JP2008263558A - 棚板スピーカシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】配置場所の選択の自由度を高めることができる棚板スピーカシステムを提供する。
【解決手段】棚板スピーカシステム100,200,300は、上面に任意の物を載置可能であって、外部に向けた開放された1又は2以上の収容部120A,120Bが内部に形成された棚板本体部110と、収容部120A,120Bに配置されるスピーカユニット130と、スピーカユニット130の周囲に配置され、スピーカユニット130からの振動が棚板本体部110へ伝達することを防止する振動防止手段133,134と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、棚板スピーカシステムに関する。
近年、様々なデジタルオーディオ機器が開発され、音声を楽しむ場が広がっている。例えば、オーディオ機器はもとより、TVにおいてもホームシアターやハイビジョン等の普及に伴い、高画像、高音質を追求すべく別途のスピーカーセットがあり、パーソナルコンピュータ等でも音声を楽しむために別途のスピーカーを設置する必要がある。
しかし、このようなデジタルオーディオ機器等を配置する屋内のスペースは限られる。従って、機器毎にスピーカーを設置することは困難な状況にあり、更に、限られたスペースの中でのスピーカの配置は、屋内全体の雰囲気をも左右してしまう。
そこで、配置場所を有効活用し、また、柔軟に屋内のレイアウトを変更可能にするために、ユーザの嗜好にあわせて配置することができる、いわゆるレイアウトフリーなスピーカシステムの開発が望まれている。
このようなスピーカシステムとして、特許文献1には、建具としての収納装置に内蔵されたスピーカシステムが開示され、特許文献2には、大型テレビのラックに内蔵されたスピーカシステムが開示されている。
実開昭60−185935号公報 特開2006−2117824号公報
しかし、上記特許文献1に開示されたスピーカシステムによれば、スピーカが建具に内蔵されているため、スピーカを移動させることはできず、また、スピーカの音が届く範囲を逸脱すれば、もはや音声を楽しむことはできない。よって、音声を楽しむ位置を変更するというユーザのレイアウトフリーな要求に応えることはできないという問題があった。
そして、上記特許文献2に開示されたスピーカシステムによれば、テレビラックと一体に形成されるので、テレビの配置位置とスピーカの配置位置とを常に一緒にしなければならず、やはりユーザのレイアウトフリーな要求に応えるには至っていない。
また、ユーザのレイアウトフリーな要求によれば、テレビラック上には、テレビのみが載せられるわけではなく、テレビや他のAV機器のリモートコントローラや置物等、ユーザの好みや習慣等によって様々なものを載せることが要求される。しかし、上記特許文献2に開示されたスピーカシステムによれば、テレビラックがエンクロジャーとして機能するため、テレビラックにスピーカの振動が伝わり、ラック上に置かれたものが振動して異音を発し、音質を損ねてしまうという問題をも招いていた。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、配置場所の選択の自由度を高めることが可能な、新規かつ改良された棚板スピーカシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、上面に任意の物を載置可能であって、外部に向けて開放された1又は2以上の収容部が内部に形成された棚板本体部と、収容部に配置されるスピーカユニットと、スピーカユニットの周囲に配置され、スピーカユニットからの振動が棚板本体部へ伝達することを防止する振動防止手段と、を備えることを特徴とする、棚板スピーカシステムが提供される。
かかる構成によれば、スピーカユニットは、棚板本体部の内部に形成された収容部に配置され、棚板本体部には、上面に任意の物を載置することができる。よって、棚板スピーカシステムを棚板として使用することができる。また、収容部が、外部に向けて開放されているので、スピーカユニットからの音は、外部に伝達され、音質を損なうことなく、棚板スピーカユニットをスピーカとして使用することができる。更に、振動防止手段により、スピーカユニットの振動が棚板本体部に伝達するのを防ぐことができるので、棚板スピーカシステム上に物を載置しても、スピーカユニットの振動によって異音が発生することを防止することができる。
また、棚板本体部の内部に配置され、棚板本体部の強度を補強する補強部材を更に備えてもよい。かかる構成によれば、補強部材によって棚板本体部の強度を補強することができるため、棚板本体部の耐荷重性能を向上させることができ、棚板本体部のみの場合よりも重い物を載置することができる。
また、棚板本体部は、第1凹部が側端部に形成された第1板材と、第2凹部が側端部に形成され、第1板材と接合される第2板材と、を有し、収容部は、第1板材の第1凹部と第2板材の第2凹部とが結合して形成されてもよい。かかる構成によれば、第1板材と第2板材とを接合することにより、棚板本体部を形成することができ、第1板材の第1凹部と第2板材の第2凹部とを結合することで収容部を形成することができる。よって、棚板本体部を容易に形成することができる。
また、振動防止手段は、スピーカユニットの振動を吸収する振動吸収材であってもよい。かかる構成によれば、振動吸収材によりスピーカユニットの振動を吸収することができる。よって、スピーカユニットからの振動が棚板本体部に伝達することを防ぐことができる。
また、振動防止手段は、スピーカユニットを支持しつつ、棚板本体部に対する接触面積を少なくすることにより、スピーカユニットの振動の伝達を防止する支持部材であってもよい。かかる構成によれば、支持部材によって、スピーカユニットの質量を少ない接触面積で棚板本体部に伝達するため、スピーカユニットの振動の伝達を防止することができる。
また、収容部に配置されたウーハを更に備えてもよい。かかる構成よれば、収容部に配置されたウーハにより、音質を更に高めることができる。
また、収容部に配置されたアンプを更に備えてもよい。かかる構成によれば、アンプを内蔵することができるため、音質を更に高めることができ、別途のアンプを配置するスペースを節約することができる。
また、アンプは、無線で音声信号を受信する無線通信機能を備えてもよい。係る構成によれば、アンプの無線通信機能により、棚板スピーカシステムの外部に位置する無線通信機能を備えたオーディオ機器等と、無線通信を行うことができるため、有線接続による煩雑な配線をなくすことができる。
以上説明したように本発明によれば、配置場所の選択の自由度を高めることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(従来のスピーカシステム)
本願の各実施形態について説明する前に、従来のスピーカシステムについて説明する。
上記特許文献1に記載されたスピーカシステムは、建具としての収納装置にスピーカを内蔵することで形成される。このスピーカシステムによれば、スピーカのそばでは音楽等を楽しむことができるが、スピーカが建具に内蔵されているため、ユーザの望む位置にスピーカを配置することはできない。仮に配置の段階でユーザの望む位置にスピーカを配置したとしても、ユーザの嗜好が変化して他の位置にスピーカを配置したい場合に移動させることは困難であり、ユーザのレイアウトフリーな要求に応えることはできない。更に、スピーカの音の届く範囲は限られ、その範囲から逸脱すればもはや音楽等を楽しむことはできない。従って、移動することができないスピーカの配置場所にユーザが拘束されるという結果を招いており、このような弊害もユーザのレイアウトフリーな要求の実現を妨げる要因となっている。
また、上記特許文献2に記載されたスピーカシステムは、大型テレビのラックにスピーカを内蔵して形成されるが、大型のスピーカシステムがホームシアター等を楽しむユーザの視界に入る可能性があるため、映像の臨場感を損ねるという問題をも招いている。
尚、一般的にテレビラックは、テレビのみを載せるわけではなく、例えば、テレビや他のAV機器のリモートコントローラ、ビデオやDVD等の記憶媒体、置物等、ユーザの好みや習慣等によって様々なものを載せる可能性がある。このようにラック上に様々な物を置くことも、例えば屋内等の配置場所内全体のレイアウトフリーにつながり、ユーザの要求するところである。しかし、上記特許文献2に開示されたスピーカシステムは、ラック自体がスピーカのエンクロジャーとして機能するため、ラックにはスピーカの振動が伝わり、ラック上に置かれたもの等が振動して異音を発し、音質を損ねてしまうという問題をも招いている。
このように、高画質、高音質を望むユーザの要求は、スピーカの配置をレイアウトフリーにすることはもちろんのこと、屋内等の全体のコーディネイトをする上でのレイアウトフリーにまでおよび、屋内等の雰囲気を害する可能性のあるスピーカ、固定されたスピーカ、物を上に載せると音質が低下するようなスピーカ等は、ユーザの要求を満たすことはできないという問題がある。
そこで、本願発明者は、上記のような従来のスピーカシステムの問題点及びユーザのレイアウトフリーな要求等について鋭意研究した結果、本願発明に想到した。以下、本願発明の各実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
まず、図1〜図9を参照して、本発明の第1実施形態に係る棚板スピーカシステムについて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100の概要を説明する説明図である。
(概要)
図1に示すように、棚板スピーカシステム100は、例えば、棚10の一つの棚板として配置可能である。棚10は、棚板スピーカシステム100と通常の棚板11とを、複数の柱12で支持して形成される。また、棚板スピーカシステム100は、他の棚板11と同様の外形で形成されるため、ユーザは棚板スピーカシステム100を認識し難い位置に配置することができ(即ち、棚板として全体の雰囲気に溶け込ませることができ)、また、他の棚板11と配置位置を交換することにより棚10のどの位置にも配置することが可能である。
そして、棚板スピーカシステム100上には、他の棚板11と同様に、ユーザの嗜好にあわせて様々な物を載置することができる。例えば、図1に示すように、棚板スピーカシステム100上には、写真立て13、カメラ14、車おもちゃ15、花瓶16等のテレビ等よりも軽く振動によって揺れやすい物をも載置することができる。以下で説明するように、棚板スピーカシステム100によれば、スピーカの振動が上面に載置された物に伝わるのを防止することが可能なため、テレビ等より軽く振動によって揺れやすい物をも載置可能となっている。
尚、以下では、棚板スピーカシステム100の面のうち、上部(z軸正の方向)に形成された面を上面といい、下部(z軸正の方向)に形成された面を下面という。そして、棚板の端部に形成された面の一つであり、他の面に比べて比較的ユーザの視界に入りやすい面を、前面といい、それに対向する面を背面という。更に、棚板の端部に形成された面の一つであり、前面と背面との間の2つの面を側面という。
(全体構成)
次に、図2を参照して、棚板スピーカシステム100の構造について説明する。
図2は、本実施形態に係る棚板スピーカシステム100の構造を説明する説明図である。図2の(a)は、棚板スピーカシステム100の正面から見た(y軸方向から見た)正面図であり、(b)は、(a)のA−A線での断面図であり、(c)は、棚板スピーカシステム100を側面から見た(x軸方向から見た)側面図である。
棚板スピーカシステム100は、他の棚板11と同様に略長方形の上面を有し、前面にはネットグリル150(スピーカのコーン部を覆うネット状の保護部材)が配置されている。従って、(a)に示すように、正面から見た場合、他の棚板11と同様の厚みのネットグリル150しか視認されず、(c)に示すように、側面から見た場合も、他の棚板11と同様の外形を有し、ネットグリル150と棚板本体部110の側面としか視認されない。従って、棚板スピーカシステム100によれば、ネットグリル150の色を他の棚板11等と調和させることにより、屋内の雰囲気に溶け込ませて、スピーカシステムを配置することを可能にしている。
棚板スピーカシステム100の外形は、例えば、他の棚板11と同様に形成されることが好ましい。例えば、棚板スピーカシステム100の厚み(z軸方向の長さ)は、約4〜6cm程度であり、幅(x軸方向の長さ)は、約150cm〜200cm程度であり、奥行きは、約30cm〜100cm程度である。しかし、本発明はかかる例に限定されるものではなく、寸法は棚板スピーカシステム100の用途等によって適宜変更可能である。
図2の(b)に示すように、棚板スピーカシステム100は、棚板本体部110と、棚板本体部110の前面に形成された収容部120Aと、収容部120A内に配置されたスピーカユニット130と、棚板本体部110の中心部に形成された配線スペース140と、配線スペース140に配置されスピーカユニット130に接続された配線161と、配線161に接続されて棚板本体部110の背面及び側面に配置されたコネクタ162と、棚板本体部110の前面に配置されスピーカユニット130等の保護をするとともに、その視認を防止するネットグリル150と、を有する。
また、図2の(b)のB−B線による棚板スピーカシステム100の断面構造を図3に示す。図3は、本実施形態に係る棚板スピーカシステム100の構造を説明する断面図である。
図3に示すように、棚板本体部110は、棚板の上面を形成する天板110Aと、棚板の中心構造を形成する中板110Bと、棚板の下面を形成する底板110Cと、を有する。そして、図2に示すように、収容部120Aに配置されたスピーカユニット130と、収容部120Aを形成している棚板本体部110との間には、振動防止手段が配置される。
(細部構成)
次に、このような構成を有する棚板スピーカシステム100の各構成について、適宜図2〜4等を参照して説明する。図4は、棚板スピーカシステム100が有するスピーカユニット130の一例を説明する説明図である。
棚板本体部110は、棚板スピーカシステム100の全体の形状を形成し、ネットグリル150以外の構成を内部に収容する。そのために、収容部120A、配線スペース140等の所定の空間が、棚板本体部110の内部に形成される。そして、棚板本体部110上には、様々な物が載置される。
この棚板本体部110は、上述の通り、天板110Aと、中板110Bと、底板110Cと、を含む。天板110Aは、棚板スピーカシステム100の上面を形成して、底板110Cは、天板110Aの下方に略平行に対向配置され、棚板スピーカシステム100の下面を形成する。この天板110Aの上方の表面は、ほぼ平らに形成されることが好ましい。このようにほぼ平らに形成することにより、物を載置しやすくすることができる。中板110Bは、天板110Aと底板110Cとの間に配置され、上記の収容部120A、配線スペース140等の所定の空間を形成するために、図2の(b)のような略四角形の枠状に形成され、前面には、凹部が形成される。そして、天板110Aと、中板110Bと、底板110Cとを結合することにより、棚板本体部110が形成される。
また、棚板本体部110の材質は、例えば、木材、金属、石材(例えば、大理石)、プラスチック等、加工が可能な材質であればよい。また、天板110Aと中板110Bと底板110Cとはそれぞれ別々の材質で形成されてもよい。また、棚板本体部110の材質は、積載可能な質量によって適宜変更してもよい。強度が低い材質で構成する場合は、天板110A、中板110B、底板110Cそれぞれの厚み(z軸方向の厚み)や、中板110Bの所定の空間の大きさ等を変更することにより、強度を調整することができる。尚、図1は、棚板本体部110が、例えば、大理石等の十分な強度を有する材質で形成された場合を示している。
収容部120Aは、棚板本体部110の前面に形成され、スピーカユニット130を収容する。この際、収容部120Aは、5方向を棚板本体部110に覆われ、y軸負の方向(前面の方向)に開放されており、ネットグリル150を介して外部と連通している。換言すれば、収容部120Aは、図3に示すように、後方(y軸正の方向)を中板110Bに覆われ、上下方向(z軸正負の方向)をそれぞれ天板110A、底板110Cに覆われる。そして、図2の(b)に示すように、左右方向(x軸正負の方向)を中板110Bに覆われる。従って、収容したスピーカユニット130の音を前面方向に伝達することができる。
また、収容部120Aは、例えば、図2の(b)に示すように、棚板本体部110の前面において、左右方向(側面方向、x軸方向)に2つ形成されてもよく、3つ以上形成されてもよい。このように複数の収容部120Aを形成して、複数のスピーカユニット130を有することにより、音質及び音の臨場感を更に高めることができる。更に、収容部120Aを複数に分割すると、中板110Bが天板110Aを支持する面積が大きくなるので、載置される物に対する耐荷重性を高めることができる。しかし、本発明は、かかる例に限定されず、例えば、1つ収容部120Aが形成されてもよい。
スピーカユニット130は、収容部120Aの内部に配置される。換言すれば、スピーカユニット130は、棚板スピーカシステム100の前面方向(y軸負の方向)に配置される。このように、スピーカを前面に配置することによいり、スピーカユニット130からの音を直接外部に発することができるため、音質を高めることができる。そして、開放された方向以外を棚板本体部110に覆われた収容部に配置することにより、スピーカユニット130からの音の指向性を高めることができる。スピーカユニット130の一例を図4を参照して説明する。図4の(a)は、スピーカユニット130の上面を示し、(b)は、スピーカユニット130の前面を示し、(c)は、スピーカユニット130の側面を示す。
図4の(b)に示すように、スピーカユニット130は、左右方向(x軸方向)に配列された2つのスピーカ131(例えば、中音領域用スピーカ)と、スピーカ131の間に配置されたツイータ132(例えば、高音領域用スピーカ)とを備え、高さ(z軸方向の高さ)は、約4cm〜5cm程度である。尚、このスピーカユニット130の大きさによって他の部材、特に収容部120Aの寸法等が決定されてもよい。
再び、図3を参照する。
振動防止手段は、収容部120Aの内部においてスピーカユニット130と棚板本体部110との間に配置される。この振動防止手段は、本実施形態の特徴的な部分の一つであるため、詳しく後述する。
配線スペース140は、棚板本体部110の中心部に形成され、スピーカユニット130からの配線161等を収容する。換言すれば、配線スペース140は、その上下方向(z軸正負の方向)をそれぞれ天板110A、底板110Cを覆われ、左右及び前後方向(x軸、y軸の方向)の4方を中板110Bに覆われる。そして、配線スペース140は、スピーカユニット130からの配線161を導入するために、収容部120Aと所定の孔等を介して連通している。
この配線スペース140は、全体の重量を軽減するために、可能な限り大きく形成されることが好ましい。また、配線スペース140と収容部120Aとは、別々に形成され、両者の間には中板110Bの一部が位置する。このように両者を別々に形成することにより、棚板スピーカシステム100の耐荷重性を高めることができる。しかし、本発明は、かかる例に限定されず、収容部120Aと配線スペース140とが一体で形成されてもよい。
配線161は、スピーカユニット130への入力信号を伝達する配線であって、所定の孔等を介して連通した収容部120Aと配線スペース140とに配置さる。そして、配線161は、一端をスピーカユニット130に接続され、他端をコネクタ162に接続される。コネクタ162は、スピーカユニット130への入力信号の入力端子であって、図2の(b)に示すように、棚板本体部110の背面(y軸正の方向に位置した面)及び側面(x軸方向に位置した面)に配置される。そして、コネクタ162のそれぞれは、配線161を介してスピーカユニット130に接続される。尚、このコネクタ162の位置は、適宜変更されてもよい。
ネットグリル150は、棚板本体部110の前面(y軸負の方向の面)に配置され、スピーカユニット130を保護するとともに、スピーカユニット130等が外部に露出して視認されることを防止する。このようにネットグリル150を配置することにより、スピーカユニット130等が外部に露出せず、屋内の雰囲気に影響を及ぼすことを防ぐことができる。
(振動防止手段について)
ここで、本実施形態に係る振動防止手段について説明する。
図3には、この振動防止手段の一例として、振動吸収材133を示す。振動吸収材133は、収容部120Aの内部においてスピーカユニット130と棚板本体部110との間に配置される。
そして、振動吸収材133は、スピーカユニット130と棚板本体部110とが直接接触しないように、スピーカユニット130を支持する。更に振動吸収材133は、スピーカユニット130の振動を吸収して、この振動を棚板本体部110に伝達するのを防止する。従って、振動吸収材133を間に介在させることにより、棚板スピーカシステム100自体が振動してしまうことを防止することができる。
また、振動吸収材133は、例えば、ソルボン繊維、発泡ウレタン、グラスウール、ロックウール等の弾力性を有して振動や衝撃を吸収することにより伝達させないような材質で形成される。
更に、図5を参照して、本実施形態に係る振動防止手段の他の例について説明する。図5は、本実施形態に係る棚板スピーカシステム100が有する振動防止手段の他の例を説明する断面図である。
図3には、この振動防止手段の一例として、スパイク134を示す。このスパイク134は、本実施形態の支持部材の一例であって、収容部120Aの内部においてスピーカユニット130と棚板本体部110との間に配置される。そして、スパイク134は、スピーカユニット130と棚板本体部110とが直接接触しないように、スピーカユニット130を支持する。
スパイク134は、略円錐形状を有し、円錐の底面(円形の面)においてスピーカユニット130と接続され、円錐の頂点部において棚板本体部110と接触する。よって、スパイク134は、スピーカユニット130の質量を底面で受けて、この質量を頂点部により棚板本体部110に伝達することにより、スピーカユニット130を支持する。スパイク134は、このように棚板本体部に対する接触面積を少なくして、スピーカユニット130の質量をほぼ点状に集中することにより、スピーカユニット130の振動を伝達し難くすることができる。
(本実施形態による効果)
以上、本実施形態に係る棚板スピーカシステム100について説明した。
棚板スピーカシステム100によれば、棚板状のスピーカシステムを実現することによって、棚板スピーカシステム100が配置される位置を他の棚板11等と変更することにより、ユーザが望む位置に配置することができる。また、棚10の一部として配置可能であるため、棚10を移動させるによって、棚板スピーカシステム100を移動させることも可能である。更に、棚10の一部として融合しおり、ユーザによって視認し難いため、屋内全体の雰囲気を害することなく、ユーザによる屋内全体の雰囲気のコーディネイトの自由度を高めることが可能である。従って、ユーザのレイアウトフリーの要求に応えることができる。
更に、振動防止手段を有するため、スピーカユニット130からの振動が棚板スピーカシステム100に伝達することを防ぐことができるので、棚板スピーカシステム100上に載置された物が振動によって異音を発して、スピーカユニット130から発せられる音の音質が低下することを防止することができる。従って、棚板スピーカシステム100上に物を載置することが可能であるので、ユーザによる屋内全体の雰囲気のコーディネイトの自由度を更に高めることができる。従って、ユーザのレイアウトフリーの要求に応えることができる。
(第1の変更例)
更に、図6を参照して、上記第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100の第1の変更例について説明する。図6は、本実施形態に係る棚板スピーカシステム100の第1の変更例の構造を説明する断面図である。
棚板スピーカシステム100の第1の変更例は、上記第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100が有する構成に加えて、更に、収容部120Bと、収容部120Bに収容されるウーハ(低音領域用スピーカ)170を有する。この収容部120B及びウーハ170等の以外の構成は、上記で説明した通りであるため、説明を省略する。
収容部120Bは、後方(y軸正の方向)において棚板本体部110の中板110Bに形成された所定の空間と、この空間に対応して底板110Cに形成された開口部と、によって形成され、ウーハ170を収容する。この際、収容部120Bは、5方向を棚板本体部110に覆われ、z軸負の方向(下面の方向)に開放されており、外部と連通している。換言すれば、収容部120Bは、上方(z軸正の方向)を天板110Aに覆われ、左右前後方向(x軸、y軸の方向)の4方を中板110B及び底板110Cに覆われる。従って、収容したウーハ170の音を下面方向に伝達することができる。
ウーハ170は、収容部120Bの内部に配置される。換言すれば、ウーハ170は、棚板スピーカシステム100の背面方向(y軸正の方向)に置いて、下面方向(z軸負の方向)に向けて配置される。このように、ウーハ170を背面方向に配置することにより、スピーカユニット130によって、棚板スピーカシステム100の重心位置が前方(y軸負の方向)に偏ることを防ぐことができる。また、ウーハ170を下面方向に向けて配置することにより、面積の大きいウーハ170のコーン部を視認し難い位置に配置することができる。
また、ウーハ170は、スピーカユニット130と同様に振動防止手段によって、棚板本体部110と連結されて支持されてもよく、上記第1の変更例のように、スパイク134により支持されてもよい。この振動防止手段の構成、及びそれらによる作用・効果等は上述したので、ここでは省略する。
このように、ウーハ170を有する棚板スピーカシステム100の第1の変更例によれば、上記第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100が奏する効果に加えて、更に音質を高めることができる。
(第2の変更例)
そして、図7を参照して、上記第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100の第2の変更例について説明する。図7は、本実施形態に係る棚板スピーカシステム100の第2の変更例の構造を説明する断面図である。
棚板スピーカシステム100の第2の変更例は、上記第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100の第1の変更例が有するウーハ170に代えて、又はウーハ170とともにアンプ180を有する。このアンプ180以外の構成は、上記で説明した通りであるため、説明を省略する。
アンプ180は、図7に示すように、収容部120Bに配置されるので、アンプ180の操作部等は、棚板本体部110の下面方向(z軸負の方向)に配置される。そして、アンプ180は、所定の配線等を介してスピーカユニット130に接続され、スピーカユニット130へ駆動信号を供給する。
このように、アンプ180を背面方向に位置する収容部120Bに配置することにより、スピーカユニット130によって、棚板スピーカシステム100の重心位置が前方(y軸負の方向)に偏ることを防ぐことができる。また、アンプ180を下面方向に向けて配置することにより、アンプ180の操作部を視認し難い位置に配置することができる。
このアンプ180の例を、図8を参照して説明する。
図8は、本実施形態に係る棚板スピーカシステム100の第2の変更例が有するアンプ180の一例を説明するための説明図である。
図8に示すように、アンプ180は、CPU1801と、電源部1802と、操作部1803と、音声入力部1804と、無線音声信号受信部1805と、音声信号復調部1806と、D/A変換部1807と、音声増幅部1808と、音声出力部1809と、を有する。また、アンプ180は、下記の動作等のため、また、音声信号を一時記憶するために、図示しない記憶部を備えてもよい。
CPU1801は、アンプ180の全体の動作を制御し、電源部1802は、アンプ180の各構成に電源を供給する。音声入力部1804は、直接接続されたオーディオ機器等から、又は、コネクタ162を介して接続されたオーディオ機器等から入力信号をうけて出力し、この音声信号がデジタル信号であった場合、D/A(デジタル/アナログ)変換部1807により、アナログ信号に変換する。変換された信号は、音声増幅部1808によって増幅されて、音声出力部1809からスピーカユニット130や、上述のウーハ170等に出力される。
また、アンプ180は、無線音声信号受信部1805及び音声信号復調部1806等の無線通信手段を有する。つまり、無線音声信号受信部1805が、オーディオ機器から発せられたBluetooth(登録商標)やHomeRF等の無線通信技術による無線音声信号を受信して、音声信号復調部1806が、この受信した無線音声信号を復調する。そして、復調された音声信号は、音声増幅部1808によって増幅されて、音声出力部1809からスピーカユニット130や、ウーハ170等に出力される。
このようなアンプ180を有する棚板スピーカシステム100の第2の変更例によれば、アンプ180をも棚板として配置することができるため、更に配置場所を節約することができる。また、アンプ180を備えることにより、音質を更に向上させることができる。
また、アンプ180は、無線通信手段を有するので、例えば、Bluetooth(登録商標)やHomeRF等の無線通信技術を介して再生した音声等を発信することができる小型のオーディオ機器を、棚板スピーカシステム100に載置するだけで、音声を再生することができる。よって、配線等が露出して屋内全体の雰囲気を害することを防ぐことができる。また、棚板スピーカシステム100自信が目立たない外観を有するため、初めて音声を聴く者等を喫驚させることができる。
(第2実施形態)
以上、本発明の第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100について説明した。尚、第1実施形態では、棚板スピーカシステム100の棚板本体部110が、例えば大理石等の十分な強度を有する材質で形成される場合について説明したが、本発明はかかる例に限定されず、例えば、薄い木材等の強度が弱い材質で形成したとしても適用しうる。
つまり、棚板本体部を強度の弱い材質によって構成した場合は、載置可能な物の耐荷重性が低下してしまうが、以下で説明する本発明の第2実施形態に係る棚板スピーカシステム200は、強度補強部材等を有することにより、耐荷重性を高めることができる。
そこで、図9,10を参照して、本発明の第2実施形態に係る棚板スピーカシステム200について説明する。図9は、本実施形態に係る棚板スピーカシステム200の構造を説明する説明図である。図9の(a)は、棚板スピーカシステム200の正面から見た(y軸方向から見た)正面図であり、(b)は、(a)のC−C線での断面図であり、(c)は、棚板スピーカシステム200を側面から見た(x軸方向から見た)側面図である。そして、図10は、本実施形態に係る棚板スピーカシステム200の構造を説明する断面図であり、図9の(b)のD−D線による断面図である。
尚、本実施形態に係る棚板スピーカシステム200は、上記の第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100の配線スペース140に代えて、配線スペース140よりも大きな配線スペース240が形成される。そして、棚板スピーカシステム200は、第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100が有する他の構成に加えて、本実施形態に係る補強部材の一例として複数の梁220と、パイプ230とを有する。以下では、棚板スピーカシステム100との相違点を中心に説明し、同様な構成についての説明は省略する。
図9の(a)、(c)に示すように、棚板スピーカシステム200の外見は、第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100と同様である。しかし、(b)に示すように、棚板本体部210には、第1実施形態に係る配線スペース140に比べて大きな配線スペース240が形成される。そして、この配線スペース140には、複数の梁220とパイプ230とが配置される。
梁220は、棚板本体部110の強度を補強する補強部材の一例であって、棚板本体部110の前後方向(y軸の方向)に延長形成され、図10に示すように前方及び後方を中板110Bに接続される。そして梁220は、天板110A又は底板110Cに接続される。この梁220は、棚板本体部110の耐荷重性等の強度を高めることができる。
パイプ230は、棚板本体部110の強度を補強する補強部材の一例であって、棚板本体部110の左右方向(x軸の方向)に延長形成され、両端を中板110Bに接続される。また、パイプ230は、例えば、上下に配置された梁220と接触して配置されてもよい。このパイプ230も、棚板本体部110の耐荷重性等の強度を高めることができる。
このような構造を有する棚板スピーカシステム200によれば、上記第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100が奏することができる効果に加えて、配線スペース240を大きくすることにより、棚板スピーカシステム200の質量を低減することができるので、容易に移動させることができる。よって、棚板スピーカシステム200の配置変更が容易となり、更にユーザのレイアウトフリーな要求に応えることができる。
そして、梁220及びパイプ230により、棚板スピーカシステム200の耐荷重性等の強度を高めることができるので、棚板スピーカシステム200上に様々な物を載置することが可能となり、更にユーザのレイアウトフリーな要求に応えることができる。また、梁220及びパイプ230によって棚板スピーカシステム200がたわむことを防ぐことができ、かつ、各部材の結合力を強化することができるため、振動防止手段との相乗効果により棚板スピーカシステム200の振動をより効果的に防止することができる。また、梁220及びパイプ230を上記のように配置することにより、補強をしつつ配線161の配置経路を確保することができる。
(第3実施形態)
以上、本発明の第2実施形態に係る棚板スピーカシステム200について説明した。上記第1実施形態及び第2実施形態に係る棚板スピーカシステム200によれば、棚板本体部110を構成する部材の点数が多くなる。そこで、図11を参照して、この構成部品の点数を少なくした本発明の第3実施形態に係る棚板スピーカシステム300について説明する。図11は、本実施形態に係る棚板スピーカシステム300の構造を説明する断面図である。
尚、本実施形態に係る棚板スピーカシステム300は、上記の第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100の棚板本体部110に代えて、棚板本体部310を有する。他の構成は第1実施形態と同様であるため、これら同様である点に関する説明は省略する。
棚板本体部310は、第1実施形態に係る棚板本体部110と同様の形状で形成される。しかし、棚板本体部310は、第1板部310Aと、第2板部310Bとを有し、第1板部310Aと第2板部310Bとを接合することにより形成される。
また、第1板部310Aは、下面(z軸負の方向の面)の前方(y軸負の方向)に、第1凹部321を有し、下面中央部に第1配線凹部を有する。そして、第2板部310Bは、上面(z軸正の方向の面)の前方(y軸負の方向)に、第2凹部322を有し、上面中央部に第2配線凹部を有する。この第1板部310Aと第2板部310Bとが接合されることにより、第1凹部321と第2凹部322とが結合して収容部120Aを形成し、第1配線凹部340Aと第2配線凹部340Bとが結合して配線スペース140を形成する。
このような構造で形成される棚板スピーカシステム300によれば、上記第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100が奏することができる効果に加えて、棚板本体部310を構成する部品点数を減らすことができるため、スピーカユニット130の振動により、共振することを防ぐことができるとともに、振動が伝達された場合に棚板スピーカシステム300自体が振動することを防ぐことができる。更に部品点数を減らすことにより、容易に製作することが可能となる。
(適用例)
以上、本発明の各実施形態に係る棚板スピーカシステム100,200,300について説明した。上記のような棚板スピーカシステム100,200,300は、図1に示した棚10だけでなく、様々な適用方法が考えられる。そこで、以下で、図12〜13を参照して、棚板スピーカシステム100,200,300を適用した他の例について説明する。ただし、以下では、第1実施形態に係る棚板スピーカシステム100を例に説明するが、第2,3実施形態に係る棚板スピーカシステム200,300も同様に適用可能であることは言うまでもない。
(第1の例)
図12は、棚板スピーカシステム100を適用した第1の例を説明する説明図である。
図12に示すように、棚板スピーカシステム100は、本棚20の1つの棚板としても使用可能である。
つまり、本棚20は、例えば、垂直に配置された複数の支持板22と、支持板22に支持されて水平に配置される本棚用棚板21とによって構成されるが、この本棚用棚板21の1つを棚板スピーカシステム100を使用することができる。この棚板スピーカシステム100は、上記で説明したように、テレビ等よりも比較的軽い物を載置することができるため、例えば、本23やCD24等を載置することも可能である。
(第2の例)
図13は、棚板スピーカシステム100を適用した第2の例を説明する説明図である。
図13に示すように、棚板スピーカシステム100は、机30の机用棚板(天板)としても使用可能である。
つまり、机30は、例えば、垂直に配置された複数の支持脚32と、支持脚32によって支持されて水平に配置される机用棚板31とによって構成されるが、この机用棚板31の代わりに棚板スピーカシステム100を使用することができる。この棚板スピーカシステム100は、上記で説明したように、テレビ等よりも比較的軽い物を載置することができるため、例えば、コンピュータ33、照明器具34、小物入れ35等を載置するも可能である。
(第3の例)
図14は、棚板スピーカシステム100を適用した第3の例を説明する説明図である。
図14に示すように、棚板スピーカシステム100は、ラック40の棚板としても使用可能である。
つまり、ラック40は、例えば、床等に配置されるラック底板41と、ラック底板41の端部から垂直に延長形成されたラック背面板42と、ラック背面板42の上端からラック底板41と対向して水平に配置された棚板とによって形成されるが、この棚板の代わりに棚板スピーカシステム100を使用することができる。この棚板スピーカシステム100は、上記で説明したように、テレビ等よりも比較的軽い物を載置することができるため、例えば、図14の(A)に示すように、花瓶44、コップ43等を載置することも可能であり、(B)に示すようにテレビ45を載置することも可能である。
以上、本願発明の各実施形態に係る棚板スピーカシステム100,200,300の適用例について説明した。上記のように本発明の各実施形態に係る棚板スピーカシステム100,200,300は、様々なレイアウトで使用することが可能であり、更に、上部に様々な物を載置することも可能である。そして、屋内全体の雰囲気と調和して配置することが可能であるため、ユーザのレイアウトフリーな要求に的確に応じることが可能である。このようなレイアウトの他の例として、例えば、所定の台上に載置して使用することも可能であり、吊り下げ用の器具等により吊り下げて使用することも可能である。また、壁等に直接据え付けることも可能であり、更には、垂直に配置してパーティション等として使用することも可能である。ただし、ここで挙げた適用例はあくまで一例であって、本発明がかかる例に限定されないことは言うまでもない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、棚板スピーカシステム100,200,300は、略長方形の平面形状を有するとしたが、本発明はかかる例に限定されず、略正方形、略三角形、略円形等の様々な平面形状を有する板状に形成可能である。
また、上記実施形態では、ネットグリル150が前面に配置されるとしたが、本発明はかかる例に限定されず、ネットグリル150を備えなくてもよい。
また、棚板スピーカシステム100,200,300の上面等に、皮、プラスチックシート、紙等の装飾用シートが貼られてもよい。このように、表面をユーザの望む装飾用シートで覆うことにより更にユーザのレイアウトフリーな要求に応えることができる。
また、上記第1実施形態では、ウーハ170がスピーカユニット130と別途配置されるとしたが、本発明はかかる例に限定されず、ウーハ170が内蔵されたスピーカユニット130を使用してもよい。又、ウーハ170は、別体でスピーカユニット130と並列に収容部120Aに配置されてもよい。
また、上記実施形態では、振動防止手段は、例えば、振動吸収材133、スパイク134であるとしたが、本発明はかかる例に限定されず、例えば、スピーカユニット130を支持するバネ等で構成されてもよい。
また、上記実施形態では、補強部材は、例えば、梁220、パイプ230であるとしたが、本発明はかかる例に限定されず、例えば、アルミやFRP(Fiber Reinforced Plastics)等のハニカム構造の補強部材であってもよい。
更に、上記第1実施形態の第1、第2変更例等は、第2、第3実施形態に適用されてもよい。また、第3実施形態の構成と第2実施形態の構成とを組み合わせることも可能である。更に、第1、第2変更例等を組み合わせることも可能である。
本発明の第1実施形態に係る棚板スピーカシステムの概要を説明する説明図である。 同実施形態に係る棚板スピーカシステムの構造を説明する説明図である。 同実施形態に係る棚板スピーカシステムの構造を説明する断面図である。 棚板スピーカシステムが有するスピーカユニットの一例を説明する説明図である。 同実施形態に係る棚板スピーカシステムが有する振動防止手段の他の例を説明する断面図である。 同実施形態に係る棚板スピーカシステムの第1の変更例の構造を説明する断面図である。 同実施形態に係る棚板スピーカシステムの第2の変更例の構造を説明する断面図である。 同実施形態に係る棚板スピーカシステムの第2の変更例が有するアンプの一例を説明するための説明図である。 本発明の第2実施形態に係る棚板スピーカシステムの構造を説明する説明図である。 同実施形態に係る棚板スピーカシステムの構造を説明する断面図である。 本発明の第3実施形態に係る棚板スピーカシステムの構造を説明する断面図である。 棚板スピーカシステムを適用した第1の例を説明する説明図である。 棚板スピーカシステムを適用した第2の例を説明する説明図である。 棚板スピーカシステムを適用した第3の例を説明する説明図である。
符号の説明
10 棚
11 棚板
12 柱
20 本棚
21 本棚用棚板
22 支持板
31 机用棚板
32 支持脚
40 ラック
41 ラック底板
42 ラック背面板
100 棚板スピーカシステム
110 棚板本体部
110A 天板
110B 中板
110C 底板
120A 収容部
120B 収容部
130 スピーカユニット
131 スピーカ
132 ツイータ
133 振動吸収材
134 スパイク
140 配線スペース
150 ネットグリル
161 配線
162 コネクタ
170 ウーハ
180 アンプ
200 棚板スピーカシステム
210 棚板本体部
220 梁
230 パイプ
240 配線スペース
300 棚板スピーカシステム
310 棚板本体部
310A 第1板部
310B 第2板部
321 第1凹部
322 第2凹部
340A 第1配線凹部
340B 第2配線凹部
1801 CPU
1802 電源部
1803 操作部
1804 音声入力部
1805 無線音声信号受信部
1806 音声信号復調部
1807 D/A変換部
1808 音声増幅部
1809 音声出力部

Claims (8)

  1. 上面に任意の物を載置可能であって、外部に向けて開放された1又は2以上の収容部が内部に形成された棚板本体部と、
    前記収容部に配置されるスピーカユニットと、
    前記スピーカユニットの周囲に配置され、前記スピーカユニットからの振動が前記棚板本体部へ伝達することを防止する振動防止手段と、
    を備えることを特徴とする、棚板スピーカシステム。
  2. 前記棚板本体部の内部に配置され、前記棚板本体部の強度を補強する補強部材を更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の棚板スピーカシステム。
  3. 前記棚板本体部は、
    第1凹部が側端部に形成された第1板材と、
    第2凹部が側端部に形成され、前記第1板材と接合される第2板材と、
    を有し、
    前記収容部は、前記第1板材の前記第1凹部と前記第2板材の前記第2凹部とが結合して形成されることを特徴とする、請求項1に記載の棚板スピーカシステム。
  4. 前記振動防止手段は、前記スピーカユニットの振動を吸収する振動吸収材であることを特徴とする、請求項1に記載の棚板スピーカシステム。
  5. 前記振動防止手段は、前記スピーカユニットを支持しつつ、前記棚板本体部に対する接触面積を少なくすることにより、前記スピーカユニットの振動の伝達を防止する支持部材であることを特徴とする、請求項1に記載の棚板スピーカシステム。
  6. 前記収容部に配置されたウーハを更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の棚板スピーカシステム。
  7. 前記収容部に配置されたアンプを更に備えることを特徴とする、請求項1に記載の棚板スピーカシステム。
  8. 前記アンプは、無線で音声信号を受信する無線通信機能を備えることを特徴とする、請求項7に記載の棚板スピーカシステム。
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