JP2008271146A - 超音波送受波器 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の実施の形態に関わる超音波送受波器において、有底筒状ケースはアルミニウム等の金属でつくられていたが共振特性の鋭さQmが高く温度変化等の環境変化で感度や残響が大きく変化し、これを補正するため温度補償コンデンサなどのによる補正機能を付加する必要があり、バックセンサシステムの価格を上げ、グレードが高い自動車以外にはなかなか普及がすすなまい問題がある。
【解決手段】超音波送受波器において、有底筒状ケースをヤング率がアルミニウムの1/10〜1倍のエポキシ系等の樹脂材料でケースを成形する事により共振特性の鋭さQmを下げ、音圧感度のアップ、残響の低減が出来、更に温度変化等の環境変化で感度の変化を小さくすることが出来る。
【選択図】 図1
【解決手段】超音波送受波器において、有底筒状ケースをヤング率がアルミニウムの1/10〜1倍のエポキシ系等の樹脂材料でケースを成形する事により共振特性の鋭さQmを下げ、音圧感度のアップ、残響の低減が出来、更に温度変化等の環境変化で感度の変化を小さくすることが出来る。
【選択図】 図1
Description
本発明は、超音波周波数帯の送信、受信を行う超音波送受波器に関するものである。
従来の実施の形態に関わる超音波送受波器において、超音波送受波器を車のバンパー等に埋め込み設置し、車周辺の障害物を検出しようとした場合、超音波送受波器にパルスバースト電気信号を入力することにより、超音波送受波器からその入力パルスバースト電気信号に応じた超音波信号が発振され、発振された超音波信号は障害物に到達し、障害物に当たった超音波信号は、その障害物で反射され、その反射された超音波信号の一部が同じ超音波送受波器に戻ってくる。超音波送受波器はその反射信号を受信することによって障害物を検出している。
図4は、従来の実施の形態に関わる超音波送受波器の概略縦断面図を表す。図4において、アルミニウム材等から成る有底筒状ケース6の底面内部に圧電素子1を貼り合わせ、ユニモルフ振動子を構成する。圧電素子1の有底筒状ケース6との接着面側の反対面から入出力リード5a、又、有底筒状ケース6から入出力リード5bを半田付け等して取り出す。圧電素子1の有底筒状ケース6との接着面側と有底筒状ケース6とは電気的に接続されており、更に、圧電素子1と入出力リード5a及び、有底筒状ケース6と入出力リード5bとは電気的に接続されている。圧電素子1の上面にシリコン発泡体等から成る吸音材3を載置して、更に、その上からシリコン材、ウレタン材等から成る封止剤4を有底筒状ケース6内に充填し構成する。
従来の実施の形態に関わる超音波送受波器において、共振特性の鋭さQmが高いため帯域が狭くなり温度変化等の環境変化で感度や残響が大きく変化し、これを補正するため温度補償コンデンサなどのによる補正機能を付加する必要があり、バックセンサシステムの価格を上げる問題がある。
特許公開2001−78296
谷腰欣司著 「超音波とその使い方−超音波送受波器・超音波モータ」 日刊工業新聞 1994年
図4は、従来の実施の形態に関わる超音波送受波器の概略縦断面図を表す。図4において、アルミニウム材等から成る有底筒状ケース6の底面内部に圧電素子1を貼り合わせ、ユニモルフ振動子を構成する。圧電素子1の有底筒状ケース6との接着面側の反対面から入出力リード5a、又、有底筒状ケース6から入出力リード5bを半田付け等して取り出す。圧電素子1の有底筒状ケース6との接着面側と有底筒状ケース6とは電気的に接続されており、更に、圧電素子1と入出力リード5a及び、有底筒状ケース6と入出力リード5bとは電気的に接続されている。圧電素子1の上面にシリコン発泡体等から成る吸音材3を載置して、更に、その上からシリコン材、ウレタン材等から成る封止剤4を有底筒状ケース6内に充填し構成する。
従来の実施の形態に関わる超音波送受波器において、共振特性の鋭さQmが高いため帯域が狭くなり温度変化等の環境変化で感度や残響が大きく変化し、これを補正するため温度補償コンデンサなどのによる補正機能を付加する必要があり、バックセンサシステムの価格を上げる問題がある。
解決しようとする問題点は、アルミニウム等の金属製の有底筒状ケースを用いた場合共振特性の鋭さQmが高くなるため、温度変化等の環境変化で音圧感度や残響が大きく変化してしまう問題がある。
有底筒状ケースをエポキシ系等から成るヤング率がアルミニウムの1/10〜1倍の成形樹脂を使用することで共振特性の鋭さQmを下げる事が出来、音圧感度のアップ、残響の低減が出来、温度変化等の環境変化で音圧感度の変化を小さくすることが出来る。
本発明は、温度変化等の環境変化で音圧感度や残響の変化を小さく出来るため、これを補正するための温度補償コンデンサなどのによる補正機能を省く事が出来、バックセンサシステムの価格を下げ、今まで搭載出来なかったグレートの車両でも採用されることが期待できる。
従来アルミニウム等の金属でつくられていた有底筒状ケースをヤング率がアルミニウムの1/10〜1倍のエポキシ系成形樹脂、またはこれにカーボンや金属フィラーを入れた導電性成形樹脂を用いることで安価で高性能なセンサを提供することが出来る。
図1及び図2は本発明の実施の形態の関わる超音波送受波器の概略縦断面図、上面図を表す。図1、図2において、ヤング率がアルミニウムの1/10〜1倍のエポキシ系の成形樹脂、またはこれにカーボンや金属フィラーを入れた導電性を有する様にした成形樹脂から成る有底筒状ケース2の底面内部に圧電素子1を貼り合わせ、ユニモルフ振動子を構成する。圧電素子1の有底筒状ケース2との接着面側の反対面と圧電素子1から入出力リード5a、又、圧電素子1の有底筒状ケース2との接着面側の面と圧電素子1から入出力リード5bを半田付け等をして取り出す。圧電素子1と入出力リード5a及び5bとは電気的に接続されている。圧電素子1の上面に発泡シリコン等から成る吸音材3を載置して、その上からシリコン材、ウレタン材等から成る封止剤4を有底筒状ケース2内部に充填し構成する。
図3は本発明の別の実施の形態の関わる超音波送受波器の概略縦断面図、上面図を示す。図3において、ヤング率がアルミニウムの1/10〜1倍のエポキシ系の成形樹脂、またはこれにカーボンや金属フィラーを入れた導電性を有する様にした成形樹脂の有底筒状ケース2の底面内部に折り返し電極を有する圧電素子7を貼り合わせ、ユニモルフ振動子を構成する。圧電素子7の有底筒状ケース2との接着面側の反対面と圧電素子7から入出力リード5a、圧電素子1の有底筒状ケース7との接着面側と有底筒状ケース2とは電気的に接続されており、更に、圧電素子7と入出力リード5a及び、有底筒状ケースと電気的に接続されている側の圧電素子の折り返し電極と入出力リード5bとは電気的に接続されている。圧電素子7と入出力リード5a及び5bとは電気的に接続されている。圧電素子7の上面に発泡シリコン等から成る吸音材3を載置して、その上からシリコン材、ウレタン材等から成る封止剤4を有底筒状ケース2内部に充填し構成する。
図3は本発明の別の実施の形態の関わる超音波送受波器の概略縦断面図、上面図を示す。図3において、ヤング率がアルミニウムの1/10〜1倍のエポキシ系の成形樹脂、またはこれにカーボンや金属フィラーを入れた導電性を有する様にした成形樹脂の有底筒状ケース2の底面内部に折り返し電極を有する圧電素子7を貼り合わせ、ユニモルフ振動子を構成する。圧電素子7の有底筒状ケース2との接着面側の反対面と圧電素子7から入出力リード5a、圧電素子1の有底筒状ケース7との接着面側と有底筒状ケース2とは電気的に接続されており、更に、圧電素子7と入出力リード5a及び、有底筒状ケースと電気的に接続されている側の圧電素子の折り返し電極と入出力リード5bとは電気的に接続されている。圧電素子7と入出力リード5a及び5bとは電気的に接続されている。圧電素子7の上面に発泡シリコン等から成る吸音材3を載置して、その上からシリコン材、ウレタン材等から成る封止剤4を有底筒状ケース2内部に充填し構成する。
本発明は、車のバックセンサシステムのみならず、防滴型超音波送受波器が利用されている様々な分野に適用できる。
1 圧電素子
2 樹脂製有底筒状ケース
3 吸音材
4 封止材
5a 入出力リード
5b 入出力リード
6 金属製有底筒状ケース
7 折り返し電極を有する圧電素子
2 樹脂製有底筒状ケース
3 吸音材
4 封止材
5a 入出力リード
5b 入出力リード
6 金属製有底筒状ケース
7 折り返し電極を有する圧電素子
Claims (1)
- 有底筒状ケースの底面内部に圧電素子を貼り合わせてユニモルフ振動子を構成し、この振動体のケース外側面にて超音波の送信、受信を行う超音波送受波器において、有底筒状ケースをヤング率がアルミニウムの1/10〜1倍の成形樹脂ケースを使用することを特徴とする超音波送受波器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007110949A JP2008271146A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 超音波送受波器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007110949A JP2008271146A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 超音波送受波器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008271146A true JP2008271146A (ja) | 2008-11-06 |
Family
ID=40050075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007110949A Pending JP2008271146A (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 超音波送受波器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008271146A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011035465A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Nippon Ceramic Co Ltd | 超音波送受波器 |
-
2007
- 2007-04-19 JP JP2007110949A patent/JP2008271146A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011035465A (ja) * | 2009-07-29 | 2011-02-17 | Nippon Ceramic Co Ltd | 超音波送受波器 |
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