ステップS26において、管理サーバ11は、対応するコミュニティ画面を端末12に表示させて(図9)、図21のステップS41へ進む。
ステップS27において、管理サーバ11は、端末12側で友人の画像情報表示がクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS27を肯定判定してステップS28へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS27を否定判定し、ステップS29へ進む。ステップS28において、管理サーバ11は、対応する登録画像を端末12に詳細表示させる(図11、図15)。
ステップS29において、管理サーバ11は、端末12側で質問情報表示がクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS29を肯定判定してステップS30へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS29を否定判定し、ステップS21へ戻る。ステップS30において、管理サーバ11は、対応する質問画面を端末12に表示させる(図12)。
図20のステップS31において、管理サーバ11は、端末12側で友人情報表示がクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS31を肯定判定して図19のステップS24へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS31を否定判定し、ステップS32へ進む。ステップS32において、管理サーバ11は、端末12側で友人の画像情報表示がクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS32を肯定判定して図19のステップS28へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS32を否定判定し、ステップS31へ戻る。
図21のステップS41において、管理サーバ11は、端末12側で「コメントを書く」表示がクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS41を肯定判定してステップS42へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS41を否定判定し、ステップS43へ進む。ステップS42において、管理サーバ11は、書き込み用画面を端末12に表示させる。管理サーバ11は、端末12から書き込み情報を受けた場合、その内容を上記コミュニティ画面に表示させる。
ステップS43において、管理サーバ11、端末12側で画像情報表示がクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS43を肯定判定し、図18のステップS15へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS43を否定判定し、ステップS41へ戻る。
図22のステップS51において、管理サーバ11は、ポインタ131が撮影地マーク121に重ねられたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS51を肯定判定し、ステップS52へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS51を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。
ステップS52において、管理サーバ11は、対応するサムネイル画像を地図画像上に表示させてステップS53へ進む。ステップS53において、管理サーバ11は、端末12側で上記サムネイル表示がクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS53を肯定判定してステップS54へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS53を否定判定し、ステップS51へ戻る。ステップS54において、管理サーバ11は、対応する登録画像を端末12に詳細表示させる(図11、図15)。
図23のステップS61において、管理サーバ11は端末12側でボタンがクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12からボタン61、62および64のいずれかに対応するページ画面情報を要求されるとステップS61を肯定判定してステップS62へ進む。管理サーバ11は、端末12からボタン61、62、64に対応するページ画面情報を要求されない場合にはステップS61を否定判定し、ステップS63へ進む。
ステップS62において、管理サーバ11は、対応するトップページ画面(図6)、マイページ画面(図7)、写真検索画面(図16)を端末12に表示させる。トップページ画面(図6)を表示させた管理サーバ11は図18のステップS12へ進み、マイページ画面(図7)を表示させた管理サーバ11は図19のステップS21へ進み、写真検索画面(図16)を表示させた管理サーバ11は図24のステップS71へ進む。
ステップS63において、管理サーバ11は、OKボタン145(図14)をクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から登録情報を受けるとステップS63を肯定判定してステップS64へ進む。管理サーバ11は、端末12から登録情報を受けていない場合にはステップS63を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。ステップS64において、管理サーバ11は、登録情報に対応する画像ファイルを登録してステップS61へ戻る。
図24のステップS71において、管理サーバ11は端末12側でボタンがクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12からボタン61、62および63のいずれかに対応するページ画面情報を要求されるとステップS71を肯定判定してステップS72へ進む。管理サーバ11は、端末12からボタン61、62、63に対応するページ画面情報を要求されない場合にはステップS71を否定判定し、ステップS73へ進む。
ステップS72において、管理サーバ11は、対応するトップページ画面(図6)、マイページ画面(図7)、写真投稿画面(図14)を端末12に表示させる。トップページ画面(図6)を表示させた管理サーバ11は図18のステップS12へ進み、マイページ画面(図7)を表示させた管理サーバ11は図19のステップS21へ進み、写真投稿画面(図14)を表示させた管理サーバ11は図23のステップS61へ進む。
ステップS73において、管理サーバ11は、「地図から探す」指示が行われたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から指示された位置の地図表示データを要求された場合にステップS73を肯定判定してステップS74へ進み、地図表示データを要求されない場合にはステップS73を否定判定してステップS75へ進む。ステップS75において、管理サーバ11は、端末12から指示された位置の地図画像を端末12に表示させて図18のステップS15へ進む。
ステップS75において、管理サーバ11は、「地名から探す」指示が行われたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から指示された所在地の地図表示データを要求された場合にステップS75を肯定判定してステップS76へ進み、地図表示データを要求されない場合にはステップS75を否定判定してステップS77へ進む。ステップS76において、管理サーバ11は、端末12に入力された内容(所在地情報)に対応する地図画像を端末12に表示させて図18のステップS15へ進む。
ステップS77において、管理サーバ11は、端末12から受けたワード情報に合致する登録画像を検索してステップS78へ進む。ステップS78において、管理サーバ11は、検索結果を端末12に表示させて(図17)ステップS79へ進む。
ステップS79において、管理サーバ11は、端末12側で画像情報表示がクリック操作されたか否かを判定する。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されるとステップS79を肯定判定して図19のステップS28へ進む。管理サーバ11は、端末12から表示データを要求されない場合にはステップS79を否定判定し、ステップS71へ戻る。
以上説明した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)管理サーバ11は、書き込み内容に含まれる「栃木県日光市 No.9894」に対応する信号(ポインタ131を当該画像情報に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、対応する地図画像を端末12の表示装置(不図示)に自動表示させるようにした。コミュニティ画面から地図画像への表示切り替え操作が行いやすい。
(2)管理サーバ11はさらに、撮影地マーク121に対応する信号(ポインタ131をマーク121に重ねたことを示す信号)を端末12から受けると、対応するサムネイル141をマーク121の一部にかかるように地図画像上に重ねて自動表示させる(図10)。サムネイル141には「コメント」として画像登録時に登録されたメッセージ内容を含めるようにしたので、画像の撮影地点に関連づけてメッセージを表示できる。マーク121の一部にかかるように表示させるので、マーク121を覆い隠すことがなく、撮影地点がわからなくなることがない。
(3)画像およびコメントを撮影地点に関連付けて表示することで、画像、コメントを地図上で離れた位置に表示するよりわかりやすい。
(変形例1)
上述した説明では、ステップS28(図19)およびステップS54(図22)において、全てのサービス利用者が登録画像を閲覧できるようにした。この代わりに、登録画像を投稿した投稿者の友人リストボックス73(図7)に登録されている友人がログインした端末12からの閲覧要求の場合のみ、管理サーバ11が当該端末12に登録画像を詳細表示させる構成としても構わない。この場合の管理サーバ11は、友人でないサービス利用者がログインした端末12からの閲覧要求に対し、たとえば、「この画像は詳細表示できません。」というメッセージを当該端末12に表示させるとよい。
変形例1によれば、友人リストボックス73に登録した友人のみに登録画像の閲覧を制限できる。
(変形例2)
サービス利用者が閲覧希望した場合に、投稿者が閲覧可否を指示するように構成してもよい。図25は、情報提供システムが行う処理の流れを説明するフローチャートである。図10または図13に例示するサムネイルを表示した端末12A(閲覧希望者)は、当該画像の詳細表示を希望する場合、ステップS101において、当該画像の登録番号を含む閲覧希望メッセージを管理サーバ11(サイト管理者)へ送信する。
ステップS102において、管理サーバ11(サイト管理者)は、当該画像を投稿した登録者(端末12B)へ閲覧希望メッセージを転送する。ステップS103において、端末12B(登録者)は、閲覧可否メッセージを管理サーバ11(サイト管理者)へ返信する。
登録者から閲覧可を示す返信を受けた管理サーバ11(サイト管理者)は、ステップS104において閲覧を許可し、端末12B(登録者)からのメッセージと当該画像を詳細表示するためのデータのURL(Uniform Resource Locator)とを含む情報を端末12A(閲覧希望者)へ返信する。ステップS106において、管理サーバ11は、対応する登録画像を当該URLをアクセスした端末12Aに詳細表示させる(図11、図15)。
一方、登録者から閲覧否を示す返信を受けた管理サーバ11(サイト管理者)は、ステップS105において閲覧を拒否し、端末12B(登録者)からのメッセージを含む情報を端末12A(閲覧希望者)へ返信する。この場合の端末12Aは、登録画像を詳細表示できない。
変形例2によれば、閲覧希望メッセージを送信した閲覧希望者のうち、登録者が閲覧可を伝えた相手のみに登録画像の閲覧を制限できる。
(変形例3)
変形例2のステップS104の代わりに、端末12B(登録者)からのメッセージとパスワードとを含む情報を端末12A(閲覧希望者)へ返信するようにしてもよい。この場合の管理サーバ11は、ステップS106において、正しいパスワード情報を受けた場合のみ、対応する登録画像を端末12Aに詳細表示させる(図11、図15)。
変形例3の場合にも、閲覧希望メッセージを送信した閲覧希望者のうち、登録者が閲覧可を伝えた相手のみに登録画像の閲覧を制限できる。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。説明に用いた実施形態および変形例1〜変形例3は、それぞれを適宜組合わせて構成しても構わない。