JP2008271125A - 車載機、路側機及びコンテンツ配信システム並びにコンテンツ配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有料道路を走行中の車両に搭載される車載機における受信データ量を増加させることができる車載機、路側機及びコンテンツ配信システム並びにコンテンツ配信方法を提供する。
【解決手段】路側機は、コンテンツを暗号化して送信する。ETC料金所の入り口に設置された第1の路側機は、コンテンツの利用を許可された車載機に対して、コンテンツを復号する鍵データを送信する。車両に搭載され、路側機から送信されるコンテンツを受信する車載機は、第1の路側機から送信された鍵データを保持する手段と、第1の路側機以外の第2の路側機から送信されるコンテンツを記憶手段に保持された鍵データにより復号する復号手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、DSRCと呼ばれる無線通信方式により通信を行う車載機、路側機及びコンテンツ配信システム並びにコンテンツ配信方法に関する。
近年、ITS(Intelligent Transport System)への研究開発が盛んに行われている。
ITSの分野における代表的なシステムとして、有料道路(高速道路等)の通行料金を自動的に収受し、有料道路の利用者がほとんどノンストップで料金所を通過することができる有料道路自動料金収受システム(ETC: Electronic Toll Collection)が既に実用化されている。ETCは、車両に搭載されたETC車載機と料金所の入出庫ゲートに設けられる路側機との間で専用狭域通信(DSRC: Dedicated Short Range Communication)により料金収受に必要な情報を交換することで成り立つシステムである。専用狭域通信とは、ETCや商用車管理システム等の路車間通信に用いられる無線通信のことをいい、光を用いる方式と電波を用いる方式があり、通信可能な範囲は一般に路側機から数メートル〜数100メートルである。
この専用狭域通信を利用するシステムとして、配信したいコンテンツを、符号化したコンテンツデータと、コンテンツデータの復元に利用するための条件を含むデータ復元条件情報とに分け、それぞれの特徴に応じた伝送システムで配信を行うシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムによれば、データ復元条件情報はデータ量が小さいので、伝送速度が遅い携帯電話やPHS経由(広域データ伝送システム)で送信され、データ量の大きなコンテンツデータは、高周波数の搬送波(狭域データ伝送システム)を利用して、瞬時に大量のデータが送信される。
特開2003−174635号公報
しかしながら、上述した背景技術には以下の問題がある。
DSRCで、事故・渋滞情報などの交通情報を含む走行支援情報、店舗情報・決済情報などのマルチメディア情報などのコンテンツ提供するシステムでは、道路上に設置された路側機に搭載されたアンテナから、コンテンツが暗号化され、放送形式により送信、例えばブロードキャストされる。路側機に搭載されたアンテナから送信されたコンテンツは、例えば自動車に搭載された車載機に受信される。この車載機による受信に先立ち、正統な車載機であるか否か、すなわち車載機が、路側機から送信されるコンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する認証処理が行われる。例えば、車載機が路側機の通信エリアに入り、路側機と車載機とが通信可能となった場合に、この認証処理が行われる。正統な車載機であると認証された場合、ブロードキャストされた暗号化されたコンテンツを復号するための鍵データが車載機に送信される。車載機は取得した鍵データを使用して、受信したコンテンツを復号する。
この認証処理は、走行中に存在する各路側機との間で行われる。このため、車載機がこれまで在圏していた路側機の通信エリアとは異なる路側機の通信エリアに入る度に、車載機と路側機との間の認証処理のための交信時間を要するため、その交信時間中にブロードキャストされるコンテンツは受信(復号)できない。このため、その交信時間中に送信されるデータ量だけ、受信できるデータ量が少なくなる問題がある。
また、複数のコンテンツが送信される場合には、全コンテンツに対して正統な車載機であるか否かが判定され、各コンテンツに対して正統な車載機であるか否かを判定できない。すなわち、ブロードキャストされるコンテンツ(データ)の中から、ユーザが必要とするコンテンツ(データ)を絞り込む仕組みが想定されていないため、価値のあるデータに課金できない問題がある。すなわち、コンテンツ毎には課金できない。
そこで、本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、有料道路を走行中の車両に搭載される車載機における受信データ量を増加させることができる車載機、路側機及びコンテンツ配信システム並びにコンテンツ配信方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、路側機から送信される各コンテンツに対して課金できる車載機、路側機及びコンテンツ配信システム並びにコンテンツ配信方法を提供することを他の目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の車載機は、
車両に搭載され、路側機から送信されるコンテンツを受信する車載機であって、
前記路側機は、前記コンテンツを暗号化して送信し、
ETC料金所の入り口に設置された第1の路側機は、コンテンツの利用を許可された車載機に対して、前記コンテンツを復号する鍵データを送信し、
前記第1の路側機から送信された前記鍵データを保持する記憶手段と、
前記第1の路側機以外の第2の路側機から送信されるコンテンツを前記記憶手段に保持された鍵データにより復号する復号手段と、
を備えることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、路側機毎に行われる車載機がコンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する認証処理の回数を低減できる。このため、車載機と第2の路側機との間の認証処理中にブロードキャストされるコンテンツを受信(復号)できる。
さらに別の構成例では、
前記第1の路側機に対して自車載機の識別子を通知する識別子通知手段
を備え、
前記第1の路側機は、通知された識別子に基づいて、該車載機が前記コンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定し、該車載機が前記コンテンツの利用を許可された車載機であると判定された場合に、前記コンテンツを復号する鍵データを送信するように構成される。
このように構成することにより、自車載機の識別子に基づいて、鍵データを取得できる。
さらに別の構成例では、
前記コンテンツは所定の数に分割され、分割されたコンテンツは各路側機により送信され、
前記復号手段は、前記所定の数の路側機から分割されたコンテンツを受信し、前記記憶手段に保持された鍵データにより復号するように構成される。
このように構成することにより、複数の路側機により1つのコンテンツが送信される場合に、そのコンテンツを受信(復号)できる。
本発明の路側機は、
有料道路に設置され、コンテンツを暗号化して送信する路側機であって、
コンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データが通知され、
通知されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データとを記憶する記憶手段と、
車載機からの通信要求に対して、該車載機の識別子を要求する識別子要求手段と、
車載機から送信された識別子が前記記憶手段に記憶されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子に含まれるか否かに基づいて、前記通信要求を行った車載機が該コンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する車載機判定手段と、
前記車載機判定手段によりコンテンツの利用を許可された車載機であると判定された場合に、該車載機に該コンテンツを復号する鍵データを送信する鍵データ送信手段と、
を備えることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、例えば、鍵配信センターにより予め通知されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子に基づいて、通信要求を行った車載機がコンテンツの利用を許可されたか否かを判定できる。また、コンテンツの利用を許可されたと判定された場合に、該車載機にコンテンツを復号するための鍵データを送信できる。
さらに別の構成例では、
複数のコンテンツのうち少なくとも1つのコンテンツを、他のコンテンツと異なる鍵データにより暗号化して送信するコンテンツ送信手段
を備え、
コンテンツ毎に、該コンテンツの利用を許可された車載機の識別子と、該コンテンツを復号する鍵データとが通知されるように構成される。
このように構成することにより、路側機は、ユーザが必要とするコンテンツを復号する鍵データを送信できる。
さらに別の構成例では、
前記コンテンツ送信手段は、コンテンツを所定の数に分割し、分割されたコンテンツを送信するように構成される。
このように構成することにより、複数の路側機により1つのコンテンツが送信される場合に、そのコンテンツを受信(復号)できる。
さらに別の構成例では、
送信する鍵データに基づいて、コンテンツ毎に課金を行う課金手段
を備えるように構成される。
このように構成することにより、路側機は、ユーザが必要とするコンテンツのみに課金できる。
本発明のコンテンツ配信システムは、
有料道路に設置され、コンテンツを暗号化して送信する路側機と、車両に搭載され、前記路側機から送信されるコンテンツを受信する車載機とを備えるコンテンツ配信システムであって、
コンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データが、前記路側機に通知され、
前記路側機は、
通知されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データとを記憶する記憶手段
を備え、
前記路側機のうち、ETC料金所の入り口に設置された第1の路側機は、
車載機からの通信要求に対して、該車載機の識別子を要求する識別子要求手段と、
車載機から送信された識別子が前記記憶手段に記憶されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子に含まれるか否かに基づいて、前記通信要求を行った車載機が該コンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する車載機判定手段と、
前記車載機判定手段によりコンテンツの利用を許可された車載機であると判定された場合に、該車載機に該コンテンツを復号する鍵データを送信する鍵データ送信手段と、
を備え、
前記車載機は、
前記第1の路側機から送信された前記鍵データを保持する記憶手段と、
前記第1の路側機以外の第2の路側機から送信されるコンテンツを前記記憶手段に保持された鍵データにより復号する復号手段と
を備えることを特徴の1つとする。
このように構成することにより、路側機毎に行われる車載機がコンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する認証処理の回数を低減できる。このため、車載機と第2の路側機との間の認証処理中にブロードキャストされるコンテンツを受信(復号)できる。
本発明のコンテンツ配信方法は、
有料道路に設置され、コンテンツを暗号化して送信する路側機と、車両に搭載され、前記路側機から送信されるコンテンツを受信する車載機とを備えるコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信方法であって、
コンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データが、前記路側機に通知され、
前記路側機が、通知されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データとを記憶する記憶ステップと、
ETC料金所の入り口に設置された第1の路側機が、前記車載機からの通信要求に対して、該車載機に対して、識別子を要求する識別子要求ステップと、
前記車載機が、自車載機の識別子を送信する識別子送信ステップと、
前記第1の路側機が、前記車載機から送信された識別子が、記憶されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子に含まれるか否かに基づいて、前記通信要求を行った車載機が、該コンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する車載機判定ステップと、
前記第1の路側機が、前記車載機判定ステップによりコンテンツの利用を許可された車載機であると判定された場合に、該車載機に該コンテンツを復号する鍵データを送信する鍵データ送信ステップと、
前記車載機が、前記第1の路側機から送信された前記コンテンツを復号する鍵データを保持する記憶ステップと、
前記車載機が、前記第1の路側機以外の第2の路側機から送信されるコンテンツを保持された鍵データにより復号する復号ステップと、
を有することを特徴の1つとする。
このようにすることにより、路側機毎に行われる車載機がコンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する認証処理の回数を低減できる。このため、車載機と第2の路側機との間の認証処理中にブロードキャストされるコンテンツを受信(復号)できる。
本発明の実施例によれば、有料道路を走行中の車両に搭載される車載機における受信データ量を増加させることができる車載機、路側機及びコンテンツ配信システム並びにコンテンツ配信方法を実現できる。
また、本発明の他の実施例によれば、路側機から送信される各コンテンツに対して課金できる車載機、路側機及びコンテンツ配信システム並びにコンテンツ配信方法を実現できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
本発明の実施例にかかるコンテンツ配信システムについて、図1を参照して説明する。
本実施例に係るコンテンツ配信システムは、車載機100と、路側機200(200、200)と、鍵配信センター300と、情報端末400とを備える。情報端末400は、例えばPC400、携帯端末400などにより構成される。鍵配信センター300と路側機200とは、有線又は無線により接続される。例えば、LANケーブルにより接続されるようにしてもよい。また、鍵配信センター300は、インターネットに接続される。鍵配信センター300は、例えばTCP/IPにより通信が可能なサーバにより構成されるようにしてもよい。鍵配信センター300と情報端末400とは、例えばインターネットを介して有線又は無線により接続される。
路側機200は、例えば、有料道路の所定の位置に設置される。例えば、ETC料金所、有料道路上及びサービスエリアに設置される。本実施例においては、路側機200が、ETC料金所と、有料道路上に設置される場合について説明する。路側機200は、コンテンツ、例えば交通情報、具体的には緊急情報、事故情報、渋滞情報、ニュース、天気予報、マルチメディア情報、具体的には占い及び音楽などを暗号化してブロードキャストする。
ユーザは、情報端末400を利用して、鍵配信センター300に対して路側機200により送信される情報の利用の申し込みを行う(1)。例えば、ユーザは、路側機200により送信される情報を受信する車載機100の識別子(以下、車載機識別子と呼ぶ)、例えば車載機IDを鍵配信センター300に通知することにより、申し込みを行う。車載機識別子として、例えばワイヤレスコールナンバー(WCN)を使用するようにしてもよい。また、ETCによる課金処理を行う観点からは、車載機100の識別子として、後述するICカードに記録されているユーザの個人識別情報を通知するのが好ましい。
鍵配信センター300は、ユーザからの情報の申し込みに応じて、路側機200、ここでは路側機200及び200に対して、車載機識別子と鍵データとの組み合わせを配信する(2)。鍵データは、コンテンツの復号に使用される。路側機200及び200は、鍵データと車載機識別子との組み合わせを保持する。
路側機200は、常に無線通信動作を行っており、路側機200の通信エリアを通過する車両に搭載された車載機100からの通信要求に対し、車載機識別子を要求する。例えば、路側機200は、車載機100に対し、WCNを要求し、路側機200は車載機100により送信されたWCNを受信するようにしてもよい。車載機100の搭載された車両がETC料金所を通過し、有料道路に入る場合、ETC料金所に設置された路側機200は、車載機100に対し、車載機識別子を要求する。車載機100は、路側機200からの要求に応じて、車載機識別子を送信する。路側機200は、受信した車載機識別子が、保持している鍵データと車載機識別子との組み合わせに含まれるか否かを判定し、含まれる場合に鍵データを、車載機100に配信する(3)。車載機100は、配信された鍵データを受信し、保持する。
路側機200は、上述したようにコンテンツを暗号化しブロードキャストする。車載機100は、保持していている鍵データにより、受信したコンテンツを復号する(4)。
次に、本実施例に係る車載機100について、図2を参照して説明する。
車載機100は、無線通信部104と、ICカードインタフェース部106と、ROM1081及びRAM1082を備える記憶部108と、識別子通知手段としての制御部110と、復号手段としてのコンテンツ受信部112と、画像表示部114と、音声出力部116とを備える。そして、各部はバス102により接続される。
無線通信部104は、送受信アンテナ、RFモジュール、通信制御コントローラなどから構成され、路側機200との間でDSRC(Dedicated Short Range Communication)無線通信を行う。DSRCは、無線周波数帯として、5.8GHzを使用する狭域通信方法であり、路側機200の通信エリアは数メートルから数十メートルと狭いが、数Mbpsオーダでの高速通信が可能である。
ICカードインタフェース部106は、ICカード、例えば、ETCカードが挿入された場合に、該ICカードに記録されているユーザの個人識別情報を読み取る。なお、本実施例においては、車載機100の自己IDであるWCNを車載機識別子としてDSRC無線通信により、路側機200に送信する場合について説明する。このようにすることにより、路側機200は、ICカードが挿入されていない状態でも車載機100を識別できる。
制御部110は、路側機200に対し通信要求を行う。また、制御部110は、路側機200からの車載機識別子に対して、ROM1081に記憶された自車載機の車載機識別子、例えばWCNを送信する。また、制御部110は、路側機200から送信された鍵データをRAM1082に記憶する。
コンテンツ受信部112は、路側機200から送信されるコンテンツを、RAM1082に記憶された鍵データにより復号する。
画像表示部114は、コンテンツ受信部112により復号された画像データを表示する。
音声出力部114は、コンテンツ受信部112により復号された音声データを出力する。
次に、本実施例に係る路側機200について、図3を参照して説明する。
路側機200は、鍵データ送信手段及びコンテンツ送信手段としての無線通信部204と、車載機識別子設定部206と、記憶部208と、識別子要求手段としての制御部210と、車載機判定部212とを備える。
無線通信部204は、送受信アンテナ、RFモジュール、通信制御コントローラなどから構成され、車載機100との間でDSRC無線通信を行う。例えば、無線通信部204は、記憶部208に記憶されたコンテンツ、例えば緊急情報、事故情報、渋滞情報、ニュース、天気予報、占い及び音楽などを暗号化してブロードキャストする。
車載機識別子設定部206は、鍵配信センター300により送信された鍵データと車載機識別子との組み合わせを、記憶部208に記憶する。
制御部210は、車載機100からの通信要求に応じて、車載機識別子要求を行う。また、制御部210は、後述する車載機判定部212において、通信要求を行った車載機100がコンテンツの利用を許可された車載機であると判定された場合、該車載機100に、鍵データを送信する。
車載機判定部212は、車載機100から送信された車載機識別子、例えばWCNに基づいて、記憶部208に記憶された鍵データと車載機識別子との組み合わせを参照し、該組み合わせに通信要求を行った車載機の車載機識別子が含まれるか否かを判定する。鍵データと車載機識別子との組み合わせに通信要求を行った車載機の車載機識別子が含まれる場合コンテンツの利用を許可された車載機であると判定され、含まれない場合コンテンツの利用を許可されていない車載機であると判定される。車載機判定部212は、通信要求を行った車載機が、コンテンツの利用を許可された車載機であるか、コンテンツの利用を許可されていない車載機であるかを示す情報を、制御部210に通知する。
次に、本実施例に係る鍵配信センター300について、図4を参照して説明する。
鍵配信センター300は、通信部304と、記憶部306と、制御部308とを備える。
通信部304は、情報端末400との間で、有線又は無線による通信を行う。例えば、路側機200から送信されるコンテンツを利用したいユーザは、情報端末400を操作することにより、コンテンツの利用の申し込みを行う。例えば、情報端末400から車載機識別子を含むコンテンツ利用要求が送信される。
このコンテンツ利用要求は、通信部304を介して制御部308に入力される。制御部308は、コンテンツ利用要求に含まれる車載機識別子を記憶部306に記憶する。そして、制御部308は、車載機識別子と暗号化されたコンテンツを復号する鍵データを路側機200に送信する。
次に、本実施例に係るコンテンツ配信システムの動作について、図5を参照して説明する。
ユーザは情報端末400を操作し、車載機識別子を含むコンテンツ利用要求を鍵配信センター300に送信する(ステップS502)。例えば、情報端末400により、車載機識別子としてWCNを含むコンテンツ利用要求が送信される。
鍵配信センター300の制御部308は、情報端末400からのコンテンツ利用要求に基づいて、車載機識別子を記憶部306に登録し、車載機識別子とコンテンツを復号するための鍵データを路側機200に通知する(ステップS504、ステップS506)。例えば、車両が走行するETC料金所の所定の区間、例えば1区間の間に設置された全路側機に通知される。本実施例では、ETC料金所に設置された路側機200と該料金所に続く有料道路に設置された路側機200に車載機識別子と鍵データとが通知される。
車載機100が搭載された車両がETC料金所に到着すると、車載機100の制御部110は、路側機200に、通信要求を送信する(ステップS508)。
通信要求を受信した路側機200の制御部210は、車載機識別子要求を該車載機100に送信する(ステップS510)。例えば、制御部210は、車載機の車載機識別子としてWCNを要求する車載機識別子要求を送信する。
車載機識別子要求を受信した車載機100の制御部110は、車載機識別子、例えばWCNを含む車載機識別子応答を路側機200に送信する(ステップS512)。
路側機200の車載機判定部212は、車載機100により送信された車載機識別子、例えばWCNに基づいて、記憶部208に記憶された鍵データと車載機識別子との組み合わせを参照し、車載機識別子を送信した車載機100がコンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する。例えば、受信した車載機識別子が鍵データと車載機IDとの組み合わせに含まれる場合、その車載機100がコンテンツの利用を許可された車載機であると判定され、制御部210は鍵データを該車載機100に送信する(ステップS514)。一方、受信した車載機識別子が鍵データと車載機識別子との組み合わせに含まれない場合、その車載機100はコンテンツの利用を許可された車載機ではないと判定され、制御部210は鍵データを該車載機100には送信しない。この場合、コンテンツの利用が許可されていないことを示すメッセージを送信するようにしてもよい。
車載機100の制御部110は、路側機200から鍵データが送信された場合、該鍵データをRAM1082に記憶する(ステップS516)。
路側機200は、DSRC方式により、コンテンツをブロードキャストしている。
車載機100が、路側機200のカバーするエリアに在圏する場合には、路側機200によりブロードキャストされる情報が受信される(ステップS518)。車載機100のコンテンツ受信部112は、受信したコンテンツを、記憶している鍵データにより復号する(ステップS520)。
車載機100を搭載する車両が有料道路を走行し、ETC料金所に設置される路側機200とは異なる路側機200によりカバーされるエリアに在圏するようになった場合には、車載機100は、その路側機200により送信されるコンテンツを復号する鍵データを保持しているため、路側機200に対し、通信要求は送信しない。車載機100のコンテンツ受信部112は、路側機200によりブロードキャストされるコンテンツを受信する(ステップS522)。車載機100のコンテンツ受信部112は、受信したコンテンツを、記憶している鍵データにより復号する(ステップS524)。
これまで、車載機と路側機とが、DSRC方式により通信を行う場合には、(1)路側機による車載機の認証処理、(2)車載機による該認証処理に基づいて送信された鍵データの受信、(3)車載機によるコンテンツの受信処理が行われていた。車載機が搭載された車両が移動することにより、その位置をカバーする路側機も変わる。このため、通信可能な路側機が変わる度に(1)―(3)の処理が行われる。このため、(1)及び(2)の処理に時間がとられるため、(3)の時間が短くなり、十分な情報が得られない。特に、車載機が搭載された車両が有料道路本線を高速走行する場合には、各路側機のカバーするエリアを走行する時間が短くなるため、顕著である。
そこで、本実施例によれば、有料道路入り口に設置されるETC料金所に設置された路側機により、(1)及び(2)の処理を予め行い、本線走行中の車載機は(3)の処理のみを行うようにした。すなわち、有料道路上でDSRC無線通信方式により暗号化されたコンテンツがブロードキャストされる場合に、ETC料金所に設置された路側機による車載機の認証処理に基づいて、そのコンテンツを復号するための鍵データ(暗号鍵)が該車載機に通知される。このため、その車載機に対しては路側機毎の認証処理を削減できるため、有料道路を走行中の車両に搭載される車載機における受信データ量を増加させることができる。
次に、本発明の他の実施例にかかるコンテンツ配信システムについて、図6を参照して説明する。
本実施例に係るコンテンツ配信システムは、上述した実施例に係るコンテンツ配信システムと同様の構成であるため、その説明を省略する。
ユーザは、情報端末400を利用して、鍵配信センター300に対して路側機200により送信されるコンテンツの利用の申し込みを行う(1)。本実施例に係るコンテンツ配信システムでは、路側機200から配信されるコンテンツは、図7に示すように、緊急情報、事故情報、渋滞情報、ニュース、天気予報、占い、音楽など複数のコンテンツが含まれ、複数のコンテンツのうち少なくとも1つのコンテンツは、他のコンテンツと異なる鍵データにより暗号化される。例えば、各コンテンツは異なる鍵データにより暗号化されるようにしてもよい。図7では、事故情報及び渋滞情報にはランク1の鍵データ、ニュース、天気予報及び占いにはランク2の鍵データ、音楽にはランク3の鍵データにより暗号化される。図7では、緊急情報については暗号化されない、すなわち誰でも受信可能とされる。ユーザは、路側機200から配信されるコンテンツのうち利用したいコンテンツを指定し、該コンテンツを受信する車載機100の車載機識別子とともに鍵配信センター300に通知することにより、申し込みを行う。車載機IDとして、例えばワイヤレスコールナンバー(WCN)を使用するようにしてもよい。また、ETCによる課金処理を行う観点からは、車載機100の識別子として、ICカードに記録されているユーザの個人識別情報を通知するのが好ましい。
鍵配信センター300は、ユーザからの情報の申し込みに応じて、路側機200、ここでは路側機200及び200に対して、車載機識別子と鍵データとの組み合わせを配信する(2)。鍵データは、指定されたコンテンツの復号に使用される。すなわち、本実施例では、指定されたコンテンツを復号するための鍵データが送信されるため、指定されたコンテンツ以外のコンテンツは、その鍵データでは復号できない。路側機200及び200は、鍵データと車載機識別子との組み合わせを保持する。例えば、鍵配信センター300は、事故情報及び渋滞情報のコンテンツが指定された場合にはランク1の鍵データを送信し、ニュース、天気予報及び占いのコンテンツが指定された場合にはランク2の鍵データを送信し、音楽のコンテンツが指定された場合にはランク3の鍵データを送信する。
路側機200は、常に無線通信動作を行っており、路側機200の通信エリアを通過する車両に搭載された車載機100からの通信要求に対し、車載機IDを要求する。例えば、路側機200は、車載機100に対し、車載機識別子、例えばWCNを要求し、路側機200は車載機100により送信されたWCNを受信するようにしてもよい。また、ETCによる課金処理を行う場合には、車載機100の識別子として、ICカードに記録されているユーザの個人識別情報を要求する。
車載機100の搭載された車両がETC料金所の入り口を通過する場合、ETC料金所に設置された路側機200は、車載機100に対し、車載機識別子を要求する。車載機100は、路側機200からの要求に応じて、車載機識別子を送信する。路側機200は、受信した車載機識別子が、保持している鍵データと車載機識別子との組み合わせに含まれるか否かを判定し、含まれる場合に鍵データを、車載機100に配信する(3)。車載機100は、配信された鍵データを受信し、保持する。
路側機200は、上述したようにコンテンツを暗号化しブロードキャストする。車載機100は、保持している鍵データにより、受信したコンテンツを復号する(4)。
鍵配信センター300は、路側機200により配信されるコンテンツ毎に課金処理を行う(5)。
次に、本実施例に係る車載機100について説明する。本実施例に係る車載機100の構成は、図2を参照して説明した車載機と同様である。
次に、本実施例に係る路側機200について説明する。本実施例に係る路側機200の構成は、図3を参照して説明した車載機と同様である。
次に、本実施例に係る鍵配信センター300について、図8を参照して説明する。
鍵配信センター300は、通信部304と、記憶部306と、制御部308と、課金処理部310とを備える。
通信部304は、情報端末400との間で、有線又は無線による通信を行う。例えば、路側機200から送信されるコンテンツを利用したいユーザは、情報端末400を操作することにより、コンテンツの利用の申し込みを行う。上述したように、本実施例に係るコンテンツ配信システムでは、路側機200から送信されるコンテンツは、図7を参照して説明したように、緊急情報、事故情報、渋滞情報、ニュース、天気予報、占い、音楽など複数のコンテンツが含まれ、複数のコンテンツのうち少なくとも1つのコンテンツは、他のコンテンツと異なる鍵データにより暗号化される。ユーザは、路側機200から送信されるコンテンツのうち利用したいコンテンツを指定し、該コンテンツを受信する車載機100の車載機識別子とともに鍵配信センター300に通知する。例えば、情報端末400から、指定されたコンテンツのコンテンツIDと車載機識別子とを含むコンテンツ利用要求が送信される。
このコンテンツ利用要求は、通信部304を介して制御部308に入力される。制御部308は、コンテンツ利用要求に含まれる指定されたコンテンツのコンテンツIDと車載機識別子とを記憶部306に記憶する。そして、制御部308は、車載機識別子と指定されたコンテンツを復号する鍵データを路側機200に送信する。
課金処理部310は、情報端末からのコンテンツ利用要求により指定されたコンテンツ毎に課金を行う。本実施例に係るコンテンツ配信システムでは、路側機200により送信されるコンテンツ毎に課金ができる。本実施例においては、鍵配信センター300により課金処理が行われ、課金請求が情報端末に対して送信される場合について説明する。しかし、課金処理を路側機200において行うようにし、路側機200から車載機100に対して、課金請求を送信するようにしてもよい。この場合、車載機100のICカードインタフェース部106に装着されたICカードに対して課金請求が行われる。
次に、本実施例に係るコンテンツ配信システムの動作について、図9を参照して説明する。
ユーザは情報端末400を操作し、利用するコンテンツのコンテンツIDと車載機識別子を含むコンテンツ利用要求を鍵配信センター300に送信する(ステップS902)。例えば、情報端末400により、車載機識別子としてWCN及び/又はICカードに記録されているユーザの個人識別情報を含むコンテンツ利用要求が送信される。
鍵配信センター300の制御部308は、情報端末400からのコンテンツ利用要求に基づいて、コンテンツIDと車載機識別子を記憶部306に登録し、車載機識別子と利用するコンテンツを復号するための鍵データを路側機200に通知する(ステップS904、ステップS906)。本実施例では、ETC料金所に設置された路側機200と該料金所に続く有料道路に設置された路側機200に車載機識別子と鍵データとが通知される。
車載機100が搭載された車両がETC料金所に到着すると、車載機100の制御部110は、路側機200に、通信要求を送信する(ステップS908)。
通信要求を受信した路側機200の制御部210は、車載機識別子要求を該車載機100に送信する(ステップS910)。例えば、制御部210は、車載機識別子として、車載機に装着されているICカードに記録されているユーザの個人識別情報を要求する車載機識別子要求を送信する。
車載機識別子要求を受信した車載機100の制御部110は、車載機識別子、例えばユーザの個人識別情報を含む車載機識別子応答を路側機200に送信する(ステップS912)。
路側機200の車載機判定部212は、車載機100により送信された車載機識別子に基づいて、記憶部208に記憶された鍵データと車載機識別子との組み合わせを参照し、通信要求を送信した車載機100がコンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する。例えば、受信した車載機識別子が鍵データと車載機識別子との組み合わせに含まれる場合、その車載機100がコンテンツの利用を許可された車載機であると判定され、制御部210は鍵データを該車載機100に送信する(ステップS914)。一方、受信した車載機識別子が鍵データと車載機識別子との組み合わせに含まれない場合、その車載機100がコンテンツの利用を許可された車載機ではないと判定され、制御部210は鍵データを該車載機100には送信しない。この場合、コンテンツの利用が許可されていないことを示すメッセージを送信するようにしてもよい。
車載機100の制御部110は、路側機200から鍵データが送信された場合、該鍵データをRAM1082に記憶する(ステップS916)。
路側機200は、DSRC方式により、コンテンツをブロードキャストしている。
車載機100が、路側機200のカバーするエリアに在圏する場合には、路側機200によりブロードキャストされる情報が受信される(ステップS918)。車載機100のコンテンツ受信部112は、受信したコンテンツを、記憶している鍵データにより復号する(ステップS920)。
車載機100を搭載する車両が有料道路を走行し、ETC料金所に設置される路側機200とは異なる路側機200によりカバーされるエリアに在圏するようになった場合には、車載機100は、その路側機200により送信されるコンテンツを復号する鍵データを保持しているため、路側機200に対し、通信要求は送信しない。車載機100のコンテンツ受信部112は、路側機200によりブロードキャストされるコンテンツを受信する(ステップS922)。車載機100のコンテンツ受信部112は、受信したコンテンツを、記憶している鍵データにより復号する(ステップS924)。
その後、車載機100は、利用したいコンテンツの受信を終了する(ステップS926)。
鍵配信センター300の課金処理部310は、情報端末からのコンテンツ利用要求により指定されたコンテンツ毎に課金を行う(ステップS928)。課金処理部310は、情報端末400に対し課金請求を行う(ステップS930)。
DSRC方式で送信される情報量が多量となり、有料コンテンツを配信する場合の課金方法が検討されているが、走行中の車両に搭載される車載機にコンテンツを選択させることは難しくよい手順がなかった。
そこで、コンテンツ購入手続きを予め実施するようにする。具体的には、情報端末から鍵配信センター300に対して路側機200により送信されるコンテンツの利用の申し込みが行われる場合に、そのコンテンツに対する課金処理が行われる。このようにすることにより、木目細やかなビジネスモデルの設計が可能となる。
また、鍵データは、有料道路通過毎、すなわちETC料金所区間毎に設定できるため、予め決定される数の区間毎に鍵データの設定が可能となる。例えば、10の区間を通過する間は同じ鍵データを使用するように決定できる。このようにすることにより、鍵データの有効区間を柔軟に変更でき、鍵データの有効区間という新しい概念を取り入れることができる。また、鍵変更も容易にできるため、セキュリティ性も向上させることができる。また、コンテンツを所定の数に分割し、分割されたコンテンツを各路側機により送信するようにしてもよい。この場合、車載機では、コンテンツ受信部122において、所定の数の路側機から分割されたコンテンツを受信し、保持された鍵データにより復号する。具体的には、配信されるコンテンツが音楽である場合には、走行中の車両に搭載された車載機と通信を行う複数の路側機から送信されるコンテンツを全て揃えた場合に完成するようにできる。このため、情報端末から鍵配信センター300に対して路側機200により送信されるコンテンツの利用の申し込みが行われる場合の情報利用契約により、コンテンツを完成できる路側機の通過回数を指定し、この回数を超えた場合には、受信できないようにしてもよい。このようにすることにより、ゲーム感覚でユーザを引きつけることができる。
本発明の一実施例にかかるコンテンツ配信システムを示す説明図である。 本発明の一実施例にかかる車載機を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例にかかる路側機を示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例にかかる鍵配信センターを示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例にかかるコンテンツ配信システムの動作を示すフロー図である。 本発明の一実施例にかかるコンテンツ配信システムを示す説明図である。 本発明の一実施例にかかるコンテンツ配信システムにおけるコンテンツの暗号化処理を示す説明図である。 本発明の一実施例にかかる鍵配信センターを示す部分ブロック図である。 本発明の一実施例にかかるコンテンツ配信システムの動作を示すフロー図である。
符号の説明
100 車載機
102 バス
104 無線通信部
106 ICカードインタフェース部
108 記憶部
1081 ROM
1082 RAM
110 制御部
112 コンテンツ受信部
114 画像表示部
116 音声出力部
200(200、200) 路側機
202 バス
204 無線通信部
206 車載機ID設定部
208 記憶部
210 制御部
212 車載機判定部
300 鍵配信センター
302 バス
304 通信部
306 記憶部
308 制御部
310 課金処理部
400 情報端末
400 パソコン(PC: Personal Computer)
400 携帯端末

Claims (9)

  1. 車両に搭載され、路側機から送信されるコンテンツを受信する車載機であって、
    前記路側機は、前記コンテンツを暗号化して送信し、
    ETC料金所の入り口に設置された第1の路側機は、コンテンツの利用を許可された車載機に対して、前記コンテンツを復号する鍵データを送信し、
    前記第1の路側機から送信された前記鍵データを保持する記憶手段と、
    前記第1の路側機以外の第2の路側機から送信されるコンテンツを前記記憶手段に保持された鍵データにより復号する復号手段と、
    を備えることを特徴とする車載機。
  2. 請求項1に記載の車載機において、
    前記第1の路側機に対して自車載機の識別子を通知する識別子通知手段
    を備え、
    前記第1の路側機は、通知された識別子に基づいて、該車載機が前記コンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定し、該車載機が前記コンテンツの利用を許可された車載機であると判定された場合に、前記コンテンツを復号する鍵データを送信することを特徴とする車載機。
  3. 請求項1又は2に記載の車載機において、
    前記コンテンツは所定の数に分割され、分割されたコンテンツは各路側機により送信され、
    前記復号手段は、前記所定の数の路側機から分割されたコンテンツを受信し、前記記憶手段に保持された鍵データにより復号することを特徴とする車載機。
  4. 有料道路に設置され、コンテンツを暗号化して送信する路側機であって、
    コンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データが通知され、
    通知されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データとを記憶する記憶手段と、
    車載機からの通信要求に対して、該車載機の識別子を要求する識別子要求手段と、
    車載機から送信された識別子が前記記憶手段に記憶されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子に含まれるか否かに基づいて、前記通信要求を行った車載機が該コンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する車載機判定手段と、
    前記車載機判定手段によりコンテンツの利用を許可された車載機であると判定された場合に、該車載機に該コンテンツを復号する鍵データを送信する鍵データ送信手段と、
    を備えることを特徴とする路側機。
  5. 請求項4に記載の路側機において、
    複数のコンテンツのうち少なくとも1つのコンテンツを、他のコンテンツと異なる鍵データにより暗号化して送信するコンテンツ送信手段
    を備え、
    コンテンツ毎に、該コンテンツの利用を許可された車載機の識別子と、該コンテンツを復号する鍵データとが通知されることを特徴とする路側機。
  6. 請求項5に記載の路側機において、
    前記コンテンツ送信手段は、コンテンツを所定の数に分割し、分割されたコンテンツを送信することを特徴とする路側機。
  7. 請求項4ないし6のいずれか1項に記載の路側機において、
    送信する鍵データに基づいて、コンテンツ毎に課金を行う課金手段
    を備えることを特徴とする路側機。
  8. 有料道路に設置され、コンテンツを暗号化して送信する路側機と、車両に搭載され、前記路側機から送信されるコンテンツを受信する車載機とを備えるコンテンツ配信システムであって、
    コンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データが、前記路側機に通知され、
    前記路側機は、
    通知されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データとを記憶する記憶手段
    を備え、
    前記路側機のうち、ETC料金所の入り口に設置された第1の路側機は、
    車載機からの通信要求に対して、該車載機の識別子を要求する識別子要求手段と、
    車載機から送信された識別子が前記記憶手段に記憶されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子に含まれるか否かに基づいて、前記通信要求を行った車載機が該コンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する車載機判定手段と、
    前記車載機判定手段によりコンテンツの利用を許可された車載機であると判定された場合に、該車載機に該コンテンツを復号する鍵データを送信する鍵データ送信手段と、
    を備え、
    前記車載機は、
    前記第1の路側機から送信された前記鍵データを保持する記憶手段と、
    前記第1の路側機以外の第2の路側機から送信されるコンテンツを前記記憶手段に保持された鍵データにより復号する復号手段と
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信システム。
  9. 有料道路に設置され、コンテンツを暗号化して送信する路側機と、車両に搭載され、前記路側機から送信されるコンテンツを受信する車載機とを備えるコンテンツ配信システムにおけるコンテンツ配信方法であって、
    コンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データが、前記路側機に通知され、
    前記路側機が、通知されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子と該コンテンツを復号する鍵データとを記憶する記憶ステップと、
    ETC料金所の入り口に設置された第1の路側機が、前記車載機からの通信要求に対して、該車載機に対して、識別子を要求する識別子要求ステップと、
    前記車載機が、自車載機の識別子を送信する識別子送信ステップと、
    前記第1の路側機が、前記車載機から送信された識別子が、記憶されたコンテンツの利用を許可された車載機の識別子に含まれるか否かに基づいて、前記通信要求を行った車載機が、該コンテンツの利用を許可された車載機であるか否かを判定する車載機判定ステップと、
    前記第1の路側機が、前記車載機判定ステップによりコンテンツの利用を許可された車載機であると判定された場合に、該車載機に該コンテンツを復号する鍵データを送信する鍵データ送信ステップと、
    前記車載機が、前記第1の路側機から送信された前記コンテンツを復号する鍵データを保持する記憶ステップと、
    前記車載機が、前記第1の路側機以外の第2の路側機から送信されるコンテンツを保持された鍵データにより復号する復号ステップと、
    を有することを特徴とするコンテンツ配信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012195655A (ja) * 2011-03-15 2012-10-11 Nec Access Technica Ltd 有料コンテンツ利用システム、有料コンテンツ利用システム制御方法およびその制御用プログラム

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