JP2008251470A - パック電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で各々の電池温度を独立して正確に、しかも速やかに検出しながら、短い長尺状感熱体で多数の電池温度を検出する。
【解決手段】パック電池は、複数の電池1と、複数の電池1を定位置に配置するホルダー2と、このホルダー2で定位置に配置される電池1の表面に感熱部を接触するように配設してなる長尺状感熱体30とを備える。ホルダー2は、複数の電池1を平行な姿勢で複数段に配置すると共に、電池1の各段の間に長尺状感熱体30を挟着している。長尺状感熱体30は、両面を感熱部として、両面の感熱部を挟着する電池1の表面に接触させている。
【選択図】図10

Description

本発明は、複数の電池を備えると共に、各々の電池の温度を検出することができるパック電池に関する。
二次電池は、充放電されて温度が異常に高くなることがある。異常な温度になった電池が充放電されると電気特性が著しく低下する。この弊害を避けるために、各々の電池の温度をセンサで検出し、いずれかの電池が異常温度になると電流を遮断するパック電池が開発されている。(特許文献1参照)
特許文献1に記載されるパック電池は、複数の電池を直列に直線状に連結して電池モジュールとし、さらに複数の電池モジュールを平行に配置している。電池モジュールの表面には、各々の電池温度を検出する温度センサを付着している。温度センサは、電池に接触する部分に感熱部を設けて、電池モジュールに沿う細長い形状としている。このパック電池は、いずれかの温度センサが電池の異常温度を検出すると保護回路(図示せず)で電池の電流を遮断する。このパック電池は、すべての電池の温度を検出して電流を遮断するので、電池の劣化を防止しながら安全に使用できる。とくに、すべての電池の表面に温度センサを配置するので、いずれかひとつの電池が異常温度になっても電流を遮断できる。ただ、この構造のパック電池は、すべての電池の表面に温度センサを配置する必要があって、構造が複雑になる。また、パック電池は、温度センサの個数が多くなるにしたがって、すべての温度センサを電池表面に安定して熱結合状態に配置するのが難しくなる。温度センサが電池に好ましい状態で熱結合されなくなると、電池温度を正確に検出できなくなる。
温度センサの個数を少なくすることを目的として、複数の電池表面に熱伝導体を接触させ、この熱伝導体の温度を温度センサで検出するパック電池が開発されている。(特許文献2参照)このパック電池は、電池の個数に対する温度センサの数を少なくできる。しかしながら、すべての電池温度を均一に、しかも速やかに検出できない欠点がある。それは、温度センサが直接に電池温度を検出できないからである。
さらに、簡単な構造としながら、すべての電池温度を直接に検出するパック電池も開発されている。(特許文献3参照)このパック電池は、表面を感熱部とする長尺状感熱体を電池の表面に巻き付けて、すべての電池温度を検出する。長尺状感熱体は、一対の導電線を熱可溶性絶縁材で絶縁する。熱可溶性絶縁材は、電池の異常温度で熱溶融される。熱可溶性絶縁材が熱溶融されると、一対の導電線はショート状態となる。したがって、この長尺状感熱体を電池表面に巻き付けて、電池の異常温度を検出できる。この長尺状感熱体は、長手方向に連続する感熱部を設けることから、細長いバンド状とし、これを電池表面に巻き付けて電池温度を検出できる。
特開2000−223165号公報 特開平7−307171号公報 特開2005−346943号公報
特許文献3のパック電池は、簡単な構造で各々の電池温度を独立して検出できる。ただ、多数の電池を内蔵するパック電池にあっては、相当に長い長尺状感熱体を使用する必要があって、部品コストが高くなる欠点がある。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、簡単な構造で各々の電池温度を独立して正確に、しかも速やかに検出しながら、短い長尺状感熱体で多数の電池温度を検出できるパック電池を提供することにある。
本発明のパック電池は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
パック電池は、複数の電池1と、複数の電池1を定位置に配置するホルダー2と、このホルダー2で定位置に配置される電池1の表面に感熱部を接触するように配設してなる長尺状感熱体30とを備える。ホルダー2は、複数の電池1を平行な姿勢で複数段に配置すると共に、電池1の各段の間に長尺状感熱体30を挟着している。長尺状感熱体30は、両面を感熱部として、両面の感熱部を挟着する電池1の表面に接触させている。
本発明の請求項2のパック電池は、ホルダー2が複数の電池1を俵積み状態に配設しており、電池1の間に挟着される長尺状感熱体30を電池表面に沿う波形としている。
本発明の請求項3のパック電池は、ホルダー2が、水平部10の両面に垂直部11を突出するように設けて、水平部10と垂直部11とで電池1の表面に沿う内形の収納溝12を両面に設けている。さらに、ホルダー2は、水平部10に、長尺状感熱体30を配置するスリット18を開口して、このスリット18に長尺状感熱体30を配置している。
本発明の請求項4のパック電池は、長尺状感熱体30が、電池1の異常温度で溶融する熱可溶性絶縁材33を介して一対の導電線32を長手方向に配設している。この長尺状感熱体30は、電池1の異常温度を、熱可溶性絶縁材33の溶融による一対の導電線32の短絡として検出する。
本発明の請求項5のパック電池は、長尺状感熱体30の一対の導電線32が第1の導電線32Aと第2の導電線32Bからなり、熱可溶性絶縁材33が第1の導電線32Aを被覆するように配設され、かつ、第2の導電線32Bが熱可溶性絶縁材33の表面に螺旋状に巻回されている。
本発明の請求項6のパック電池は、熱可溶性絶縁材33を、90±10℃の範囲で溶解するポリエチレンあるいはPETとしている。
本発明の請求項7のパック電池は、長尺状感熱体30が、熱可溶性の導電線32を備えており、電池1が異常温度に達すると導電線32が溶融切断され、導電線32の切断で電池1の異常温度を検出する。
本発明のパック電池は、簡単な構造で各々の電池温度を正確に、しかも速やかに検出しながら、長尺状感熱体を短くして多数の電池温度を確実に検出できる特徴がある。それは、本発明のパック電池が、ホルダーでもって、複数の電池を平行な姿勢で複数段に配置すると共に、電池の各段の間に長尺状感熱体を挟着し、さらに、この長尺状感熱体は、両面を感熱部として、両面の感熱部を挟着する電池の表面に接触させるからである。このパック電池は、長尺状感熱体の両面に配列する2段の電池温度をひとつの長尺状感熱体で検出する。このため、短い長尺状感熱体で多数の電池温度を検出する。また、長尺状感熱体は両面を感熱部とするので、この長尺状感熱体を挟着するすべての電池温度を各々独立して検出する。このため、短い長尺状感熱体でもって多数の電池温度を確実に検出する。さらに、長尺状感熱体がホルダーで定位置に配置される電池に挟着されることから、長尺状感熱体をすべての電池表面に確実に熱結合状態で配置できる。このため、短い長尺状感熱体でもって、多数の電池の温度を確実に検出できる特徴が実現できる。
とくに、本発明の請求項2のパック電池は、請求項1の構成に加えて、ホルダーでもって複数の電池を俵積み状態に配設し、電池の間に挟着される長尺状感熱体を電池表面に沿う波形とする。この構造のパック電池は、長尺状感熱体をより安定して確実に、しかも電池表面に長く熱結合で接触できる。このため、長尺状感熱体がより正確に、しかも速やかに電池温度を検出できる。さらに、この構造のパック電池は、俵積み状態の電池が長尺状感熱体を波形に変形するので、変形された長尺状感熱体は、弾性的な復元力で電池表面に密着して熱結合される。このため、長尺状感熱体と電池表面とを理想的な状態で熱結合できる。
また、本発明の請求項3のパック電池は、請求項1の構成に加えて、ホルダーが、水平部の両面に垂直部を突出するように設けて、水平部と垂直部とで電池の表面に沿う内形の収納溝を両面に設けており、さらに、水平部には、長尺状感熱体を配置するスリットを開口して、このスリットに長尺状感熱体を配置している。この構造によると、長尺状感熱体と電池の両方をホルダーで定位置に配置して、長尺状感熱体を電池表面に熱結合する状態に配置できる。このため、すべての電池と長尺状感熱体とを確実に熱結合しながら、長尺状感熱体と電池を簡単に定位置に配置できる。
さらにまた、本発明の請求項4のパック電池は、請求項1の構成に加えて、長尺状感熱体を、電池の異常温度で溶融する熱可溶性絶縁材を介して一対の導電線を長手方向に配設する構造とし、電池の異常温度を熱可溶性絶縁材の溶融による一対の導電線の短絡として検出するので、長尺状感熱体の感熱部を簡単かつ容易に、しかも確実に電池表面に熱結合できる。それは、長尺状感熱体の長手方向に連続して感熱部が設けられるからである。
さらに、本発明の請求項5のパック電池は、請求項1の構成に加えて、長尺状感熱体の一対の導電線が第1の導電線と第2の導電線からなり、前記熱可溶性絶縁材は第1の導電線を被覆するように配設され、かつ、前記第2の導電線が熱可溶性絶縁材の表面に螺旋状に巻回する構造とする。この構造の長尺状感熱体を両面から電池で挟着する構造は、第1と第2の導電線が互いに接近するように、長尺状感熱体を電池で挟着する。このため、異常温度になった電池が熱可溶性絶縁材を熱溶融すると、第1と第2の導電線を確実に短絡する。したがって、電池の異常温度を確実に検出できる。
また、本発明の請求項6のパック電池は、請求項4の構成に加えて、熱可溶性絶縁材を、90±10℃の範囲で溶解するポリエチレンあるいはPETとするので、電池が異常温度になると熱可溶性絶縁材を確実に熱溶融できる。したがって、電池が異常温度になることを確実に検出できる。
また、本発明の請求項7のパック電池は、請求項1の構成に加えて、長尺状感熱体を、熱可溶性の導電部材で構成し、電池が異常温度に達すると導電部材を溶融切断する構造とし、さらにこの熱可溶性絶縁材を両面から電池で挟着する。このパック電池は、両面から挟着する異常温度の電池が熱可溶性絶縁材を確実に溶融切断する。電池が熱可溶性絶縁材を挟着するからである。したがって、このパック電池も電池の異常温度を確実に検出できる特徴がある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのパック電池を例示するものであって、本発明はパック電池を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
以下の実施例に示すパック電池は、図1に示すように自転車40の荷台41の下に配置されて、自転車40を走行させるモータ42に電力を供給する電源に使用される。ただし、本発明のパック電池は、自転車の電源のみでなく、大電流、大容量特性が要求される種々の用途、たとえば無停電電源などにも使用できることから、用途を特定するものではない。ただ、自転車や無停電電源に使用されるパック電池は、要求される出力電圧や電流特性が異なるので、本発明のパック電池の用途に最適である。この用途に使用される本発明のパック電池は、用途に最適な電池個数に変更して使用できる。たとえば、自転車の電源に使用されるパック電池は、並列に接続する電池の個数を多くして自転車のトータル走行距離を長くでき、また無停電電源に使用されるパック電池は、並列に接続する電池個数を多くして停電してから機器に供給できる時間を長くできる。また、自転車用や無停電電源に使用されるパック電池は、狭いスペースに有効に配置することが要求されるので、電池の個数を多くしながら全体を薄くできる本発明のパック電池の用途として最適である。
図2ないし図12に示すパック電池は、複数の電池1をホルダー2で定位置に配置して電池コア4とし、複数の電池コア4をケース5に収納している。電池コア4は、ホルダー2で定位置に配置される電池1の表面に長尺状感熱体30を熱結合して電池温度を検出するようにしている。
電池1は、円筒型電池のリチウムイオン二次電池である。ただし、電池は、必ずしもリチウムイオン二次電池とする必要はなく、たとえばニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池とすることもできる。図のパック電池は、35個の電池1をホルダー2で定位置に配置する。35個の電池1は、5並7直、すなわち5個の電池1を並列に接続したものを7組直列に接続している。このパック電池は、出力電圧が1個の電池の7倍となり、電流容量が1個の電池の5倍となる。パック電池は、電池1を直列に接続する個数と並列に接続する個数を変更して、用途に最適な出力電圧と電流容量とする。パック電池は、用途によって内蔵する電池の個数が異なるので、本発明はケースに内蔵する電池の個数を35個には特定しない。
ホルダー2は、複数のセルホルダー3に分割され、分割された複数のセルホルダー3をケース5に固定している。複数のセルホルダー3は、ケース5に固定して連結され、あるいは互いに連結してケース5に固定される。
複数に分割された各々のセルホルダー3は、プラスチックで同じ形状に成形している。2個のセルホルダー3を連結する状態を図8に示す。図に示すセルホルダー3は、上下2段に配置される電池1の間に配設される水平部10と、この水平部10に一体的に成形されて隣接する電池1間に配置される垂直部11とを有し、垂直部11と水平部10とで電池1を定位置に配置する収納溝12を形成している。水平部10は、上下の両面に突出するように垂直部11を設けて、上下に収納溝12を設けている。垂直部11は平行に配列されて、その間に複数の収納溝12を平行に設けている。さらに、収納溝12は、円筒型電池の外形に沿うように底部をU字状としている。収納溝12は、ここに配置される電池表面の一部をセルホルダー3の外部に表出させる。この構造は、電池1の表出部からの放熱をよくして、電池1を効率よく冷却できる。
図のセルホルダー3は、水平部10の上下に5列の収納溝12を設けている。このセルホルダー3は、上段に5個の電池1を互いに平行に配置し、下段にも5個の電池1を互いに平行に収納する。したがって、このセルホルダー3は、図7に示すように、10個の電池1を収納する電池コア4となる。図5と図6に示すホルダー2は、35個の電池1を4個のセルホルダー3に収納している。このホルダー2は、図において左上に位置するセルホルダー3に5個の電池1を収納し、残りの3個のセルホルダー3に10個の電池1を収納して、全体で35個の電池1を収納している。
各々のセルホルダー3に収納される電池1は、5個を一つのブロックとして互いに並列に接続すると共に、7組のブロックを互いに直列に接続して、35個の電池1を5並7直に接続している。図6に示す電池コア4は、上下に配置される10個の電池1のうち、図において上段の左側に配置される3個の電池1と下段の左側に配置される2個の電池1をひとつのブロックとして、同じ向きに配列してリード板6で互いに並列に接続し、上段の右側に配置される2個の電池1と下段の右側に配置される3個の電池1を別のブロックとして、同じ向きに配列してリード板6で互いに並列に接続し、さらに、左右のブロックを構成する5個ずつの電池1を互いに異なる向きとして、リード板6で直列に接続している。
リード板6は、図5と図6に示すように、セルホルダー3の上段と下段の収納溝12に配置される電池1の両端にスポット溶接などの方法で連結される。この電池コア4は、セルホルダー3の収納溝12に電池1を配置し、各々の電池1の両端にリード板6をスポット溶接して固定できる。とくに、図5と図6に示す電池コア4は、リード板6を上段と下段の電池1の端部電極に溶接して、リード板6を介して上段と下段の電池1を収納溝12に配置する。図6に示す4個の電池コア4は、セルホルダー3の一方の面(図において両外側の面)に1枚のリード板6を配設し、このリード板6を10個の電池1の一方の端部電極にスポット溶接して、すべての電池1をセルホルダー3の定位置に固定する。さらに、図6の電池コア4は、セルホルダー3の他方の面(図において互いに対向する内側の面)には、各ブロックを構成する5個の電池1を接続するリード板6を配設し、このリード板6を各ブロックの電池1の他方の端部電極にスポット溶接して、ブロックごとに電池1を定位置に固定している。さらに、図6に示す4個の電池コア4は、セルホルダー3の他方の面(図において互いに対向する内側の面)において、直線状に連結されるセルホルダー3の境界の両側に隣接するブロックを構成する10個の電池1を1枚のリード板6で連結している。
さらに、図のセルホルダー3は、上下2段に配置する電池1を各々谷間に配置して、米俵を積むように、「俵積み状態」に配置している。この構造は、上下の電池1を互いに接近して配置して、電池コア4の上下の厚さを薄くできる。
図5ないし図10に示すセルホルダー3は、両端部に連結片13を一体的に成形して設けている。連結片13は、ケース5に止ネジ(図示せず)を挿通するネジ孔14を設けている。図のセルホルダー3は、各々の連結片13に複数(2個)のネジ孔14を設けている。このセルホルダー3は、ネジ孔14に挿通される止ネジを介してケース5に固定される。ケース5は、プラスチック製で、図11に示すように、内面に突出してボス22を一体的に成形して設けている。止ネジは、ネジ孔14に挿通され、ケース5に一体的に成形して設けているボス22にねじ込まれて、セルホルダー3をケース5に固定する。
図のセルホルダー3は、水平部10を垂直部11から突出させて連結片13を設けている。隣接するセルホルダー3は、対向して突出する連結片13を互いに積層して連結される。したがって、セルホルダー3の両側に設けている連結片13は、互いに積層して連結できるように、連結片13の厚さに相当する寸法を上下にずらせて設けている。
さらに、図に示す連結片13は、隣接して連結されるセルホルダー3の相対的な連結位置を特定するために、互いに積層される連結片13を係止構造で連結している。図5と図6に示すセルホルダー3は、一方の連結片13に、積層面から突出する係止フック17を、他方の連結片13には、この係止フック17を挿入する係止孔16を設けている。この係止構造は、図に示すように、一方の連結片13に設けた係止フック17を、他方の連結片13に設けた係止孔16に挿入して、隣接するセルホルダー3を定位置に連結できる。
さらに、連結片は、図示しないが、両面に連結リブを設けて、隣接して連結されるセルホルダーの相対的な連結位置を特定して正確な位置に連結することもできる。このセルホルダーは、連結片の片面に2列の連結リブを平行な姿勢で設けることができる。この連結リブは、連結片と垂直部に対して直交する姿勢で、連結片と垂直部に連結して設けることができる。さらに、連結リブは連結されるセルホルダーを定位置に連結する嵌合構造とすることができる。このセルホルダーは、一方の連結片に設けている連結リブには嵌合溝を設け、他方の連結片に設けている連結リブには嵌合溝に嵌合される凸条を設けて嵌合構造とすることができる。連結リブは、嵌合溝と凸条とを互いに対向する位置であって、連結片に対して垂直に設けることができる。この嵌合構造は、凸条を嵌合溝に案内して、連結リブを介して隣接するセルホルダーを定位置に連結できる。
セルホルダー3は、図5と図8に示すように、水平部10に長尺状感熱体30を配設するスリット18を上下に貫通して設けている。スリット18は、両端の連結片13を除く部分であって、連続する収納溝12の底部に開口している。これらのスリット18は、収納溝12に挿入される電池1の軸方向と直交する方向に並べて開口している。長尺状感熱体30は、これらのスリット18を連通する状態で配設される。スリット18の幅は長尺状感熱体30の幅よりも広く、長尺状感熱体30はスリット18の内側に配設される。スリット18に配設される長尺状感熱体30は、セルホルダー3の収納溝12に配設される電池1の軸方向と直交する方向に配置されて、セルホルダー3の上下に配列されるすべての電池1の表面に接触する。
さらに、図8と図9に示すセルホルダー3は、水平部10から下方に突出する垂直部11の中央部に、スリット18に連通する切欠部19を設けている。このセルホルダー3は、長尺状感熱体30を、切欠部19からスリット18に案内して簡単に配置できる。ただ、セルホルダーは、必ずしも垂直部に切欠部を設ける必要はない。長尺状感熱体30は、スリット18の両端で、スリット18の開口されない連結片13の下面に配設される。このセルホルダー3は、長尺状感熱体30を部分的にスリット18の開口されない連結片13に配置して、水平部10に配置できる。図10は、スリット18に長尺状感熱体30を配置する状態を示す。この図は、電池表面で長尺状感熱体30が波形とされる状態を示している。ただ、電池コア4の組み立て工程においては、図9に示すように、長尺状感熱体30をスリット18に配置し、図7に示すように収納溝12に電池1を入れると、長尺状感熱体30は、図10の断面図に示すように、電池1の表面に沿って波形に変形される。したがって、長尺状感熱体30を、電池表面に沿う波形に変形させることなくスリット18に配置して、電池1で表面に沿う波形とすることができる。ただ、長尺状感熱体を電池表面に沿う波形としてスリットに配置して、収納溝に電池を配置することもできる。
セルホルダー3の収納溝12に電池1を配置し、電池1の端部電極にリード板6を溶接して電池コア4となる。図5と図6は複数の電池コア4を同一平面に連結する状態を示す。この図は、4組の電池コア4を同一平面に配置して縦に2組、横に2組に配置する。互いに連結される電池コア4は、隣接する各々の電池コア4との間に、十字状の断熱隙間7を設けている。縦に連結されるセルホルダー3は、連結片13で断熱隙間7を設けている。連結片13の幅が断熱隙間7の幅となる。横に配列されるセルホルダー3は、図3と図4に示すように、ケース5に一体的に成形して設けたリブ溝26で断熱隙間7を設けている。同一平面で縦横に並べられた電池コア4はケース5に収納される。
ケース5は、横並びの電池コア4の間にリブ溝26を一体的に成形して設けている。ケース5は、内面に突出するように互いに平行な一対のリブ壁25を設け、このリブ壁25の間をリブ溝26としている。リブ溝26は、横並びの電池コア4の間に配設され、いいかえると、リブ溝26の両側に電池コア4を配置して、電池コア4をケース5内の定位置に配置する。一対のリブ壁25からなるリブ溝26は、電池コア4をケース5内の定位置に配置しながら、横並びの電池コア4の間に断熱隙間7を設けることができる。さらに、リブ溝26には、図3、図4及び図12に示すように、リード線8を収納している。この構造は、リード線8を電池1に接続しているリード板6から確実に絶縁できる。リード線8とリード板6との間にリブ壁25が配設されるからである。リード線8は絶縁被覆があるので、リード板6に接触してもショートすることはない。ただ、リード線8の絶縁被覆は、振動や衝撃で破損することがある。とくに、金属板からなるリード板6は、側縁が刃物のように絶縁被覆を破損することがある。リブ溝26にリード線8を配線する構造は、リード線8をリブ溝26で保護して、リード板6とのショートを確実に阻止できる。したがって、ケース5に一対のリブ壁25からなるリブ溝26を設ける構造は、このリブ溝26でもって、電池コア4の間に断熱隙間7を設けて熱暴走を阻止し、さらに、電池コア4をケース5の定位置に配置して位置ずれを阻止し、さらにまた、リード線8がリード板6に接触するショートなども確実に阻止できる特徴がある。
ケース5は、周壁21で分割している第1のケース5Aと第2のケース5Bとからなる。第1のケース5Aと第2のケース5Bは、四角形の平面プレート20の周囲に周壁21を設けている形状にプラスチックを成形している。図において下方にある第1のケース5Aは、図11に示すように、内面に突出してボス22を設けている。上に位置する第2のケース5Bは、ボス22にねじ込む止ネジ(図示せず)を挿通する貫通孔23を平面プレート20に設けている。このケース5は、第2のケース5Bの貫通孔23に止ネジを挿通し、この止ネジを第1のケース5Aに設けているボス22にねじ込んで互いに連結される。
第1のケース5Aは、その内面に突出して前述した一対のリブ壁25を一体的に成形してリブ溝26を設けている。さらに、ケース5は、その内部に、回路基板9を配置する回路基板スペース27と、複数の電池コア4を配置する電池スペース28とを設けている。第1のケース5Aは、回路基板スペース27に、回路基板9を定位置に配置する位置決めリブ29を内面に突出して一体的に成形して設けている。
回路基板9は、電池1を充放電の電流をコントロールする保護回路を実現する電子部品を実装する。電池1をリチウムイオン二次電池とするパック電池は、保護回路が各々の電池電圧を検出して、充放電の電流をコントロールする。保護回路は、電池1の電圧が最低電圧まで低下すると、放電電流を遮断し、最高電圧まで上昇すると放電電流を遮断する。保護回路が各々の電池電圧を検出するために、電池1の端部電極に接続されるリード板6にリード線8を接続している。このリード線8はリブ溝26に配線されて、回路基板9に接続される。回路基板9は、ネジ止めして第1のケース5Aに固定され、あるいは、第1と第2のケースの内面に突出して設けられたボスに挟着されてケース5内に固定される。
さらに、保護回路は、電池温度を検出して、電池温度が最高温度まで上昇すると電流を遮断する。電池温度を検出するために、電池コア4の電池表面に熱結合状態に配置される長尺状感熱体30を接続している。長尺状感熱体30は両面を感熱部とし、図10の断面図に示すように、各段の電池1の間に挟着されて、挟着するすべての電池1の表面に接触して熱結合される。
長尺状感熱体30を、図13と図14に示す。図13の長尺状感熱体30は、電池1の異常温度で溶融する熱可溶性絶縁材33を介して、第1の導電線32Aと第2の導電線32Bからなる一対の導電線32を長手方向に配設している。図13に示す長尺状感熱体30は、熱可溶性絶縁材33を第1の導電線32Aを被覆するように配設して、第2の導電線32Bを熱可溶性絶縁材33の表面に螺旋状に巻回している。この長尺状感熱体30は、第2の導電線32Bを螺旋状に巻回するが、第2の導電線は、同軸ケーブルやシールド線のように網線を熱可溶性絶縁材の表面に筒状に配置することもできる。一対の導電線32は、図3に示すように、一端を、コネクタ36を介して回路基板9に接続すると共に、図示しないが、他端を開放している。この長尺状感熱体30は、一対の導電線32の短絡を検出して、電池1の異常温度を検出する。
熱可溶性絶縁材33は、電池1の異常温度で溶融して、一対の導電線32を短絡させる。したがって、この長尺状感熱体30は、異常温度に温度上昇した電池1に加熱される部分で熱可溶性絶縁材33を溶融して、一対の導電線32をショートさせる。熱可溶性絶縁材33の溶融温度と材質は、電池1の種類により最適温度に設定される。電池をニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池とするパック電池は、熱可溶性絶縁材の溶融温度を80℃ないし100℃とする。また、電池をリチウムイオン二次電池とするパック電池は、熱可溶性絶縁材の溶融温度を90℃ないし120℃とする。この温度で溶融する熱可溶性絶縁材として、ポリエチレン又はPETが使用される。ただし、熱可溶性絶縁材には、電池の異常温度で溶融されるすべての絶縁材、たとえばポリエチレン以外の熱可塑性プラスチック等も使用できる。
この長尺状感熱体30は、いずれかの電池1の温度があらかじめ設定している最高温度よりも高くなると、熱可溶性絶縁材33が溶融されて、一対の導電線32をショートさせる。保護回路は、一対の導電線32間の電気抵抗やショートを検出し、電気抵抗が設定値よりも小さく、あるいはショート状態を検出すると、電池温度が最高温度まで上昇したと判定して電池1の電流を遮断する。
長尺状感熱体は、一対の導電線のショートを検出するのに代わって、導電線の切断を検出して電池の異常温度を検出することもできる。図14の長尺状感熱体30は、熱可溶性の導電線32を備える。熱可溶性の導電線32は、低融点ハンダ等で実現される。この長尺状感熱体30は、異常温度の電池1に加熱されて熱可溶性の導電線32を溶融切断する。したがって、導電線32の切断で電池1の異常温度を検出できる。保護回路は、長尺状感熱体30の導電線32が切断されたことを検出して、電池1の異常温度を検出する。
以上の長尺状感熱体30は、一対の導電線32を熱可溶性絶縁材33で絶縁して配置する部分を感熱部とし、また、熱可溶性の導電線32が感熱部となる。したがって、長尺状感熱体30は、長手方向に連続して感熱部が設けられる。図9に示す長尺状感熱体30は、図13の断面斜視図に示すように、感熱部をテープ31の中央に配置している。この長尺状感熱体30は、2枚のテープ31を互いに接続して、その間に感熱部を固定している。この長尺状感熱体30は、粘着層(図示せず)でテープ31をセルホルダー3の水平部10の連結片13に接着して、セルホルダー3の定位置に配置できる。長尺状感熱体30がスリット18の両端部の連結片13に粘着層で接着する状態で、収納溝12に電池1を配置すると、長尺状感熱体30は電池表面に沿って湾曲されて、波形に変形される。直線状から波形に変形される長尺状感熱体30は、復元力で電池表面に密着される。とくに、導電線32に金属線を使用する長尺状感熱体30は、導電線32の金属線の復元力で電池表面に確実に密着される。また、熱可溶性絶縁材33に弾性変形材を使用すると、熱可溶性絶縁材33の復元力で電池表面に密着される。
さらに、粘着層や接着層を介して長尺状感熱体30の両端をセルホルダー3の連結片13に接着する状態で、収納溝12に電池1を入れ、電池1で直線状の長尺状感熱体30を波形に変形させる電池コア4は、収納溝12に入れられる電池1で長尺状感熱体30を弾性的に伸長する。電池1が、直線状の長尺状感熱体30を波形に変形して全長を長く伸ばすからである。弾性的に伸長される長尺状感熱体30は、収縮しようとする復元力によっても電池表面に密着される。したがって、セルホルダー3に円筒形電池を俵積み状態に配置する電池コア4は、電池1で長尺状感熱体30を波形に変形して電池表面に沿う状態として、理想的な熱結合状態に保持できる。とくに、長尺状感熱体30を長い距離で電池表面に熱結合に密着できる。ただし、本発明のパック電池は、電池を必ずしも俵積み状態に配置することなく、たとえば電池を碁盤格子状に配列し、上下の電池で長尺状感熱体を挟着して、長尺状感熱体を電池表面に熱結合状態に配置することもできる。
以上のパック電池は、以下のようにして組み立てられる。
(1)図8に示すように、2個のセルホルダー3を縦に連結する。2個のセルホルダー3は、連結片13を介して連結される。互いに隣接するセルホルダー3は、一方の連結片13に設けた係止フック17を、他方の連結片13に設けた係止孔16に挿入して定位置に連結される。
(2)図9に示すように、2個のセルホルダー3を縦に連結する状態で、セルホルダー3のスリット18に長尺状感熱体30を配置する。長尺状感熱体30は、たとえば、粘着層や接着層を介してセルホルダー3の両端の連結片13に接着して定位置に固定し、あるいは、接着することなく定位置に配置される。
(3)図7に示すように、各々のセルホルダー3の収納溝12に電池1を入れ、図10に示すように、電池1で直線状の長尺状感熱体30を波形に変形させる。
この状態で、長尺状感熱体30は、両面から電池1で狭着されて、感熱部を電池表面に密着させる。
(4)図6に示すように、セルホルダー3の収納溝12に配置された電池1の両端にリード板6をスポット溶接して接続する。2組の電池コア4の電池1に接続されるリード板6は、図6に示すように、隣接して連結するセルホルダー3を連結位置に配置して、各々の電池コア4を構成する電池1にリード板6をスポット溶接して接続する。縦に連結されるセルホルダー3は、対向する連結片13を互いに積層して正確な位置に連結される。
(5)図3に示すように、第1のケース5Aの電池スペース28に同一平面にあって縦横に連結している4組の電池コア4を配置する。この状態で、電池コア4は、セルホルダー3の水平部10をケース5の平面プレート20と平行な姿勢とする。したがって、セルホルダー3の上段に配列される電池1は、ケース5の平面プレート20と平行な面内に配設され、また、セルホルダー3の下段に配列される電池1も平面プレート20と平行な面内に配設される。すなわち、各々の電池コア4は、上段の電池1を平面プレート20と平行な面内で位置し、かつ下段の電池1も平面プレート20と平行な面内で位置するように同一平面に配列してケース5に収納される。
この組み立て工程において、各々の電池コア4の間に断熱隙間7ができるように電池コア4がケース5にセットされる。また、電池コア4に接続しているリード線8は、リブ溝26に配線される。電池コア4は、第1のケース5の内面にリブ溝26を設けるためのリブ壁25で、電池コア4の間に断熱隙間7ができるように定位置に配置される。
(6)第1のケース5Aの回路基板スペース27に回路基板9を配置し、この回路基板9にリード線8を接続する。さらに、長尺状感熱体30を回路基板9に接続する。長尺状感熱体30は、コネクタ36を介して回路基板9に接続される。
さらに、リード板6は出力リード(図示せず)に接続され、あるいは、ケース5に設けられるコネクタ(図示せず)に接続される。
(7)図2に示すように、第1のケース5Aと第2のケース5Bの周壁21を当接させるように、第1のケース5Aの上に第2のケース5Bを配置する。この状態で、第2のケース5Bの貫通孔23に止ネジ(図示せず)を挿通し、止ネジを第1のケース5Aに設けているボス22にねじ込んで、止ネジでもって第2のケース5Bを第1のケース5Aに連結する。この状態で、第1のケース5Aと第2のケース5Bは周壁21が互いに当接して、第1ケース5Aの開口部は第2のケース5Bで閉塞される。
以上の工程で、複数の電池コア4を同一平面に配置してケース5に収納できる。さらに、図2のケース5は、図の鎖線で示す外ケース35に収納して、図1に示すように自転車40等の所定の位置にセットされる。
本発明の一実施例にかかるパック電池の使用例を示す側面図である。 本発明の一実施例にかかるパック電池の斜視図である。 図2に示すパック電池の内部構造を示す斜視図である。 図2に示すパック電池の内部構造を示す平面図である。 パック電池に内蔵される4個の電池コアの連結状態を示す斜視図である。 図5に示す電池コアの分解斜視図である。 2個の電池コアの連結状態を示す底面斜視図である。 2個のセルホルダーを連結する状態を示す底面斜視図である。 図8に示すセルホルダーに長尺状感熱体を配置する状態を示す底面斜視図である。 図7に示す電池コアのA−A線断面図である。 第1のケースを示す斜視図である。 図5に示すパック電池のA−A線断面図である。 長尺状感熱の一例を示す断面斜視図である。 長尺状感熱の他の一例を示す断面斜視図である。
符号の説明
1…電池
2…ホルダー
3…セルホルダー
4…電池コア
5…ケース 5A…第1のケース
5B…第2のケース
6…リード板
7…断熱隙間
8…リード線
9…回路基板
10…水平部
11…垂直部
12…収納溝
13…連結片
14…ネジ孔
16…係止孔
17…係止フック
18…スリット
19…切欠部
20…平面プレート
21…周壁
22…ボス
23…貫通孔
25…リブ壁
26…リブ溝
27…回路基板スペース
28…電池スペース
29…位置決リブ
30…長尺状感熱体
31…テープ
32…導電線 32A…第1の導電線
32B…第2の導電線
33…熱可溶性絶縁材
35…外ケース
36…コネクタ
40…自転車
41…荷台
42…モータ

Claims (7)

  1. 複数の電池(1)と、複数の電池(1)を定位置に配置するホルダー(2)と、このホルダー(2)で定位置に配置される電池(1)の表面に感熱部を接触するように配設してなる長尺状感熱体(30)とを備えるパック電池であって、
    ホルダー(2)が、複数の電池(1)を平行な姿勢で複数段に配置すると共に、電池(1)の各段の間に長尺状感熱体(30)が挟着され、前記長尺状感熱体(30)は両面を感熱部として、両面の感熱部を挟着する電池(1)の表面に接触させてなることを特徴とするパック電池。
  2. ホルダー(2)が複数の電池(1)を俵積み状態に配設しており、電池(1)の間に挟着される長尺状感熱体(30)を電池表面に沿う波形としてなる請求項1に記載されるパック電池。
  3. ホルダー(2)が、水平部(10)の両面に垂直部(11)を突出するように設けて、水平部(10)と垂直部(11)とで電池(1)の表面に沿う内形の収納溝(12)を両面に設けており、
    さらに、水平部(10)には長尺状感熱体(30)を配置するスリット(18)を開口して、このスリット(18)に長尺状感熱体(30)を配置している請求項1に記載されるパック電池。
  4. 前記長尺状感熱体(30)が、電池(1)の異常温度で溶融する熱可溶性絶縁材(33)を介して一対の導電線(32)を長手方向に配設しており、電池(1)の異常温度を熱可溶性絶縁材(33)の溶融のよる一対の導電線(32)を短絡として検出する請求項1に記載されるパック電池。
  5. 前記長尺状感熱体(30)の一対の導電線(32)が第1の導電線(32A)と第2の導電線(32B)からなり、前記熱可溶性絶縁材(33)は第1の導電線(32A)を被覆するように配設され、かつ、前記第2の導電線(32B)が熱可溶性絶縁材(33)の表面に螺旋状に巻回されてなる請求項4に記載されるパック電池。
  6. 前記熱可溶性絶縁材(33)が、90±10℃の範囲で溶解するポリエチレンあるいはPETである請求項4に記載されるパック電池。
  7. 前記長尺状感熱体(30)が、熱可溶性の導電線(32)を備えており、電池(1)が異常温度に達すると導電線(32)が溶融切断され、導電線(32)の切断で電池(1)の異常温度が検出されるようにしてなる請求項1に記載されるパック電池。
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