JP2008250938A - デバッグ装置 - Google Patents

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Junichi Yoshizawa
純一 吉沢
Hideyuki Tsutsumitake
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Abstract

【課題】
デバッグ装置内部の特定のモジュール動作タイミングを可変にすることができるようにする。
【解決手段】
制御モジュール201に含まれる複数のモジュール201A乃至201Dの動作タイミングを可変にエミュレートするために、再生装置100内のHTTPサーバ204内にモジュール動作タイミング制御手段204Dを設け、外部デバイス3等からHTTPサーバ204に制御コマンドを送れるようにする。動作タイミングの変更操作はブラウザ画面を用いて変更操作が実施され、各制御モジュール毎に表示されたスライドバーを操作することにより任意の動作速度、動作タイミングを設定することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は一般に、電子機器の動作検証ツールであるデバッグ装置に関し、特にコンテンツをデバッグすることができるデバッグ装置に関するものである。
従来、ソフトウェア/ハードウェアの欠陥及び誤りを発見し、除去するために、種々のデバッグ方法が開発されてきた。このようなデバッグ方法の一例として、テスト端子によりデバッグモードを設定することでROMに格納されたデバッグ用ブートプログラムを起動し、このデバッグ用ブートプログラムの実行により通信回路を介しての外部からのRAMへのデバッグプログラムの書き込みを可能とし、デバッグコマンドの入力に従ってそのデバッグコマンドの実行に必要なデバッグ用プログラムを前記RAMの所定の領域に格納し、この格納されたデバッグ用プログラムを実行することによりユーザプログラムのデバッグを行う、マイクロコンピュータのデバッグ方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−91996号公報 (第1図)
ところで、近年では、従来のDVDよりも大きな記憶容量を有する次世代DVD(HD DVD等)が提案されている。次世代DVDは、従来のDVDとは異なり、インタラクティブ性の高いコンテンツを含む。このようなコンテンツは、例えば、スクリプト言語及びXML(Extensible Markup Language)等を利用して、スタジオ等のコンテンツオーサによって作成される。従って、インタラクティブな機能を有するコンテンツを作成する場合には、スクリプト言語又はXMLで記述されたコンテンツに含まれるプログラムをデバッグする必要がある。
コンテンツをデバッグする方法は、以下の2つの方法に大別できる。一つは、エミュレータ上でコンテンツをデバッグする方法である。この方法では、実際の(市販用の)再生装置とは異なる装置(例えば、パーソナルコンピュータ)上にエミュレーション環境(エミュレータ)を構築し、当該エミュレーション環境上でコンテンツをデバッグする。もう一つは、再生装置自体にデバッグ機能を埋め込んで、コンテンツをデバッグする方法である。
しかし、前者の方法では、実際の再生装置とパーソナルコンピュータ上のエミュレータとが全く同じ動作をすることを保障するのは困難である。例えば、実際の再生装置とエミュレータとの間のCPU性能の違い、ビデオ/グラフィックスのデコード性能等の違い、スクリプトファイル及びXMLファイルを動作させるアプリケーションソフトウェア(ミドルウェア)そのものによる違い等に起因して、実際の再生装置とエミュレータとでは動作が異なるという問題がある。
一方、後者の方法では、前者の方法のような装置間における性能的な違いは無い。しかし、実際の再生装置とデバッグ機能が組込まれた再生装置との間には、ソフトウェアの面で違いがある。例えば、実際の再生装置用にコンパイルされたプログラムと、デバッグ機能を有する再生装置用にコンパイルされたプログラムとの間では、機能及び処理タイミング等に差異が生じる。
また、従来、再生装置のような組み込み機器においては、リモートデバッグと称される方法も用いられている。リモートデバッグとは、デバッグ機能を持つ専用のソフトウェア(デバッグ用ソフトウェア)を搭載した端末を再生装置と接続して、デバッグを行う方法である。リモートデバッグを行うためには、デバッグ用ソフトウェアが、再生装置の開発環境や内部のAPI等を利用する必要がある。このため、再生装置の製造者とは異なる第三者(例えば、スタジオ等)に、再生装置の開発環境や内部のAPI等に関する情報を開示しなければならないという問題がある。
また、コンテンツクリエイタはコンテンツの出荷前に市販されている再生プレーヤなどによりコンテンツの動作検証を行うことになるが、将来製品化されてくるプレーヤの動作は想定できないてめ、将来製品化されるプレーヤによっては、コンテンツクリエイタの意図していない再生動作になる可能性がある。
そこで本発明は、デバッグ装置内部の特定のモジュール動作タイミングを可変にすることができるようにしたデバッグ装置を提供することを目的とするものである。
本発明は上述したような課題を解決するため、インタラクティブな機能を実現するためのプログラムを含むコンテンツを再生可能なデバッグ装置であって、前記デバッグ装置の動作を制御するため、機能の異なる複数の機能モジュールから構成される制御モジュールと、前記プログラムを実行するスクリプトエンジンと、前記制御モジュール及び前記スクリプトエンジンの状態を監視し、前記制御モジュール及び前記スクリプトエンジンの前記状態の変化を検出する状態監視モジュールと、前記状態監視モジュールによって検出された前記変化を、前記デバッグ装置に接続された表示端末に送信し、前記変化をユーザに通知する状態通知モジュールと、前記制御モジュール内の各機能モジュールそれぞれについての動作タイミングを可変に切り替えるモジュール動作タイミング制御部とを具備し、前記状態監視モジュール及び前記状態通知モジュールは、前記デバッグ装置に接続可能な外部デバイスから前記デバッグ装置にインストールされるものである。
また本発明は上述した課題を解決するため、前記状態通知モジュールは、前記デバッグ装置の状態を制御するプレイヤスクリプトファイルと、前記デバッグ装置の前記状態が変化した場合、前記変化を前記表示端末が処理可能なデータ形式のデータに変換するデータ変換モジュールと、前記データ変換モジュールによって、前記データ形式に変換された前記データを、前記表示端末に送信するHTTPサーバモジュールと、前記HTTPサーバモジュールによって前記表示端末に配信されるGUI画面ファイル及び端末スクリプトファイルとを具備するものである。
また本発明の前記制御モジュールには、ビデオ制御モジュール、リソース管理モジュール、グラフィックモジュール、ネットワーク制御モジュールが含まれる。
また本発明の表示端末には前記制御モジュールの機能の異なる複数の機能モジュールがリスト表示され、各機能モジュールの動作タイミングを可変可能に表示されるものである。
デバッグ装置を利用するコンテンツクリエイタはネットワーク機器を介して実現されるエミュレータの動作タイミングに関してより自由度を持たせることができるため、仮想的に異なる種類の再生プレーヤの動作をエミュレートすることが可能となり、より正確にコンテンツクリエイタの意図を反映させたコンテンツ作成が可能となる。
以下に本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るデバッグ装置の概略構成を示すブロック図である。このデバッグ装置は、例えばHD DVD再生装置(以下、単に「再生装置」と称する)100によって実現される。再生装置100は、通常モードとデバッグモードの2つのモードで動作する。
再生装置100は、ディスクドライブ部101、ネットワーク制御部102、メディアドライブ部103、データプロセッサ部104、メモリ部105、分離部(DMUX)106、ビデオデコーダ部107、サブピクチャ部108、グラフィックデコーダ部109、オーディオデコーダ部110、ビデオプロセッサ部111、デジタル/アナログ(D/A)変換部112及び113、MPU部114、キー入力部115、並びにROM部116等を備える。
再生装置100は、光ディスク(HD DVD等)1といった情報記憶媒体から、情報を読み出して再生する。光ディスク1は、再生装置100のディスクドライブ部101に装着される。ディスクドライブ部101は、装着されたディスク1を回転駆動し、光ピックアップ(図示せず)を用いてディスク1に記憶されている情報を取得する。
ネットワーク制御部102は、再生装置100にネットワークを介して接続されたネットワーク機器2と通信を行うための制御部である。ネットワーク機器2は、パーソナルコンピュータといったネットワーク機能を有する機器である。また、ネットワーク機器2には、Webブラウザ118がインストールされている。再生装置100とネットワーク機器2とを接続するネットワークは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)等である。なお、ネットワーク機器2はパーソナルコンピュータに限定されず、Webブラウザ機能を有するデジタルテレビであってもよい。また、ネットワーク機器2にインストールされるソフトウェアは、Webブラウザ118に限定されず、HTML及びJava(登録商標)Scriptで記述されたプログラムを処理することができるアプリケーションであってもよい。
メディアドライブ部103は、メディアドライブ部103に接続された外部デバイス(ストレージメディア)3にアクセスして、外部デバイス3から情報を取得する。外部デバイス3は、再生装置100に接続可能なデバイスであり、プラグインモジュール(デバッグモードモジュール)117を格納している。デバッグモードモジュール117は、メディアドライブ部103及びデータプロセッサ部104を介してメモリ部105にインストールされる。外部デバイス3は、例えば、USBデバイスやメモリカードといった取り外し可能なメディアである。また、外部デバイス3は、HDD又はパーソナルコンピュータであってもよい。
なお、USBデバイスは、機器毎に有効又は無効を設定することができる(機器認証機能)。このため、USBデバイスを外部デバイス3として用いる場合、再生装置100のセキュリティ機能を高めることができる。
上述したようにディスクドライブ部101、ネットワーク制御部102、又はメディアドライブ部103で取得された情報は、データプロセッサ部104に供給される。
データプロセッサ部104は、供給された情報にエラー訂正処理を施し、データプロセッサ部104内のバッファ(図示せず)に格納する。バッファに格納される情報には、例えば、管理情報や動画像情報等が含まれる。管理情報はメモリ部105に供給され、動画像情報は分離部106に供給される。
メモリ部105は、供給された管理情報を記録する。また、メモリ部105は、管理情報を再生制御やデータ管理等に利用する。
分離部106は、供給された動画像情報を、ビデオ情報、グラフィックユニット情報、オーディオ情報、及びサブピクチャ情報に分離する。また、分離部106は、ビデオ情報、グラフィックユニット情報、オーディオ情報、及びサブピクチャ情報を、それぞれビデオデコーダ部107、サブピクチャデコーダ部108、グラフィックデコーダ部109、及びオーディオデコーダ部110に供給する。なお、サブピクチャ情報とは、字幕等の画像の情報をいう。
ビデオデコーダ部107は、ビデオ情報にデコード処理を施す。また、サブピクチャデコーダ部108は、サブピクチャ情報にデコード処理を施す。更に、グラフィックデコーダ部109は、グラフィックユニット情報にデコード処理を施す。ビデオデコーダ部107でデコード処理が施されたビデオ情報と、サブピクチャデコーダ部108でデコード処理が施されたサブピクチャ情報と、グラフィックデコーダ部109でデコード処理が施されたグラフィック情報とは、ビデオプロセッサ部111に供給される。一方、オーディオデコーダ部110でデコード処理が施されたオーディオ情報は、D/A変換器113に供給される。
ビデオプロセッサ部111は、ビデオデコーダ部107と、サブピクチャデコーダ部108と、グラフィックデコーダ部109とから供給された情報に重畳処理を施す。また、ビデオプロセッサ部111は、重畳した情報をD/A変換器112に供給する。
D/A変換器112は、ビデオプロセッサ111から供給された情報をアナログ信号に変換する。変換された信号は、再生装置100に接続された映像表示装置(図示せず)にビデオ信号として出力される。映像表示装置は、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT(Cathode-Ray Tube)等であってよい。
D/A変換器113は、オーディオデコーダ部110から供給されたオーディオ情報をアナログ信号に変換し、変換したアナログ信号をオーディオ信号として音声再生装置(図示せず)に出力する。音声再生装置は、例えば、スピーカ等であってよい。
MPU部114は、上述したような光ディスク1、ネットワーク機器2、及び外部デバイス3に対する一連の再生動作を制御する制御部として機能する。MPU部114は、キー入力部115からの操作情報を受け、ROM部116に格納されたプログラムに基づいて、再生装置100の各部(例えば、図1において、MPU部114と矢印で接続されている部)を制御する。
次に、図2を参照しつつ、デバッグモードモジュール117について、より詳細に説明する。
図2は、デバッグモードモジュール117が、外部デバイス3から図1に示す再生装置100にインストール(アップロード)された後の状態を示すブロック図である。より具体的には、図2は、デバッグモードモジュール117を記憶している外部デバイス3と、デバッグモードモジュール117を外部デバイス3からインストールした再生装置100と、再生装置100に接続されたネットワーク機器2とを表示している。
デバッグモードモジュール117は、ユーザに対するインタラクティブな機能を実現するためのコンテンツ(プログラム)をデバッグする機能を有するソフトウェアモジュール(プラグインモジュール)である。このインタラクティブな機能を実現するためのコンテンツは、再生装置100で再生可能なコンテンツのうちの一部として含まれてもよい。インタラクティブな機能を実現するためのコンテンツには、例えば、HD DVD規格におけるアドバンストコンテンツが含まれる。また、デバッグモードモジュール117は、外部デバイス3から再生装置100に、必要に応じて(動的に)インストールすることができる。さらに、図2に示すように、外部デバイス3に記憶されるデバッグモードモジュール117は、HTTPサーバモジュール117A、デバッグ端末プラグイン117B、プレイヤプラグイン117C、モジュール動作タイミング制御部117Dを含む。
HTTPサーバモジュール117Aは、HTTPサーバ機能を有する動的ライブラリで構成される。この動的ライブラリは、再生装置100で実行中のプロセスで用いられ、再生装置100のMPU部114(図1)で独立したスレッド(HTTPサーバスレッド)として実行される。
デバッグ端末プラグイン117Bは、HTMLファイル、Java(登録商標)Scriptファイル、PNG/JPEGイメージファイル等を含む。これらのファイルは、HTTPサーバ204(後述)を介してネットワーク機器2に配信されるファイルである。
プレイヤプラグイン117Cは、スクリプトエンジン203(後述)上で実行されるスクリプトファイル、XMLファイル等を含む。
モジュール動作タイミング制御部117Dは、制御モジュール201(後述)上で実行される各種制御モジュールの振る舞いを自由に可変にできる制御部であり、本実施形態の特徴的な構成要素である。
このモジュール動作タイミング制御部117Dは、HTTPサーバモジュール117A上で動作し、本デバッグ装置のユーザは外部デバイス上の表示ディスプレイ上に図4に示すようにWebブラウザ画面を表示させ、キー入力部115等の操作に基づいて特定の制御モジュールの動作状態を可変にするものである。
なお、外部デバイス3に記憶されるデバッグモードモジュール117が再生装置100にインストールされると、HTTPサーバモジュール117A及びモジュール動作タイミング制御部117Dは、HTTPサーバ204として機能し、デバッグ端末プラグイン117Bは、GUI画面ファイル206及び端末スクリプトファイル207として機能し、プレイヤプラグイン117Cは、状態監視モジュール205、プレイヤスクリプトファイル208、及びデータ変換モジュール209として機能する。
次に、図2を図1と共に参照しつつ、上述したデバッグモードモジュール117のインストール後の再生装置100について、ソフトウェアの観点から説明する。
図2に示されるように、デバッグモードモジュール117のインストール後の再生装置100は、制御モジュール201、アドバンストコンテンツアプリケーション202、スクリプトエンジン203、及びデバッグモードモジュール117を含む。デバッグモードモジュール117は、HTTPサーバ204、GUI画面ファイル206、端末スクリプトファイル207、状態監視モジュール205、プレイヤスクリプトファイル208、及びデータ変換モジュール209を含む。なお、図2中、再生装置100にインストールされたデバッグモードモジュール117は、破線で囲まれている。
再生装置100が通常モードで使用される場合、制御モジュール201、アドバンストコンテンツアプリケーション202、及びスクリプトエンジン203が使用される。一方、再生装置100がデバッグモードで使用される場合、通常モードで使用される上記モジュールに加えて、デバッグモードモジュール117に含まれる各モジュールが使用される。
まず、通常モードで使用されるモジュールについて説明する。
制御モジュール201は、再生装置100のROM部116(図1)に記憶されている実行プログラムであり、再生装置100を制御する。より具体的には、制御モジュール201は、図3に示すように複数の制御モジュールから構成されている。ビデオ制御インタフェース201Aはビデオの再生開始、停止、ポーズ、特殊再生などを行うモジュールである。またリソース管理インタフェース201Bはディスク、ネットワーク、各種ストレージなどに置かれるリソースへのアクセスを行うモジュールである。さらにグラフィックスインタフェース201Cはメニュー画面の表示などを行うモジュールであり、ネットワーク制御インタフェース201Dはネットワークへのアクセスを行うモジュールである。これらを含む制御モジュール201は、再生装置100が起動されると同時に、MPU部114上で実行されるが、実行される際にモジュール動作タイミング制御部117Dにて決められた動作タイミングに基づいて動作するものである。
アドバンストコンテンツアプリケーション202は、例えば、光ディスク1等の情報記憶媒体から再生装置100に供給される。この場合、アドバンストコンテンツアプリケーション202は、光ディスク1から、ディスクドライブ部101、データプロセッサ部104、及び分離部106を介してメモリ部105にロードされる。アドバンストコンテンツアプリケーション202は、従来のビデオ映像に加えて、ユーザに対するインタラクティブな機能を有する。アドバンストコンテンツアプリケーション202は、ビデオコンテンツと同様に、映像スタジオ等のコンテンツオーサ(コンテンツプロバイダ)によって作成される。アドバンストコンテンツアプリケーション202は、スクリプト言語(例えば、ECMAスクリプト)を用いて記述されたスクリプトファイルと、マークアップ言語(例えば、XML)を用いて記述されたXMLファイルとを含む。スクリプトファイルはスクリプトエンジン203によって実行される。XMLファイルは、スクリプトエンジンと連携し、XMLエンジン(図示せず)によって処理される。
スクリプトエンジン203の実行モジュールは、再生装置100のROM部116に記憶されおり、再生装置100の起動後にMPU部114によって実行される。スクリプトエンジン203は、スクリプト言語で記述されたアドバンストコンテンツを実行するモジュールである。スクリプトエンジン203は、制御モジュール201に対して、ビデオ映像の再生/停止を指示するコマンドや、コンテンツのタイトル一覧の表示を指示するコマンドといった各種のコマンドを発行する。
次に、デバッグモードで使用されるモジュールについて説明する。
HTTPサーバ204は、再生装置100とネットワークを介して接続されたネットワーク機器2と通信を行うためのサーバである。HTTPサーバ204は、再生装置100のMPU部114で独立したスレッドとして実行され、ネットワーク制御部102を介してネットワーク機器2と通信を行う。また、ネットワーク機器2は、HTTPサーバ204へ各種のコマンドを送信したり、HTTPサーバ204からの応答をGUI画面上に表示したりするためのWebブラウザ118を塔載している。
なお、再生装置100自身がWebブラウザ機能を有する場合、ネットワーク機器2を再生装置100に接続する必要はない。この場合は、ネットワーク機器2の代わりに、ビデオプロセッサ部111を介してD/A変換部112から出力されるビデオ信号を映像として表示するTVモニタといった表示端末を使用することができる。この際、HD DVDのコンテンツと、デバッグ作業用のGUI画面とを、表示端末の同一画面上にピクチャーインピクチャー(PIP)したり、半透明に重ね合わせて表示したりすることができる。また、HD DVDのコンテンツと、デバッグ作業用のGUI画面とを、異なる表示端末に表示してもよい。
状態監視モジュール205は、制御モジュール201及びスクリプトエンジン203の状態を監視し、状態変化を検出する。制御モジュール201の状態変化には、例えば、映像(コンテンツ)再生状態の変化、CPUの利用率の変化、コンテンツで利用可能なリソースの使用率の変化等が含まれる。映像再生状態の変化には、例えば、アドバンストアプリケーションの実行の開始/停止、ビデオ映像の再生の開始/停止、タイトルジャンプ、チャプタージャンプ、及び、再生時刻、サブタイトル又は音声等の変化が含まれる。一方、スクリプトエンジン203の状態変化の例には、ブレークポイントでの実行中断、ステップ実行、例外発生等が含まれる。また、状態監視モジュール205は、コンテンツの再生中(アドバンストアプリケーションの実行中)にエラーが発生したか否かを判定する。
GUI画面ファイル206は、HTTPサーバ204によりネットワーク機器2のWebブラウザ118に配信されるファイルであり、例えば、HTMLファイル及びイメージファイル等で構成される。GUI画面ファイル206は、状態監視モジュール205によって検出される再生装置100の状態変化を、ユーザ(コンテンツオーサ)に通知することが可能なGUI画面を構成する。
端末スクリプトファイル207は、GUI画面ファイル206と同様に、HTTPサーバ204によってネットワーク機器2のWebブラウザ118に配信されるファイルである。端末スクリプトファイル207は、Webブラウザ118上で実行される、スクリプト言語で記述されたファイルから構成される。
プレイヤスクリプトファイル208は、スクリプト言語で記述されるファイルであり、再生装置100の状態を制御する。プレイヤスクリプトファイル208は、状態監視モジュール205によって検出されたアドバンストアプリケーションの開始/停止に応じて、制御モジュール201を介してスクリプトエンジン203に読み込まれて実行される。
データ変換モジュール209は、状態監視モジュール205で検出された状態変化を、HTTPサーバ204を介してネットワーク機器2(又は、Webブラウザ118)に送信するためのデータフォーマットに変換する。換言すれば、データ変換モジュール209は、上記状態変化をネットワーク機器2(又は、Webブラウザ118)が処理可能なデータ形式に変換する。このデータフォーマットには、XMLやJSON形式等が含まれる。
なお、上述したHTTPサーバ204、GUI画面ファイル206、端末スクリプトファイル207、プレイヤスクリプトファイル208、及びデータ変換モジュール209は、再生装置100の状態の変化を、再生装置100に接続されたネットワーク機器2に送信し、当該変化をユーザに通知する状態通知モジュールとしての機能を実現する。
上記の説明では、デバッグモードモジュール117は、必要に応じて外部デバイス3から再生装置100にインストールされる。但し、デバッグモードモジュール117を、予め再生装置100にインストールしておくことも可能である。
上述したようなデバッグ装置100において、本実施形態の特徴的な構成要素である制御モジュール201に含まれる複数の制御モジュールの動作状態を可変にさせる機能について以下に説明する。
図3は本実施形態における制御モジュールの動作振る舞いを可変とするための動作ブロックを抜粋した図である。
図3に示すように、制御モジュール201に含まれる複数のモジュール201A乃至201Dの動作タイミングを可変にエミュレートするために、再生装置100内のHTTPサーバ204内にモジュール動作タイミング制御手段204Dを設け、外部デバイス3等からHTTPサーバ204に制御コマンドを送れるようにする。たとえば本デバッグ装置のユーザが外部デバイス3のブラウザを介して図4に示すようなブラウザ画面を利用して、制御モジュール内の各モジュールの動作タイミングを決定すると、そのユーザコマンドがHTTPサーバ204を介して再生装置100内のモジュール動作タイミング制御部204Aにコマンドが転送される。そしてモジュール動作タイミング制御部204Aは、このコマンドに基づき、各モジュールに適切な動作タイミングを与える。この動作タイミングの変更操作は図4に示すようなブラウザ画面を用いて変更操作が実施され、たとえば、各制御モジュール毎に表示されたスライドバーを操作することにより任意の動作速度、動作タイミングを設定することができる。ここで設定された動作タイミングを実際のエミュレーション結果に反映させる実現方法としては、例えばスレッドやタスクのプライオリティの変更、またはイベントキューをプライオリティを付して処理、あるいは特定の関数のエントリやループ箇所にウェイト処理を挿入する等することにより動作タイミングを変更させる。
上述したように、本発明の一実施形態によるデバッグ装置(再生装置100)によれば、デバッグ専用のソフトウェアを搭載した端末を用意することなく、Webブラウザを利用してコンテンツをデバッグすることが可能となる。このため、既存のネットワークを利用したデバッグ環境を容易に構築することができ、デバッグに要するコストを削減することができる。また、広く用いられているWebブラウザを利用してデバッグ処理を行うことで、コンテンツオーサによるデバッグ処理を簡易化し、開発効率を向上させることができる。
また本発明の一実施形態により、コンテンツクリエイタはネットワーク機器を介して実現されるHDDVDエミュレータ(デバッグ装置)の動作タイミングに関してより自由度を持たせることができるため、仮想的に異なる種類の再生装置(プレーヤ)の動作振る舞いをエミュレートすることが可能となり、より正確にコンテンツクリエイタの意図を反映させたコンテンツ作成が可能となる。
本発明の一実施形態に係るデバッグ装置の概略構成を示すブロック図である。 デバッグモードモジュール117が、外部デバイス3から図1に示す再生装置にインストールされた後の状態を示すブロック図である。 同実施形態の制御モジュールの詳細構成を示すブロック図である。 同実施形態におけるWebブラウザの表示画面図である。
符号の説明
1…ディスク、2…ネットワーク機器、3…外部デバイス(外部デバイス)、100…HD DVD記録/再生装置、101…ディスクドライブ部、102…ネットワーク制御部、103…メディアドライブ部、104…データプロセッサ部、105…メモリ部、106…分離部(DMUX)、107…ビデオデコーダ部、108…サブピクチャデコーダ部、109…グラフィックデコーダ部、110…オーディオデコーダ部、111…ビデオプロセッサ部、112…D/A変換部、113…D/A変換部、114…MPU部、115…キー入力部、116…ROM部、117…デバッグモードモジュール、117A…HTTPサーバモジュール、117B…デバッグ端末プラグイン、117C…プレイヤプラグイン、118…Webブラウザ、201…制御モジュール、202…アドバンストコンテンツアプリケーション、203…スクリプトエンジン、204…HTTPサーバ、205…状態監視モジュール、206…GUI画面ファイル、207…端末スクリプトファイル、208…プレイヤスクリプトファイル、209…データ変換モジュール。

Claims (4)

  1. インタラクティブな機能を実現するためのプログラムを含むコンテンツを再生可能なデバッグ装置であって、
    前記デバッグ装置の動作を制御するため、機能の異なる複数の機能モジュールから構成される制御モジュールと、
    前記プログラムを実行するスクリプトエンジンと、
    前記制御モジュール及び前記スクリプトエンジンの状態を監視し、前記制御モジュール及び前記スクリプトエンジンの前記状態の変化を検出する状態監視モジュールと、
    前記状態監視モジュールによって検出された前記変化を、前記デバッグ装置に接続された表示端末に送信し、前記変化をユーザに通知する状態通知モジュールと、
    前記制御モジュール内の各機能モジュールそれぞれについての動作タイミングを可変に切り替えるモジュール動作タイミング制御部とを具備し、
    前記状態監視モジュール及び前記状態通知モジュールは、前記デバッグ装置に接続可能な外部デバイスから前記デバッグ装置にインストールされるデバッグ装置。
  2. 前記状態通知モジュールは、
    前記デバッグ装置の状態を制御するプレイヤスクリプトファイルと、
    前記デバッグ装置の前記状態が変化した場合、前記変化を前記表示端末が処理可能なデータ形式のデータに変換するデータ変換モジュールと、
    前記データ変換モジュールによって、前記データ形式に変換された前記データを、前記表示端末に送信するHTTPサーバモジュールと、
    前記HTTPサーバモジュールによって前記表示端末に配信されるGUI画面ファイル及び端末スクリプトファイルと、
    を具備する、請求項1記載のデバッグ装置。
  3. 前記制御モジュールには、ビデオ制御モジュール、リソース管理モジュール、グラフィックモジュール、ネットワーク制御モジュールが含まれることを特徴とする請求項1記載のデバッグ装置。
  4. 前記表示端末には前記制御モジュールの機能の異なる複数の機能モジュールがリスト表示され、各機能モジュールの動作タイミングを可変可能に表示することを特徴とする請求項3記載のデバッグ装置。
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