JP2008258806A - イメージスタビライザ及びイメージスタビライジング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】病理学的な治療ではなく、人体の外部から光学的、或いは画像処理的な手法によって人間の眼に映る像を安定化することで「眼振」症状に対処できる他、正常な眼の動体視力を向上させることができ、さらに高価な高速度撮像カメラを用いることなく高速で移動する物体を鮮明に撮像できるイメージスタビライザを提供する。
【解決手段】本発明に係るイメージスタビライザは、移動目標物を含む目標物の位置を検出する目標物位置検出手段と、目標物と結像体との間に配置され、目標物から結像体へ至る光の経路を偏向させる偏向手段と、目標物位置検出手段によって検出される目標物の位置に基づき、目標物の像が前記結像体の上に位置するように偏向手段を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、イメージスタビライザ及びイメージスタビライジング方法に係り、特に、眼振に起因した視力障害者の眼に映る像を外部から補正するイメージスタビライザや、高速移動目標等の像を安定化させるイメージスタビライザ及びイメージスタビライジング方法に関する。
従来から、超高速で移動する対象物を人間の眼で捉えるため、高速度撮像カメラが利用されている。高速度撮像カメラでは、通常の撮像カメラのフレームレート(例えば60fps(frames per second))に比べて遥かに高いフレームレート(例えば1000fps)で撮像し、再生するときには記録画像をゆっくりと再生することによって鮮明なスローモーション映像を得ている。
高速度撮像カメラは、通常の人間の眼の能力では決して捉えることのできない高速移動目標を鮮明でゆっくりとした動きの画像として提供することが可能であり、科学分野、生産・製造分野、スポーツ分野等、多方面で利用されている。
他方、対象物の動きが通常の人間の眼で捉えられる範囲であっても、ある種の疾病患者の眼では正常に捉えられない場合もある。
例えば、小脳変性症と呼ばれる病気は、随意筋を円滑に動作させるために必要な小脳が萎縮する難病である。小脳変性症の患者は、手足等を動かす際に目標位置を超えて手足が行き過ぎてしまう動作(ハイパーメトリ動作と呼ばれる)を伴う。同様のことは眼球にも起こる。ある定点を目視し、その定点から別の定点(目標点)に視点を動かす際に、眼球を動かす筋肉がハイパーメトリ動作を伴うため、目標点に視点が瞬時に合わず、目標点周囲を視点が行き来して小刻みに動く「眼振」症状を呈する。また、一定速度で動く物体を目視する場合にも同様のことが起きるため、視点が目標点を正確に追跡できない(このような眼球の動きを衝動性眼球運動と呼ぶ)。一方、患者はこれらのことを視野の振動とは認識せず、眼が「かすむ」等の視力低下として自覚することが多い。
こうした問題は小脳変性症に限らず、小脳や脳幹に疾患を有する多くの疾病において観察されているが、それらの病理学的メカニズムは未だ解明されておらず、「眼振」の根本的な治療法は現時点では存在しないというのが実情である。
そこで、病理学的な治療ではなく、人体の外部から光学的、或いは画像処理的な手法によって人間の眼に映る像を安定化することで「眼振」症状に対処できないだろうか、というのが本発明の第1の着眼点である。
また、同様の光学的、或いは画像処理的な手法を用いることで、正常な眼の動体視力を向上させることができるのではないか、というのが本発明の第2の着眼点である。
さらに、同様の光学的、或いは画像処理的な手法を用いることで、通常のフレームレートを有する撮像カメラを用いても(高価な高速度撮像カメラを用いることなく)、高速で移動する物体を鮮明に撮像できるのではないか、というのが本発明の第3の着眼点である。
上記課題を解決するため、本発明に係るイメージスタビライザは、請求項1に記載したように、移動目標物を含む目標物の位置を検出する目標物位置検出手段と、前記目標物と結像体との間に配置され、前記目標物から前記結像体へ至る光の経路を偏向させる偏向手段と、前記目標物位置検出手段によって検出される前記目標物の位置に基づき、前記目標物の像が前記結像体の上に位置するように前記偏向手段を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係るイメージスタビライジング方法は、請求項9に記載したように、(a)移動目標物を含む目標物の位置を検出し、(b)前記目標物から結像体へ至る光の経路を偏向させる、ステップを備え、ステップ(b)では、検出された前記目標物の位置に基づき、前記目標物の像が前記結像体の上に位置するように前記光の経路を偏向させる、ことを特徴とする。
本発明に係るイメージスタビライザ及びイメージスタビライジング方法によれば、病理学的な治療を用いることなく「眼振」症状に対処できる。また、正常な眼の動体視力を向上させることができる。さらに、高価な高速度撮像カメラを用いることなく、通常のフレームレートを有する撮像カメラを用いても高速で移動する物体を鮮明に撮像できる。
本発明に係るイメージスタビライザ、及びイメージスタビライジング方法の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
(1)第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態に係るイメージスタビライザ1の構成例を示す図である。
イメージスタビライザ1は、目標物撮像カメラ10、眼球撮像カメラ20、制御部30、偏向手段40、赤外線投光器50、及びハーフミラー60を備えて構成されている。
第1の実施形態に係るイメージスタビライザ1は、例えば人間の眼球(結像体)200の前方方向に眼球に近接して配置される。頭部とイメージスタビライザ1とは互いの位置関係がずれないように同一の架台等(図示せず)で固定されている。イメージスタビライザ1を小型のヘッドマウント型として構成し、このヘッドマウント型のイメージスタビライザ1を頭部に装着して固定するようにしても良い。なお、目標物100は、眼球200がその視野内に捉えることができる視覚対象物である。
目標物撮像カメラ10は、眼球200の視野内の広い領域を撮像するカメラである。目標物撮像カメラ10は、例えば、CMOS撮像素子11とレンズ12を備えて構成されている。目標物の撮像信号は制御部30に入力され、目標物画像処理部(図示せず)によって目標物位置が検出される。目標物撮像カメラ10と目標物画像処理部とによって目標物位置検出手段は構成される。
赤外線投光器50は、例えば赤外線LEDを備えて構成されるものであり、赤外線を眼球200に照射する。
赤外線は眼球200で反射し、眼球200の虹彩からの反射光はハーフミラー60を透過して眼球撮像カメラ20に入力される。
眼球撮像カメラ20は、赤外線透過フィルタ21、レンズ22、及び赤外線撮像素子22を備えて構成される赤外線撮像装置である。眼球撮像カメラ20によって撮像された虹彩の撮像信号は制御部30に入力され、結像体画像処理部(図示せず)によって虹彩の中心位置が検出され、その結果眼球200の位置(眼球200が向いている2次元の方向)が検出される。眼球撮像カメラ20と結像体画像処理部とによって結像体位置検出手段が構成されている。
偏向手段40は、ガルバノミラーを内蔵する光学装置であり、目標物100から眼球200へ至る光路の途中に配置される。
図2は、偏向手段40の細部構成の一例を示す図である。図2(a)は、偏向手段40及びハーフミラー60を、頭部の上の方向から見た図であり、図2(b)は、偏向手段40を横から見た(眼球200から目標物100を水平方向に見た)図である。
図2に示したように、偏向手段40は第1、第2のガルバノミラー41a、41bを備えている。第1のガルバノミラー41aと第2のガルバノミラー41bは、互いに直交する回転軸周りに回転可能に構成されており、夫々第1の駆動部42aと第2の駆動部42bによって回転駆動される。
目標物100からの放射光は、第1のガルバノミラー41aで反射された後、第2のガルバノミラー41bで反射される。第2のガルバノミラー41bの反射光は、固定ミラー43を経て、眼球200の直前に配置されるハーフミラー60へ至り、そこから眼球200方向に入射される。
第1の駆動部42aと第2の駆動部42bの駆動制御信号は制御部30から入力される。この駆動制御信号によって、第1、第2のガルバノミラー41a、41bの回転角を制御することによって、目標物100からの放射光を2次元の任意の角度で偏向させることが可能である。
偏向手段40、ハーフミラー60、及び眼球撮像カメラ20は、通常は両眼に対応させて夫々1対設けられるが、何れか一方の眼球200の前面に設ける形態でもよい。
偏向手段40として、この他、例えば目標物100と結像体の間にガルバノミラーではなくレンズ系を配置し、このレンズ系の一部のレンズの位置或いは角度を駆動することによって、目標部100から結像体(例えば眼球200)へ至る光路の向きを偏向するようにしてもよい。
上記のように構成されたイメージスタビライザ1の動作に付いて説明する。
図3は、例えば小脳変性症等の疾病によって、眼球200が「眼振」症状を起こしている場合に本実施形態に係るイメージスタビライザ1を適用したときの動作を概念的に示す図である。図3では、説明の便宜上、眼球200の動きを1次元の動き(水平方向の動き)としているが、眼球200の動きが水平と垂直の2次元の動きを示す場合でも同様の動作となる。
眼球撮像カメラ20では、眼振を起こしている眼球200の像200aを撮像し、この撮像画像は制御部30に入力される。制御部30では、例えば、虹彩の中心位置と眼球撮像カメラ20の中心位置とから眼球位置誤差εeを検出する。そして、この眼球位置誤差εeの大きさに応じてガルバノミラー41(ガルバノミラー41a、41bの双方、又はいずれか一方)を駆動し、目標物100からの放射光が、移動する眼球200の位置に常に一致するように偏向量を制御する。この結果、眼振症状を起こしている場合であっても、見かけ上眼球200の振動がキャンセルされる。その結果、眼振に起因する視野内での像揺れが低減され、視覚対象物の「かすみ」や視力低下を抑制することができる。
また、眼振は平衡感覚の減退を引き起こすため、歩行障害の要因にもなり得るが、本実施形態に係るイメージスタビライザ1を用いることによって歩行障害を軽減することができる。
また、視力低下の原因が「眼振」に起因するものなのか、或いは他の原因に起因するものなのかを判別する診断装置としてもイメージスタビライザ1を用いることができる。
眼振の振動周波数は、数十Hz程度であるといわれている。従って、第1、第2のガルバノミラー41a、41bの応答帯域(動特性)として100Hz程度が実現できれば、眼振による眼球200の位置変動に追随させて偏向量を制御することができる。
また、第1、第2のガルバノミラー41a、41bの径は大きいほど広い視野を確保できるが、イメージスタビライザ1の寸法、重量等を考慮する必要がある。例えば、約50mm程度の径であれば十分な視野を確保でき、かつイメージスタビライザ1の物理的な大きさも小型で軽量なものが実現できる。
なお、目標物100をより明るく捉えるため、ハーフミラー60を介さずに、第2のガルバノミラー41bの反射光を全反射ミラーによって眼球200に導く構成としても良い。
この場合、眼球撮像カメラ20の位置を眼球200の正面ではなく、例えば眼球200のやや上方側に配置し、斜め上方から眼球200の位置を撮像するようにしても良い。
図4は、健常者の眼で高速移動する目標(高加速度で移動する目標や、高周波数で位置変動する目標を含む。以下、同様である)を捕らえようとしたときに、本実施形態に係るイメージスタビライザ1を適用したときの動作を概念的に示す図である。図3と同様に、説明の便宜上、目標物の動きは1次元の動き(水平方向の動き)としている。
目標物撮像カメラ10では、高速で移動する目標物100の像100aを撮像し、この撮像画像は制御部30に入力される。制御部30では、画像処理によって例えば、目標物の像100aの中心位置を求め、この目標物の中心位置と眼球撮像カメラ20の中心位置とから目標物位置誤差εoを検出する。そして、この眼球位置誤差εoの大きさに応じてガルバノミラー41(ガルバノミラー41a、41bの双方、又はいずれか一方)を駆動し、目標物100からの放射光が、眼球200の位置に常に一致するように偏向量を制御する。つまり、高速で移動する目標物100からガルバノミラー41の入力点までの入射光の角度は目標物100の動きに応じて変化するが、ガルバノミラー41の偏向量制御によってこの角度変化をキャンセルし、ガルバノミラー41から眼球200に至る光路の方向は常に一定となるように制御する。
この結果、通常の眼球運動では捉えることができないような高速移動目標を捉える事が可能となり、本実施形態に係るイメージスタビライザ1を装着することによって、実効的な動体視力を著しく向上させることができる。
例えば、工場検査ラインにおいて製品の品質検査を行う検査者がイメージスタビライザ1を装着すれば、検査者の実効的な動体視力が向上する。この結果、製品の移動速度を高めて検査効率を上げることができる。また、従来はストロボ等を用いて移動物体を静止して観察するような方法をとる場合もあったが、イメージスタビライザ1を用いればストロボ等を用いなくとも製品が静止して見えるため、より精度の高い検査が可能となり、検査者の作業負担も軽減される。
また、イメージスタビライザ1と顕微鏡とを組み合わせることによって、例えば顕微鏡下において高速に移動する微生物を観察するような場合に、微生物をあたかも静止しているような状態にして観察することができる。
また、イメージスタビライザ1を装着することによって、通常の動体視力では補足できない高速な移動体を肉眼で注視することが可能となる。例えば、目の前を高速で通過する電車や自動車の型番や、或いはそれらに乗っている人物を判別することが可能となる。また、高速な飛翔体を肉眼で注視することも可能となる。
この他、動体視力の低下した高齢者が野球などのボールを用いたスポーツを行う際、本実施形態に係るイメージスタビライザ1を装着することによって実効的な動体視力が向上し、より活発にスポーツを楽しむこともできる。
なお、図3には、眼球200が移動し目標物100が固定の場合の動作を例示し、逆に、図4には、目標物100が移動し眼球200は固定の場合の動作を例示しているが、これは説明の便宜上の理由である。本実施形態では図1に示したように、眼球と目標物の位置を独立に撮像可能な2つのカメラを備えており(眼球撮像カメラ20と目標物撮像カメラ10)、当然ながら眼球200と目標物100の双方が移動する場合でも、目標物100の像を眼球200の位置に一致させるようにガルバノミラー41a、41bの偏向量を制御することができる。
(2)その他の実施形態
図5は、第2の実施形態に係るイメージスタビライザ1aの構成例を示す図である。第2の実施形態は、第1の実施形態に係るイメージスタビライザ1に頭部位置検出カメラ(頭部位置検出手段)70を付加した形態である。
第1の実施形態に係るイメージスタビライザ1は、頭部に装着等して頭部にイメージスタビライザ1を固定し、頭部とイメージスタビライザ1との相対的な位置関係が一定であることを前提としている。しかしながら、イメージスタビライザ1を頭部に十分固定することができない場合もありうる。また、イメージスタビライザ1を頭部から離して使用したほうが便利な場合もありうる。
そこで、頭部とイメージスタビライザ1とが固定されていない場合であっても、頭部の位置を検出し、頭部位置の変化量をキャンセルするように偏向手段40の偏向量を制御できるように構成したものが第2の実施形態に係るイメージスタビライザ1aである。
頭部位置を検出する手段は特に限定するものではないが、例えば図5に示したように、物理的に離れた位置に2台の頭部位置検出カメラ70を設け、頭部300に付したマーカ301の位置を検出することによって頭部位置の変化量を測定すればよい。
第2の実施形態に係るイメージスタビライザ1bによれば、頭部300とイメージスタビライザ1aの相対位置関係が変化する場合であっても、振動する眼球200の位置と目標物100の像の位置とを一致させることができ、同様に高速移動する目標物100の像の位置を眼球200の位置に一致させることもできる。
図6は、第3の実施形態に係るイメージスタビライザ1bの構成例を示す図である。第3の実施形態は、目標物100の結像体として眼球200を想定したものではなく、通常の撮像カメラ400を想定した形態である。より具体的には、例えば撮像カメラの撮像素子402やフィルムを結像体として想定した実施形態である。また、目標物100としては、高速で移動する目標物を想定している。
イメージスタビライザ1bは、目標物撮像カメラ10、制御部30、及び偏向手段40を備えている。
目標物撮像カメラ10は、高速で移動する目標物100の中心位置やある特定の点を検出できれば十分であり、目標物100の像全体を高フレームレート(例えば1000fps等)で鮮明に撮像する高速度撮像カメラである必要性は必ずしも無い。
制御部30では、目標物撮像カメラ10から出力される撮像画像から目標物100の中心位置やある特定の点を検出し、目標物100の位置を特定する。複数の位置情報から目標物の速度を推定してもよい。
制御部30では、得られた目標物100の位置や速度から、偏向手段40に入射される光路の向きがその出力側でほぼ一定となるようにガルバノミラー41の偏向量を制御する。その結果、撮像カメラ400に入射される高速移動目標の光路角の変化は撮像カメラ400から見ると大幅に抑制される。
このため、撮像カメラ400として高価な高速度撮像カメラを用いることなく、通常のフレームレートのカメラを用いたとしても、高速で移動する目標の像をブレの無い鮮明な像として撮像することが可能となる。
また、望遠レンズを使用する場合撮像カメラ400の視野は狭くなる。このため、例えば超望遠レンズを装着して飛行機等の高速移動目標を鮮明に撮像しようとした場合、撮像カメラ400自体の向きを機構的に目標方向に追尾させる高価な追尾機構を必要とする場合がある。
第3の実施形態に係るイメージスタビライザ1bを通常の撮像カメラ400の前方に装着すれば、高価な高速度撮像カメラや追尾機構を用いることなく、高速で移動する目標をブレのない鮮明な画像で撮像することができる。
また、撮像カメラ400を、製造ライン上を流れる製品を検査する検査カメラとして利用する場合、撮像カメラ400で捉える製品画像をほぼ静止した画像として捉えることができるため、製造ラインの移動速度を上げて検査効率を向上できることに加えて、質の高い検査が可能となる。
なお、本発明は上記の実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
本発明の第1の実施形態に係るイメージスタビライザの構成例を示す図。 偏向手段の細部構成例を示す図。 眼球が「眼振」症状を起こしている場合に第1の実施形態に係るイメージスタビライザを適用したときの動作を概念的に示す図。 高速移動する目標を捕らえようとしたときに、第1の実施形態に係るイメージスタビライザを適用したときの動作を概念的に示す図。 本発明の第2の実施形態に係るイメージスタビライザの構成例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るイメージスタビライザの構成例を示す図。
符号の説明
1 イメージスタビライザ
10 目標物撮像カメラ
20 眼球撮像カメラ
30 制御部
40 偏向手段
50 赤外線投光器
41、41a、41b ガルバノミラー
42、42a、42b 駆動部
60 ハーフミラー
70 頭部位置検出カメラ

Claims (10)

  1. 移動目標物を含む目標物の位置を検出する目標物位置検出手段と、
    前記目標物と結像体との間に配置され、前記目標物から前記結像体へ至る光の経路を偏向させる偏向手段と、
    前記目標物位置検出手段によって検出される前記目標物の位置に基づき、前記目標物の像が前記結像体の上に位置するように前記偏向手段を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とするイメージスタビライザ。
  2. 前記偏向手段は、
    ガルバノミラーと、
    前記ガルバノミラーの偏向角を設定する駆動部と、
    を備えて構成される偏向手段である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のイメージスタビライザ。
  3. 前記結像体の位置を検出する結像体位置検出手段、をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記目標物検出手段によって検出される前記目標物の位置と、前記結像体位置検出手段によって検出される前記結像体の位置とに基づき、前記目標物の像が前記結像体の上に位置するように前記偏向手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のイメージスタビライザ。
  4. 前記結像体は、人間の眼球であり、
    前記結像体位置検出手段は、
    赤外線投光器と、
    前記赤外線投光器から前記眼球に照射された赤外線の反射光によって前記眼球の位置を検出する赤外線撮像装置と、
    を備えて構成される、ことを特徴とする請求項3に記載のイメージスタビライザ。
  5. 前記偏向手段、及び前記結像体位置検出手段は、両眼に対応して夫々一対設けられる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のイメージスタビライザ。
  6. 人間の頭部の位置を検出する頭部位置検出手段、をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記頭部位置検出手段によって検出される前記頭部の位置、前記目標物検出手段によって検出される前記目標物の位置、及び前記結像体位置検出手段によって検出される前記眼球の位置に基づき、前記目標物の像が前記眼球の上に位置するように前記偏向手段を制御する、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のイメージスタビライザ。
  7. 前記イメージスタビライザは、ヘッドマウント可能に構成されることを特徴とする請求項4又は5に記載のイメージスタビライザ。
  8. 前記結像体は、撮像カメラの撮像素子である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のイメージスタビライザ。
  9. (a)移動目標物を含む目標物の位置を検出し、
    (b)前記目標物から結像体へ至る光の経路を偏向させる、
    ステップを備え、
    ステップ(b)では、
    検出された前記目標物の位置に基づき、前記目標物の像が前記結像体の上に位置するように前記光の経路を偏向させる、
    ことを特徴とするイメージスタビライジング方法。
  10. (c)前記結像体の位置を検出する、ステップをさらに備え、
    ステップ(b)では、
    検出された前記目標物の位置と、検出された前記結像体の位置とに基づいて、前記目標物の像が前記結像体の上に位置するように前記光の経路を偏向させる、
    ことを特徴とする請求項9に記載のイメージスタビライジング方法。
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