JP2008276882A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録条件の悪化等が原因で生じるアシンメトリを正確に補正することが可能な光ディスク装置を提供する。
【解決手段】光ディスク1から再生された再生信号をサンプリングするAD変換器5、再生信号のアシンメトリを検出するアシンメトリ検出器4を具備する。また、検出されたアシンメトリ検出結果に基づいてアシンメトリを補正するための補正係数を導出する補正係数導出器12を具備する。そして、補正器13により再生信号のサンプリング値を補正係数に基づいて補正する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスクに情報を記録又は再生する光ディスク装置、特に再生信号の非対称性であるアシンメトリの補正に関するものである。
近年、光ディスク装置の記録密度は年々向上し、高密度記録が行なえるようになっている。高密度記録を行う場合には、記録パワー等が不適正な記録条件で記録されたデータを読み出した再生信号には、アシンメトリという歪が生じることがある。
図10はアシンメトリのない場合のAD変換後の再生信号、ヒストグラム、サンプリング分布を示している。図10(a)の黒い部分は記録マークを、白抜き部分は記録スペースをそれぞれ示す。図10(a)の記録マーク・スペースを読み出したのが図10(b)のAD変換後の再生信号である。
図10(b)の黒点はデジタル信号に変換する際のサンプル点である。サンプル値は−αからαの7値に分類できる。AD変換後の再生信号はショートマーク、ロングマークに拘わらず0基準値を中心に対称であることが分かる。AD変換後の再生信号のサンプル値をヒストグラム表示したのが図10(c)である。
更に、図10(c)の各サンプリング値の平均値をプロットしたのが図10(d)に示すサンプリング分布である。図10(d)の横軸はAD変換後の再生信号基準値、縦軸はAD変換後の再生信号のサンプリング値である。
これに対して、図11はアシンメトリのある場合のAD変換後の再生信号、ヒストグラム、サンプリング分布を示している。図11(a)の黒い部分は記録マークを、白抜き部分は記録スペースをそれぞれ示す。図11(a)は記録パワーが最適記録パワーより大きすぎる場合である。一方、記録パワーが最適記録パワーより小さすぎる場合にはマークよりもスペースの方が大きくなる。
ここで、アシンメトリがあるとマークとスペースの比が違うことが分かる。図11(a)の記録マーク・スペースを読み出したのが図11(b)のAD変換後の再生信号である。図11(b)の黒点はデジタル信号に変換する際のサンプル点である。サンプル値は−αからαの7値に分類できる。AD変換後の再生信号はロングマークの中心値とショートマークの中心値がずれていることが分かる。
次に、AD変換後の再生信号のサンプル値をヒストグラム表示したのが図11(c)である。更に、図11(c)の各サンプリング値の平均値をプロットしたのが図11(d)に示すサンプリング分布である。図11(d)の横軸はAD変換後の再生信号基準値、縦軸はAD後の再生信号サンプリング値である。
アシンメトリのある場合のAD変換後の再生信号をサンプリング分布で表すと、アシンメトリのない場合のAD変換後の再生信号に比べ、0基準値を中心とした円弧状のずれがあることが分かる。
このようにアシンメトリがある場合には、AD変換後の再生信号は各基準値から非対称にずれてしまう。この非対称なずれがあると、後段の等化器ではずれを残したままの等化しかできないため、ビタビ復号器での復号性能が悪化する。
アシンメトリを補正するための従来技術には以下の方法がある。即ち、パーシャルレスポンス方式で決まるビタビ復号器で復号する際の各基準値と、ビタビ復号器入力値とのずれ量を検出する。次に、検出したずれ量に応じて各基準値を変えることで、アシンメトリによるずれを吸収してビタビ復号を行う。このような従来例は、特許文献1(特開平10−261272号公報)等に詳しく記載されている。
特開平10−261272号公報
上記従来例ではビタビ復号器の各基準値を変えているため、ビタビ復号器の隣接する各基準値を超えるようなアシンメトリがある場合には、最適な各基準値を求めることができない。更に、各基準値を変えることで各基準値間隔が狭くなると、ノイズに対するビタビ復号器の復号マージンを減らしてしまうことになる。
また、ビタビ復号器を用いない場合でもアシンメトリがあるとショートマークの中心値とロングマークの中心値がずれるので、最適なスライス値が得られず、復号性能が悪化してしまう。また、アシンメトリがある再生信号を等化器で等化しようとすると、ずれが大きすぎる場合には所望の特性から更にずれてしまうことがある。また、復号動作のために必要となるクロックを生成するPLLにおいて、アシンメトリの影響で生成クロックジッタ及び位相誤差が増大し、エラーレートの低下を招いていた。
本発明の目的は、記録条件の悪化等が原因で生じるアシンメトリを正確に補正することが可能な光ディスク装置を提供することにある。
本発明は、光ディスクから再生された再生信号をサンプリングする手段と、再生信号のアシンメトリを検出する手段と、検出されたアシンメトリ検出結果に基づいてアシンメトリを補正するための補正係数を導出する手段とを具備する。また、再生信号のサンプリング値を補正係数に基づいて補正する手段と、補正された再生信号のサンプリング値に基づいて情報を復号する手段とを備えている。
本発明によれば、再生信号のアシンメトリに基づいて再生信号のサンプリング値を補正することにより、ビタビ復号器の復号マージンを減らすことなく、再生性能の劣化を軽減することができる。また、アシンメトリがある再生信号に対して等化する場合に比べて精度良く等化することができる。
更に、PLLにおいてもアシンメトリを補正した再生信号からクロックを生成することでジッタを最小限に抑えることができる。また、復号方法としてビタビ復号を用いずにレベルスライスで復号する場合でも、アシンメトリを補正した再生信号を2値化するので再生性能を確保することができる。
次に、発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳しく説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る光ディスク装置の一実施形態を示すブロック図である。図1では本発明に係るアシンメトリ補正回路及びその周辺の構成を示す。そのため、図1では光ディスクに情報を記録するのに必要な回路、フォーカス制御やトラッキング制御を行う回路等は省略している。また、光ディスクを回転駆動する回路や機構、装置の各部をコントロールする回路等、その他の回路や機構等も省略している。
ここで、光学ヘッド2は光ディスク1に照射するレーザの反射光を受光し、この反射光に基づいて光ディスク1に記録されている記録データを再生信号として生成する。光学ヘッド2から読み出された再生信号はAGC3により振幅調整され、出力振幅がほぼ一定のAGC出力信号が出力される。
次に、アシンメトリ検出器4は図11のサンプリング分布に示すようにAGC出力信号の0基準値に対するずれ量を検出してデジタル信号に変換し、アシンメトリ検出結果kとしてアシンメトリ補正器6に出力する。アシンメトリ検出器4及びアシンメトリ検出結果kについては詳しく後述する。
AD変換器5はアナログ値であるAGC出力信号をデジタル値に変換し、AD変換後の再生信号を出力する。アシンメトリ補正器6には、AD変換器5からのAD変換後の再生信号と、アシンメトリ検出器4からのアシンメトリ検出結果kが入力される。アシンメトリ補正器6はアシンメトリ検出結果kを用いてAD変換後の再生信号を補正し、補正後の再生信号として出力する。
この補正後の再生信号は等化器7で所望のパーシャルレスポンス特性になるように波形等化され、等化信号として出力される。この等化信号に基づいてPLL8において等化信号に同期したクロックが生成される。生成されたクロックにより各回路動作が制御される。PLL8については詳しく後述する。ビタビ復号器9は等化信号に基づいて再生データを復号する。等化器7は等化後の等化信号とビタビ復号器9の基準値との比較結果をフィードバックし、その差がなくなるように等化器のタップ係数を制御する。
図2はPLL8の一例を示す。PLL8は等化信号とVCO16の出力信号との位相誤差を検出する位相誤差検出回路14と、検出した位相誤差を直流電圧に変換するLPF15と、入力電圧に応じて出力周波数が変化するVCO16で構成されている。VCO16がPLL回路のループを制御することで、正確に同期した周波数の信号を出力でき、各回路動作を制御するクロックを生成することができる。
図3はアシンメトリ検出器4の一例を示すブロック図である。アシンメトリ検出器4にはAGC3からAGC出力信号が入力され、AGC出力信号のアシンメトリを求めてアシンメトリ検出結果kを出力する。具体的には、まず、リミッタ10はAGC出力信号のうちアシンメトリの影響が大きいショートマークの振幅のみをリミットしないようにリミット値を設定する。
次に、リミットした信号をLPF11に通してDC値を検出する。つまり、検出したDC値は概略ショートマークのDC値を示す。ここで、検出したDC値をフィードバックしてリミット10でのリミットセンター値に用いることで、的確にショートマークの振幅の中心値を検出する。
この検出したDC値をAD変換器17でデジタル値に変換し、アシンメトリ検出結果kとしてアシンメトリ補正器6に出力する。このように検出することで、0基準値のずれに比例した出力を得ることができる。尚、AD変換の際に所定のゲインを与えることで、AD変換器5との比率を合わせている。
但し、今回例示した方法以外にも、ビタビ復号器の各基準値に相当するAD変換後の再生信号のサンプリング値を積算し、その平均値を求めることでアシンメトリ検出結果kとしても良い。
次に、本実施形態のアシンメトリ補正器6の詳細な構成について説明する。図4の実線はアシンメトリのある場合(補正前)のAD変換後の再生信号のサンプリング分布を示す。横軸は補正後の再生信号、縦軸はAD変換後の再生信号である。図4に示すようにアシンメトリがある場合には、AD変換後の再生信号のサンプリング分布は0値付近を中心とした円弧状になる。
図5はアシンメトリ補正器6の一例を示す。アシンメトリ補正器6にはAD変換器5からのAD変換後の再生信号と、アシンメトリ検出器4からのアシンメトリ検出結果kが入力される。アシンメトリ補正器6はアシンメトリ検出結果kに基づいてAD変換後の再生信号を補正し、補正後の再生信号として出力する。
具体的には、図4に示すようにアシンメトリ検出結果kとAD変換器5からの出力であるAD変換後の再生信号のピーク値とボトム値との3点から2次関数での近似式を求め、その係数を明らかにする。3点を(α、α)、(−α、−α)、(0、k)とし、xについて解くと式(1)のようになる。
x=ay+by+c …(1)
尚、a=k/α、b=−1、c=−kである。
補正係数導出器12はyの係数aと、yの係数bと、係数cとをそれぞれ算出し、補正器13に出力する。補正器13は補正係数導出器12からの係数a、b、cと、AD変換器5からのAD変換後の再生信号に基づいて演算する。詳しくは近似式(1)を用いて二乗演算、係数乗算ならびに加算の各演算器(図示せず)により補正後の再生信号xを求め、等化器7に出力する。
その結果、図4に破線で示すように再生信号のサンプリング値が補正され、等化器7に出力される。等化器7は補正後の再生信号のサンプリング値を用いて等化を行い、ビタビ復号器9にて復号を行う。
ここで、本実施形態では、上述のようにAD変換後の再生信号のサンプリング値yを、2次関数の近似式(1)と係数a、b、cを用いて補正し、補正後の再生信号のサンプリング値xを算出する。
係数a、b、cは上述の2次関数での近似式に基づく補正係数であり、アシンメトリ検出結果kとAD変換後の再生信号のサンプリング値から導出する。そして、その補正係数に基づいてAD変換後の再生信号のサンプリング値yを補正し、補正後の再生信号のサンプリング値xを得ている。
本実施形態では、上記補正により非対称となったAD変換後の再生信号の各サンプリング値が補正され、ほぼ対称に分布する場合と同等の分布に補正できる。従って、不適正な記録条件で記録された記録データでも再生性能の劣化を軽減することができる。即ち、各基準値間隔が狭くならないので、ノイズに対するビタビ復号器の復号マージンを確保することができる。
本発明は、以上のように光ディスク1に情報を記録又は再生する光ディスク装置において、光ディスク1から再生された再生信号をサンプリングする手段(AD変換器5)と、再生信号のアシンメトリを検出する手段(アシンメトリ検出器4)とを備えている。また、検出されたアシンメトリ検出結果kに基づいてアシンメトリを補正するための補正係数を導出する手段(補正係数導出器12)と、再生信号のサンプリング値を補正係数に基づいて補正する手段(補正器13)とを備えている。更に補正された再生信号のサンプリング値に基づいて情報を復号する手段(ビタビ復号器9)を備えている。
また、補正係数導出手段はアシンメトリ検出結果と再生信号のサンプリング値の所定レベルから2次関数での近似式に基づく補正係数を導出する。
尚、上述の説明では2次関数の近似式に基づき補正係数を導出しているが、これに限らず3次以上のn次関数の近似式に基づき補正係数を導出しても良い。即ち、補正係数導出手段はアシンメトリ検出結果と再生信号のサンプリング値の所定レベルからn次関数での近似式に基づく補正係数を導出しても良い。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態との違いはアシンメトリ補正器6の構成が異なる点である。即ち、第1の実施形態では円弧状の非対称性を2次関数で近似したが、本実施形態では2種類の直線で近似するものである。その他の構成は図1と同様である。
図6は本実施形態のアシンメトリ補正器6の回路構成を示す。アシンメトリ補正器6にはAD変換器5からのAD変換後の再生信号と、アシンメトリ検出器4からのアシンメトリ検出結果kが入力される。アシンメトリ補正器6はアシンメトリ検出結果kに基づいてAD変換後の再生信号を補正し、補正後の再生信号を出力する。
具体的には、図7に示すようにアシンメトリ検出結果kとAD変換器5からのAD変換後の再生信号のピーク値とボトム値との3点から2本の1次関数での近似式を求め、その係数を明らかにする。図7の横軸は補正後の再生信号、縦軸はAD変換後の再生信号である。3点を(α、α)、(−α、−α)、(0、k)とし、xについて解くと式(2)のようになる。
…(2)
尚、d=−(1+k)/α、e=−k、f=−(1−k)/α、g=−kである。
補正係数導出器12はy≧kの時の係数d、係数e、y<kの時の係数f、係数gをそれぞれ補正器13に出力する。補正器13は補正係数導出器12からの係数d、e、f、gと、AD変換器5からのAD変換後の再生信号に基づいて演算する。詳しくは、近似式(2)を用いてセレクタ、係数乗算ならびに加算の各演算器(図示せず)により補正後の再生信号xを求め、等化器7に出力する。
その結果、図7に破線で示す補正後のサンプリング分布のように再生信号のサンプリング値が補正され、等化器7に出力される。等化器7は補正後の再生信号のサンプリング値を用いて等化を行い、ビタビ復号器9にて復号を行う。
ここで、本実施形態では、上述のようにAD変換後の再生信号のサンプリング値yを、近似式(2)と係数d、e、f、gを用いて補正し、補正後の再生信号のサンプリング値xを算出する。
係数d、e、f、gは上述の近似式(2)に基づく補正係数であり、アシンメトリ検出結果kとAD変換後の再生信号のサンプリング値から導出する。そして、その補正係数に基づいてAD変換後の再生信号のサンプリング値yを補正し、補正後の再生信号のサンプリング値xを得ている。
本実施形態の補正係数導出手段は、アシンメトリ検出結果と再生信号のサンプリング値の所定レベルから2つの1次関数での近似式に基づく補正係数を導出する。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に非対称となったAD変換後の再生信号のサンプリング値をほぼ対称に分布する場合と同等の分布に補正でき、不適正な記録条件で記録された記録データでも再生性能の劣化を軽減できる。即ち、各基準値間隔が狭くならないのでノイズに対するビタビ復号器の復号マージンを確保できる。更に、第1の実施形態に比べて二乗演算器が少ない回路構成で実現できる。
尚、上述の説明では、2つの1次関数での近似式に基づき補正係数を導出しているが、2以上の1次関数での近似式に基づき補正係数を導出しても良い。即ち、補正係数導出手段はアシンメトリ検出結果と再生信号のサンプリング値の所定レベルから2つ以上の1次関数での近似式に基づく補正係数を導出しても良い。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。第1の実施形態と異なるのは同様にアシンメトリ補正器6の構成である。本実施形態ではアシンメトリ補正テーブルを用いて再生信号のサンプリング値の補正を行う。
図8は本実施形態のアシンメトリ補正器6の回路構成を示す。補正係数導出器12は図9に示すアシンメトリ補正テーブルを参照し、アシンメトリ検出結果kとAD変換後の再生信号から該当する補正係数hを選択し、補正器13に出力する。補正器13は補正係数導出器12からの補正係数hに基づいてAD変換後の再生信号を補正する。
ここで、図9のアシンメトリ補正テーブルについて説明する。図9の例では、例えば、再生信号のサンプリング値のピーク値を6、ボトム値を−6としている。アシンメトリ検出結果kは第1の実施形態と同様にアシンメトリ検出器4によって検出された検出結果である。
図9のアシンメトリ補正テーブルは、例えば、第1の実施形態の(1)式と係数a、b、cに基づいてAD変換後の再生信号のサンプリング値yに対する補正後のサンプリング値xの比を、アシンメトリ検出結果k毎に補正係数としてテーブル化したものである。もちろん、第2の実施形態の2つの1次関数の(2)式と係数に基づいて補正係数をテーブル化しても良い。
例えば、アシンメトリ検出結果がk=1.2で(図9のアシンメトリ検出結果kが1/6ピーク値から1/3ピーク値に該当)、再生信号のサンプリング値が4.7(図9のAD変換後の再生信号yが3/6ピーク値から5/6にピーク値に該当)とする。その場合、補正係数導出器12は図9の補正テーブルを参照し、補正関数(3)はx=0.9yとなるため、補正係数h=0.9を導出する。
補正器13はAD変換後の再生信号を補正係数hを用いて補正し、補正後の再生信号xを算出する。例えば、上述のようにAD変換後の再生信号y=4.7の場合にはx=0.9×4.7=4.23となる。このようにAD変換後の再生信号のサンプリング値を補正テーブルを用いて補正する。得られた補正後の再生信号xは等化器7に出力され、ビタビ復号器9にて復号を行う。
ここで、アシンメトリ補正テーブルの補正係数hは第1の実施形態の(1)式と係数a、b、cに基づくものである。補正係数hは第2の実施形態の(2)式と係数に基づくものでも良い。
本実施形態の補正係数導出手段は、アシンメトリ検出結果と再生信号のサンプリング値で再生信号のサンプリング値を補正する補正係数を有する補正テーブルを参照して補正係数を導出する。
本実施形態では、同様に非対称となったAD変換後の再生信号のサンプリング値をほぼ対称に分布する場合と同等の分布に補正でき、不適正な記録条件で記録された記録データでも再生性能の劣化を低減することができる。そのため、各基準値間隔が狭くならないのでノイズに対するビタビ復号器の復号マージンを確保できる。更に、第1、第2の実施形態に比べて1個の乗算器のみの回路構成で実現できる。
本発明に係る光ディスク装置のアシンメトリ補正回路及びその周辺の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のPLLを示すブロック図である。 第1の実施形態のアシンメトリ検出器を示すブロック図である。 第1の実施形態の補正前の再生信号のサンプリング値と補正後の再生信号のサンプリング値の例を示す図である。 第1の実施形態のアシンメトリ補正器を示すブロック図である。 第2の実施形態のアシンメトリ補正器を示すブロック図である。 第2の実施形態の補正前の再生信号のサンプリング値と補正後の再生信号のサンプリング値の例を示す図である。 第3の実施形態のアシンメトリ補正器を示すブロック図である。 第3の実施形態に用いるアシンメトリ補正テーブルを示す図である。 アシンメトリのない記録データ、デジタル信号、ヒストグラム、サンプリング分布を示す図である。 アシンメトリのある記録データ、デジタル信号、ヒストグラム、サンプリング分布を示す図である。
符号の説明
1 光ディスク
2 光学ヘッド
3 AGC
4 アシンメトリ検出器
5、17 AD変換器
6 アシンメトリ補正器
7 等化器
8 PLL
9 ビタビ復号器
10 リミッタ
11 LPF
12 補正係数導出器
13 補正器
14 位相誤差検出回路
15 LPF
16 VCO

Claims (4)

  1. 光ディスクに情報を記録又は再生する光ディスク装置において、
    前記光ディスクから再生された再生信号をサンプリングする手段と、
    前記再生信号のアシンメトリを検出する手段と、
    前記検出されたアシンメトリ検出結果に基づいて前記アシンメトリを補正するための補正係数を導出する手段と、
    前記再生信号のサンプリング値を前記補正係数に基づいて補正する補正手段と、
    前記補正された再生信号のサンプリング値に基づいて前記情報を復号する手段とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記補正係数導出手段は、前記アシンメトリ検出結果と前記再生信号のサンプリング値の所定レベルからn次関数での近似式に基づく補正係数を導出することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記補正係数導出手段は、前記アシンメトリ検出結果と前記再生信号のサンプリング値の所定レベルから2つ以上の1次関数での近似式に基づく補正係数を導出することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 前記補正係数導出手段は、前記アシンメトリ検出結果と前記再生信号のサンプリング値で前記再生信号のサンプリング値を補正する補正係数を有する補正テーブルを参照して補正係数を導出することを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011181150A (ja) * 2010-03-02 2011-09-15 Siglead Inc 記録媒体から読み取ったデータのアシンメトリの補正方法と補正装置

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