JP2008243584A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明装置において、LEDの出力−経時特性及び光センサの出力−経時特性を補償することにより、照明光の光量を高精度に制御し、且つ、タイマを用いずに上記の経時特性を補償することにより、コスト低減を図る。
【解決手段】記憶部6は、光センサ部5の検知出力の経時変化量とLED2の累積点灯時間との対応関係を示す第1テーブルと、この時間に対応する検知出力の補正値を示す第2テーブルとを記憶している。時間推定部71が第1テーブルを参照して累積点灯時間を推定するので、タイマを用いずにLED2及び光センサ52r等の出力−経時特性を補償することができ、コスト低減を図れる。また、補正部72が、第2テーブルに示される推定累積点灯時間に対応した補正値を用いて検知出力を補正しつつ、LED2をフィードバック制御するので、上記の経時特性を補償することができる。従って、照明光の光量を高精度に制御することができる。
【選択図】図1
【解決手段】記憶部6は、光センサ部5の検知出力の経時変化量とLED2の累積点灯時間との対応関係を示す第1テーブルと、この時間に対応する検知出力の補正値を示す第2テーブルとを記憶している。時間推定部71が第1テーブルを参照して累積点灯時間を推定するので、タイマを用いずにLED2及び光センサ52r等の出力−経時特性を補償することができ、コスト低減を図れる。また、補正部72が、第2テーブルに示される推定累積点灯時間に対応した補正値を用いて検知出力を補正しつつ、LED2をフィードバック制御するので、上記の経時特性を補償することができる。従って、照明光の光量を高精度に制御することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、発光ダイオードの発光量を光センサの検知出力に基づいてフィードバック制御すると共に、発光ダイオードの経時特性を補償する機能を持たせた照明装置に関する。
従来より、建物の壁面を演出したり、公園等を照らしたりする照明装置として、光源が発光ダイオード(以下、LEDという)で構成されたものが知られている。この照明装置は、例えば赤色LED、緑色LED及び青色LEDを有しており、これらのLEDの発光量を調整することにより、白色等の合成光を出射する。例えば、白色の合成光を得るためには、上記各色のLEDは、等しい光量で発光する必要がある。しかしながら、LEDの経時特性により、累積点灯時間に応じて誤差が生じ、この誤差のため各色のLEDの発光量にばらつきが生じることがある。このような場合、合成光である白色光の色度が変化し、所望の色度と実際の色度との間に差が生じる。
そこで、所望の色度の光を高精度に得るように構成された照明装置として、複数の色のLEDがドライバにより駆動制御されて順次発光し、光センサがLEDの出力光の各色毎の輝度を検知し、コントローラが、光センサからの検知出力に基づき、ドライバを用いてLEDの出力光の輝度をフィードバック制御するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置においては、光センサによりLEDの出力光の輝度を測定し、その測定結果に基づいてコントローラが上記の輝度をフィードバック制御するので、LEDの経時変化に拘らず、所望の輝度の光を照射することができる。
ところで、LEDと同様に、光センサは出力が経過時間に応じて変化する。具体的には、光センサが外部からの光を検知し、その検知結果を出力した時間の合計(以下、累積受光時間と称す)に応じて出力が変動する。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、このような光センサの出力−経時特性に起因する検知出力変化に対して対策が講じられていない。従って、LEDのフィードバック制御は光センサの検知出力に応じてなされるので、光センサの検知出力が経時変化した場合、誤差が生じ、LEDの合成光すなわち照明装置の照明光の色を高精度に制御することが難しかった。また、例えば、合成光の色を高精度に制御するため、照明装置にタイマを設け、このタイマの時間情報に基づいて検知出力の経時変化を補正したとしても、タイマが必要になるためコストの低減が困難であった。
特開2006−133764号公報
本発明は、上記の従来の問題を解決するためになされたものであり、発光ダイオードの出力−経時特性及び光センサの出力−経時特性を補償することにより、照明光の光量を高精度に制御することができ、且つ、タイマを用いずに上記の経時特性を補償することができ、コストの低減を図ることができる照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、照明光を出力する発光ダイオードと、前記発光ダイオードの出力光を検知する光センサと、所望の光量の光を出力させるように、前記光センサの検知出力に基づいて前記発光ダイオードをフィードバック制御する制御部と、を備えた照明装置において、前記発光ダイオードの出力−経時特性及び前記光センサの出力−経時特性に起因する前記検知出力の経時変化量と前記発光ダイオードの累積点灯時間との対応関係を記憶させた第1の記憶部と、前記累積点灯時間に対応し、前記光センサの検知出力を補正する補正値を記憶させた第2の記憶部と、を備え、前記制御部は、前記光センサの検知出力の初期値と現在の値とを比較して経時変化量を算出し、前記算出された経時変化量に基づき、前記第1の記憶部を参照して前記累積点灯時間を推定すると共に、前記推定された累積点灯時間に対応する前記補正値を前記第2の記憶部を参照して取得し、前記取得した補正値を用いて該検知出力を補正しつつ、前記発光ダイオードをフィードバック制御するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の照明装置において、前記発光ダイオードには、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードが含まれるものである。
請求項1の発明によれば、制御部が、光センサの検知出力の経時変化量に基づき、第1の記憶部を参照して発光ダイオードの累積点灯時間を推定するので、この累積点灯時間に応じて、タイマを用いずに発光ダイオードの出力−経時特性及び光センサの出力−経時特性を補償することができる。このため、コストの低減を図ることができる。また、制御部が第2の記憶部を参照して推定累積点灯時間に対応する補正値を取得し、この補正値を用いて光センサの検知出力を補正しつつ、発光ダイオードをフィードバック制御するので、上記の経時特性を補償することができる。このため、照明光の光量を高精度に制御することができる。
請求項2の発明によれば、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードごとに出力を制御することにより、色度を高精度に制御し、全色の光を照射することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る照明装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る照明装置の電気的構成を示す。この照明装置1は、照明光を出力する発光ダイオード(以下、LEDという)2を有する発光部3と、LED2を点灯させる点灯回路部4と、LED2の出力光を検知してその光量を測定する光センサ部5と、光センサ部5の検知出力の経時変化量とLED2の累積点灯時間との対応関係や、累積点灯時間に対応し、光センサ部5の検知出力を補正する補正値を記憶する記憶部6(第1の記憶部及び第2の記憶部)と、を備える。
さらに、照明装置1は、光センサ部5の検知出力に基づき、点灯回路部4に調光信号を送出してLED2の発光量をフィードバック制御する制御部7と、上記各部に電力を供給する電源部8と、を備える。制御部7は、さらに、記憶部6のデータを参照し、光センサ部5の検知出力の経時変化量に応じてLED2の累積点灯時間を推定する。電源部8は、電池で構成されていても、或いは商用電源からの電力を照明装置1の各部へ供給するように構成されていても構わない。本実施形態においては、照明光の光色を定量的に表現するため、例えば色温度が用いられる。以下、照明装置1の各部について詳細に説明する。
LED2は、赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bで構成されている。赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bは制御部7により個々にPWM制御される。LED2の出力は、経時特性により、経過時間に応じて変化する。具体的には、LED2の出力すなわち発光量が、LED2の累積点灯時間に応じて低下する。
発光部3においては、赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bがひと纏まりに配置され、この纏まりが1次元、2次元又は3次元に複数並んでいる。各色のLED2r、2g、2bから出力された光の合成光が発光部3の出射光となる。赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bの出力すなわち発光量は独立して制御されるので、発光部3の出射光を全色に設定することができる。例えば、赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bの発光量を略等しくした場合、発光部3の出射光は白色光となる。赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bの個数及び配置は、図1に図示される形態に限定されない。
光センサ部5は、発光部3の出射光に含まれる赤色光、緑色光及び青色光のそれぞれの光量を測定可能に構成されている。例えば、光センサ部5は、上記の各色光の光量を測定するため、赤色光を透過する赤色フィルタ51rと、緑色光を透過する緑色フィルタ51gと、青色光を透過する青色フィルタ51bとを有する。この赤色フィルタ51rは発光部3の出射光から赤色成分を分光し、同様に、緑色フィルタ51g及び青色フィルタ51bは合成光から緑色成分及び青色成分を分光する。各色のフィルタ51r、51g、51bの背後には、それぞれに対応して光センサ52r、52g、52b(統括して、光センサ52r等という)が複数個配設されている。これらの光センサ52r等は、分光された各色光の光量を測定する。光センサ部5は、測定された各色光の光量に基づいて発光部3の出射光の色温度を算出し、この色温度情報を検知出力として制御部7に送出する。
光センサ部5の検知出力は、図2に示されるように、光センサ52r等の出力−経時特性により経過時間tに応じて変化する。具体的には、光センサ52r等の出力を表す光電流が、累積受光時間に応じて小さくなる。LED2及び光センサ部5は、略等しい時間、電源部8から電力が供給され、光センサ部5は、LED2が点灯制御されている時間だけ光を検知するので、光センサ部5の累積受光時間は、LED2の累積点灯時間と略等しい。
記憶部6は、ROM又はRAM等のメモリで構成され、このメモリにより、発光部3の出射光の色温度とその色温度の光を生成するのに必要な赤色光、緑色光及び青色光の光量との対応関係を示す色温度テーブルを記憶している。この色温度テーブルに設定された色温度の中には、基準色温度が含まれており、この基準色温度は、時間の経過に伴って色温度が変化したときにその経時変化量を求める上で基準となる。ここで、基準色温度の合成光を出射するため各色のLED2に設定された光量を、LED2の基準発光量という。記憶部6は、この基準発光量と、LED2を基準発光量で発光するように調光制御したときすなわち基準発光量を目標値としてLED2の発光量を制御したときの光センサ部5の検知出力(初期値)と、を記憶している。以下、この検知出力を基準検知出力という。基準検知出力は、時間の経過に伴って検知出力が変化したときにその経時変化量を求める上で基準となる。
また、記憶部6は、図3に示されるように、2個のテーブルをさらに記憶している。これらのテーブルのうち、1個は、光センサ部5の検知出力の経時変化量と累積点灯時間との対応関係を示す第1テーブル61である。上記の経時変化量は、LED2を基準発光量で発光するように調光制御したときの光センサ部5の検知出力が、経過時間に応じて基準検知出力から変化した場合のその変化量を示す。この経時変化量は、LED2の出力−経時特性及び光センサ52r等の出力−経時特性に起因する変化量である。具体的に説明すると、この変化量は、LED2が基準発光量で発光するように調光制御された場合において、LED2の出力が累積点灯時間に応じて変化したときに、その出力変化に応じて変化する光センサ部5の検知出力の変化量と、光センサ部5の検知出力が光センサ52r等の出力−経時特性により累積受光時間(LED2の累積点灯時間と略等しい)に応じて変化したときのその変化量との合計値である。従って、検知出力の経時変化量は、LED2が基準発光量で発光するように調光制御された場合における実際の検知出力と、基準検知出力との差分を示す。上記の合計値は、実験又は計算等により予め導出されている。同図にはこの第1テーブル61の一例が示されており、検知出力の経時変化量E1に対応してLED2の累積点灯時間t1が、また経時変化量E2に対応して累積点灯時間t2が設定されている。
上記の2個のテーブルのうち、もう1個は、光センサ52r等の出力−経時特性に起因する光センサ部5の検知出力の経時変化を補正する補正値と、LED2の累積点灯時間との対応関係を示す第2テーブル62である。この補正値は、基準発光量の光が光センサ部5に入光したときの検知出力が、累積点灯時間に応じて基準検知出力から変化した場合のその変化量と略等しい。この変化量は、光センサ部5単体の経時特性に起因する変化量である。上記の補正値は、実験又は計算等により予め導出されている。図3にはこの第2テーブル62の一例が示されており、累積受光時間と累積点灯時間は略等しいので、累積点灯時間t1に対応して補正値C1が、また累積点灯時間t2に対応して補正値C2が設定されている。
制御部7は、CPUを搭載したマイクロコンピュータで構成される。この制御部7は、LED2の累積点灯時間を推定する時間推定部71と、時間推定部71から送出された推定時間情報に基づいて光センサ部5の検知出力を補正する補正部72と、補正された検知出力に基づいて調光信号を生成し、この調光信号を点灯回路部4に送出する点灯制御部73とで構成される。
時間推定部71は、記憶部6から光センサ部5の基準検知出力を読み出し、この基準検知出力と光センサ部5の実際の検知出力すなわち測定値とを比較し、検知出力の経時変化量を算出する。さらに、時間推定部71は、算出された経時変化量に対応する累積点灯時間を、記憶部6の第1テーブル61を参照して読み出す。この読み出された累積点灯時間が、時間推定部71により、実際の累積点灯時間に推定される。この時間推定部71は、推定された累積点灯時間を示す推定時間情報、及び光センサ部5の検知出力を補正部72に送出する。
補正部72は、時間推定部71からの推定時間情報に基づいて、推定された累積点灯時間に対応する補正値を、記憶部6の第2テーブル62を参照して読み出し、それを取得する。この補正値は色温度で表されている。さらに、補正部72は、補正値を用いて光センサ部5の検知出力を補正する。この補正においては、例えば、検知出力に補正値が加算、減算、乗算又は除算等される。このような構成により、光センサ部5の経時補償機能が制御部7に担保される。補正された光センサ部5の検知出力は、補正部72から点灯制御部73に出力される。
点灯制御部73は、基準色温度の光又は所望の色温度の光を発光部3から出射させるため、調光信号を点灯回路部4に送出する。所望の色温度の光を発光部3から出射させる場合、この色温度は、ユーザによる操作部(不図示)の操作に基づいて設定される。操作部は、この操作に基づく操作信号を点灯制御部73に送出する。点灯制御部73は、この操作信号に応じて、記憶部6に格納された上記の色温度テーブルを参照し、調光信号を生成する。なお、点灯制御部73における基準色温度の光を発光部3から出射させる場合の動作については後述する。
点灯制御部73から送出される調光信号は、図4に示されるように、例えばパルス列から成る電流信号である。点灯制御部73は、この信号のデューティ比の制御すなわちPWM制御により、LED2の発光量を制御する。調光信号は、赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bのそれぞれに対応して生成される。これらの調光信号は、幅がそれぞれ設定されており、例えば、赤色LED2rに対する調光信号のパルス幅はWrである。同様に、緑色LED2g、青色LED2bのそれぞれに対する調光信号のパルス幅はWg、Wbである。調光信号のデューティ比を調整することにより、これらのパルス幅Wr、Wg、Wbが変化する。従って、赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bのそれぞれの発光時間が調整される。その結果、赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bのそれぞれの光量が増減される。記憶部6に格納されている各種テーブルにおいて、LED2の発光量は、上記の調光信号のデューティ比により示されている。なお、LED2の発光量制御は、調光信号の電流値すなわち波高値に基づいてなされても構わない。
上記のように、調光信号には、所望の色温度の光を出射するために必要な赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bの発光量を示す情報が重畳されている。しかしながら、LED2の経時特性による出力変化やLED2個体ごとの精度のばらつき等の原因により、発光部3の出射光の色温度は所望の色温度と異なることがある。この対策として、点灯制御部73は、光センサ部5の検知出力に基づいて、LED2の発光量のフィードバック制御を行なう。この検知出力は、上記のように、時間推定部71及び補正部72を介して点灯制御部73に伝達されており、時間推定部71及び補正部72によりLED2及び光センサ部5の経時特性に応じて補正される。補正される検知出力に基づき、赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bの発光量がそれぞれに調整される。このようにして、LED2のフィードバック制御機能が制御部7に担保される。次に、上記構成を有する照明装置1の動作を説明する。
図5は、照明装置1の制御部7(時間推定部71、補正部72及び点灯制御部73)の動作例を示す。まず、照明装置1の電源が投入される(S1)。点灯制御部73は、基準色温度の光出力指示用の調光信号を点灯回路部4に送出し、発光部3のLED2を発光させる(S2)。この調光信号送出の際、点灯制御部73は、記憶部6の色温度テーブルを参照して、基準色温度に対応するLED2の基準発光量の情報を読み出し、この情報に基づいて調光信号を生成する。上記調光信号は、LED2すなわち赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bを基準発光量で発光するように個々に調光制御するための信号である。ここで、基準色温度を理論値とし、具体的には例えば5000Kとする。
次に、時間推定部71は、光センサ部5により、発光部3の出力光の色温度を検知する(S3)。この色温度は、光センサ部5の現在の検知出力すなわち測定値である。この測定値は、経過時間、具体的にはLED2の累積点灯時間に応じて、理論値である5000Kと異なる場合がある。
色温度検知後、時間推定部71は、点灯制御部73が基準色温度で発光を発光部3に指示したときの出力光の色温度の経時変化量を算出する(S4)。具体的には、時間推定部71は、色温度の測定値と理論値とを比べ、色温度の変化分すなわち測定値と理論値との差分を算出する。この差分は、LED2の累積点灯時間すなわち光センサ部5の累積受光時間に応じた経時変化量を示す。この経時変化量を算出するための基準となる色温度は、上記の理論値に限定されず、照明装置1の施工時に基準発光量で発光するように発光部3が制御されたときの測定値であってもよい。この測定値を用いる場合、その測定値は、記憶部6により施工時に記憶される。
色温度の経時変化量算出後、時間推定部71は、算出した経時変化量を基に、記憶部6の第1テーブル61を参照して累積点灯時間を推定する(S5)。そして、この推定累積点灯時間を示す推定時間情報が、時間推定部71から補正部72に送出される。時間推定部71からの推定時間情報に基づき、補正部72は、記憶部6の第2テーブル62を参照して推定累積点灯時間に対応する補正値を読み出し、取得する(S6)。
補正値取得後、補正部72が補正値を用いて光センサ部5の検知出力を補正しつつ、点灯制御部73がLED2の発光量のフィードバック制御を開始する(S7)。このフィードバック制御は、ユーザ所望の色温度、例えば3000Kの光を発光部3から出射させるために行なわれる。
上記のように、時間推定部71が、光センサ部5の検知出力の経時変化量に基づき、第1テーブル61を参照してLED2の累積点灯時間を推定するので、この累積点灯時間に応じて、タイマを用いずにLED2の出力−経時特性及び光センサ52r等の出力−経時特性を補償することができる。このため、コストの低減を図ることができる。
また、補正部72が第2テーブル62を参照して推定累積点灯時間に対応する補正値を取得し、この補正値を用いて光センサ部5の検知出力を補正しつつ、LED2をフィードバック制御するので、LED2の出力−経時特性及び光センサ52r等の出力−経時特性を補償することができる。このため、照明光の光量を高精度に制御することができる。
さらに、LED2には、赤色LED2r、緑色LED2g及び青色LED2bが含まれているので、照明光の色温度の高精度な制御により、色温度で表現可能な全色の照明光を出射することができる。
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限定されるものでなく、使用目的に応じ、様々な変形が可能である。例えば、光センサ部5の検知出力は、色温度ではなく、色度により表されてもよい。検知出力が色度で示される場合、この検知出力に基づき、照明光の色度を高精度に制御し、全色の光を照射することができる。
また、光センサ部5は、上記の構成に限定されず、プリズムと、このプリズムによって分光される赤色光、青色光及び緑色光のそれぞれの光量を測定する複数個の光センサとで構成されていても構わない。また、記憶部6は、制御部7のマイクロコンピュータ内に設けられたメモリで構成されていてもよい。また、発光部3の出射光の色温度は、ユーザによって所望の値に設定されるのではなく、デフォルトで所定の値に設定されていてもよい。また、点灯制御部73は、発光部3の出射光すなわちLED2の合成光の色温度ではなく、LED2の各色光の光量に基づいてフィードバック制御を行なっても構わない。
1 照明装置
2 LED(発光ダイオード)
2b 青色発光ダイオード
2g 緑色発光ダイオード
2r 赤色発光ダイオード
3 発光部
4 点灯回路部
5 光センサ部
52b、52g、52r 光センサ
6 記憶部(第1の記憶部、第2の記憶部)
7 制御部
71 時間推定部
72 補正部
73 点灯制御部
8 電源部
2 LED(発光ダイオード)
2b 青色発光ダイオード
2g 緑色発光ダイオード
2r 赤色発光ダイオード
3 発光部
4 点灯回路部
5 光センサ部
52b、52g、52r 光センサ
6 記憶部(第1の記憶部、第2の記憶部)
7 制御部
71 時間推定部
72 補正部
73 点灯制御部
8 電源部
Claims (2)
- 照明光を出力する発光ダイオードと、前記発光ダイオードの出力光を検知する光センサと、所望の光量の光を出力させるように、前記光センサの検知出力に基づいて前記発光ダイオードをフィードバック制御する制御部と、を備えた照明装置において、
前記発光ダイオードの出力−経時特性及び前記光センサの出力−経時特性に起因する前記検知出力の経時変化量と前記発光ダイオードの累積点灯時間との対応関係を記憶させた第1の記憶部と、
前記累積点灯時間に対応し、前記光センサの検知出力を補正する補正値を記憶させた第2の記憶部と、を備え、
前記制御部は、前記光センサの検知出力の初期値と現在の値とを比較して経時変化量を算出し、前記算出された経時変化量に基づき、前記第1の記憶部を参照して前記累積点灯時間を推定すると共に、前記推定された累積点灯時間に対応する前記補正値を前記第2の記憶部を参照して取得し、前記取得した補正値を用いて該検知出力を補正しつつ、前記発光ダイオードをフィードバック制御することを特徴とする照明装置。 - 前記発光ダイオードには、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードが含まれることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
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