JP2008246649A - 用紙切断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷用紙を部分切断する用紙切断装置において、印刷用紙に抵抗力を付加することなく、印刷用紙に引張力を加えたときに切り残し部分を迅速に断裂させる。
【解決手段】用紙切断装置10は、長手方向に連続する印刷用紙を、互いに協働して横断方向に部分切断する第1刃部12及び第2刃部14を備える。第1刃部12は、互いに離間して配置される一対の第1切刃16を有する。また、第2刃部14は、互いに離間して配置される一対の第2切刃18を有する。第1刃部12の一対の第1切刃16のそれぞれと、第2刃部14の一対の第2切刃18のそれぞれとは、個別に協働して、印刷用紙を部分切断する。このとき、印刷用紙の切断箇所には、印刷用紙の長手方向へ互いにずれて配置される一対の切断縁と、それら切断縁の互いに近接する端部の間に介在する切り残し部分とが形成される。
【選択図】図2
【解決手段】用紙切断装置10は、長手方向に連続する印刷用紙を、互いに協働して横断方向に部分切断する第1刃部12及び第2刃部14を備える。第1刃部12は、互いに離間して配置される一対の第1切刃16を有する。また、第2刃部14は、互いに離間して配置される一対の第2切刃18を有する。第1刃部12の一対の第1切刃16のそれぞれと、第2刃部14の一対の第2切刃18のそれぞれとは、個別に協働して、印刷用紙を部分切断する。このとき、印刷用紙の切断箇所には、印刷用紙の長手方向へ互いにずれて配置される一対の切断縁と、それら切断縁の互いに近接する端部の間に介在する切り残し部分とが形成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、長手方向に連続する印刷用紙を部分切断する用紙切断装置に関する。
長手方向に連続する印刷用紙を互いに協働して横断方向に切断する第1刃部及び第2刃部を備えた用紙切断装置において、第1刃部と第2刃部とが、印刷用紙の切断箇所に切り残し部分を形成(すなわち部分切断)できるように構成されたものが知られている。この種の用紙切断装置は、例えばキャッシュレジスター、携帯型端末装置等の併設プリンタに装備されており、連続送給される印刷用紙に対し印刷部で印刷を行なった後に、印刷用紙の印刷済部分を未印刷部分から自動的に分断するように動作する。この構成では、部分切断された印刷用紙に対し、印刷済部分に意図的に引張力を加えると、切り残し部分が応力集中により断裂して、印刷済部分が未印刷部分から切り離される。
従来の用紙切断装置は、例えば、印刷用紙の紙面に対し平行に延びる水平切刃を有する固定式の第1刃部(一般に固定刃と称する)と、印刷用紙の紙面に対し斜めに交差する方向へ延びる斜交切刃を有する移動式の第2刃部(一般に可動刃と称する)とを備える。この刃部構成で部分切断を実行するためには、例えば特許文献1に記載されるように、全体として一方向へ傾斜するギロチン刃形状の斜交切刃を有する第2刃部を用いるとともに、第1刃部の水平切刃の一側端を印刷用紙の一方の側縁よりも内側に配置する。それにより、印刷用紙の一側縁に隣接して、切り残し部分を形成することができる。或いは、特許文献2に記載されるように、互いに交差する二方向へ傾斜するV字刃形状の斜交切刃を有する第2刃部を用いるとともに、第1刃部に対する第2刃部の切断ストロークを適当に調整して第2刃部の動作を制御する。それにより、印刷用紙の横断方向中間位置に、切り残し部分を形成することができる。
従来の用紙切断装置における上記した部分切断手法では、特許文献1及び2のいずれの構成においても、第1刃部の水平切刃と第2刃部の斜交切刃との協働により、印刷用紙に(1つ又は一対の)切断縁が一直線上に形成されるとともに、切断縁の延長方向に隣接して切り残し部分が形成される。したがって、部分切断された印刷用紙の、切断箇所を挟んだいずれか一方の領域に、他方の領域から切り離すべく意図的に引張力を加えるときに、用紙長手方向に斜交する方向へ引張力を加えれば、切り残し部分を迅速に断裂させることができるものの、用紙長手方向に平行な方向へ引張力を加えたときには、切り残し部分に応力が効果的に集中せず、切り残し部分が迅速に断裂しない場合がある。意図的な引張力により切り残し部分が迅速に断裂しなければ、未印刷の印刷用紙が強制的に引き出されたり、印刷用紙の位置が適正位置からずれたりする問題を生じる危惧がある。
このような問題に対処するためには、印刷用紙の一方の領域に引張力を加えるときに、印刷用紙の他方の領域に抵抗力を付加することが有効である。例えば特許文献1に記載の構成では、印刷用紙の通路に、印刷用紙の未印刷部分に抵抗力を付加するための突起構造を設けている。或いは、プリンタの用紙送り機構の駆動部を、所定の印刷が完了して印刷用紙を送り出した後に強制的に停止保持するように制御することで、印刷用紙の未印刷部分に所要の抵抗力を付加することもできる。
上記したように、従来の用紙切断装置における部分切断手法では、印刷用紙に引張力を加えたときに、切り残し部分が迅速に断裂しない場合がある。また、この問題に対処するべく、印刷用紙の未印刷部分に抵抗力を付加する構成では、用紙通路に抵抗付加構造を形成したり、プリンタの用紙送り駆動部に特別な制御を実行したりする必要が有り、用紙切断装置の製造コストやプリンタの消費電力の増加を招くことが懸念される。
本発明の目的は、長手方向に連続する印刷用紙を部分切断する用紙切断装置において、印刷用紙の未印刷部分に抵抗力を付加することなく、印刷用紙に引張力を加えたときに切り残し部分を迅速に断裂させることができる用紙切断装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、長手方向に連続する印刷用紙を互いに協働して部分切断する第1刃部及び第2刃部を具備する用紙切断装置において、第1刃部は、互いに離間して配置される一対の第1切刃を有し、第2刃部は、互いに離間して配置される一対の第2切刃を有し、一対の第1切刃のそれぞれと一対の第2切刃のそれぞれとが個別に協働して、印刷用紙の切断箇所に、印刷用紙の長手方向へ互いにずれて配置される一対の切断縁と、それら切断縁の間に介在する切り残し部分とを形成すること、を特徴とする用紙切断装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の用紙切断装置において、一対の第1切刃の各々が直線刃であり、それら第1切刃が互いに平行にずれて配置され、一対の第2切刃の各々が直線刃であり、それら第2切刃が互いに平行にずれて配置される、用紙切断装置を提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の用紙切断装置において、一対の第1切刃が、第1切刃の延長方向に直交する方向に見て、互いに部分的に重畳する位置に配置される、用紙切断装置を提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の用紙切断装置において、第1刃部は、一対の第1切刃を有する1つの固定刃を備え、第2刃部は、一対の第2切刃をそれぞれに有する一対の可動刃を備える、用紙切断装置を提供する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の用紙切断装置において、第1刃部は、一対の第1切刃をそれぞれに有する一対の固定刃を備え、第2刃部は、一対の第2切刃をそれぞれに有する一対の可動刃を備える、用紙切断装置を提供する。
請求項1に記載の発明によれば、第1刃部の一対の第1切刃と第2刃部の一対の第2切刃との協働により、印刷用紙に、一直線上に整列しない一対の切断縁の延長方向から用紙長手方向へずれた位置に、切り残し部分が形成されるので、部分切断された印刷用紙の、切断箇所を挟んだいずれか一方の領域に、他方の領域から切り離すべく意図的に引張力を加えたときに、引張力の方向によらず、両切断縁の間に応力が容易かつ効果的に集中して、切り残し部分を迅速に断裂させることができる。したがって、印刷用紙の未印刷部分に抵抗力を付加する構成を採用することなく、印刷用紙に引張力を加えたときに切り残し部分を迅速に断裂させることができ、以って、用紙切断装置の製造コストやプリンタの消費電力の増加を効果的に防止できる。
請求項2に記載の発明によれば、第1刃部及び第2刃部の構造を簡略化できる。また、印刷用紙の切断箇所に、印刷用紙の長手方向へ互いに平行にずれて配置される一対の直線状の切断縁が形成されるので、部分切断後に印刷用紙を切断箇所で意図的に切り離したときに、切り残し部分の断裂箇所を目立たなくすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、印刷用紙の長手方向へ互いに平行にずれて形成される一対の直線状の切断縁の、互いに近接する端部が、用紙長手方向に見て相手方切断縁に重畳する位置に配置されるので、部分切断後に印刷用紙を切断箇所で意図的に切り離すときに、切り残し部分への応力集中作用が向上し、切り残し部分を一層迅速に断裂させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、固定刃の構造を簡略化でき、また、固定刃の両第1切刃に対し、一対の可動刃の第2切刃の摺動角度を容易に最適化できる。
請求項5に記載の発明によれば、適当な刃部調整機構を備えることにより、一対の固定刃の位置を調整可能とし、それに対応して、一対の可動刃の位置を調整可能とすることができるので、印刷用紙の材質等に応じて、固定刃及び可動刃の位置を適宜調整することにより、印刷用紙の切断箇所の部分切断形態を、容易に最適化することができる。また、固定刃の第1切刃同士及び可動刃の第2切刃同士の位置ずれを排除することで、印刷用紙の切断箇所を部分切断ではなく完全に切断することもできる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。全図面に渡り、対応する構成要素には共通の参照符号を付す。
図面を参照すると、図1は、本発明の第1の実施形態による用紙切断装置10の刃部構造を概略で示す正面図であり、図2は、用紙切断装置10の刃部構造を概略で示す斜視図である。また、図3は、用紙切断装置10の刃部構造の幾つかの例を模式図的に示す図で、図4は、それら刃部構造によって印刷用紙に形成された切断箇所を示す図である。図示実施形態による用紙切断装置10は、キャッシュレジスターや携帯型端末装置(例えば電子手帳、携帯情報端末(PDA)、携帯電話)等に併設可能なプリンタ(例えばサーマルプリンタ)に装備できる。
図面を参照すると、図1は、本発明の第1の実施形態による用紙切断装置10の刃部構造を概略で示す正面図であり、図2は、用紙切断装置10の刃部構造を概略で示す斜視図である。また、図3は、用紙切断装置10の刃部構造の幾つかの例を模式図的に示す図で、図4は、それら刃部構造によって印刷用紙に形成された切断箇所を示す図である。図示実施形態による用紙切断装置10は、キャッシュレジスターや携帯型端末装置(例えば電子手帳、携帯情報端末(PDA)、携帯電話)等に併設可能なプリンタ(例えばサーマルプリンタ)に装備できる。
用紙切断装置10は、長手方向(図示矢印L方向)に連続する印刷用紙(例えばロール紙)Pを、互いに協働して横断方向(図示矢印W方向)へ部分切断する第1刃部12及び第2刃部14を備える。用紙切断装置10をプリンタに装備したときには、印刷用紙Pは、印刷の進行に伴い長手方向Lに送られて、印刷終了後、その送り方向に略直交する横断方向Wへ切断される。
第1刃部12は、互いに離間して配置される一対の第1切刃16を有する。また、第2刃部14は、互いに離間して配置される一対の第2切刃18を有する。第1刃部12の一対の第1切刃16のそれぞれと、第2刃部14の一対の第2切刃18のそれぞれとは、個別に協働して、印刷用紙Pを部分切断する。このとき、印刷用紙Pの切断箇所には、印刷用紙Pの長手方向Lへ互いにずれて配置される一対の切断縁Cと、それら切断縁Cの互いに近接する端部Ceの間に介在する切り残し部分Jとが形成される(例えば図4(a)参照)。
上記構成を有する用紙切断装置10においては、第1刃部12の一対の第1切刃16と第2刃部14の一対の第2切刃18との協働により、印刷用紙Pに、一直線上に整列しない一対の切断縁Eの延長方向から用紙長手方向Lへずれた位置に、切り残し部分Jが形成される。その結果、部分切断された印刷用紙Pの、切断箇所を挟んだいずれか一方の領域に、他方の領域から切り離すべく意図的に引張力を加えたときに、引張力の方向(一般に用紙長手方向Lに斜交又は平行する方向)によらず、両切断縁Cの近接端部Ceの間に応力が容易かつ効果的に集中して、切り残し部分Jを迅速に断裂させることができる。したがって、用紙切断装置10によれば、印刷用紙Pの未印刷部分に抵抗力を付加する構成を採用することなく、印刷用紙Pに引張力を加えたときに切り残し部分Jを迅速に断裂させることができ、以って、用紙切断装置10の製造コストやプリンタの消費電力の増加を効果的に防止できる。
図示実施形態による用紙切断装置10では、第1刃部12を、印刷用紙Pの紙面に対し平行に延びる水平切刃を有する固定刃として構成する一方、第2刃部14を、印刷用紙Pの紙面に対し斜めに交差する方向へ延びるV字切刃を有する可動刃として構成することができる。そして、第1刃部12と第2刃部14とは、それらの水平切刃とV字切刃との協働剪断作用により、印刷用紙Pをその両側縁Peから中心に向かって、用紙横断方向Wへ切断する。
上記した刃部構成においては、図2に示すように、第1刃部12は、各々が水平切刃である一対の第1切刃16を有する1つの固定刃20を備え、第2刃部14は、各々が斜交切刃である一対の第2切刃18をそれぞれに有する一対の可動刃22を備えることができる。一対の可動刃22は、両者の第2切刃18が協働してV字切刃を構成するように組み合わされ、図示しない適当な駆動機構により互いに同期して駆動されて、固定刃20に対し切断動作する。この構成によれば、固定刃20の構造を簡略化でき、また、固定刃20の両第1切刃16に対し、一対の可動刃22の第2切刃18の摺動角度を容易に最適化できる。
上記した刃部構成においては、図3(a)に示すように、第1刃部12(固定刃20)の一対の第1切刃16の各々が直線刃であって、それら第1切刃16が互いに平行にずれて配置され、それに対応して、第2刃部14(一対の可動刃22)の一対の第2切刃18の各々が直線刃であって、それら第2切刃18が互いに平行にずれて配置されるように構成することが好ましい。この場合、第1刃部12の両第1切刃16の間に、両者に交差(図3(a)では直交)する縁部分24が形成される。縁部分24は切断機能を有さないが、各第2切刃18を対応の第1切刃16よりも長く形成して、一方の第2切刃18が縁部分24に衝突したときに第2刃部14の切断動作を停止するように構成することで、印刷用紙Pの切断箇所に所定の切り残し部分Jを再現性良く形成することができる。
図3(a)に示す刃部構成によれば、第1刃部12及び第2刃部14の構造を簡略化できる。また、この刃部構成によれば、図4(a)に示すように、印刷用紙Pの切断箇所に、印刷用紙Pの長手方向Lへ互いに平行にずれて配置される一対の直線状の切断縁Cが形成される。それら切断縁Cの互いに近接する端部Ceは、印刷用紙Pの長手方向Lへ整列して配置されるので、部分切断後に印刷用紙Pを切断箇所で意図的に切り離したときに、切り残し部分Jの断裂箇所を目立たなくすることができる。
上記刃部構成においては、図3(b)に示すように、第1刃部12(固定刃20)の一対の第1切刃16が、各第1切刃16の延長方向に直交する方向に見て、互いに部分的に重畳する位置に配置されるように構成することもできる。このとき、第2刃部14(一対の可動刃22)の一対の第2切刃18も、各第2切刃18の延長方向に直交する方向に見て、互いに部分的に重畳する位置に配置される。この場合、第1刃部12の両第1切刃16の間に、両者に鋭角に交差する縁部分24が形成される。
図3(b)に示す刃部構成によれば、図4(b)に示すように、印刷用紙Pの長手方向Lへ互いに平行にずれて形成される一対の直線状の切断縁Cの、互いに近接する端部Ceが、用紙長手方向Lに見て相手方切断縁Cに重畳する位置に配置されるので、部分切断後に印刷用紙Pを切断箇所で意図的に切り離すときに、切り残し部分Jへの応力集中作用が向上し、切り残し部分Jを一層迅速に断裂させることができる。
この場合、図3(c)に示すように、第1刃部12(固定刃20)の一対の第1切刃16及び第2刃部14(一対の可動刃22)の一対の第2切刃18の各々を、用紙長手方向(図4)に対して僅かに傾斜させて配置することもできる。この刃部構成によれば、図4(c)に示すように、図4(b)の用紙切断箇所と同様に切り残し部分Jへの応力集中を向上させつつ、図4(a)の用紙切断箇所と同様に切り残し部分Jの断裂箇所を目立たなくすることができる。
図5は、本発明の第2の実施形態による用紙切断装置の刃部構造を、模式図的に示す。この実施形態では、第1刃部12は、各々が水平切刃である一対の第1切刃16をそれぞれに有する一対の固定刃20を備え、第2刃部14は、各々が斜交切刃である一対の第2切刃18をそれぞれに有する一対の可動刃22を備える。一対の可動刃22は、両者の第2切刃18が協働してV字切刃を構成するように組み合わされ、図示しない適当な駆動機構により互いに同期して駆動されて、対応の固定刃20に対し切断動作する。
上記構成では、図示しない適当な刃部調整機構を備えることにより、一対の固定刃20の位置を、用紙長手方向L1及び用紙横断方向W1の少なくとも一方に調整可能とし、それに対応して、一対の可動刃22の位置を、用紙長手方向L2及び用紙横断方向W2の少なくとも一方に調整可能とすることができる。このような構成によれば、印刷用紙Pの材質等に応じて、固定刃20及び可動刃22の位置を適宜調整することにより、印刷用紙Pの切断箇所の部分切断形態(特に切り残し部分Jの形状や寸法)を、容易に最適化することができる。また、固定刃20の第1切刃16同士及び可動刃22の第2切刃18同士の位置ずれを排除することで、印刷用紙Pの切断箇所を部分切断ではなく完全に切断することもできる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は、図示実施形態に限定されず、様々な修正を施すことができる。例えば、第1刃部12(固定刃20)と第2刃部14(可動刃22)との間に、第2刃部14を円滑かつ正確に案内して切断動作させるガイドを設けることができる。また、第1刃部12の第1切刃16を、平面視(図3)で曲線状に延びる湾曲刃とし、これに対応して、第2刃部14の第2切刃18を同様の湾曲刃とすることもできる。
10 用紙切断装置
12 第1刃部
14 第2刃部
16 第1切刃
18 第2切刃
20 固定刃
22 可動刃
C 切断縁
J 切り残し部分
P 印刷用紙
12 第1刃部
14 第2刃部
16 第1切刃
18 第2切刃
20 固定刃
22 可動刃
C 切断縁
J 切り残し部分
P 印刷用紙
Claims (5)
- 長手方向に連続する印刷用紙を互いに協働して部分切断する第1刃部及び第2刃部を具備する用紙切断装置において、
前記第1刃部は、互いに離間して配置される一対の第1切刃を有し、
前記第2刃部は、互いに離間して配置される一対の第2切刃を有し、
前記一対の第1切刃のそれぞれと前記一対の第2切刃のそれぞれとが個別に協働して、印刷用紙の切断箇所に、該印刷用紙の長手方向へ互いにずれて配置される一対の切断縁と、それら切断縁の間に介在する切り残し部分とを形成すること、
を特徴とする用紙切断装置。 - 前記一対の第1切刃の各々が直線刃であり、それら第1切刃が互いに平行にずれて配置され、前記一対の第2切刃の各々が直線刃であり、それら第2切刃が互いに平行にずれて配置される、請求項1に記載の用紙切断装置。
- 前記一対の第1切刃が、該第1切刃の延長方向に直交する方向に見て、互いに部分的に重畳する位置に配置される、請求項2に記載の用紙切断装置。
- 前記第1刃部は、前記一対の第1切刃を有する1つの固定刃を備え、前記第2刃部は、前記一対の第2切刃をそれぞれに有する一対の可動刃を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の用紙切断装置。
- 前記第1刃部は、前記一対の第1切刃をそれぞれに有する一対の固定刃を備え、前記第2刃部は、前記一対の第2切刃をそれぞれに有する一対の可動刃を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の用紙切断装置。
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CN111452520A (zh) * | 2019-01-21 | 2020-07-28 | 精工爱普生株式会社 | 印刷装置、以及印刷装置的控制方法 |
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- 2007-03-30 JP JP2007093817A patent/JP2008246649A/ja active Pending
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