JP2008281310A - 粉粒体処理装置、その乾燥処理ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】粉粒体を高温高湿気体で加熱処理しても結露させることなく袋詰などすることができる構造の粉粒体処理装置を提供する。
【解決手段】加熱処理室WC内で粉粒体PDが高温高湿気体により加熱処理され、これで高温高湿となった粉粒体PDが乾燥処理室DC内で低湿気体により乾燥される。このため、高温高湿気体により加熱処理した粉粒体PDを結露させることなく袋詰などすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、粉粒体を加熱処理するための粉粒体処理装置に関し、特に、高温高湿気体で粉粒体を撹拌して加熱処理する粉粒体処理装置、その乾燥処理ユニット、に関する。
現在、高温気体で粉粒体を撹拌して加熱処理する粉粒体処理装置が、食品からなる粉粒体の殺菌や乾燥などに利用されている。このような粉粒体処理装置の一従来例を図7を参照して以下に説明する。
ここで例示する粉粒体処理装置10は、上下方向と軸心方向が略平行な円筒形の加熱処理室11が形成されている加熱処理機構12と、所定温度の高温気体を生成する高温生成部13と、加熱処理室11の内部に上方から粉粒体PDを導入する粉粒体噴射機構14と、加熱処理室11の内部に下方から高温気体を導入する気体導入機構15と、を有する。
より詳細には、加熱処理室11の底部には、気体導入機構15により高温気体が導入される多数の開口孔が形成されている。その開口孔が加熱処理室11の軸心を中心に一方に回転する方向に傾斜している。
なお、加熱処理室11の上端には、高温気体の排気管16も配管されている。この排気管16にはサイクロン機構17も挿入されている。また、加熱処理機構12の底部側方には、粉粒体PDの搬出口18も形成されており、この搬出口18には開閉扉19も設置されている。
この粉粒体処理装置10では、加熱処理室11に下面から導入される高温気体が旋回する。そこに上方から粉粒体PDが導入される。このため、旋回しながら上方に噴射される高温気体により粉粒体PDは撹拌されながら加熱処理される。
なお、加熱処理された粉粒体PDは、開閉扉19の開放により加熱処理室11の底部から外部に搬出される。また、加熱処理室11に導入された高温気体は上部の排気管16により外部に排気される。このとき、排気される高温気体に混入している粉粒体PDは、サイクロン機構17により遠心分離される。
現在、上述のような粉粒体処理装置として各種の提案がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
特公昭47−49854号公報 特開2001−276598号公報 特開2006−112710号公報
上述した粉粒体処理装置10では、旋回しながら上方に噴射される高温気体により粉粒体PDを撹拌することで粉粒体PDを加熱処理している。しかし、このように旋回しながら上方に噴射される高温気体により粉粒体PDを撹拌しても、実際には粉粒体PDを高効率に加熱処理することは困難である。
そこで、本出願人は粉粒体を高温高湿気体とともに旋回させることにより、粉粒体を高効率に加熱処理する粉粒体処理装置を発明した(図示せず)。この粉粒体処理装置は、公知ではない先行技術として出願されている(特願2006−298550号,特願2006−298557号)。
しかし、高温高湿気体により加熱処理された粉粒体PDは、当然ながら高温高湿となっているために結露しやすい。例えば、上述のように高温高湿気体により加熱処理された粉粒体PDをフィルタパックに袋詰する場合、フィルタパックの内部で粉粒体PDが結露する不具合が発生しやすい。
また、もしも前述の粉粒体処理装置10の高温気体を高温高湿気体とした場合、やはり粉粒体PDが冷却の過程で結露するため、粉粒体PDが排気管16やサイクロン機構17の内面に固着することが予測される。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、粉粒体を高温高湿気体で加熱処理しても結露させることなく袋詰などすることができる構造の粉粒体処理装置、その乾燥処理ユニット、を提供するものである。
本発明の粉粒体処理装置は、粉粒体を加熱処理するための粉粒体処理装置であって、上下方向と軸心方向が略平行な回転体状に形成されている加熱処理室に粉粒体が搬入される加熱処理機構と、所定温度かつ所定湿度の高温高湿気体を生成する高湿生成部と、高温高湿気体を回転体状の加熱処理室内に噴射して粉粒体とともに略水平に旋回させる高湿噴射機構と、上下方向と軸心方向が略平行な回転体状に形成されている乾燥処理室に加熱処理室から粉粒体が搬入される乾燥処理機構と、所定湿度の低湿気体を生成する乾燥生成部と、低湿気体を回転体状の乾燥処理室内に噴射して粉粒体とともに略水平に旋回させる乾燥噴射機構と、を有する。
従って、本発明の粉粒体処理装置では、回転体状の加熱処理室内で粉粒体を高温高湿気体とともに旋回させる。このため、加熱処理室内で粉粒体が高温高湿気体により加熱処理される。これで高温高湿となった粉粒体が、乾燥処理室内で低湿気体とともに旋回される。このため、乾燥処理室内で粉粒体が低湿気体により乾燥される。
本発明の乾燥処理ユニットは、粉粒体を高温高湿気体で加熱処理する粉粒体処理装置の乾燥処理ユニットであって、上下方向と軸心方向が略平行な回転体状に形成されている乾燥処理室に加熱処理された粉粒体が搬入される乾燥処理機構と、所定湿度の低湿気体を生成する乾燥生成部と、低湿気体を回転体状の乾燥処理室内に噴射して粉粒体とともに略水平に旋回させる乾燥噴射機構と、を有する。
なお、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明で云う高温とは、いわゆる常温よりも充分に高く加熱された温度であり、粉粒体の加熱処理に利用される所定範囲の温度を意味している。同様に、高湿とは、通常の雰囲気より充分に高く加湿した湿度であり、粉粒体の加熱処理に利用される所定範囲の湿度を意味している。
また、本発明で云う低温とは、いわゆる常温よりも充分に低く冷却された温度であり、加熱処理された粉粒体を結露しない状態に冷却できる所定範囲の温度を意味している。同様に、低湿とは、通常の雰囲気より充分に低く除湿した湿度であり、加熱処理された粉粒体を結露しない状態に除湿できる所定範囲の湿度を意味している。
本発明の粉粒体処理装置では、加熱処理室内で粉粒体が高温高湿気体により加熱処理され、これで高温高湿となった粉粒体が乾燥処理室内で低湿気体により乾燥される。このため、加熱処理した粉粒体を結露させることなく袋詰などすることができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図4を参照して以下に説明する。ただし、本実施の形態に関して前述した一従来例と同一の部分は、同一の名称および符号を使用して詳細な説明は省略する。
本実施の形態の粉粒体処理装置100は、粉粒体PDを加熱処理する。このため、粉粒体処理装置100は、図1に示すように、上下方向と軸心方向が略平行な回転体状に形成されている加熱処理室WCに粉粒体搬入機構130が形成されている加熱処理機構110と、所定温度かつ所定湿度の高温高湿気体を生成する高湿生成部120と、加熱処理室WCの内部に粉粒体PDを搬入する粉粒体搬入機構130と、高温高湿気体を回転体状の加熱処理室WC内に噴射して粉粒体PDとともに略水平に旋回させる高湿噴射機構140と、上下方向と軸心方向が略平行な回転体状の乾燥処理室DCが形成されている乾燥処理機構150と、所定湿度の低湿気体を生成する乾燥生成部160と、加熱処理室WCから搬出される粉粒体PDを乾燥処理室DCに搬入する粉粒体搬送機構170と、低湿気体を回転体状の乾燥処理室DC内に噴射して粉粒体PDとともに略水平に旋回させる乾燥噴射機構180と、を有する。
より詳細には、本実施の形態の粉粒体処理装置100では、加熱処理機構110は、図1および図2に示すように、小径円筒部材111が大径円筒部材112の内部に同軸状に配置された二重構造に形成されている。
このため、加熱処理室WCは、小径円筒部材111の外周面と大径円筒部材112の内周面との間隙で円環状に形成されている。小径円筒部材111と大径円筒部材112とは円盤状の天板113で連結されている。
このため、小径円筒部材111と大径円筒部材112とは上端が閉止されている。大径円筒部材112の下部は円錐状に縮径されている。この円錐状に縮径された大径円筒部材112の下部に小径円筒部材111の下端が開口したまま内側から対向している。
また、小径円筒部材111の上部には複数の貫通孔114が形成されている。このため、小径円筒部材111の内部と外部の加熱処理室WCとは、下端開口と上部の貫通孔114とで連通されている。
高湿生成部120は、周囲の空気を吸入して加熱するとともに加湿することにより、高温高湿気体を生成する。この高湿生成部120は、例えば、貯留した水の表面にバーナーにより火炎を30°〜45°の角度で噴射することにより、150℃〜250℃の高温高湿気体を生成する(図示せず)。なお、このような高湿生成部120は、例えば、特開平8−196424号公報に開示されている。
図1に示すように、高湿生成部120には、高湿噴射機構140の四本の送気管141がブロア142を経由して配管されている。そして、この高湿噴射機構140の四本の送気管141が、図2に示すように、加熱処理機構110の加熱処理室WCの内周面に、上方から下方まで螺旋状に順番に配管されている。
粉粒体搬入機構130は、粉粒体PDを保持して給送するホッパ131を有する。ただし、このホッパ131は、上述のように加熱処理機構110に螺旋状に配管されている四本の送気管141の最上位の一本に連結されている。
このため、粉粒体PDは、高温高湿気体とともに加熱処理室WCの内周面に所定の回転方向に最上位の送気管141から噴射される。そして、これより下方に螺旋状に配管されている三本の送気管141からは加熱処理室WCの内周面に上述の回転方向に高温高湿気体のみが噴射される。
乾燥処理機構150は、図1および図3および図4に示すように、加熱処理機構110と同様に、小径円筒部材151が大径円筒部材152の内部に同軸状に配置された二重構造に形成されており、乾燥処理室DCは、小径円筒部材151の外周面と大径円筒部材152の内周面との間隙で円環状に形成されている。
その小径円筒部材151と大径円筒部材152も円盤状の天板153で連結されている。このため、小径円筒部材151と大径円筒部材152とは上端が閉止されている。また、小径円筒部材151の上部には複数の貫通孔154が形成されている。
なお、乾燥処理機構150も、大径円筒部材152の下部が上部より縮径されることで乾燥処理室DCの下部が上部より半径方向で幅狭に形成されている。ただし、乾燥処理機構150の大径円筒部材152の下部の縮径は、加熱処理機構110の大径円筒部材112の下部の縮径に比較して微少である。
そして、乾燥処理機構150では、大径円筒部材152の内部で小径円筒部材151の下部の外周面上に中径円筒部材156が同軸状に装着されている。この中径円筒部材156の下端は小径円筒部材151の下端より微少に上方に開口している。
そして、この中径円筒部材156と小径円筒部材151との下端は、大径円筒部材152の縮径された下部の内側に開口している。このため、小径円筒部材151の内部と外部の乾燥処理室DCとは、下端開口と上部の貫通孔154とで連通されている。
粉粒体搬送機構170は、送気管171とブロア172からなり、加熱処理機構110の下端開口と乾燥処理機構150の上部側面とに配管されている。ただし、この粉粒体搬送機構170の送気管171も、乾燥処理室DCの内周面に所定の回転方向に配管されている。
乾燥生成部160は、除湿機構161と冷却機構162とを有する。除湿機構161は、高湿生成部120で生成された高温高湿気体を除湿することで高温低湿気体を生成する。冷却機構162は、高湿生成部120と除湿機構161とで生成された高温低湿気体を冷却することで低温低湿気体を生成する。
乾燥噴射機構180は、複数の送気管181とブロア182により、乾燥処理室DCの幅広の上部に高温低湿気体を噴射するとともに、幅狭の下部に低温低湿気体を噴射する。
ただし、低湿気体を乾燥処理室DCの上部で大径円筒部材152と小径円筒部材151との間隙からなる乾燥処理室DCの幅広の上部に高温低湿気体を噴射するとともに、乾燥処理室DCの下部で小径円筒部材151と中径円筒部材156との間隙から乾燥処理室DCの幅狭の下部に低温低湿気体を噴射する。
なお、乾燥噴射機構180は、三本の送気管181が乾燥処理室DCの内面に上述の回転方向に配管されており、粉粒体搬送機構170の送気管171と乾燥噴射機構180の三本の送気管181とが、乾燥処理室DCの内周面に、上方から下方まで螺旋状に順番に配管されている。
また、乾燥処理機構150は、下部が縮径されているものの加熱処理機構110に比較して大径に開口されている。そして、この開口には粉粒体袋詰機構190が下方から対向している。この粉粒体袋詰機構190は、乾燥処理機構150から搬出される粉粒体PDを、上面が開口したフィルタパックFPに袋詰する。
このため、粉粒体袋詰機構190は、上面が開口したフィルタパックFPを保持するパック保持機構191、保持されたフィルタパックFPを順次発送して乾燥処理機構150の下面開口に対向させるパック移動機構(図示せず)、乾燥処理機構150に対向されたフィルタパックFPの内部を減圧するパック減圧機構192、等からなる。
上述のような構成において、本実施の形態の粉粒体処理装置100では、粉粒体PDが高温高湿気体により加熱処理室WCで加熱処理される。この加熱処理により高温高湿となった粉粒体PDが、高温低湿気体により乾燥処理室DCで乾燥処理される。
さらに、この乾燥処理により高温低湿となった粉粒体PDが低温低湿気体により冷却処理されてから、フィルタパックFPに袋詰される。このため、加熱処理した粉粒体PDを結露させることなくフィルタパックFPに袋詰することができる。
しかも、本実施の形態の粉粒体処理装置100では、上述のように加熱処理する粉粒体PDが、高温高湿気体とともに加熱処理室WCの内周面に接線と略平行かつ略水平な方向に噴射されることで、粉粒体PDが高温高湿気体とともに加熱処理室WCの内部を旋回する。
このため、粉粒体PDと高温高湿気体との移動方向が相反しないので、高温高湿気体による粉粒体PDの挙動を均一とすることができる。従って、多量の微細な粉粒体PDでも均一に加熱処理することができる。
さらに、加熱処理機構110の加熱処理室WCが円筒形に形成されている。このため、粉粒体PDが高温高湿気体とともに円滑に旋回することができ、旋回しながら徐々に下方に移動することができる。
特に、加熱処理機構110は、小径円筒部材111が大径円筒部材112の内部に同軸状に配置された二重構造に形成されている。このため、加熱処理室WCが円環状に形成されており、極めて円滑に粉粒体PDを高温高湿気体とともに旋回させることができる。
しかも、この加熱処理室WCの下部は下方に先鋭な円錐形に形成されている。このため、加熱処理室WCの上部への噴射による高温高湿気体の旋回の下部での速度低下を防止することができ、加熱処理された粉粒体PDを簡単かつ確実に搬出することができる。
さらに、加熱処理室WCには、複数の高湿噴射機構140が配管されている。このため、複数の箇所から加熱処理室WCに噴射される高温高湿気体により、粉粒体PDを良好に旋回させつつ加熱処理することができる。
しかも、図1および図2に示すように、高湿噴射機構140の四本の送気管141が、加熱処理室WCの軸心方向と円周方向とで分散された位置に配置されている。このため、円筒形の加熱処理室WCの内部全域で高温高湿気体により粉粒体PDを均等に旋回させることができ、加熱処理室WCの内部全域で高温高湿気体により粉粒体PDを均等に加熱処理することができる。
特に、高温高湿気体とともに粉粒体PDを噴射する送気管141より、高温高湿気体のみを噴射する送気管141が下方に位置している。このため、前述のように徐々に落下する粉粒体PDを、高温高湿気体により良好に旋回させながら加熱処理することができる。
さらに、高湿噴射機構140の四本の送気管141が、加熱処理室WCの内周面に上方から下方まで螺旋状に順番に配管されている。このため、上述のように徐々に落下する粉粒体PDを、円筒形の加熱処理室WCの内部全域で高温高湿気体により均等に旋回させながら均等に加熱処理することができる。
さらに、小径円筒部材111の内部空間は、上部の貫通孔114と下部の開口とで加熱処理室WCに連通されている。このため、小径円筒部材111の内部と外部とに温度差や気圧差が発生することが防止されている。
そして、上述のように高温高湿気体で乾燥処理された粉粒体PDは乾燥処理室DCの内部に供給され、高温低湿気体とともに乾燥処理室DCの内部を旋回する。このため、粉粒体PDと高温低湿気体との移動方向が相反しないので、多量の微細な粉粒体PDでも均一に乾燥処理することができる。
しかも、乾燥処理機構150の乾燥処理室DCが円筒形に形成されている。このため、粉粒体PDが高温低湿気体とともに円滑に旋回することができ、旋回しながら徐々に下方に移動することができる。
特に、乾燥処理機構150は、小径円筒部材151が大径円筒部材152の内部に同軸状に配置された二重構造に形成されている。このため、乾燥処理室DCが円環状に形成されており、極めて良好に粉粒体PDを高温低湿気体とともに旋回させることができる。
さらに、乾燥処理室DCには、複数の乾燥噴射機構180が配管されている。このため、複数の箇所から乾燥処理室DCに噴射される高温低湿気体により、粉粒体PDを良好に旋回させつつ乾燥処理することができる。
しかも、図1および図3および図4に示すように、粉粒体搬送機構170の送気管171と乾燥噴射機構180の上位の三本の送気管181とが、乾燥処理室DCの軸心方向と円周方向とで分散された位置に配置されている。
このため、円筒形の乾燥処理室DCの内部全域で高温低湿気体により粉粒体PDを均等に旋回させることができ、乾燥処理室DCの内部全域で高温低湿気体により粉粒体PDを均等に乾燥処理することができる。
特に、粉粒体搬送機構170の送気管171が乾燥噴射機構180の三本の送気管181より下方に位置している。このため、前述のように徐々に落下する粉粒体PDを、高温低湿気体により良好に旋回させながら乾燥処理することができる。
さらに、粉粒体搬送機構170の送気管171と乾燥噴射機構180の三本の送気管181とが、乾燥処理室DCの内周面に上方から下方まで螺旋状に順番に配管されている。
このため、上述のように徐々に落下する粉粒体PDを、円筒形の乾燥処理室DCの内部全域で高温低湿気体により均等に旋回させながら均等に乾燥処理することができる。特に、乾燥処理室DCの上部に三本の送気管181から噴射される低湿気体は高温なので、粉粒体PDを加熱しながら乾燥処理することができる。
さらに、小径円筒部材151の内部空間は、上部の貫通孔154と下部の開口とで乾燥処理室DCに連通されている。このため、小径円筒部材151の内部と外部とに温度差や気圧差が発生することが防止されている。
そして、乾燥処理室DCの下部には低温低湿気体が噴射される。このため、粉粒体PDを、乾燥して常温などに冷却された状態で乾燥処理室DCの下部開口から外部に搬出することができる。
しかも、乾燥処理機構150の大径円筒部材152は下部が縮径されており、そこに低温低湿気体が噴射される。このため、乾燥処理室DCが幅狭となって流速が上昇した状態の粉粒体PDに低温低湿気体が噴射されるので、粉粒体PDを高効率に冷却することができる。
特に、小径円筒部材151の下部に中径円筒部材156が装着されており、この中径円筒部材156の内部に低温低湿気体が噴射される。このため、低温低湿気体を噴射する送気管181が一本でも、円環状に旋回している低温低湿気体を良好に生成することができる。
しかも、中径円筒部材156の下端開口が小径円筒部材151の下端より上方に位置している。このため、高温低湿気体とともに円環状に旋回している粉粒体PDに、同一方向で円環状に旋回している低温低湿気体を内側から合流させることができる。従って、多量の粉粒体PDを均等に迅速に冷却することができる。
しかも、乾燥生成部160は、高湿生成部120で生成された高温高湿気体を除湿機構161で除湿することで高温低湿気体を生成し、高湿生成部120と除湿機構161とで生成された高温低湿気体を冷却機構162で冷却することで低温低湿気体を生成する。
このため、高温低湿気体と低温低湿気体とを良好な効率で生成することができる。特に、低温低湿気体を雰囲気から直接に生成することなく高温高湿気体から生成しているので、完全に滅菌された状態に低温低湿気体を生成することができる。
さらに、粉粒体袋詰機構190は、パック保持機構191によりフィルタパックFPを上面が開口した状態で保持し、このような状態で乾燥処理機構150の下面開口に対向するフィルタパックFPの内部をパック減圧機構192で減圧する。
このため、乾燥処理機構150の下面開口から低湿気体とともに噴射される粉粒体PDを漏出させることなく迅速にフィルタパックFPに収容することができるので、粉粒体PDを良好に乾燥した状態でフィルタパックFPに袋詰することができる。
しかも、本実施の形態の粉粒体処理装置100では、加熱処理機構110と乾燥処理機構150とが同等な構造に形成されている。このため、加熱処理機構110と乾燥処理機構150とで各種の部品を共用するようなことができ、粉粒体処理装置100の生産性を向上させることができる。
なお、本発明は上記形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態では加熱処理室WCや乾燥処理室DCの上部が円筒形で下部が円錐形であることを例示した。
しかし、加熱処理室WCや乾燥処理室DCの全体が円筒形や円錐形に形成されていてもよい。さらに、加熱処理室の全体が球形に形成されていることや、下部が半球形などに形成されていることも不可能ではない。
また、全体的に粉粒体と高温高湿気体との旋回を阻害しない回転体状に形成されていればよいので、例えば、平面形状が十二角形となる形状などに形成されていてもよい(何れも図示せず)。
さらに、上記形態では加熱処理機構110や乾燥処理機構150が、小径円筒部材111,151と大径円筒部材112,152との二重構造に形成されていることを例示した。しかし、加熱処理機構や乾燥処理機構が、大径円筒部材のみからなる一重構造に形成されていてもよい。
また、上記形態では大径円筒部材152の内部で小径円筒部材151の下部に中径円筒部材156が装着されており、この中径円筒部材156の内部に低温低湿気体が噴射されることを例示した。
しかし、図5に例示する粉粒体処理装置200のように、低温低湿気体が乾燥処理機構210の大径円筒部材211の内部に直接に噴射されてもよい。この場合、やはり低温低湿気体が噴射される大径円筒部材211の下部が縮径されており、その内面に粉粒体PDの旋回方向に対応した接線方向で低温低湿気体が噴射されることがよい。
また、上記形態では大径円筒部材112,152の下部が縮径されることで、加熱処理室WCと乾燥処理室DCとの下部が幅狭とされて流速の低下が防止されていることを例示した。しかし、小径円筒部材の下部が拡径されることで、加熱処理室WCと乾燥処理室DCとの下部が幅狭とされていてもよい(図示せず)。
さらに、上記形態では加熱処理機構110と乾燥処理機構150とが完全に別個に形成されていて粉粒体搬送機構170の配管で連結されていることを例示した。しかし、図6に例示する粉粒体処理装置220のように、加熱処理機構221と乾燥処理機構222とが上下に一体に形成されていることも不可能ではない。
また、上記形態では高湿噴射機構140や乾燥噴射機構180が噴射する高温高湿気体や高温低湿気体や低温低湿気体の流量が一定であることを想定した。しかし、これらの流量の一部ないし全部を可変自在とし、加熱処理や乾燥処理の度合を調整できるようにしてもよい。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明の機能を満足する範囲で各種に変更することができる。
本発明の実施の形態の粉粒体処理装置の全体構造を示す模式図である。 粉粒体処理装置の加熱処理機構の組立構造を示す分解斜視図である。 粉粒体処理装置の乾燥処理機構の組立構造を示す分解斜視図である。 乾燥処理機構の構造を示す二面図である。 一の変形例の粉粒体処理装置の全体構造を示す模式図である。 他の変形例の粉粒体処理装置の全体構造を示す模式図である。 一従来例の粉粒体処理装置の全体構造を示す模式図である。
符号の説明
10 粉粒体処理装置
11 加熱処理室
12 加熱処理機構
13 高温生成部
14 粉粒体噴射機構
15 気体導入機構
16 排気管
17 サイクロン機構
18 搬出口
19 開閉扉
100 粉粒体処理装置
110 加熱処理機構
111 小径円筒部材
112 大径円筒部材
113 天板
114 貫通孔
120 高湿生成部
130 粉粒体搬入機構
131 ホッパ
140 高湿噴射機構
141 送気管
142 ブロア
150 乾燥処理機構
151 小径円筒部材
152 大径円筒部材
153 天板
154 貫通孔
156 中径円筒部材
160 乾燥生成部
161 除湿機構
162 冷却機構
170 粉粒体搬送機構
171 送気管
172 ブロア
180 乾燥噴射機構
181 送気管
182 ブロア
190 粉粒体袋詰機構
191 パック保持機構
192 パック減圧機構
200 粉粒体処理装置
210 乾燥処理機構
211 大径円筒部材
220 粉粒体処理装置
221 加熱処理機構
222 乾燥処理機構
DC 乾燥処理室
FP フィルタパック
PD 粉粒体
WC 加熱処理室

Claims (8)

  1. 粉粒体を加熱処理するための粉粒体処理装置であって、
    上下方向と軸心方向が略平行な回転体状に形成されている加熱処理室に前記粉粒体が搬入される加熱処理機構と、
    所定温度かつ所定湿度の高温高湿気体を生成する高湿生成部と、
    前記高温高湿気体を回転体状の前記加熱処理室内に噴射して前記粉粒体とともに略水平に旋回させる高湿噴射機構と、
    上下方向と軸心方向が略平行な回転体状に形成されている乾燥処理室に前記加熱処理室から前記粉粒体が搬入される乾燥処理機構と、
    所定湿度の低湿気体を生成する乾燥生成部と、
    前記低湿気体を回転体状の前記乾燥処理室内に噴射して前記粉粒体とともに略水平に旋回させる乾燥噴射機構と、
    を有する粉粒体処理装置。
  2. 前記乾燥生成部は、所定温度かつ所定湿度の高温低湿気体と低温低湿気体とを生成し、
    前記乾燥噴射機構は、前記高温低湿気体を前記乾燥処理室の上部に噴射するとともに前記乾燥処理室の下部に前記低温低湿気体を噴射する請求項1に記載の粉粒体処理装置。
  3. 前記乾燥生成部は、前記高湿生成部で生成された前記高温高湿気体を除湿することで前記高温低湿気体を生成するとともに前記高温低湿気体を冷却することで前記低温低湿気体を生成する請求項2に記載の粉粒体処理装置。
  4. 前記乾燥処理室は、下部が上部より半径方向で幅狭に形成されており、
    前記乾燥噴射機構は、前記乾燥処理室の幅広の上部に前記高温低湿気体を噴射するとともに幅狭の下部に前記低温低湿気体を噴射する請求項2または3に記載の粉粒体処理装置。
  5. 前記乾燥処理機構は、小径円筒部材が大径円筒部材の内部に同軸状に配置された二重構造に形成されており、
    前記乾燥処理室は、前記小径円筒部材の外周面と前記大径円筒部材の内周面との間隙で円環状に形成されている請求項2ないし4の何れか一項に記載の粉粒体処理装置。
  6. 前記乾燥処理機構は、前記大径円筒部材の内部で前記小径円筒部材の下部の外周面上に中径円筒部材が同軸状に装着されており、
    前記乾燥噴射機構は、前記乾燥処理室の上部で前記大径円筒部材と前記小径円筒部材との間隙に前記高温低湿気体を噴射するとともに前記乾燥処理室の下部で前記小径円筒部材と前記中径円筒部材との間隙に前記低温低湿気体を噴射する請求項5に記載の粉粒体処理装置。
  7. 前記乾燥処理機構は、上下方向と軸心方向が略平行な回転体状の乾燥処理室の下面が開口されており、
    前記乾燥処理室の下面の開口から搬出される前記粉粒体を上面が開口したフィルタパックに袋詰する粉粒体袋詰機構を、さらに有する請求項1ないし6の何れか一項に記載の粉粒体処理装置。
  8. 粉粒体を高温高湿気体で加熱処理する粉粒体処理装置の乾燥処理ユニットであって、
    上下方向と軸心方向が略平行な回転体状に形成されている乾燥処理室に加熱処理された前記粉粒体が搬入される乾燥処理機構と、
    所定湿度の低湿気体を生成する乾燥生成部と、
    前記低湿気体を回転体状の前記乾燥処理室内に噴射して前記粉粒体とともに略水平に旋回させる乾燥噴射機構と、
    を有する乾燥処理ユニット。
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