JP2008257639A - 情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラム - Google Patents
情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】情報配信側の管理負担および管理コストとともに、利用者側の負担を軽減することを課題とする。
【解決手段】情報配信装置を含むこのシステムは、情報配信装置と、利用者端末A〜Cとがネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。そして、情報配信装置は、これらの利用者端末A〜Cを利用者として記憶しており、また、利用者端末A〜Cに配信する情報も記憶している。このような構成において、情報配信装置は、利用者端末に対してセッションの確立を要求するセッション確立要求に、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報であるタイトルなどの想起情報を付加して送信し、送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を利用者端末から受信した場合に、利用者端末に対してセッションを確立し、確立したセッションを利用して情報を配信する。
【選択図】 図1
【解決手段】情報配信装置を含むこのシステムは、情報配信装置と、利用者端末A〜Cとがネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。そして、情報配信装置は、これらの利用者端末A〜Cを利用者として記憶しており、また、利用者端末A〜Cに配信する情報も記憶している。このような構成において、情報配信装置は、利用者端末に対してセッションの確立を要求するセッション確立要求に、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報であるタイトルなどの想起情報を付加して送信し、送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を利用者端末から受信した場合に、利用者端末に対してセッションを確立し、確立したセッションを利用して情報を配信する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、利用者が利用する利用者端末に対してセッションを確立し、当該セッションを利用して情報を配信する情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラムに関する。
従来より、インターネットに接続できる携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などの移動体端末が個人的に利用されるようになり、ニュース速報、交通情報、地震情報などの情報をリアルタイムに提供することが求められている。
そして、情報配信手法としては、利用者がアクセスして情報を取得するプル型と、情報提供者側が利用者に対して情報を送信するプッシュ型の二種類があるが、プル型の情報配信は、利用者主導で行われるため、上記した情報配信のようにリアルタイム性を要求される場合には、一般的にプッシュ型の情報配信が利用される。
例えば、特許文献1(特開2005―216249号公報)では、電子メールのプッシュ型配信についての技術が開示されている。具体的には、利用者は、通常使用するメールアドレスとは別にプッシュ型配信用のメールアドレスを用意しておき、メールサーバは、利用者が通常使用するメールアドレスに対して送信された電子メールを、このプッシュ型配信用のメールアドレスに送信する。そして、プッシュ型配信用のメールアドレスを管理する管理サーバは、通常使用するメールアドレスに、メールを受信した旨のメッセージを示すタイトルを送信し、利用者は、そのタイトル(メッセージ)を受信して必要であると判断した場合に、本文(電子メール)を受信する。
このように、本文(電子メール)とタイトル(メッセージ)とを分けて送信する技術は、上記したリアルタイムを要求される情報を配信する場合にも利用されている。例えば、地震速報を配信する場合、情報配信サーバは、タイトルとして「地震速報、○○沖でマグニチュード6の地震発生、本文のURL(Uniform Resource Locator)」を利用者端末に配信する。そして、利用者端末は、受信したタイトルの詳細情報を閲覧したい場合、受信した内容に含まれるURLにアクセスすることで、詳細情報を閲覧することができる。
ところで、上記した従来の技術は、情報配信サーバがタイトルを配信するセッションと、利用者端末が詳細情報にアクセスするセッションとが異なるセッションとなるため、情報を配信する側の管理装置は、二つのセッションを管理することになり、管理負担が大きく、管理コストも増大するという課題があった。
また、上記した従来の技術では、詳細情報を閲覧するために、利用者端末がURLにアクセスすることになり、アクセスした利用者に料金が発生するため、利用者にとっても負担が大きいという課題があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、情報配信側の管理負担および管理コストとともに、利用者側の負担を軽減することが可能である情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、利用者が利用する利用者端末に対してセッションを確立し、当該セッションを利用して情報を配信する情報配信装置であって、前記利用者端末に対して前記セッションの確立を要求するセッション確立要求に、前記配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報を付加して送信するセッション確立要求送信手段と、前記セッション確立要求送信手段により送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を前記利用者端末から受信した場合に、前記利用者端末に対して前記セッションを確立し、確立したセッションを利用して前記情報を配信する情報配信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記セッション確立要求送信手段は、前記想起情報として、前記配信される情報の一部または前記配信する情報のタイトル、あるいは、前記配信する情報のイメージ画像を前記セッション確立要求に付加して、前記利用者端末に送信することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記セッション確立要求送信手段は、前記配信する情報が更新された場合に、前記セッション確立要求を前記利用者端末に送信することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記セッション確立要求送信手段は、定期的に、前記セッション確立要求を前記利用者端末に送信することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記セッション確立要求送信手段は、当該情報配信装置が署名した電子署名を前記セッション確立要求にさらに付加して、前記利用者端末に送信することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、上記の発明において、前記セッション確立要求送信手段は、前記セッションの有効期限を、前記セッション確立要求にさらに付加して、前記利用者端末に送信し、前記情報配信手段は、前記セッション確立応答と前記有効期限とを受信した場合に、前記有効期限が有効期間内であることを条件に、前記利用者端末に対して前記セッションを確立して、確立したセッションを利用して前記情報を配信することを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、上記の発明において、前記セッションは、SIPを用いて確立されるものであって、前記セッション確立要求送信手段は、前記セッション確立要求として、前記SIPにおけるINVITE信号を前記利用者端末に送信し、前記情報配信手段は、前記セッション確立応答として、前記利用者端末から前記SIPにおける200OK信号を受信した場合に、前記利用者端末に対して前記セッションを確立して、確立したセッションを利用して前記情報を配信することを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、上記の発明において、利用者が利用する利用者端末に対してセッションを確立し、当該セッションを利用して情報を配信することに適した情報配信方法であって、前記利用者端末に対して前記セッションの確立を要求するセッション確立要求に、前記配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報を付加して送信するセッション確立要求送信工程と、前記セッション確立要求送信工程により送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を前記利用者端末から受信した場合に、前記利用者端末に対して前記セッションを確立し、確立したセッションを利用して前記情報を配信する情報配信工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、上記の発明において、利用者が利用する利用者端末に対してセッションを確立し、当該セッションを利用して情報を配信することをコンピュータに実行させる情報配信プログラムであって、前記利用者端末に対して前記セッションの確立を要求するセッション確立要求に、前記配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報を付加して送信するセッション確立要求送信手順と、前記セッション確立要求送信手順により送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を前記利用者端末から受信した場合に、前記利用者端末に対して前記セッションを確立し、確立したセッションを利用して前記情報を配信する情報配信手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1、10、11の発明によれば、利用者端末に対してセッションの確立を要求するセッション確立要求に、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報を付加して送信し、送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を利用者端末から受信した場合に、利用者端末に対してセッションを確立し、確立したセッションを利用して情報を配信するので、情報配信側の管理負担および管理コストとともに、利用者側の負担を軽減することが可能である。
例えば、情報配信装置が想起情報を配信するセッションと、利用者端末が配信される情報を取得するセッションとを同一のセッション内で行うことができる結果、情報配信側の管理負担および管理コストを軽減することが可能である。また、利用者側がセッション要求に応答すると、情報配信側が情報を配信するので、情報を配信する通信料は、情報配信側が支払うこととなり、利用者側の負担を軽減することが可能である。
また、請求項2の発明によれば、想起情報として、配信される情報の一部または配信する情報のタイトル、あるいは、配信する情報のイメージ画像をセッション確立要求に付加して、利用者端末に送信するので、利用者側の負担をさらに削減することが可能である。
例えば、配信する情報の一部として配信する情報の始め5行を送信した場合、利用者端末は、受信した情報を閲覧したい場合にのみ、セッション確立応答を送信するようにすればよいので、利用者側の負担をさらに削減することが可能である。また、セッション確立要求とともに、SAML(Security Assertion Markup Language)などを用いて情報の一部を送信することで、セキュリティを高く保つことが可能である。
また、想起情報として、配信する情報のタイトルをセッション確立要求に付加して、利用者端末に送信するので、利用者側の負担をさらに削減することが可能である。
例えば、配信する情報の一部としてタイトルを送信した場合、利用者端末は、受信したタイトルから情報を閲覧したいか否かを判定し、閲覧したいと判定した場合にのみ、セッション確立応答を送信するようにすればよいので、利用者側の負担をさらに削減することが可能である。
また、想起情報として、配信する情報のイメージ画像をセッション確立要求に付加して、利用者端末に送信するので、情報配信側は、利用者の囲い込みにも役立たせることが可能である。
例えば、毎日ニュースを送信する場合、当該ニュースのトップ画面を送信したり、ゲーム情報を送信する場合に、ゲームの一画面を送信したりするなど、利用者の閲覧意欲を促すことができる結果、情報配信側は、利用者の囲い込みにも役立たせることが可能である。
また、請求項3の発明によれば、配信する情報が更新された場合に、セッション確立要求を利用者端末に送信するので、情報配信側は、よりリアルタイムに情報を配信することが可能であり、利用者側は、よりリアルタイムに情報を取得することが可能である。
例えば、地震速報を配信する場合に、情報配信側は、津波情報や交通情報などの情報が更新されるたびに、情報を配信し、利用者側は、常に新しい情報を取得することができる結果、情報配信側は、よりリアルタイムに情報を配信することが可能であり、利用者側は、よりリアルタイムに情報を取得することが可能である。
また、請求項4の発明によれば、定期的に、セッション確立要求を利用者端末に送信するので、利用者側は、常に最新の情報を取得することが可能である。例えば、1時間ごとにセッション確立要求を送信する場合、情報配信側は、情報が更新されたか否かに関わらず、セッション確立要求を送信するので、利用者側は、常に最新の情報を取得することが可能である。
また、請求項5の発明によれば、当該情報配信装置が署名した電子署名をセッション確立要求にさらに付加して、利用者端末に送信するので、利用者側は、セキュリティを高く保ちつつ、情報を受信することが可能である。例えば、利用者側は、セッション確立要求とともに受信した電子署名が、正当な情報配信装置により署名されたと確認できた場合にのみ、セッション確立応答を送信し、確認できない場合に、当該セッション確立要求を無視するなど、利用者側は、セキュリティを高く保ちつつ、情報を受信することが可能である。
また、請求項6の発明によれば、セッションの有効期限を、セッション確立要求にさらに付加して、利用者端末に送信し、セッション確立応答と有効期限とを受信した場合に、有効期限が有効期間内であることを条件に、利用者端末に対してセッションを確立して、確立したセッションを利用して情報を配信するので、情報配信側は、セッションを管理する負担をより軽減することが可能である。
例えば、定期的にセッション管理要求を送信する場合、情報配信側は、配信したセッション情報を管理しておく必要があるが、セッション確立要求とともに有効期限(例えば、1時間)を送信し、有効期限内に受信したセッション確立応答のみに対してセッションを確立することができ、有効期限を過ぎたセッション確立応答については破棄することができる結果、情報配信側は、セッション情報を管理する必要がなく、セッションを管理する負担をより軽減することが可能である。
また、請求項7の発明によれば、セッション確立要求として、SIPにおけるINVITE信号を利用者端末に送信し、セッション確立応答として、利用者端末からSIPにおける200OK信号を受信した場合に、利用者端末に対してセッションを確立して、確立したセッションを利用して情報を配信するので、デジタル信号を用いたIP電話などによる通信においても、情報配信側の管理負担および管理コストを軽減することが可能であることと、利用者側の負担を軽減することが可能である。
例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)などの通信においても、SAMLなどを用いてSIPにおけるINVITE信号にセッション確立要求や200OK信号にセッション確立応答などを付加することができる結果、情報配信側は、SIP接続処理の一連の流れとして、セッション確立要求を送信してセッション確立応答を受信することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本実施例で用いる主要な用語、本実施例に係る情報配信装置の概要および特徴、情報配信装置の構成および処理の流れを順に説明し、最後に本実施例に対する種々の変形例を説明する。
[用語の説明]
まず最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「情報配信装置(特許請求の範囲に記載の「情報配信装置」に対応する。)」とは、ニュース速報、交通情報、地震情報などのリアルタイム性を要求される情報を、利用者が利用する携帯電話、PDA、家庭用ゲーム機、インターネットTVやPC(Personal Computer)などの端末装置に送信するサーバなどの装置のことである。この「情報配信装置」は、利用者端末に配信する情報を記憶する。そして、「情報配信装置」が配信する情報を更新する手法としては、定期的に外部装置と接続して情報を取得して更新するようにしてもよく、管理者などから情報を受け付けて更新するなどの手法を用いる。
まず最初に、本実施例で用いる主要な用語を説明する。本実施例で用いる「情報配信装置(特許請求の範囲に記載の「情報配信装置」に対応する。)」とは、ニュース速報、交通情報、地震情報などのリアルタイム性を要求される情報を、利用者が利用する携帯電話、PDA、家庭用ゲーム機、インターネットTVやPC(Personal Computer)などの端末装置に送信するサーバなどの装置のことである。この「情報配信装置」は、利用者端末に配信する情報を記憶する。そして、「情報配信装置」が配信する情報を更新する手法としては、定期的に外部装置と接続して情報を取得して更新するようにしてもよく、管理者などから情報を受け付けて更新するなどの手法を用いる。
また、この「情報配信装置」は、あらかじめ配信する利用者端末(例えば、利用者名、電話番号、メールアドレスなど)を記憶しておき、配信する情報が更新されたりした場合に、更新された情報を記憶する利用者端末との間にセッションを確立して、当該セッションを利用して情報を配信する。配信する場合に、「情報配信装置」は、電話番号を用いて配信してもよく、メールアドレスやIP(Internet Protocol)アドレスなどの利用者端末を一意に識別する情報を用いて配信する。配信するタイミングは、配信する情報が更新された場合のみだけではなく、定期的に(例えば、1時間ごと、毎日6時など)配信するようにしてもよい。また、配信する情報は、テキスト形式であってもよく、画像などであってもよく、さらに、同時に複数の利用者端末に配信することもできる。
また、本実施例で用いる「利用者端末(特許請求の範囲に記載の「利用者端末」に対応する。)」とは、上記したような携帯電話、PDA、家庭用ゲーム機、インターネットTVやPC(Personal Computer)などの端末装置であり、インターネット通信を行える装置であれば、いずれの装置であってもよい。この「利用者端末」は、情報配信装置から配信される情報を閲覧する機能を有する。例えば、「利用者端末」は、テキスト形式の情報を閲覧したり、WebブラウザなどによりWebページを閲覧したり、画像や動画などを閲覧したりする機能を有する。
また、本実施例で用いる「セッション(特許請求の範囲に記載の「セッション」に対応する。)」とは、情報配信装置と利用者端末との間で通信するために確立される通信経路のことである。この「セッション」は、IPアドレスに基づいて確立されてもよく、電話番号やメールアドレスに基づいて確立されてもよく、本実施例では、SIPを用いて確立する場合について説明する。また、情報配信装置は、VPN(Virtual Private Network)やIPsec(security architecture for Internet Protocol)などのように暗号化されたセッションを確立することができる。
[情報配信装置の概要および特徴]
次に、図1と図2を用いて、実施例1に係る情報配信装置の概要および特徴を説明する。図1と図2は、実施例1に係る情報配信装置を含むシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
次に、図1と図2を用いて、実施例1に係る情報配信装置の概要および特徴を説明する。図1と図2は、実施例1に係る情報配信装置を含むシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
図1に示すように、このシステムは、情報配信装置と、利用者端末Aと、利用者端末Bと、利用者端末CとがIP網、VoIP網(Voice over Internet Protocol)などのネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。そして、情報配信装置は、これらの利用者端末A〜Cを利用者として記憶している。例えば、情報配信装置は、利用者情報として『利用者端末を示す「利用者端末名」、利用者端末の利用者名を示す「利用者名」、利用者端末に一意に割り当てられた「電話番号」、同様に利用者端末に一意に割り当てられた「メールアドレス」』として「利用者端末A、特許太郎、03−xxx−xxxx、XXX@ddd.co.jp」などと記憶している。
また、情報配信装置は、利用者端末A〜Cに配信する情報も記憶しており、この記憶する情報が更新されると、更新された新しい情報を配信する。例えば、情報配信装置は、『情報を作成した(更新した)日時を示す「作成日時」、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である「タイトル」、情報の内容を示す「情報内容」』として「2007年1月1日10:10、地震発生、10:00 震度4 マグニチュード5.0の地震が東京都で発生しました。震源地は、・・・」などと記憶する。
このような構成のもと、この情報配信装置は、上記したように、利用者が利用する利用者端末に対してセッションを確立し、当該セッションを利用して情報配信を送信することを概要とするものであり、特に、情報配信側の管理負担および管理コストを軽減することが可能であることと、利用者側の負担を軽減することが可能である点に主たる特徴がある。
この主たる特徴を具体的に説明すると、情報配信装置は、記憶する配信情報が更新されると、利用者端末に対してセッションの確立を要求するセッション確立要求に、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報を付加して送信する(図1の(1)参照)。具体的に例を挙げると、情報配信装置は、外部装置などから最新情報を取得することで、記憶する配信情報が更新されると、想起情報として更新された情報のタイトル(例えば、地震発生など)を生成する。続いて、情報配信装置は、セッション確立要求としてSIPにおける「INVITE信号」に作成したタイトルを付加して利用者端末A〜Cに送信する。
そして、「INVITE信号」と「タイトル」とを受信した利用者端末は、当該情報の閲覧を希望する場合に、セッション確立応答を情報配信装置に送信する(図1の(2)参照)。上記した例で具体的に説明すると、「INVITE信号」と「タイトル」とを受信した利用者端末BとCは、当該情報の閲覧を希望する(例えば、タイトルをダブルクリックする)ので、セッション確立応答として「200 OK信号」を情報配信装置に送信する。一方、同様に「INVITE信号」と「タイトル」を受信した利用者端末Aは、当該情報の閲覧を希望しないので、セッション確立応答を情報配信装置に送信せずに、当該セッション確立要求を破棄する。
続いて、情報配信装置は、セッション確立応答を利用者端末から受信した場合に、利用者端末に対してセッションを確立し、確立したセッションを利用して情報を配信する(図2の(1)と(2)参照)。上記した例で具体的に説明すると、情報配信装置は、セッション確立応答を利用者端末B、Cから受信した場合に、利用者端末B、Cに対してセッションをそれぞれ確立し、確立したセッションを利用して情報(例えば、「10:00 震度4 マグニチュード5.0の地震が東京都で発生しました。震源地は、・・・」)を配信する。一方、セッション確立応答を受信しなかった利用者端末Aに対して、情報配信装置は、確立しようとしていたセッションを破棄する。
このように、実施例1に係る情報配信装置によれば、情報配信装置が想起情報を配信するセッションと、利用者端末が配信される情報を取得するセッションとを同一のセッション内で行うことができるとともに、情報を配信する通信料を情報配信側が支払うこととなる結果、情報配信側の管理負担および管理コストとともに、利用者側の負担を軽減することが可能である。
[情報配信装置の構成]
次に、図3を用いて、図1に示した情報配信装置の構成を説明する。図3は、実施例1に係る情報配信装置10の構成を示すブロック図である。図3に示すように、この情報配信装置10は、通信制御I/F部11と、記憶部12と、制御部15とから構成される。
次に、図3を用いて、図1に示した情報配信装置の構成を説明する。図3は、実施例1に係る情報配信装置10の構成を示すブロック図である。図3に示すように、この情報配信装置10は、通信制御I/F部11と、記憶部12と、制御部15とから構成される。
通信制御I/F部11は、情報配信装置10に接続される装置との間でやり取りする各種情報に関する通信を制御する。具体的に例を挙げれば、通信制御I/F部11は、利用者端末A〜Cにセッション確立要求、配信される情報や想起情報を送信したり、利用者端末A〜Cからセッション確立応答を受信したり、情報配信装置が記憶する情報の更新を外部装置から受け付けたりする。
記憶部12は、制御部15による各種処理に必要なデータおよびプログラムを格納するとともに、特に本発明に密接に関連するものとしては、配信先DB13と、配信情報DB14とを備える。配信先DB13は、情報配信装置10が情報を配信する利用者端末の情報を記憶する。具体的に例を挙げれば、図4に示すように、配信先DB13は、『利用者端末を示す「利用者端末名」、利用者端末の利用者名を示す「利用者名」、利用者端末に一意に割り当てられた「電話番号」、同様に利用者端末に一意に割り当てられた「メールアドレス」』として「利用者端末A、特許太郎、03−xxx−xxxx、XXX@ddd.co.jp」や「利用者端末B、特許花子、090−yyy−yyyy、yyy@fff.com」などと記憶する。なお、図4は、配信先DBに記憶される情報の構成例を示す図である。
配信情報DB14は、情報配信装置10が利用者端末に配信する情報を記憶する。具体的に例を挙げれば、図5に示すように、配信情報DB14は、『情報を作成した(更新した)日時を示す「作成日時」、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である「タイトル」、情報の内容を示す「情報内容」』として「2007年1月1日10:10、地震発生、10:00 震度4 マグニチュード5.0の地震が東京都で発生しました。震源地は、・・・」や「2007年1月1日17:00、交通情報、16:50 ○○鉄道○○線 信号機に不具合が見つかり、現在運休中。復旧見込みは、・・・」などと記憶する。なお、図5は、配信情報DBに記憶される情報の構成例を示す図である。
制御部15は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムおよび所要データを格納するための内部メモリを有するとともに、特に本発明に密接に関連するものとしては、タイトル生成部16と、セッション確立要求送信部17と、情報配信部18とを備え、これらによって種々の処理を実行する。
タイトル生成部16は、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報として、配信する情報のタイトルを生成する。上記した例で具体的に説明すると、タイトル生成部16は、配信される情報が一つである場合、図6に示すように、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報として、配信する情報のタイトル「地震情報」などを生成する。
そして、配信される情報が複数である場合、タイトル生成部16は、図7に示すように、「<地震>震度4 マグニチュード5.0 ○○県○○市」、「<株式>日経平均 本年度最高値 ○○○○○円」、「<交通>○○鉄道○○線運休中」や「<外国為替>1ドル○○○円」などと複数のタイトルを生成する。なお、図6と図7は、作成されるタイトルの例を示す図である。
セッション確立要求送信部17は、利用者端末に対してセッションの確立を要求するセッション確立要求に、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報を付加して送信する。上記した例で具体的に説明すると、配信する情報が一つであり、タイトル生成部16によりタイトル「地震情報」が生成された場合、セッション確立要求送信部17は、セッション確立要求とタイトル「地震情報」とを利用者端末A〜Cに送信する。また、配信する情報が複数あり、タイトル生成部16により複数のタイトルが生成された場合(図7参照)、セッション確立要求送信部17は、セッション確立要求と複数のタイトルとを利用者端末A〜Cに送信する。そして、このようにタイトルを受信した利用者端末は、閲覧したい(取得したい)情報のタイトルに対して、利用者からのダブルクリックなどの操作を受け付けることで、当該タイトルに対応したセッション確立応答を情報配信装置10に送信する。なお、セッション確立要求送信部17は、特許請求の範囲に記載の「セッション確立要求送信手段」に対応する。
情報配信部18は、セッション確立要求送信部17により送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を利用者端末から受信した場合に、利用者端末に対してセッションを確立し、確立したセッションを利用して情報を配信する。上記した例で具体的に説明すると、情報配信部18は、セッション確立要求送信部17により送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を利用者端末BとCとから受信した場合に、利用者端末BとCとに対してそれぞれセッションを確立し、確立したセッションを利用して、図8に示したようなテキスト情報や図9に示した画像・映像情報などを配信する。また、セッション確立要求送信部17によりセッション確立要求と複数のタイトルとが送信されて、利用者によるダブルクリックなどによって選択されたタイトルに対応するセッション確立応答を利用者端末から受信した場合に、情報配信部18は、受信したセッション確立応答に対応した情報を利用者端末に送信する。なお、図8は、テキスト形式で配信される情報の例を示す図であり、図9は、画像・映像形式で配信される情報の例を示す図である。また、情報配信部18は、特許請求の範囲に記載の「情報配信手段」に対応する。
[情報配信装置による処理]
次に、図10を用いて、情報配信装置による処理を説明する。図10は、実施例1に係る情報配信装置における情報配信処理の流れを示すフローチャートである。
次に、図10を用いて、情報配信装置による処理を説明する。図10は、実施例1に係る情報配信装置における情報配信処理の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、配信情報DB14に記憶される情報が更新されると(ステップS1001肯定)、情報配信装置10のセッション確立要求送信部17は、セッション確立要求として「INVITE信号」とタイトル生成部16により生成された「タイトル」とを利用者端末に送信する(ステップS1002)。
続いて、「INVITE信号」と「タイトル」とを受信した利用者端末は、受信したタイトルをモニタなどの出力部に表示出力する(ステップS1003)。そして、例えば、利用者がタイトルをダブルクリックするなどして、当該タイトルから情報を閲覧(取得)したいと判断された利用者端末は、セッション確立応答として「200 OK信号」を情報配信装置10に送信する(ステップS1004)。
すると、情報配信装置10は、「200 OK信号」を受信した利用者端末に対してセッションを確立し(ステップS1005)、確立したセッションを利用して情報を配信する(ステップS1006)。
[実施例1による効果]
このように、実施例1によれば、利用者端末に対してセッションの確立を要求するセッション確立要求に、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報を付加して送信し、送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を利用者端末から受信した場合に、利用者端末に対してセッションを確立し、確立したセッションを利用して情報を配信するので、情報配信側の管理負担および管理コストとともに、利用者側の負担を軽減することが可能である。
このように、実施例1によれば、利用者端末に対してセッションの確立を要求するセッション確立要求に、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報を付加して送信し、送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を利用者端末から受信した場合に、利用者端末に対してセッションを確立し、確立したセッションを利用して情報を配信するので、情報配信側の管理負担および管理コストとともに、利用者側の負担を軽減することが可能である。
例えば、情報配信装置が想起情報を配信するセッションと、利用者端末が配信される情報を取得するセッションとを同一のセッション内で行うことができる結果、情報配信側の管理負担および管理コストを軽減すること可能である。また、利用者側がセッション要求に応答すると、情報配信側が情報を配信するので、情報を配信する通信料は、情報配信側が支払うこととなり、利用者側の負担を軽減することが可能である。
また、実施例1によれば、想起情報として、配信する情報のタイトルをセッション確立要求に付加して、利用者端末に送信するので、利用者側の負担をさらに削減することが可能である。
例えば、配信する情報の一部としてタイトルを送信した場合、利用者端末は、受信したタイトルから情報を閲覧したいか否かを判定し、閲覧したいと判定した場合にのみ、セッション確立応答を送信するようにすればよいので、利用者側の負担をさらに削減することが可能である。
また、実施例1によれば、配信する情報が更新された場合に、セッション確立要求を利用者端末に送信するので、情報配信側は、よりリアルタイムに情報を配信することが可能であり、利用者側は、よりリアルタイムに情報を取得することが可能である。
例えば、地震速報を配信する場合に、情報配信側は、津波情報や交通情報などの情報が更新されるたびに、情報を配信し、利用者側は、常に新しい情報を取得することができる結果、情報配信側は、よりリアルタイムに情報を配信することが可能であり、利用者側は、よりリアルタイムに情報を取得することが可能である。
また、実施例1によれば、セッション確立要求として、SIPにおけるINVITE信号を利用者端末に送信し、セッション確立応答として、利用者端末からSIPにおける200OK信号を受信した場合に、利用者端末に対してセッションを確立して、確立したセッションを利用して情報を配信するので、デジタル信号を用いたIP電話などによる通信においても、情報配信側の管理負担および管理コストとともに、利用者側の負担を軽減することが可能である。
例えば、VoIP(Voice over Internet Protocol)などの通信においても、SAML(などを用いてSIPにおけるINVITE信号にセッション確立要求や200OK信号にセッション確立応答などを付加することができる結果、情報配信側は、SIP接続処理の一連の流れとして、セッション確立要求を送信してセッション確立応答を受信することが可能である。
ところで、実施例1では、情報配信装置と利用者端末とが直接接続されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、情報配信装置と利用者端末との間にセッションを管理するセッション管理装置が接続されていてもよい。
そこで、実施例2では、情報配信装置と利用者端末との間にセッションを管理するセッション管理装置が接続されている場合について説明する。なお、実施例2では、実施例2に係る情報配信装置を含むシステムの全体構成および処理の流れについて説明する。
[情報配信装置を含むシステムの全体構成(実施例2)]
図11を用いて、実施例2に係る情報配信装置を含むシステムの全体構成を説明する。図11は、実施例2に係る情報配信装置を含むシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
図11を用いて、実施例2に係る情報配信装置を含むシステムの全体構成を説明する。図11は、実施例2に係る情報配信装置を含むシステムの全体構成を示すシステム構成図である。
図11に示すように、このシステムは、情報配信装置と、利用者端末とがIP網、VoIP網などのネットワークを介して相互に通信可能に接続されている。そして、実施例1と同様、情報配信装置は、利用者端末を利用者として記憶しており、また、配信する情報も記憶している。
このような構成において、情報配信装置は、記憶する配信情報が更新されると、利用者端末に対してセッションの確立を要求するセッション確立要求としてSIPにおける「INVITE信号」に、配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である「タイトル」を付加してセッション管理装置に送信し(図11の(1)参照)、セッション管理装置は、受信したセッション確立要求とタイトルとを利用者端末に送信する(図11の(2)参照)。
続いて、情報配信装置から送信されてセッション管理装置を介してINVITE信号とタイトルとを受信した利用者端末は、当該情報を閲覧(取得)する場合に、セッション確立応答としてSIPにおける「200 OK信号」をセッション管理装置に送信し(図11の(3)参照)、「200 OK信号」を受信したセッション管理装置は、当該「200 OK信号」を情報配信装置に送信する(図11の(4)参照)。
すると、情報配信装置は、セッション管理装置を介さず、利用者端末との間にセッションを確立し(図11の(5)参照)、確立したセッションを利用して情報を利用者端末に配信する(図11の(6)参照)。
このように、実施例2に係る情報配信装置は、情報配信装置と利用者端末との間にセッションを管理するセッション管理装置が接続されている場合でも、情報を配信することができる結果、情報配信側の管理負担および管理コストとともに、利用者側の負担を軽減することが可能である。
[情報配信装置による処理]
次に、図12を用いて、情報配信装置による処理を説明する。図12は、実施例2に係る情報配信装置における情報配信処理の流れを示すフローチャートである。
次に、図12を用いて、情報配信装置による処理を説明する。図12は、実施例2に係る情報配信装置における情報配信処理の流れを示すフローチャートである。
図12に示すように、記憶される情報が更新されると(ステップS1201肯定)、情報配信装置は、セッション確立要求として「INVITE信号」と生成された「タイトル」とをセッション管理装置に送信する(ステップS1202)。
そして、セッション管理装置は、受信した「INVITE信号」と「タイトル」とを利用者端末に送信する(ステップS1203)。
すると、「INVITE信号」と「タイトル」とを受信した利用者端末は、受信したタイトルをモニタなどの出力部に表示出力する(ステップS1204)。そして、当該タイトルから情報を閲覧(取得)する場合に、利用者端末は、セッション確立応答として「200 OK信号」をセッション管理装置に送信する(ステップS1205)。
続いて、セッション管理装置は、受信した「200 OK信号」を情報配信装置に送信する(ステップS1206)。そして、情報配信装置は、セッション管理装置を介することなく、「200 OK信号」を送信した利用者端末との間にセッションを確立し(ステップS1207)、確立したセッションを利用して情報を配信する(ステップS1208)。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)想起情報、(2)セッション確立要求送信の契機、(3)電子署名、(4)有効期限、(5)プロトコル、(6)システム構成等、(7)プログラムにそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)想起情報
例えば、実施例1と2では、セッション確立要求に付加する想起情報として、配信する情報のタイトルを送信する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者が想起可能であればいずれの情報であってもよい。
例えば、実施例1と2では、セッション確立要求に付加する想起情報として、配信する情報のタイトルを送信する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者が想起可能であればいずれの情報であってもよい。
例えば、想起情報として、配信される情報の一部を送信するようにしてもよい。そうすることで、利用者側の負担をさらに削減することが可能である。例えば、配信する情報の一部として配信する情報の始め5行を送信した場合、利用者端末は、受信した情報を閲覧したい場合にのみ、セッション確立応答を送信するようにすればよいので、利用者側の負担をさらに削減することが可能である。また、セッション確立要求とともに、SAML(Security Assertion Markup Language)などを用いて情報の一部を送信することで、セキュリティを高く保つことが可能である。
また、想起情報として、配信する情報のイメージ画像を送信するようにしてもよい。そうすることで、情報配信側は、利用者の囲い込みにも役立たせることが可能である。例えば、毎日ニュースを送信する場合、当該ニュースのトップ画面を送信したり、ゲーム情報を送信する場合に、ゲームの一画面を送信したりするなど、利用者の閲覧意欲を促すことができる結果、情報配信側は、利用者の囲い込みにも役立たせることが可能である。
なお、上記した想起情報は、あくまで一例であり、配信する情報を利用者が想起することが可能である情報であれば、いずれの情報であってもよい。例えば、音楽、音声、動画などあらゆる情報を想起情報として利用することができる。
(2)セッション確立要求送信の契機
また、実施例1と2では、配信する情報が更新された場合に、セッション確立要求を送信する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、定期的に、セッション確立要求を送信するようにしてもよい。
また、実施例1と2では、配信する情報が更新された場合に、セッション確立要求を送信する例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、定期的に、セッション確立要求を送信するようにしてもよい。
具体的に例を挙げれば、情報配信装置は、一時間ごとにセッション確立要求を送信してもよく、また、毎日6:00にセッション確立要求を送信するなどしてもよい。このようにすることで、利用者側は、常に最新の情報を取得することが可能である。例えば、1時間ごとにセッション確立要求を送信する場合、情報配信側は、情報が更新されたか否かに関わらず、セッション確立要求を送信するので、利用者側は、常に最新の情報を取得することが可能である。
(3)電子署名
また、情報配信装置は、セッション確立要求に当該情報配信装置が署名した電子署名をさらに付加して利用者端末に送信するようにしてもよい。このようにすることで、利用者側は、セキュリティを高く保ちつつ、情報を受信することが可能である。例えば、利用者側は、セッション確立要求とともに受信した電子署名が、正当な情報配信装置により署名されたと確認できた場合にのみ、セッション確立応答を送信し、確認できない場合に、当該セッション確立要求を無視するなど、利用者側は、セキュリティを高く保ちつつ、情報を受信することが可能である。
また、情報配信装置は、セッション確立要求に当該情報配信装置が署名した電子署名をさらに付加して利用者端末に送信するようにしてもよい。このようにすることで、利用者側は、セキュリティを高く保ちつつ、情報を受信することが可能である。例えば、利用者側は、セッション確立要求とともに受信した電子署名が、正当な情報配信装置により署名されたと確認できた場合にのみ、セッション確立応答を送信し、確認できない場合に、当該セッション確立要求を無視するなど、利用者側は、セキュリティを高く保ちつつ、情報を受信することが可能である。
(4)有効期限
また、情報配信装置は、セッション確立要求に当該情セッションの有効期限をさらに付加して利用者端末に送信するようにしてもよい。このようにすることで、情報配信側は、セッションを管理する負担をより軽減することが可能である。例えば、定期的にセッション管理要求を送信する場合、情報配信側は、配信したセッション情報を管理しておく必要があるが、セッション確立要求とともに有効期限(例えば、1時間)を送信し、有効期限内に受信したセッション確立応答のみに対してセッションを確立することができ、有効期限を過ぎたセッション確立応答については破棄することができる結果、情報配信側は、セッション情報を管理する必要がなく、セッションを管理する負担をより軽減することが可能である。
また、情報配信装置は、セッション確立要求に当該情セッションの有効期限をさらに付加して利用者端末に送信するようにしてもよい。このようにすることで、情報配信側は、セッションを管理する負担をより軽減することが可能である。例えば、定期的にセッション管理要求を送信する場合、情報配信側は、配信したセッション情報を管理しておく必要があるが、セッション確立要求とともに有効期限(例えば、1時間)を送信し、有効期限内に受信したセッション確立応答のみに対してセッションを確立することができ、有効期限を過ぎたセッション確立応答については破棄することができる結果、情報配信側は、セッション情報を管理する必要がなく、セッションを管理する負担をより軽減することが可能である。
(5)プロトコル
また、実施例1〜2では、接続するセッションとして、SIPを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、H.323などのコネクション型プロコルであれば、いずれのプロトコルを用いてもセッションを確立することができる。
また、実施例1〜2では、接続するセッションとして、SIPを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、H.323などのコネクション型プロコルであれば、いずれのプロトコルを用いてもセッションを確立することができる。
(6)システム構成等
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部(例えば、配信する情報のタイトルを生成するタイトル生成処理など)または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部(例えば、利用者端末が利用者によるダブルクリック操作を受け付けて、セッション確立応答を送信する処理など)または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図4〜図7など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部(例えば、配信する情報のタイトルを生成するタイトル生成処理など)または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部(例えば、利用者端末が利用者によるダブルクリック操作を受け付けて、セッション確立応答を送信する処理など)または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(例えば、図4〜図7など)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合(例えば、タイトル生成部とセッション確立要求送信部とを統合するなど)して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(7)プログラム
なお、本実施例で説明した情報配信装置は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
なお、本実施例で説明した情報配信装置は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上のように、本発明に係る情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラムは、利用者が利用する利用者端末に対してセッションを確立し、当該セッションを利用して情報を配信することに有用であり、特に、情報配信側の管理負担および管理コストとともに、利用者側の負担を軽減することに適する。
10 情報配信装置
11 通信制御I/F部
12 記憶部
13 配信先DB
14 配信情報DB
15 制御部
16 タイトル生成部
17 セッション確立要求送信部
18 情報配信部
11 通信制御I/F部
12 記憶部
13 配信先DB
14 配信情報DB
15 制御部
16 タイトル生成部
17 セッション確立要求送信部
18 情報配信部
Claims (9)
- 利用者が利用する利用者端末に対してセッションを確立し、当該セッションを利用して情報を配信する情報配信装置であって、
前記利用者端末に対して前記セッションの確立を要求するセッション確立要求に、前記配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報を付加して送信するセッション確立要求送信手段と、
前記セッション確立要求送信手段により送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を前記利用者端末から受信した場合に、前記利用者端末に対して前記セッションを確立し、確立したセッションを利用して前記情報を配信する情報配信手段と、
を備えたことを特徴とする情報配信装置。 - 前記セッション確立要求送信手段は、前記想起情報として、前記配信される情報の一部または前記配信する情報のタイトル、あるいは、前記配信する情報のイメージ画像を前記セッション確立要求に付加して、前記利用者端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報配信装置。
- 前記セッション確立要求送信手段は、前記配信する情報が更新された場合に、前記セッション確立要求を前記利用者端末に送信することを特徴とする請求項1または2に記載の情報配信装置。
- 前記セッション確立要求送信手段は、定期的に、前記セッション確立要求を前記利用者端末に送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の情報配信装置。
- 前記セッション確立要求送信手段は、当該情報配信装置が署名した電子署名を前記セッション確立要求にさらに付加して、前記利用者端末に送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の情報配信装置。
- 前記セッション確立要求送信手段は、前記セッションの有効期限を、前記セッション確立要求にさらに付加して、前記利用者端末に送信し、
前記情報配信手段は、前記セッション確立応答と前記有効期限とを受信した場合に、前記有効期限が有効期間内であることを条件に、前記利用者端末に対して前記セッションを確立して、確立したセッションを利用して前記情報を配信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の情報配信装置。 - 前記セッションは、SIPを用いて確立されるものであって、
前記セッション確立要求送信手段は、前記セッション確立要求として、前記SIPにおけるINVITE信号を前記利用者端末に送信し、
前記情報配信手段は、前記セッション確立応答として、前記利用者端末から前記SIPにおける200OK信号を受信した場合に、前記利用者端末に対して前記セッションを確立して、確立したセッションを利用して前記情報を配信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報配信装置。 - 利用者が利用する利用者端末に対してセッションを確立し、当該セッションを利用して情報を配信することに適した情報配信方法であって、
前記利用者端末に対して前記セッションの確立を要求するセッション確立要求に、前記配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報を付加して送信するセッション確立要求送信工程と、
前記セッション確立要求送信工程により送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を前記利用者端末から受信した場合に、前記利用者端末に対して前記セッションを確立し、確立したセッションを利用して前記情報を配信する情報配信工程と、
を含んだことを特徴とする情報配信方法。 - 利用者が利用する利用者端末に対してセッションを確立し、当該セッションを利用して情報を配信することをコンピュータに実行させる情報配信プログラムであって、
前記利用者端末に対して前記セッションの確立を要求するセッション確立要求に、前記配信される情報の内容を利用者において想起可能な情報である想起情報を付加して送信するセッション確立要求送信手順と、
前記セッション確立要求送信手順により送信されたセッション確立要求の応答としてセッション確立応答を前記利用者端末から受信した場合に、前記利用者端末に対して前記セッションを確立し、確立したセッションを利用して前記情報を配信する情報配信手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする情報配信プログラム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007101766A JP2008257639A (ja) | 2007-04-09 | 2007-04-09 | 情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007101766A JP2008257639A (ja) | 2007-04-09 | 2007-04-09 | 情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラム |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2007101766A Pending JP2008257639A (ja) | 2007-04-09 | 2007-04-09 | 情報配信装置、情報配信方法および情報配信プログラム |
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- 2007-04-09 JP JP2007101766A patent/JP2008257639A/ja active Pending
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