JP2008249091A - セルフドリルねじ - Google Patents

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Yutaka Otsuki
豊 大槻
Takashi Ueda
昂 植田
Noboru Teramachi
登 寺町
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Abstract


【課題】排出溝にねじ山を形成しないようにして切削屑の排出を確実にしたセルフドリルねじを得る。
【解決手段】脚部3の無ねじ部10に略円錐状のドリル部11を形成し、ドリル部11と無ねじ部10に二条の排出溝20を形成し、しかも、ドリル部11の先端から排出溝20の外周縁に沿って切削刃12、14を有するセルフドリルねじにおいて、排出溝20の後部にねじ部4の谷にかけて上り勾配の排出傾斜面22を形成し、この排出傾斜面22の側壁23が排出溝20に直立した構成となっているので、ドリル部が形成された後、ねじ山が転造成形されてもねじ山先端が排出傾斜面に達することがないから切削屑が滑らかに排出される。また、排出傾斜面が形成されていることから切削屑は排出溝の内側に集まりながら後方に移動することができ、詰まることがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、比較的大きな推力を受けて穴を穿けながらねじ込まれるセルフドリルねじであって、特に、先端ドリル部で切削された切削屑をねじの頭部側に移動させて詰まることなく外部へ排出可能な排出溝の改良に関する。
ワークに下穴を明けながらねじ込まれるねじで部品をワークにねじ込み結合する所謂、セルフドリルねじは多くの種類が開発されその使用も増加している。その中には互いに重ねた鉄板を締結するために使用するものが多くある。この作業は、従来は互いの鉄板にあらかじめねじをねじ込むための下穴を所定位置にあけてからねじ込むようにしていたが、この作業方法では作業時間がかかり、コストの上昇を招いていることから開発されたものであり、このドリルねじを使用することで下穴あけと同時にねじ込み作業を一貫して行うことを可能にしたものである。そして、このドリルねじを使用することで、あらかじめ所定位置に下穴をあけるための穴あけ作業が不要になり、作業時間も短くなっている。特に、このような作業が増加すると、以前は作業者に疲労が生じ作業者の健康を阻害することもあったが、このようなドリルねじが普及してきたことで、その作業性が徐々に良くなっている。
また、最近では、このドリルねじに羽根状のリーマ刃を設けたものも使用されており、これは、例えば、ワークとして所定厚みの鉄板に石膏ボードや木材を固定する場合、これら被締結物は比較的柔らかいので、これにはねじ山を形成せずに脚部のねじ山とほぼ同径の穴を形成するようにしたものである。そのため、このドリルねじのドリル部周縁にほぼねじ山と同径の穴が形成されるように穴形成用の前記リーマ刃を設け、先端ドリル部で鉄板にねじ込み用の下穴を形成しながら穴あけが進行すると前記リーマ刃が鉄板にあたり、リーマ刃は除去されて、鉄板には下穴が形成され、続いて脚部のねじ山で下穴に雌ねじが形成されながらねじ込まれるようにしたものである。
このようなリーマ付きセルフドリルねじとして従来から明らかなものに実公平7−50576号公報に示すようのものがある。これは主に建築分野において広く使用されているものであり、例えば、サイディング板や野地板等の非金属製取付部材を、C型鋼等を含む金属製フレーム等の金属製被取付部材に固定するために使用されることが多い。そして、図9に示すような構成をなしており、ねじ山104を有する脚部103の前端に延設されたドリル部105は脚部103より軸方向に延出するボディ110と、このボディ110より前方に突出する尖端部111とを備え、ボディ110の径方向に対向して形成された二条の縦溝106により切削面120を構成するとともに、切削面120の側縁より尖端部111から後方に向けて延びる切削縁114を形成してなるセルフドリルねじであって、切削面120の後端近傍を凹陥して縦溝106に連通する凹部117を形成すると共に、この凹部117の底部からドリル部105の側方に突出するリーマ刃116を延設した構成のリーマ付きセルフドリルねじとなっている。
実公平7−50576号公報
このように構成されたセルフドリルねじにおいては、鉄板あるいは形鋼等の金属製被取付部材に取付部材をねじ固定するのに広く採用されているが、ドリル部の先端切削縁によりあけられた下穴の切削屑は2条の縦溝を通過して後方に排出されるようになっているため、このねじの製造において脚部のねじ山先端がこの縦溝に少しでも達していると、これが邪魔をして切削屑が詰まることがある。この現象はドリル部を圧造成形してからねじ山を転造成形してこのねじを製造しているので、必然的に生じており、ドリルねじの宿命となっていた。特に、被取付部材が比較的薄いと即ち、ドリル部の長さより厚みが少ないと問題はないが、被取付部材が厚かったり、深穴部分にねじ込み位置があったりすると、切削屑が十分に排出されず、詰まりが生じてねじ込み不能になったり、摩擦により加熱して焼き付くなどの問題も生じている。更に、接着剤や樹脂を使用したボード類を被締結部材にねじ込み固定する場合においては、前記ねじ込み時に摩擦により加熱すると、これら接着剤や樹脂が溶け出すことがあり、これらの切削屑が縦溝等に付着して切削屑の排出を更に妨げている等の課題が生じている。
本発明の目的は、このような課題を解消して切削屑を排出する排出溝にねじ山が形成されないようにして切削屑の排出を確実にしたセルフドリルねじを得ることである。
本発明の目的は、ドライバビットに係合可能な頭部2と、これと一体でねじ部4を有する脚部3の無ねじ部10に略円錐状のドリル部11を形成し、このドリル部11と無ねじ部10に頭部2に向かうとともに軸心を挟む対角位置で延びる二条の排出溝20を形成し、しかも、前記ドリル部11の先端から排出溝20の外周縁に沿って切削刃12、14を有するセルフドリルねじにおいて、ドリル部11からねじ部4にかけて形成された排出溝20の後部に排出溝20からねじ部4の谷にかけて上り勾配の排出傾斜面22を形成し、この排出傾斜面22の側壁23が排出溝20の面に対して直立した構成となったセルフドリルねじを提供することで達成される。
また、本発明の目的は前記構成に加えて、側壁は無ねじ部10の外周より内方の軸心側に位置して形成されていることにより、ねじ山先端の不完全ねじ部が排出傾斜面に延設されないので、排出傾斜面が滑らかな斜面となる。
本発明によれば、脚部のねじ部の先端部分にドリル部が圧造形成された後、頭部側の脚部にねじ山が転造成形されてもねじ山先端が排出溝に達することなく、排出傾斜面の側壁で止まるので、排出傾斜面から切削屑が滑らかに脚部に形成されているねじ部の谷に排出される。また、このように、二条の排出溝の後部に排出傾斜面が形成されていることからドリル部の先端で切削された切削屑はこの排出溝の周囲から内側に集まりながら後方に移動することができ、途中で詰まることなく切削屑は移動可能である。このため、ドリルねじの宿命となっていたねじ山先端の不完全ねじ部が排出溝内に形成されるということが解消され、ドリルねじの製造においても工程に何らの変更も生じない。しかも、被取付部材が厚かったり、深穴部分にねじ込み位置が位置していたりしても、切削屑は詰まることなく排出されるので、ねじ込み不能や摩擦熱の発生が解消される。特に、被取付部材が例えば、アルミニウム材等の軟質材であっても、ねじ込み作業時に焼き付きが生じることがなくなる。その上、接着剤や樹脂を使用したボード類を被締結部材にねじ込み固定する場合においても、前記ねじ込み時に発生する摩擦熱が減少するからこれら接着剤や樹脂が溶け出すことも減少し、これらの切削屑が付着して切削屑の排出に支障が生じることもない等の特有の効果がある。
以下、本発明の実施の形態を図1乃至図8に基づき説明する。図1において、1はドライバビット(図示せず)と係合可能でこれに係合して回転駆動力を伝達する頭部2とこの頭部2と一体の脚部3とからなるセルフドリルねじである。脚部3の頭部側にはねじ山がその外周に螺旋状に形成されたねじ部4を有しており、脚部3のねじ部4の先端にはこれに連続して無ねじ部10が形成され、この無ねじ部10の先端には先端が脚部3の中心を中心として110°〜120°の範囲の略円錐状のドリル部11が形成されている。このドリル部11の先端には図2及び図3に示すように、ねじ込み回転方向に先端切削刃12が形成してあり、これによりねじ込み時に被取付部材30の所定位置に下穴31が切削穿孔されるようになっている。このドリル部11と無ねじ部10には頭部2に向かうとともに軸心を挟む対角位置で延びる二条の排出溝20が形成してあり、これら排出溝20、20間のドリル部11の先端には軸心と交叉するチゼルエッジ13が形成されている(図1を参照)。
また、このドリル部11の先端から頭部側に延びる排出溝20の外周縁にはこれに沿って前記ドリル部11の先端切削刃12と同様の横切削刃14が形成してあり、この横切削刃14の回転軌跡円はねじ部4の谷径より僅か大きい直径となるよう構成されている。一方、前記排出溝20はその底面21がドリル部11の先端中心から無ねじ部10の後方にかけて軸心から離れる方向に傾斜しており、底面21から横切削刃14の間の排出溝20は図1及び図3に示すように平坦面形状となっている。この排出溝20の底面21を挟んで反対側の面は他方の排出溝20の後部をなすランド部15の面であり、これは図4に示すような断面円弧形状となっている。
更に、無ねじ部10に位置する前記排出溝20の後部にはこれからこのランド部15に沿いねじ部4の谷に達する排出傾斜面22が形成してあり、この排出傾斜面22は排出溝20からねじ部4の谷にかけて上り勾配の傾斜面となっている。図3に示すように、この傾斜角(θ)は通常30°前後となっているが、これに限定されるものではなく、これより大きくてもあるいは小さくてもよくねじ込み時に切削屑32が排出されればよい角度である。しかも、この排出傾斜面22の側壁23は前記排出溝20の平坦面に対して直立した構成となっているとともに、この直立した側壁23の外側には前記排出溝20が延長された形状となっている。言い換えれば、側壁23は無ねじ部10の外周より内方の軸心側に位置して形成されている。
一方、脚部3に形成されている螺旋状のねじ部4は頭部2の座面近傍から前記無ねじ部10にかけて脚部3の周囲に形成され、無ねじ部10に達するねじ部4のねじ山の先端は不完全ねじ部となって前記排出傾斜面22の側壁23で止まっている。これはねじ部4の形成において、先に行われたドリル部11の圧造加工の際に排出傾斜面22の側壁23が軸心側に位置していることにより、排出傾斜面22が除去された形状即ち、排出溝20と同平面になっているからであり、これによりねじ山転造の際に不完全ねじ部の肉が嵌り込むからであって、このため、排出傾斜面22にはねじ山は転造されず、この排出傾斜面22はねじ部4の谷に滑らかに接続されることになる。
このようなセルフドリルねじ1のねじ込み作業は図5に示すように、被取付部材30を重ねてからあらかじめ設定されている所定位置にドリル部11を先にして所定量の推力を与えながら回転させると、ドリル部11は下穴31の穿孔状態になる。これにより被取付部材30に下穴31が穿孔されるが、切削屑32は排出溝20に入り、排出溝20の底面21の方向に集まり、ねじの回転によってこの切削屑32は図6に示すように、無ねじ部10から排出傾斜面22をほぼ直線状に移動してねじ部4の谷に移動する。このように詰まることなく移動してねじ部4の谷に入った切削屑32は排出溝20からねじ部4の後方へ排出されることになる。
また、図7は本発明の他の実施の形態を示すものであり、前記実施の形態の被取付部材にこれより軟質なボードを固定するセルフドリルねじ1であり、このドリルねじ1の無ねじ部10に形成されている外周縁の横切削刃14の後部にリーマ刃16を形成したものである。このリーマ刃16の回転軌跡円直径はねじ部4が貫挿可能なようにねじ山直径と同径かそれより僅か大きくなるように設定されており、ねじ込み作業においてリーマ刃16で穴をあけながら移動して被取付部材にこのリーマ刃16が衝突すると、これが破断されてドリル部11により下穴が形成されるようになったものである。
更に、前記これら実施の形態では排出溝20が脚部3の軸線に平行であったが、図8はこれに代えて排出溝20が脚部3の軸線に対して所定角度傾斜した形状のものに適用したものを示しており、このような形状であっても同様の作用効果が得られるものである。
本発明の実施の形態を示す正面図である。 図1の底面図である。 図1の要部側面図である。 図1のA−A線における要部断面図である。 本発明のねじ込み開始状態を示す要部断面正面図である。 図5の側面図である。 本発明のもう一つの実施の形態を示す要部正面図である。 本発明の他の実施の形態を示す要部側面図である。 従来例を示す要部正面図である。
符号の説明
1 セルフドリルねじ
2 頭部
3 脚部
4 ねじ部
10 無ねじ部
11 ドリル部
12 先端切削刃
13 チゼルエッジ
14 横切削刃
15 ランド部
16 リーマ刃
20 排出溝
21 底面
22 排出傾斜面
23 側壁
30 被取付部材
31 下穴
32 切削屑

Claims (2)

  1. ドライバビットに係合可能な頭部(2)と、これと一体でねじ部(4)を有する脚部(3)の無ねじ部(10)に略円錐状のドリル部(11)を形成し、このドリル部と無ねじ部に頭部に向かうとともに軸心を挟む対角位置で延びる二条の排出溝(20)を形成し、しかも、前記ドリル部の先端から排出溝の外周縁に沿って切削刃(12、14)を有するセルフドリルねじにおいて、
    ドリル部からねじ部にかけて形成された排出溝の後部に排出溝からねじ部の谷にかけて上り勾配の排出傾斜面(22)を形成し、この排出傾斜面の側壁(23)が排出溝の面に対して直立した構成となっていることを特徴とするセルフドリルねじ。
  2. 側壁は無ねじ部の外周より内方の軸心側に位置して形成されていることを特徴とする請求項1記載のセルフドリルねじ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012107699A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Naniwa Neji:Kk ねじ
JP2016191441A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 林雅侖 固着部材

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