JP2008280683A - Bridge using reinforced concrete floor slab and a small number of main girders - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、複数の鋼主桁間に複数の鋼横桁を橋軸方向に所定の間隔で設けると共に、前記鋼主桁上に鉄筋コンクリート床版を設置し、前記横桁上に床版を支持する橋軸方向の床組部材を設けた鉄筋コンクリート床版少数主桁橋に関する。 The present invention provides a plurality of steel cross girders at a predetermined interval in the bridge axis direction between a plurality of steel main girders, installs a reinforced concrete floor slab on the steel main girder, and supports the floor slab on the cross girder The present invention relates to a reinforced concrete floor slab minority main girder bridge provided with flooring members in the direction of the bridge axis.
鋼橋の設計及び施工時における合理化、或いは省力化に伴い、支間が30m〜60m程度の中支間橋梁においては、従来の多主桁橋よりも経済的に優れた構造として、PC床版(プレストレスコンクリート床版)や合成床版を用いた2主桁橋が採用されるようになった。(例えば、非特許文献1参照。)。
With the rationalization or labor saving at the time of designing and constructing steel bridges, PC floor slabs (pre-slabs) have been developed as an economically superior structure over conventional multi-main girder bridges for intermediate span bridges with spans of about 30m to 60m. Two main girder bridges using stress concrete floor slabs and synthetic floor slabs have been adopted. (For example, refer
PC床版2主桁橋100は、図8に示すように、2本の主桁101間にH断面またはI断面の横桁102が設けられており、その上部にPC床版103が構築されている。PC床版103は、シース104内に挿入したPC鋼材105を定着ナット106によって緊締している。そして、PC床版103上にアスファルト舗装107が施されている。
As shown in FIG. 8, the PC floor slab 2
他方、合成床版2主桁橋200は、図9に示すように、2本の主桁201間にH断面またはI断面の横桁202が設けられており、その上部に合成床版203が構築されている。そして、PC床版203上にアスファルト舗装204が施されている。
On the other hand, as shown in FIG. 9, the composite floor slab 2
しかし、PC床版や合成床版は、以下のような問題も抱えている。 However, PC floor slabs and synthetic floor slabs also have the following problems.
すなわち、
(1) 2主桁橋の採用により上部工の全体工事費は、従来の多主桁橋に比べて安くなっているが、2主桁橋として採用するPC床版や合成床版自体は、従来採用されていたRC床版(鉄筋コンクリート床版)に比べて高価である。
(2) 床版の取替えが必要となった場合、PC床版や合成床版は主桁により支持されているため、2主桁橋の場合、全面交通止めが必要となる。その場合の社会的損失は、非常に大きなものとなる。また、3主桁以上の場合でも、PC床版は床版にプレストレスが導入されているため、幅員方向全幅による取替えが必要であり、全面交通止めとなる。
(3) PC床版を採用した場合、PC床版に用いるコンクリートの設計基準強度は30N/mm2 以上であるため、設計基準強度24N/mm2 程度のRC床版に比べ、現場施工管理に十分な管理が必要であり、RC床版の施工に比較して高度な施工技術を必要とする。
(4) 箱桁構造でPC床版を使用した場合は、プレストレスロスの問題が生じるため、プレストレスの導入に当たっては十分な検討を要する。
(1) The construction cost of the superstructure is lower than that of the conventional multi-main girder bridge due to the adoption of the 2-main girder bridge. It is more expensive than RC slabs (reinforced concrete slabs) that have been conventionally used.
(2) When it is necessary to replace the floor slab, the PC floor slab and the composite floor slab are supported by the main girder. The social loss in that case will be very large. Even in the case of three or more main girders, PC floor slabs are prestressed in the floor slabs, so replacement with the full width direction is necessary, and traffic is completely stopped.
(3) When the PC floor slab is adopted, the concrete design standard strength of the PC floor slab is 30 N / mm 2 or more. Therefore, compared to RC floor slabs with a design standard strength of about 24 N / mm 2 Sufficient management is required, and advanced construction techniques are required compared to RC floor slab construction.
(4) When a PC floor slab is used with a box girder structure, a problem of prestress loss occurs, and therefore sufficient consideration is required in introducing prestress.
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、工事費の低減を図ることが可能な少数主桁橋を提供することにある。 The present invention has been made to solve such problems, and an object of the present invention is to provide a minority main girder bridge capable of reducing construction costs.
上記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の発明に係る少数主桁橋は、複数の鋼主桁間に複数の鋼横桁を橋軸方向に所定の間隔で設けると共に、前記鋼主桁上に鉄筋コンクリート床版を設置する鉄筋コンクリート床版少数主桁橋において、前記鉄筋コンクリート床版に、該鉄筋コンクリート床版の下面から横桁の上面に達する鉄筋コンクリートまたはプレストレスコンクリートからなる橋軸方向の床組部材を設けたことを特徴とするものである。
In order to solve the above-described problem, a minority main girder bridge according to the invention described in
本願の請求項2に記載の発明に係る少数主桁橋は、請求項1において、橋軸方向の床組部材の横断面を逆T字状又は逆台形状又は長方形に形成することを特徴とするものである。
The minority main girder bridge according to the invention described in claim 2 of the present application is characterized in that, in
本願の請求項3に記載の発明に係る少数主桁橋は、請求項1において、橋軸方向の床組部材と横桁との間にゴム板を噛ませることを特徴とするものである。
The minority main girder bridge according to the invention described in
本願の請求項4に記載の発明に係る少数主桁橋は、請求項1において、横桁の上面にジベルを立設し、該ジベルによって横桁上に橋軸方向の床組部材を固定することを特徴とするものである。
A minority main girder bridge according to claim 4 of the present application is the minority main girder bridge according to
本願の請求項5に記載の発明に係る少数主桁橋は、請求項1において、橋軸方向の床組部材と横桁との間にゴム板を噛ませるとともに、横桁の上面に立設したジベルによって横桁上に橋軸方向の床組部材を固定することを特徴とするものである。
A minority main girder bridge according to the invention described in
上記の如く、本願の請求項1に係る発明は、複数の鋼主桁間に複数の鋼横桁を橋軸方向に所定の間隔で設けると共に、前記鋼主桁上に鉄筋コンクリート床版を設置する鉄筋コンクリート床版少数主桁橋において、前記鉄筋コンクリート床版に、該鉄筋コンクリート床版の下面から横桁の上面に達する鉄筋コンクリートまたはプレストレスコンクリートからなる橋軸方向の床組部材を設けたので、橋軸方向の床組部材によって鉄筋コンクリート床版の橋面線形や施工誤差などを吸収することができる。このため、適用性並びに施工性が向上する。
As described above, in the invention according to
既往のPC床版や合成床版を用いた少数主桁橋に対して橋軸方向の床組部材を適切に配置することにより、鉄筋コンクリート床版の採用が可能となり、床版の鉄筋量並びに床版厚を低減することが可能となる。即ち、床版厚を200mm〜250mm程度にすることが可能となることや、安価なコンクリート部材で橋軸方向の床組みを形成することでトータルで約1〜2割のコストダウンを図ることが可能である。 Reinforced concrete floor slabs can be adopted by appropriately arranging the floor framing members in the bridge axis direction for existing minority girder bridges using PC slabs or composite slabs. The plate thickness can be reduced. In other words, the floor slab thickness can be reduced to about 200 mm to 250 mm, and the cost can be reduced by about 10 to 20% in total by forming the floor assembly in the bridge axis direction with inexpensive concrete members. Is possible.
また、本願の請求項2に係る発明の如く、橋軸方向の床組の断面力に対して、橋軸方向の床組部材の横断面を逆T字状又は逆台形状又は長方形に形成することにより、最適な断面形状を選択することが可能となり、コストダウンがはかれるとともに、鉄筋コンクリート床版の橋面線形や施工誤差などを容易に吸収することができる。 Further, as in the invention according to claim 2 of the present application, the cross section of the floor assembly member in the bridge axis direction is formed in an inverted T shape, an inverted trapezoidal shape, or a rectangle with respect to the cross sectional force of the floor assembly in the bridge axis direction. As a result, it is possible to select an optimum cross-sectional shape, which can reduce costs and easily absorb bridge surface alignment and construction errors of reinforced concrete floor slabs.
また、本願の請求項3に係る発明の如く、橋軸方向の床組部材と横桁との間にゴム板を噛ませることにより、雨水や結露に起因する橋軸方向の床組部材と横桁間の横桁上面の鋼材の腐食を防止することができる。
Further, as in the invention according to
また、本願の請求項4に係る発明の如く、横桁の上面にジベルを立設し、該ジベルによって横桁上に橋軸方向の床組部材を固定することにより、橋軸方向の床組部材と横桁との結合強度を高めることができる。 Further, as in the invention according to claim 4 of the present application, a floor set in the bridge axis direction is provided by erecting a gibber on the upper surface of the cross beam and fixing the floor set member in the bridge axis direction on the cross beam with the gibber. The joint strength between the member and the cross beam can be increased.
更に、本願の請求項5に係る発明の如く、橋軸方向の床組部材と横桁との間にゴム板を噛ませるとともに、横桁の上面に立設したジベルによって橋軸方向の床組部材を横桁上に固定することにより、雨水や結露に起因する橋軸方向の床組部材と横桁間の横桁上面の鋼材の腐食を防止することができるとともに、橋軸方向の床組部材と横桁との結合強度を高めることができる。
Further, as in the invention according to
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明に係る少数主桁橋の第1実施形態の横断面図であり、この少数主桁橋1は、左右一対の主桁2,2と、この2本の主桁2,2間に複数の鋼横桁3を橋軸方向に所定の間隔で設けると共に、主桁2,2上に鉄筋コンクリート床版4を設置し、鉄筋コンクリート床版4の下面4aから横桁3の上面3aに達する鉄筋コンクリートからなる橋軸方向の床組部材5を横桁3が支持するようになっている。
FIG. 1 is a cross-sectional view of a first embodiment of a minority main girder bridge according to the present invention. The minority
この場合、主桁2及び横桁3には、それぞれ、I形断面の鋼材を用いている。また、横桁3は、主桁2の中立軸(図示せず)上に位置している。そして、鉄筋コンクリート床版4は、その下面4aから横桁3の上面3aに達する複数本、例えば、3本の橋軸方向の床組部材5を備えている。その際、橋軸方向の床組部材5は、鉄筋コンクリート床版4の幅方向に等間隔に設けられている。また、橋軸方向の床組部材5は、その横断面が逆T字状に形成されている。
In this case, the main girder 2 and the
床組部材5の横断面形状は、橋軸方向の床組の断面力に合わせて、長方形(図5(a)参照。)やハンチ8を設けた形状(図5(b)および(c)参照。)を採用することができる。また、その床組部材の構造は、鉄筋コンクリートの他にプレストレスコンクリートとすることができる。
The cross-sectional shape of the
更に、橋軸方向の床組部材の固定方法としては、図2(a)に示すように、橋軸方向の床組部材5と横桁3の間にゴム板6を噛ませる方法、図2(b)に示すように、横桁3の上面3aにジベル7を立設し、このジベル7によって横桁3上に橋軸方向の床組部材5の下部を固定する方法、或いは、図2(c)に示すように、橋軸方向の床組部材5と横桁3との間にゴム板6を噛ませるとともに、横桁3の上面3aに立設したジベル7によって横桁3上に橋軸方向の床組部材5を固定する方法などを挙げることができる。
Furthermore, as a method of fixing the floor assembly member in the bridge axis direction, as shown in FIG. 2A, a method of engaging the
図3は、本発明に係る少数主桁橋の第2実施形態の横断面図であり、この少数主桁橋11は、左右一対の主桁12,12と、この2本の主桁12,12間に複数の鋼横桁13を橋軸方向に所定の間隔で設けるとともに、主桁12,12上に鉄筋コンクリート床版14を設置し、鉄筋コンクリート床版14の下面14aから横桁13の上面13aに達する鉄筋コンクリートからなる橋軸方向の床組部材15を横桁13が支持するようになっている。
FIG. 3 is a cross-sectional view of the second embodiment of the minority main girder bridge according to the present invention. The minority
この場合、主桁12及び横桁13には、それぞれ、I形断面の鋼材を用いている。また、横桁13は、主桁12の中立軸(図示せず)と主桁12の上部フランジ12aとの中間に位置している。そして、鉄筋コンクリート床版14は、その下面14aから横桁13の上面13aに達する複数本、例えば、3本の橋軸方向の床組部材15を備えている。その際、橋軸方向の床組部材15は、鉄筋コンクリート床版14の幅方向に等間隔に設けられている。また、橋軸方向の床組部材15は、その横断面が逆台形状に形成されている。
In this case, a steel material having an I-shaped cross section is used for each of the
更に、橋軸方向の床組部材の固定方法としては、図4(a)に示すように、橋軸方向の床組部材15と横桁13の間にゴム板16を噛ませる方法、図4(b)に示すように、横桁13の上面13aにジベル17を立設し、このジベル17によって横桁13上に橋軸方向の床組部材15を固定する方法、或いは、図4(c)に示すように、橋軸方向の床組部材15と横桁13との間にゴム板16を噛ませるとともに、横桁13の上面に立設したジベル17によって横桁13上に橋軸方向の床組部材15を固定する方法などを挙げることができる。
Furthermore, as a method of fixing the floor assembly member in the bridge axis direction, as shown in FIG. 4A, a method of engaging the
図6は、本発明に係る少数主桁橋の第3実施形態の横断面図であり、図7は図6のA−A断面図である。この少数主桁橋21は、左右一対の主桁22,22と、この2本の主桁22,22間に複数の鋼横桁23を橋軸方向に所定の間隔で設けると共に、主桁22,22上に鉄筋コンクリート床版24を設置し、鉄筋コンクリート床版24の下面24aから横桁23と接合する鉄筋コンクリートからなる橋軸方向の床組部材25を設けている。
FIG. 6 is a cross-sectional view of a third embodiment of the minority main girder bridge according to the present invention, and FIG. 7 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. The minority
この場合、主桁22及び横桁23には、それぞれ、I形断面の鋼材を用いている。また、横桁23は、主桁22の中立軸(図示せず)と主桁22の上部フランジ22aとの中間に位置している。そして、鉄筋コンクリート床版24は、その下面24aから横桁23の下面3bに達する複数本、例えば、3本の橋軸方向の床組部材25を備えている。また、床組部材25は、その横断面が逆台形状または図5に示す形状に形成されている。
In this case, a steel material having an I-shaped cross section is used for each of the
更に、床組部材25と横桁23の接合方法としては、横桁23の横板に設けた孔あき鋼板ジベルやスタッドを用いる。
Further, as a method of joining the
1,11,21 少数主桁橋
2,12,22 主桁
3,13,23 横桁
3a,13a 横桁の上面
3b 横桁の下面
4,14,24 鉄筋コンクリート床版
4a,14a 鉄筋コンクリート床版の下面
5,15,25 橋軸方向の床組部材
6,16 ゴム板
7,17 ジベル
1,11,21 Minor
上記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の発明に係る少数主桁橋は、複数の鋼主桁間に複数の鋼横桁を橋軸方向に所定の間隔で設けると共に、前記鋼主桁上に鉄筋コンクリート床版を設置する鉄筋コンクリート床版少数主桁橋において、前記鉄筋コンクリート床版に、該鉄筋コンクリート床版の下面から前記鋼横桁の上面又は下面に達すると共に鉄筋コンクリートからなる橋軸方向の床組部材を継目なく一体に設けたことを特徴とするものである。
In order to solve the above-described problem, a minority main girder bridge according to the invention described in
本願の請求項2に記載の発明に係る少数主桁橋は、請求項1において、前記床組部材の横断面を逆T字状又は逆台形状又は長方形に形成することを特徴とするものである。
Few main girder bridge according to the invention of claim 2 of the present application, according to
上記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の発明は、複数の鋼主桁間に複数の鋼横桁を橋軸方向に所定の間隔で設けると共に、前記鋼主桁上に鉄筋コンクリート床版を設置する鉄筋コンクリート床版少数主桁橋において、前記鉄筋コンクリート床版に、該鉄筋コンクリート床版の下面から前記鋼横桁の上面又は下面に達すると共に鉄筋コンクリートからなる橋軸方向の床組部材を継目なく一体に設け、該床組部材を前記鋼横桁が支持するようになっていることを特徴とするものである。
To solve the above problems, the inventions of
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記床組部材の横断面を逆T字状又は逆台形状に形成することを特徴とするものである。
Inventions of claim 2 of the present application resides in that in
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JP2017203298A (en) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | 首都高速道路株式会社 | Floor slab joint structure and floor slab renewal method |
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