JP2008253410A - Mri装置及びmri寝台装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】RFコイルを寝台装置側から支えた状態で撮影を行うことができるMRI装置を提供する。
【解決手段】被検体が載置される天板41と、平板状のRFコイルと、支柱を有し、該支柱の一端に天板41の短手方向の端部に結合され短手方向へヒンジ運動を行うヒンジ部432aを有し、そのヒンジ運動によって支柱が起立したときに被検体を挟んでRFコイルを支持する受部材437aを他端に有する、天板41の短手方向の両側端部に配置された支持手段43と、天板41に載置された被検体からの核磁気共鳴信号をRFコイルで検出し、該検出されたデータに基づいて断層画像の画像データを形成する画像形成手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検体のMRI画像を撮影するためのMRI装置、及び、MRI画像の撮影対象となる被検体が載置される寝台装置に関する。
MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴イメージング)装置とは、寝台装置に載置され静磁場中に置かれた被検体に対し、傾斜磁場を印可した状態で、励起用磁場用コイル(送信RFコイル)から励起用磁場(RF磁場)を印加すると共に、核磁気共鳴信号用コイル(受信RFコイル)で核磁気共鳴信号(MR信号)を取得し、この取得されたMR信号に基づき、当該被検体に関するMRI画像(断層像)を再構成する医用画像装置である。
このようなMRI装置を用いて断層撮影を行う場合、画像を高画質に得るためには数多くのRF(Radio Frequency)コイルを取り付ける必要がある。このため、RFコイルを配置したユニット(シート)を被検体の上に載せて撮影した場合、被検体に多数のRFコイルを搭載したユニットが載せられることになり、被検体はRFコイルの重量感を感じ、撮影中の快適性は損なわれてしまう。
そこで、コイル自体を軽量化することで被検体の負担を軽減する試みもあったが、多チャンネル化に伴うRFコイルの増加、及びそれに伴う電気部品の増加によりその軽量化にも限界がある。
このため、従来、硬質な半円筒形型の台(以下「フォーマ」と呼ぶ。)を被検体の上にかぶせ、その上に受信RFコイルが配置されたシートを、載置する構成にしたMRI装置(例えば、特許文献1)が提案されている。また、RFコイルが配置されたユニット自体を硬質な素材にすることでフォーマと共用し、被検体への負荷を軽減するものもある。
特開平09−075323
しかし、RFコイルが配置されたユニットとは別にフォーマ(RFコイルを部位に合わせた形で支持する手段)を必要とする構成の場合、身体を覆う大きいフォーマとRFコイルが配置されたシートのセットという2回の手間が発生してしまう。また、フォーマとRFコイルが配置されたユニットを共用にした場合、フォーマと共用のRFコイルが配置されたユニット自体が大型化し、かつ重くなり、操作者の取り回しが困難になる。さらに、被検体の体格が大きい場合、寝台装置に載置された被検体を挟んで操作者と反対側にあるフォーマセットの位置が操作者から確認することが困難である。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、RFコイルを寝台装置側から支えた状態で撮影を行うことができるMRI装置及び寝台装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のMRI装置は、被検体が載置される天板と、平板状のRFコイルと、支柱を有し、該支柱の一端に前記天板の短手方向の端部に結合され前記短手方向へヒンジ運動を行うヒンジ部を有し、そのヒンジ運動によって前記支柱が起立したときに前記被検体を挟んで前記RFコイルを支持する受部材を他端に有する、前記天板の前記短手方向の両側端部に配置された支持手段と、前記天板に載置された前記被検体からの核磁気共鳴信号を前記RFコイルで検出し、該検出されたデータに基づいて断層画像の画像データを形成する画像形成手段とを備えることを特徴とするものである。
請求項9に記載のMRI寝台装置は、被検体が載置される天板と、支柱を有し、該支柱の一端に前記天板の短手方向の端部に結合され前記短手方向へヒンジ運動を行うヒンジ部を有し、そのヒンジ運動によって前記支柱が起立したときに前記被検体を挟んで平板状のRFコイルを支持する受部材を他端に有する、前記天板の前記短手方向の両側端部に配置された支持手段とを備えることを特徴とするものである。
請求項1に記載のMRI装置及び請求項9に記載のMRI寝台装置によると、RFコイルを下から支持部で支えることで、当該RFコイルを被検体から浮いた状態もしくは被検体に軽く乗る状態で維持することができる。これにより、被検体にかかるRFコイルの加重が軽減され、撮影中の快適性を向上させることができる。
〔第1の実施形態〕
(寝台装置の構成)
このMRI装置の寝台装置4の構成について説明する。図1は寝台装置4の天板41に設けられた支持手段の外観構成の一例を表わしている。図2は本実施形態に係る寝台装置4の模式的な断面図を表わしている。図3は本実施形態に係る寝台装置4に被検体及びRFコイル8を載せたときの模式的な断面図である。
図1、図2に示す寝台装置4は、図3に示すようにMRI装置による画像撮影に供される被検体Pを寝台装置4の天板41に載せ、さらにその上にRFコイル8を載せたときに、支持手段43によってそのRFコイル8を下から支えるために使用されるものである。
RFコイル8は、平板状の形状を有するよう構成される。また、RFコイル8は、両端を下から支えた場合に、上方に湾曲する又はそのままの状態で下方に落下しない硬さを有する。また、以下では、RFコイル8は50cm角の大きさのもので説明する。ただし、RFコイル8は、関心領域に合わせてサイズを変更する必要があり、それに対応させて、以下で説明する本発明に係る支持手段43の大きさも変更することが好ましい。
寝台装置4は、その短手方向の両側端部に一対の長手方向(天板41に載置される被検体Pの体軸方向)に沿って配置されたレール42a及びレール42bを含んで構成される。レール42a及びレール42bは、被検体Pが天板41に乗るときや天板41から降りるときに天板41の短手方向又は床方向に撓むように、柔軟性を有する素材により生成されていることが望ましい。また、この素材は、反復利用に耐えうるために、耐久性(強度、耐衝撃性など)にも優れていることが望ましい。さらに、後述のように連結部材431a及び431bがレール42a及び42b上を円滑に移動できるように、摺動特性も優れた素材であることが望ましい。このような条件を満たしうる素材としては、例えばポリアセタール(poliyacetal)などがある。
レール42a及びレール42bは、図2に示すように面ファスナ45によって天板41に脱着可能に接合される。ここで、レール42a及びレール42bの接合は脱着可能な状態で天板41に限定する必要はなく、例えば接着剤などで互いを接着したり、周囲に紐部材などを巻回して固定したりしてもよい。
支持手段43は、寝台装置4の両側端部に一対として設置されており、それぞれ、図1に示すように、連結部材431a、431b、ヒンジ部432a、432b、支柱となる板状部材433a、433b、スリット434a、434b、バックル435a(これに対応するバックルも反対側の支持手段43は有しているが、板状部材433bに隠れて見えていない。)、ヒンジ部436a、436b、及び受部材437a、437b、を有する。そして、支持手段43における板状部材433a、433bや受部材437a、437bは、図4に示すように長手方向に10cmの幅を有する。ここで、本実施形態では、50cm角程度のRFコイル8を支えるために支持手段43の幅を10cmとしたが、これは支えるRFコイル8の大きさや、支持手段43の強度などを考えて変更することが好ましい。
ここで、天板41の両側端部に配置された2つの支持手段43はいずれも同じ構成を有しているので、以下では、図1に示す、連結部材431a、ヒンジ部432a、板状部材433a、スリット434a、バックル435a、ヒンジ部436a、及び受部材437aで構成された支持手段43について説明する。
連結部材431aは、図2に示すようにその内周面がレール42aの外周面に係合する形状を有する係合部を備えて構成されている。そして、連結部材431aは、図2に示すようにレール42aを覆うようにレール42aと連結さる。そして、図1に示すように、連結部材431aは、レール42aに沿って、すなわち天板41の長手方向に沿って移動可能である。また、レール42aの端部まで移動させることにより取り外し可能である。この連結部材431aは、可撓性、耐久性、摺動特性などに優れたポリアセタール等の素材によって形成することが望ましい。また、連結部材431aは短手方向には可動しないように構成されている。
連結部材431aは、上述の係合部から上方(天板41から離れる方向)に伸びヒンジ部432aと結合している。また、連結部材431aは、上方からかかる力によって係合部とレール42aの間の摩擦が大きくなり長手方向への移動を固定するように構成されている。
ヒンジ部432aは、自由度の大きいヒンジ運動を行えるよう構成されている。このヒンジ部432aのヒンジ運動により、板状部材433a、受部材437aなどが、寝台装置4の天板41側又は寝台装置4の外側(天板41とは逆側)に向かって倒れることが可能な構成となっている。
ここで、本実施形態ではヒンジ部432aを連結部材431aと別に設けているが、これは、連結部材431aを短手方向に可動可能にすることで、ヒンジ部432aの機能を連結部431aにまとめてもよい。
ヒンジ部432aから上方に向かって板部材433aが伸びヒンジ部436aと結合している。
板部材433aは高さ(直立したときに、天板から離れる方向の長さ)が25〜30cmである。ここで、本実施形態では、寝台装置4に載置される被検体Pは様々な体格を有しているため、より多くの被検体Pに対しRFコイル8の加重の負荷を減らすとともに、RFコイル8と被検体Pの間に隙間がなるべく開かないように25〜30cmとしているが、被検体Pの体格と要求されるRFコイル8と被検体Pとの隙間の大きさに基づいて、板部材433aの高さを決定する必要がある。
この板部材433aにはスリット434aが開けられている。さらに、スリット434aの上方(天板から離れる方向)にバックル435aが設けられている。
このバックル435aは、雄部と雌部を有しており、一方が板部材433aに配置されている。本実施形態では雌部が板部材433aに配置されているとして説明する。バックル435aは、バックル435aの雄部とバックル435aの雌部を結合させることによって、ベルト44を支持手段43に固定する構造になっている。
スリット434aは、ベルト44を通すための穴であり、スリット434aの大きさはバックル435aの雄部よりを小さい大きさである。これにより、バックル435aの雄部が通り抜けなくなり、ベルト44を見失うことを防止できる。図2に示すように、ベルト44は寝台装置4の外側に位置するバックル435aで支持手段43に結合され、板部材433aを通過して寝台装置4の天板41側に抜けている。
ヒンジ部436aは、自由度の小さいヒンジ運動を行うよう構成されている。そして、ヒンジ部436aは上方で受部材437aと結合している。
受部材437aは、コの字型の形状を有している。そして、受部材437aは、コの字型の開口部である受け口の方向を、ヒンジ部436aのヒンジ運動により変えることが可能に構成されている。このヒンジ運動により、受部材437aの受け口でRFコイル8が受け易くなる。そして、図3に示すように、受部材437aは寝台装置4の短手方向両側からRFコイル8を挟み、RFコイル8を下側から支える。ここで、本実施形態ではRFコイル8は、上述のように一定の硬さを有するため、両端を受部材437aで支えられると天板側に落ちずに、上方に湾曲して支持される状態を維持できる。また、ベルト44により寝台装置4の外側に支持手段43が倒れないように押さえられているため、支持手段43はRFコイル8から受部材437aが受ける寝台装置4の外側に押す力によって直立する。
ここで、本実施形態では、受部材437aを可動可能にするためにヒンジ部436aを別個設けているが、支持部材43自体の材質を柔軟性のあるプラスチックなどで構成した場合には、支持部材43の撓りにより受部材437aが可動可能になるため、ヒンジ部436aを特に設けなくてもよい。
ベルト44は、支持手段43の両方が寝台装置4の外側に倒れたときにもスリット434a又はスリット434bから抜けない長さを有する。こうすることにより、支持手段43が倒れている状態で患者が寝台装置4に載置されたとしても、操作者はどちら側からもベルト44を確実に見つけることができる。
ベルト44はその一端にバックル435aの雄部を有し、多端にもう一つのバックルの雄部が設けられている。上述のようにバックル435aの雄部及びもう一つのバックルの雄部を、それぞれバックル435aの雌部及びもう一つのバックルの雌部とかみ合わせることにより、ベルト44は両方の支持手段43と結合する。
ここで、本実施形態では、ベルト44と支持手段43の結合にバックル435aを使用しているが、接着剤などを用いて接合する構成や、紐部材を周囲に巻回して接合する構成などの任意の構成を適宜に採用することが可能である。
また、ベルト44を寝台装置4の外側に引くことにより、寝台装置4を挟んで反対側にある支持手段43を引っ張ることができる。これにより、支持手段43は寝台装置4に向かって起立していく。このように、ベルト44を引くことで寝台装置4を挟んだ反対側の支持手段43を起立させることができるので、寝台装置4に被検体Pが載置されており、その被検体Pの体格が大きく寝台装置4の反対側が見難い場合にも、反対側の支持手段43を探すことなく起立させることが可能となる。
そして、図3に示すように、ベルト44は、天板41の両側端部にある支持手段43に結合されている。そこで、支持手段43が、被検体Pを間においてRFコイル8を受部材437a、437bで受けて両側から挟んだときに、被検体Pの体重でRFコイルは下に引かれ、これにより、RFコイル8は両側の支持手段43を天板41側に引っ張るよう構成されている。このベルト44が支持手段43を天板41側へ引っ張る力が、RFコイルが支持手段43を寝台装置4の外側へ押す力に対抗することにより、支持手段43が寝台装置4の外側に倒れないようになる。
さらに、本実施形態では、被検体Pが寝台装置4に載置された場合に、図3に示すように、天板41と被検体Pの間にシート11を挟んでいる。ここで、シート11は、被検体Pの全身を乗せられる大きさを有するものである。そして、シート11の被検体Pに接する面は撥水性が高い材質でできている。さらに、シート11の天板41に接する側の面は例えばポリエチレンやテフロンコーティングなどの滑り易い易滑性の材質でできている。また、本実施形態では、より精度よく画像を形成するため図3に示すように下側RFコイル8aを敷いているが、これは、被検体Pの寝心地を快適にするための単なるマットでもよく、また、何も敷かずに天板41に直接被検体Pを載置してもよい。
そして、ベルト44は、被検体Pが寝台装置4に載置された場合には、シート11と天板41の間を通して天板41を横切る構造になっている。これにより、被検体Pの加重がベルト44にかかっても、シート11との摩擦が軽減され、ベルト44が滑らかに長手方向にスライドすることが可能となる。
また、シート11の短手方向両端にレールを設け、そのレール部分に長手方向に移動可能な結合部材を設け、ベルト44をシート11の一方の端にある結合部材を通過させ天板41とシート11との間を通しさらに、シート11の他方の端にある結合部材を通過させて、寝台装置4の短手方向の両端に設けられた支持手段43双方と結合する構成をとることも可能である。
(MRI装置全体の動作)
次に、以上で説明した第1の実施形態に係るMRI寝台装置を有するMRI装置について説明する。図4は本実施形態に係るMRI装置の機能を表すブロック図である。同図に示すMRI装置は、天板に固定された被検体の内部形態又は機能を反映するデータを検出し、この検出されたデータに基づいて断層画像の画像データを形成する装置である。
静磁場磁石1は、中空の円筒形状に形成されており、その内部空間に一様な静磁場を発生するように作用する。この静磁場磁石1としては、例えば永久磁石や超伝導磁石などが使用される。
傾斜磁場コイル2は、中空の円筒形状をなしており、静磁場磁石1が形成する内部空間に配置されている。この傾斜磁場コイル2は、予め設定された3次元直交座標系(XYZ座標系)の各座標軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成されている。これら3つのコイルは、電源供給部3から個別に電源供給を受けて、X、Y、Zの各座標軸に沿って磁場強度が傾斜する傾斜磁場を発生する。
なお、Z座標軸は被検体Pの体軸方向(後述の天板41の長手方向)に沿って配置され、静磁場磁石1は、このZ方向の静磁場を発生する。X、Y、Zの各方向の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場、位相エンコード用傾斜磁場、及びリードアウト用傾斜磁場の方向にそれぞれ対応される。
ここで、スライス選択用傾斜磁場は、任意に撮影断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場は、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相をエンコードするために利用される。リードアウト用傾斜磁場は、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相をエンコードするために利用される。
被検体Pは、寝台装置4の天板41に載置された状態で傾斜磁場コイル2の内部空間(撮影口)に挿入される。天板41は、寝台制御部5により駆動されて、その長手方向及び上下方向にそれぞれ移動される。通常、この天板41の長手方向が静磁場磁石1の中心軸に対して平行になるように寝台装置4が設置される。なお、この寝台装置4の構成の詳細については後述する。
RF(Radio Frequency)コイル8は、傾斜磁場コイル2の内部空間に配置される。RFコイル8は、送信部7から高周波パルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。
送信部7は、RFコイル8に高周波パルスを送信するもので、発信部、位相選択部、周波数変換部、振幅変調部、高周波電力増幅部(いずれも不図示)などを含んで構成される。
発振部は、静磁場中における対象原子核に固有の共鳴周波数の高周波信号を発生する。位相選択部は、この高周波信号の位相を選択する処理を行う。周波数変換部は、位相選択部から出力された高周波信号の周波数を変換する処理を行う。振幅変調部は、周波数偏重部から出力された高周波信号の振幅を例えばシンク関数(sinc(x)=sin(x)/x)等の関数にしたがって変調する処理を行う。高周波電力増幅部は、振幅変調部から出力された高周波信号を増幅する処理を行う。送信部7は、高周波電力増幅部により得られるラーモア(Larmor)周波数に対応する高周波パルスをRFコイル8に送信する。
RFコイル8は、発生された高周波磁場の影響により被検体Pから放出される磁気共鳴信号をそれぞれ受信し、その受信結果を表す信号を受信部9に出力する。
受信部9は、RFコイル8から出力される信号に基づいて、複数の受信チャンネルのそれぞれに関する磁気共鳴信号データを生成する。
演算制御部10は、インタフェース部101、データ収集部102、再構成部103、記憶部104、表示部105、入力部106、及び制御部107を有している。
インタフェース部101には、電源供給部3、寝台制御部5、送信部7、受信部9などが接続されている。インタフェース部101は、これら各部と演算制御部10との間における信号の送受信処理を行う。
データ収集部102は、受信部9から出力される磁気共鳴信号データをインタフェース部101を介して収集する。データ収集部102は、収集した磁気共鳴信号データ(デジタル信号)を記憶部104に送って記憶させる。
再構成部103は、記憶部104に記憶された磁気共鳴信号データに対してフーリエ変換などの画像再構成処理を実行して、被検体Pの体内における所望の核スピンのスペクトラムデータや画像データを求める。それにより、被検体Pの断層画像の画像データが生成される。
記憶部104は、磁気共鳴信号データ、スペクトラムデータ、画像データなどの各種データを記憶する。これらのデータは、例えば各患者毎に記憶されるようになっている。
表示部105は、スペクトラムデータや画像データなどの各種データに基づいて、各種の画像や画面を表示する。この表示処理の制御は、制御部107によって実行される。この表示部105としては、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの任意の表示デバイスを使用することができる。
入力部106は、検者からの各種指定や情報入力を受け付ける。この入力部106としては、キーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティック、コントロールパネル、又はペンタブレットなどの任意の入力デバイスや操作デバイスを適宜に用いることが可能である。
制御部107は、図示しないマイクロプロセッサや記憶装置などを含んで構成され、このMRI装置の各部を個別に或いは連動させて制御する。
(効果)
以上のような、本実施形態に係るMRI装置(寝台装置)によれば、支持手段43は寝台装置4から取り外しが可能であり、また、寝台装置4に取り付けてある場合でも外側に大きく倒れるため、被検体Pを寝台装置4の天板41への載置が容易に行える。
また、支持手段43がRFコイル8を下から支えるため、RFコイル8が載せられている被検体PはRFコイル8の重量を感じないもしくは少ししか感じない状態で撮影が行える。これにより、被検体Pの撮影中の快適性を向上させることができる。
また、被検体Pの体格が大きく、検者から見て寝台装置4を挟んで反対側にある支持手段43が寝台装置4の外側に倒れていて見えない場合でも、寝台装置4の検者側に出ているベルト44を引っ張ることにより、支持手段43が起立するため、見えない支持手段43を探す手間が掛からない。
さらに、支持手段43は、寝台装置4に接続されたレール42a及びレール42b上をスライドし、長手方向の自由な位置でRFコイル8を支持できるため、被検体Pにおける撮影部位にあわせてRFコイル8の位置を変更することができる。さらに、ベルト44がシート11と天板41の間を通過するため、被検体Pの体重による摩擦の増大の影響を抑えて、ベルト44の長手方向の位置を変えることができるため、より自由にRFコイル8の長手方向の位置を変更することが可能となる。
本発明に係るMRI装置における寝台装置の外観構成を表わす斜視図 本発明に係る寝台装置の一部及び支持手段の模式的な断面図 本発明に係る寝台装置に被検体が載置された状態の模式的な断面図 本発明に係るMRI装置の全体構成を表わすブロック図
符号の説明
1 静磁場磁石
2 傾斜磁場コイル
3 電源供給部
4 寝台装置
41 天板
42a、42b レール
43 支持手段
431a、431b 連結部材
432a、432b ヒンジ部
433a、433b 板状部材
434a、434b スリット
435a、435b バックル
436a、436b ヒンジ部
437a、437b 受部材
44 ベルト
45 面ファスナ
5 寝台制御部
7 送信部
8 RFコイル
9 受信部
10 演算制御部
101 インタフェース部
102 データ収集部
103 再構成部
104 記憶部
105 表示部
106 入力部
107 制御部
P 被検体

Claims (12)

  1. 被検体が載置される天板と、
    平板状のRFコイルと、
    支柱を有し、該支柱の一端に前記天板の短手方向の端部に結合され前記短手方向へヒンジ運動を行うヒンジ部を有し、そのヒンジ運動によって前記支柱が起立したときに前記被検体を挟んで前記RFコイルを支持する受部材を他端に有する、前記天板の前記短手方向の両側端部に配置された支持手段と、
    前記天板に載置された前記被検体からの核磁気共鳴信号を前記RFコイルで検出し、該検出されたデータに基づいて断層画像の画像データを形成する画像形成手段と
    を備えることを特徴とするMRI装置。
  2. 前記支柱は前記天板の長手方向に沿って幅を有することを特徴とする請求項1に記載のMRI装置。
  3. 前記支持手段に結合され、前記ヒンジ運動により前記天板と逆方向へ倒れている状態の前記支持手段を、前記天板を挟んで短手方向逆側から引っ張ることにより起立させるベルト部材をさらに備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のMRI装置。
  4. 前記天板は
    前記短手方向の前記両側端部に前記長手方向に沿ってレールが配置され、
    前記ヒンジ部は、
    該レールに沿って前記天板の前記長手方向に移動可能に該レールに結合されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のMRI装置。
  5. 前記ベルト部材は前記支持手段に取り外し可能に結合されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載のMRI装置。
  6. 前記支持手段は、前記支柱と前記受部材の間にヒンジ機構を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載のMRI装置。
  7. 前記被検体と前記天板との間に前記天板側が易滑性のシートをさらに備え
    前記ベルト部材は前記シートと前記天板の間を通過するよう配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載のMRI装置。
  8. 前記シートは前記短手方向の両側端部にレールが配置され、
    該レールに前記シートの長手方向に沿って移動可能な接続部材を備え、
    前記ベルト部材は、
    前記接続部材を経由している前記シートと前記天板の間を通過するよう配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載のMRI装置。
  9. 被検体が載置される天板と、
    支柱を有し、該支柱の一端に前記天板の短手方向の端部に結合され前記短手方向へヒンジ運動を行うヒンジ部を有し、そのヒンジ運動によって前記支柱が起立したときに前記被検体を挟んで平板状のRFコイルを支持する受部材を他端に有する、前記天板の前記短手方向の両側端部に配置された支持手段と
    を備えることを特徴とするMRI寝台装置
  10. 前記支柱は前記天板の長手方向に沿って幅を有することを特徴とする請求項9に記載のMRI寝台装置。
  11. 前記支持手段に結合され、前記ヒンジ運動により前記天板と逆方向へ倒れている状態の前記支持手段を、前記天板を挟んで短手方向逆側から引っ張ることにより起立させるベルト部材をさらに備えることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のMRI寝台装置。
  12. 前記天板は
    前記短手方向の前記両側端部に前記長手方向に沿ってレールが配置され、
    前記ヒンジ部は、
    該レールに沿って前記天板の前記長手方向に移動可能に該レールに結合されている
    ことを特徴とする請求項9乃至請求項11のいずれか一つに記載のMRI寝台装置。
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