JP2008278120A - トランシーバーおよびそれを使用した無線システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線LANシステムは、トランシーバー400とベースバンドLSI500を含む。トランシーバーは、ダイレクト・コンバージョン・アーキテクチャーで構成されている。ベースバンドLSIは、無線LANのOFDMのための高速フーリェ変換FFT・逆高速フーリェ変換IFFTの機能を持つ。キャリブレーション回路401、402の差動DC電圧負帰還回路は、差動ベースバンド受信信号と差動ベースバンド送信信号のDCオフセット電圧とを低減する。RF送信信号に含まれる不所望なサイドバンド成分はキャリブレーション・ループLoopを介して高速フーリェ変換FFTで解析される。サイドバンド成分が最小となるように回路402はトランスミッターでI/Q位相不均衡とI/Qゲイン不均衡とを低減する。
【選択図】図6
Description
まず前記非特許文献1に記載された無線LANチップセットシステムではデュアルコンバージョンシステムが採用されているため、高価な外部部品の省略が困難となっている。
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係る本発明の代表的なトランシーバー(400)は、レシーバー(RF Rx/BB Rx)とトランスミッター(RF Tx/BB Tx)とを具備する。
〔2〕本発明の別の観点の代表的な実施の形態に係る本発明の代表的な無線システムは、トランシーバー(400)とベースバンド処理ユニット(500)とを有する。
次に、実施の形態について更に詳述する。以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の1つの実施の形態によるRFアナログ回路400である半導体集積回路とベースバンド処理ユニットLSI500とを含む無線LANシステムを示す図である。図1の無線LANシステムは、ワイヤレスLANの子機(LAN端末)と親機(アクセスポイントハブ)とに共通に使用可能である。アンテナスイッチ2がアンテナ1に接続され、アンテナ1からレシーバーシステムへのRF受信入力信号の供給とトランスミッターシステムからアンテナ1へのRF送信出力信号の供給とを時分割多重アクセス方式(TDMA)で行う。
図1のRFアナログ半導体集積回路400の第1ダイレクト・ダウンコンバージョン・レシーバー・システムRF Rx/BB Rx_1は、IEEE802.11b/gの規格の2.4GHzの周波数帯域に対応するため、ローノイズアンプ24A、受信ミキサー25A、プログラマブルゲインアンプ26A、28A、ローパスフィルター27Aで構成されている。RFアナログ半導体集積回路400の第2ダイレクト・ダウンコンバージョン・レシーバー・システムRF Rx/BB Rx_2は、IEEE802.11a規格の約5GHz(5.15GHz〜5.35GHz)および5.8GHzの周波数帯域に対応するため、ローノイズアンプ24B、受信ミキサー25B、プログラマブルゲインアンプ26B、28B、ローパスフィルター27Bで構成されている。第1および第2ダイレクト・ダウンコンバージョン・レシーバー・システムRF Rx/BB Rx_1、2で生成されたアナログ受信ベースバンド信号I、Qは、A/D変換器29によりディジタル受信ベースバンド信号Rx_I、Rx_Qに変換されて、ベースバンド処理ユニット500であるLSIに供給される。尚、A/D変換器29は、RFアナログ半導体集積回路400ではなく、ベースバンド処理ユニットLSI500のチップに形成されることもできる。また、RFアナログ半導体集積回路400は、ベースバンド処理ユニットLSI500のディジタルRFインターフェースユニット50と3線外部配線を介して接続されたインターフェースユニット(INT)19を含んでいる。インターフェースユニット19には、ディジタルRFインターフェースユニット50からイネーブル信号EN、クロック信号CLK、データData(制御コマンド、制御データ)が供給される。
RFアナログ半導体集積回路400には、ベースバンド処理ユニットLSI500が接続されている。ベースバンド処理ユニットLSI500は、ディジタルRFインターフェースユニット50、送受信ベースバンド処理ユニット51、DMA転送ユニット56、HIUユニット57、バス、CPU58、RAM59を含んでいる。送受信ベースバンド処理ユニット51は、復調器(Demod)52、高速フーリェ変換器(FFT)・逆高速フーリェ変換器(IFFT)53、変調器(Mod)54、ビタビ復調器55を含んでいる。復調器(Demod)52にはRFアナログ半導体集積回路400からのディジタル受信ベースバンド信号Rx_I、Rx_Qが供給され、変調器(Mod)54からRFアナログ半導体集積回路400へのディジタル送信ベースバンド信号Tx_I、Tx_Qが生成される。パーソナルコンピュータ(PC)のようなホスト600には、PCIバスを介してホストインターフェースユニット57が接続される。ホスト600は、CPU61、メモリコントローラ/PCIバスフリッジ62、RAM63を含んでいる。ホストインターフェースユニット57と送受信ベースバンド処理ユニット51との間の送受信データは、DMA転送ユニット56により転送される。尚、PCIはPeripheral Component Interconnectの略であり、DMAはDirect Memory Accessの略である。また、ベースバンド処理ユニットLSI500のバスには、外部のフラッシュ不揮発性メモリ700が接続される。外部のフラッシュ不揮発性メモリ700には、RFアナログ半導体集積回路400とベースバンド処理ユニットLSI500とのための制御プログラムが格納されることができる。ベースバンド処理ユニットLSI500からRFアナログ半導体集積回路400への制御は、ディジタルRFインターフェースユニット50とインターフェースユニット19との間の3線外部配線を介して行われる。
無線LANのOFDMに基づくデータ受信信号処理は、主としてRFアナログ半導体集積回路400のダイレクトダウンコンバージョンレシーバー、A/D変換器29、ベースバンド処理ユニットLSI500の復調器52と、高速フーリェ変換器53、ビタビ復調器55によって制御される。無線LANのOFDMに基づくデータ送信信号処理は、主としてベースバンド処理ユニットLSI500の変調器54、逆高速フーリェ変換器53、RFアナログ半導体集積回路400のD/A変換器31、ダイレクトアップコンバージョントランスミッターによって制御される。
《キャリブレーション回路》
図2は、本発明の1つの実施の形態である図1に示したRFアナログ半導体集積回路400での好適なキャリブレーションを可能とするアーキテクチャーを説明する図である。図2に示したRFアナログ半導体集積回路400は、特にレシーバー・キャリブレーション回路401とトランスミッター・キャリブレーション回路402とを含んでいる。このレシーバー・キャリブレーション回路401は、図1に示した2.4GHzの周波数帯域に対応する第1レシーバー・システムRF Rx/BB Rx_1と約5GHzおよび5.8GHzの周波数帯域に対応する第2レシーバー・システムRF Rx/BB Rx_2のキャリブレーションを行う。このトランスミッター・キャリブレーション回路402は、図1に示した2.4GHzの周波数帯域に対応する第1トランスミッター・システムRF Tx/BB Tx_1と約5GHzおよび5.8GHzの周波数帯域に対応する第2トランスミッター・システムRF Tx/BB Tx_2のキャリブレーションを行う。
レシーバー・キャリブレーション回路401は、キャリブレーション・コントローラCall_Rx_I/Qを含む。キャリブレーション・コントローラCall_Rx_I/Qは、差動アナログベースバンド受信信号RxABI、/RxABI、RxABQ、/RxABQのDCオフセットを高速でキャリブレーションする。
また、トランスミッター・キャリブレーション・コントローラCall_Tx_I/QのレジスタReg3、Reg4に格納されたディジタルゲイン値に応答して、2個のプログラマブルゲインアンプGvTxI、TvRxQのアナログゲインがそれぞれ制御可能となっている。トランスミッター・キャリブレーション・コントローラCall_Tx_I/Qの他の2個のレジスタに格納されたディジタル周波数値に応答して、ローパスフィルター32の2個のローパスフィルターのフィルター特性がそれぞれ制御可能となっている。
また、RFアナログ半導体集積回路400は、第1および第2トランスミッター・システムRF Tx/BB Tx_1、2のRF送信出力信号に含まれるキャリアリーク成分CLとサイドバンド成分SBとを第1および第2レシーバー・システムの受信ベースバンド入力に伝達するためのキャリブレーション・ループLoopとループスイッチSW_Rx_I、SW_Rx_Qとを含んでいる。キャリブレーション・ループLoopは、例えば自乗検波を行う検出ミキサー回路Det_Mixと検出スイッチDet_Swとを含んでいる。
RFアナログ半導体集積回路400では差動アナログベースバンド信号と差動ローカル信号のアーキテクチャーを採用することにより、同相成分の影響を低減することができる。
図1と図2とで説明したRFアナログ集積回路400の受信動作、送信動作、キャリブレーション動作等の全ての動作の制御は、命令により制御される。この命令は、ディジタルインターフェースユニット50とインターフェースユニット19とを介してベースバンド処理ユニットLSI500からRFアナログ集積回路400に供給される。この命令は、図1に示したシステムの外部フラッシュ不揮発性メモリ700に制御プログラムとして格納されている。尚、複数の命令は、命令コードの相違で区別されることができる。ベースバンド処理ユニットLSI500からRFアナログ集積回路400に供給された命令は図示しない命令レジスタに格納され、図示しない内部制御ロジックの命令デコーダでデコードされることにより、種々の命令が実行されることができる。
まず、最初のステップ31でパワーオン命令がRFアナログ集積回路400に供給された後、3〜4ミリ秒経過するとRFアナログ集積回路400の動作は第1アイドル状態IDLE1に推移する。インターフェースユニット19が動作を開始して、RFアナログ集積回路400の内部制御ロジックの初期化動作が開始される。すなわち、内部制御ロジックの全ての制御レジスタの内容が、イニシャライズ(オール“ゼロ”)される。例えば、レシーバー・キャリブレーション回路401のコントローラCall_Rx_I/Qの全てのレジスタReg1〜RegNとトランスミッター・キャリブレーション回路402のコントローラCall_Tx_I/Qの全てのレジスタReg1〜Reg(N+1)の内容が、イニシャライズされる。
次に、ステップ32でシステム基準発振活性化命令がRFアナログ集積回路400に供給された後、30マイクロ秒経過するとRFアナログ集積回路400の動作は第2アイドル状態IDLE2に推移する。システム基準周波数発振器(TCXO)とΣΔフラクショナルPLL周波数シンセサイザー30の動作が安定化されて、シンセサイザー30から内部制御ロジックへの安定なシステムクロックへの供給が開始される。
ステップ33でレシーバー・トランスミッターDCオフセット・キャリブレーション命令がRFアナログ集積回路400に供給される。すると、レシーバー・キャリブレーション回路401によるダイレクト・ダウンコンバージョン・レシーバー・システムでの差動アナログベースバンド受信信号のDCオフセットの高速キャリブレーションが開始される。これと略同時に、トランスミッター・キャリブレーション回路402によるダイレクト・アップコンバージョン・トランスミッター・システムでの差動アナログベースバンド送信信号のDCオフセットの高速キャリブレーションが開始される。
図4は、図3の動作シーケンスのステップ33でのDCオフセット・キャリブレーション命令を実行するためのサブルーチン動作を説明する図である。
図3の動作シーケンスのステップ33でのDCオフセット・キャリブレーション命令の実行の後、ステップ34で周波数バンド選択命令がRFアナログ集積回路400に供給される。この周波数バンド選択命令によって、送受信のRF信号の周波数をIEEE802.11b/gの規格に対応する2.4GHzの周波数帯域に設定することができる。また、この周波数バンド選択命令によって、送受信のRF信号の周波数をIEEE802.11a規格に対応する約5GHzまたは5.8GHzの周波数帯域に設定することもできる。
周波数シンセサイザー30とRF電圧制御発振器RFVCOのウォームアップが完了すると、図3のステップ35でキャリアリーク・サイドバンド・キャリブレーション命令がRFアナログ集積回路400に供給される。
図5は、図3の動作シーケンスのステップ35でのキャリアリーク・サイドバンド・キャリブレーション命令を実行するためのサブルーチン動作を説明する図である。
500 ベースバンド処理ユニットLSI
RF Rx/BB Rx_1 第1ダイレクト・ダウンコンバージョン・レシーバー・システム
24A ローノイズアンプ
25A 受信ミキサー
26A、28A プログラマブルゲインアンプ
27A ローパスフィルター27
RF Rx/BB Rx_2 第2ダイレクト・ダウンコンバージョン・レシーバー・システム
24B ローノイズアンプ
25B 受信ミキサー
26B、28A プログラマブルゲインアンプ
27B ローパスフィルター27
29 A/D変換器
30 ΣΔフラクショナルPLL周波数シンセサイザー
39 システム基準周波数発振器(TCXO)
40 水晶振動子
RF Tx/BB Tx_1 第1ダイレクト・アップコンバージョン・トランスミッター・システム
32 ローパスフィルター
33A 送信ミキサー
35A ドライバアンプ
RF Tx/BB Tx_2 第2ダイレクト・アップコンバージョン・トランスミッター・システム
33B 送信ミキサー
35B ドライバアンプ
31 D/A変換器
19 インターフェースユニット
500 ベースバンド処理ユニットLSI
50 ディジタルRFインターフェースユニット
51 送受信ベースバンド処理ユニット
52 復調器(Demod)
53 高速フーリェ変換器(FFT)・逆高速フーリェ変換器(IFFT)
54 変調器(Mod)
55 ビタビ復調器
BUS バス
56 DMA転送ユニット
57 ホストインターフェースユニット
58 CPU
59 RAM
600 ホスト
61 CPU
62 メモリコントローラ/PCIバスフリッジ
63 RAM
700 フラッシュ不揮発性メモリ
401 レシーバー・キャリブレーション回路
Call Rx_I/Q キャリブレーション・コントローラ
Add_Rx_I、Q キャリブレーション加算器
DAC_Rx_I、Q キャリブレーションD/A変換器
COM_Rx_I、Q 比較器
402 トランスミッター・キャリブレーション回路
Call Tx_I/Q キャリブレーション・コントローラ
COM_Tx_I、Q 比較器
DAC_Tx_I、Q キャリブレーションD/A変換器
Add_Tx_I、Q キャリブレーション加算器
Loop キャリブレーション・ループ
Claims (10)
- レシーバーとトランスミッターとを具備するトランシーバーであって、
前記レシーバーは、直交周波数分割多重に基づく信号処理のための高速フーリェ変換・逆高速フーリェ変換の機能を有するベースバンド処理ユニットと接続可能に構成され、
前記レシーバーは、ダイレクト・ダウンコンバージョン・レシーバーで構成され、
前記トランスミッターは、ダイレクト・アップコンバージョン・トランスミッターで構成され、
前記トランシーバーは、前記ベースバンド処理ユニットから供給される命令が供給されるインターフェースユニットを含み、
前記トランシーバーは、前記インターフェースユニットと前記レシーバーと前記トランスミッターとに接続されたキャリブレーション回路を含み、
前記トランシーバーは、前記トランスミッターのRF送信出力信号に含まれるサイドバンド成分を前記レシーバーに伝達するキャリブレーション・ループを含み、その結果、前記トランスミッターの前記RF送信出力信号に含まれる前記サイドバンド成分を前記キャリブレーション・ループと前記レシーバーとを介して前記ベースバンド処理ユニットの前記高速フーリェ変換に伝達可能であり、
前記キャリブレーション回路は、前記レシーバーの差動ベースバンド受信信号のDCオフセット電圧を低減するレシーバー差動DC電圧負帰還回路を含み、
前記キャリブレーション回路は、前記トランスミッターの差動ベースバンド送信信号のDCオフセット電圧を低減するトランスミッター差動DC電圧負帰還回路を含み、
前記キャリブレーション回路は、前記トランスミッターの送信ミキサーのRF送信信号のI/Q位相不均衡を低減する位相コントローラを含み、
前記キャリブレーション回路は、前記トランスミッターのベースバンド送信信号のI/Qゲイン不均衡を低減するゲイン補正回路を含み、
前記キャリブレーション回路の前記レシーバー差動DC電圧負帰還回路と前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路とは前記ベースバンド処理ユニットから供給される第1の命令に応答してDCオフセット電圧を低減するように動作するものであり、
前記ベースバンド処理ユニットから供給される第2の命令に応答して、前記ベースバンド処理ユニットの前記高速フーリェ変換の機能は、前記キャリブレーション・ループを介して伝達された前記サイドバンド成分のレベルを解析して、前記サイドバンド成分の第1の解析結果は、前記ベースバンド処理ユニットから前記インターフェースユニットを介して前記キャリブレーション回路の前記位相コントローラに供給され、その結果、前記位相コントローラは、前記サイドバンド成分の前記第1の解析結果に応答して、前記トランスミッターの前記送信ミキサーの前記RF送信信号の前記I/Q位相不均衡を低減するように動作するものであり、
前記ベースバンド処理ユニットから供給される第3の命令に応答して、前記ベースバンド処理ユニットの前記高速フーリェ変換の機能は、前記キャリブレーション・ループを介して伝達された前記サイドバンド成分のレベルを解析して前記サイドバンド成分の第2の解析結果は、前記ベースバンド処理ユニットから前記インターフェースユニットを介して前記キャリブレーション回路の前記ゲイン補正回路に供給され、その結果、前記ゲイン補正回路は、前記サイドバンド成分の前記第2の解析結果に応答して、前記トランスミッターの前記ベースバンド送信信号の前記I/Qゲイン不均衡を低減するように動作するものであるトランシーバー。 - 前記レシーバーはダイレクト・ダウンコンバージョンに使用する受信ミキサーを含み、前記トランスミッターはダイレクト・アップコンバージョンに使用する前記送信ミキサーを含み、
前記トランシーバーは、前記受信ミキサーに供給される受信用ローカル信号と前記送信ミキサーに供給される送信用ローカル信号とを生成するRF電圧制御発振器と、前記RF電圧制御発振器の発振周波数を制御する周波数シンセサイザーとを含み、
前記第1の命令に応答して前記キャリブレーション回路の前記レシーバー差動DC電圧負帰還回路と前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路とは前記DCオフセット電圧の低減の動作を実行した後、前記RF電圧制御発振器と前記周波数シンセサイザーとがウォームアップされ、
前記RF電圧制御発振器と前記周波数シンセサイザーとのウォームアップの後、前記ベースバンド処理ユニットから供給される第4の命令に応答して、前記ベースバンド処理ユニットの前記高速フーリェ変換の機能は、前記キャリブレーション・ループを介して伝達される前記トランスミッターのRF送信信号に含まれるキャリアリーク成分のレベルを解析して、前記キャリアリーク成分の解析結果は、前記ベースバンド処理ユニットから前記インターフェースユニットを介して前記キャリブレーション回路の前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路に供給され、その結果、前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路は、前記キャリアリーク成分の前記解析結果に応答して、前記トランスミッターの前記差動ベースバンド送信信号の前記DCオフセット電圧の制御を更新する請求項1に記載のトランシーバー。 - 前記キャリブレーション回路は、前記レシーバー差動DC電圧負帰還回路と前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路と前記位相コントローラと前記ゲイン補正回路のための制御パラメータを格納する複数のレジスタを含み、
前記第1の命令に応答した前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路による前記トランスミッターの前記差動ベースバンド送信信号の前記DCオフセット電圧の低減の動作による制御パラメータは、前記複数のレジスタの1つのレジスタに格納され、
前記第4の命令に応答した前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路による前記DCオフセット電圧の制御の更新は、前記1つのレジスタに格納された制御パラメータのディジタル値の更新により実行される請求項2に記載のトランシーバー。 - 前記第1の命令に応答して前記キャリブレーション回路の前記レシーバー差動DC電圧負帰還回路と前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路とは前記レシーバーの前記差動ベースバンド受信信号の前記DCオフセット電圧を低減する動作と前記トランスミッターの前記差動ベースバンド送信信号の前記DCオフセット電圧を低減する動作とを並列に実行するものである請求項3に記載のトランシーバー。
- 前記レシーバーと前記ベースバンド処理ユニットとはIEEE 802.11無線LAN通信を行うものである請求項4に記載のトランシーバー。
- トランシーバーとベースバンド処理ユニットとを有する無線システムであって、
前記トランシーバーは、レシーバーとトランスミッターとを具備しており、
前記ベースバンド処理ユニットは、直交周波数分割多重に基づく信号処理のための高速フーリェ変換・逆高速フーリェ変換の機能を有しており、
前記レシーバーは、ダイレクト・ダウンコンバージョン・レシーバーで構成され、
前記トランスミッターは、ダイレクト・アップコンバージョン・トランスミッターで構成され、
前記トランシーバーは、前記ベースバンド処理ユニットから供給される命令が供給されるインターフェースユニットを含み、
前記トランシーバーは、前記インターフェースユニットと前記レシーバーと前記トランスミッターとに接続されたキャリブレーション回路を含み、
前記トランシーバーは、前記トランスミッターのRF送信出力信号に含まれるサイドバンド成分を前記レシーバーに伝達するキャリブレーション・ループを含み、その結果、前記トランスミッターの前記RF送信出力信号に含まれる前記サイドバンド成分を前記キャリブレーション・ループと前記レシーバーとを介して前記ベースバンド処理ユニットの前記高速フーリェ変換に伝達可能であり、
前記キャリブレーション回路は、前記レシーバーの差動ベースバンド受信信号のDCオフセット電圧を低減するレシーバー差動DC電圧負帰還回路を含み、
前記キャリブレーション回路は、前記トランスミッターの差動ベースバンド送信信号のDCオフセット電圧を低減するトランスミッター差動DC電圧負帰還回路を含み、
前記キャリブレーション回路は、前記トランスミッターの送信ミキサーのRF送信信号のI/Q位相不均衡を低減する位相コントローラを含み、
前記キャリブレーション回路は、前記トランスミッターのベースバンド送信信号のI/Qゲイン不均衡を低減するゲイン補正回路を含み、
前記キャリブレーション回路の前記レシーバー差動DC電圧負帰還回路と前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路とは前記ベースバンド処理ユニットから供給される第1の命令に応答してDCオフセット電圧を低減するように動作するものであり、
前記ベースバンド処理ユニットから供給される第2の命令に応答して、前記ベースバンド処理ユニットの前記高速フーリェ変換の機能は、前記キャリブレーション・ループを介して伝達された前記サイドバンド成分のレベルを解析して、前記サイドバンド成分の第1の解析結果は、前記ベースバンド処理ユニットから前記インターフェースユニットを介して前記キャリブレーション回路の前記位相コントローラに供給され、その結果、前記位相コントローラは、前記サイドバンド成分の前記第1の解析結果に応答して、前記トランスミッターの前記送信ミキサーの前記RF送信信号の前記I/Q位相不均衡を低減するように動作するものであり、
前記ベースバンド処理ユニットから供給される第3の命令に応答して、前記ベースバンド処理ユニットの前記高速フーリェ変換の機能は、前記キャリブレーション・ループを介して伝達された前記サイドバンド成分のレベルを解析して前記サイドバンド成分の第2の解析結果は、前記ベースバンド処理ユニットから前記インターフェースユニットを介して前記キャリブレーション回路の前記ゲイン補正回路に供給され、その結果、前記ゲイン補正回路は、前記サイドバンド成分の前記第2の解析結果に応答して、前記トランスミッターの前記ベースバンド送信信号の前記I/Qゲイン不均衡を低減するように動作するものである無線システム。 - 前記レシーバーはダイレクト・ダウンコンバージョンに使用する受信ミキサーを含み、前記トランスミッターはダイレクト・アップコンバージョンに使用する前記送信ミキサーを含み、
前記トランシーバーは、前記受信ミキサーに供給される受信用ローカル信号と前記送信ミキサーに供給される送信用ローカル信号とを生成するRF電圧制御発振器と、前記RF電圧制御発振器の発振周波数を制御する周波数シンセサイザーとを含み、
前記第1の命令に応答して前記キャリブレーション回路の前記レシーバー差動DC電圧負帰還回路と前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路とは前記DCオフセット電圧の低減の動作を実行した後、前記RF電圧制御発振器と前記周波数シンセサイザーとがウォームアップされ、
前記RF電圧制御発振器と前記周波数シンセサイザーとのウォームアップの後、前記ベースバンド処理ユニットから供給される第4の命令に応答して、前記ベースバンド処理ユニットの前記高速フーリェ変換の機能は、前記キャリブレーション・ループを介して伝達される前記トランスミッターのRF送信信号に含まれるキャリアリーク成分のレベルを解析して、前記キャリアリーク成分の解析結果は、前記ベースバンド処理ユニットから前記インターフェースユニットを介して前記キャリブレーション回路の前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路に供給され、その結果、前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路は、前記キャリアリーク成分の前記解析結果に応答して、前記トランスミッターの前記差動ベースバンド送信信号の前記DCオフセット電圧の制御を更新する請求項6に記載の無線システム。 - 前記キャリブレーション回路は、前記レシーバー差動DC電圧負帰還回路と前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路と前記位相コントローラと前記ゲイン補正回路のための制御パラメータを格納する複数のレジスタを含み、
前記第1の命令に応答した前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路による前記トランスミッターの前記差動ベースバンド送信信号の前記DCオフセット電圧の低減の動作による制御パラメータは、前記複数のレジスタの1つのレジスタに格納され、
前記第4の命令に応答した前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路による前記DCオフセット電圧の制御の更新は、前記1つのレジスタに格納された制御パラメータのディジタル値の更新により実行される請求項7に記載の無線システム。 - 前記第1の命令に応答して前記キャリブレーション回路の前記レシーバー差動DC電圧負帰還回路と前記トランスミッター差動DC電圧負帰還回路とは前記レシーバーの前記差動ベースバンド受信信号の前記DCオフセット電圧を低減する動作と前記トランスミッターの前記差動ベースバンド送信信号の前記DCオフセット電圧を低減する動作とを並列に実行するものである請求項8に記載の無線システム。
- 前記レシーバーと前記ベースバンド処理ユニットとはIEEE 802.11無線LAN通信を行うものである請求項9に記載の無線システム。
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- 2007-04-27 JP JP2007118200A patent/JP2008278120A/ja active Pending
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