JP4726949B2 - Smilベース・マルチメディア・コンテンツを再生するためのシステム、方法、及びエンジン - Google Patents

Smilベース・マルチメディア・コンテンツを再生するためのシステム、方法、及びエンジン Download PDF

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Description

本発明は、コンピュータ・ネットワーク分野における同期マルチメディア統合言語(SMIL)ベース・マルチメディア・コンテンツの再生方法に関するものであり、特に、前記マルチメディア・コンテンツをパーベイシブ・コンピューティング(PvC)・デバイス上で再生するためのエンジン、システム、及び方法に関するものである。
SMILは、ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーシアム(W3C)によって定義され、ウェブ配信される時間ベースのマルチメディア表示を符号化するマルチメディア制御言語であり、マルチメディア(アニメーション、音声、ビデオ、静止画像、静的テキスト、テキスト・ストリーム等)の各セグメントをいつ、どこで、どのように再生するか定義するものである。このような言語を用いると、それぞれ独立した1組のマルチメディア・オブジェクトを同期型のマルチメディア・コンテンツに統合することができ、再生中のユーザ・インタラクションをサポートすることができるようになる。SMILは、ウェブTV、オンライン講座、マルチメディア表示等で採用されることもある。SMILは、Realnetwork、Apple、Microsoft等の企業のクライアント・サイド・アプリケーションで広く使用されている。
X‐Smiles、Apple QuickTime(商標)、Helix(商標)のような従来のSMILブラウザは、SMIL2.0のフル・プロファイル及び拡張機能をサポートすることができる。これらのブラウザはウェブ・ブラウザと同様、PCと類似のマルチメディア・デバイス向けに設計された純粋なクライアント・ソフトウェアである。
携帯情報端末(PDA)、携帯電話、家庭用デバイス、テレマティクス・デバイスのようなPvCデバイスのネットワーク化が進むに従って、そのようなデバイス上でSMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生することが求められるようになっている。しかしながら、PvCデバイスは通常そのようなデバイス上で再生可能なメディア・オブジェクトが限られている故に、1種類のメディア形式のメディア・オブジェクトしか再生することができず、そのため、1つのPvCデバイスが複数のメディア・オブジェクトの再生をサポートすることは困難である。例えば、POTS電話は音声だけをサポートするが、IP電話及び携帯電話は音声及び簡易テキスト入力をサポートすることができ、PDAはテキスト及び静止画像だけでなく、ネットワーク・ブラウジング及びユーザ・インタラクションに基づく簡易なビデオ・ストリームをもサポートすることができ、TVセット及びデジタルHiFiシステムは実時間のビデオ及び音声ストリームの再生をサポートする。しかしながら、PvCデバイスでは上述のメディア・オブジェクトを再生する資源について、SMILで定義される標準的なマルチメディア・タイプのサブセットだけしか再生できないという制限がある。さらに、そのような資源の制限は、マルチ・スレッディング、複雑なタイミング・メカニズム/同期メカニズム、PvCデバイス上での複数メディアの統合といった各種機能の実装を困難なものにしている。
SMILをハンドヘルド・デバイス上でサポートする従来の方法は複数存在する。例えば、マルチメディア・メッセージング・サービス(MMS)で使用される第3世代移動体通信規格パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)のSMILプロファイルは、SMIL解釈能力を備えた携帯電話でのSMILベース・マルチメディア・コンテンツの再生をサポートすることができる。しかしながら、3GPPのSMILプロファイルは、SMIL2.0の基本プロファイルのサブセットに過ぎないので、ハンドヘルド・デバイス上で再生可能なメディア・コンテンツは限られている。例えば、「Multimedia Reproducing Apparatus and Method」と題する米国特許公開第2003/0229847号には、SMILベース・マルチメディア・コンテンツを単一のモバイル・デバイス上で再生する方法が開示されている。しかし、当該出願では並列的なタイミング・メカニズム及び同期メカニズムの直列化に焦点が当てられており、複雑なメディア・コンテンツの再生及び柔軟なユーザ・インタラクションに関する資源の問題は解決されていない。それ故、上述の解決策はいずれもSMIL解釈能力を備えたPvCデバイス上でのSMILベース・マルチメディア・コンテンツの再生しかサポートすることができない。したがって、SMIL解釈能力を備えていないPvCデバイス上ではSMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生することは不可能である。
米国特許公開第2003/0229847号
本発明は、上述の技術課題を解決しようとするものである。本発明の目的は、SMILベース・マルチメディア・コンテンツをパーベイシブ・コンピューティング・デバイス上で再生するためのSMILエンジン、システム、及び方法を提供することである。本発明のSMILエンジン、システム、及び方法を用いると、1組のPvCデバイスが互いに連動してSMILベース・マルチメディア・コンテンツの共同再生(jointly playing)を行うように、当該1組のPvCデバイスを動的に構成することができ、それによってPvCデバイスのメディア・インタラクション能力の必要性を低減することができる。それ故、SMIL2.0のフル・プロファイル及び拡張機能もサポートすることができる。
本発明の一態様によれば、SMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するためのSMILエンジンであって、
前記SMILエンジンによって制御されるメディア・デバイスを登録するメディア・デバイス・レジストリと、
SMIL文書の分析、及び前記メディア・デバイスのメディア・インタラクション能力に関して取得された情報に基づいて、中間SMILモデルを生成し、前記中間SMILモデルを次のレベルのSMILエンジン又はリモート・メディア・プロキシあるいはその両方に配信し、対応するローカル・プロキシ・オブジェクトを生成し、ローカルSMILインタープリタ上に配置すべき内部SMILモデルを生成するSMILパーサーと、
前記SMIL文書の再生ロジックを解釈実行し、次のレベルのSMILエンジン又はリモート・メディア・プロキシ又はローカル・メディア再生デバイスあるいはそれら全てをトリガして前記メディア・コンテンツを再生し、ユーザとのインタラクションを制御するSMILインタープリタと、
前記次のレベルのSMILエンジン又はリモート・メディア・プロキシあるいはその両方に配信される前記ローカル・プロキシ・オブジェクトと、前記中間SMILモデルとの間の関係が収容されたマッピング・テーブルを維持し、ローカルSMILエンジンと、前記次のレベルのSMILエンジン又はリモート・メディア・プロキシあるいはその両方との間のイベント転送を担当するリモート・イベント・プロキシと
を有するSMILエンジンが提供される。
前記SMILエンジンによって制御される前記メディア・デバイスは、次のレベルのSMILエンジンと、リモート・メディア・プロキシと、ローカル・メディア再生デバイスとを有し、それらは全て、SMILで定義されるメディア・インタラクション能力のサブセットと、レジスタ単位のメディア・インタラクション能力(register respective media interaction capabilities)と、システム起動時の前記メディア・デバイス・レジストリ内の位置情報とをサポートすることが好ましい。
前記中間SMILモデルは、次のレベルのSMILエンジンに配信されるマルチメディア・コンテンツと、リモート・メディア・プロキシに配信されるメディア・オブジェクトとを収容するタイム・コンテナを有し、前記内部SMILモデルは、ローカルSMILインタープリタ上で実行可能なタイム・コンテナであり、ローカル・メディア再生デバイスに配信される現在のレベルのSMILモデル及び前記メディア・オブジェクトに関する制御ロジックを有することが好ましい。
前記イベントは、タイミング・イベントと、文書オブジェクト・モデル・イベントと、ユーザ・インタラクション・イベントと、内部イベントとを有することが好ましい。
前記ローカル・メディア再生デバイスは、
前記SMILインタープリタの前記トリガ・メカニズムに基づいてメディア・プレーヤを駆動し、再生すべきメディア・コンテンツを取得するメディア再生コントローラと、
メディア・コンテンツを再生するメディア・プレーヤと
を有することが好ましい。
本発明の別の態様によれば、SMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するためのシステムであって、
SMIL文書の分析、解釈、及び実行を行うとともに、次のレベルのSMILエンジン、リモート・メディア・プロキシ、又はローカル・メディア再生デバイスとの通信及びそれらの制御も行う、上述の複数のSMILエンジンと、
上位レベルのSMILエンジンからの命令を受信し、リモート・メディア再生デバイスに対するメディア・オブジェクトの提供を開始又は停止し、イベントを返送し、基本的なユーザ・インタラクション能力を提供する複数のリモート・メディア・プロキシと
を有し、
前記複数のSMILエンジンと、前記複数のリモート・メディア・プロキシと、前記ローカル・メディア再生デバイスと、前記リモート・メディア再生デバイスとは、SMILエンジンをルート・ノードとし、SMILエンジン及びリモート・メディア・プロキシをブランチ・ノードとし、ローカル・メディア再生デバイス及びリモート・メディア再生デバイスをリーフ・ノードとするツリー・リンク構造を形成する、
システムが提供される。
本発明のさらに別の態様によれば、前記システムにおいてSMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するための方法であって、
SMILエンジンが、SMIL文書を分析し、前記SMILエンジンによって制御される前記メディア・デバイスの前記メディア・インタラクション能力に関する情報を取得するステップと、
前記SMILエンジンが前記メディア・インタラクション能力に関して取得した前記情報に基づいて、中間SMILモデルを生成し、前記中間SMILモデルを次のレベルのSMILエンジン又はリモート・メディア・プロキシあるいはその両方に配信し、対応するローカル・プロキシ・オブジェクトの生成又はローカルSMILインタープリタ上に配置すべき内部SMILモデルの生成あるいはその両方を行うステップと、
前記次のレベルのSMILエンジン及び前記リモート・メディア・プロキシに配信される前記ローカル・プロキシ・オブジェクトと前記中間SMILモデルとの間の関係が記録されたマッピング・テーブルを更新するステップと、
前記次のレベルのSMILエンジンが最後のレベルのSMILエンジンとなるまで上述の各ステップを再帰的に実行するステップと、
受信された前記各中間SMILモデルを解釈し、前記各SMILエンジンを用いて内部SMILモデルを生成するステップと、
時間及びイベントに従って、前記リモート・メディア再生デバイス又はローカル・メディア再生デバイスあるいはその両方を起動してメディア・コンテンツを再生するステップと
を有する方法が提供される。
本発明は次の利点を有する。(1)PvCデバイスをオン・デマンドで動的に構成してマルチメディア・コンテンツ再生用の新しいマルチメディア端末を形成することができる。(2)資源の制約がある1組のPvCデバイス上で同期メディア・コンテンツを再生する要件を満足させることができる。(3)従来のSMILクライアント・アプリケーション・モードと比較して、サーバ及び中間ノードの性能をより良い形で利用する分散モードが採用される。(4)SMIL解釈能力を備えていないPvCデバイスをSMILベース・アプリケーションに統合することができる。
ここで単なる例示として、本発明の好ましい諸実施形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るSMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するためのシステムの概略図である。実際、SMILベース・コンテンツは、SMIL文書で記述されるのが一般的である。図1に示されるように、本システムは、複数のSMILエンジン201と、複数のリモート・メディア・プロキシ202とを有し、それらがSMILエンジン201(「SMILルート・エンジン」と呼ばれることもある)をルート・ノードとする階層構造、即ちツリー・リンク構造を形成している。
各レベルのSMILエンジン201は、SMIL文書又は文書の一部の分析及び解釈を行うのに使用されるとともに、リモート・メディア・プロキシ202、又は次のレベルのSMILエンジン(「SMILサブ・エンジン」と呼ばれる)201、又はローカル・メディア再生デバイス、あるいはそれら全てとの通信、及びそれらの制御を行うのにも使用される。
リモート・メディア・プロキシ202は主に、SMIL解釈能力を備えていないリモート・メディア再生デバイスを制御し、上位レベルのSMILエンジン201(単数又は複数)からの命令を受信し、リモート・メディア再生デバイスに対するメディア・オブジェクトの提供を開始又は停止し、イベントを返送し、基本的なユーザ・インタラクション能力を提供するのに使用される。リモート・メディア・プロキシ202からリモート・メディア再生デバイスに提供されるメディア・オブジェクトでは、リモート・メディア再生デバイスによって再生可能なメディア・コンテンツが定義され、当該メディア・オブジェクトは、例えばリモート・メディア再生デバイスがメディア・コンテンツを取得するメディア・サーバのアドレスを有することができる。リモート・メディア再生デバイスがメディア・サーバにアクセスできない場合には、リモート・メディア・プロキシ202が再生すべきメディア・コンテンツをメディア・サーバから取得し、当該メディア・コンテンツを再生のためにリモート・メディア再生デバイスに提供する。
本明細書において、メディア再生デバイスは、SMILエンジンによって直接制御されるメディア再生デバイス、即ちローカル・メディア再生デバイスと、リモート・メディア・プロキシによって制御されるメディア再生デバイス、即ちリモート・メディア再生デバイスとを有する。当該メディア再生デバイスはPvCデバイスであってもよい。ローカル・メディア再生デバイスはさらに、メディア再生コントローラと、メディア・プレーヤとを有する。メディア再生コントローラは、SMILエンジンからの命令に従ってメディア・プレーヤを駆動し、再生すべきメディア・コンテンツを取得した後、当該メディア・コンテンツを再生のためにメディア・プレーヤに提供する。
SMILルート・エンジン201がSMIL文書をSMILサーバからダウンロードした後は、当該SMIL文書が分析され、タイム・コンテナに収容されるメディア・オブジェクトとマルチメディア・コンテンツの2つの形をとり得るより小さいSMIL文書に分解される。次に、それらのより小さいSMIL文書は、リモート・メディア・プロキシ202及びSMILサブ・エンジン201に配信され、又は必要に応じてローカルで保持され、あるいはその両方が実行される。SMILサブ・エンジンは、受信されたSMILサブ文書の分析、又はリモート・メディア・プロキシ202及びSMILサブ・エンジン201に対するさらに小さいSMIL文書の配信、又はそれらの文書のローカルでの保持を継続し、あるいはそれらの全ての処理を継続する。上記プロセスは、最後のレベルのSMILサブ・エンジン201に至るまで再帰的に繰り返される。このようにして、SMIL文書は分解された後にシステム内の関連ノードに配信される。SMILベース・マルチメディア・コンテンツが再生されるときは、各SMILエンジンが受信されたSMIL文書を解釈し、時間に基づいて、また、タイミング・イベントや文書オブジェクト・モデル(DOM)イベント等のイベントに基づいて、関連デバイスの呼び出しを行う。次に、メディア再生デバイスは、リモート・メディア・プロキシ202又はSMILエンジン201あるいはその両方から提供されたメディア・オブジェクトの定義に基づいて、再生用のメディア・コンテンツを対応するメディア・サーバから取得する。メディア再生デバイスがメディア・サーバにアクセスできない場合には、リモート・メディア・プロキシ202がメディア・コンテンツを取得し、当該メディア・コンテンツを再生のためにリモート・メディア再生デバイスに提供することができる。
さらに、ユーザは、様々なメディア再生デバイス(PvCデバイス等)が提供する様々なメディア・チャネルを介して、リモート・メディア・プロキシ202又はSMILエンジン201と様々な形でインタラクションを行うことができ、また、その結果発生するイベントによってメディア・コンテンツの再生を制御し、それによってマルチメディア・コンテンツの再生の柔軟性を高めることができる。
上記の記載から、本実施形態を採用するシステムは、オン・デマンドで動的に構成可能な、資源の制約がある1組のPvCデバイス上でSMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生することができ、それにより、様々な要件を満足させるだけでなく、様々な形のユーザ・インタラクションをも実現する新しいマルチメディア端末を構築できることが理解されるだろう。
図2は、図1のSMILエンジンの一実施形態を示す概略図である。図2に示されるように、SMILエンジン201は、メディア・デバイス・レジストリ301と、SMILパーサー302と、SMILインタープリタ303と、リモート・イベント・プロキシ304とを有する。以下、上述の各モジュールについて詳細に説明する。
メディア・デバイス・レジストリ301は、SMILエンジン201によって制御されるメディア・デバイスを登録するのに使用され、それらのメディア・デバイスとしては、SMIL文書で定義されるメディア・コンテンツをローカルで再生することができるローカル・メディア再生デバイスと、SMILエンジン201からの命令に従って、リモート・メディア再生デバイスがSMILメディア・オブジェクトで定義されるメディア・コンテンツを再生するように、当該リモート・メディア再生デバイスを制御するリモート・メディア・プロキシと、当該制御に従ってSMIL文書の各部分を解釈する次のレベルのSMILエンジンとが挙げられる。上述の3種類のメディア・デバイスは全て、SMILで定義されるメディア・インタラクション能力のサブセットをサポートしている。システム起動時に、そのようなメディア・デバイスのインタラクション能力及び位置情報をメディア・デバイス・レジストリ301に手動で登録することができ、あるいは自動的に登録することができる。
SMIL文書を再生する必要があるときに、SMILパーサー302は、対応するSMIL文書をSMILサーバからダウンロードし、当該SMIL文書を分析し、当該SMIL文書の内容を理解し、適切なメディア・インタラクション能力を備えたメディア・デバイスをメディア・デバイス・レジストリ301内で検索する。メディア・デバイスに関する情報に従って、SMILオブジェクトの静的な情報を有する中間SMILモデル又は内部SMILモデルあるいはその両方が生成される。中間SMILモデル及び内部SMILモデルは、メディア・オブジェクトと、マルチメディア・コンテンツを収容するタイム・コンテナの2つの形を取ることができ、それらの違いは、中間SMILモデルはネットワーク上の様々なノード間で転送され得るテキスト・モデル又は直列化モデルである一方、内部SMILモデルはSMILインタープリタ上で実行され得る実行可能オブジェクト・モデルであることである。事前定義されたバインディング・ルール及びメディア・デバイス・レジストリ301から提供された情報に従って、中間SMILモデル内のメディア・オブジェクトは、リモート・メディア・プロキシ202又はローカル・メディア再生デバイスあるいはその両方に配信され、中間SMILモデル内のタイム・コンテナは、SMILサブ・エンジン201に配信される。内部SMILモデルは、以下で説明するSMILインタープリタ303上に配置され、下位レベルのSMILサブ・エンジン、メディア・プロキシ、及びローカル・メディア再生デバイスの制御も行う。バインディング・ルールは、SMILエンジンにおける中間SMILモデル又は内部SMILモデルあるいはその両方と、SMILエンジンによって制御されるメディア・デバイスとの間の関係を定義するが、当該関係はデフォルトとすることができ、あるいは事前定義することができる。タイム・コンテナがSMILエンジン201に配信されたときは、タイム・コンテナのローカル・プロキシ・オブジェクトが生成され、SMILインタープリタ303へと転送され、メディア・オブジェクトがリモート・メディア・プロキシ202に配信されたときは、メディア・オブジェクトのローカル・プロキシ・オブジェクトが生成され、やはりSMILインタープリタ303へと転送される。SMILパーサー302は、イベントを、以下で説明するリモート・イベント・プロキシ304を介して、タイム・コンテナ及びメディア・オブジェクトの配信先となるSMILサブ・エンジン201及びリモート・メディア・プロキシ202との間で交換する。
SMILインタープリタ303は主に、SMIL文書の再生ロジックを解釈し、時間及びイベントに従ってメディア・コンテンツの再生をトリガし、対応するリモート・メディア・プロキシ202、又はSMILサブ・エンジン201、又はローカル・メディア再生デバイス、あるいはそれら全ての呼び出しを行い、ユーザとのインタラクションを制御する。
リモート・イベント・プロキシ304内で維持されるマッピング・テーブルには、ローカルSMILインタープリタ303内のプロキシ・オブジェクトと、リモート・メディア・プロキシ202に配信されるメディア・オブジェクトと、SMILサブ・エンジン201に配信されるタイム・コンテナとの間の関係が収容される。リモート・イベント・プロキシ304は、それらのイベントを通じてメディア・コンテンツの再生を制御することが可能となるSMILタイミング・イベントやDOMイベント等を含めた直列化イベントを対象とする、ローカルSMILエンジン201と、SMILサブ・エンジン201と、リモート・メディア・プロキシ202との間の転送を担当する。
上記の記載から、本実施形態を採用するSMILエンジンは、SMILベース・マルチメディア・コンテンツを分析し、解釈し、生成されたメディア・オブジェクト及びタイム・コンテナをローカル・メディア再生デバイス、リモート・メディア・プロキシ、及びSMILサブ・エンジンに配信できることが理解されるだろう。SMILベース・マルチメディア・コンテンツは、各SMILエンジンによる再帰的な分析によってシステム内の各ノードに配信される。また、メディア・コンテンツの再生については、SMILエンジンがメディア・オブジェクト及びタイム・コンテナの再帰的な解釈を実行するごとに、メディア・コンテンツがメディア再生デバイス上で再生されることになる。
図3は、本発明に係るシステムの典型的な応用例を示す概略図であり、ここでは、SMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するために、電話機、TVセット、HiFiシステム、及びPDAの組合せが示されており、これらは全て資源の制約があるPvCデバイスである。図3に示されるシステムは、第1のレベルがSMILルート・エンジンであり、第2のレベルがSMILエンジン付きPDA(即ち、SMILエンジンがローカル再生デバイスに相当するPDAを制御する)と、TVセットに取り付けられたセット・トップ・ボックスと、HiFiシステム(即ち、リモート・メディア・プロキシ)と、電話機(SMILルート・エンジンのローカル・メディア再生デバイス)とを有する、2つのレベルからなる分散構造となっている。SMIL文書はSMILサーバ上に記憶される。電話機、TVセット、HiFiシステム、PDA、及びセット・トップ・ボックスに関するそれぞれの位置及びサポートされるメディア・インタラクション能力は、SMILルート・エンジンに登録される。メディア・サーバは、様々なメディア・コンテンツを記憶するのに使用される。
SMIL文書は、必要に応じてSMILルート・エンジンにダウンロードされる。SMILルート・エンジンがSMIL文書を分析した後は、バインディング・ルール及び登録されているメディア・デバイスの情報に基づいて、ビデオ及び音声に関するストリーム・メディア・オブジェクトがセット・トップ・ボックスに配信され、テキスト・インタラクション及びテキスト・ストリームを収容しているタイム・コンテナがSMILエンジン付きPDAに配信され、音声インタラクションに関するメディア・オブジェクトがローカルSMILインタープリタを介して電話機に配信される。次に、SMILエンジン付きPDAは、タイム・コンテナをさらに分析し、テキスト・ストリームに関するメディア・オブジェクトを、実行のためにローカルSMILインタープリタを介してローカル・メディア・デバイス(PDA)に配信する。このようにして、再生が要求されたSMIL文書はシステム内の様々なノードに配信される。
次に、SMILルート・エンジンは、メイン・タイマを起動し、時間及びイベントに従って関連デバイスの呼び出しを行い、SMILベース・マルチメディア・コンテンツの再生をトリガする。音声及びビデオからなるメディア・コンテンツを再生する必要がある場合は、関連イベントがセット・トップ・ボックスに送信されて再生がトリガされる。HiFiシステムがメディア・サーバ2にアクセスできない故に、セット・トップ・ボックスは、音声メディア・オブジェクトの定義に基づいて再生すべきメディア・コンテンツをメッセージ・サーバ2から取得した後、そのようなメディア・コンテンツを(破線で示すように)再生のためにHiFiシステムに提供し、一方、TVセットに関しては、対応するビデオ・メディア・オブジェクトがセット・トップ・ボックスから提供された後に、TVセットは、再生すべきメディア・コンテンツを(破線で示すように)対応するメディア・サーバ1から取得する。テキスト・インタラクション及びテキスト・ストリームのメディア・コンテンツの再生が必要とされる場合には、関連イベントがSMILエンジン付きPDAに送信され、当該SMILエンジン付きPDAがタイム・コンテナを解釈し、テキスト・ストリームのメディア・オブジェクトの定義に基づいて再生用のテキスト・ストリームを対応するメディア・サーバ2から取得し、対応するテキスト・インタラクション・イベントを生成する。音声インタラクションが必要とされる場合には、SMILルート・エンジンが再生を行う電話機を呼び出し、当該電話機は、音声メディア・オブジェクトの定義に基づいて再生すべきメディア・コンテンツを電話ネットワークを介して対応するメディア・サーバ1から取得し、対応する音声インタラクション・イベントを生成する。ユーザとリモート・メディア・プロキシ又はSMILエンジンとの間のインタラクションによって生成されるイベントは、メディア・コンテンツの再生を開始又は停止できることを理解していただきたい。メディア・コンテンツの再生は、メイン・タイマが経過した時点で終了する。
図4は、本発明の一実施形態に係るSMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するための方法の概略的なフローチャートである。本方法は、各ノードにおけるSMILモデルの再帰的構成に関するステップ400と、分散SMILモデルの解釈に関するステップ410の2つの主要なステップを有することができる。
SMIL文書の再生前に、各SMILエンジンは、メディア情報と、当該SMILエンジンによって制御されるローカル・メディア再生デバイス、リモート・メディア・プロキシ、SMILサブ・エンジン等のメディア・デバイスに関するインタラクション能力及び位置情報とを登録するのに使用されるマッピング・テーブルを作成する必要がある。
ユーザが任意のインタラクション・チャネルを介してSMILベース・マルチメディア・コンテンツの表示を呼び出すステップ400ではまず、ステップ402で、SMILエンジン内のSMILパーサーがSMIL文書の取得及び分析を行い、SMILエンジンのメディア・デバイス・レジストリに記憶されている能力テーブルを検索し、制御対象のメディア・デバイスの情報を取得する。次にステップ403で、SMILエンジンは上記の情報に基づいて、ローカルSMILインタープリタ上に配置される内部SMILモデルと、リモート・メディア・プロキシ及びSMILサブ・エンジンに配信される中間SMILモデルとを生成する(ステップ404乃至406)。通常、メディア・オブジェクトは、ローカル・メディア再生デバイス又はリモート・メディア・プロキシとバインドされ、タイム・コンテナは、SMILサブ・エンジンとバインドされる。リモート・メディア・プロキシに配信されるメディア・オブジェクト及びSMILサブ・エンジンに配信されるタイム・コンテナに関して、対応するローカル・プロキシ・オブジェクトが生成される。次に、ステップ407で、SMILエンジンのリモート・イベント・プロキシに記憶されている、ローカル・プロキシ・オブジェクトと、リモート・メディア・プロキシに配信されるメディア・オブジェクトと、SMILサブ・エンジンに配信されるタイム・コンテナとの間の関係を記録したマッピング・テーブルの更新が行われる。ステップ408及び409で、SMILパーサーは、メディア・オブジェクトをリモート・メディア・プロキシに配信し、タイム・コンテナをSMILサブ・エンジンに配信する。SMILサブ・エンジンは上記のプロセスを継続し、SMIL文書が最終的に様々なノードに行き渡るように、当該SMIL文書を再帰的に構成する。
SMIL文書が無事システム全体に行き渡るように構成された後は、ステップ410で、分散SMILモデルの解釈実行が開始される。まず、ステップ412で、各SMILエンジンのSMILインタープリタは、それぞれ中間SMILモデル及びローカルSMILモデルの解釈を行う。本実施形態では、SMILルート・エンジン内のメイン・タイマは、SMIL文書の再生時間を測定するように設定される。ユーザ・インタラクションの解決策を使用して、イベント利用によるメディア・コンテンツ再生の開始及び停止を実行することも可能である。ステップ413で、SMILルート・エンジンは時間測定用のメイン・タイマを起動する。各SMILエンジンは、各SMILモデルを解釈した後に、タイミング・イベント又はインタラクション・イベントに従ってメディア・コンテンツを再生するようローカル・メディア再生デバイスに通知し(ステップ414)、その結果、ローカル・メディア再生デバイスは、再生すべきメディア・コンテンツを取得した後に、メディア・オブジェクトの定義に基づいて当該メディア・コンテンツを再生し、リモート・イベント・プロキシを介してSMILサブ・エンジンやリモート・メディア・プロキシのような様々な関連デバイスを呼び出すイベントをリモート・メディア再生デバイスに送信して、SMILサブ・エンジン及びリモート・メディア・プロキシの動作を制御する(ステップ415)。メディア・コンテンツを再生するリモート・メディア・プロキシの動作が呼び出されたときは、リモート・メディア・プロキシは、制御対象のリモート・メディア再生デバイスの能力に基づいて再生すべきメディア・コンテンツを取得する必要があるかどうかを判定し、必要があると判定した場合には、当該メディア・コンテンツを取得した後、当該メディア・コンテンツを再生のためにリモート・メディア再生デバイスに提供し、必要がないと判定した場合には、対応するメディア・オブジェクトをリモート・メディア再生デバイスに提供し、当該リモート・メディア再生デバイスが当該メディア・オブジェクトの定義に基づいて再生すべきメディア・コンテンツを取得して再生することになる。ステップ416でメイン・タイマが経過したときは、メディア・コンテンツの再生が終了し、SMILモデルの実行が終了する。
上記の記載から、本発明に係る方法を使用することによって、新しいマルチメディア端末として動的に構成可能な、資源の制約がある1組のPvCデバイス上でのSMILベース・マルチメディア・コンテンツの再生を実施できることが理解されるだろう。
以上、本発明に係るSMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するためのシステム、方法、及びエンジンをいくつかの例示的な実施形態を用いて詳細に説明してきたが、上述の各実施形態は網羅的なものではない。当業者であれば本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく様々な変更及び修正を施すことができるだろう。したがって、本発明をこれらの実施形態に限定することは本出願人の意図するところではなく、本発明の範囲は添付の特許請求範囲によってのみ限定されるべきである。
本発明の一実施形態に係るSMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するためのシステムの概略図である。 本発明の一実施形態に係るSMILエンジンの概略図である。 図1に示されるシステムの典型的な応用例を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係るSMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するための方法の概略的なフローチャートである。

Claims (12)

  1. SMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するためのSMILエンジンであって、
    前記SMILエンジンによって制御されるメディア・デバイスを登録するメディア・デバイス・レジストリと、
    SMIL文書の分析、及び前記メディア・デバイスのメディア・インタラクション能力に関して取得された情報に基づいて、中間SMILモデルを生成し、前記中間SMILモデルを次のレベルのSMILエンジン又はリモート・メディア・プロキシあるいはその両方に配信し、対応するローカル・プロキシ・オブジェクトを生成し、ローカルSMILインタープリタ上に配置すべき内部SMILモデルを生成するSMILパーサーと、
    前記SMIL文書の再生ロジックを解釈実行し、次のレベルのSMILエンジン又はリモート・メディア・プロキシ又はローカル・メディア再生デバイスあるいはそれら全てをトリガして前記メディア・コンテンツを再生し、ユーザとのインタラクションを制御するSMILインタープリタと、
    前記次のレベルのSMILエンジン又はリモート・メディア・プロキシあるいはその両方に配信される前記ローカル・プロキシ・オブジェクトと、前記中間SMILモデルとの間の関係が収容されたマッピング・テーブルを維持し、ローカルSMILエンジンと、前記次のレベルのSMILエンジン又はリモート・メディア・プロキシあるいはその両方との間のイベント転送を担当するリモート・イベント・プロキシとを有し、
    前記中間SMILモデルは、次のレベルのSMILエンジンに配信されるマルチメディア・コンテンツと、リモート・メディア・プロキシに配信されるメディア・オブジェクトとを収容するタイム・コンテナを有し、前記内部SMILモデルは、ローカルSMILインタープリタ上で実行可能なタイム・コンテナであり、ローカル・メディア再生デバイスに配信される現在のレベルのSMILモデル及び前記メディア・オブジェクトに関する制御ロジックを有する、
    SMILエンジン。
  2. 前記ローカル・メディア再生デバイスは、
    前記SMILインタープリタの前記トリガ・メカニズムに従ってメディア・プレーヤを 駆動し、再生すべきメディア・コンテンツを取得するメディア再生コントローラと、
    メディア・コンテンツを再生するメディア・プレーヤと、
    を有する、請求項1に記載のSMILエンジン。
  3. 前記イベントは、タイミング・イベントと、文書オブジェクト・モデル・イベントと、ユーザ・インタラクション・イベントと、内部イベントとを有する、請求項1に記載のSMILエンジン。
  4. 前記ローカル・メディア再生デバイスは、パーベイシブ・コンピューティング・デバイスであってもよい、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のSMILエンジン。
  5. SMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するためのシステムであって、
    SMIL文書の分析及び解釈を行うとともに、次のレベルのSMILエンジン、リモート・メディア・プロキシ、又はローカル・メディア再生デバイスとの通信及びそれらの制御も行う、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の複数のSMILエンジンと、
    上位レベルのSMILエンジンからの命令を受信し、リモート・メディア再生デバイスに対するメディア・オブジェクトの提供を開始又は停止し、イベントを返送し、基本的なユーザ・インタラクション能力を提供する複数のリモート・メディア・プロキシと
    を有し、
    前記複数のSMILエンジンと、前記複数のリモート・メディア・プロキシと、前記ローカル・メディア再生デバイスと、前記リモート・メディア再生デバイスとは、SMILエンジンをルート・ノードとし、SMILエンジン及びリモート・メディア・プロキシをブランチ・ノードとし、ローカル・メディア再生デバイス及びリモート・メディア再生デバイスをリーフ・ノードとするツリー・リンク構造を形成する、
    システム。
  6. 前記リモート・メディア・プロキシは、前記リモート・メディア再生デバイスの能力に従ってどのメディア・オブジェクトを提供すべきかを判定し、リモート・メディア再生デバイスがメディア・サーバにアクセスできない場合には、提供される前記メディア・オブジェクトは、再生すべきメディア・コンテンツを含み、前記リモート・メディア再生デバイスがメディア・サーバにアクセスできる場合には、提供される前記メディア・オブジェクトは、メディア・コンテンツを取得するための前記メディア・サーバのアドレスを含む、請求項5に記載のシステム。
  7. 前記ローカル・メディア再生デバイスと、前記リモート・メディア再生デバイスとは、パーベイシブ・コンピューティング・デバイスである、請求項5又は請求項6に記載のシステム。
  8. 請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載のシステムにおいてSMILベース・マルチメディア・コンテンツを再生するための方法であって、
    SMILエンジンが、SMIL文書を分析し、前記SMILエンジンによって制御される前記メディア・デバイスの前記メディア・インタラクション能力に関する情報を取得するステップと、
    前記SMILエンジンが前記メディア・インタラクション能力に関して取得した前記情報に基づいて、中間SMILモデルを生成し、前記中間SMILモデルを次のレベルのSMILエンジン又はリモート・メディア・プロキシあるいはその両方に配信し、対応するローカル・プロキシ・オブジェクトの生成又はローカルSMILインタープリタ上に配置すべき内部SMILモデルの生成あるいはその両方を行うステップと、
    前記次のレベルのSMILエンジン及び前記リモート・メディア・プロキシに配信される前記ローカル・プロキシ・オブジェクトと前記中間SMILモデルとの間の関係が記録されたマッピング・テーブルを更新するステップと、
    前記次のレベルのSMILエンジンが最後のレベルのSMILエンジンとなるまで上述の各ステップを再帰的に実行するステップと、
    受信された前記各中間SMILモデルを解釈し、前記各SMILエンジンを用いて内部SMILモデルを生成するステップと、
    時間及びイベントに従って、前記リモート・メディア再生デバイス又はローカル・メディア再生デバイスあるいはその両方を起動してメディア・コンテンツを再生するステップとを有し、
    前記中間SMILモデルは、次のレベルのSMILエンジンに配信されるマルチメディア・コンテンツと、リモート・メディア・プロキシに配信されるメディア・オブジェクトとを収容するタイム・コンテナを有し、前記内部SMILモデルは、ローカル実行可能なタイム・コンテナであり、ローカル・メディア再生デバイスに配信される現在のレベルのSMILモデル及び前記メディア・オブジェクトに関する制御ロジックを有する、
    する方法。
  9. 前記イベントは、タイミング・イベントと、文書オブジェクト・モデル・イベントと、ユーザ・インタラクション・イベントと、内部イベントとを有する、請求項8に記載の方法。
  10. ローカル・メディア再生デバイスを起動してメディア・コンテンツを再生する前記ステップは、前記ローカル・メディア再生デバイスが、受信したメディア・オブジェクトの定義に基づいて対応するメディア・サーバからメディア・コンテンツを取得して再生するステップを有する、請求項8に記載の方法。
  11. リモート・メディア再生デバイスを起動してメディア・コンテンツを再生する前記ステップは、前記リモート・メディア・プロキシが、制御対象の前記リモート・メディア再生デバイスの能力に従って再生すべきメディア・コンテンツを取得する必要があるかどうかを判定し、必要があると判定された場合には、再生すべき前記メディア・コンテンツが前記リモート・メディア・プロキシによって取得され、再生のために前記リモート・メディア再生デバイスに提供され、必要がないと判定された場合には、対応するメディア・リンク又はメディア記述子が前記リモート・メディア再生デバイスに提供され、前記リモート・メディア再生デバイスが再生すべきメディア・コンテンツを取得して再生するステップを有する、請求項8に記載の方法。
  12. 前記ローカル・メディア再生デバイスと、前記リモート・メディア再生デバイスとは、パーベイシブ・コンピューティング・デバイスである、請求項8乃至請求項11のいずれか一項に記載の方法。
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