JP2008271792A - 干しかご - Google Patents
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Abstract
【課題】メンテナンスが容易であり、干物対象物を簡単且つ均等に乾燥することができる干しかごを提供する。
【解決手段】上方と下方と側方とを壁部で囲んだ覆い体1の収容空間Sに、保持体5を備える。各壁部は、無数の通気孔2を設け、吊下部3と開閉部4とを有する。吊下部3は、持ち出し部3aと係合部3bからなる。各壁部のうちの少なくとも一箇所に設けてある開閉部4は、保持体5の出し入れが可能な間口を有する。保持体5は、被係止部6a,6bと串部7とを有し、壁部に取り付けた支持具23により収容空間Sの中間部に支持してあるとともに、収容空間Sの略水平方向または略垂直方向に間隔をあけた少なくとも2箇所以上の箇所に各々配置される。串部7は、干物対象物8を貫通可能に形成してあり、長手方向の一端部Pを被係止部6aに係脱自在に係止するとともに、他端部Qを他方側の被係止部6bに係脱自在に係止し、且つ収容空間Sに配設する。
【選択図】図1
【解決手段】上方と下方と側方とを壁部で囲んだ覆い体1の収容空間Sに、保持体5を備える。各壁部は、無数の通気孔2を設け、吊下部3と開閉部4とを有する。吊下部3は、持ち出し部3aと係合部3bからなる。各壁部のうちの少なくとも一箇所に設けてある開閉部4は、保持体5の出し入れが可能な間口を有する。保持体5は、被係止部6a,6bと串部7とを有し、壁部に取り付けた支持具23により収容空間Sの中間部に支持してあるとともに、収容空間Sの略水平方向または略垂直方向に間隔をあけた少なくとも2箇所以上の箇所に各々配置される。串部7は、干物対象物8を貫通可能に形成してあり、長手方向の一端部Pを被係止部6aに係脱自在に係止するとともに、他端部Qを他方側の被係止部6bに係脱自在に係止し、且つ収容空間Sに配設する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば魚介類および野菜などの干物を作るときに使用する干しかごに関するものである。
釣りあげた魚介類や採取した野菜を干物にするときに、例えば図5のような態様をなす干しかごを使用することがある。詳しくは、網で覆った覆い体31内部の収容空間Sを略水平な仕切網32a,32aにより上下に複数段に区切り、各仕切網32a,32aの上に前述した魚介類や野菜などの干物対象物33を置くものであった。ところが、干物対象物33を仕切網32a,32aに載せるものでは、干物対象物33が仕切網32a,32aと接触したままの状態で長時間にわたり乾燥することから、仕切網32a,32aに魚の鱗、粘液や野菜の土、繊維などが付着し、使用した後には干しかごを念入りに掃除・洗浄しなければならない不都合があった。しかも、干物対象物33が仕切網32a,32aの上に一定の拘束力をもって置かれた状態で乾燥するものであったから、どうしても乾燥斑が生じてしまい、均等に乾燥させるには、使用者が干物対象物33を仕切網32a,32aの上で何度か動かしてやらなければならない面倒さがあった。
実開昭61−169390
特開平8−214768
本発明は以上に述べたような実情に鑑み、メンテナンスが容易であり、しかも干物対象物を簡単且つ確実に均等に乾燥することができる干しかごを提供することにある。
本発明のうち請求項1記載の発明は、覆い体と、保持体とを備えており、前記覆い体は、上方と下方と側方とを壁部で囲んだ内部に保持体の収容空間を有しており、各壁部は、収容空間と覆い体の外部とを連通する無数の通気孔を設けてあるとともに吊下部と開閉部とを有しており、吊下部は、いずれかの壁部から覆い体の外側に伸びる持ち出し部と、持ち出し部の長手方向の先端部に設けてあり且つ任意の箇所に係脱自在に係合する係合部とを有しており、開閉部は、開いたときに収容空間への保持体の出し入れが可能な間口を有するとともに各壁部のうちの少なくとも一箇所に設けてあり、前記保持体は、被係止部と串部とを有し、被係止部は、壁部に取り付けた支持具により収容空間の中間部に支持してあるとともに、収容空間の略水平方向または略垂直方向に間隔をあけた少なくとも2箇所以上の箇所に各々配置してあり、串部は、干物対象物を貫通可能に形成してあり、長手方向の一端部を一方側の被係止部に係脱自在に係止するとともに、長手方向の他端部を他方側の被係止部に係脱自在に係止して、収容空間にて略水平方向または略垂直方向に配設してあることを特徴とする。
本発明のうち請求項2記載の発明では、前記保持体は、支持具と、垂直部材と、串部とを備えており、支持具は、覆い体の上方または側方のいずれかの壁部にて着脱自在に取り付けてあり、垂直部材は、連結具の下部にて略水平方向に間隔をあけた少なくとも2箇所以上の箇所から垂下しているとともに、各々の垂直部材の上下方向の適宜な複数の箇所には被係止部を設けており、串部は、干物対象物を貫通可能に形成してあり、長手方向の一端部を一方の垂直部材の適宜な一方側被係止部に係脱自在に係止するとともに、長手方向の他端部を他方の垂直部材の適宜な他方側被係止部に係脱自在に係止し、且つ収容空間に配設してあることを特徴とする。
本発明のうち請求項1記載の発明によれば、干物対象物を貫通した串部の長手方向の一端部と他端部を各々、覆い体の内部の一方側被係止部と他方側被係止部に係止することにより、干物対象物は、覆い体の中で何も接触しない状態で乾燥される構造となることから、例えば魚の鱗や農作物の土などが覆い体の壁部にほとんど付着せず、掃除・洗浄が容易でメンテナンス性が良好なものとなる。しかも、串部の長手方向の両端部を被係止部により係止する構造であるから、例えば、係止部がリング状に形成してあり、串部を軸支するような構成のものであれば、串部の長手方向を軸として干物対象物が適度に軸回転し、これにより干物対象物の表面全体が均等に日に当るようになり、覆い体に収容した干物対象物を何度も裏返すといった煩わしさが解消される。
本発明のうち請求項2記載の発明によれば、垂直部材に沿って上下方向に複数の干物対象物を干せるとともに、覆い体から支持具を外すのみで、干物対象物を保持している保持体のすべてを取り外して収容空間の外に出すことができ、少ない手間で効率的且つ大量の干物を作ることができる。
以下、本発明の干しかごの実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の干しかごの使用状態を示す斜視図であり、図2は、本干しかごの被係止部6a,6bおよび串部7の使用状態を示す斜視図であり、図3は、保持体5を覆い体1に取り付けるときの状態を示す要部を拡大した斜視図であり、図4(a)(b)(c)(d)(e)は、干物対象物8を貫通した串部7を保持体5の一方側被係止部(一方側の被係止部)6aおよび他方側被係止部(他方側の被係止部)6bに係止するときの手順を簡略化して示す斜視図である。
図1は、本発明の干しかごの使用状態を示す斜視図であり、図2は、本干しかごの被係止部6a,6bおよび串部7の使用状態を示す斜視図であり、図3は、保持体5を覆い体1に取り付けるときの状態を示す要部を拡大した斜視図であり、図4(a)(b)(c)(d)(e)は、干物対象物8を貫通した串部7を保持体5の一方側被係止部(一方側の被係止部)6aおよび他方側被係止部(他方側の被係止部)6bに係止するときの手順を簡略化して示す斜視図である。
本実施による干しかごは、図1のように、干物対象物8を覆う覆い体1と、干物対象物8の保持体5とからなっている。
覆い体1は、上方と壁部下方、前面、左右側面、背面の側方を網体(壁部)1a,1b,1c,1d,1e,1fで囲む略長方体をなすものであり、各網体(壁部)1a,1b,1c,1d,1e,1fで囲まれた内部には、保持体5の収容空間Sを形成している。また網体(壁部)1a,1b,1c,1d,1e,1fは、略正方形状に枠組みして略水平に配設する上側水平体21と下側水平体22とを上下に間隔をあけて配設してある。さらに詳しくは、下側水平体22の重みにより上側水平体21から略垂直に側方の各網体(壁部)1c,1d,1e,1fが垂れ下がるように形成してある。上側水平体21には、本干しかごを適宜な場所に吊り下げるための吊下部3を設けてある。吊下部3は、上側水平体21に長手方向の一端部を取り付けた持ち出し部3aと、この持ち出し部3aの長手方向の他端部に設けた係合部3bとからなっている。さらに詳しくは、持ち出し部3aは紐状をなしており、長手方向の一端部を上側水平体21の四隅に結んでいるとともに、長手方向の他端部の各々を1本に束ねており、この束ねた他端部に係合部3bを設けている。係合部3bは、鉤状に形成してあり、一部を持ち出し部3aの長手方向の他端部に固定したものである。さらに覆い体1の側方前面側の網体(壁部)1cには、保持体5を出し入れするための開閉部4を有している。この開閉部4は、側方前面側の網体(壁部)1cの略全面にわたり略逆コ字状にファスナー15が連続しており、ファスナー15を開けたときに、このファスナー15で囲んだ側方前面側の網体(壁部)1cの一部が上方から下方に向かって捲れるように形成してあり、これにより覆い体1の収容空間Sと外部とを連通する。また開閉部4は、ファスナー15を開けたときの開口の広さが保持体5を出し入れできる広さを有しており、収容空間Sに保持体5を容易に出し入れできるように形成してある。
尚、符号2は、網体(壁部)1a,1b,1c,1d,1e,1fの通気孔である。
覆い体1は、上方と壁部下方、前面、左右側面、背面の側方を網体(壁部)1a,1b,1c,1d,1e,1fで囲む略長方体をなすものであり、各網体(壁部)1a,1b,1c,1d,1e,1fで囲まれた内部には、保持体5の収容空間Sを形成している。また網体(壁部)1a,1b,1c,1d,1e,1fは、略正方形状に枠組みして略水平に配設する上側水平体21と下側水平体22とを上下に間隔をあけて配設してある。さらに詳しくは、下側水平体22の重みにより上側水平体21から略垂直に側方の各網体(壁部)1c,1d,1e,1fが垂れ下がるように形成してある。上側水平体21には、本干しかごを適宜な場所に吊り下げるための吊下部3を設けてある。吊下部3は、上側水平体21に長手方向の一端部を取り付けた持ち出し部3aと、この持ち出し部3aの長手方向の他端部に設けた係合部3bとからなっている。さらに詳しくは、持ち出し部3aは紐状をなしており、長手方向の一端部を上側水平体21の四隅に結んでいるとともに、長手方向の他端部の各々を1本に束ねており、この束ねた他端部に係合部3bを設けている。係合部3bは、鉤状に形成してあり、一部を持ち出し部3aの長手方向の他端部に固定したものである。さらに覆い体1の側方前面側の網体(壁部)1cには、保持体5を出し入れするための開閉部4を有している。この開閉部4は、側方前面側の網体(壁部)1cの略全面にわたり略逆コ字状にファスナー15が連続しており、ファスナー15を開けたときに、このファスナー15で囲んだ側方前面側の網体(壁部)1cの一部が上方から下方に向かって捲れるように形成してあり、これにより覆い体1の収容空間Sと外部とを連通する。また開閉部4は、ファスナー15を開けたときの開口の広さが保持体5を出し入れできる広さを有しており、収容空間Sに保持体5を容易に出し入れできるように形成してある。
尚、符号2は、網体(壁部)1a,1b,1c,1d,1e,1fの通気孔である。
保持体は図2のように、上枠体9と、下枠体10と、上枠体9と下枠体10とを上下に繋ぐ垂直紐(垂直部材)11,11,11,11と、垂直紐(垂直部材)11,11,11,11の中間部に連結する中枠体12と、中枠体12に係脱可能に係止する複数本の串部7とからなっている。
上枠体9および下枠体10は、樹脂テープをラミネートしたワイヤ材を略正方形状に曲げ加工して枠組みするもので、ワイヤ材で囲んだ中央部には直角に交差するリブ9aで補強してあるとともに網状シート9bを張ってある。また上枠体9の四隅の各々には、上方に突出した鉤状をなす掛け具(支持具)23,23,23,23を設けてあり、各掛け具(支持具)23,23,23,23を覆い体1の上側水平体21の網目の適宜な箇所に掛けることにより、保持体5を覆い体1の収容空間Sに保持できるようになっている。
ここで各掛け具(支持具)23,23,23,23は、設ける数を限定するものではなく、また掛ける箇所も網目の他にワイヤ材であってよい。
垂直紐(垂直部材)11,11,11,11は、上枠体9と下枠体10の各々の対応する四隅を上下に繋ぐものであり、本実施では具体的に、比較的強靭で安価なナイロン製の紐材を適用している。
中枠体12は、上枠体9および下枠体10と略同一の態様をなす略正方形状に形成してあり、各垂直紐(垂直部材)11,11,11,11の上下方向の中間位置の二箇所にそれぞれ取り付けてある。各垂直紐(垂直部材)11,11,11,11への中枠体12の取り付けは、中枠体12の四隅に近い箇所に掛止具13,13,13,13を各々設ける一方、各垂直紐(垂直部材)11,11,11,11の上下方向の中間部には、リング状なす被掛止部14,14,14,14を上下に間隔をあけた複数箇所にそれぞれ設けており、垂直紐(垂直部材)11の適宜な高さ位置にある各被掛止部14,14,14,14に掛止具13,13,13,13を掛けることで、中枠体12を上枠体9と下枠体10の間の位置に略水平な状態に保持している。そして、中枠体12を構成している前面側および背面側に配した各ワイヤ材(以下、ワイヤ材と記す。)12a,12bには各々、このワイヤ材12a,12bの長手方向に沿って編み込み具合が比較的緩いロープ(被係止部)6a,6bを螺旋状に巻き付けており、このロープ(一方側および他方側の被係止部)6a,6bそのものがある程度の弾力を持つとともに、ロープ(一方側および他方側の被係止部)6a,6bとワイヤ材12a,12bとの接触する適宜な箇所に串部7の長手方向の端部を差し込むことで、ロープ(一方側および他方側の被係止部)6a,6bとワイヤ材12a,12b相互の締め付けるような押圧力により串部7の長手方向の一端部Pもしくは他端部Qが係止・保持される。
串部7は、略一直線状をなす棒体であり、本実施では竹や樫などの木材の中でも比較的硬い性状のものを用いている。また干物対象物8を容易に貫くことができるように、長手方向の一端部Pと他端部Qの少なくとも一方の各先端部が尖り状に形成してあるとともに、使用時における網体(壁部)1a,1b,1c,1d,1e,1fの損傷や使用時の安全面を考慮して先端部が丸みを帯びている。また串部7の長さは、中枠体12の対向する各ワイヤ材12a,12b間の間隔よりも僅かに長く形成してあり、これにより中枠体12の水平方向に対向する二箇所の被係止部(一方側および他方側の被係止部)6a,6bのそれぞれに、串部7の長手方向の一端部Pと他端部Qを係止できるものとなっている。
尚、串部7は、本実施によるものに限定されず、例えば調理用に市販される汎用なものであってもよい。
上枠体9および下枠体10は、樹脂テープをラミネートしたワイヤ材を略正方形状に曲げ加工して枠組みするもので、ワイヤ材で囲んだ中央部には直角に交差するリブ9aで補強してあるとともに網状シート9bを張ってある。また上枠体9の四隅の各々には、上方に突出した鉤状をなす掛け具(支持具)23,23,23,23を設けてあり、各掛け具(支持具)23,23,23,23を覆い体1の上側水平体21の網目の適宜な箇所に掛けることにより、保持体5を覆い体1の収容空間Sに保持できるようになっている。
ここで各掛け具(支持具)23,23,23,23は、設ける数を限定するものではなく、また掛ける箇所も網目の他にワイヤ材であってよい。
垂直紐(垂直部材)11,11,11,11は、上枠体9と下枠体10の各々の対応する四隅を上下に繋ぐものであり、本実施では具体的に、比較的強靭で安価なナイロン製の紐材を適用している。
中枠体12は、上枠体9および下枠体10と略同一の態様をなす略正方形状に形成してあり、各垂直紐(垂直部材)11,11,11,11の上下方向の中間位置の二箇所にそれぞれ取り付けてある。各垂直紐(垂直部材)11,11,11,11への中枠体12の取り付けは、中枠体12の四隅に近い箇所に掛止具13,13,13,13を各々設ける一方、各垂直紐(垂直部材)11,11,11,11の上下方向の中間部には、リング状なす被掛止部14,14,14,14を上下に間隔をあけた複数箇所にそれぞれ設けており、垂直紐(垂直部材)11の適宜な高さ位置にある各被掛止部14,14,14,14に掛止具13,13,13,13を掛けることで、中枠体12を上枠体9と下枠体10の間の位置に略水平な状態に保持している。そして、中枠体12を構成している前面側および背面側に配した各ワイヤ材(以下、ワイヤ材と記す。)12a,12bには各々、このワイヤ材12a,12bの長手方向に沿って編み込み具合が比較的緩いロープ(被係止部)6a,6bを螺旋状に巻き付けており、このロープ(一方側および他方側の被係止部)6a,6bそのものがある程度の弾力を持つとともに、ロープ(一方側および他方側の被係止部)6a,6bとワイヤ材12a,12bとの接触する適宜な箇所に串部7の長手方向の端部を差し込むことで、ロープ(一方側および他方側の被係止部)6a,6bとワイヤ材12a,12b相互の締め付けるような押圧力により串部7の長手方向の一端部Pもしくは他端部Qが係止・保持される。
串部7は、略一直線状をなす棒体であり、本実施では竹や樫などの木材の中でも比較的硬い性状のものを用いている。また干物対象物8を容易に貫くことができるように、長手方向の一端部Pと他端部Qの少なくとも一方の各先端部が尖り状に形成してあるとともに、使用時における網体(壁部)1a,1b,1c,1d,1e,1fの損傷や使用時の安全面を考慮して先端部が丸みを帯びている。また串部7の長さは、中枠体12の対向する各ワイヤ材12a,12b間の間隔よりも僅かに長く形成してあり、これにより中枠体12の水平方向に対向する二箇所の被係止部(一方側および他方側の被係止部)6a,6bのそれぞれに、串部7の長手方向の一端部Pと他端部Qを係止できるものとなっている。
尚、串部7は、本実施によるものに限定されず、例えば調理用に市販される汎用なものであってもよい。
次に図4(a)(b)(c)(d)(e)に基づいて、本発明の干しかごの使用手順を説明する。
まず第一の手順として図4(a)にように、中枠体12を例えば床や机の上に略水平な状態に置く。
次に第二の手順として図4(b)のように、干物対象物8を貫通した串部7の長手方向の一端部Pを中枠体12の適宜な一方側被係止部6aに差し込んで係止する。
次に第三の手順として図4(c)のように、中枠体12の一方側被係止部(一方側の被係止部)6aと略水平方向に対向した箇所にある他方側被係止部(他方側の被係止部)6bに、前記串部7の長手方向の他端部Qを差し込んで係止し、図4(d)のように、干物対象物8を貫通した串部7を中枠体12の前面側に配したワイヤ材12aと背面側に配したワイヤ材12bとの間に架け渡すように係止・保持し、図2および図3のように、干物対象物8を貫通した串部7を係止・保持した中枠体12の掛止具13,13,13,13の各々を各垂直紐(垂直部材)11,11,11,11の被掛止部14,14,14,14にそれぞれ掛けて図2の状態とし、保持体5の掛け具(支持具)23,23,23,23を覆い体1の上方の網体(壁部)1aのリブ24に掛け、図1の状態にして作業を完了する。
また図4(e)のように、前述した第一〜第四の手順を繰り返して、複数の干物対象物8を中枠体12に保持することも可能である。
まず第一の手順として図4(a)にように、中枠体12を例えば床や机の上に略水平な状態に置く。
次に第二の手順として図4(b)のように、干物対象物8を貫通した串部7の長手方向の一端部Pを中枠体12の適宜な一方側被係止部6aに差し込んで係止する。
次に第三の手順として図4(c)のように、中枠体12の一方側被係止部(一方側の被係止部)6aと略水平方向に対向した箇所にある他方側被係止部(他方側の被係止部)6bに、前記串部7の長手方向の他端部Qを差し込んで係止し、図4(d)のように、干物対象物8を貫通した串部7を中枠体12の前面側に配したワイヤ材12aと背面側に配したワイヤ材12bとの間に架け渡すように係止・保持し、図2および図3のように、干物対象物8を貫通した串部7を係止・保持した中枠体12の掛止具13,13,13,13の各々を各垂直紐(垂直部材)11,11,11,11の被掛止部14,14,14,14にそれぞれ掛けて図2の状態とし、保持体5の掛け具(支持具)23,23,23,23を覆い体1の上方の網体(壁部)1aのリブ24に掛け、図1の状態にして作業を完了する。
また図4(e)のように、前述した第一〜第四の手順を繰り返して、複数の干物対象物8を中枠体12に保持することも可能である。
本発明の覆い体1は、内部に保持体5の収容空間Sを有するものであれば、本実施のような略長方形状の他の立方形状(例えば球状、多面体など)をなすものでもよい。また本実施による各壁部1a,1b,1c,1d,1e,1fは網体であるが、例えばビニルや綿などの比較的薄厚のシート材の全面にパンチング加工を施し、このような無数の通気孔2を有するものを用いて適宜な立方形状に組んだ枠体全体を覆うものや、あるいは、全面に無数の通気孔2を有するパネルを組み合わせて箱のように形成したものであってもよい。開閉部4は、いずれかの壁部1a,1b,1c,1d,1e,1fに例えば、垂直方向に1本のファスナー15を設けて、これを開け閉めするものであってもよいし、さらに複数の壁部1a,1b,1c,1d,1e,1fに設けてあってもよい。またファスナー15以外にも例えば、面テープやホックで開け閉めしてもよい。被掛止部14は、本実施のものでは略リング状をなすものを垂直紐(垂直部材)11の上下に間隔をあけて複数設けてあるが、例えば、掛止具13を引っ掛けることのできるリング状部材もしくはフック状部材を有するクリップのように、垂直部材11の任意の箇所を挟んで位置決めできるものであってもよい。また串部7を保持する一方側被係止部(一方側の被係止部)6aおよび他方側被係止部(他方側の被係止部)6bは、覆い体1のいずれかの網体(壁部)1a,1b,1c,1d,1e,1fに直接設けてもよく、さらに本実施では、串部7が略水平に配設するように一方側被係止部(一方側の被係止部)6aと他方側被係止部(他方側の被係止部)6bが覆い体1の側方の網体(壁部)1c,1d,1e,1fに各々設けてあるが、これを覆い体1の上下の網体(壁部)1a,1bに各々設け、前記一方側被係止部(一方側の被係止部)6aおよび他方側被係止部(他方側の被係止部)6bに係止した串部7を略垂直に配設してもよい。一方側被係止部6aおよび他方側被係止部(他方側の被係止部)6bは、干物対象物8を貫通した串部7の重みに耐え得るものであればよく、例えばクリップ等で串部7を摘むものや、あるいは、中枠体12の対向するワイヤ材12a,12bの上端部に凹部を各々設け、この凹部に串部7の一端部Pもしくは他端部Qを嵌め込むようにしてもよい。
1 覆い体
1a,1b,1c,1d,1e,1f 網体(壁部)
2 通気孔
3 吊下部
3a 持ち出し部
3b 係合部
4 開閉部
5 保持体
6a 一方側被係止部
6b 他方側被係止部
7 串部
8 干物対象物
23 掛け具(支持具)
P 一端部
Q 他端部
S 収容空間
1a,1b,1c,1d,1e,1f 網体(壁部)
2 通気孔
3 吊下部
3a 持ち出し部
3b 係合部
4 開閉部
5 保持体
6a 一方側被係止部
6b 他方側被係止部
7 串部
8 干物対象物
23 掛け具(支持具)
P 一端部
Q 他端部
S 収容空間
Claims (2)
- 覆い体(1)と、保持体(5)とを備えており、
前記覆い体(1)は、上方と下方と側方とを壁部(1a,1b,1c、1d,1e,1f)で囲んだ内部に保持体(5)の収容空間(S)を有しており、各壁部(1a,1b,1c、1d,1e,1f)は、収容空間(S)と覆い体(1)の外部とを連通する無数の通気孔(2)を設けてあるとともに吊下部(3)と開閉部(4)とを有しており、吊下部(3)は、いずれかの壁部(1a,1b,1c,1d,1e,1f)から覆い体(1)の外側に伸びる持ち出し部(3a)と、持ち出し部(3a)の長手方向の先端部に設けてあり且つ任意の箇所に係脱自在に係合する係合部(3b)とを有しており、開閉部(4)は、開いたときに収容空間(S)への保持体(5)の出し入れが可能な間口を有するとともに各壁部(1a,1b,1c、1d,1e,1f)のうちの少なくとも一箇所に設けてあり、
前記保持体(5)は、被係止部(6a,6b)と串部(7)とを有し、被係止部(6a,6b)は、壁部(1a,1b,1c、1d,1e,1f)に取り付けた支持具(23)により収容空間(S)の中間部に支持してあるとともに、収容空間(S)の略水平方向または略垂直方向に間隔をあけた少なくとも2箇所以上の箇所に各々配置してあり、串部(7)は、干物対象物(8)を貫通可能に形成してあり、長手方向の一端部(P)を一方側の被係止部(6a)に係脱自在に係止するとともに、長手方向の他端部(Q)を他方側の被係止部(6b)に係脱自在に係止し、且つ収容空間(S)に配設してあることを特徴とする干しかご。 - 前記保持体(5)は、支持具(23)と、垂直部材(11)と、串部(7)とを備えており、
支持具(23)は、覆い体(1)の上方または側方のいずれかの壁部(1a,1c、1d,1e,1f)にて着脱自在に取り付けてあり、
垂直部材(11,11,11,11)は、支持具(23)の下部(9)にて略水平方向に間隔をあけた少なくとも2箇所以上の箇所から垂下しているとともに、各々の垂直部材(11,11,11,11)の上下方向の適宜な複数の箇所には被係止部(6a,6b)を設けており、
串部(7)は、干物対象物(8)を貫通可能に形成してあり、長手方向の一端部(P)を一方の垂直部材(11,11,11,11)の適宜な一方側の被係止部(6a)に係脱自在に係止するとともに、長手方向の他端部(Q)を他方の垂直部材(11,11,11,11)の適宜な他方側の被係止部(6b)に係脱自在に係止し、且つ収容空間(S)に配設してあることを特徴とする請求項1記載の干しかご。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007115940A JP2008271792A (ja) | 2007-04-25 | 2007-04-25 | 干しかご |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007115940A JP2008271792A (ja) | 2007-04-25 | 2007-04-25 | 干しかご |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008271792A true JP2008271792A (ja) | 2008-11-13 |
Family
ID=40050574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007115940A Pending JP2008271792A (ja) | 2007-04-25 | 2007-04-25 | 干しかご |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008271792A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104605002A (zh) * | 2015-02-13 | 2015-05-13 | 刘升永 | 一种新型半自动卸料式鱼干晒制装置 |
CN107906873A (zh) * | 2017-11-20 | 2018-04-13 | 辛幼霞 | 一种鱼干晾晒架、晾晒方法及使用该晾晒架制作鱼干方法 |
CN108669121A (zh) * | 2018-06-27 | 2018-10-19 | 桐梓县巧媳妇农产品开发有限公司 | 一种面条晾干装置 |
-
2007
- 2007-04-25 JP JP2007115940A patent/JP2008271792A/ja active Pending
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