JP2008250947A - 波動場解析方法および装置ならびに波動場解析方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】解析領域内の波動の伝播状態が異なる複数の計算モデルにおいて、初期状態から波動の伝播状態が共通である共通部を抽出し、抽出された共通部について、波動場の時間変化の計算を初期状態から開始し、途中の計算段階において計算を停止し、計算された波動場の状態を記憶手段に保存し、記憶手段に保存された波動場の状態を読み出し、途中の計算段階の波動場の状態から、各モデルに対する波動場の時間変化の計算を連続して行うことにより、上記課題を解決する。
【選択図】図5
Description
このような電磁波の伝播状態の論理的な予測は、上述の光学部品、光通信用部品、アンテナを含む種々の部品等の設計に極めて有用な情報や必要な情報を与える。
まず、ステップS200において、異なる複数の計算モデル(図示例では、3つの計算モデル1,2,3)に対して、それぞれ屈折率の空間分布を定義する。
また、ステップS202において、解析領域、入射波(入力電磁波)およびその他、電磁場計算に必要となる条件を設定するために計算条件を入力する。
ここで、屈折率の空間分布定義ステップS200と、計算条件の入力ステップS202とは、いずれを先に行っても良いし、同時に行っても良い。
こうして、まず、電磁場計算を開始する前に、各計算モデルについて、電磁場計算の対象となる解析領域の屈折率の空間分布の定義および必要な計算条件の設定がなされる。
続いて、ステップS206において、計算後処理として、こうして計算された電磁場の時間、空間分布に基づいて、解析目的に応じた物理量を計算する。また、計算結果を、表示デバイスのディスプレー上にグラフィック表示したり、プリンタにハードコピー出力する。
こうして、計算モデル1についての電磁場計算が終了する。
このように、従来の電磁場解析技術では、単純に複数の計算モデルに対する計算を、初期状態から、逐次実施している。
例えば、マイクロレンズ等の開発や設計のために、レンズ構造の一部、例えば形成被膜の膜厚や、マイクロレンズの曲率などを少しずつ変化させて、光の透過状態などの光の伝播状態の解析を行い、最適なレンズ構造やマイクロレンズの最適な曲率などを探す場合においても、すなわち、計算モデルが如何に類似していたとしても、いずれの類似計算モデルにおいても、最初の初期状態から、計算しなおす必要があり、同一の計算を繰返す必要があるという問題がある。
また、前記波動は、前記解析領域内に設定された励震部(波源)において発生され、前記共通部は、前記励震部(波源)近傍の前記波動を伝播する媒質が共通である領域であるのが好ましい。
また、前記波動は、電磁波であり、前記波動場は、電磁場であるのが好ましい。
また、前記電磁波は、前記解析領域内に設定された励震部(波源)において発生され、前記共通部の抽出は、前記解析領域内に前記初期状態として初期の電磁場が存在せず、前記励震部(波源)近傍の屈折率分布が共通である領域を抽出することであり、前記共通部内の所定の途中の計算段階は、電磁波が前記共通部内を伝搬する時間に設定されるのが好ましい。
また、前記複数の計算モデルが、前記電磁場の計算結果に基いて修正されるのが好ましい。
また、さらに、前記解析領域内に設定され、前記波動を発生させる励震部(波源)を有し、
前記共通部抽出手段は、前記共通部として、前記励震部(波源)近傍の前記波動を伝播する媒質が共通である領域を抽出するのが好ましい。
また、前記波動は、電磁波であり、前記波動場は、電磁場であるのが好ましい。
また、さらに、前記解析領域内に設定され、前記電磁波を発生させる励震部(波源)を有し、
前記共通部抽出手段は、前記解析領域内に前記初期状態として、初期の電磁場が存在せず、前記励震部(波源)近傍の屈折率分布が共通である領域を抽出するものであり、
前記共通部内の所定の途中の計算段階は、電磁波が前記共通部内を伝搬する時間に設定されるのが好ましい。
また、前記複数の計算モデルが、前記電磁場の計算結果に基いて修正されるのが好ましい。
図1は、本発明の波動場解析装置が適用される電磁場解析装置の機能的構成の一実施例を示すブロック図である。
図1に示す本発明の電磁場解析装置10は、パソコンやワークステーションなどの計算機(コンピュータ)環境で動作するプログラムを含み、コンピュータによって構成することができるものである。
計算条件入力部14は、計算範囲、空間離散化方法、境界条件などの解析領域の入力や設定、空間分布、時間分布、偏光条件などの入力電磁波(入射波)の入力や設定、およびその他、時間離散化条件などの計算に必要となる条件の入力や設定を行うものである。
なお、屈折率分布定義部12による屈折率の空間分布定義と、計算条件入力部14による計算条件の入力および/または設定とは、互いに対応させながら同時に行っても良いし、いずれかを先に行っても良いし、また、独立して行っても良い。
共通部抽出部16による共通部の抽出は、電磁場計算部18による解析領域内の電磁場計算の開始前に行われる。なお、共通部の抽出の詳細については、後述する。
ここで、電磁場計算部18が実施するFDTD法計算プログラムは、電磁場の物理現象を表すマックスウエル方程式を、コンピュータで数値的に解くための1つの手法であり、電磁場が存在しない状態を初期状態とし、解析空間上に定めた励震部(波源)からの電磁波を入射させ、電磁場の時間変化を逐次更新しながら計算するシミュレーション手法である。(なお、FDTD法やFDTD法計算プログラムについては、「FDTD法による電磁界およびアンテナ解析」宇野 亨、コロナ社発行の文献を参照することができる。)
FDTD法は、下記式(1)および(2)に示すマックスウェル方程式を、時間、空間方向に差分化した電磁場の数値計算手法である。
電磁場計算では、下記式(1)および(2)に示すマックスウェル方程式を、時間および空間を離散化して差分方程式、すなわち、下記式(3)および(4)に示す電磁場計算差分式(一例として電磁場の1成分のみが示されている)に変換する。
このため、FDTD法では、各Yeeセルにおいて、ある時間の電場から磁場を上記式(3)で計算し、これで求まった磁場を上記式(4)に代入して、次の時間の電場を計算し、さらに、これで求まった電場を再び上記式(3)に代入して、磁場を計算する、あるいは、ある時間の磁場から電場を上記式(4)で計算し、これで求まった電場を上記式(3)に代入して次の時間の磁場を計算し、さらに、これで求まった磁場を再び上記式(4)に代入して、電場を計算する。
したがって、FDTD法では、このように、電場と磁場とを交互に計算する計算手順(リープフロッグ(蛙飛び)アルゴリズム)を繰り返すことにより、電磁場の計算を時系列に沿って行うことができる。
また、本発明では、入射波として、連続波を与え、変化が収束するまで計算を続ける、もしくは、パルス波を与えることもできる。また、本発明において、境界としては、吸収境界条件、周期境界条件などを設定することができる。
本発明においては、上述したように、FDTD法やFDTD法計算プログラムを適用することができる。
続いて、電磁場計算部18は、共通部を伝播するまでの時間後の、途中段階の電磁場の計算結果を、書込/読出制御部22を介して記憶部20に書き込み、記憶保存させる。
なお、電磁場計算部18が記憶部20に記憶保存させる途中段階の電磁場の計算結果は、共通部であれば、何処まで電磁波が伝播した状態の電磁場の計算結果であっても良いが、共通部の終端まで電磁波が伝播した状態の電磁場の計算結果、すなわち、共通部の最後の計算段階の電磁場の計算結果であるのが好ましい。その理由は、残りの解析領域内の電磁場の計算の量をより少なくすることができ、計算をより高速化できるからである。
書込/読出制御部22は、電磁場計算部18によって計算された途中段階の電磁場を記憶部20に記憶保存させるために途中段階の電磁場のデータを記憶部20に書き込むと共に、その書き込み制御を行い、かつ、記憶部20に記憶保存された途中段階の電磁場のデータを記憶部20から読み出すと共に、その読み出し制御を行うものである。
図4は、図1に示す電磁場解析装置のハードウエア構成の一実施例を示すブロック図である。
図4に示す電磁場解析装置30は、図1に示す電磁場解析装置10の機能的構成をハードウエア構成として持つもので、上述したように、図1に示す本発明の電磁場解析装置10を、パソコンやワークステーションなどのコンピュータなどで構成した場合の一実施例である。
また、演算処理装置36は、例えば、コンピュータ等のCPU(中央処理ユニット)などで構成され、解析領域内の電磁波の伝播状態が共通となる共通部を抽出する共通部抽出部16およびFDTD法プログラムを実行してマックスウエル方程式を数値的に解く電磁場計算部18、ならびに途中段階の電磁場のデータの記憶部20への書き込および記憶部20からの途中段階の電磁場データの読み出しを制御して行う書込/読出制御部22としての機能を含む。
また、表示装置40は、計算結果などを表示画面に表示するためのもので、コンピュータなどの液晶表示デバイスやCRTなどのディスプレーやモニタを含み、また、記録装置42は、計算結果などを紙などに記録したハードコピーを出力するためのもので、いわゆるプリンタを含む。表示装置40および記録装置(プリンタ)42は、途中段階の電磁場から開始され、残りの解析領域の末端で終了した全空間を伝播した電磁場の計算結果を出力する計算結果出力部24としての機能を持つ。
図5は、本発明の波動場解析方法が適用される電磁場解析方法の一例を示すフローチャートである。なお、図5に示す電磁場解析方法は、図1に示す電磁場解析装置によって実施されるものである。
なお、以下では、空気中に存在する球形粒子の散乱の、粒子サイズ依存性を解析する実施例を代表例として説明を行なうが、本発明はこれに限定されないことはいうまでもないことである。
例えば、図6(a),(b)および(c)に示すように、空気(屈折率n=1.0)中の立方体形状(10μm×10μm×10μm)の3次元空間からなる解析領域50(50a,50b,50c)が定義され、その解析領域内の中心に、水滴(n=1.33)からなる粒子サイズの異なる(例えば、直径1μm,2μm,3μmの)球形粒子52(52a,52b,52c)が位置する異なる3つの計算モデル1,2および3が定義される。すなわち、ここでは、異なる3つの計算モデル1,2および3に対して、解析領域50内の中心の直径1μm,2μm,3μmの球形水滴粒子52(52a,52b,52c)部分の屈折率nが1.33で、この球形水滴粒子の部分を除いた残りの空気の解析領域50内の屈折率nが1.0となる屈折率分布が定義される。
ここで、ステップS100とステップS102とは、いずれを先に行っても良いし、同時に行っても良い。これらのステップS100およびS102によって、電磁場計算を開始する前に、まず、各計算モデルについて、電磁場計算の対象となる解析領域の屈折率の空間分布の定義および必要な計算条件の設定がなされる。
図6および図7に示す例では、計算モデル1,2,3の球形水滴粒子52a,52bおよび52cのサイズが、それぞれ直径1μm、2μmおよび3μmであり、解析領域50が、10μm×10μm×10μmの3次元空間であるので、励震部54側の上端面から直径3μmの球形水滴粒子52cに至らない位置、3.5μm(=L)の面までの空気中の空間領域の屈折率が同一(n=1.0)である空間的な共通部56である。
その結果、このステップS104においては、70層分の光路長を電磁波が伝搬する時間Tは、cを光速(c=3.00×108m/s)とする時、T=L/c(=3.5μm/c=3.5×10−6m/3.00×108m/s=11.7×10−15m/s=11.7fs)となるので、この伝播時間T(=11.7fs)を、FDTD法計算の時間ステップΔt(=0.07644fs/step)で割ったT/Δtを、共通部56の伝搬ステップ数N(=153step)として設定し、記憶する。
なお、電磁場計算部18による電磁場の計算では、解析領域50の全空間の電磁場が0の状態を開始状態として、計算を進める。電磁場計算部18では、励震部54で与えた入射光(電磁波)が、徐々に解析空間50内を伝播して行くので、球形粒子52に当たっても、球形粒子52との散乱を計算できる。電磁場計算部18では、一定の計算ステップ、もしくは、計算の収束状態の判定条件など終了条件を満たした段階で計算を終了させる。
そのため、ステップS106においては、電磁場の計算を、共通部56の伝搬ステップ数N(=153step)だけ行い、共通部56を伝播した電磁場の空間分布、すなわち共通部56の終端面(図中の下端面)についての、共通部56の最後の計算段階(最後の時間ステップ(153step目))の電磁場の空間分布を求める。
換言すれば、このステップS106では、上述したように、計算モデル1に対し、通常通り、全空間の電磁場が0の状態から計算が開始され、ステップS104で設定した、共通部56の伝搬ステップ数N(=153step)の計算段階で計算を中断し、ステップS108において、計算途中の電場および磁場の空間分布を共通部56の電磁場として記憶部20(ファイル)に保存する。
なお、図示されてはいないが、計算モデル1の場合には、ステップS110をスルーして、ステップS112に移り、ステップS106における共通部56の伝搬ステップ数N(=153step)の計算段階での計算の中断後、ステップS112における共通部56の電磁場の記憶部20(ファイル)への保存完了後に、もしくは保存中に、中断されていた電磁場計算部18による電磁場の計算を、ステップS112において、N(=153step)以降から再開しても良い。
こうして、計算モデルiについての電磁場計算が終了する。
以下、同様にして、ステップS116において全計算モデルの計算が終了したと判断されるまで、上記ステップS110〜S116を繰り返し、終了していればステップS118に抜け出して、電磁場解析を終了する。
これらの図から、いずれの計算モデルにおいても、初期状態(0伝播ステップから150(正確には、153)伝播ステップ目までは、入射光が、解析領域50の中心に位置する球形水滴粒子52に到達しておらず、共通部56を伝播しているので、共通部56の中での電磁場は計算モデルによらず、同じである。
その結果、図8に示す初期状態から終了(0伝播ステップから600伝播ステップ目)まで計算を行う例においては、2つの計算モデルについて(0伝播ステップから153伝播ステップ目)までの計算を省略できるので、約17%の計算量を削減できる。
計算量削減率=(153×2)/(600×3)×100=17%
上述した例では、予め、屈折率分布が定義された複数の計算モデルについて、説明を行なったが、本発明はこれに限定されず、計算結果に応じて、屈折率分布を目的に合うように、自動的に修正していく、自動最適化の計算の場合にも適用できる。この場合には、屈折率分布が不変となる領域を、予め、先見情報として、設定しておくことで、同様の効率化を実現することができる。このような場合にも、類似した計算モデルに対する計算を、大量に反復して行なう必要があり、本発明が特に有効となる。
12 屈折率分布定義部
14 計算条件入力部
16 共通部抽出部
18 電磁場計算部
20 記憶部
22 書込/読出(制御)部
24 計算結果出力部
32 入力装置
34 読取/書込装置
36 演算処理装置(CPU)
38 メモリ
40 表示装置
42 記録装置(プリンタ)
44 バス
50,50a,50b,50c 解析領域
52,52a,52b,52c 球形(水滴)粒子
54 励震部(波源)
56 共通部
Claims (13)
- 解析領域内を波動が伝播する伝播状態を解析する波動場解析方法であって、
同一の前記解析領域内の前記波動の伝播状態が異なる複数の計算モデルにおいて、初期状態から前記波動の伝播状態が共通である共通部を抽出し、
抽出された前記共通部について、前記波動が伝播する前記解析領域内の波動場の時間変化の計算を初期状態から開始し、
計算開始後、前記共通部において、前記解析領域内の波動場の時間変化を連続して計算し、
前記共通部内の所定の途中の計算段階において、前記計算を停止して、計算された前記波動場の状態を記憶手段に保存し、
前記複数の計算モデルの各モデルに対する、前記解析領域内の前記波動場の時間変化の計算を開始するに際し、前記記憶手段に保存された前記共通部内の前記所定の計算段階の前記波動場の状態を読み出し、
前記記憶手段から読み出された前記共通部の前記所定の途中の計算段階の前記波動場の状態から、各モデルに対する、前記解析領域内の前記波動場の時間変化の計算を連続して行うことを特徴とする波動場解析方法。 - 前記共通部内の所定の途中の計算段階の前記波動場の状態は、前記共通部の最後の計算段階の前記波動場の状態である請求項1に記載の波動場解析方法。
- 前記波動は、前記解析領域内に設定された励震部において発生され、前記共通部は、前記励震部近傍の前記波動を伝播する媒質が共通である領域である請求項1または2に記載の波動場解析方法。
- 前記波動は、電磁波であり、前記波動場は、電磁場である請求項1〜3のいずれかに記載の波動場解析方法。
- 前記電磁波は、前記解析領域内に設定された励震部において発生され、
前記共通部の抽出は、前記解析領域内に前記初期状態として初期の電磁場が存在せず、前記励震部近傍の屈折率分布が共通である領域を抽出することであり、
前記共通部内の所定の途中の計算段階は、電磁波が前記共通部内を伝搬する時間に設定される請求項4に記載の波動場解析方法。 - 前記複数の計算モデルが、前記電磁場の計算結果に基いて修正される請求項4または5に記載の波動場解析方法。
- 解析領域内に波動が伝播する伝播状態を解析する波動場解析装置であって、
前記波動が伝播する前記解析領域内の波動場の時間変化を初期状態から連続して計算する波動場計算手段と、
同一の前記解析領域内の前記波動の伝播状態が異なる複数の計算モデルにおいて、前記初期状態から前記波動の伝播状態が共通である共通部を抽出する共通部抽出手段と、
前記共通部抽出手段によって抽出された前記共通部について、前記波動場計算手段によって前記波動場の時間変化を前記初期状態から連続して計算することにより得られた、前記共通部内の所定の途中の計算段階の前記波動場の状態を保存する記憶手段と、
前記記憶手段に保存された前記共通部内の前記所定の途中の計算段階の前記波動場の状態を読み出す読出手段とを有し、
前記読出手段によって前記記憶手段から読み出された前記共通部の前記所定の途中の計算段階の前記波動場の状態から、前記波動場計算手段によって、前記複数の計算モデルの各モデルに対する、前記解析領域内の前記波動場の時間変化の計算を開始することを特徴とする波動場解析装置。 - 前記共通部内の所定の途中の計算段階の前記波動場の状態は、前記共通部の最後の計算段階の前記波動場の状態である請求項7に記載の波動場解析装置。
- さらに、前記解析領域内に設定され、前記波動を発生させる励震部を有し、
前記共通部抽出手段は、前記共通部として、前記励震部近傍の前記波動を伝播する媒質が共通である領域を抽出する請求項7または8に記載の波動場解析装置。 - 前記波動は、電磁波であり、前記波動場は、電磁場である請求項7〜9のいずれかに記載の波動場解析装置。
- さらに、前記解析領域内に設定され、前記電磁波を発生させる励震部を有し、
前記共通部抽出手段は、前記解析領域内に前記初期状態として、初期の電磁場が存在せず、前記励震部近傍の屈折率分布が共通である領域を抽出するものであり、
前記共通部内の所定の途中の計算段階は、電磁波が前記共通部内を伝搬する時間に設定される請求項10に記載の波動場解析装置。 - 前記複数の計算モデルが、前記電磁場の計算結果に基いて修正される請求項10または11に記載の波動場解析装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の波動場解析方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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