JP2008269414A - ストレージシステムにおけるデバイス特定方法、デバイス特定装置、およびデバイス特定プログラム - Google Patents

ストレージシステムにおけるデバイス特定方法、デバイス特定装置、およびデバイス特定プログラム Download PDF

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【課題】 マルチイニシエータで動作するファイバチャネルを有するディスク記憶システムにおいてログインの少ないデバイス特定方法を実現する。
【解決手段】
本発明は、ログインに失敗しても支障がないデバイスアダプタのWWN情報をループ内に存在するデバイスの中でも極めて小さな値に設定してループマスタとし、そのループIDに最大の値を割当て、隣接して順列配置した他デバイスアダプタのループIDにループマスタと異なる次に大きな値を割当てることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、マルチイニシエータで動作するファイバチャネルを有するディスク記憶システム(ストレージシステムともいう)におけるデバイス特定技術に関する。
従来、ファイバーチャネル調停ループに複数のデバイスが接続するストレージシステムにおいて、ループの初期化を行う技術がある(例えば、特許文献1参照)。以下、図を用いて、一般的な従来技術についての動作を説明する。
図7に、マルチイニシエータを有するアービトレイテッドループを示す。図は、マルチイニシエータとしての制御モジュール(以下デバイスアダプタ:DAで表す)とディスク(DISK)との接続形態について示している。マルチイニシエータは、ターゲット機器(データの受信を行なう機器)一台に対して複数のイニシエータ(データ送信を行なう機器)が存在する構成であり、複数のイニシエータの制御によって効率の良い入出力スループットを制御することを可能とするものである。
各イニシエータとなるDAとDISKは、ファイバーチャネルのポートを搭載しており、各ポートは、ファイバーチャネルケーブルによってアービトレイテッドループ(Arbitrated Loop :調停ループ)を形成して接続されている。アービトレイテッドループは、ファイバチャネルの接続形態の一つで、複数のファイバチャネルポートをループ状に接続し、その中の一対のポート間で通信を行なうことを可能とする形態で、最大127個のデバイスを接続することが可能となっている。
各ポートはそれぞれが通信を行なうために、ループに接続されているデバイスを認識するループの初期化を行なう。ループの初期化は、ループマスタ(Loop Master )になったポートからLIP(Loop Initialization Primitive )が発行され、各ポートにループ内の固有のアドレスであるAL_PA(Arbitrated Loop Physical Address)を確定する処理が実行される。AL_PAは、ループマスタを起点として接続デバイス順に設定される。設定される値は、ハード的に指定(ハードアサイン)が可能であり、可能な限り指定したAL_PAが適用される。
ここで、ループマスタとは、ループイニシャライズ(ループ初期化)を実行する時に決定するループイニシャライズを主導するポートを指す。ループ内にファブリックポートがある場合は、このファブリックポートがループマスタとなる。ファブリックポートがない場合には、ループ内で最もWWN(World Wide Name)の小さいポートが選出される。
また、AL_PAは、連続した数値ではなく扱いにくいため、各ポートのAL_PAに対し連続した数値として割り当てられたループID(Identifier:識別子)が実際には使用される。AL_PAは、デバイス内でハード的に固定することも可能であるが、ループ上で偶然同じ値に固定されていた場合には、ループ内の優先順位により、ループマスタに順列的に近い方のデバイスのAL_PA設定が優先される。先に、AL_PAが設定されていたデバイスに対しては未設定のAL_PAを設定することになる。
しかし、既にループ上にハード的に設定したAL_PAが存在した場合には、指定したAL_PAは設定されずにその後のシーケンスでソフト的に順番に設定される(ソフトアサイン)。順番は、設定に合わせて昇順、降順が決定される。当然のことながら、ハード的に設定済のポートと同じAL_PAが取られることはない。ループの初期化後、データ転送前に関連するポート情報(WWN等)を交換し、ポートにアクセスするログインが行われ、このログインが完了した後に通信が可能となる。
さらに、図8〜図10を用いて、従来のマルチイニシエータによるアービトレイテッドループの動作を説明する。
図8は,従来のマルチイニシエータによるアービトレイテッドループの動作を示している。マルチイニシエータで動作するファイバチャネルを有するディスク記憶システムにおいて、アービトレイテッドループのデバイスアダプタ(DA)やディスク(DISK)等)を識別する場合には、ループ上のデバイスが持つWWN情報を参照して判別することにより実現される。
WWN情報は、ループ上のデバイスにログインすることにより獲得可能になる。例えば、複数のDAと複数のDISKが接続されたアービトレイテッドループにおいて、DAポートからループ上の各デバイスのポートにログイン処理を実行し、WWN情報を獲得することにより、対象デバイスがDAであるか、DISKであるかを認識し、アクセス制御が可能となる。図では、DISK−Dへのログインに失敗し、DISKが使用不可能な状態に陥った様子を模式的に示している。
図9のWWN獲得処理のフローによれば、装置起動時に、DA0が、各DISKに対して制御可能になるまでのループ内の動作は、
(1)ループ初期化の実行では、DISKの抜き差し等何らかの要因でループに状態変化が生じたときに、イニシエータポートにおいてLIPが発行され、DAポート、DISKポートに、ループIDの確定処理が実行される(S100)。
(2)DA0(CM0)から各DISKを制御する際に、各DISKのポート情報を採取するため、DA0から各DISKのポートにログイン処理を行なう(S101)。
(3)ログイン処理の成否を判定し(S102)、ログインが成功したら他ポートからWWNの情報を採取する(S103)。そして、採取したWWNによりデバイスを特定し、次に通信可とする設定を行う(S104)。
(4)仮に、DISK−Dがログインに失敗していたとすると、再び、DISK−Dに対してログインを実施し、ログイン完了まで待機し、最大規定回数まで繰り返す(S105)。
(5)さらに、ログインに失敗し続けた場合には、WWNが取れないためDISK−Dは使用不可としてループから切り離す(S107)。
図10のファイバチャネル調停ループにおけるデバイスのマッピングテーブルは、マルチイニシエータのアービトレイテッドループにおけるログインの失敗を、装置名に対するループIDおよびWWN値の関係において示している。
つまり、WWNが最小値であるDA0をループマスタ(ループIDは最大値) として初期化処理が実行され、ループマスタと順列に接続するDISKが、A→B→C・・・という順番で、ログイン処理され、DISK−Dのログインが失敗に終わり、WWNが取得されない状態を示している。
特開2000−165437号公報
上記してきたように、従来方式では、ログインに成功しない限りデバイスの特定ができないため、ログイン不要のデバイスに対しても成功するまで可能な限りログインをリトライしなければならないという問題を抱える。WWN情報を獲得するためにログイン処理を行うが、ログインに一時的に失敗した場合に、問題が発生する可能性がある。
つまり、現状では、ログイン失敗のデバイスに対して再びログインを行い、WWN情報を採取しデバイスの認識を行なう必要があり、ここでログインに失敗したデバイスが、とくに制御を必要としなかったデバイス(DAポート)であった場合、採取しなくてもよいWWN情報を獲得する処理が入るために、無駄にログインの再試行を繰り返すことになる。このように、ループ上で不要なログイン処理が発生するため、結果的にループの立ち上がりが遅れるという問題を抱える。
また、他の課題として、装置構成によっては、ループマスタ以外に制御的に優先順位を高くするべきデバイスに優先順位の高いループIDを設定できない場合があることが挙げられる。ループIDはループマスタより順列に沿って設定されるが、優先順位を高くするデバイスの前に他のデバイスが設置され、制御的に優先順位を高くするべきデバイスが設定を試みたループIDを他のデバイスが先に設定してしまうと設定が不可能になり、結果的に、優先順位の低いループIDを設定することとなり、最悪な場合、装置の性能低下をまねくこととなる。
そこで、上記問題を解決するため、本発明では、ログイン処理を最小限に抑えた構成になるファイバチャネルを備えたディスク記憶システムを提供する。
第一の発明は、ファイバチャネル調停ループにイニシエータとしての複数のデバイスアダプタとターゲットとしての複数のデバイスが接続されたストレージシステムにおけるデバイス特定方法であって、隣接して順列配置された前記複数のデバイスアダプタの内、最上位にあるデバイスアダプタのポートをループ内で最小のWWN値に設定してループマスタとするステップと、前記複数のデバイスアダプタの各ポートのループIDとして、前記複数のデバイスのどれよりも大きな値を割当てるステップと、前記複数のデバイスの各ポートのループIDとして、前記デバイスアダプタに割当てられたループIDより小さい値を接続順に割当てるステップとを有することを特徴とするデバイス特定方法に関する。
すなわち、第一の発明によれば、ログインに失敗しても支障がないデバイスアダプタのWWN情報をループ内に存在するデバイスの中でも極めて小さな値(最小値)に設定してループマスタに決定し、そのループマスタのループIDとしてループ内で極めて大きな値(優先度が高くなる値)を割当て、続いて、隣接する他デバイスアダプタのループIDに対し、ループマスタとは異なる大きな値を割当て、ループマスタとなるデバイスアダプタ、他デバイスアダプタの順番で連続となるようにする。その他のデバイスは、ハード的に極めて小さな値を接続順に割当てる構成とすることによって、ループ初期時に、複数あるイニシエータとしてのデバイスアダプタのループIDを固定することが可能となり、WWN情報がなくてもループIDから当該デバイスの認識が可能となる。また、ループ内に接続する他のデバイスを制御するデバイスアダプタであることが予め判っている場合には、ムダなログインを省くことが可能となる。
第二の発明は、前記複数のデバイスのループIDは、当該ループで未割当てとなっているループIDが、ループ初期化時のソフトアサイン処理によって昇順に割当てられることを特徴とする上記第一の発明に記載のデバイス特定方法に関する。
すなわち、第二の発明によれば、ループ初期化時のソフトアサイン処理によって、複数のデバイスのループIDとして、未割当てのループIDがループ内で、イニシエータとなる複数のデバイスアダプタの各ポートに固定されたループIDより小さな値を接続順に昇順で割当てる構成とすることで、確実に、各デバイスのポートのループIDを固定することができ、当該ループIDからデバイスの認識が可能となる。
以上、上記してきた発明により以下の効果が生まれる。
(1)複数のデバイスアダプタ等、特定のデバイスのWWNをループに接続するデバイスの中で最も小さい値に設定してループマスタとすることにより複数台のデバイスのループIDを固定できる構成とすることによって、WWN情報を獲得しなくても、ループIDのみで特定のデバイスの確定が可能となる。
(2)特定のデバイスのループIDを固定させることにより、当該ループID情報からログイン不要なデバイス等、デバイスの種類の切り分けが可能になる。
(3)デバイスの確定がログイン前に行なえるため、ログイン処理のリトライの要否が判断でき、不要なログインの再試行の防止が可能となる。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明を適用するディスク記憶システムの基本構成を示す。本システムは、RAID(Redundant Array Independent Disks )を構成することにより、データの冗長性を高め、望ましい性能特性をホストに提供することを目的とし、マルチイニシエータで動作するファイバチャネルを有するディスク記憶システムを実現するものである。
ディスク記憶システム1(ストレージシステム)は、チャネルアダプタ11(Channel Adapter :代表的にCA1、CA2で示している)、制御モジュール12(Controller Module :代表的にCM1、CM2で示している)、およびディスク装置13(以下DISKという)から構成されている。
チャネルアダプタ11は、ホストインターフェースの制御をつかさどるモジュールであり、ホスト計算機2(以下HOSTという)からデータの書込み/読出しのオペレーション要求を受領すると、制御モジュール12に対して処理要求を通知、または制御モジュール12上のキャッシュメモリに直接アクセスしてHOST2との間でデータ転送を行う。制御モジュール12は、全モジュールの中核となるモジュールであり、キャッシュメモリ内のメモリ領域の割当管理、DISK13へのアクセス制御などの制御を行う。
さらに、制御モジュール12は、DISK13と通信を行なうためのモジュールであるデバイスアダプタ(Device Adaptor、以下DAという)を搭載しており、DISK13とファイバチャネルインタフェース(Fiber Channel Interface )で接続され、DISK13と通信を行なうファイバチャネルインタフェースの制御、DISK13のI/O制御、RAID制御等を行なう。
図2は、本発明の実施の形態になる複数のデバイスアダプタと複数のデバイスをもつファイバチャネル調停ループの構成例を示す。実施例では、ファイバチャネル調停ループは、2個のデバイスアダプタ(DA)と6個のディスク(DISK)で構成された例を示している。
また、DISKへアクセスするには、DISKへのログインが必須であり、デバイスアダプタのログインは必須ではないと仮定して、以下のような設定を行なう。
(1)ループマスタとなるデバイスインタフェースDA1に最小のWWN情報(WWN:10000200 00001100 )、および最大のループID(0x7D)を設定する。
(2)ループマスタの次の順列位置にもう一方のデバイスアダプタDA0を接続し、ループIDを最大よりも一つ小さな値(0x7C)に設定する。DISKについてはとくに制限はない。なお、複数のDA間のループIDに優先順はなく、DA1が0x7C、DA1が0x7Dとなっていてもよい。
(3)ループ初期化において、ループIDは昇順に取られるものとする。
本設定を行なうことによって、デバイスアダプタのループIDは、ハードアサインにおいて常に最大の値(または最大値に次ぐ値)を取ることになる。
ループID及びWWNは、図2に示したようにマッピングされ、0x7D、0x7CのループIDを取るデバイスがDAであるということが判る。このように、ループIDを固定することにより、WWN情報を参照しなくてもデバイスの確定が可能となる。
なお、DAの配置を連続で設置する理由は、連続で設置することによりループID獲得の優先順位を高くし、ループIDを必ず固定させるためである。すなわち、仮に、連続でDAを設置していなかった場合、DAのループIDをハード的に固定したとしても、他のデバイス(DISK等)が、DAよりもループマスタに近い順列で存在し、かつ、同じループIDがハード的に設定されていた場合に、他のデバイスのループIDが先に確定されてしまい、DAのループIDは、ハード的に設定したループIDに固定できなくなってしまう。
図3は、本発明の実施の形態になる複数のデバイスアダプタと複数のデバイスをもつファイバチャネル調停ループにおけるループIDのマッピングテーブルを示す。マッピングテーブルは、ループにおける各デバイスのループID及びWWNの設定状態を示すもので、デバイスの「装置名」、「LoopID」、および「WWN」の項目からなる複数のレコードで構成されている。
実施例は、イニシエータとして、デバイスアダプタがDA1とDA2の2つが存在する場合を例としており、DA1では、ループIDは最大値として0x7D、WWNには 10000200 00001100の最小値が設定され、DA0では、ループIDは最大値の次の値として0x7Cが、WWNには 10000200 00011000の最小値に次ぐ値が設定されている。一方、DISK−Aでは、ループIDは、DAの値より小さな値として0x00が、WWNにはDAの値より大きな値が設定されている。
ここで、本実施例では、DA間のループIDが、上位位置にあるDAからの順序で設定された例になっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、データを発信するイニシエータとなる複数のDA間でのループID割当てに関する優先順位はなく、データを受信するターゲットとなる複数のデバイスに対して区別できる任意の大きな値が振り分けて設定されていればよい。
図4は、本発明の実施の形態になるループIDの設定処理フローを示す。本実施例は、ファイバーチャネル調停ループにおいて、データを受信するディスク等のターゲットデバイス(例えば、ディスク)に対し、データを送信するイニシエータとして複数のデバイス(例えば、ディスク等のデバイスを制御する制御モジュールのデバイスアダプタ)が存在する場合のループIDの設定処理を示している。
まず、ステップS11において、隣接して順列配置された複数のデバイスアダプタ(DA)の内、上位にあるDAのポートのWWNとしてループ内のデバイスの中で最小の値を設定する。つぎに、ステップS12において、該上位DAのポートのループIDとしてループ内でその他のデバイスと区別できる大きな値を設定する。さらに、ステップS13において、次の順列に接続する他DAのループIDとしてループマスタに次ぐ大きな値を設定する。以上の設定値は、デバイスのループIDのマッピングテーブルとしてポート用メモリ領域に格納される。
図5は、本発明の実施の形態になるループIDの割当処理フロー(その1)を示す。まず、ステップS21において、ループ内に接続するデバイスの中でポートのWWNに最も小さい値が設定されたデバイスをループマスタに決定する。そしてステップS22において、ループマスタのル−プIDとして、ハード的に設定されているAL_PA値である最大の値を割当て、例えば、0x7Dをループで使用できるように確定する処理を行う。
つぎに、ステップS23において、次の順列にループ接続されているデバイスについて、ハード的に設定されたループID値がループで使用できるかを確認する。そして、ステップS24において、ハード設定されたループIDは、すでにループにおいて確定された値となっているかを判定する。確定値となっていなければ、ステップS25において、当該デバイスのル−プIDをループで使用できるように確定する。
さらに、ステップS27において、次の順列にデバイスが接続されているかを判定し、接続されたデバイスが存在すれば、ステップS23以降の処理を繰り返す。また、ステップS24において、設定対象のループIDは、すでに使用されているため(またはハード的にループIDが未設定) 、ループIDの確定を保留し、後のシーケンスで決定する。
図6は、本発明の実施の形態になるループ初期化によるループIDの決定処理フロー(その2 )を示す。本フローは、図5の未決定となっているループIDをソフトアサインで処理するフローを示している。
まず、ステップS28において、ループマスタによるループ初期化で確定しているループID(ハード的に設定済)を確認する。ステップS29において、次の順列に接続されているデバイスについてループID値がループで確定しているかを確認する。そして、ステップS30において、デバイスのループIDはループで未確定かを判定する。
確定していれば、ステップS32において、次の順列に接続するデバイスの存在を確認し、デバイスが存在していれば、ステップS29に戻り以降の処理を繰り返す。
また、ステップS30において、デバイスのループIDが未確定であれば、ステップS31において、ループで割り当てていないループIDをデバイスのポートに割当てループIDを確定する(ソフトアサイン)。但し、昇順に割り当てるため、ループ内の小さな値から割当てる。
以上、説明してきたように、本発明の構成を用いることによりWWN情報を獲得しなくても、ループIDのみで特定のデバイスの確定が可能となる。また、デバイスの確定がログイン前に行なえるため、ログイン処理のリトライの要否が判断でき、不要なログインの再試行の防止が可能になる。さらに、本構成を用いることにより特定のデバイスに設定したいループID(AL_PA)を確定させることが可能となる。
本発明を適用するディスク記憶システムの基本構成を示す図である。 本発明の実施の形態になる複数のディスクアダプタと複数のデバイスをもつファイバチャネル調停ループの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態になるファイバチャネル調停ループにおけるループIDのマッピングテーブルを示す図である。 本発明の実施の形態になるループIDの設定処理フローを示す図である。 本発明の実施の形態になるループ初期化によるループIDの決定処理フロー(その1)を示す図である。 本発明の実施の形態になるループ初期化によるループIDの決定処理フロー(その2)を示す図である。 マルチイニシエータを有するアービトレイテッドループを示す図である。 従来のマルチイニシエータによるアービトレイテッドループの動作を示す図である。 WWN獲得処理のフローを示す図である。 ファイバチャネル調停ループにおけるデバイスのマッピングテーブルを示す図である。
符号の説明
1 ディスク記憶システム(ストレージシステム)
2 HOST(ホスト計算機)
11 CA(チャネルアダプタ)
12 CM(制御モジュール)
13 DISK(ディスク)

Claims (4)

  1. ファイバチャネル調停ループにイニシエータとしての複数のデバイスアダプタとターゲットとしての複数のデバイスが接続されたストレージシステムにおけるデバイス特定方法であって、
    隣接して順列配置された前記複数のデバイスアダプタの内、最上位にあるデバイスアダプタのポートをループ内で最小のWWN値に設定してループマスタとするステップと、
    前記複数のデバイスアダプタの各ポートのループIDとして、前記複数のデバイスのどれよりも大きな値を割当てるステップと、
    前記複数のデバイスの各ポートのループIDとして、前記デバイスアダプタに割当てられたループIDより小さい値を接続順に割当てるステップと、
    を有することを特徴とするデバイス特定方法。
  2. 前記複数のデバイスのループIDは、当該ループで未割当てとなっているループIDが、ループ初期化時のソフトアサイン処理によって昇順に割当てられることを特徴とする請求項1に記載のデバイス特定方法。
  3. ファイバチャネル調停ループにイニシエータとしての複数のデバイスアダプタとターゲットとしての複数のデバイスが接続されたストレージシステムにおけるデバイス特定装置であって、
    隣接して順列配置された前記複数のデバイスアダプタの内、最上位にあるデバイスアダプタのポートをループ内で最小のWWN値に設定してループマスタとする手段と、
    前記複数のデバイスアダプタの各ポートのループIDに対し、前記複数のデバイスのどれよりも大きな値を割当てる手段と、
    前記複数のデバイスの各ポートのループIDとして、前記デバイスアダプタに割当てられたループIDより小さい値を接続順に割当てる手段と、
    を有することを特徴とするデバイス特定装置。
  4. ファイバチャネル調停ループにイニシエータとしての複数のデバイスアダプタとターゲットとしての複数のデバイスが接続されたストレージシステムにおけるデバイス特定プログラムであって、
    コンピュータに、
    隣接して順列配置された前記複数のデバイスアダプタの内、最上位にあるデバイスアダプタのポートをループ内で最小のWWN値に設定してループマスタとするステップと、
    前記複数のデバイスアダプタから発行される初期化コマンドによって、各デバイスアダプタのポートのループIDに対して、前記複数のデバイスのどれよりも大きな値を割当てるステップと、
    前記複数のデバイスの各ポートのループIDとして、前記デバイスアダプタに割当てられたループIDより小さい値を接続順に割当てるステップと、
    を実行させるデバイス特定プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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