JP2008262501A - 記録装置、記録装置に記録されたデータの機密保持方法及びプログラム - Google Patents

記録装置、記録装置に記録されたデータの機密保持方法及びプログラム Download PDF

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信乃 金森
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Abstract

【課題】所定時間が経過すると記録されたデータを読み出し不能にする記録装置において、データの読み出し開始を任意に設定できるようにする。
【解決手段】メモリモジュール1は、計時カウンタ部13、メモリ制御部14、メモリ部15の他、無線タグ部16を備える。メモリ制御部14は、メモリ部15に書き込まれたデータが計時カウンタ部13の計時中のみ読み出すことができるように制御する。計時カウンタ部13は無線タグ部16が外部からの計時開始信号を受信すると計時を開始し、予め設定されたデータ保持時間の計時が終了すると、計時を終了する。
【選択図】 図2

Description

本発明は記録装置及び機密保持方法に係り、特に情報処理装置に着脱可能に構成された記録装置、記録装置に記録されたデータの機密保持方法及びプログラムに関する。
従来より、記録装置に記録された機密情報に対する情報漏洩対策としては、機密情報の暗号化を行って記録装置に記録する方法が一般的である。また、特許文献1に記載の不揮発メモリ装置は、記録した機密情報の保持時間を設定し、設定した機密保持時間が経過すると、記録した機密情報を消去することにより、機密情報の漏洩を防止しようとするものである。
特開2006−195719号公報
一般的に、データの暗号化及び複合化には暗号化鍵や複合化鍵と呼ばれるものが必要であり、ユーザがこの鍵を忘れてしまうと、暗号化したデータが複合化できないという欠点があった。また、暗号化しても解読される可能性がある。また、特許文献1に記載の不揮発メモリ装置は、交通渋滞などで目的の時間に到着できなかった場合や途中で予定変更になった場合のように、不測の事態で機密保持時間が経過してしまうと、ユーザが意図しないにも関わらず不揮発メモリ装置内のデータが消去されてしまい、記録した情報が使用できなくなるといった欠点があった。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、不測の事態においても臨機応変に対応可能な記録装置、記録装置に記録されたデータの機密保持方法及びプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明に係る記録装置は、所定の情報処理装置に着脱可能に構成され、前記情報処理装置に接続された状態で前記情報処理装置の制御によりデータの消去、書き込み、読み出しが可能な記録装置において、データを記憶するメモリ手段と、前記情報処理装置からの制御信号に基づいて、前記データの読み出しを制御するメモリ制御手段と、外部からの無線信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した無線信号から、予め設定されたデータ保持時間の計時開始指示を取得する計時開始指示取得手段と、前記計時開始指示取得手段が前記計時開始指示を取得すると計時を開始し、前記データ保持時間を計時すると計時を終了する計時手段とを備え、前記メモリ制御手段は、前記計時手段の計時終了後は前記データの読み出しを禁止することを特徴とする。
これにより、データの保持時間の計時終了後はデータを読み出すことができず、機密情報の漏洩を防ぐことができる。またデータ保持時間の計時開始を外部から無線で指示することができるため、必要なときにデータ保持時間の計時を開始することができる。
前記メモリ制御手段は、前記計時手段の計時開始前は前記データの読み出しを禁止することが好ましい。
これにより、計時開始前もデータを読み出すことができず、必要なときまで計時を開始しないことで、より機密情報の漏洩を防ぐことができる。
前記受信手段が受信した無線信号から前記データ保持時間を取得するデータ保持時間取得手段と、前記データ保持時間を設定するデータ保持時間設定手段とを備え、前記計時手段は前記データ保持時間設定手段に設定されたデータ保持時間を計時することが好ましい。
これにより、データ保持時間を外部から無線で設定することができ、必要なときに必要な時間だけデータ読み出しを可能にすることができ、より機密情報の漏洩を防ぐことができる。
前記計時開始指示取得手段は、前記データ保持時間設定手段が前記データ保持時間を設定すると、前記設定されたデータ保持時間を前記計時開始指示として取得してもよい。
これにより、データ保持時間を設定するだけで同時にデータ保持時間の計時も開始し、外部からの無線送信を簡単にすることができる。
前記計時手段による計時継続中に、前記データ保持時間取得手段がデータ保持時間を取得し、前記データ保持時間設定手段が前記データ保持時間を再設定すると、前記計時手段は、前記再設定したデータ保持時間の計時を開始することが好ましい。
これにより、計時をやり直すことができ、不測の事態に対して記録装置内の機密情報を使用する前に読み出しを禁止されてしまうような事態を防止することができる。
前記受信手段が受信した無線信号から、前記計時手段の計時終了指示を取得する計時終了指示取得手段を備え、前記計時手段は前記計時終了指示取得手段が前記計時終了指示を取得すると強制的に計時を終了することが好ましい。
これにより、機密情報の使用後に読み出しを強制的に禁止することができ、より機密情報の漏洩を防ぐことができる。
前記計時手段による計時継続中は、前記情報処理装置の制御によりデータの消去、書き込み、読み出しが可能であることが好ましい。
これにより、計時継続中であっても、情報処理装置によって自由にデータを編集することができる。
前記メモリ制御手段は、前記計時手段が計時を開始する前は、前記情報処理装置からの読み出し制御を制限することにより、前記データの読み出しを禁止してもよい。
これにより、計時開始前にも簡単に読み出しを禁止することができる。
前記メモリ制御手段は、前記計時手段が計時を終了すると前記メモリ手段に記憶されたデータを消去する、書き換える、物理的に読み出し不可能にする、のうち少なくともいずれか1つを行うことにより、前記データの読み出しを禁止することが好ましい。
これにより、元のデータが消失するので、記録装置を紛失した場合でも、機密情報の漏洩を防ぐことができる。
前記メモリ手段は揮発性メモリで構成され、前記メモリ制御手段は前記メモリ手段の電源を遮断することにより前記データを消去してもよい。
これにより、簡単にデータを消去することができる。
前記メモリ手段に記憶されたデータの読み出し経路にヒューズ素子を備え、前記メモリ制御手段は、前記ヒューズ素子を破断することにより前記データを物理的に読み出し不可能にしてもよい。
これにより、簡単にデータを消去することができる。
前記目的を達成するために本発明に係る記録装置は、所定の情報処理装置に着脱可能に構成され、前記情報処理装置に接続された状態で前記情報処理装置の制御によりデータの消去、書き込み、読み出しが可能な記録装置において、データを記憶するメモリ手段と、前記情報処理装置からの制御信号に基づいて、前記データの消去、書き込み、読み出しを制御するメモリ制御手段と、外部からの無線信号を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した無線信号から、予め設定されたデータの読み出し可能回数の計数開始指示を取得する計数開始指示取得手段と、前記計数開始指示取得手段が前記計数開始指示を取得すると計数を開始し、前記読み出し可能回数を計数すると計数を終了する計数手段とを備え、前記メモリ制御手段は、前記計数手段の計数終了後は前記データの読み出しを禁止することを特徴とする。
これにより、データの読み出し可能回数の計数終了後はデータを読み出すことができず、機密情報の漏洩を防ぐことができる。またデータ読み出し可能回数の計数開始を外部から無線で指示することができるため、必要なときにデータ読み出し可能回数の計数を開始することができる。
前記メモリ制御手段は、前記計数手段の計数開始前は前記データの読み出しを禁止することが好ましい。
これにより、計数開始前もデータを読み出すことができず、必要なときまで計時を開始しないことで、より機密情報の漏洩を防ぐことができる。
前記受信手段が受信した無線信号から前記読み出し可能回数を取得する読み出し可能回数取得手段と、前記読み出し可能回数を設定する読み出し可能設定手段とを備え、前記計数手段は前記読み出し可能回数設定手段が設定した読み出し可能回数を計数することが好ましい。
これにより、データ読み出し可能回数を外部から無線で設定することができ、必要なときに必要な回数だけデータ読み出しを可能にすることができ、より機密情報の漏洩を防ぐことができる。
前記計数開始指示取得手段は、前記読み出し可能回数設定手段が前記読み出し可能回数を設定すると、前記設定された読み出し可能回数を前記計数開始指示として取得してもよい。
これにより、データ読み出し可能回数を設定するだけで同時にデータ読み出し可能回数の計数も開始し、外部からの無線送信を簡単にすることができる。
前記計数手段による計数継続中に、前記データ読み出し可能回数取得手段がデータ読み出し可能回数を取得し、前記データ読み出し可能回数設定手段が前記データ読み出し可能回数を再設定すると、前記計数手段は、前記再設定したデータ読み出し可能回数の計数を開始することが好ましい。
これにより、計数をやり直すことができ、不測の事態に対して記録装置内の機密情報を使用する前に読み出しを禁止されてしまうような事態を防止することができる。
前記受信手段が受信した無線信号から、前記計数手段の計数終了指示を取得する計数終了指示取得手段を備え、前記計数手段は前記計数終了指示取得手段が前記計数終了指示を取得すると強制的に計数を終了することが好ましい。
これにより、機密情報の使用後に読み出しを強制的に禁止することができ、より機密情報の漏洩を防ぐことができる。
前記メモリ制御手段は、前記計数手段が計数を開始する前は、前記情報処理装置からの読み出し制御を制限することにより、前記データの読み出しを禁止することが好ましい。
これにより、計数開始前にも簡単に読み出しを禁止することができる。
前記メモリ制御手段は、前記計数手段が計数を終了すると前記メモリ手段に記憶されたデータを消去する、書き換える、物理的に読み出し不可能にする、のうち少なくともいずれか1つを行うことにより、前記データの読み出しを禁止することが好ましい。
これにより、元のデータが消失するので、記録装置を紛失した場合でも、機密情報の漏洩を防ぐことができる。
前記メモリ手段は揮発性メモリで構成され、前記メモリ制御手段は前記メモリ手段の電源を遮断することにより前記メモリ手段に記憶されたデータを消去してもよい。
これにより、簡単にデータを消去することができる。
前記メモリ手段に記憶されたデータの読み出し経路にヒューズ素子を備え、前記メモリ制御手段は、前記ヒューズ素子を破断することにより前記メモリ手段に記憶されたデータを物理的に読み出し不可能にしてもよい。
これにより、簡単にデータを消去することができる。
前記受信手段は、無線タグの受信手段であることが好ましい。
これにより、簡単に無線通信を行うことができる。
前記外部からの無線信号は、無線タグを内臓した携帯機器から送信された信号であることが好ましい。
これにより、簡単に携帯機器を構成することができる。
前記携帯機器は、電話の待ち受け状態で前記無線信号の送信が可能な携帯電話であることが好ましい。
これにより、簡単に無線信号の送信をすることができ、また個人の携帯電話を使用することでIDとしての役割を持たせることもできる。
前記目的を達成するために本発明に係る記録装置に記録されたデータの機密保持方法は、所定の情報処理装置に着脱可能に構成され、前記情報処理装置に接続された状態で前記情報処理装置の制御によりデータの消去、書き込み、読み出しが可能な記録装置に記録されたデータの機密保持方法において、前記情報処理装置からの制御信号に基づいて、前記データの読み出しを制御するメモリ制御工程と、外部からの無線信号を受信する受信工程と、前記受信工程が受信した無線信号から、予め設定されたデータの保持時間の計時開始指示を取得する計時開始指示取得工程と、前記計時開始指示取得工程が前記計時開始指示を取得すると計時を開始し、前記データ保持時間を計時すると計時を終了する計時工程とを備え、前記メモリ制御工程は、前記計時工程の計時終了後は前記データの読み出しを禁止することを特徴とする。
これにより、データの保持時間の計時終了後はデータを読み出すことができず、機密情報の漏洩を防ぐことができる。またデータ保持時間の計時開始を外部から無線で指示することができるため、必要なときにデータ保持時間の計時を開始することができる。
前記目的を達成するために本発明に係る記録装置に記録されたデータの機密保持方法は、所定の情報処理装置に着脱可能に構成され、前記情報処理装置に接続された状態で前記情報処理装置の制御によりデータの消去、書き込み、読み出しが可能な記録装置に記録されたデータの機密保持方法において、前記情報処理装置からの制御信号に基づいて、前記データの読み出しを制御するメモリ制御工程と、外部からの無線信号を受信する受信工程と、前記受信工程が受信した無線信号から、予め設定されたデータの読み出し可能回数の計数開始指示を取得する計数開始指示取得工程と、前記計数開始指示取得工程が前記計数開始指示を取得すると計数を開始し、前記読み出し可能回数を計数すると計数を終了する計数工程とを備え、前記メモリ制御工程は、前記計数工程の計数終了後は前記データの読み出しを禁止することを特徴とする記録装置に記録されたデータの機密保持方法。
これにより、データの読み出し可能回数の計数終了後はデータを読み出すことができず、機密情報の漏洩を防ぐことができる。またデータ読み出し可能回数の計数開始を外部から無線で指示することができるため、必要なときにデータ読み出し可能回数の計数を開始することができる。
上述の記録装置に記録されたデータの機密保持方法をコンピュータに実行させるプログラムも本発明に含まれる。
本発明によれば、データの保持時間経過後やデータの読み出し可能回数経過後はデータの読み出しを禁止したために機密情報の漏洩を防止することができ、さらにデータの保持時間の計時開始指示やデータの保持時間、データの読み出し可能回数の計数開始指示や読み出し回数、及び保持時間や読み出し回数の再設定を外部から無線で指示することができるようにしたため、読み出し開始を任意に設定することができ、データを使用する前に読み出しができなくなるようなことがない記録装置、記録装置に記録されたデータの機密防止方法及びプログラムを提供することができる。
以下、添付図面に従って本発明を実施するための最良の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明に係る第1の実施の形態のメモリモジュール1の使用例を示す図である。メモリモジュール1は、図1に示すようにパーソナルコンピュータ2(以下、パソコン2と呼ぶ)に装着可能であり、パソコン2によって電子データを記録することが可能である。例えばパソコン2がLANを経由してサーバ3にアクセスし、サーバ3から読み出した重要データをメモリモジュール1に書き込むことができる。またデータの書き込み後、パソコン2から取り外しても、書き込まれた電子データを維持することができる。その後、再びパソコン2に装着することにより、パソコン2からメモリモジュール1に書き込まれた電子データを読み出すことが可能である。また後述するように、メモリモジュール1は、書き込まれた電子データを所定の時間が経過すると読み出せなくする機能を備えている。
なお、メモリモジュール1が着脱可能な装置はパーソナルコンピュータに限定されるものではなく、デジタルカメラやビデオカメラ、又はPDA等でもよい。
図2は、メモリモジュール1の内部構成を示すブロック図である。メモリモジュール1は、パソコン2に装着し、パソコン2のインターフェース部と電気的な接続をするためのコネクタ部11、時間を計時する計時カウンタ部13、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、又はSRAMなどの揮発性メモリにより構成されるメモリ部15、パソコン2からの制御信号に基づいてメモリ部15に指定されたデータの書き込みの制御や、メモリ部15に書き込まれたデータの読み出しを制御するメモリ制御部14、これらの回路に電源供給をする電源部12、及びメモリモジュール1の外部からの無線信号を受信し、受信した信号に基づいて計時カウンタ部13を制御する無線タグ部16から構成される。
次に、メモリモジュール1の機密保持動作について説明する。図3は、第1の実施の形態のメモリモジュール1の機密保持動作について示したフローチャートである。
まず、メモリモジュール1をパソコン2に装着し、パソコン2を用いてメモリモジュール1にデータを書き込む(ステップS301)。パソコン2への装着は、コネクタ11を介して行う。メモリ制御部14は、パソコン2からの制御信号に従って、所定のデータをメモリ部15に書き込む。この書き込むデータは、予め暗号化を行っておいてもよい。この時点では、メモリモジュール1内のデータの消去、及び書き込みをユーザが自由に行えるが、読み出しは禁止されている。データの読み出しは、後述する読み出し許可フラグが1のときのみ可能であり、読み出し許可フラグが0のときは、パソコン2から読み出し制御を行おうとしてもメモリ制御部14がメモリ部15へのアクセスを禁止する。具体的には、リード制御線などのコントロール線を制御することによりアクセスを禁止している。またはコマンドでリード禁止にすることにより、メモリ部15へのアクセスを禁止してもよい。読み出し許可フラグは、現在の状態では0である。
ここで、メモリモジュール1内の電源部12について説明する。図4は、電源部12の内部構成を示すブロック図である。21は充電回路であり、メモリモジュール1がパソコン2に装着された状態で、コネクタ部11を介してパソコン2から供給される直流電圧を基に、二次電池22に対して定電圧又は定電流充電をする。DC−DCコンバータ23は二次電池22に蓄電された電圧を計時カウンタ部13、メモリ制御部14、及びメモリ部15の動作電圧まで降圧し、これらの回路に供給する。二次電池22の代わりに大容量コンデンサを用いてもよい。
データの書き込みが終了すると、メモリモジュール1はパソコン2から取り外すことが可能である。パソコン2から取り外されたメモリモジュール1の内部回路には二次電池22から電源が供給され、引き続き動作が可能となる。
次に、データ保持時間の設定を行う(ステップS302)。データ保持時間とは、メモリモジュール1に書き込んだデータの読み出しが可能な時間である。即ち、データ保持時間設定後、計時を開始をするとデータの読み出しが可能となり、また、データ保持時間が経過するとデータの読み出しができなくなる。このデータ保持時間は、ユーザが任意に決めることができる。
このデータ保持時間の設定は、メモリモジュール1の外部から無線信号を送信することによって行う。メモリモジュール1の無線タグ部16は、この無線信号を受信し、受信した無線信号を復調することによりデータ保持時間を解読する。この無線タグ部16は、電磁誘導方式の13.56MHzのパッシブタイプのRFIDを用いている。このため、電源部12からの電源供給は行っていない。
ここで、無線信号の送信側の説明をする。図5は、メモリモジュール1に対して無線信号を送信する無線タグリーダライタ部32と、無線タグリーダライタ部32を内蔵した携帯電話31を示した図である。このように、携帯電話31は無線タグリーダライタ部32と一体化した構造となっており、また一般的な携帯電話と同様に、テンキー56、ディスプレイ57等を備えている。本発明において、無線タグリーダライタ部32を内蔵する機器として携帯電話が優れている点として、個々に異なる電話番号とそれぞれに設定されたパスワードを備えていることから、簡単に個人認証が行える点が挙げられる。また、元々電源を備えているため、無線タグリーダライタ部32のために電源を備える必要がない点も挙げられる。
次に、携帯電話31の内部構成について説明する。図6は、携帯電話31の内部構成を示すブロック図である。携帯電話31の内部は、無線タグリーダライタ部32と電話通信機器部51から構成されている。
電話通信機器部51は、携帯電話31の動作を統括制御するCPU52、CPU52がメインメモリとして使用するRAM53、電話通信を制御する送受信制御部54、電話信号を送受信するための電話用アンテナ55、ユーザが各種操作を行うためのテンキー56、各種情報を表示するためのディスプレイ57、及びこれらの構成要素に電源を供給する電源回路58から構成される。
また無線タグリーダライタ部32は、無線通信信号を送受信するためのアンテナ33、無線タグ部16から読み出すデータや無線タグ部16に書き込むデータを制御する読み書き制御部34、メモリモジュール1との認証処理に使用する携帯電話31の電話番号やパスワードが記憶されているメモリ35、及び無線タグ部16に対する送受信を制御する送受信制御部36から構成される。これらの構成要素は、CPU52により統括制御される。またこれらの構成要素の電源は、電源回路58から供給される。
次に、データ保持時間の無線通信の処理について説明する。図7は、携帯電話31とメモリモジュール1の無線通信の処理を示すフローチャートである。
まず、携帯電話31にデータ保持時間の設定をする(ステップS701)。携帯電話31は、テンキー56等の操作キーを多数備え、メモリモジュール1のデータ保持時間設定モードにおいてデータ保持時間の設定を行うことが可能である。データ保持時間の設定が終わったら、電話の待ち受け状態にする(ステップS702)。本発明に係る無線タグリーダライタ部32を内蔵する携帯電話31は、電話の待ち受け状態でメモリモジュール1との通信を行うことが可能である。携帯電話31を電話の待ち受け状態でメモリモジュール1と接近させると(ステップS703)、携帯電話31内の無線タグリーダライタ部32とメモリモジュール1内の無線タグ部16が通信を開始する。前述したように、この無線タグライタは13.56MHzのRFIDを用いており、数10cmの距離で通信が可能である。よって通信可能な距離まで近づけることにより、通信が開始される。
通信は、まずネゴシエーションを行い(ステップS704・S711)、通信が確立されるとお互いの認証処理を行う(ステップS705・S712)。認証処理には、予めメモリモジュール1に設定した携帯電話の電話番号を用いる。一般的に携帯電話は他人と共有するものではなく個人で使用するものであり、またそれぞれに異なる電話番号を備えていることから、電話番号を認証処理に用いることにより、セキュリティの確保が可能である。また前述したように、携帯電話31のメモリ35には携帯電話31の電話番号が予め設定されているため、携帯電話31側にはユーザによる設定が不要であるという利点もある。
また、携帯電話の番号キーを使用してパスワード入力させてもよい。さらに、携帯電話内に固有の情報を入力しておいて、認証に使用してもよい。
携帯電話31は、認証が成功したと判断すると(ステップS706)、データ保持時間の送信を行う(ステップS707)。認証が成功しない場合は、データ保持時間の送信は行わず、処理を終了する。メモリモジュール1は、認証が成功したと判断すると(ステップS713)、データ保持時間の受信を行う(ステップS714)。認証が成功しない場合は、データ保持時間の受信は行わず、処理を終了する。
以上のように、携帯電話31からメモリモジュール1へRFIDを用いてデータ保持時間の送信を行うことにより、データ保持時間の設定を行う。電話の待ち受け状態で通信が行えるように構成したため、データ保持時間の変更がない限り操作をする必要がなく、携帯電話31をメモリモジュール1に接近させるだけでデータ保持時間の送信が行える。
なお、この無線通信については、電源を供給してアクティブタイプにしても構わないし、2.45GHzのマイクロ波通信タイプのRFIDを用いてもよい。またBluetoothや赤外線通信等の他の無線方式を用いてもよい。また、無線通信を行うのは携帯電話に限られるものではなく、PDAのような小型情報機器でもよい。
また、データ保持時間の設定は、メモリモジュール1をパソコン2に装着した状態で行ってもよい。パソコン2からデータ保持時間が設定された場合も、計時カウンタ部13にこの時間が設定される。
データ保持時間の設定が終了すると、データ読み出し開始の指示待ち状態となる(ステップS303)。データ読み出し開始指示は、データ保持時間と同様にメモリモジュール1の外部から無線信号によって与えられる。
外部からの無線信号を無線タグ部16が受信してデータ読み出し開始指示を得ると、計時カウンタ部13は、読み出し許可フラグを1にすると共に、設定されたデータ保持時間の計時を開始する(ステップS304)。これに伴い、メモリ制御部14はメモリ部15に書き込まれたデータの読み出しを許可する(ステップS305)。計時カウンタ部13は、設定された時間を経過時間に応じてダウンカウントし、カウンタが0になるまで計時を行う。また、経過時間カウンタとデータ保持時間カウンタを備え、これらの一致を検出するまで計時を行ってもよい。
次に、データ保持時間が経過したか否かの判定を行う(ステップS306)。経過していない場合は、メモリ部15に書き込まれたデータに対する消去、書き込み、及び読み出しのアクセス指示の有無の判定を行う(ステップS307)。データアクセス指示がない場合は、ステップS306に戻り、データ保持時間が経過したか否かの判定を行い、経過していない場合は再びデータアクセス指示の有無の判定を行う。メモリモジュール1がパソコン2に装着されて、パソコン2からデータのアクセス指示があった場合は、メモリ制御部14は、パソコン2の指示に従ってメモリ部15のデータの消去、又は書き込み、又は読み出しを行う(ステップS308)。例えば、パソコン2からの読み出し指示があった場合には、メモリ制御部14は、メモリ部15に書き込まれたデータのうち、パソコン2からの指定されたデータをパソコン2に転送する。パソコン2に指示されたデータの処理が終了すると、ステップS306に戻り、データ保持時間が経過したか否かの判定を行い、経過していない場合は再びデータアクセス指示の有無の判定を行う。
計時カウンタ部13のカウンタが0になると、即ちデータ保持時間が経過すると(ステップS306)、計時カウンタ部13は計時を終了し、読み出し許可フラグを0にする。これによりメモリ制御部14はメモリ部15に書き込まれたデータの読み出しを禁止し(ステップS309)、処理が終了する。これ以降、パソコン2からメモリモジュール1に書き込まれたデータの読み出しはできなくなる。
この状態で、ステップS303のデータ読み出し開始指示を受信した場合は、再びメモリ部15に書き込まれたデータの読み出しが可能となる。またその前にステップS302のデータ保持時間設定を受信した場合は、新しく設定されたデータ保持時間に基づいて計時カウンタ部13が計時を行い、この時間内において読み出しが可能となる。このように、メモリ部15に書き込まれたデータは、内容を変更することなく、再び読み出し可能にすることもできる。
ここでステップS309においては、メモリ制御部14によりデータの読み出しを禁止するのではなく、メモリ制御部14がメモリ部15のデータを消去してもよい。この場合は、メモリ制御部14が読み出しを禁止するまでもなく、パソコン2からメモリモジュール1に書き込まれたデータの読み出しはできなくなる。また同様に、再びデータ読み出し開始指示を受信したとしても、データの読み出しはできない。即ち、データの再利用は不可能である。
このようにして、メモリモジュール1に書き込まれたデータの機密保持をすることができる。
本実施の形態では、メモリ部15に書き込まれたデータが読み出せるのは計時カウンタ部13の計時中だけであるが、計時カウンタ部13の計時開始前に読み出せてもよい。即ち、データを書き込んだ時点では読み出しが可能であり、計時開始後も引き続き読み出し可能であり、計時終了時に読み出しを禁止してもよい。
<第2の実施の形態>
図8は、本発明に係る第2の実施の形態のメモリモジュール1の内部構成を示すブロック図である。なお、図2のブロック図と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図2に示す第1の実施の形態のブロック図とは、計時カウンタ部13の代わりに読み出し回数カウンタ部17を備えたところが異なる。またメモリ部15には揮発性メモリであるRAMを用いている。
次に、第2の実施の形態のメモリモジュール1の、機密保持動作について説明する。図9は、第2の実施の形態のメモリモジュール1の、機密保持動作について示したフローチャートである。なお、図3のフローチャートと共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
まずパソコン2を用いて、メモリモジュール1にデータの書き込みを行う(ステップS301)。メモリ制御部14は、パソコン2からの制御信号に従って、所定のデータをメモリ部15に書き込む。また読み出し開始指示があるまで、読み出し許可フラグを0とし、このデータの読み出しを禁止する。
次に、データ読み出し可能回数の設定を行う(ステップS901)。データ読み出し可能回数の設定はパソコン2から行ってもよいが、ここでは無線通信を使用して設定する。第1の実施の形態と同様に、無線タグ部16は外部からの無線信号を受信し、この無線信号を復調することにより、データ読み出し可能回数Nを得る。無線タグ部16は、このデータ読み出し可能回数Nを読み出し回数カウンタ部17に設定する。
データ読み出し可能回数Nが設定されると、データ読み出し開始の指示待ち状態となる(ステップS303)。この状態で、無線タグ部16が受信した無線信号からデータ読み出し開始指示を得ると、読み出し回数カウンタ部17は読み出し回数の計数を開始し、また読み出し許可フラグを1とし、メモリ部15のデータの読み出しを許可する(ステップS902)。このときは、データの消去と書き込みも引き続き可能となっている。
次に、パソコン2からデータのアクセス指示待ち状態となる(ステップS903)。パソコン2からデータのアクセス指示があった場合は、メモリ制御部14はパソコン2の制御に従ってメモリ部15のデータの消去、又は書き込み、又は読み出しを行う(ステップS904)。この処理が終わると、ステップS904のデータのアクセスが、データの読み出しであったか否かの判定を行う(ステップS905)。データの消去、又は書き込みであった場合は、ステップS903に戻り、再びパソコン2からのデータのアクセス指示待ち状態となる。データの読み出しであった場合は、データ読み出し回数カウンタ部17は、Nを1つ減算し(ステップS906)、Nが0になったか否かの判定を行う(ステップS907)。Nが0でない場合は、ステップS903に戻り、再びパソコン2からのデータのアクセス指示待ち状態となる。
データを読み出した回数がN回に達すると、ステップS906においてN=0となり、ステップS907においてN=0であることが判断される。このときは、メモリ制御部14は、メモリ部15に書き込まれているデータを消去し(ステップS908)、処理が終了する。
ここで、メモリ部15に書き込まれているデータの消去について説明する。図10は、メモリ部15の内部を示すブロック図である。前述したように、第2の実施の形態ではメモリ本体41は揮発性メモリであるRAMを使用しており、メモリ本体41の電源ラインに第1のスイッチ42を備えている。ステップS907においてN=0であることが判断されると、メモリ制御部14は、メモリ部15の第1のスイッチ42をオフする。第1のスイッチ42がオフされると、メモリ本体41の電源が遮断され、RAMに書き込まれていたデータが消去される。メモリ部15をこのように構成することにより、確実にデータを消去することが可能である。またRAMのデータ保持時間が経過後に、再び第1のスイッチ42をオンすることにより、再びメモリモジュール1を使用することが可能である。
なお、メモリ部15は図11に示すブロック図のように構成してもよい。メモリ本体41の他、メモリ本体41のbit数だけ存在する読み出しライン49、読み出しライン49の一部を構成するヒューズ部43、ヒューズ部43の両脇に備えられた第2のスイッチ44及び第3のスイッチ45、高電圧を生成するための昇圧部46、読み出しライン49をプルダウンするための抵抗素子47及び第4のスイッチ48から構成されている。
メモリ部15を図11のように構成した場合は、ステップS907においてN=0であることが判断されると、メモリ制御部14はまず昇圧部46を動作させる。昇圧部46はヒューズ部43を溶断するのに十分なエネルギーを蓄積する。例えばチャージポンプ方式の昇圧回路を用いて、高電圧を生成する。次に、第2のスイッチ44及び第3のスイッチ45をオンすることにより、ヒューズ部43にこのエネルギーを印加し、ヒューズ部43を溶断する。ヒューズ部43を溶断するのに十分な時間が経過したら、第2のスイッチ44及び第3のスイッチ45をオフし、最後に第4のスイッチ48をオンして、抵抗素子47により読み出しライン49をプルダウンする。これは、ヒューズ部43が溶断することにより読み出しライン49がフローティングになるため、メモリ制御部14の入力回路の誤動作及び無駄な貫通電流を防止するためのものである。ヒューズ部43で溶断するラインは、読み出しライン49でなくともよい。例えば、メモリ制御部14の制御信号を切断することにより、読み出し信号をメモリ部15へ伝達できなくするように構成してもよい。
このように構成することにより、メモリ本体41は、フラッシュメモリのような不揮発性メモリを使用した場合においても、確実に読み出し不可能にすることができる。この場合は、メモリ本体41にはデータが書き込まれたままになっているため、データを消去してから読み出しラインの切断を行う二重のプロテクトを行ってもよい。
なお、データの消去は、通常のデータを消去する方法でも構わないし、他のデータに書き換えてもよい。また第1の実施の形態と同様に、メモリ制御部14によってデータの読み出しを禁止するだけでもよい。
このようにして、メモリモジュール1に書き込まれたデータの機密保持をすることができる。
なお、データ読み出し回数カウンタ部17は、読み出し回数カウンタと読み出し可能回数カウンタを備え、これらの一致を検出してもよい。
<第3の実施の形態>
本発明に係る第3の実施の形態のメモリモジュール1について説明する。メモリモジュール1の内部構成は、図2に示す第1の実施の形態のブロック図と同様であり、計時カウンタ部13を備えている。
図12は、メモリモジュール1の機密保持動作を示すフローチャートである。なお、図3のフローチャートと共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。第3の実施の形態のメモリモジュール1は、データ保持時間を受信すると、データ保持時間の設定をすると同時にこれをデータ読み出し指示としてデータ保持時間の計時を開始する。また計時中にデータ保持時間の再設定が可能であり、新しいデータ保持時間の受信を行うと、この新しいデータ保持時間を最初から計時しなおす。またデータ保持時間の経過前であっても、データの読み出しを禁止することが可能であり、読み出し禁止信号を受信すると、直ちにデータの読み出しを禁止する。
第1の実施の形態と同様に、パソコン2を用いてデータの書き込みを行い(ステップS301)、携帯電話31からの無線通信によりデータ保持時間の設定を行う(ステップS302)。計時カウンタ部13は、データ保持時間が設定されると同時にこれをデータ読み出し開始指示として取得し、読み出し許可フラグを1にすると共に、設定されたデータ保持時間の計時を開始する(ステップS304)。これに伴い、メモリ制御部14はメモリ部15に書き込まれたデータの読み出しを許可する(ステップS305)。
次に、無線タグ部16が読み出し禁止信号を受信したか否かの判定を行う(ステップS1201)。ここで、読み出し禁止信号について説明する。
ユーザがメモリモジュール1に書き込んだデータが既に不要になったと判断した場合には、携帯電話31から読み出し禁止信号を送信することにより、直ちにデータの読み出しを禁止することが可能である。ユーザが携帯電話31を操作してデータ読み出し禁止信号を送信する設定を行い、携帯電話31をメモリモジュール1に接近させると、無線タグリーダライタ部32から送信されたデータ読み出し禁止信号を無線タグ部16が受信する。
ステップS1201においてこの読み出し禁止信号が受信されたと判断されると、計時カウンタ部13をクリアし(ステップS1203)、メモリ制御部14は、読み出し許可フラグを0にしてメモリ部15の読み出しを禁止する(ステップS309)。第2の実施の形態のように、メモリ制御部14はメモリ部15のデータを消去してもよい。
このように、データ保持時間の経過時間に関わらず、直ちに読み出し禁止にすることで、より情報漏洩のリスクを減らすことができる。
ユーザが読み出し禁止信号の送信を行わず、ステップS1201において、読み出し禁止信号が受信されなかったと判断した場合は、次に新しいデータ保持時間の設定信号を受信したか否かの判定を行う(ステップS1202)。ここで、データ保持時間の再設定について説明する。
ユーザがメモリモジュール1に書き込んだデータの読み出し時間を延長したいと判断した場合には、携帯電話31からデータ保持時間を再設定することにより、データの読み出し時間を延長することが可能である。ユーザが携帯電話31を操作して新しいデータ保持時間のセットを行い、携帯電話31をメモリモジュール1に接近させると、無線タグリーダライタ部32から送信された新しいデータ保持時間信号を無線タグ部16が受信する。
ステップS1202においてこの新しいデータ保持時間信号が受信されたと判断されると、ステップS302に戻り、計時カウンタ部13に受信した新しいデータ保持時間が設定される。データ保持時間が設定されると同時に経過時間の計時が開始され(ステップS304)、またデータの読み出し許可フラグを引き続き1にする。
このように、新しいデータ保持時間を再設定できるようにしたことにより、必要な時間だけデータ保持時間を延長することができる。
ユーザがデータ保持時間の再設定の送信を行わず、ステップS1202において、新しいデータ保持時間信号が受信されなかったと判断した場合は、次に保持時間が経過したか否かの判定を行う(ステップS306)。保持時間が経過したと判断した場合は、メモリ制御部14はメモリ部15の読み出しを禁止し(ステップS309)、処理を終了する。第2の実施の形態のように、メモリ制御部14はメモリ部15のデータを消去してもよい。
ステップS306において、データ保持時間が経過していないと判断した場合は、次にパソコン2からのデータアクセス指示があったか否かの判定を行う(ステップS307)。データアクセス指示があった場合は、メモリ制御部14はその指示に従ってメモリ部15のデータにアクセスを行い(ステップS308)、アクセスが終了したらステップS1201に戻る。またデータアクセス指示がない場合は、そのままステップS1201に戻る。
このようにして、メモリモジュール1に書き込まれたデータの機密保持をすることができ、また臨機応変に対応することができる。
なお第2の実施の形態のように、読み出し回数カウンタ17を供え、読み出し可能回数を設定して読み出し回数を計数する場合に、新しい読み出し可能回数設定信号を受信することにより、読み出し可能回数を再設定してもよい。この場合も、読み出し禁止信号を受信することにより直ちに読み出し禁止にしてもよい。この際には、読み出し回数カウンタ部17をクリアして読み出しを禁止すればよい。
図1は、本発明に係るメモリモジュール1の使用例を示す図である。 図2は、メモリモジュール1の内部構成を示すブロック図である。 図3は、第1の実施の形態のメモリモジュール1の機密保持動作について示したフローチャートである。 図4は、電源部12の内部構成を示すブロック図である。 図5は、メモリモジュール1に対して無線信号を送信する無線タグリーダライタ部32と、無線タグリーダライタ部32を内蔵した携帯電話31を示した図である。 図6は、携帯電話31の内部構成を示したブロック図である。 図7は、携帯電話31とメモリモジュール1の無線通信の処理を示すフローチャートである。 図8は、本発明に係る第2の実施の形態のメモリモジュール1の内部構成を示すブロック図である。 図9は、第2の実施の形態のメモリモジュール1の機密保持動作について示したフローチャートである。 図10は、メモリ部15の内部を示すブロック図である。 図11は、第2の実施の形態における画像合成処理の動作のフローチャートである。 図12は、第3の実施の形態のメモリモジュール1の機密保持動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…メモリモジュール、2…パーソナルコンピュータ、3…サーバ、11…コネクタ部、12…電源部、13…計時カウンタ部、14…メモリ制御部、15…メモリ部、16…無線タグ部、17…読み出し回数カウンタ部、21…充電回路、22…二次電池、23…DC−DCコンバータ、31…携帯電話、32…無線タグライタ、41…メモリ本体、42…第1のスイッチ、43…ヒューズ部、44…第2のスイッチ、45…第3のスイッチ、46…昇圧部、47…抵抗素子、48…第4のスイッチ、49…読み出しライン、51…電話通信機器部、52…CPU、56…テンキー、57…ディスプレイ、58…電源回路

Claims (27)

  1. 所定の情報処理装置に着脱可能に構成され、前記情報処理装置に接続された状態で前記情報処理装置の制御によりデータの消去、書き込み、読み出しが可能な記録装置において、
    データを記憶するメモリ手段と、
    前記情報処理装置からの制御信号に基づいて、前記データの読み出しを制御するメモリ制御手段と、
    外部からの無線信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した無線信号から、予め設定されたデータ保持時間の計時開始指示を取得する計時開始指示取得手段と、
    前記計時開始指示取得手段が前記計時開始指示を取得すると計時を開始し、前記データ保持時間を計時すると計時を終了する計時手段と、を備え、
    前記メモリ制御手段は、前記計時手段の計時終了後は前記データの読み出しを禁止することを特徴とする記録装置。
  2. 前記メモリ制御手段は、前記計時手段の計時開始前は前記データの読み出しを禁止することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記受信手段が受信した無線信号から前記データ保持時間を取得するデータ保持時間取得手段と、
    前記データ保持時間を設定するデータ保持時間設定手段と、を備え、
    前記計時手段は前記データ保持時間設定手段に設定されたデータ保持時間を計時することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記計時開始指示取得手段は、前記データ保持時間設定手段が前記データ保持時間を設定すると、前記設定されたデータ保持時間を前記計時開始指示として取得することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記計時手段による計時継続中に、前記データ保持時間取得手段がデータ保持時間を取得し、前記データ保持時間設定手段が前記データ保持時間を再設定すると、前記計時手段は、前記再設定したデータ保持時間の計時を開始することを特徴とする請求項3又は4に記載の記録装置。
  6. 前記受信手段が受信した無線信号から、前記計時手段の計時終了指示を取得する計時終了指示取得手段を備え、前記計時手段は前記計時終了指示取得手段が前記計時終了指示を取得すると強制的に計時を終了することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の記録装置。
  7. 前記計時手段による計時継続中は、前記情報処理装置の制御によりデータの消去、書き込み、読み出しが可能であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の記録装置。
  8. 前記メモリ制御手段は、前記計時手段が計時を開始する前は、前記情報処理装置からの読み出し制御を制限することにより、前記データの読み出しを禁止することを特徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載の記録装置。
  9. 前記メモリ制御手段は、前記計時手段が計時を終了すると前記メモリ手段に記憶されたデータを消去する、書き換える、物理的に読み出し不可能にする、のうち少なくともいずれか1つを行うことにより、前記データの読み出しを禁止することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の記録装置。
  10. 前記メモリ手段は揮発性メモリで構成され、前記メモリ制御手段は前記メモリ手段の電源を遮断することにより前記データを消去することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  11. 前記メモリ手段の読み出し経路にヒューズ素子を備え、前記メモリ制御手段は、前記ヒューズ素子を破断することにより前記メモリ手段に記憶されたデータを物理的に読み出し不可能にすることを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  12. 所定の情報処理装置に着脱可能に構成され、前記情報処理装置に接続された状態で前記情報処理装置の制御によりデータの消去、書き込み、読み出しが可能な記録装置において、
    データを記憶するメモリ手段と、
    前記情報処理装置からの制御信号に基づいて、前記データの消去、書き込み、読み出しを制御するメモリ制御手段と、
    外部からの無線信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した無線信号から、予め設定されたデータの読み出し可能回数の計数開始指示を取得する計数開始指示取得手段と、
    前記計数開始指示取得手段が前記計数開始指示を取得すると計数を開始し、前記読み出し可能回数を計数すると計数を終了する計数手段と、を備え、
    前記メモリ制御手段は、前記計数手段の計数終了後は前記データの読み出しを禁止することを特徴とする記録装置。
  13. 前記メモリ制御手段は、前記計数手段の計数開始前は前記データの読み出しを禁止することを特徴とする請求項12に記載の記録装置。
  14. 前記受信手段が受信した無線信号から前記読み出し可能回数を取得する読み出し可能回数取得手段と、
    前記読み出し可能回数を設定する読み出し可能設定手段と、を備え、
    前記計数手段は前記読み出し可能回数設定手段が設定した読み出し可能回数を計数することを特徴とする請求項12又は13に記載の記録装置。
  15. 前記計数開始指示取得手段は、前記読み出し可能回数設定手段が前記読み出し可能回数を設定すると、前記設定された読み出し可能回数を前記計数開始指示として取得することを特徴とする請求項14に記載の記録装置。
  16. 前記計数手段による計数継続中に、前記データ読み出し可能回数取得手段がデータ読み出し可能回数を取得し、前記データ読み出し可能回数設定手段が前記データ読み出し可能回数を再設定すると、前記計数手段は、前記再設定したデータ読み出し可能回数の計数を開始することを特徴とする請求項14又は15に記載の記録装置。
  17. 前記受信手段が受信した無線信号から、前記計数手段の計数終了指示を取得する計数終了指示取得手段を備え、前記計数手段は前記計数終了指示取得手段が前記計数終了指示を取得すると強制的に計数を終了することを特徴とする請求項12から請求項16のいずれかに記載の記録装置。
  18. 前記メモリ制御手段は、前記計数手段が計数を開始する前は、前記情報処理装置からの読み出し制御を制限することにより、前記データの読み出しを禁止することを特徴とする請求項13から請求項17のいずれかに記載の記録装置。
  19. 前記メモリ制御手段は、前記計数手段が計数を終了すると前記メモリ手段に記憶されたデータを消去する、書き換える、物理的に読み出し不可能にする、のうち少なくともいずれか1つを行うことにより、前記データの読み出しを禁止することを特徴とする請求項12から請求項18のいずれかに記載の記録装置。
  20. 前記メモリ手段は揮発性メモリで構成され、前記メモリ制御手段は前記メモリ手段の電源を遮断することにより前記メモリ手段に記憶されたデータを消去することを特徴とする請求項19に記載の記録装置。
  21. 前記メモリ手段の読み出し経路にヒューズ素子を備え、前記メモリ制御手段は、前記ヒューズ素子を破断することにより前記メモリ手段に記憶されたデータを物理的に読み出し不可能にすることを特徴とする請求項19に記載の記録装置。
  22. 前記受信手段は、無線タグの受信手段であることを特徴とする請求項1から請求項21のいずれかに記載の記録装置。
  23. 前記外部からの無線信号は、無線タグを内蔵した携帯機器から送信された信号であることを特徴とする請求項22に記載の記録装置。
  24. 前記携帯機器は、電話の待ち受け状態で前記無線信号の送信が可能な携帯電話であることを特徴とする請求項23に記載の記録装置。
  25. 所定の情報処理装置に着脱可能に構成され、前記情報処理装置に接続された状態で前記情報処理装置の制御によりデータの消去、書き込み、読み出しが可能な記録装置に記録されたデータの機密保持方法において、
    前記情報処理装置からの制御信号に基づいて、前記データの読み出しを制御するメモリ制御工程と、
    外部からの無線信号を受信する受信工程と、
    前記受信工程が受信した無線信号から、予め設定されたデータの保持時間の計時開始指示を取得する計時開始指示取得工程と、
    前記計時開始指示取得工程が前記計時開始指示を取得すると計時を開始し、前記データ保持時間を計時すると計時を終了する計時工程と、を備え、
    前記メモリ制御工程は、前記計時工程の計時終了後は、前記データの読み出しを禁止することを特徴とする記録装置に記録されたデータの機密保持方法。
  26. 所定の情報処理装置に着脱可能に構成され、前記情報処理装置に接続された状態で前記情報処理装置の制御によりデータの消去、書き込み、読み出しが可能な記録装置に記録されたデータの機密保持方法において、
    前記情報処理装置からの制御信号に基づいて、前記データの読み出しを制御するメモリ制御工程と、
    外部からの無線信号を受信する受信工程と、
    前記受信工程が受信した無線信号から、予め設定されたデータの読み出し可能回数の計数開始指示を取得する計数開始指示取得工程と、
    前記計数開始指示取得工程が前記計数開始指示を取得すると計数を開始し、前記読み出し可能回数を計数すると計数を終了する計数工程と、を備え、
    前記メモリ制御工程は、前記計数工程の計数終了後は前記データの読み出しを禁止することを特徴とする記録装置に記録されたデータの機密保持方法。
  27. 請求項25又は26に記載の記録装置に記録されたデータの機密保持方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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