JP2008278319A - Imaging device and control method therefor, and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、被写体像を撮像面に対して露光中に移動させながら撮影することにより特殊効果のある画像を取得するデジタルカメラなどの撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムに関する。 The present invention relates to an imaging apparatus such as a digital camera, a control method thereof, and a program that acquire an image having a special effect by capturing a subject image while moving it relative to an imaging surface during exposure.
近年、デジタルカメラの普及が進んでおり、多くのユーザが様々なシーンで多様な撮影を行うようになっている。このような様々なシーンにおいても適切に撮影が行えるよう、予めシーンに合わせた撮影プログラムを多数用意し、撮影モードとしてユーザが選択できるようにしたカメラが多く製品化されている。 In recent years, the spread of digital cameras has progressed, and many users have taken various pictures in various scenes. Many cameras have been commercialized in which a large number of shooting programs suitable for a scene are prepared in advance so that the user can select a shooting mode so that appropriate shooting can be performed even in such various scenes.
また、同時に手振れ補正機構を備えたデジタルカメラも多く製品化されている。この手振れ補正機構を備えたカメラは、ユーザの撮影時における手振れを軽減するよう、被写体像を撮像素子に対して相対的に移動しないように制御される。このような手振れ補正機構を備えたカメラは、さらにユーザの撮影シーンを広げる役割を担うものである。 At the same time, many digital cameras equipped with a camera shake correction mechanism have been commercialized. A camera equipped with this camera shake correction mechanism is controlled so as not to move the subject image relative to the image sensor so as to reduce camera shake during user shooting. A camera having such a camera shake correction mechanism plays a role of further expanding a user's shooting scene.
上述の撮影モードとして、手振れ補正機構を利用して特殊効果が得られるようにしたものが紹介されている。例えば、特許文献1によれば、手振れ補正機構を動かしながら露光することで、ソフトフィルタ効果やクロスフィルタ効果が得られている。
特殊効果の一例として、被写体像に輝点が含まれるときに、露光しながら被写体像を撮像面に対して相対的に動かすと、出力される画像には輝線が現れる。即ち、被写体像を移動させるための移動機構を露光中に制御することで、撮影画像上に輝線を描くことができる。 As an example of the special effect, when the subject image includes a bright spot, if the subject image is moved relative to the imaging surface while being exposed, a bright line appears in the output image. That is, by controlling a moving mechanism for moving the subject image during exposure, a bright line can be drawn on the captured image.
しかしながら、移動機構は可動範囲を有するため、被写体像に存在する輝点で移動機構の可動範囲を超えた形状を撮影画像に描画することができなかった。 However, since the moving mechanism has a movable range, a shape exceeding the movable range of the moving mechanism cannot be drawn on the photographed image with the bright spots present in the subject image.
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、被写体像に含まれる輝点の描画処理において、その輝点で移動機構の可動範囲を超えた形状を撮影画像に描画することができる撮像装置及びその制御方法、並びにプログラムを提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and in the drawing process of a bright spot included in a subject image, a shape exceeding the movable range of the moving mechanism can be drawn on the photographed image at the bright spot. An object of the present invention is to provide an image pickup apparatus, a control method therefor, and a program.
上記目的を達成するために、請求項1に記載の撮像装置は、撮像光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、前記被写体像を前記撮像素子に対して相対的に移動させるための移動手段とを備える撮像装置において、複数の形状から一つの形状を選択する選択手段と、前記撮像装置のパン動作量を検出する検出手段と、前記選択手段により選択された形状に対応する軌跡データに記述されている移動量に、前記パン動作量を加減して算出した目標移動量に従って前記移動手段を移動させるための駆動手段とを有することを特徴とする。
In order to achieve the above object, an imaging apparatus according to
上記目的を達成するために、請求項3に記載の撮像装置の制御方法は、撮像光学系により結像された被写体像を光電変換する撮像素子と、前記被写体像を前記撮像素子に対して相対的に移動させるための移動手段とを備える撮像装置の制御方法であって、複数の形状から選ばれた一つの形状を受け付ける選択工程と、前記撮像装置のパン動作量を検出する検出工程と、前記選択工程により受け付けた形状に対応する軌跡データに記述されている移動量に、前記パン動作量を加減して算出した目標移動量に従って前記移動手段を移動させる駆動工程とを有することを特徴とする。
In order to achieve the above object, a method for controlling an imaging apparatus according to
上記目的を達成するために、請求項4に記載のプログラムは、請求項3に記載の撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
In order to achieve the above object, a program according to
本発明によれば、被写体像を撮像面に対して相対的に移動させる移動機構を利用して、被写体像に含まれる輝点の描画処理において、その輝点で移動機構の可動範囲を超えた形状を撮影画像に描画することができる。 According to the present invention, the moving mechanism that moves the subject image relative to the imaging surface is used to draw the bright spot included in the subject image, and the bright spot has exceeded the movable range of the moving mechanism. The shape can be drawn on the captured image.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
まず、本発明の実施の形態に係る撮像装置について説明する。 First, an imaging device according to an embodiment of the present invention will be described.
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置のシステム構成図である。 FIG. 1 is a system configuration diagram of an imaging apparatus according to an embodiment of the present invention.
図1において、10は撮像装置1の光学系であり、ズームレンズ11a、焦点調節レンズ11b、シャッタ12、補正レンズユニット11c、絞りユニット13などによって構成される。14は、光学系10の光軸を表す。21は光学像を電気信号に光電変換する撮像素子、22は撮像素子21のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。24は撮像素子21、A/D変換器22、D/A変換器27にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生部であり、メモリ制御部25及びシステム制御部50により制御される。
In FIG. 1,
23は画像処理部であり、A/D変換器22からのデータ或いはメモリ制御部25からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理やガンマ処理を行う。また、画像処理部23では、撮像した画像データを用いて所定の処理を行い、得られた結果に基づいてシステム制御部50が露光制御部41、フォーカス制御部42に対して制御を行う。つまり、コントラスト方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理等を行う。さらに、画像処理部23では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてAWB(オートホワイトバランス)処理も行うことも可能である。なお、露光制御部の具体的な演算処理については後に詳述する。
An
25はメモリ制御部であり、A/D変換器22、画像処理部23、タイミング発生部24、画像表示メモリ26、D/A変換器27、圧縮伸張部28、内部メモリ29を制御する。A/D変換器22のデータが画像処理部23、メモリ制御部25を介して、或いはA/D変換器22のデータが直接メモリ制御部25を介して、画像表示メモリ26或いは内部メモリ29に書き込まれる。26は画像表示メモリ、27はD/A変換器である。7はTFT,LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ26に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器27を介して画像表示部7により表示される。画像表示部7を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また、画像表示部7には画像が表示されるだけでなく、画像表示と共に、もしくは画像を表示することなく、撮像装置1の各種設定に関する様々なメニュー項目も表示する。ユーザは画像表示部7に表示されたメニュー項目を、操作スイッチ5を操作しながら適宜選択することにより、指定した項目の設定を変更することができる。
A memory control unit 25 controls the A /
28は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮伸長部であり、内部メモリ29に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータを内部メモリ29に書き込む。29は撮影した静止画像や動画像を格納するための内部メモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みを内部メモリ29に対して行うことが可能となる。また、内部メモリ29はシステム制御部50の作業領域としても使用することが可能である。
A compression /
30は補正レンズユニット制御部であり、通常の撮影時には、振れ検出器33によってカメラの振れ量を検出し、その振れ量に応じて、駆動制御部31、位置検出センサ32によって補正レンズユニット11cを制御し、カメラ振れによる像振れを抑える。振れ検出器33は例えばジャイロセンサを用いて構成されており、位置検出センサ32は例えばホール素子を用いて構成されている。被写体像に存在する輝点を用いて図形を描画するときには、更に不揮発性メモリ46に記録されている軌跡データを処理した上で補正レンズユニット11cを制御する。具体的な処理については後に詳述する。
41はシャッタ12や絞りユニット13を制御する露光制御部であり、ストロボ制御部8を介して制御されるストロボ9と連携することにより、ストロボ撮影にも対応する。42は焦点調節レンズ11bを制御するフォーカス制御部であり、43はズームレンズ11aによってズーミングを制御するズーム制御部であり、44はレンズの前面に配置される保護部材であるバリア2の動作を制御するバリア制御部である。
9はストロボであり、ストロボ制御部8によって制御されることにより、AF補助光の投光機能、ストロボ調光機能にも対応する。50は撮像装置1全体を制御するシステム制御部であり、45はシステム制御部50の動作用の定数、変数、プログラム等を一時的に記憶する揮発性メモリである。
46は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。撮像装置1の動作時に必要な定数、変数、プログラム等を、撮像装置1の非動作時にも失われないように記録している。撮像装置1の動作時には、システム制御部50の呼び出し指示に応じて記録されている定数、変数、プログラム等をシステム制御部50に送る。システム制御部は必要に応じて、呼び出した定数、変数、プログラム等を、適宜利用できるようにメモリ45に展開する。また、上述のように軌跡データも不揮発性メモリ46に記録されている。具体的な記録態様や、利用の仕方については後に詳述する。
47はシステム制御部50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置等の表示部である。この表示部47は撮像装置1の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLEDの組み合わせにより構成されている。また、表示部47は、その一部の機能が光学ファインダ6内に設置されていることもある。表示部47では、例えばシャッタスピードや絞り値、露出補正やストロボ発光の設定などを表示する。
3,4および5はシステム制御部50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
3はレリーズスイッチであり、具体的には2段階に押し込むことができるように構成されている。ユーザは、1段目までの押し込み操作である半押し操作(SW1のオン)で撮影準備指示を行い、2段目までの押し込み操作である全押し(SW2のオン)操作で撮影指示を行うことができる。撮影準備指示であるSW1のオンで、システム制御部50は、AF(オートフォーカス)処理や、AE(自動露出)処理などの撮影準備動作を行うように制御する。そして、撮影指示であるSW2のオンで、システム制御部50は、露光制御部41を介してシャッタ12や絞りユニット13を駆動して、被写体画像を撮像素子21により取り込む制御を行う。具体的には、撮像素子21を蓄積状態にして、シャッタ12を開閉駆動することで被写体像を露光する。このシャッタ12の開閉の間が露光時間、すなわちシャッタスピードとなる。シャッタ12が閉状態に戻って撮像素子21の電荷蓄積を終了した後に、蓄積された電荷を信号として読み出す。システム制御部50およびメモリ制御部25は、撮像素子21から読み出した信号を、A/D変換器22、画像処理部23、圧縮伸張部28および内部メモリ29を用いて一連の現像処理や画像処理を行って画像データを生成する。そして、生成された画像データは、撮像装置1側のインターフェース51とコネクタ52、および着脱可能である記録媒体60側のコネクタ61とインタフェース62を介して、記録媒体60の記録部63に画像ファイルとして記録される。記録部63としては、ハードディスクやフラッシュメモリなどの、複数枚の画像データを記録するのに十分な容量を有するものが適している。なお、53は撮像装置1に対して記録媒体60が装着されているか否かを検出する記録媒体着脱検出部である。
A
手振れ補正がオンに設定されているときには、補正レンズユニット制御部30がSW1のオンに合わせて補正レンズユニット11cを動作させて、撮像素子21上で結像される被写体像の、ユーザの手振れに起因して生じる振れを軽減する。
When the camera shake correction is set to ON, the correction lens
更に、軌跡描画モードに設定されているときには、補正レンズユニット制御部30は、SW2のオン後の露光時間に指定された図形を描くように、補正レンズユニット11cを駆動する。
Further, when the locus drawing mode is set, the correction lens
4はモードダイアルスイッチであり、電源オフ、撮影モード(通常の撮影モード、軌跡描画モード等)、再生モード、PC接続モード等の各機能モードを切り換えて設定することができる。5は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作スイッチであり、メニューボタン、セットボタン、ストロボ設定ボタン等が設けられている。
手振れ補正のオンもしくはオフの設定をするためには、手振れ補正設定のために設けられた、例えばスライドスイッチから成る操作スイッチ5を操作する。
In order to turn on or off camera shake correction, an
また、軌跡描画機能をオンにする場合には、モードダイヤル4を軌跡描画モードに切り換えた後、画像表示部7に表示される描画メニューを、例えば十字キーから成る操作スイッチ5により選択して設定する。具体的な表示等については後述する。
When the locus drawing function is turned on, after the
6は光学ファインダであり、直接的に被写体を確認することが可能である。この場合、画像表示部7による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダ6のみを用いて撮影を行える。また、光学ファインダ6内には表示部47の一部を配設して、例えば、シャッタスピードや絞り値などを確認できるようにしても良い。
48は電源制御部であり、電池検出回路、DC/DCコンバータ、通電するブロックを切り換えるスイッチ回路等により構成されている。そして、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い検出結果をシステム制御部50に送る。また、システム制御部50の指示に基づいて、必要な電力を適宜撮像装置1の各部へ供給する。
A
70は供給電源であり、コネクタ71と撮像装置1側のコネクタ49を介して、電源部72の電力を撮像装置1側に供給する。電源部72は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池、またはNiCd電池やNiMH電池やLi電池等の二次電池、ACアダプター等のいずれか、もしくはこれらの組合わせにより構成される。
A
54は通信制御部であり、USBやIEEE1394、LAN、無線通信等の各種通信機能をサポートする。55は、通信部54により撮像装置1を他の機器と接続するためのコネクタ、あるいは無線通信をするためのアンテナである。
A
次に、図2から図4を用いて軌跡描画モードおよび軌跡描画機能について説明する。 Next, the trajectory drawing mode and the trajectory drawing function will be described with reference to FIGS.
軌跡描画モードは、夕暮れ時や夜間など背景が暗いシーンの中に遠くの街灯などの点光源(輝点)が存在する場合に、撮像素子21の露光時間中に補正レンズユニット11cを駆動して、その点光源で予定した軌跡(輝線)を描くモードである。
In the locus drawing mode, when a point light source (bright spot) such as a distant street lamp exists in a scene with a dark background such as dusk or at night, the
図2は、通常の撮影モード設定時(軌跡描画機能オフ)と、軌跡描画モード設定時(軌跡描画機能オン)とで得られる画像を比較する概略図である。 FIG. 2 is a schematic diagram comparing images obtained when the normal shooting mode is set (trajectory drawing function off) and when the trajectory drawing mode is set (trajectory drawing function on).
図2(a)は、通常の撮影モード設定で撮影したときに得られる画像の例である。主たる被写体である人物が撮像装置1から比較的近い位置におり、その背景は夜景であって街灯などによる点光源がいくつか存在する。この画像の例は、少なくとも露光時には手振れ補正を行いつつ、露光中のあるタイミングでストロボ9を発光させて人物を照射したものである。このように撮影すると、ストロボ9の照射範囲内に存在する人物は、ストロボ光が反射して明るく写り、ストロボ9の照射範囲外の遠景は、自ら発光する点光源(ここでは街灯)のみが撮像素子21まで到達して写ることになる。ただし、遠景の街灯は撮像装置1に対して照度としては小さいので、いわゆるスローシャッタでなければ被写体像として写らない。そのため、ここでは手振れ補正をオンにして、点光源が点として写るようにしている。
FIG. 2A shows an example of an image obtained when shooting is performed with normal shooting mode settings. A person who is a main subject is located relatively close to the
図2(b)は、図2(a)と同じ構図で、軌跡描画モード設定で撮影したときに得られる画像の例を表している。ここでは、ユーザが予め星型を描画図形として選択していたものとする。撮像素子が露光の状態にある期間、すなわち露光中において、手振れ補正の目標値に星型を描画するための目標値を重畳して補正レンズユニット11cを駆動すると、背景の点光源は撮像素子21上で星型を描いて写ることになる。一方、人物はストロボ9により照射される。ストロボ9の発光時間は撮像素子21の露光時間に対して十分に短く、また、人物はストロボ発光時以外は何ら照射光を受けることのない低照度下に存在しているので、ほぼストロボ光が反射した像だけが撮像素子21に届いて静止したように写る。すると、図2(b)のように、1枚の画像に、点光源である街灯については星型を描いて写り、人物は静止して写るこということになる。
FIG. 2B shows an example of an image obtained with the same composition as that in FIG. Here, it is assumed that the user has previously selected a star shape as a drawing figure. When the
図2(b)では星型の例を示したが、予め定められた複数の図形やサイズから、ユーザの選択により任意の図形やサイズを選択することができる。 FIG. 2B shows an example of a star shape, but an arbitrary figure or size can be selected by a user's selection from a plurality of predetermined figures and sizes.
図3は、ユーザによる軌跡図形やサイズの選択等を説明するための図である。具体的には、モードダイヤル4で軌跡描画モードが選択されているときに、メニュー呼び出しのための操作スイッチ5が操作された場合に表示される画像表示部7のメニュー画面である。
FIG. 3 is a diagram for explaining selection of a locus graphic and a size by the user. Specifically, this is a menu screen of the image display unit 7 displayed when the
301は現在表示されているメニュー項目が、撮影に関する項目であることを示すためのアイコンタブである。この他に再生に関する項目であることを示すためのタブ302と、撮影/再生以外の設定項目であることを示すためのタブ303があり、これらは、操作スイッチ5の一部である十字キーのうち、左右キーの操作により移動および選択が可能である。
軌跡図形やサイズの選択については、撮影モードのひとつである軌跡描画モードに関する項目であるので、撮影に関するアイコンタブ301が選択されたときにメニュー項目として表示される。
The selection of the trajectory graphic and size is an item related to the trajectory drawing mode, which is one of the shooting modes, and is therefore displayed as a menu item when the
304から307は軌跡描画モードに関するメニュー項目である。それぞれのメニュー項目は、操作スイッチ5の一部である十字キーのうち、上下キーの操作により移動および選択が可能である。撮影に関するメニュー項目はこれら以外にも多数存在し、同様に上下キーを操作することで、メニュー項目はスクロールされて新たな項目が表示される。現在表示されているメニュー項目が、全体のメニュー項目に対してどのくらいの位置にあたるかを示すために、全体を示すためのバー308aと、バー308a上に重ねられた、位置を示すためのバー308bが表示されている。
304 to 307 are menu items related to the locus drawing mode. Each menu item can be moved and selected by operating the up and down keys of the cross key that is a part of the
304は、軌跡描画モードにおいて、同時に手振れ補正を行うか否かを選択するための、「手振れ補正」のメニュー項目である。手振れ補正設定のために別途設けられたスライドスイッチ(操作スイッチ5)で、手振れ補正がオフにされていたとしても、軌跡描画モードが選択されたときには自動的にオンにしたいときなどのために用意されている。これは、軌跡描画モードでは原則としてスローシャッタで撮影することが多いために、手持ち撮影では手振れが起きやすく、軌跡の描画とともに手振れ補正を行ったほうがきれいな図形が描けるからである。逆に、スライドスイッチでは手振れ補正がオンになっていても、撮像装置1を三脚に固定して軌跡描画をさせる場合には、むしろ手振れ補正機能が邪魔になることがある。このようなときには、予めこのメニュー項目で手振れ補正を「切」に選択しておけばよい。なお、図では「入」が選択されている様子を表している。
Reference numeral 304 denotes a “camera shake correction” menu item for selecting whether to perform camera shake correction at the same time in the locus drawing mode. Even if camera shake correction is turned off with the slide switch (operation switch 5) provided separately for camera shake correction setting, it is prepared for when you want to turn it on automatically when the locus drawing mode is selected. Has been. This is because, in principle, in the trajectory drawing mode, shooting is often performed with a slow shutter, so that hand shake is likely to occur in hand-held shooting, and a more beautiful figure can be drawn by performing hand shake correction together with the drawing of the trajectory. On the other hand, even if the camera shake correction is turned on in the slide switch, the camera shake correction function may be an obstacle when the
305は、軌跡描画モードで点光源を利用して描かせたい図形を選択するための、「図形選択」のメニュー項目である。図3においては、上下キーによりこの項目が選択されて太枠表示され、アクティブとなっている様子を示している。さらに、メニュー項目がハイライト表示された状態でセットボタン(操作スイッチ5)を操作すると、それぞれの図形が左右キーで選択できる状態になる。図3では、この選択できる状態を表している。また、それぞれの図形はアイコンで表示されている。現在選択されている図形のアイコンは網掛けされた状態で表示され、図3では星型が選択されていることを示す。また、ここに表示された星型、ハート型、円型以外にも選択可能な図形が用意されている。左向きの三角アイコンはさらに左側に隠れて選択可能な図形が存在することを表し、同様に、右向きの三角アイコンはさらに右側に隠れて選択可能な図形が存在することを表している。隠れて選択可能な図形としては、例えば、ダイヤやスペードがあっても良い。ユーザは左右キーを操作することで網掛け部を移動させ、所望の図形を選択することができる。 Reference numeral 305 denotes a “graphic selection” menu item for selecting a graphic to be drawn using a point light source in the locus drawing mode. FIG. 3 shows that this item is selected by the up and down keys, is displayed in a thick frame, and is active. Further, when the set button (operation switch 5) is operated with the menu item highlighted, each figure can be selected with the left and right keys. FIG. 3 shows this selectable state. Each figure is displayed as an icon. The icon of the currently selected graphic is displayed in a shaded state, and FIG. 3 shows that a star shape is selected. In addition to the star shape, heart shape, and circle shape displayed here, selectable figures are also prepared. The left triangle icon indicates that there is a selectable figure hidden behind the left side. Similarly, the right triangle icon indicates that there is a selectable figure hidden behind the right side. Examples of the hidden and selectable figure may include a diamond and a spade. The user can select a desired figure by moving the shaded portion by operating the left and right keys.
306は、図形選択で選択した図形を、どれくらいの大きさで撮影画像中に描かせたいかを選択するための、「図形サイズ」のメニュー項目である。図3の例では「小」、「中」、「大」が選択できるようになっており、ここでは「中」が選択されている様子を示している。 Reference numeral 306 denotes a “graphic size” menu item for selecting a size of a graphic selected by graphic selection to be drawn in the captured image. In the example of FIG. 3, “small”, “medium”, and “large” can be selected. Here, “medium” is selected.
307は、図形選択で選択した図形の、どの点を描画の開始点とするかを選択するための、「描画始点」のメニュー項目である。例えば、「図形選択」で円型が選択されたときに、補正レンズユニット11cを、「下」→「上」→「下」と一周させるのか、「上」→「下」→「上」と一周させるかによって、描かれる円とストロボ照射される被写体との相対的な位置関係が変わってくる。従って、描画の開始点をユーザの意図によって選択できるようにしている。ここでは「上」、「下」、「右」、「左」が選択可能なように用意されており、図では「下」が選択されている様子を表している。なお、出力される画像と、撮像素子21上に結像される被写体像とでは、上下左右が逆の関係になるので、メニューにおける「上」、「下」、「右」、「左」は、補正レンズユニット11cの始動位置としては「下」、「上」、「左」、「右」に対応することになる。また、選択される図形によっては、「上」、「下」、「右」、「左」に対応する位置が明確ではない場合があるが、これは後に説明する軌跡データに予めどの位置が「上」、「下」、「右」、「左」に対応するかが定義付けられている。
Reference numeral 307 denotes a “drawing start point” menu item for selecting which point of the graphic selected by the graphic selection is the drawing start point. For example, when the circular shape is selected in “Figure selection”, the
図3では、モードダイヤル4で軌跡描画モードが選択されているときに呼び出されるメニュー画面について説明したが、これ以外のモードが選択されているときには、304から307のメニュー項目はグレーアウトされ、選択ができないようにされる。
In FIG. 3, the menu screen called when the mode drawing mode is selected with the
次に、描画始点の設定について図4を用いて更に説明する。 Next, the setting of the drawing start point will be further described with reference to FIG.
図4は、描画始点の違いにより、撮影画像としてどのような差が生じるかを説明する図である。 FIG. 4 is a diagram for explaining what kind of difference occurs as a captured image due to a difference in drawing start point.
図4(a)において、中央の点401は背景の輝点を示している。そして、撮像装置1の近くに手をかざして、背景の輝点との位置関係が図4(a)の関係になるように構図を決めて撮影する場合について述べる。低照度下でかざされた手はストロボ9の照射範囲内に存在する。なお、ここでは描画する図形として、「図形選択」メニューで「ハート型」が選択されているものとする。
In FIG. 4A, a
図4(b)は、描画始点として「下」が選択されているときに得られる画像を表すものである。描画始点を「下」にすると、ハート型の最下点から描画が開始されるため、図4(a)での輝点の位置よりも上側に輝線の描画が行われることになる。従って、描画されるハートは、あたかもかざされた手に乗ったように写し込まれる。 FIG. 4B shows an image obtained when “lower” is selected as the drawing start point. When the drawing start point is set to “below”, drawing starts from the heart-shaped lowest point, so that a bright line is drawn above the position of the bright point in FIG. Therefore, the drawn heart is copied as if it were on a hand held up.
一方、描画始点として「上」が選択されているときには、図4(c)のような撮影画像が得られる。描画始点を「上」にすると、ハート型の上部の一点から描画を開始するため、ハート型は図4(a)での輝点の位置よりも下側に輝線の描画が行われることになる。従って、かざされた手とハート型が重なった画像となる。 On the other hand, when “upper” is selected as the drawing start point, a captured image as shown in FIG. 4C is obtained. When the drawing start point is set to “above”, drawing starts from one point at the top of the heart shape, so that the heart shape draws a bright line below the position of the bright point in FIG. . Therefore, an image in which the hand held over the heart shape overlaps.
次に、不揮発性メモリ46に記録されている軌跡データについて、図5を用いて説明する。
Next, the trajectory data recorded in the
図5は、軌跡データの記録形式を概念的に説明するための図である。 FIG. 5 is a diagram for conceptually explaining the recording format of the trajectory data.
軌跡データは、メニュー画面でユーザによって選択された設定に従って、補正レンズユニット11cを駆動させるためのデータである。システム制御部50が不揮発性メモリ46から、ユーザによって選択された図形の軌跡データを読み出し、その他の図形サイズや描画始点といった設定項目や、露出情報などと共に駆動制御部31に送る。駆動制御部を構成する軌跡制御部31g(後述)は、これらの情報を受け取り、描画を行うために必要な補正レンズユニット11cの移動量を演算する。
The locus data is data for driving the
図5(a)は、軌跡データの格納ルールを示す図である。ある図形を示す軌跡データは配列構造を持ち、先頭アドレスにはその軌跡データがいずれの図形を示すデータであるのかを示す「図形情報」が格納されている。従って、システム制御部50は、ユーザによって選択された図形をこの図形情報と照合し、一致するものを読み出す。
FIG. 5A is a diagram illustrating a storage rule for trajectory data. The trajectory data indicating a certain graphic has an array structure, and “graphic information” indicating which graphic the trajectory data indicates is stored in the head address. Therefore, the
そして、次に「描画始点アドレス」が格納されている。これは、ユーザに選択された描画始点が「上」、「下」、「右」、「左」のいずれかによって、どの座標データから使用するかを示すものである。 Next, the “drawing start point address” is stored. This indicates from which coordinate data the drawing start point selected by the user is used depending on which of “upper”, “lower”, “right”, and “left”.
「描画始点アドレス」の次には「描画軌跡長」が格納されている。これは、その図形の軌跡の長さに相当する。すなわち、選択された図形を描き終わるまでに、補正レンズユニット11cをどれだけ動かさなければならないかがこの情報から演算される。したがって、この「描画軌跡長」に基づいて、その図形を描くのに要する時間、すなわち最適な露光時間を決定することができる。
Next to the “drawing start point address”, “drawing trajectory length” is stored. This corresponds to the length of the trace of the figure. That is, how much the
露光時間よりも軌跡描画時間(図形を描くために補正レンズユニット11cを動かす必要がある時間)の方が短ければ、図形を描き終わった後も露光状態が続くことになるので、その図形の終端部分で滲み(高輝度の部分)を生じることになる。また、選択された図形を一回りして描き終わっても留まることなく、さらに二回り目、三回り目をした場合に、開始点と終了点が一致していないときに露光時間が終了すると、一つの図形内に輝度の高い軌跡部分と、低い軌跡部分を生じさせることになる。
If the trajectory drawing time (the time required to move the
逆に、露光時間の方が軌跡描画時間よりも短ければ、その図形を描ききる前に露光時間が終了することになるので、途中で途切れた未完成の図形が撮影画像として表れることになる。 On the other hand, if the exposure time is shorter than the trajectory drawing time, the exposure time ends before the figure is completely drawn, so that an incomplete figure interrupted in the middle appears as a photographed image.
従って、露光時間は、選択された図形を一回りして描く時間、もしくは整数回まわって描く時間である軌跡描画時間と一致することが好ましい。具体的な露光時間の算出と露出条件の決定に関しては、後に詳述する。 Therefore, it is preferable that the exposure time coincides with the trajectory drawing time which is the time for drawing the selected figure once or drawing it for an integer number of times. Specific calculation of exposure time and determination of exposure conditions will be described in detail later.
「描画軌跡長」の次からは、必要な数だけ座標値が格納されている。座標値は座標1、座標2、座標3…と続き、補正レンズユニット11cは、順番にこれらに対応する位置に駆動されることで、選択された図形をトレースすることになる。矢印は補正レンズユニット11cが次に移動される位置に対応する座標を概念的に示すものである。描画開始時には、描画始点アドレスに従って矢印がセットされる。その後は順次インクリメントされて(矢印が次の座標アドレスへセットされて)座標値が読み出される。
The necessary number of coordinate values are stored after the “drawing trajectory length”. The coordinate values are coordinate 1, coordinate 2, coordinate 3,..., And the
なお、この軌跡データはメニュー項目「図形サイズ」で選択される「中」を基準に作成されている。従って、「図形サイズ」で「中」が選択されている場合には、軌跡データに記述された座標値に従って補正レンズユニット11cの目標値を設定すればよい。
The trajectory data is created based on “medium” selected by the menu item “graphic size”. Therefore, when “medium” is selected as the “graphic size”, the target value of the
「大」が選択されている場合には、描画軌跡長を2倍に換算して露光時間等を算出し、更に、補正レンズユニット11cの移動に関しては、矢印が示す座標値を2倍に換算する。座標値を読み出すサンプリング周期を、補正レンズユニット11cを駆動するサンプリング周期の1/2倍(読み出す時間の間隔を駆動する時間の間隔の2倍)とし、座標値を読み出さないタイミングの座標値は前後の座標値の中間値とする。つまり、補正レンズユニット11cを駆動するサンプリングについては、2回に1回座標値を読み出すサンプリングに同期し、このときは軌跡データから2倍に換算した座標値が目標値に用いられる。そして、同期していないときには前後の換算座標値の中間値(補間座標)が目標値に用いられることになる。このようにすることで、補正レンズユニット11cは、座標(0,0)を基準とした2倍の大きさの軌跡を、同じ駆動速度で、2倍の時間をかけて移動することができる。
When “Large” is selected, the drawing trajectory length is converted to double to calculate the exposure time and the like, and the movement of the
「小」が選択されている場合には、「大」が選択されている場合の逆の関係になる。つまり、描画軌跡長を1/2倍に換算して露光時間等を算出し、更に、補正レンズユニット11cの移動に関しては、矢印が示す座標値を1/2倍に換算する。座標値を読み出すサンプリング周期を、補正レンズユニット11cを駆動するサンプリング周期の2倍(読み出す時間の間隔を駆動する時間の間隔の1/2倍)とし、補正レンズユニット11cを駆動しないタイミングの座標値は利用せずに無視するものとする。つまり、座標値を読み出すサンプリングについては、2回に1回補正レンズユニット11cを駆動するサンプリングと同期するが、このときは軌跡データから1/2倍に換算した座標値が目標値として用いられ、同期していないときには用いられないことになる。(もちろん、目標値として用いられないタイミングでは、読み出しを行わないように構成しても良い。)このようにすることで、補正レンズユニット11cは、座標(0,0)を基準とした1/2倍の大きさの軌跡を、同じ駆動速度で、1/2倍の時間で移動することができる。
When “small” is selected, the reverse relationship is obtained when “large” is selected. That is, the exposure time and the like are calculated by converting the drawing trajectory length to ½ times, and the coordinate value indicated by the arrow is converted to ½ times for the movement of the
なお、ここでは基準として格納されている軌跡データをサイズ「中」とし、2倍、1/2倍のサイズに関する例を示したが、線形補間的にこの方法を適用すれば2倍、1/2倍以外の倍率であっても設定することができる。また、基準として格納されてる軌跡データとしては、最小のサイズに対応する座標データを持っていても、逆に最大のサイズに対応する座標データを持っていても良い。 In this example, the trajectory data stored as the reference is the size “medium”, and an example relating to the size of 2 times or 1/2 times has been shown. However, if this method is applied in a linear interpolation manner, the size is 2 times, 1 / It can be set even at a magnification other than two times. The trajectory data stored as a reference may have coordinate data corresponding to the minimum size, or conversely, coordinate data corresponding to the maximum size.
図5(b)および図5(c)は、軌跡データの格納ルールを具体的な図形に適用した場合を示す図であり、図5(b)は星型を、図5(c)はハート型を示す図である。それぞれ記述されている値は図5(a)に対応する。例えば図5(b)においては、「図形情報」として先頭アドレスに「星型」が、「描画始点アドレス」として、「上」が選択されたときには「座標1」から読み出し、「下」が選択されたときには「座標20」から読み出すといった情報が記述されている。「描画軌跡長」として「100」が、「座標1」、「座標2」…として、「0、−10」、「2、−13」…が記述されている。「描画始点」のメニュー項目で「上」が選択されている場合には、描画始点アドレスとして「上:座標1」が指示されているので、初期値として矢印を座標1にセットされる。そして、「図形サイズ」として「中」が選択されていれば、座標1から最後の座標まで順に矢印がインクリメントされてセットされ、補正レンズユニット11cを駆動するためのデータとして用いられる。「描画始点」のメニュー項目で「下」が選択されている場合には、描画始点アドレスとして「下:座標20」が指示されているので、初期値として矢印を座標20(不図示)にセットされる。そして、座標20から最後の座標まで順に矢印がインクリメントされてセットされ、さらに座標1にジャンプして座標19まで同様にインクリメントされて、補正レンズユニット11cを駆動するためのデータとして用いられる。選択された図形を2回り、3回りして描く場合には、これを2回、3回と繰り返せばよい。また、「図形サイズ」として「大」または「小」が選択されているときは、前述のルールに従って読み出される。
5 (b) and 5 (c) are diagrams showing a case where the storage rule of trajectory data is applied to a specific figure, FIG. 5 (b) is a star shape, and FIG. 5 (c) is a heart shape. It is a figure which shows a type | mold. The values described respectively correspond to FIG. For example, in FIG. 5B, “star shape” is selected as the “graphic information” at the start address, and “upper” is selected as the “drawing start point address”. In such a case, information such as reading from “coordinate 20” is described. “100” is described as “drawing trajectory length”, and “0, −10”, “2, −13”... Are described as “coordinate 1”, “coordinate 2”. When “Up” is selected in the “Drawing start point” menu item, since “Up: Coordinate 1” is designated as the drawing start point address, an arrow is set at the coordinate 1 as an initial value. If “middle” is selected as the “graphic size”, the arrows are sequentially incremented from the coordinate 1 to the last coordinate, and are used as data for driving the
「描画開始アドレス」は、例えば円型のように「上」、「下」、「右」、「左」の位置が幾何学的に明確である場合には、その座標値を対応させて定義付ければよい。しかし、星型や、ハート型については、例えば「右」や「左」は図形の重心に対して必ずしも明確な特徴点を有しない。このような場合は、比較的近くに存在する特徴点である頂点や変極点、または左右方向に最大値、最小値をとるような点を定義付けすればよい。これは、描画軌跡を開始する点として、ユーザが感覚的に認識しやすいからである。 “Drawing start address” is defined by correlating the coordinate values when the positions of “top”, “bottom”, “right” and “left” are geometrically clear, such as a circle. You can attach it. However, for the star shape and the heart shape, for example, “right” and “left” do not necessarily have a clear feature point with respect to the center of gravity of the figure. In such a case, vertices and inflection points that are relatively close feature points, or points that have maximum and minimum values in the left-right direction may be defined. This is because it is easy for the user to perceive sensuously as a point to start the drawing trajectory.
次に、図6を用いて駆動制御部31の内部構成とこれに関連する構成について説明する。図6はこれらの構成をブロック図を用いて示す図である。
Next, an internal configuration of the
まず、モードダイヤル4が軌跡描画モード以外の撮影モードに設定され、スライドスイッチ(操作スイッチ5)で手振れ補正がオンとされている場合について説明する。
First, a case where the
振れ検出器33によって検出された信号は、フィルタ31aやアンプ31bによって必要な信号のみ抽出され、A/D変換器31cによってアナログ値からデジタル値に変換される。そして、演算器31dで積分処理されることにより、ユーザの手振れ量に応じた、補正レンズユニット11cを駆動するための第1の移動目標量が演算され、そのまま駆動目標位置演算部31iに入力される。
From the signal detected by the
補正レンズユニット11cの位置検出センサ32によって検出された信号は、アンプ31eにて増幅され、A/D変換器31fを介して補正レンズユニット11cの位置信号として駆動目標位置演算部31iに入力される。
The signal detected by the
駆動目標位置演算部31iは、これら入力される信号を用いて、フィードバック制御を行う。駆動目標位置演算部31iでは、システム制御部50より入力されるズームレンズ11aの位置情報を用いて算出される敏感度等を考慮して、補正レンズユニット11cの移動目標位置を算出する。そして、算出された移動目標位置に従って、駆動ドライバ31jは補正レンズユニット11cのコイルに通電し、補正レンズ(後述の補正レンズ800)を光軸と直交する平面内で移動させて目標位置に到達するように駆動する。
The drive target position calculation unit 31i performs feedback control using these input signals. The drive target position calculation unit 31i calculates the movement target position of the
これら一連の動作を高速かつ周期的に繰り返すことにより、ユーザの手振れによって撮像装置1が振れても、撮像素子21上で結像する被写体像はほぼ静止した状態を保つことができ、手振れの影響の軽減された撮影画像を得ることが可能となる。
By repeating these series of operations at high speed and periodically, even if the
次に、モードダイヤル4が軌跡描画モードに設定され、「手振れ補正」のメニュー項目304で、手振れ補正が「入」とされている場合について説明する。
Next, the case where the
振れ検出器33で検出された信号が入力されて、演算器31dで第1の移動目標量が演算されるまでは、上記の通常の手振れ補正の信号処理と同様である。
The processing is the same as that in the normal camera shake correction signal processing until the signal detected by the
軌跡描画モードで図形を描くときには、上述の軌跡データがシステム制御部50より軌跡制御部31gに入力される。同時にシステム制御部からは、ユーザによって設定された描画サイズと描画始点の情報が入力され、軌跡制御部31gは、上述のように描画始点のアドレスのセットや、描画サイズに応じた拡大/縮小の演算を行う。そして、補正レンズユニット11cを駆動する周期で、描画のための移動目標量としての第2の移動目標量を演算/生成する。
When drawing a figure in the locus drawing mode, the locus data described above is input from the
描画を行うための駆動を開始するタイミングは、シャッタが開いたタイミングに同期する。具体的には、露光制御部41からのタイミング信号が、システム制御部50を介して、軌跡制御部31gに入力されることにより、同期が実現される。
The timing to start driving for drawing is synchronized with the timing at which the shutter is opened. Specifically, the synchronization is realized by the timing signal from the
演算器31dより出力されるユーザの手振れ量に応じた移動量である第1の移動目標量と、軌跡制御部31gより出力される描画のための移動量である第2の移動目標量は、加算器31hで加算された後、駆動目標位置演算部31iに入力される。駆動目標位置演算部31iでは、入力された第1の移動目標量と第2の移動目標量の合算量と、A/D変換器31fより入力された補正レンズユニット11cの現在位置から、補正レンズユニット11cの移動目標位置を算出する。そして、算出された移動目標位置に従って、駆動ドライバ31jは補正レンズユニット11cのコイルに通電し、補正レンズ(後述の補正レンズ800)を光軸と直交する平面内で移動させて目標位置に到達するように駆動する。
A first movement target amount that is a movement amount according to the amount of user shake output from the
これら一連の動作を撮像素子21の露光時間中に行うことにより、ユーザの手振れの影響を軽減しつつ、選択された図形を設定に従って描画することが可能となる。
By performing these series of operations during the exposure time of the
次に、モードダイヤル4が軌跡描画モードに設定され、「手振れ補正」のメニュー項目304で、手振れ補正が「切」とされている場合について説明する。
Next, the case where the
この場合は、システム制御部50の指示により演算器31dの出力が0とされ、振れ検出器からの影響を除去する。従って、駆動目標位置演算部31iへの入力は第2の移動目標量のみとなる。駆動目標位置演算部31iでは、入力された第2の移動目標量と、A/D変換器31fより入力された補正レンズユニット11cの現在位置から、補正レンズユニット11cの移動目標位置を算出する。そして、算出された移動目標位置に従って、駆動ドライバ31jは補正レンズユニット11cのコイルに通電し、補正レンズ(後述の補正レンズ800)を光軸と直交する平面内で移動させて目標位置に到達するように駆動する。
In this case, the output of the
これら一連の動作を撮像素子21の露光時間中に行うことにより、選択された図形を設定に従って描画することが可能となる。このように制御を行うことは、複雑な図形や大きなサイズの図形を描かせる場合であって、露光時間が長くなるような場合に、三脚で撮像装置1を固定して撮影する状況下で有効である。
By performing these series of operations during the exposure time of the
上記の説明においては、光軸14に対して垂直な面内で移動する補正レンズユニット11cの、平面内の2軸分の駆動をまとめて説明しているが、2軸で移動させるためには各軸方向のそれぞれに上記各要素を有するものとする。
In the above description, driving of the
図7は、図6を用いて説明した、モードダイヤル4が軌跡描画モードに設定され、「手振れ補正」のメニュー項目304で、手振れ補正が「入」とされている場合における、補正レンズユニット11cの動作を概略的に説明するための図である。横軸は撮像素子21の露光開始からの時間の経過を表し、縦軸は光軸中心からの移動量を表す。なお、補正レンズユニット11cは、光軸14に対して垂直な面内で移動するので、2軸の方向を有するが、ここでは簡単のため、1軸方向の動作について説明する。
FIG. 7 illustrates the
図7(a)は、被写体像が撮像素子21上で振れることなく、光軸14を中心として結像するように、ユーザの手振れに応答して、補正レンズユニット11cを駆動した場合を表す図である。すなわち、通常の手振れ補正制御による駆動であり、第1の移動目標量のみに基づいて駆動ドライバ31jを制御したときの状態を示したものである。
FIG. 7A illustrates a case where the
図7(b)は、軌跡制御部31gが出力する第2の移動目標量のみに基づいて駆動ドライバ31jを制御したときの状態を示した図である。すなわち、補正レンズユニット11cは、軌跡データに基づいて軌跡制御部31gが出力する軌跡を描くこととなる。
FIG. 7B is a diagram illustrating a state when the
なお、ここでは説明のため軌跡データは、
x軸方向に
x=αsin(ωt) …(1)
x軸と直交するy軸方向に、
y=αcos(ωt)−α …(2)
となるように、量子化されて座標値に換算されて与えられ、
露光時間は、
0≦t≦2π/ω …(3)
となるように与えられているものとする。すなわち、補正レンズユニット11cが、露光時間中に、(0,0)を始点として、(0、−α)を中心する半径αの円軌跡を1周描くように軌跡データと露光時間が与えられているものとする。したがって、図7(b)は、このx軸の軌跡データに従って補正レンズユニット11cを駆動した場合の、x軸方向の移動量を表す図である。
For the sake of explanation here, the trajectory data is
x = αsin (ωt) in the x-axis direction (1)
In the y-axis direction orthogonal to the x-axis,
y = αcos (ωt) −α (2)
So that it is quantized and converted into coordinate values,
Exposure time is
0 ≦ t ≦ 2π / ω (3)
Is given to be That is, during the exposure time, the
図7(c)は、図7(a)で示した第1の移動目標量、および図7(b)で示した第2の移動目標量を足し合わせた移動目標量に基づいて、駆動ドライバ31jを制御した場合を示した図である。 FIG. 7C shows a driving driver based on the movement target amount obtained by adding the first movement target amount shown in FIG. 7A and the second movement target amount shown in FIG. It is the figure which showed the case where 31j was controlled.
図7(c)に示す補正レンズユニット11cの移動を行うことで、手振れは第1の移動目標量の効果により補正され、かつ、第2の移動目標量に従って撮像素子21上で設定された図形を描くことが可能となる。
By moving the
次に、補正レンズユニット11cの駆動機構について図8を用いて説明する。図8は、補正レンズユニット11cの補正レンズ800を移動させる機構を概略的に示す図である。
Next, the drive mechanism of the
図8(a)において、801はレンズを保持する可動枠、800は補正レンズ、803は鏡筒に取り付けられた固定部、804は可動枠上の支持/案内部、805は支持/案内部と同軸に取り付けられたバネを示す。また、806a、806bは固定部に取り付けられたコイル、807a、807bは可動枠に取り付けられたマグネットを示す。図8(b)は図8(a)に示した手振れ補正機構の右側面図である。図8(b)において、810、812は図8(a)には図示しないヨークである。811は図8(a)には図示しない可動部の位置を検出するセンサである。具体的には、位置検出センサ32を構成する要素であり、センサとしてはホール素子が用いられている。図8(c)は図8(a)の802矢視図である。可動枠801は支持/案内部804によって固定部803に対して平面運動可能に案内支持されている。図8(c)では、長円形の案内溝813の中に円形の支持/案内部804が挿入されている。手振れ補正機構は、3箇所とも同一の構造とすることによって、撮像光学系10の光軸14の方向には拘束され、光軸14に直行する平面上では運動させることができる。可動枠801上には、手振れ補正レンズ800及び駆動用のマグネット807a、807bが取り付けられている。また、可動枠801は支持/案内部804と同軸に取り付けられたバネ805によって弾性支持されており、駆動力が発生していないときは手振れ補正レンズ800の中心が光軸14に略一致するように配置されている。駆動部分は図8(b)に示すようにマグネット807aの両側をヨークで挟み込み、片側にコイル806aを備えた構成をしている。駆動部分の原理は図9を用いて説明する。
8A,
図9(a)、(b)は、図8(a)に示す点線808を断面として駆動回路部分を抜粋した矢視図である。駆動用マグネット807aは2極で厚み方向に着磁されている。更に、マグネット807aの着磁方向の両側にはヨーク810、812が設けられており、多くの磁束は外に漏れることなく、図9(a)の図中に示すような矢印方向の磁界を発生させている。この状態でコイル806aに通電すると、コイル806a上の領域901と902には、それぞれ反対方向の電流が流れる。一方、磁界の方向も反対であるため、フレミング左手の法則によって同一方向の力が発生する。このときコイルが固定されているため、作用反作用の法則によって可動部に取り付けられたマグネット807aが力を受けて駆動される。駆動力はコイル806aの電流に比例し、コイル806aに流す電流の向きを反対方向にすることによって、マグネット807aが受ける駆動力も反対にすることができる。駆動力が発生すると、可動部がバネ805によって弾性支持されているので、バネ力と釣り合う点まで変位する。つまり、コイル806aの電流を適切に制御することによって、可動部の位置を制御することができる。
FIGS. 9A and 9B are arrow views extracted from the drive circuit portion with the dotted
更に、ヨーク810上にはホール素子811が取り付けられており、図9(b)に示すように、コイル806aに電流を印加することにより発生した駆動力によってマグネット807aが変位すると、ホール素子811上の磁気バランスも変化する。そのため、ホール素子811の信号を得ることによって、マグネット807aの位置を検出することが可能となる。
Further, a
図8、図9では、可動部にマグネットが配置され、固定部にコイルが配置されたムービングマグネット方式での実施形態を例示した。しかしながら、本実施例は、可動部にコイルが配置され、固定部にマグネットが配置されたムービングコイルについても適用可能である。 8 and 9 exemplify an embodiment using a moving magnet system in which a magnet is arranged in the movable part and a coil is arranged in the fixed part. However, this embodiment can also be applied to a moving coil in which a coil is arranged in the movable part and a magnet is arranged in the fixed part.
ところで、上述した軌跡描画モードでは、被写体像に輝点が存在する場合に、撮像素子21の露光中に補正レンズユニット11cを駆動して、その輝点でユーザが選択した図形を撮影画像に描画したが、補正レンズユニット11cは可動範囲を有するため、その輝点で補正レンズユニット11cの可動範囲を超えた形状(以下、「長大形状」という。)を撮影画像に描画することはできない。具体的には、被写体像に存在する輝点で図10に示すような長大形状であるコイル状の形状を撮影画像に描画しようとすると、図中網掛け部分に囲まれた白抜き部分が補正レンズユニット11cの可動範囲であるため、そのコイル状の形状を撮影画像に描画することはできない。そこで、本実施の形態では、ユーザが撮像素子21の露光中に撮像装置1を移動させる動作(基本的にはパン・チルト等と呼ばれる動作。途中で撮像装置1を移動させる方向を変更するような複雑な動作も含む。以下、これらを総称して「パン動作」と呼ぶ。)を利用して、被写体像に存在する輝点で長大形状を撮影画像に描画する。以下、その描画方法について具体的に説明する。
By the way, in the locus drawing mode described above, when a bright spot exists in the subject image, the
図11は、図10に示す長大形状であるコイル状の形状を撮影画像に描画する場合における、補正レンズユニット11cの動作を概略的に示した図である。図11(a)は、x軸方向の移動量を示し、図11(b)は、y軸方向の移動量を示した図である。横軸は、撮像素子21の露光開始からの時間の経過を表し、縦軸は光軸中心からの移動量を表す。y軸方向の移動量は可動範囲内に収まるが、x軸方向の移動量は所定の時間経過後に可動範囲を超える。したがって、図10に示す長大形状であるコイル状の形状を撮影画像に描画することはできない。
FIG. 11 is a diagram schematically showing the operation of the
一方、被写体像に輝点が存在する場合に、ユーザが撮像素子21の露光中にパン動作を行うと、撮影画像に輝線が描かれる。図12は、このときの振れ検出器33の出力と露光開始からの時間との関係を示した図である。ここでの振れ検出器33の出力は、手振れによる角速度と共にパン動作による角速度を含む。したがって、振れ検出器33によって検出された信号が、アナログ値からデジタル値に変換されて、演算器31dで積分処理されることにより、ユーザの手振れ量、及びパン動作量に応じた、すなわちユーザの手振れ及びパン動作を打ち消すような、補正レンズユニット11cを駆動するための第1の移動目標量が演算される。
On the other hand, when the user performs a pan operation during exposure of the
図13は、ここで演算された第1の移動目標量に基づいて補正レンズユニット11cの動作を制御した場合を示した図である。図13(a)は、x軸方向の移動量を示し、図13(b)は、y軸方向の移動量を示した図である。横軸は、撮像素子21の露光開始からの時間の経過を表し、縦軸は光軸中心からの移動量を表す。y軸方向の移動量は可動範囲内に収まるが、x軸方向の移動量は露光時間の経過と共に増大していき、所定の時間経過後に可動範囲を超える。
FIG. 13 is a diagram illustrating a case where the operation of the
ここで、図11(a)に示したx軸方向の移動量と、図13(a)に示したx軸方向の移動量とに着目する。上述したように、図11は、長大形状であるコイル状の形状を撮影画像に描画する場合の補正レンズユニット11cの動作を示し、図13は、ユーザの手振れ及びパン動作を打ち消すように演算された第1の移動目標量に基づく補正レンズユニット11cの動作を示す。図7(c)では、第1の移動目標量及び描画のための移動量である第2の移動目標量を足し合わせた移動目標量に基づいて補正レンズ7ユニット11cの動作を行うことで、図形の描画を行いながら手振れを補正することができることを説明した。したがって、ユーザの手振れ及びパン動作を打ち消すように演算された第1の移動目標量(図13)及び描画のための移動量である第2の移動目標量(図11)を足し合わせた移動目標量(図14)に基づいて補正レンズ7ユニット11cの動作を行うことで、長大形状であるコイル状の形状の描画を行いながら手振れ及びパン動作を補正することができる。このとき、足し合わされた移動目標量は図14に示すように、x軸方向の移動量が補正レンズユニット11cの可動範囲内に収まる。すなわち、ユーザのパン動作を利用すると、被写体像に存在する輝点で長大形状を撮影画像に描画することができる。
Here, attention is focused on the amount of movement in the x-axis direction shown in FIG. 11A and the amount of movement in the x-axis direction shown in FIG. As described above, FIG. 11 shows the operation of the
次に、本実施の形態に係る撮像装置の撮像動作について説明する。 Next, the imaging operation of the imaging apparatus according to the present embodiment will be described.
図15〜図17は、本実施の形態に係る撮像装置の撮像動作のフローチャートである。なお、図3を用いて説明したメニュー画面等により、種々の動作の実行/不実行が予めユーザの設定によって決定されているものとする。 15 to 17 are flowcharts of the imaging operation of the imaging apparatus according to the present embodiment. It should be noted that execution / non-execution of various operations is determined in advance by user settings on the menu screen described with reference to FIG.
図15において、ステップS1001では、モードダイヤル4で軌跡描画モードが設定されているか否かを確認する。軌跡描画モードでないときは通常の撮影モードが設定されている(軌跡描画機能オフ)ものとして、ステップS1002へ進む。
In FIG. 15, in step S <b> 1001, it is confirmed whether or not the locus drawing mode is set with the
ここでは、まず、通常の撮影モードが設定されている場合について説明する。 Here, first, a case where the normal shooting mode is set will be described.
ステップS1002はレリーズスイッチ3のSW1の入力待機状態である。ステップS1002でSW1がオンされると、ステップS1003において、システム制御部50はスライドスイッチ(操作スイッチ5)により手振れ補正がオンに設定されているかを確認する。手振れ補正がオンに設定されていれば、ステップS1004で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始する。すなわち、図7(a)を用いて説明した通常の手振れ補正制御による駆動を開始する。
Step S1002 is an input standby state of SW1 of the
ステップS1004で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始した後、もしくはステップS1003で手振れ補正がオフに設定されていると判断された場合には補正レンズユニット11cを駆動することなく、ステップS1005に進む。
After driving the
ステップS1005では、システム制御部50およびフォーカス制御部42で焦点調節レンズ11bを制御することにより、AF(オートフォーカス)を実行する。具体的には、焦点調節レンズ11bを微小量駆動させつつ連続的に取り込んだ被写体画像のコントラストをシステム制御部50で検出し、コントラストが最も高くなる位置を合焦位置とする公知のコントラスト方式を用いる。
In step S1005, the
次に、ステップS1006では、システム制御部50がAE(自動露出)処理を行う。具体的には、オートフォーカス実行時に得られる被写体画像を用いて、メインになると想定される被写体、例えば画面中央付近の被写体が適正露出となるように、シャッタスピード、絞り値および撮像素子21の出力ゲインであるISO感度を演算し決定する。
Next, in step S1006, the
このAE処理は被写体の測光と、露出演算の2段階からなる。被写体の測光としては、オートフォーカス実行時に得られる1枚の被写体画像を複数の領域に分割し、それぞれの輝度値に重み付け等の処理をして平均輝度値を算出することにより行われる。露出演算では、測光結果である平均輝度値と目標輝度値の差分を演算し、この演算結果に基づいて、シャッタスピード、絞り値およびISO感度を決定する。 This AE process consists of two steps: subject photometry and exposure calculation. Metering of a subject is performed by dividing one subject image obtained at the time of execution of autofocus into a plurality of areas, and performing processing such as weighting on each luminance value to calculate an average luminance value. In the exposure calculation, the difference between the average luminance value, which is a photometric result, and the target luminance value is calculated, and the shutter speed, aperture value, and ISO sensitivity are determined based on the calculation result.
撮影モードとしては、全自動モード、絞り優先モード、シャッタスピード優先モードが用意されている。全自動モードは、システム制御部50がシャッタスピード、絞り値およびISO感度を任意に決定する。具体的には、予め不揮発性メモリ46に用意されたプログラム線図に則って決定する。このプログラム線図は、例えば被写体輝度が小さい(暗い)場合には、できるだけ手振れを起こさないシャッタスピードと、開放に近い絞り値および高いISO感度となるように考慮されている。絞り優先モードの場合には、ユーザが指定した絞り値を維持するように、プログラム線図に則ってシャッタスピードとISO感度を調整する。シャッタスピード優先モードの場合には、ユーザが指定したシャッタスピードを維持するように、プログラム線図に則って被写体輝度に合わせて絞り値とISO感度を調整する。
As shooting modes, a fully automatic mode, an aperture priority mode, and a shutter speed priority mode are prepared. In the fully automatic mode, the
ステップS1006でAE処理を行った後、ステップS1007では、レリーズスイッチ3のSW2の入力を待つ。ステップS1002のSW1オンから所定時間内にSW2がオンされない場合には、再度ステップS1002まで戻り、SW1オンの入力待機状態となる。
After performing the AE process in step S1006, in step S1007, the input of SW2 of the
ステップS1007でSW2がオンされると、ステップS1008で、システム制御部50はストロボ制御部8を介してストロボ9の調光発光を行う。なお、ステップS1006のAE処理で被写体輝度が十分大きい(明るい)と判断されれば、ストロボを発光させる必要がないが、ここでは説明のため被写体輝度が小さくストロボを発光させる必要がある場合について説明する。
When SW2 is turned on in step S1007, the
ステップS1009では、ステップS1008で調光発光を行った結果を受け、システム制御部50は、その反射量から本発光量を演算する。具体的には、本発光をさせたときに撮像素子21で飽和画素が生じないように(白飛びしないように)調整される。
In step S1009, in response to the result of the dimming light emission in step S1008, the
ステップS1010では、露光制御部41がシステム制御部50の指示を受けて、撮像素子21が露光状態となるように、シャッタ12を開き、絞りユニット13を定められた絞り値に従って絞り込むことにより、露光を開始する。
In step S1010, the
そして、ステップS1011では、所定のタイミングで、ステップS1009で演算された本発光量に従って、ストロボ制御部8がストロボ9を発光する。
In step S1011, the
次に、ステップS1006で定められたシャッタスピードに応じた露光時間が経過したら、ステップS1012で、露光制御部41はシャッタ12を閉じ、絞りを開放状態に戻す。撮像素子21の露光が終了すると、ステップS1013では、図1を用いて説明したように画像処理を行い、ステップS1014では、処理された画像ファイルを記録媒体60へ記録し、かつ画像表示部7へ処理された画像データを表示し、通常の撮影モードによる一連の撮影動作を終了する。
Next, when the exposure time corresponding to the shutter speed determined in step S1006 has elapsed, in step S1012, the
次に、ステップS1001において、モードダイヤル4で軌跡描画モードが設定されていると判断した場合について説明する。軌跡描画モード(軌跡描画機能オン)であるときは、ステップS1015へ進む。軌跡描画モードが設定されていると、画像表示部7には、図18に示すような画面が表示される。現在選択されている図形のアイコンが画面下部に表示されると共にスルー画像がライブ表示される。画面中央部の点は被写体の点光源である。ここで、ユーザにより図形選択のための操作スイッチ5が操作されると、画像表示部7には、図19に示すように画面下部に図形選択画面が表示される。ユーザは、操作スイッチ5の一部である十字キーのうち、左右キーを操作することにより点光源を利用して描かせたい図形を図形選択画面中の図形から選択することができる。現在選択されている図形のアイコンは網掛けされた状態で表示され、図19では長大描画という文字列のアイコンが選択されている。ここで、ユーザによりセットボタン(操作スイッチ5)が操作されると、画像表示部7には、図20に示すような長大形状選択画面が表示される。ユーザは、操作スイッチ5の一部である十字キーのうち、上下キーを操作することにより点光源を利用するとともにユーザのパン動作を利用して描かせたい長大形状を長大形状選択画面中の長大形状から選択することができる。ここで、選択可能な長大形状としては、例えば、ジグザグ形状や筆記体の文字列である。ユーザは図形選択画面中の長大描画という文字列のアイコンを選択して、長大形状選択画面中の長大形状を選択することにより、点光源を利用して描かせたい図形としてユーザのパン動作が必要となる長大形状を選択することができる。
Next, a case where it is determined in step S1001 that the locus drawing mode is set with the
図16において、ステップS1015では、点光源を利用して描かせたい図形として長大形状が選択されているか否かを判別する。 In FIG. 16, in step S1015, it is determined whether or not a long shape is selected as a figure to be drawn using a point light source.
ステップS1015の判別の結果、長大形状が選択されていないときは(ステップS1015でNO)、ステップS1016に進む。 As a result of the determination in step S1015, when the long shape is not selected (NO in step S1015), the process proceeds to step S1016.
ステップS1016は、ステップS1002と同様に、レリーズスイッチ3のSW1の入力待機状態である。ステップS1016でSW1がオンされると、ステップS1017において、システム制御部50は手振れ補正のメニュー項目304で、手振れ補正を行うように設定されているかを確認する。ここでは、ステップS1003と異なり、図3を用いて説明したように、スライドスイッチ(操作スイッチ5)による手振れ補正の設定に関わらず、メニュー項目304による設定に従う。
Step S1016 is an input standby state of SW1 of the
手振れ補正がオンに設定されていれば、ステップS1018で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始する。すなわち図7(a)を用いて説明した通常の手振れ補正制御による駆動を開始する。
If the camera shake correction is set to ON, the driving of the
ステップS1018で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始した後、もしくはステップS1017で手振れ補正がオフに設定されていると判断された場合には補正レンズユニット11cを駆動することなく、ステップS1019に進む。
After driving the
ステップS1019では、ステップS1005と同様に、システム制御部50およびフォーカス制御部42で焦点調節レンズ11bを制御することにより、AF(オートフォーカス)を実行する。
In step S1019, as in step S1005, the
ステップS1019でAFを実行すると、次にAE処理を行う。ここで、軌跡描画モードでのAE処理について、被写体の測光と、露出演算の2段階をそれぞれ分けて説明することにする。 If AF is executed in step S1019, AE processing is next performed. Here, the AE process in the trajectory drawing mode will be described separately for the two steps of subject photometry and exposure calculation.
まず、被写体の測光を行う。被写体の測光は、ステップS1006で説明した測光と同様に、オートフォーカス実行時に得られる1枚の被写体画像を複数の領域に分割し、それぞれの輝度値に重み付け等の処理をして平均輝度値を算出することにより行われる。次に露出演算を行うが、測光結果である平均輝度値と目標輝度値の差分を演算し、この演算結果に基づいて、シャッタスピード、絞り値およびISO感度を決定するという原則はステップS1006のAE処理と同様である。ただし、決定の仕方が撮影モードとして用意されている、全自動モード、絞り優先モード、シャッタスピード優先モードのそれぞれで異なる。 First, subject photometry is performed. Similar to the photometry described in step S1006, the subject photometry is performed by dividing one subject image obtained at the time of execution of autofocus into a plurality of areas and performing processing such as weighting on each luminance value to obtain an average luminance value. This is done by calculating. Next, the exposure calculation is performed. The principle of calculating the difference between the average luminance value, which is a photometric result, and the target luminance value, and determining the shutter speed, aperture value, and ISO sensitivity based on the calculation result is the AE in step S1006. It is the same as the processing. However, the determination method is different for each of the fully automatic mode, aperture priority mode, and shutter speed priority mode, which are prepared as shooting modes.
現在の撮影モードが全自動モードである場合、システム制御部50は、図形選択のメニュー項目である305で選択されている図形に対応する軌跡データを不揮発性メモリ46から読み出し、その軌跡データの中から描画軌跡長を取得する。
When the current shooting mode is the fully automatic mode, the
描画軌跡長を取得すると、まず、シャッタスピードを決定する。具体的には、取得した描画軌跡長を図形サイズのメニュー項目である306で選択されているサイズに応じて変換する。「大」が選択されていれば2倍に換算し、「中」が選択されていればそのままとし、「小」が選択されていれば1/2倍に換算する。そして、例えば描画をさせようとする輝点の輝度に応じて決定される周回回数(選択された図形を露光時間中に何周させて描くか)を更に掛けて、補正レンズ800の移動距離を決定する。この移動距離を予め定められている補正レンズ800が駆動される速度で除することにより、選択された図形を選択されたサイズで描くための時間を求める。この時間がシャッタスピードとして定められる。
When the drawing trajectory length is acquired, first, the shutter speed is determined. Specifically, the acquired drawing trajectory length is converted in accordance with the size selected in 306 which is a menu item of the graphic size. If “large” is selected, it is converted to double, if “medium” is selected, it is left as it is, and if “small” is selected, it is converted to 1/2. Then, for example, the number of rotations determined according to the brightness of the bright spot to be drawn (how many times the selected figure is drawn during the exposure time) is further multiplied to determine the movement distance of the
このようにシャッタスピードが決定されると、ユーザが選択した図形を、途中で途切れることなく、また、滲みやムラを生じることなく描くことができる。 When the shutter speed is determined in this way, the figure selected by the user can be drawn without being interrupted and without causing blurring or unevenness.
シャッタスピードが決定されると、このシャッタスピードと、測光演算結果に基づいて、メインになると想定される被写体、例えば画面中央付近の被写体が適正露出となるように絞り値とISO感度が決定される。 When the shutter speed is determined, the aperture value and ISO sensitivity are determined based on the shutter speed and the photometric calculation result so that the subject that is assumed to be the main subject, for example, the subject near the center of the screen has a proper exposure. .
ここで、軌跡描画モードとして基準となる適正露出は、ステップS1006で通常の撮影モードとして基準となる適正露出に対して、例えば1段程度アンダーに設定される。これは、次の理由による。 Here, the appropriate exposure serving as the reference as the trajectory drawing mode is set to be, for example, about one step lower than the appropriate exposure serving as the reference as the normal shooting mode in step S1006. This is due to the following reason.
軌跡描画モードが想定するシーンの一つとして図2で示したように、背景に点光源が存在し、ストロボ9の照射範囲内に人物が存在する場合に、人物はストロボ発光時以外は照射光をほとんど受けない。しかしながら、人物が完全に照射光を受けない状況は現実的には少なく、実際は何らかの照明下に存在することが多い。軌跡描画モードではシャッタスピードが長く(長秒時に)なることが多いので、人物にわずかでも光があたっていると、補正レンズユニット11cの駆動により、さらには被写体である人物の揺れにより、人物の部分が全体的にブレや滲みのある画像となってしまう。ここで、例えば1段絞り込んだりISO感度を落とすことにより、このブレや滲みを相対的に暗くすることができる。一方、ストロボの発光量は調光発光により適切に設定され、かつ照射時間は極めて短時間であるので、ストロボ光により照射された期間の像は、適正な明るさであって、ブレや滲みを生じない像となることが期待できる。
As shown in FIG. 2 as one of the scenes assumed in the locus drawing mode, when a point light source exists in the background and a person exists within the irradiation range of the
具体的には、システム制御部50は、通常の撮影モードで、1/8秒、F2.0、ISO400が適正露出と判断される場合は、同一シーンで軌跡描画モードのときは、1/8秒、F4.0、ISO400、もしくは1/8秒、F2.0、ISO200を適正露出と判断する。なお、アンダーにする段数は1段に限られるものではなく、1/2段や1/3段などの段数でもよい。また、被写体測光時に、人物と思われる被写体(画角中央付近の被写体)の輝度を測っておいて、システム制御部がこの輝度に応じてアンダーにする段数を変化させるように構成してもよい。
Specifically, the
現在の撮影モードが絞り優先モードである場合、システム制御部50は、図形選択のメニュー項目である305で選択されている図形に対応する軌跡データを不揮発性メモリ46から読み出し、その軌跡データの中から描画軌跡長を取得する。
When the current shooting mode is the aperture priority mode, the
描画軌跡長を取得すると、すでに絞り値はユーザによって指定されているので、ここではシャッタスピードとISO感度を決定する。このとき、まず、シャッタスピードを決定する。具体的には、取得した描画軌跡長を図形サイズのメニュー項目である306で選択されているサイズに応じて変換する。「大」が選択されていれば2倍に換算し、「中」が選択されていればそのままとし、「小」が選択されていれば1/2倍に換算する。そして、例えば描画をさせようとする輝点の輝度に応じて決定される周回回数(選択された図形を露光時間中に何周させて描くか)を更に掛けて、補正レンズ800の移動距離を決定する。この移動距離を予め定められている補正レンズ800が駆動される速度で除することにより、選択された図形を選択されたサイズで描くための時間を求める。この時間がシャッタスピードとして定められる。
When the drawing trajectory length is acquired, the aperture value has already been specified by the user, so the shutter speed and ISO sensitivity are determined here. At this time, first, the shutter speed is determined. Specifically, the acquired drawing trajectory length is converted in accordance with the size selected in 306 which is a menu item of the graphic size. If “large” is selected, it is converted to double, if “medium” is selected, it is left as it is, and if “small” is selected, it is converted to 1/2. Then, for example, the number of rotations determined according to the brightness of the bright spot to be drawn (how many times the selected figure is drawn during the exposure time) is further multiplied to determine the movement distance of the
このようにシャッタスピードが決定されると、ユーザが選択した図形を、途中で途切れることなく、また、滲みやムラを生じることなく描くことができる。 When the shutter speed is determined in this way, the figure selected by the user can be drawn without being interrupted and without causing blurring or unevenness.
シャッタスピードが決定されると、このシャッタスピードと、指示された絞り値と、測光演算結果に基づいて、メインになると想定される被写体、例えば画面中央付近の被写体が適正露出となるようにISO感度が決定される。 When the shutter speed is determined, the ISO sensitivity is set so that a subject that is assumed to be main, for example, a subject near the center of the screen, is appropriately exposed based on the shutter speed, the instructed aperture value, and the photometric calculation result. Is determined.
ここで、軌跡描画モードとして基準となる適正露出は、ステップS1006で通常の撮影モードとして基準となる適正露出に対して、例えば1段程度アンダーに設定される。 Here, the appropriate exposure serving as the reference as the trajectory drawing mode is set to be, for example, about one step lower than the appropriate exposure serving as the reference as the normal shooting mode in step S1006.
具体的には、システム制御部50は、通常の撮影モードで、1/8秒、F4.0、ISO400が適正露出と判断される場合は、軌跡描画モードのとき、絞り値F4.0が指定されシャッタスピードが1/8秒と決定されると、ISO200が適正露出と判断される。
Specifically, the
現在の撮影モードがシャッタスピード優先モードである場合、シャッタスピード優先モードでは、ユーザがシャッタスピードを指示している。したがって、軌跡データの中から描画軌跡長を取得することはしない。この場合は、ユーザが指定したシャッタスピードと、選択された図形を選択されたサイズで描く時間とが一致しないことがあり、途中で途切れたり重複して描かれることになるが、ユーザが指定したシャッタスピードに従うものとする。そして、測光演算結果に基づいて、メインになると想定される被写体、例えば画面中央付近の被写体が適正露出となるように絞り値とISO感度が決定される。ここで、軌跡描画モードとして基準となる適正露出は、ステップS1006で通常の撮影モードとして基準となる適正露出に対して、例えば1段程度アンダーに設定される。 When the current shooting mode is the shutter speed priority mode, in the shutter speed priority mode, the user instructs the shutter speed. Therefore, the drawing trajectory length is not acquired from the trajectory data. In this case, the shutter speed specified by the user may not match the drawing time of the selected figure at the selected size, and it may be interrupted or overlapped in the middle, but the user specified Follow the shutter speed. Based on the photometric calculation result, the aperture value and ISO sensitivity are determined so that the subject that is assumed to be the main subject, for example, the subject in the vicinity of the center of the screen has a proper exposure. Here, the appropriate exposure serving as the reference as the trajectory drawing mode is set to be, for example, about one step lower than the appropriate exposure serving as the reference as the normal shooting mode in step S1006.
ステップS1020でAE処理が実行されて、シャッタスピード、絞り値およびISO感度が決定されると、ステップS1021では、レリーズスイッチ3のSW2の入力を待つ。ステップS1016のSW1オンから所定時間内にSW2がオンされない場合には、再度ステップS1016まで戻り、SW1オンの入力待機状態となる。
When the AE process is executed in step S1020 and the shutter speed, aperture value, and ISO sensitivity are determined, in step S1021, the input of SW2 of the
ステップS1021でSW2がオンされると、ステップS1022で、システム制御部50はストロボ制御部8を介してストロボ9の調光発光を行う。
When SW2 is turned on in step S1021, the
ステップS1023では、ステップS1022で調光発光を行った結果を受け、システム制御部50は、その反射量から本発光量を演算する。具体的には、本発光をさせたときに撮像素子21で飽和画素が生じないように(白飛びしないように)調整される。
In step S1023, in response to the result of the dimming light emission in step S1022, the
ステップS1024では、露光制御部41がシステム制御部50の指示を受けて、撮像素子21が露光状態となるように、シャッタ12を開き、絞りユニット13を定められた絞り値に従って絞り込むことにより、露光を開始する。
In step S1024, the
撮像素子の露光と同時にステップS1025では、駆動制御部31がシステム制御部50から必要な情報を受け取って、補正レンズユニット11cを動作させて、軌跡駆動を開始する。具体的には、駆動制御部31は、システム制御部からユーザによって選択された図形の軌跡データを受け取り、同じくユーザによって選択されたサイズを受け取って、軌跡データの座標値を上述のように変換する。そして、軌跡データから描画始点アドレスを取得し、ユーザによって選択された描画始点に対応する座標値から描画が開始されるようにセットする。駆動制御部31は、ステップS1018で手振れ補正駆動を開始している場合は、すでに補正レンズユニット11cを動作させている(図7(a)に相当する動作)。この場合、ステップS1025では、ステップS1024の露光開始と共に、描画始点としてセットされた座標値に応じた第2の移動目標量を、ユーザの手振れ量に応じた第1の移動目標量に加算することで、補正レンズユニット11cの移動目標量とする。駆動制御部31は、この移動目標量に従って補正レンズユニット11cを駆動する。これを、軌跡データに従って順次座標値をインクリメントし、サンプリング周期に同期して移動目標量を更新していくことにより、ユーザの手振れを補正しつつ、選択された図形を選択されたサイズで描くことが可能になる(図7(c)に相当する動作)。
Simultaneously with exposure of the image sensor, in step S1025, the
そして、ステップS1026では、所定のタイミングで、ステップS1023で演算された本発光量に従って、ストロボ制御部8がストロボ9を発光する。
In step S1026, the
ストロボ本発光後、ステップS1027で図形の描画が完了し、駆動制御部31は描画のための軌跡駆動を終了する。これと同時にステップS1028で露光制御部41はシャッタ12を閉じ、絞りを開放状態に戻す。ただし、全自動モードおよび絞り優先モードでは選択された図形を適切に描けるようにシャッタスピードが設定されているが、シャッタスピード優先モードにおいては、図形の描画完了と露光の終了とが一致するとは限らない。シャッタスピード優先モードでは、場合によっては描画が完了する前に駆動制御部31は描画のための軌跡駆動を終了する。
After the main flash emission, drawing of the figure is completed in step S1027, and the
撮像素子21の露光が終了すると、ステップS1029では、図1を用いて説明したように画像処理を行う。ただし、ここで適用される入力輝度値に対する出力輝度値を規定するγ曲線は、ステップS1013において通常の撮影モードで適用されるγ曲線と異なる。
When the exposure of the
軌跡描画モードにおけるγ補正について説明する。上述のように、軌跡描画モードが想定するシーンの一つとして図2で示したように、背景に点光源が存在し、ストロボ9の照射範囲内に人物が存在する場合に、人物はストロボ発光時以外は照射光をほとんど受けない。しかしながら、人物が完全に照射光を受けない状況は現実的には少なく、実際は何らかの照明下に存在することが多い。軌跡描画モードではシャッタスピードが長く(長秒時に)なることが多いので、人物にわずかでも光があたっていると、補正レンズユニット11cの駆動により、さらには被写体である人物の揺れにより、人物の部分が全体的にブレや滲みのある画像となってしまう。すると、点光源によって描いた輝線が、このブレや滲みと重畳してしまい、鮮明にならない場合がある。そこで、軌跡描画モードでは、輝度の高い輝線と、薄暗く表れるブレや滲みとの間でコントラストを明確にするために、通常の撮影モードにおけるγ補正とは異なるγ補正を施す。具体的には、低輝度の被写体は相対的に目立たなくし、高輝度の被写体は強調されるようなγ曲線を用いたγ補正を行う。
The γ correction in the locus drawing mode will be described. As described above, as shown in FIG. 2 as one of the scenes assumed by the trajectory drawing mode, when a point light source exists in the background and a person is present within the irradiation range of the
図25(a)は、通常の撮影モードで適用されるγ曲線の一例を示す図であり、図25(b)は、軌跡描画モードで適用されるγ曲線の一例を示す図である。通常の撮影モードに比べ、軌跡描画モードでは輝線を鮮明にするために、低輝度側の入力信号に対する出力信号を十分に下げ、高輝度側の入力信号に対する出力信号を相対的に上げている。このように変化させることで、低輝度側の被写体に対して高輝度側の被写体が強調され、画像全体としてコントラストが高くなる。 FIG. 25A is a diagram illustrating an example of a γ curve applied in the normal photographing mode, and FIG. 25B is a diagram illustrating an example of a γ curve applied in the locus drawing mode. Compared to the normal shooting mode, in the locus drawing mode, in order to make the bright line clear, the output signal for the low luminance side input signal is sufficiently lowered and the output signal for the high luminance side input signal is relatively increased. By changing in this way, the high-luminance subject is emphasized with respect to the low-luminance subject, and the contrast of the entire image is increased.
図16に戻り、ステップS1029で画像処理が終わると、上述したステップS1014に進む。 Returning to FIG. 16, when the image processing ends in step S1029, the process proceeds to step S1014 described above.
一方、ステップS1015の判別の結果、長大形状が選択されているときは(ステップS1015でYES)、ステップS1030に進む。 On the other hand, if the result of determination in step S1015 is that a long shape is selected (YES in step S1015), the process proceeds to step S1030.
図17において、ステップS1030からステップS1039は、ユーザが適切にパン動作を行うために、本撮影前にパン動作の練習を行うステップである。 In FIG. 17, steps S1030 to S1039 are steps for practicing the panning operation before the main photographing in order for the user to appropriately perform the panning operation.
ステップS1030では、画像表示部7に、選択された長大形状を描画するために必要なパン動作をユーザに教示するガイダンスを表示する。具体的には、図21に示すようなガイダンスを表示して、ユーザは、このガイダンスから選択した長大形状を描画するために必要なパン動作の方向及び速度を知ることができる。図21では画像表示部7に矢印及び「ゆっくりカメラを動かしてください」の文字列を表示したが、ユーザに行わせたいパン動作の方向及び速度を知らせることができれば、どのような表示を表示してもよい。 In step S1030, the image display unit 7 displays guidance for teaching the user the pan operation necessary for drawing the selected long shape. Specifically, the guidance as shown in FIG. 21 is displayed, and the user can know the direction and speed of the pan operation necessary to draw the long shape selected from the guidance. In FIG. 21, an arrow and a character string “Please move the camera slowly” are displayed on the image display unit 7, but what kind of display is displayed as long as the direction and speed of the panning operation to be performed by the user can be notified. May be.
続くステップS1031では、ユーザによってパン動作が行われたか否かを判別する。具体的には、振れ検出器33が選択されている長大形状を描画するために必要なパン動作の方向の所定値以上の角速度を検出したときに、ユーザによってパン動作が行われたと判別する。
In a succeeding step S1031, it is determined whether or not a pan operation is performed by the user. Specifically, it is determined that the pan operation has been performed by the user when an angular velocity greater than or equal to a predetermined value in the direction of the pan operation necessary for drawing the long shape selected by the
ステップS1031の判別の結果、ユーザによってパン動作が行われたときは(ステップS1031でYES)、ステップS1032において、システム制御部50は手振れ補正のメニュー項目304で、手振れ補正を行うように設定されているかを確認する。ここでも、ステップS1017と同様に、図3を用いて説明したように、スライドスイッチ(操作スイッチ5)による手振れ補正の設定に関わらず、メニュー項目304による設定に従う。
If the result of determination in step S1031 is that panning has been performed by the user (YES in step S1031), in step S1032, the
手振れ補正がオンに設定されていれば、ユーザによるパン動作と同時にステップS1033で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始する。すなわち図13を用いて説明した通常の手振れ補正制御による駆動を開始する。
If camera shake correction is set to ON, driving of the
ステップS1033で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始した後、もしくはステップS1032で手振れ補正がオフに設定されていると判断された場合には補正レンズユニット11cを駆動することなく、ステップS1034に進む。
After driving the
ステップS1034では、ユーザによるパン動作と同時に駆動制御部31がシステム制御部50から必要な情報を受け取って、補正レンズユニット11cを動作させて、軌跡駆動を開始する。具体的には、駆動制御部31は、システム制御部からユーザによって選択された長大形状の軌跡データ(図24)を受け取り、同じくユーザによって選択されたサイズを受け取って、軌跡データの座標値を上述のように変換する。そして、軌跡データから描画始点アドレスを取得し、ユーザによって選択された描画始点に対応する座標値から描画が開始されるようにセットする。駆動制御部31は、描画始点としてセットされた座標値に応じた第2の移動目標量(図11)に、ユーザの手振れ量、及びパン動作量に応じた第1の移動目標量(図13)を加算する、すなわちユーザの手振れ量、及びパン動作量を加減することで、補正レンズユニット11cの移動目標量(目標移動量、図14)とする。駆動制御部31は、この移動目標量に従って補正レンズユニット11cを駆動する。これを、軌跡データに従って順次座標値をインクリメントし、サンプリング周期に同期して移動目標量を更新していくことにより、ユーザのパン動作を利用して、選択された長大形状を描くことが可能になる(図22)。
In step S1034, simultaneously with the pan operation by the user, the
続くステップS1035では、駆動制御部31による軌跡駆動中にSW2がオンされたか否かを判別する。駆動制御部31による軌跡駆動中にSW2がオンされると、軌跡駆動を停止して、後述するステップS1047に進む。一方、駆動制御部31による軌跡駆動中にSW2がオンされることなく長大形状の描画が完了すると、ステップS1037で、駆動制御部31は描画のための軌跡駆動を終了する。
In the subsequent step S1035, it is determined whether or not SW2 is turned on during the locus driving by the
続くステップS1038では、画像表示部7に、ユーザが行ったパン動作が適当であったか否かをユーザに教示するガイダンスを表示する。具体的には、図23に示すようなガイダンスを表示して、ユーザは、このガイダンスからパン動作が適当であったか否かを知ることができる。図23では画像表示部7に「パン動作OK」の文字列が表示されて、ユーザはパン動作が適当であったことを知ることができる。ここで、ユーザが行ったパン動作が適当であったか否かの判別は、補正レンズユニット11cが可動範囲の端まで移動したか否かを判別することにより行う。補正レンズユニット11cが可動範囲の端まで移動することなく軌跡駆動を完了することができれば、撮影画像に長大形状を描画することができる。また、図23では画像表示部7に「パン動作OK」の文字列を表示したが、ユーザが行ったパン動作が適当であったか否かを知らせることができれば、どのような表示を表示してもよい。
In a succeeding step S1038, guidance for teaching the user whether or not the pan operation performed by the user is appropriate is displayed on the image display unit 7. Specifically, a guidance as shown in FIG. 23 is displayed, and the user can know from this guidance whether or not the pan operation is appropriate. In FIG. 23, the character string “Pan operation OK” is displayed on the image display unit 7, and the user can know that the pan operation was appropriate. Here, the determination as to whether or not the pan operation performed by the user is appropriate is performed by determining whether or not the
次いで、SW1のオン後であるか否かを判別して(ステップS1039)、SW1のオン後でないときは(ステップS1039でNO)、ステップS1031に戻り、SW1のオン後であるときは(ステップS1039でYES)、後述するステップS1045に進む。すなわち、ユーザは選択された長大形状を描画するために必要なパン動作を繰り返し練習することができる。 Next, it is determined whether or not it is after SW1 is turned on (step S1039). If it is not after SW1 is turned on (NO in step S1039), the process returns to step S1031, and if it is after SW1 is turned on (step S1039). YES), the process proceeds to step S1045 described later. That is, the user can repeatedly practice the pan operation necessary for drawing the selected long shape.
ステップS1031の判別の結果、ユーザによってパン動作が行われないときは(ステップS1031でNO)、ステップS1040に進む。 As a result of the determination in step S1031, when the pan operation is not performed by the user (NO in step S1031), the process proceeds to step S1040.
ステップS1040は、ステップS1002やステップS1016と同様に、レリーズスイッチ3のSW1の入力待機状態である。ステップS1040でSW1がオンされると、ステップS1041において、ステップS1017やステップS1032と同様に、システム制御部50は手振れ補正のメニュー項目304で、手振れ補正を行うように設定されているかを確認する。
Step S1040 is an input standby state of SW1 of the
手振れ補正がオンに設定されていれば、ステップS1018やステップS1033と同様に、ステップS1042で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始する。
If the camera shake correction is set to ON, the driving of the
ステップS1042で手振れを補正するための補正レンズユニット11cの駆動を開始した後、もしくはステップS1041で手振れ補正がオフに設定されていると判断された場合には補正レンズユニット11cを駆動することなく、ステップS1043に進む。
After driving the
ステップS1043では、ステップS1005やステップS1019と同様に、システム制御部50およびフォーカス制御部42で焦点調節レンズ11bを制御することにより、AF(オートフォーカス)を実行する。
In step S1043, as in step S1005 and step S1019, the
ステップS1043でAFを実行すると、次にステップS1044では、ステップS1020と同様に、AE処理を行う。 If AF is executed in step S1043, then in step S1044, AE processing is performed in the same manner as in step S1020.
続くステップS1045では、ステップS1031と同様に、ユーザによってパン動作が行われたか否かを判別する。 In subsequent step S1045, as in step S1031, it is determined whether or not a pan operation has been performed by the user.
ステップS1045の判別の結果、ユーザによってパン動作が行われたときは(ステップS1045でYES)、ステップS1034に進む。 As a result of the determination in step S1045, when the pan operation is performed by the user (YES in step S1045), the process proceeds to step S1034.
ステップS1045の判別の結果、ユーザによってパン動作が行われないときは(ステップS1045でNO)、ステップS1046に進む。 As a result of the determination in step S1045, when the pan operation is not performed by the user (NO in step S1045), the process proceeds to step S1046.
続くステップS1046では、レリーズスイッチ3のSW2の入力を待つ。ステップS1040のSW1オンから所定時間内にSW2がオンされない場合には、再度ステップS1040まで戻り、SW1オンの入力待機状態となる。
In the subsequent step S1046, the input of SW2 of the
ステップS1046でSW2がオンされると、ステップS1047で、システム制御部50はストロボ制御部8を介してストロボ9の調光発光を行う。
When SW2 is turned on in step S1046, the
ステップS1048では、ステップS1047で調光発光を行った結果を受け、システム制御部50は、その反射量から本発光量を演算する。具体的には、本発光をさせたときに撮像素子21で飽和画素が生じないように(白飛びしないように)調整される。
In step S1048, in response to the result of the dimming light emission in step S1047, the
ステップS1049では、露光制御部41がシステム制御部50の指示を受けて、撮像素子21が露光状態となるように、シャッタ12を開き、絞りユニット13を定められた絞り値に従って絞り込むことにより、露光を開始する。
In step S1049, the
撮像素子の露光と同時にステップS1050では、ステップS1034と同様に、駆動制御部31がシステム制御部50から必要な情報を受け取って、補正レンズユニット11cを動作させて、軌跡駆動を開始する。これと同時に、ユーザは選択された長大形状を描画するために必要なパン動作を行う。これにより、撮影画像にユーザが選択した長大形状を描画することができる。
Simultaneously with exposure of the image sensor, in step S1050, as in step S1034, the
そして、ステップS1051では、所定のタイミングで、ステップS1048で演算された本発光量に従って、ストロボ制御部8がストロボ9を発光する。
In step S1051, the
ストロボ本発光後、ステップS1052で長大形状の描画が完了し、駆動制御部31は描画のための軌跡駆動を終了する。これと同時にステップS1053で露光制御部41はシャッタ12を閉じ、絞りを開放状態に戻す。ただし、全自動モードおよび絞り優先モードでは選択された長大形状を適切に描けるようにシャッタスピードが設定されているが、シャッタスピード優先モードにおいては、長大形状の描画完了と露光の終了とが一致するとは限らない。シャッタスピード優先モードでは、場合によっては描画が完了する前に駆動制御部31は描画のための軌跡駆動を終了する。撮像素子21の露光が終了すると、上述したステップS1029に進む。
After the main strobe light emission, the drawing of the long shape is completed in step S1052, and the
図15に戻り、ステップS1014では、処理された画像ファイルを記録媒体60へ記録し、かつ画像表示部7へ処理された画像データを表示し、軌跡描画モードによる一連の撮影動作を終了する。
Returning to FIG. 15, in step S <b> 1014, the processed image file is recorded on the
図15〜図17の撮影動作によれば、ユーザによるパン動作と同時に駆動制御部31がシステム制御部50から必要な情報を受け取って、補正レンズユニット11cを動作させて、軌跡駆動を開始するので、ユーザによるパン動作を利用して、被写体像に含まれる輝点で長大形状を撮影画像に描画することができる。
15 to 17, the
上記の実施の形態においては、光学系10に補正レンズユニット11cを配置し、これを駆動することにより、撮像素子21上で結像される被写体像について、ユーザの手振れに起因して生じる振れを軽減すると共に、露光時間に指定された図形を描くように制御した。
In the above-described embodiment, the
しかし、ユーザの手振れに起因して生じる振れを軽減すると共に、露光時間に指定された図形を描く構成は、これに限られるものではない。例えば、撮像素子21が光軸14に対して直交する方向に2次元的にシフト移動するように構成しても、同様の作用を得ることができる。具体的には、撮像素子21が2軸方向に摺動するように2本のガイドバーを設け、撮像素子側にコイル、固定側にマグネットを配置して、その反発力を利用して位置制御を行えば良い。
However, the configuration for reducing the shake caused by the hand shake of the user and drawing the figure designated for the exposure time is not limited to this. For example, even if the
また、本発明の目的は、以下の処理を実行することによって達成される。即ち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出す処理である。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。 The object of the present invention is achieved by executing the following processing. That is, a storage medium storing software program codes for realizing the functions of the above-described embodiments is supplied to a system or apparatus, and a computer (or CPU, MPU, etc.) of the system or apparatus is stored in the storage medium. This is a process of reading the program code. In this case, the program code itself read from the storage medium realizes the functions of the above-described embodiments, and the program code and the storage medium storing the program code constitute the present invention.
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、次のものを用いることができる。例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等である。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。 Moreover, the following can be used as a storage medium for supplying the program code. For example, floppy (registered trademark) disk, hard disk, magneto-optical disk, CD-ROM, CD-R, CD-RW, DVD-ROM, DVD-RAM, DVD-RW, DVD + RW, magnetic tape, nonvolatile memory card, ROM or the like. Alternatively, the program code may be downloaded via a network.
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現される場合も本発明に含まれる。加えて、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。 Further, the present invention includes a case where the function of the above-described embodiment is realized by executing the program code read by the computer. In addition, an OS (operating system) running on the computer performs part or all of the actual processing based on the instruction of the program code, and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing. Cases are also included.
更に、前述した実施の形態の機能が以下の処理によって実現される場合も本発明に含まれる。即ち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う場合である。 Furthermore, the present invention includes a case where the functions of the above-described embodiment are realized by the following processing. That is, the program code read from the storage medium is written in a memory provided in a function expansion board inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer. Thereafter, based on the instruction of the program code, the CPU or the like provided in the function expansion board or function expansion unit performs part or all of the actual processing.
1 撮像装置
11c 補正レンズユニット
21 撮像素子
31 駆動制御部
33 振れ検出器
41 露光制御部
50 システム制御部
DESCRIPTION OF
Claims (4)
複数の形状から一つの形状を選択する選択手段と、
前記撮像装置のパン動作量を検出する検出手段と、
前記選択手段により選択された形状に対応する軌跡データに記述されている移動量に、前記パン動作量を加減して算出した目標移動量に従って前記移動手段を移動させるための駆動手段とを有することを特徴とする撮像装置。 In an imaging apparatus comprising: an imaging element that photoelectrically converts a subject image formed by an imaging optical system; and a moving unit that moves the subject image relative to the imaging element.
Selecting means for selecting one shape from a plurality of shapes;
Detecting means for detecting a pan operation amount of the imaging device;
Drive means for moving the moving means according to a target moving amount calculated by adding or subtracting the pan operation amount to the moving amount described in the trajectory data corresponding to the shape selected by the selecting means. An imaging apparatus characterized by the above.
前記手振れ検出手段の出力に基づいて、前記手振れを打ち消すための前記移動手段の移動量を算出する算出手段とを更に有し、
前記駆動手段は、前記目標移動量に、前記算出手段によって算出された移動量を重畳して、前記移動手段を移動させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 Camera shake detection means for detecting camera shake;
A calculation means for calculating a movement amount of the moving means for canceling the shake based on an output of the shake detection means;
The imaging apparatus according to claim 1, wherein the driving unit moves the moving unit by superimposing the moving amount calculated by the calculating unit on the target moving amount.
複数の形状から選ばれた一つの形状を受け付ける選択工程と、
前記撮像装置のパン動作量を検出する検出工程と、
前記選択工程により受け付けた形状に対応する軌跡データに記述されている移動量に、前記パン動作量を加減して算出した目標移動量に従って前記移動手段を移動させる駆動工程とを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。 An imaging apparatus control method comprising: an imaging element that photoelectrically converts a subject image formed by an imaging optical system; and a moving unit that moves the subject image relative to the imaging element.
A selection step for accepting one shape selected from a plurality of shapes;
A detection step of detecting a pan operation amount of the imaging device;
A driving step of moving the moving means according to a target moving amount calculated by adding or subtracting the pan operation amount to a moving amount described in trajectory data corresponding to the shape received in the selection step. Control method for imaging apparatus.
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