JP2008249279A - 自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉 - Google Patents

自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉 Download PDF

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Abstract

【課題】水平方向の断面が環形状を有する燃焼空間を形成した加熱炉において、燃焼空間の鉛直方向における温度のばらつきを軽減できると共に、加熱炉の占有面積を小さくできる加熱炉を提供する。
【解決手段】加熱炉6は、自己排熱回収型バーナ1を複数配設してなり、水平方向Wの断面が環形状を有する燃焼空間61を形成してなる。燃焼空間61は、水平方向Wの長さL1よりも鉛直方向Hの長さL2が長くなっている。自己排熱回収型バーナ1は、加熱炉6の天井部601の外面602に取り付けたバーナボディ2と、燃焼空間61内に突出配置した燃焼筒4とを有しており、環形状の燃焼空間61の環状方向における複数箇所に対応して配設してある。燃焼筒4は、その下端部41から燃焼空間61内へ燃焼ガスG1を噴出させるよう構成してあり、その下端部先端411を燃焼空間61の鉛直方向Hの中間位置よりも下方に位置させている。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱炉内を加熱すると共にこの加熱後の燃焼排ガスの排熱を回収するよう構成した自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉に関する。
各種の加熱炉内を加熱する際には、排気ガスの排熱を利用して燃焼を行う種々のガスバーナが用いられている。
例えば、特許文献1の吸熱反応用触媒反応器においては、耐火材から成るハウジング内中に、複数の管状触媒容器及び複数のバーナを、ハウジングの天井部から下方に向けて配設することが開示されている。また、各管状触媒容器の側部の全周は、バーナによる火炎が直接接触することを防止する熱配分器によって覆っている。そして、複数のバーナによって、ハウジングの天井部からハウジング内の下方に向けて火炎を形成し、燃焼加熱後の排ガスを、熱配分器の下端からこの熱配分器内を通って排気するよう構成している。
しかしながら、加熱炉内に被加熱物を配設して、水平方向の断面が環形状を有する燃焼空間を形成する際に、特に環形状の軸方向(鉛直方向)に長い燃焼空間を形成する場合には、炉内の温度のばらつきを軽減するためには更なる工夫が必要とされる。すなわち、この場合に、複数のバーナを軸方向に並べて加熱炉に配設したときには、燃焼空間の鉛直方向においてバーナの配設位置に対応する部分の温度が高くなり、燃焼空間の軸方向における温度のばらつきが大きくなってしまう。また、この場合に、燃焼空間の上方から直接火炎を形成すると燃焼空間の軸方向における上方の温度が高くなり、燃焼空間の軸方向における温度のばらつきが大きくなってしまう。
特表平9−503961号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、水平方向の断面が環形状を有する燃焼空間を形成した加熱炉において、燃焼空間の鉛直方向における温度のばらつきを軽減することができると共に、加熱炉の占有面積を小さくすることができる加熱炉を提供しようとするものである。
第1の発明は、燃料ガスと燃焼用空気とを燃焼させた燃焼ガスによって加熱炉内を加熱すると共に、該加熱後の燃焼排ガスを回収して上記燃焼用空気の予熱を行うよう構成した自己排熱回収型バーナを複数配設した加熱炉において、
該加熱炉は、その炉内の水平方向の中心部分に被加熱物を鉛直方向に向けて配設することによって、水平方向の断面が環形状を有する燃焼空間を形成しており、該燃焼空間は、水平方向の長さよりも鉛直方向の長さが長くなっており、
上記自己排熱回収型バーナは、上記加熱炉の天井部において、上記環形状の燃焼空間の環状方向における複数箇所に対応して配設してあり、該複数の自己排熱回収型バーナは、上記加熱炉の天井部の外面に取り付けたバーナボディと、該バーナボディから下方に突出し、上記燃焼空間の上面から該燃焼空間内に突出配置した燃焼筒とをそれぞれ有しており、
該燃焼筒は、その下端部から上記燃焼空間内へ上記燃焼ガスを噴出させるよう構成してあると共に、その下端部先端を上記燃焼空間の鉛直方向の中間位置よりも下方に位置させていることを特徴とする自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉にある(請求項1)。
本発明の加熱炉においては、鉛直方向に長く水平方向の断面が環形状を有する燃焼空間を形成した加熱炉において、燃焼空間の鉛直方向における温度のばらつきを軽減するための工夫を行っている。
具体的には、加熱炉に配設した複数の自己排熱回収型バーナ(単に、バーナということがある。)の燃焼筒は、その下端部から燃焼空間内へ燃焼ガスを噴出させるよう構成してあると共に、その下端部先端を燃焼空間の鉛直方向の中間位置よりも下方に位置させている。
そして、各バーナにおける燃焼筒の下端部から噴出される燃焼ガスは、燃焼空間の下方から上方へと流れ、被加熱物を下方から上方へ加熱することができ、この加熱後には、燃焼排ガスとなって各バーナを介して燃焼空間の外部へ排気される。これにより、燃焼空間においては、その鉛直方向(環形状の軸方向)において、温度のばらつきが生じることを抑制することができる。また、被加熱物は、燃焼筒からの輻射熱によっても加熱される。
なお、各バーナにおいて、燃焼排ガスは、燃焼用空気の予熱を行った後、各バーナの外部へ排気される。これにより、各バーナにおいて、燃焼排ガスの排熱を回収することができ、エネルギー効率を向上させることができる。
また、本発明においては、バーナのバーナボディは、加熱炉の天井部の上方に配置されており、加熱炉の側部には配置されていない。これにより、加熱炉の側部の外方へバーナが突出することがなく、工場等に加熱炉を設置した際にこの加熱炉が占める占有面積を小さくすることができる。
それ故、本発明の自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉によれば、水平方向の断面が環形状を有する燃焼空間を形成した加熱炉において、燃焼空間の鉛直方向における温度のばらつきを軽減することができると共に、加熱炉の占有面積を小さくすることができる。
第2の発明は、燃料ガスと燃焼用空気とを燃焼させた燃焼ガスによって加熱炉内を加熱すると共に、該加熱後の燃焼排ガスを回収して上記燃焼用空気の予熱を行うよう構成した自己排熱回収型バーナを複数配設した加熱炉において、
該加熱炉は、その炉内の水平方向の中心部分に被加熱物を鉛直方向に向けて配設することによって、水平方向の断面が環形状を有する燃焼空間を形成しており、該燃焼空間は、水平方向の長さよりも鉛直方向の長さが長くなっており、
上記自己排熱回収型バーナは、上記加熱炉の天井部において、上記環形状の燃焼空間における環状方向の複数箇所に対応して配設してあり、該複数の自己排熱回収型バーナは、上記加熱炉の天井部の外面に取り付けたバーナボディと、該バーナボディから下方に突出し、上記燃焼空間の上面から該燃焼空間内に突出配置した燃焼筒とをそれぞれ有しており、
該燃焼筒は、その下端部先端を上記燃焼空間の下面又はその近傍に位置させて閉塞してなると共に、その側部の軸方向に沿った複数箇所に上記燃焼ガスを噴出させるための噴出孔を有していることを特徴とする自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉にある(請求項5)。
本発明の加熱炉においても、鉛直方向に長く水平方向の断面が環形状を有する燃焼空間を形成した加熱炉において、燃焼空間の鉛直方向における温度のばらつきを軽減するための工夫を行っている。
具体的には、加熱炉に配設した複数のバーナの燃焼筒は、その下端部先端を燃焼空間の下面又はその近傍に位置させて閉塞してなると共に、その側部の軸方向に沿った複数箇所に燃焼ガスを噴出させるための噴出孔を有している。
そして、各バーナにおける燃焼筒の側部において、軸方向に沿った複数箇所に形成した噴出孔から噴出される燃焼ガスは、燃焼空間の上下方向の各部に噴出され、被加熱物を上下方向の各部において加熱することができる。そして、燃焼ガスは燃焼空間の上方へと流れ、被加熱物の加熱を行った後には、燃焼排ガスとなって各バーナを介して燃焼空間の外部へ排気される。これにより、燃焼空間においては、その鉛直方向(環形状の軸方向)において、温度のばらつきが生じることを抑制することができる。また、被加熱物は、燃焼筒からの輻射熱によっても加熱される。
なお、各バーナにおいて、燃焼排ガスは、燃焼用空気の予熱を行った後、各バーナの外部へ排気される。これにより、各バーナにおいて、燃焼排ガスの排熱を回収することができ、エネルギー効率を向上させることができる。
また、本発明においても、バーナのバーナボディは、加熱炉の天井部の上方に配置されており、加熱炉の側部には配置されていない。これにより、加熱炉の側部の外方へバーナが突出することがなく、工場等に加熱炉を設置した際にこの加熱炉が占める占有面積を小さくすることができる。
それ故、本発明の自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉によっても、水平方向の断面が環形状を有する燃焼空間を形成した加熱炉において、燃焼空間の鉛直方向における温度のばらつきを軽減することができると共に、加熱炉の占有面積を小さくすることができる。
上述した第1、第2の発明における好ましい実施の形態につき説明する。
第1、第2の発明において、上記自己排熱回収型バーナにおける上記燃焼筒は、必ずしも鉛直方向に沿って上記燃焼空間内に突出配置する必要はなく、鉛直方向に若干傾斜した状態で燃焼空間内に突出配置することもできる。
また、上記燃焼筒の下端部先端は、上記燃焼空間の鉛直方向の全長に対して該燃焼空間の下面から1/3の範囲内に位置させることが好ましい。この場合には、燃焼空間の鉛直方向における温度のばらつきをより効果的に抑制することができる。
また、第1の発明において、上記自己排熱回収型バーナは、上記環形状の燃焼空間の環状方向における2〜8箇所に対応して略等間隔に配設することが好ましい(請求項2)。
この場合には、環形状の燃焼空間の環状方向における温度のばらつきを軽減することができる。
また、上記燃焼筒の側部の軸方向に沿った複数箇所には、上記燃焼ガスを噴出させるための噴出孔を形成することができる(請求項3)。
この場合には、噴出孔から噴出させる燃焼ガスにより、燃焼空間内の雰囲気ガスを撹拌することができ、燃焼空間における温度のばらつきをより効果的に軽減することができる。
また、上記燃焼筒の下端部は、傾斜状に絞ることができる(請求項4)。
この場合には、燃焼筒の下端部から噴出させる燃焼ガスの流速を大きくすることができ、被加熱物の下部の加熱を効果的に行うことができる。
以下に、本発明の自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉にかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例の加熱炉6は、図1〜図3に示すごとく、燃料ガスFと燃焼用空気Aとを燃焼させた燃焼ガスG1によって加熱炉6内を加熱すると共に、加熱後の燃焼排ガスG2を回収して燃焼用空気Aの予熱を行うよう構成した自己排熱回収型バーナ1(単に、バーナ1ということがある。)を複数配設してなる。加熱炉6は、その炉内の水平方向Wの中心部分に被加熱物62を鉛直方向Hに向けて配設することによって、水平方向Wの断面が環形状を有する燃焼空間61を形成している。燃焼空間61は、水平方向Wの長さ(本例では直径)L1よりも鉛直方向Hの長さL2が長くなっている。
自己排熱回収型バーナ1は、図1〜図3に示すごとく、加熱炉6の天井部601において、環形状の燃焼空間61の環状方向(周方向)Rにおける複数箇所に対応して配設してある。各自己排熱回収型バーナ1は、加熱炉6の天井部601の外面602に取り付けたバーナボディ2と、バーナボディ2から下方に突出し、燃焼空間61の上面611から燃焼空間61内に突出配置した燃焼筒4とをそれぞれ有している。
各燃焼筒4は、その下端部41から燃焼空間61内へ燃焼ガスG1を噴出させるよう構成してあると共に、その下端部先端411を燃焼空間61の鉛直方向Hの中間位置よりも下方に位置させている。本例の燃焼筒4の下端部先端411は、燃焼空間61の鉛直方向Hの全長L2に対して燃焼空間61の下面612から1/3の範囲内に位置している。
以下に、本例の自己排熱回収型バーナ1を備えた加熱炉6につき、図1〜図3と共に詳説する。
図3に示すごとく、本例のバーナボディ2は、燃焼用空気Aを流入させるための外部ボディ2を構成している。この外部ボディ2には、燃焼用空気Aの吸気口21と、燃焼排ガスG2の排気口22とが形成してある。
外部ボディ2内には、加熱炉6の燃焼空間61から排気される燃焼排ガスG2を流入させるための内部筒3が形成してある。この内部筒3は、その先端部が燃焼空間61に開放されており、その後端部が上記排気口22に連通されている。なお、内部筒3は、外部ボディ2と別体に構成することができる。
上記燃焼筒4は、内部筒3内に挿通配設してあり、その後端側部分が内部筒3及びバーナボディ2内に位置すると共に、その先端側部分が内部筒3及びバーナボディ2から突出している。なお、先端側部分とは、加熱炉6側の部分のことをいい、後端側部分とは、先端側部分とは反対側の部分のことをいう。
また、加熱炉6の天井部601には、加熱炉6の外面602から燃焼空間61に開口するバーナ配置口63が形成してあり、各バーナ1の燃焼筒4は、バーナ配置口63内に挿通配置してある。
図3に示すごとく、燃焼筒4内には、燃料ガスFを通過させるためのガスパイプ5が挿通配設してあり、ガスパイプ5の先端部には、燃料ガスFを噴出させるガスノズル51が設けてある。ガスノズル51の下端部先端411は、燃焼空間61の上面611の位置の近傍に位置している。
燃焼用空気Aが通過する空気通路11は、外部ボディ2と内部筒3との間の空間、内部筒3の後端部において燃焼筒4の後端部と連通される空間、燃焼筒4とガスパイプ5及びガスノズル51との間の空間に連通形成されている。また、燃焼排ガスG2が通過する排気通路12は、内部筒3と燃焼筒4との間の空間、及び加熱炉6のバーナ配置口63と燃焼筒4との間の空間に連通形成されている。
そして、吸気口21からバーナボディ2内に流入した燃焼用空気Aは、外部ボディ2と内部筒3との間を通って、燃焼筒4の後端部へ流入する。また、ガスノズル51から噴出された燃料ガスFは、燃焼筒4内を通過する燃焼用空気Aと混合されて燃焼し、燃焼ガスG1及び燃焼火炎を形成する。
一方、内部筒3内に排気される燃焼排ガスG2は、燃焼筒4及び内部筒3を伝熱面として、燃焼筒4内及び内部筒3内を通過する燃焼用空気Aを予熱(加温)した後、排気口22からバーナ1の外部へ排気される。
図2に示すごとく、本例の加熱炉6の内壁は、水平方向Wの断面が円形状を有しており、本例の被加熱物62は水平方向Wの断面が円形状を有している。そして、燃焼空間61は、水平方向Wの断面が円環形状に形成されている。加熱炉6は、金属製容器60の中に、耐熱性タイル600を配置してなり、耐熱性タイル600によって燃焼空間61を形成している。
また、本例のバーナ1は、環形状の燃焼空間61の環状方向Rにおける4箇所に対応して略等間隔に配設してある。
なお、加熱炉6の内壁、被加熱物62は、必ずしも円形状に形成する必要はなく、水平方向Wの断面を四角等の多角形状に形成することもできる。そして、例えば、加熱炉6の内壁及び被加熱物62の水平方向Wの断面を四角形状にしたときには、四角環形状の燃焼空間61を形成することができる。また、この場合には、バーナ1は、例えば、四角環形状の燃焼空間61の4つの角部にそれぞれ配設することができる。
また、図1に示すごとく、燃焼筒4の側部の軸方向Hに沿った複数箇所には、燃焼ガスG1を噴出させるための噴出孔42を形成することができる。この場合には、噴出孔42から噴出させる燃焼ガスG1により、燃焼空間61内の雰囲気ガスを撹拌することができ、燃焼空間61における温度のばらつきをより効果的に軽減することができる。また、複数の噴出孔42は、燃焼空間61の環状方向Rの一方側にのみ形成することができ、燃焼空間61の環状方向Rの両側に形成することもできる。
また、図3に示すごとく、燃焼筒4の下端部41には、傾斜状に絞った絞り部412(同図において2点鎖線で示す)を形成することができる。この場合には、燃焼筒4の下端部41から噴出させる燃焼ガスG1の流速を大きくすることができ、被加熱物62の下部の加熱を効果的に行うことができる。
本例の加熱炉6においては、鉛直方向Hに長く水平方向Wの断面が環形状を有する燃焼空間61を形成した加熱炉6において、燃焼空間61の鉛直方向Hにおける温度のばらつきを軽減するための工夫を行っている。
具体的には、加熱炉6に配設した複数のバーナ1の燃焼筒4は、その下端部41から燃焼空間61内へ燃焼ガスG1を噴出させるよう構成してあると共に、その下端部先端411を燃焼空間61の鉛直方向Hの中間位置よりも下方に位置させている。
そして、各バーナ1における燃焼筒4の下端部41から噴出される燃焼ガスG1は、燃焼空間61の下方から上方へと流れ、被加熱物62を下方から上方へ加熱することができ、この加熱後には、燃焼排ガスG2となって各バーナ1を介して燃焼空間61の外部へ排気される。これにより、燃焼空間61においては、その鉛直方向(環形状の軸方向)Hにおいて、温度のばらつきが生じることを抑制することができる。また、被加熱物62は、燃焼筒4からの輻射熱によっても加熱される。
なお、各バーナ1において、燃焼排ガスG2は、燃焼用空気Aの予熱を行った後、各バーナ1の外部へ排気される。これにより、各バーナ1において、燃焼排ガスG2の排熱を回収することができ、エネルギー効率を向上させることができる。
また、本例においては、バーナ1のバーナボディ2は、加熱炉6の天井部601の上方に配置されており、加熱炉6の側部には配置されていない。これにより、加熱炉6の側部の外方へバーナ1が突出することがなく、工場等に加熱炉6を設置した際にこの加熱炉6が占める占有面積を小さくすることができる。
それ故、本例の自己排熱回収型バーナ1を備えた加熱炉6によれば、水平方向Wの断面が環形状を有する燃焼空間61を形成した加熱炉6において、燃焼空間61の鉛直方向Hにおける温度のばらつきを軽減することができると共に、加熱炉6の占有面積を小さくすることができる。
(実施例2)
本例は、上記複数の自己排熱回収型バーナ1における燃焼筒4Aに、実施例1とは異なる工夫を行った例である。
具体的には、図4に示すごとく、本例のバーナ1における燃焼筒4Aは、その下端部先端411を燃焼空間61の下面612に位置させて閉塞してなると共に、その側部の軸方向Hに沿った複数箇所に燃焼ガスG1を噴出させるための噴出孔42が形成してある。
本例の燃焼筒4Aの下端部先端411は、燃焼空間の下面612によって閉塞した。これに対し、燃焼筒4Aの下端部先端411は、燃焼筒4Aを構成する部材によって底部を形成して閉塞することもできる。
本例においては、各バーナ1における燃焼筒4Aの側部において、軸方向Hに沿った複数箇所に形成した噴出孔42から噴出される燃焼ガスG1は、燃焼空間61の上下方向Hの各部に噴出され、被加熱物62を上下方向Hの各部において加熱することができる。そして、燃焼ガスG1は燃焼空間61の上方へと流れ、被加熱物62の加熱を行った後には、燃焼排ガスG2となって各バーナ1を介して燃焼空間61の外部へ排気される。これにより、燃焼空間61においては、その鉛直方向(環形状の軸方向)Hにおいて、温度のばらつきが生じることを抑制することができる。
本例においても、その他の構成は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
実施例1における、加熱炉を側方から見た状態で示す断面説明図。 実施例1における、加熱炉を上方から見た状態で示す断面説明図。 実施例1における、自己排熱回収型バーナを側方から見た状態で示す断面説明図。 実施例2における、加熱炉を側方から見た状態で示す断面説明図。
符号の説明
1 自己排熱回収型バーナ
11 空気通路
12 排気通路
2 バーナボディ(外部ボディ)
3 内部筒
4 燃焼筒
41 下端部
411 下端部先端
42 噴出孔
5 ガスパイプ
6 加熱炉
61 燃焼空間
62 被加熱物
A 燃焼用空気
F 燃料ガス
G1 燃焼ガス
G2 燃焼排ガス
H 鉛直方向
W 水平方向
R 環状方向

Claims (5)

  1. 燃料ガスと燃焼用空気とを燃焼させた燃焼ガスによって加熱炉内を加熱すると共に、該加熱後の燃焼排ガスを回収して上記燃焼用空気の予熱を行うよう構成した自己排熱回収型バーナを複数配設した加熱炉において、
    該加熱炉は、その炉内の水平方向の中心部分に被加熱物を鉛直方向に向けて配設することによって、水平方向の断面が環形状を有する燃焼空間を形成しており、該燃焼空間は、水平方向の長さよりも鉛直方向の長さが長くなっており、
    上記自己排熱回収型バーナは、上記加熱炉の天井部において、上記環形状の燃焼空間の環状方向における複数箇所に対応して配設してあり、該複数の自己排熱回収型バーナは、上記加熱炉の天井部の外面に取り付けたバーナボディと、該バーナボディから下方に突出し、上記燃焼空間の上面から該燃焼空間内に突出配置した燃焼筒とをそれぞれ有しており、
    該燃焼筒は、その下端部から上記燃焼空間内へ上記燃焼ガスを噴出させるよう構成してあると共に、その下端部先端を上記燃焼空間の鉛直方向の中間位置よりも下方に位置させていることを特徴とする自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉。
  2. 請求項1において、上記自己排熱回収型バーナは、上記環形状の燃焼空間の環状方向における2〜8箇所に対応して略等間隔に配設してあることを特徴とする自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉。
  3. 請求項1又は2において、上記燃焼筒の側部の軸方向に沿った複数箇所には、上記燃焼ガスを噴出させるための噴出孔が形成してあることを特徴とする自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、上記燃焼筒の下端部は、傾斜状に絞ってあることを特徴とする自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉。
  5. 燃料ガスと燃焼用空気とを燃焼させた燃焼ガスによって加熱炉内を加熱すると共に、該加熱後の燃焼排ガスを回収して上記燃焼用空気の予熱を行うよう構成した自己排熱回収型バーナを複数配設した加熱炉において、
    該加熱炉は、その炉内の水平方向の中心部分に被加熱物を鉛直方向に向けて配設することによって、水平方向の断面が環形状を有する燃焼空間を形成しており、該燃焼空間は、水平方向の長さよりも鉛直方向の長さが長くなっており、
    上記自己排熱回収型バーナは、上記加熱炉の天井部において、上記環形状の燃焼空間における環状方向の複数箇所に対応して配設してあり、該複数の自己排熱回収型バーナは、上記加熱炉の天井部の外面に取り付けたバーナボディと、該バーナボディから下方に突出し、上記燃焼空間の上面から該燃焼空間内に突出配置した燃焼筒とをそれぞれ有しており、
    該燃焼筒は、その下端部先端を上記燃焼空間の下面又はその近傍に位置させて閉塞してあると共に、その側部の軸方向に沿った複数箇所に上記燃焼ガスを噴出させるための噴出孔を有していることを特徴とする自己排熱回収型バーナを備えた加熱炉。
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