JP2008270944A - リモートコントロール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の送信部を有するリモコン装置の消費電力量の増加抑制と、操作対象の機器の確実な遠隔操作の実現を図る。
【解決手段】リモコン装置1は、主送信部2aだけで送信する単一送信モードをデフォルトにする一方、ユーザの操作状況に応じて適宜、単一送信モードから、主送信部2aと副送信部2bの双方で送信する同時送信モードへ切り替えるので、両方の送信部2a、2bで送信を行う時間が限定され消費電力量の増加が抑制される。また、リモコン装置1は、同時送信モードにより同時的に送信可能範囲を拡大するので、操作対象の機器の配置場所の影響を低減して確実な遠隔操作性を達成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力消費量の増加を抑制した上で、操作対象となる機器を確実に遠隔操作できるようにしたリモートコントロール装置に関する。
従来、家電機器などの様々な機器を遠隔操作するため、リモートコントロール装置(以下、リモコン装置と称す)が利用されている。一般的にリモコン装置は、赤外線などを用いて遠隔操作用の信号を送信する送信部を備え、遠隔操作対象である家電製品などに備えられた受信部がその信号を受信する構成となっている。
なお、従来のリモコン装置の中には、信号の送信可能範囲(角度、距離)を広げるために複数の送信部を備えるものがあり(特許文献1、2)、また、特許文献3では、ユーザの操作に応じて送信部の信号出力に係る値(送信パワー)を調整するリモコン装置が開示されている。
特開平7−245590号公報 特開2003−111164号公報 特開平8−331656号公報
昨今、ユーザの利便性を高めるため、1つのリモコン装置により、遠隔操作対象の機器としてテレビジョン装置の他に、DVDレコーダやオーディオ装置などの周辺機器も遠隔操作できるようにすることがあり、複数の機器を操作対象に含められるように、送信部を複数設けることの必要性が高まっている。
送信部を複数設けることによる電力消費量の増加を抑制するため、特許文献1に係るリモコン装置は、装置の向きを検出する仰角および俯角センサーなどを内蔵し、これらのセンサーの検出結果に基づき、複数の送信部の中から送信に用いる送信部を選択的に切り替えている。しかし、この方式では、リモコン装置は、信号を送信する際の送信部は1つなので、信号の送信可能範囲を同時的に広げることができず、遠隔操作の対象となる機器の受光部の位置によっては、確実な遠隔操作を達成できない問題があると共に、リモコン装置に角度検出用の各種センサーの内蔵が要求されると云う問題がある。なお、特許文献2に係るリモコン装置も、異なる角度に配置された送信部を切り替える仕様であるため、同時的に信号の送信可能範囲を広げることができない。
また、特許文献3で記述されているリモコン装置は、送信部が1つであるため、送信パワーを高めたとしても、信号の送信可能範囲を広げられる程度は限られたものとなり、操作対象となる機器の受信部へ信号を確実に到達させるレベルを、さほど向上できない。
本発明は、斯かる問題に鑑みてなされたものであり、センサーなどの新たな部品を適用せずに、複数の送信部を通じて信号の送信を行っても、消費電力量の増加を抑制すると共に、同時的に信号の送信可能範囲を拡大して操作対象の機器を確実に遠隔操作できるようにしたリモートコントロール装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係るリモートコントロール装置は、複数の操作受付キーおよび複数の送信部を備えたリモートコントロール装置において、継続閾時間を記憶する手段と、複数の中の一の操作受付キーで操作を受け付けた場合、複数の中の一部の送信部より信号を送信する制御を行う手段と、前記一の操作受付キーで前記操作の受け付けが継続する時間を計測する手段と、計測した時間と前記継続閾時間とを比較する手段と、比較の結果、計測した時間が前記継続閾時間を上回る場合、複数中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、リモコン装置が、通常の操作では複数設けられた中の一部の送信部を用いて送信を行うが、同一の操作受付キーで継続的な操作を受け付けた場合、一部の送信部に加えて他部の送信部からも送信を行うので、同一の操作受付キーで継続的に操作を受け付ける場合に信号の送信可能範囲が広げられるようになる。リモコン装置を操作するユーザは一般に、リモコン装置を操作したにも拘わらず、操作対象の機器が操作に反応しなければ、操作中の動作を継続する傾向を示すことがあり、本発明では、ユーザのこのような傾向に応じた制御を行う。
即ち、一定の時間、同一の操作が継続されれば、操作対象の機器が操作に反応していないと想定し、一部の送信部および他部の送信部から送信を行ことで、センサーなどの新たな部品を適用することなく、ユーザの操作状況に合わせて自動で信号の送信可能範囲を同時的に広げて、操作対象の機器を確実に遠隔操作できるようにする。しかも、このような制御では、一部の送信部および他部の送信部から送信を行うのは、一定の時間、ユーザにより同一の操作が継続された場合だけなので、無用に送信部での電力消費量が増加することもない。なお、送信部が2つ以上のときは、通常操作では1個の送信部から送信を行い、上述した条件に合致するときは2個の送信部から同時に送信を行うことになる。また、送信部が3個以上のときは、一部の送信部として2個以上の送信部を用いること、または他部の送信部として2個以上の送信部を用いることが可能であり、さらには、上記条件に合致するときでも、全ての送信部から送信を行わずに、別の条件が合致したときにはじめて全ての送信部から送信を行うようにしてもよい(以下、同様)。また、操作受付キーは、ユーザからの操作を受け付けることが可能な手段の総称であり、ボタン、スイッチ等の形態も一種のキーとする。
本発明に係るリモートコントロール装置は、複数の操作受付キーおよび複数の送信部を備えたリモートコントロール装置において、間隔閾時間を記憶する手段と、複数の中の一操作受付キーで操作を受け付けた場合、複数の中の一部の送信部より信号を送信する制御を行う手段と、前記一の操作受付キーで前記操作を受け付けてから再度、前記一の操作受付キーで操作を受け付けるまでの時間を計測する手段と、計測した時間と前記間隔閾時間とを比較する手段と、比較の結果、計測した時間が前記間隔閾時間を下回る場合、複数中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、通常の操作では複数設けられた中の一部の送信部を用いて送信を行うが、所定の時間内で同一の操作受付キーで2回の操作を受け付けた場合、一部の送信部に加えて他部の送信部からも送信を行うので、同一の操作受付キーが繰り返し操作される場合に信号の送信可能範囲が広げられるようになる。リモコン装置を操作するユーザは一般に、リモコン装置を操作したにも拘わらず、操作対象の機器が操作に反応しなければ、同一の操作を繰り返す傾向を示すことがあり、本発明では、ユーザのこのような傾向に応じた制御を行う。即ち、一定の時間内、ユーザにより同一の操作が2回行われれば、操作対象の機器が操作に反応していないと想定し、一部の送信部および他部の送信部から送信を行ことで、センサーなどの新たな部品を適用することなく、ユーザの操作状況に合わせて自動で信号の送信可能範囲を同時的に広げて、操作対象の機器を確実に遠隔操作できるようにする。また、このような制御では、一部の送信部および他部の送信部から送信を行うのは、上述した条件に合致する場合だけなので、無用に送信部での電力消費量が増加することもない。
本発明に係るリモートコントロール装置は、複数の操作受付キーおよび複数の送信部を備えたリモートコントロール装置において、継続閾時間および間隔閾時間を記憶する手段と、複数の中の一の操作受付キーで操作を受け付けた場合、複数の中の一部の送信部より信号を送信する制御を行う手段と、前記一の操作受付キーで前記操作の受け付けが継続する時間を計測する手段と、計測した時間と前記継続閾時間とを比較する手段と、比較の結果、計測した時間が前記継続閾時間を上回る場合、複数の中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段と、比較の結果、計測した時間が前記継続閾時間を下回る場合、前記一の操作受付キーで前記操作を受け付けてから再度、前記一の操作受付キーで操作を受け付けるまでの時間を計測する手段と、計測した時間と前記間隔閾時間とを比較する手段と、比較の結果、計測した時間が前記間隔閾時間を下回る場合、複数の中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、リモコン装置を操作するユーザが一般に示す2種類の傾向に応じた制御を行うので、センサーなどの新たな部品を適用することなく、ユーザの操作状況に合わせて自動で信号の送信可能範囲を同時的に広げて、操作対象の機器を確実に遠隔操作できるようになる。即ち、リモコン装置が、通常の操作では複数設けられた中の一部の送信部を用いて送信を行うが、所定時間を越えて、同一の操作受付キーで継続的な操作を受け付けた場合、一部の送信部に加えて他部の送信部からも送信を行うので、同一の操作受付キーで継続的に操作すると云うユーザの傾向に応じて、信号の送信可能範囲が同時的に広がり、操作対象の機器を確実に操作できるようになる。また、同一の操作受付キーで継続的な操作が所定時間を越えなければ、所定の時間内で同一の操作受付キーで2回の操作を受け付けたときに、一部の送信部に加えて他部の送信部からも送信を行うので、同一の操作受付キーを繰り返し操作すると云うユーザの傾向に応じて、信号の送信可能範囲が同時的に広がり、遠隔操作対象の機器を確実に操作できるようになる。
本発明に係るリモートコントロール装置は、操作閾時間を記憶する手段と、前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行ってから、複数の中の他の操作受付キーで操作を受け付けるまでの時間を計測する手段と、計測した時間と前記操作閾時間とを比較する手段と、比較の結果、計測した時間が前記操作閾時間を下回る場合、複数の中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、一部の送信部および他部の送信部から送信する制御を一旦行ったときは、一部の送信部からの送信だけでは、ユーザを満足させる操作性が得られていないと想定した制御を行う。即ち、上記制御を行ってから所定時間内に他の操作をユーザが行った場合も同様に、その他の操作に応じた信号を一部の送信部および他部の送信部から送信する制御を行うので、他の種類の操作を行っても遠隔操作対象の機器を確実にコントロールできるようになる。
本発明に係るリモートコントロール装置は、前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行ってからの経過時間を計測する手段と、計測した経過時間と前記操作閾時間とを比較する手段と、比較の結果、計測した経過時間が前記操作閾時間を上回る場合、複数の中の前記一部の送信部より信号を送信する制御を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、一部の送信部および他部の送信部から送信する制御を一旦行ってからの経過時間が、所定の時間を超えたときは、一部の送信部から信号を送信する状況(モード)にするので、一部の送信部および他部の送信部の両方から送信する状況から解放されて消費電力量の増加が防止される。即ち、上述した制御を行って所定時間が経過してから他の操作を行う場合は、リモコン装置の姿勢等も変わっていると想定されるので、一部の送信部から送信する状況に戻して消費電力量の増加抑制を優先的に対処できるようになる。
本発明に係るリモートコントロール装置は、複数の中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う場合、前記一部の送信部の送信に係る出力値を、一部の送信部より信号を送信する制御を行う場合に比べて増大する手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、一部の送信部および他部の送信部から送信する制御を行う場合は、一部の送信部または他部の送信部の少なくともいずれか一方の送信に係る出力値が増大するので、信号の送信可能範囲が一段と広がるようになり、それに伴い、遠隔操作対象の機器を操作できるレベル精度も向上する。
本発明に係るリモートコントロール装置は、前記複数の操作受付キーを表面に配置した長手方向を有する装置筐体を備え、前記一部の送信部は、送信方向に係る軸が前記装置筐体の長手方向と平行的になるように前記装置筐体に配置してあり、前記他部の送信部は、送信方向に係る軸を前記一部の送信部と相異するように前記装置筐体に配置してあることを特徴とする。
本発明にあっては、装置筐体の長手方向に対して、一部の送信部の送信方向に係る軸が平行的にしてあるので、ユーザの直感的な使い勝手に応じた送信を行える。即ち、一般的なユーザは、リモコン装置の筐体の長手方向を遠隔操作対象の機器へ向けて操作を行うことが多いので、一部の送信部の送信方向に係る軸を装置筐体の長手方向と平行的にすることで、一部の送信部から発する信号を遠隔操作対象の機器へ向けて送信できるようなり、初期の送信で遠隔操作対象の機器を操作できる率を向上できる。また、遠隔操作対象の機器の受光部の位置が機器中心から離れている場合や、ユーザが遠隔操作対象の機器へリモコン装置を向けていない場合であっても、上述した制御により一部の送信部および他部の送信部から送信を行うので、遠隔操作対象の機器を確実に操作できるようになる。
本発明に係るリモートコントロール装置は、前記一部の送信部より信号を送信する第1送信状態、若しくは前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する第2送信状態のいずれかを択一的に指定する操作を受け付ける送信状態受付手段と、前記送信状態受付手段で第2送信状態を指定する操作を受け付けた場合、操作受付キーでの操作の受け付けに応じて、複数の中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、遠隔操作対象の機器として2種類の機器を想定し、2種類の機器の双方を遠隔操作対象にする指定を受け付けた場合は、上述した条件とは別に、一部の送信部および他部の送信部から送信を行うので、ユーザの意向を反映したマニュアル操作で、リモコン装置が有する複数の送信部を有効に活用することが可能となる。即ち、昨今のリモコン装置は、複数の機器を操作対象にすることがあるため、ユーザの意思により各送信部から送信を行えるようにすることで、ユーザの使い勝手に応じた操作性を確保できる。
本発明にあっては、リモコン装置が通常の操作では一部の送信部から送信を行う一方、同一の操作受付キーで継続的な操作を受け付けた場合に一部の送信部および他部の送信部から送信を行うので、消費電力量の増加を抑えた上で、信号の送信可能範囲を同時的に広げて遠隔操作対象の機器に対する操作精度を向上できる。
また、本発明にあっては、リモコン装置が通常の操作では一部の操作部から送信を行う一方、同一の操作受付キーが繰り返し操作された場合に一部の送信部および他部の送信部から送信を行うので、消費電力量の増加を抑えた上で、信号の送信可能範囲を同時的に広げて遠隔操作対象の機器に対する操作応答性を高められる。
さらに、本発明にあっては、リモコン装置が通常の操作では一部の操作部から送信を行う一方、同一の操作受付キーで継続的な操作を受け付けた場合または同一の操作受付キーが繰り返し操作された場合に一部の送信部および他部の送信部から送信を行うので、消費電力量の増加を抑えた上で、信号の送信可能範囲を同時的に広げて遠隔操作対象の機器に対する操作精度を確実に向上できる。
本発明にあっては、一部の送信部および他部の送信部から送信する制御を一旦行ったときは、所定時間内に他の操作をユーザが行った場合も同様に、その他の操作に応じた信号を一部の送信部および他部の送信部から送信する制御を行うので、他の種類の操作を行っても遠隔操作対象の機器を確実にコントロールできる。
また、本発明にあっては、一部の送信部および他部の送信部から送信する制御を一旦行ってから、所定時間を超えて他の操作を行ったときは、その他の操作に応じた信号を一部の送信部から送信するので、各送信部で無用に電力を消費することを防止できる。
本発明にあっては、一部の送信部および他部の送信部から送信する制御を行う場合は、一部の送信部または他部の送信部の少なくともいずれか一方の送信に係る出力値が増大するので、信号の送信可能範囲を一層広げることができ、それに伴い、遠隔操作対象の機器を操作できる精度も向上できる。
また、本発明にあっては、装置筐体の長手方向に対して、一部の送信部の送信方向に係る軸を平行的にするので、リモコン装置が複数の送信部を備えても、ユーザの直感的な使い勝手に応じた送信を効率的に行える。
本発明にあっては、2種類の送信状態を択一的に指定可能にして、一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する送信状態にする指定を受け付けた場合は、上述した条件とは別に、一部の送信部および他部の送信部から送信を行うので、ユーザの意思を反映したマニュアル操作で各送信部からの送信を行える。
図1は、本発明の実施形態に係るリモコン装置1の外観を示しており、本実施形態のリモコン装置1はテレビジョン装置TV(一の機器に該当)および録画装置R(他の機器に該当)を遠隔操作するものであり、赤外線により信号を発する複数の送信部として主送信部2aおよび副送信部2bを有し、ユーザの操作状況に応じて各送信部2a、2bからの送信状況を制御して、複数の送信部2a、2bを有していても電力消費量が増加することを抑制すると共に、遠隔操作対象の各機器(テレビジョン装置TVおよび録画装置R)を確実に操作できるようにしたことを特徴としている。
リモコン装置1は、薄板状で且つ長手方向を有する合成樹脂製の装置筐体8の先端面8aに赤外線の通過させる特性を有する合成樹脂製の透光窓8bを設け、その透光窓8bの内部に主送信部2aおよび副送信部2bを配置している。また、リモコン装置1は、装置筐体8の上面8cに、多数の各種キー(テンキー3a、3b、3c・・・、上下左右キー、決定キー等)から構成される操作部3を設けている。さらに、リモコン装置1は、装置筐体8の一側面8dに、図1中のC矢印方向にスライドするモード切替スイッチ9(送信状態受付手段に該当)を設けている。なお、図1において、装置筐体8の高さ方向(厚み方向)をX軸方向にしており、以下、装置筐体8の幅方向をY軸方向、装置筐体8の長手方向をZ軸方向にしている。
図2は、リモコン装置1の電気的構成を示すブロック図である。リモコン装置1は、ユーザから各種操作を受け付ける操作部3とモード切替スイッチ9を接続し、操作部3またはモード切替スイッチ9で受け付けた操作内容を伝えられるように、操作部3をタイマ4(時間を計測する手段に該当)および制御ユニット5にそれぞれ接続している。なお、タイマ4は制御ユニット5とも接続されている。また、制御ユニット5は、不揮発性のメモリ5aおよび切替制御部5bを内蔵しており、切替制御部5bは、制御線S1で切替回路6と接続されると共に、制御ユニット5自体はデータ線D1で切替回路6と接続されている。切替回路6は第1駆動回路7aを介して主送信部2aと接続されると共に、第2駆動回路7bを介して副送信部2bと接続されている。なお、メモリ5aには、製造段階で第1閾時間10a(継続閾時間に該当)、第2閾時間10b(間隔閾時間に該当)および第3閾時間(操作閾時間に該当)が記憶される。以下、リモコン装置1に含まれる上述した各部品について説明する。
操作部3は、各種キー3a、3b、3c等(操作受付キーに該当)のいずれかで操作を受け付けると、その操作を受け付けたキーを表す識別情報(キー識別情報と称する)を含んだ操作を受け付けた旨の信号をタイマ4および制御ユニット5へ出力するようになっている。なお、この信号は、キー3a、3b、3c等が操作を受け付けている間、継続して出力されるようになっており、本実施形態の各種キー3a、3b、3cは押し下げ式であるため、ユーザが操作部3のいずれかのキーを押し下げている間、操作部3は操作を継続して受け付けている状態となり、ユーザがキーの押し下げを解除すると、操作部3での操作受け付けが終了する。また、モード切替スイッチ9は、択一的に遠隔操作する対象をテレビジョン装置TVに決定(セット)するモード(テレビモードと称す。第1送信状態に該当)と、テレビジョン装置TVと録画装置Rの双方にセットするモード(レコーダモードと称す。第2送信状態に該当)とを手動で択一的に切り替えるスイッチであり、セットされたモードの内容を表した信号を、操作部3を通じてタイマ4および制御ユニット5へ出力する。
タイマ4は、モード切替スイッチ9から出力された信号の中身がテレビモードである場合、時間を計測し、モード切替スイッチ9からの信号の中身がレコーダモードである場合、時間計測の処理を行わないようになっている。
また、図3に示すように、タイマ4はテレビモードにセットされて時間計測を行う場合、並行的に複数の時間を計測している。すなわち、タイマ4は先ず、操作部3がキーで操作を受け付けることにより操作部3から出力された信号がタイマ4に入力されたことをトリガーにして、時間の計測を開始し(図3の時間t1から計測開始)、操作部3から出力される信号の入力が途絶えるまでの時間(例えば、図3での時間t2までの時間)を第1時間として計測する。さらに、タイマ4は、この第1時間の計測と並行して、操作部3からの信号入力が途絶えた場合でも時間の計測を継続しており、信号の入力が途絶えてから再度、操作部3からの信号が入力されて、その信号に含まれるキー識別情報が前回入力された信号に含まれるキー識別情報と同一である場合、再度の信号が入力されるまでの時間(例えば、図3での時間t3までの時間)を第2時間として計測する。
さらに、タイマ4は、後述する制御ユニット5からの計測指示に応じても計測を開始し(例えば、図3の時間t10または時間t10′)、この場合は、計測を開始してから操作部3より信号が入力されるまでの時間(例えば、図3の時間t11までの時間)を第3時間として計測する。なお、制御ユニット5から計測指示が出される時間は、後述する制御ユニット5での処理結果により、図3の時間t10または時間t10′のいずれかになる。また、タイマ4は、時間を計測している間は、計測中の時間(第1時間、第2時間、第3時間)を制御ユニット5へ随時リアルタイム的に出力しており、これにより制御ユニット5(切替制御部5b)は計測中の時間の値を知ることができる。
制御ユニット5は、基本的に操作部3からの信号が入力されると、その信号に含まれるキー識別情報を抽出し、キー識別情報に応じたコマンドデータ(コマンドを含む信号)を出力する処理を行うものである。例えば、操作部3からの信号に、操作を受け付けたキーがテレビジョン装置TVの8chに応じたテンキーを表すキー識別情報が含まれている場合、制御ユニット5は、チャンネルを8chにするチャンネル切替コマンドデータを生成して、データ線D1を通じて出力する処理を行う。また、操作部3からの信号に、操作を受け付けたキーが録画装置Rで録画を開始する録画キーを表すキー識別情報が含まれている場合、制御ユニット5は、録画装置Rに現在受信中の番組の録画処理を開始させる録画開始コマンドデータを生成して、データ線D1を通じて出力する処理を行う。
一方、制御ユニット5に含まれる切替制御部5bは、複数の送信部2a、2bの中の一部である主送信部2aからコマンドデータの送信を行うモード(単一送信モード)と、一部の送信部(主送信部2a)および他部の送信部(副送信部3b)からコマンドデータの送信を行うモード(同時送信モード)を切り替える制御を行う手段である。切替制御部5bは、モード切替スイッチ9から出力された信号の中身がテレビモードである場合、上述した単一送信モードと同時送信モードとの切替制御を行い、モード切替スイッチ9からの信号の中身がレコーダモードである場合、同時送信モードに固定する制御を行う。なお、モード切替スイッチ9がテレビモードにセットされた直後は、単一送信モードに設定され、その後の操作部3の各キーの操作状況により、切替制御部5bがモード切替の制御を行う。
切替制御部5bが、単一送信モードと同時送信モードとの切替制御を行う場合、タイマ4から出力されてくる計測時間(その時点まで計測した第1時間、第2時間)と、メモリ5aに予め記憶されている第1閾時間10aおよび第2閾時間10bとを比較する処理を行う。また、切替制御部5bは一旦、同時送信モードに切り替えた場合、その後、同時送信モードを維持するか否かを、タイマ4から出力されてくる計測時間(その時点まで計測した第3時間)と、メモリ5aに予め記憶されている第3閾時間10cとの比較結果に基づき判断する。なお、本実施形態では、メモリ5aに第1閾時間10aとして1秒、第2閾時間10bとして0.5秒、第3閾時間として5秒の数値を記憶しているが、これらの時間数値はあくまで一例であり、リモコン装置1の仕様等に応じて記憶する時間は適宜変更可能である。
切替制御部5bは、単一送信モードと同時送信モードとの切替制御を行う場合、最初に操作部3からの信号が入力されると、タイマ4から出力されてくる計測時間を随時受け付ける状態になる。なお、切替制御部5bは、操作部3からの信号に含まれるキー識別情報を、内部メモリ5cへ先入れ先出し的に随時保存する。また、操作部3からの信号の入力が継続している間、切替制御部5bは随時、タイマ4からの計測時間(第1時間)と、メモリ5aに記憶されている第1閾時間を比較する処理を行う。比較の結果、第1時間が第1閾時間を上回った場合、切替制御部5bは、単一送信モードから同時送信モードに切り替える決定を行う。モード切替の決定を行うと、切替制御部5bは、タイマ4に計測指示を出力すると共に(図3の時間t10における計測指示に該当)、制御線S1を通じて切替回路6へ同時送信モードへの切替指示信号を出力する。
一方、操作部3のキーで継続的に受け付けていた操作が解除されたことで、操作部3から切替制御部5bへ入力される信号が一旦途絶えて、その時点でタイマ4から出力されてきた第1時間が第1閾時間を上回らない場合(第1閾時間以下の場合)、切替制御部5bは次に、タイマ4から出力されてくる計測時間(第2時間)と、メモリ5aに記憶されている第2閾時間を比較する処理を行う。この状態で、切替制御部5bへ再度、操作部3からの信号が入力されると、その信号に含まれるキー識別信号で示されるキーの種類が、内部メモリ5cに、その時点で保存されているキー識別情報で示されるキーの種類と同一であるか否かを切替制御部5bは検出する。
同一であることを検出した場合、切替制御部5bは、その時点(図3の時間t3)でタイマ4から出力されてくる計測時間(第2時間)と、メモリ5aに記憶されている第2閾時間を比較する。比較の結果、第2時間が第2閾時間を下回る場合、切替制御部5bは、単一送信モードから同時送信モードへ切り替える決定を行う。モード切替の決定を行うと、切替制御部5bは、タイマ4に計測指示を出力すると共に(図3の時間t10′における計測指示に該当)、制御線S1を通じて切替回路6へ同時送信モードへの切替指示信号を出力する。なお、第2時間が第2閾時間を下回らない場合(第2閾時間以上の場合)、単一送信モードが維持される。
また、同時送信モードへ切り替える決定が行われた後、切替制御部5bは、タイマ4から随時出力されてくる計測時間(第3時間)と、メモリ5aに記憶されている第3閾時間を比較する処理を行う。この状態で、切替制御部5bに操作部3からの信号が入力されると、その信号に含まれるキー識別情報で示されるキーの種類が、その時点で内部メモリ5cに保存されているキー識別情報で示されるキーの種類と同一であるか否かを切替制御部5bは検出する。同一でないことを検出した場合、切替制御部5bは、その時点でタイマ4から出力されてきた第3時間と、メモリ5aに記憶されている第3閾時間を比較する。比較の結果、第3時間が第3閾時間を下回る場合、切替制御部5bは、同時送信モードを維持する決定を行う。
また、操作部3からの信号入力の有無にかかわらず、タイマ4から出力されてくる第3時間が、第3閾時間以上になった場合、切替制御部5bは、同時送信モードから単一送信モードへ切り替える決定を行い、制御線S1を通じて切替回路6へ単一送信モードへの切替指示信号を出力する。なお、単一送信モードと同時送信モードの切替制御における上述した条件以外の場合に関しては、基本的にデフォルトのモード(単一送信モード)に設定する制御を切替制御部5bは行う。
切替回路6は、主送信部2a側の第1駆動回路7aのみに接続する状態と、両方の送信部2a、2bの第1駆動回路7aおよび第2駆動回路7bに接続する状態を切り替えるスイッチ回路を含んでおり、制御線S1を通じて切替制御部5bから出力されてくる切替指示信号の中身に応じてスイッチ回路の切替を行う。詳しくは、切替制御部5bから、単一送信モードへ切り替える指示を含む切替指示信号が出力されてくると、切替回路6は、第1駆動回路7aのみと接続する状態にスイッチ回路を切り替える。また、切替制御部5bから、同時送信モードへ切り替える指示を含む切替指示信号が出力されてくると、切替回路6は、第1駆動回路7aおよび第2駆動回路7bの両方と接続する状態にスイッチ回路を切り替える。
なお、切替回路6が第1駆動回路7aと接続するようにスイッチ回路を切り替えた場合は、データ線D1を通じて制御ユニット5から出力されてくるコマンドデータを第1駆動回路7aへ送り、両方の駆動回路7a、7bと接続するようにスイッチ回路を切り替えた場合は、制御ユニット5からのコマンドデータを両方の駆動回路7a、7bへ送る。また、切替回路6は、信号線S1を通じて切替制御部5bから切替指示信号が出力されない状態では、現状の切替状態を維持するようになっている。
第1駆動回路7aおよび第2駆動回路7bはそれぞれ、コマンドデータが入力されると、各送信部2a、2bから赤外線にコマンドデータを重畳して外方へ送信できるレベルまで増幅した信号を生成するものであり、生成した信号を各送信部2a、2bへ出力することで、各送信部2a、2bを駆動する。
主送信部2aおよび副送信部2bはそれぞれ、各駆動回路7a、7bの駆動により赤外線を発光する素子を内蔵したものであり、コマンドデータを重畳した赤外線信号を外方へ発光して、図1に示すテレビジョン装置TVおよび録画装置Rを遠隔操作するための信号を送信する。なお、各送信部2a、2bはそれぞれ、所定の角度範囲で信号の送信(発光)を行うが、送信範囲の中心となる送信方向に係る軸K1、K2が存在し(図2参照)、主送信部2aは、主送信部2aの軸K1がリモコン装置1の装置筐体8の長手方向(Z軸方向)と平行的になるように配置固定されている。一方、副送信部2bは、副送信部2bの軸K2がZ軸方向に対して外側へ角度α傾くように配置固定されている。このように副送信部2bを傾けることで、同時送信モードにおけるリモコン装置1の信号の送信可能範囲を広げて、遠隔操作対象の機器の位置関係の影響を出来るだけ少なくして、確実に遠隔操作を行えるようにしている。
次に、図4のフローチャートに基づき、上述したリモコン装置1が行う単一送信モードと同時送信モードの切替に係る制御処理を説明する。図4のフローチャートは、単一送信モードと同時送信モードの切替に係る単位的な処理の手順を示しており、先ず、リモコン装置1は、モード切替スイッチ9がテレビモードまたはレコーダモードのいずれに設定されているかを判断する(S1)。モード切替スイッチ9がレコーダモードに設定されている場合(S1:レコーダモード)、リモコン装置1は、同時送信モードに設定を固定し(S2)、単一送信モードと同時送信モードの切替に係る制御を終了する。
一方、モード切替スイッチ9がテレビモードに設定されている場合(S1:テレビモード)、リモコン装置1は、単一送信モードに一旦設定し(S3)、次に、操作部3のいずれかのキー3a、3b、3c等でユーザからのキー操作を受け付けたか否かを判断する(S4)。キー操作を受け付けていない場合(S4:NO)、リモコン装置1は、キー操作の受け付け待ちとなり、キー(例えば、キー3a)の操作を受け付けた場合(S4:YES)、リモコン装置1は先ず単一送信モードで操作を受け付けたキーに応じたコマンドデータを送信し(S5)、それと同時に、図3に示すように時間t1で受け付けたキー(例えば、キー3a)の操作が継続する時間(第1時間)の計測を開始する。
それから、リモコン装置1は、計測した時間(第1時間)が第1閾時間10aを上回るか否かを比較判断し(S6)、比較の結果、第1時間が第1閾時間を上回る場合(S6:YES)、リモコン装置1は、単一送信モードから同時送信モードへ切り替える制御を行い(S7)、操作を受け付けているキーに応じたコマンドコードを同時送信モードで送信する。なお、同時送信モードへの切替により、リモコン装置1は図3に示す時間t10からの時間(第3時間)計測を開始する。
また、操作部3のキーで継続的に受け付けた操作が解除されて、最終的に計測した第1時間が第1閾時間を上回らなかった場合(S6:NO)、リモコン装置1は次に、最初にキー操作を受け付けてから計測を開始した時間(第2時間)が、第2閾時間10bを経過したか否かを比較する(S8)。第2時間が第2閾時間を経過していない場合(S8:NO)、リモコン装置1は再度、操作部3で同一のキー(例えば、キー3a)の操作を受け付けたか否かを判断する(S9)。同一のキー操作を受け付けた場合(S9:YES)、同一のキー操作を再度受け付けるまでの計測時間(第2時間)が第2閾時間を下回る場合となるので、単一送信モードから同時送信モードへ切り替える制御を行う(S7)。なお、この場合も、同時送信モードへの切替により、リモコン装置1は図3に示す時間t10′からの時間(第3時間)計測を開始する。
一方、同一のキー操作を受け付けなかった場合(S9:NO)、リモコン装置1は、第2時間が第2閾時間10bを経過したか否かを比較する段階(S8)へ戻る処理手順を行う。また、第2時間が第2閾時間10b以上となって、第2閾時間10bを経過した場合(S8:YES)、リモコン装置1は、単一送信モードを維持する制御を行う(S12)。
さらに、同時送信モードへ切り替える制御が行われてから(S7)、リモコン装置1は、計測している時間(第3時間)が第3閾時間10cを経過したか否かを比較する(S10)。第3時間が第3閾時間10cを経過していない場合(S10:NO)、リモコン装置1は、操作部3で先ほどとは異なる他のキー(例えばキー3b)の操作を受け付けたか否かを判断する(S11)。他のキーの操作を受け付けた場合(S11:YES)、他のキー操作を受け付けるまでの計測時間(第3時間)が第3閾時間10cを下回る場合となるので、同時送信モードを維持する制御を行う(S7)。
また、他のキーの操作を受け付けなかった場合(S11:NO)、リモコン装置1は、第3時間が第3閾時間10cを経過したか否かを比較する段階(S10)へ戻る処理手順を行う。なお、第3時間が第3閾時間10c以上となり、第3閾時間10cを経過した場合(S10:YES)、リモコン装置1は、単一送信モードを維持する制御を行う(S12)。
本実施形態のリモコン装置10は、以上のような制御処理を行うので、テレビモードにセットされた状態であっても、遠隔操作対象となる機器が操作に対して敏感にレスポンスしない場合に、キーを長押しする傾向のユーザに対して、自動的に同時送信モードへ切り替えるため、信号の送信可能範囲を同時的に広げて確実に反応する操作性を提供できる。また、遠隔操作対象となる機器が操作に対して敏感にレスポンスしない場合に、同一キーを再度操作する傾向のユーザに対しても、自動的に同時送信モードへ切り替えるため、良好なリモコン操作性を提供できる。しかも、同時送信モードへ切り替えた後は、一定時間内(第3閾時間内)に別のキーが操作された場合は、同時送信モードを維持するので、継続的に良好な操作インタフェースを提供できる。一方、同時送信モードへ切り替えた後、一定時間(第3時間)が経過すると、単一送信モードへ戻すので、リモコン装置1の電力(電池の電力)を無用に消費することを防止できる。
なお、本発明に係るリモコン装置1は、種々の変形例の適用が可能である。例えば、図5(a)に示す変形例のリモコン装置1′のように、主送信部22a、第1副送信部22bおよび第2副送信部22cと云う計3個の送信部22a〜22cを設けると共に、3位置での切替が可能なモード切替スイッチ29を適用した構成にすることも可能である。このモード切替スイッチ29は、例えば、操作対象をテレビジョン装置TVにするテレビモード、操作対象をテレビジョン装置TVおよび録画装置Rにするレコーダモード、操作対象をテレビジョン装置TV、録画装置Rおよびオーディオ装置にするオーディオモードの3つのモードに切替可能にする。テレビモードにセットされた場合は、上述した説明と同様に主送信部22aから送信を行い、レコーダモードにセットされた場合は、主送信部22aおよび第1副送信部22bから送信を行う。また、オーディオモードにセットされた場合は、主送信部22a、第1副送信部22bおよび第2副送信部22cから送信を行うようにする。
図5(a)に示すような構成にすることで、1つのリモコン装置1′で3つの機器を操作する場合でも、広い送信可能範囲を同時的にユーザの意思で確保できるので、各機器の配置箇所が広がっても確実な操作性を確保できる。なお、送信部の数は3個以上にすることも可能であり、この場合は送信部の数に合わせて、モード切替スイッチの切替可能な数も適宜増加することが好適である。
また、上述した説明では、図2に示すように主送信部2aと副送信部2bの送信方向に係る軸K1、K2を相異させたが、図2で適用した送信部2a、2bより広角の送信角度を有する送信部を用いる場合などは、図5(b)に示すように主送信部32aと、副送信部32bを、それぞれの送信方向に係る軸K11、K12が平行となるように配置することも可能である。各送信部を平行に配置する構成は、図5(a)に示すような3個以上の送信部を有するリモコン装置にも適用可能である。
さらに、図5(c)に示すように、主送信ユニット421として、計3個の送信部42a〜42c(複数の中の「一部の送信部」に該当)を設けると共に、副送信ユニット422として、計3個の送信部42d〜42f(複数の中の「他部の送信部」に該当)を設けた構成にすることも可能である。この場合、単一送信モードでは、主送信ユニット421に含まれる計3個の送信部42a〜42cより送信を行い、同時送信モードでは、主送信ユニット421に含まれる計3個の送信部42a〜42cおよび副送信ユニット422に含まれる計3個の送信部42d〜42fより送信を行う。このような図5(c)に示す構成(計6個の送信部を設けた構成)を適用することで、一段と広角の送信可能範囲を確保することが可能になる。なお、図5(c)に示す構成も、図5(a)に示すような3個以上の送信部を有するリモコン装置1′および図5(b)に示す構成に適用できる。
また、同時送信モードで、送信可能範囲をさらに広角にすることが要求される場合は、図2に示す第1駆動回路7aの主送信部2aからの送信に係る出力値を切替制御部5bにより可変となるようにし、切替制御部5bが同時送信モードに切り替える制御を行う場合、切替制御部5bが第1駆動回路7aへ出力増大の指示を出力し、それに応じて、第1駆動回路7aは、単一送信モードの場合より出力値を増大させて主送信部2aから信号を送信する処理を行う。このようにすることで、同時送信モードでの遠隔操作性を一段と良好にすることが可能になる。
また、上述した説明では、図4のフローチャートに示すように第1閾時間10aとの比較により同時送信モードへ切り替える処理と、第2閾時間10bとの比較により同時送信モードへ切り替える処理とを組み合わせた制御を行っているが、リモコン装置1の仕様等によっては、いずれか一方の処理のみを行うようにしてもよい。さらに、メモリ5aに記憶した一定の時間(第2閾時間10b)の間に同一のキーが2回操作された場合に、単一送信モードから同時送信モードへ切り替える制御を行ったが、第2閾時間10b(例えば1.5秒)と共に閾操作回数(例えば、4回)をメモリ5aに記憶し、第2閾時間10b内で閾操作回数以上、同一のキーで操作を受け付けた場合に、単一送信モードから同時送信モードへ切り替えるように制御を行ってもよい。また、リモコン装置1は、遠隔操作する対象の機器は、テレビジョン装置TVおよび録画装置Rに限定されるものではなく、パーソナルコンピュータ、エアコンディショナーおよび電灯装置など、遠隔操作用の受信部を設けられる機器全般を本発明に係るリモコン装置の操作対象にできる。
本発明に係るリモコン装置の外観ならびにリモコン装置の遠隔操作対象であるテレビジョン装置および録画装置を示す図である。 リモコン装置の電気的構成を示すブロック図である。 リモコン装置が計測する各時間の計測状態を示すタイムチャートである。 リモコン装置が行う単一送信モードと同時送信モードの切替に係る制御処理を示すフローチャートである。 リモコン装置の種々の変形例を示し、(a)は3個の送信部を備えた場合の概略図、(b)は各送信部を平行的に配置した場合の概略図、(c)は計6個の送信部を備えた場合の概略図である。
符号の説明
1 リモコン装置
2a 主送信部
2b 副送信部
3 操作部
3a、3b、3c テンキー
4 タイマ
5 制御ユニット
5a メモリ
5b 切替制御部
9 モード切替スイッチ
10a 第1閾時間
10b 第2閾時間
10c 第3閾時間

Claims (8)

  1. 複数の操作受付キーおよび複数の送信部を備えたリモートコントロール装置において、
    継続閾時間を記憶する手段と、
    複数の中の一の操作受付キーで操作を受け付けた場合、複数の中の一部の送信部より信号を送信する制御を行う手段と、
    前記一の操作受付キーで前記操作の受け付けが継続する時間を計測する手段と、
    計測した時間と前記継続閾時間とを比較する手段と、
    比較の結果、計測した時間が前記継続閾時間を上回る場合、複数中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段と
    を備えることを特徴とするリモートコントロール装置。
  2. 複数の操作受付キーおよび複数の送信部を備えたリモートコントロール装置において、
    間隔閾時間を記憶する手段と、
    複数の中の一操作受付キーで操作を受け付けた場合、複数の中の一部の送信部より信号を送信する制御を行う手段と、
    前記一の操作受付キーで前記操作を受け付けてから再度、前記一の操作受付キーで操作を受け付けるまでの時間を計測する手段と、
    計測した時間と前記間隔閾時間とを比較する手段と、
    比較の結果、計測した時間が前記間隔閾時間を下回る場合、複数中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段と
    を備えることを特徴とするリモートコントロール装置。
  3. 複数の操作受付キーおよび複数の送信部を備えたリモートコントロール装置において、
    継続閾時間および間隔閾時間を記憶する手段と、
    複数の中の一の操作受付キーで操作を受け付けた場合、複数の中の一部の送信部より信号を送信する制御を行う手段と、
    前記一の操作受付キーで前記操作の受け付けが継続する時間を計測する手段と、
    計測した時間と前記継続閾時間とを比較する手段と、
    比較の結果、計測した時間が前記継続閾時間を上回る場合、複数の中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段と、
    比較の結果、計測した時間が前記継続閾時間を下回る場合、前記一の操作受付キーで前記操作を受け付けてから再度、前記一の操作受付キーで操作を受け付けるまでの時間を計測する手段と、
    計測した時間と前記間隔閾時間とを比較する手段と、
    比較の結果、計測した時間が前記間隔閾時間を下回る場合、複数の中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段と
    を備えることを特徴とするリモートコントロール装置。
  4. 操作閾時間を記憶する手段と、
    前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行ってから、複数の中の他の操作受付キーで操作を受け付けるまでの時間を計測する手段と、
    計測した時間と前記操作閾時間とを比較する手段と、
    比較の結果、計測した時間が前記操作閾時間を下回る場合、複数の中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段とを備える請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のリモートコントロール装置。
  5. 前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行ってからの経過時間を計測する手段と、
    計測した経過時間と前記操作閾時間とを比較する手段と、
    比較の結果、計測した経過時間が前記操作閾時間を上回る場合、複数の中の前記一部の送信部より信号を送信する制御を行う手段とを備える請求項4に記載のリモートコントロール装置。
  6. 複数の中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う場合、前記一部の送信部の送信に係る出力値を、一部の送信部より信号を送信する制御を行う場合に比べて増大する手段を備える請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のリモートコントロール装置。
  7. 前記複数の操作受付キーを表面に配置した長手方向を有する装置筐体を備え、
    前記一部の送信部は、送信方向に係る軸が前記装置筐体の長手方向と平行的になるように前記装置筐体に配置してあり、
    前記他部の送信部は、送信方向に係る軸を前記一部の送信部と相異するように前記装置筐体に配置してある請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のリモートコントロール装置。
  8. 前記一部の送信部より信号を送信する第1送信状態、若しくは前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する第2送信状態のいずれかを択一的に指定する操作を受け付ける送信状態受付手段と、
    前記送信状態受付手段で第2送信状態を指定する操作を受け付けた場合、操作受付キーでの操作の受け付けに応じて、複数の中の前記一部の送信部および他部の送信部より信号を送信する制御を行う手段とを備える請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載のリモートコントロール装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012205173A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Mitsubishi Electric Corp リモコン送信機
JP2013040724A (ja) * 2011-08-17 2013-02-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
KR101560314B1 (ko) * 2014-03-28 2015-10-14 한일전기엠엠씨 주식회사 다수의 제품을 동시에 통합 제어하는 리모콘 시스템
JP2016178443A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 可搬型通信装置及び無線通信システム

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