JP2008243537A - コネクタ - Google Patents

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利弘 山本
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修治 加藤
Kazuya Nakagawa
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Abstract

【課題】より薄型化されたコネクタを提供すること。
【解決手段】プラグコネクタのプラグシェル70は、嵌合部52を覆うとともに複数のコンタクト60a,60bが設けられた凹部53の底面53aに対して逆方向に開口するC字状に形成されてなる。そして、レセプタクルコネクタのレセプタクルシェル11は、プラグシェル70の開口と逆方向に開口するC字状に形成されてなる。従って、レセプタクルシェル11及びプラグシェル70は、それぞれの保護壁26の上面26b及び嵌合部52に形成された凹部53の底面53aと逆方向に開口されている。つまり、それぞれの上面26bはレセプタクルシェル11により覆われ、底面53aはプラグシェル70により覆われている。
【選択図】図2

Description

本発明は、コネクタに係り、詳しくはプラグコネクタ及びレセプタクルコネクタの形状に関するものである。
従来、携帯電話等の携帯機器には、データ転送等の目的のためにケーブル先端のプラグコネクタを嵌合するレセプタクルコネクタが設けられている。携帯機器に対する薄型の要求に対応し、回路基板上に取り付けられる電気コネクタが薄型化されている(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
特開2005−158630号公報(第2図、第4図) 特開2006−202656号公報
ところが、特許文献1に開示された電気コネクタでは、その電気コネクタに接続される相手コネクタは、固定接触部が露出しているため、固定接触部に触れて汚してしまい、接触不良を招く虞がある。また、特許文献2に開示された電気コネクタでは、金属製のシェルが筒状に形成されるとともに、接触部を保護する保護壁の上面及び両側面を覆う金属板が設けられているため、より薄型化することが難しいという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、より薄型化が可能なコネクタを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、プラグコネクタの嵌合部がレセプタクルコネクタのレセプタクルシェルに対して挿抜され、前記嵌合部の挿入により前記プラグシェルの挿抜方向と直交する該嵌合部の一面を前記レセプタクルシェル内に設けられた保護壁の一面に対向させ、互いの対向面にそれぞれ設けられた複数のコンタクトを互いに接触させるコネクタであって、前記プラグコネクタは、前記嵌合部を覆うとともに前記複数のコンタクトが設けられた対向面に対して逆方向に開口するC字状に形成されたプラグシェルを備え、前記レセプタクルシェルは、前記プラグシェルの開口と逆方向に開口するC字状に形成されてなる。
この構成によれば、レセプタクルシェル及びプラグシェルは、それぞれの保護壁及び嵌合部の対向面と逆方向に開口されている。つまり、それぞれの対向面はレセプタクルシェルとプラグシェルにより覆われている。従って、対向面に設けられたコンタクトに指などが触れるのを防ぐことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のコネクタにおいて、前記レセプタクルコネクタの保護壁は、前記レセプタクルシェルの開口部両端間の距離よりも幅狭く形成されてなる。この構成によれば、保護壁とレセプタクルシェルの開口部との間に隙間が形成され、その隙間にプラグシェルが挿入される。このため、その分レセプタクルシェルを薄型化することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載のコネクタにおいて、前記プラグシェルは、前記レセプタクルシェルの開口端間に配置されるように凸状に形成されてなる。この構成によれば、保護壁の厚さを確保しつつレセプタクルコネクタ及びプラグコネクタ全体を薄型化することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載のコネクタにおいて、前記レセプタクルコネクタは、前記保護壁の先端面及び両側面を覆う補強金具を備えたものである。この構成によれば、プラグコネクタのこじり等により保護壁に加わる力に対して、該保護壁の撓みが防止される。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載のコネクタにおいて、前記レセプタクルシェル及び前記プラグシェルは、前記対向面に沿った方向の両端部が、前記対向面と平行な基準線に対して非対称に形成されてなる。この構成によれば、レセプタクルシェルに対してプラグシェルを反転させて挿入しようとすると、非対称な部分が互いに係合するため、誤挿入が防止される。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載のコネクタにおいて、前記レセプタクルコネクタは回路基板に実装されるものであり、前記レセプタクルシェルには前記回路基板の表面に形成された固定パターンに固定される接続部が形成されてなる。この構成によれば、レセプタクルコネクタを容易に回路基板に実装することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6記載のコネクタにおいて、前記接続部は、前記プラグシェルの側面部から前記回路基板の表面に沿って延びるように形成された第1の接続部と、前記側面部から反挿入側に延出された延出部の下端に設けられて互いに対向する方向に沿って延びる第2の接続部とから構成されたものである。
この構成によれば、第1及び第2の接続部により回路基板に実装することにより、プラグコネクタのこじり等によりレセプタクルコネクタに加わる力に対して、レセプタクルコネクタの方向を保持することができる。
本発明によれば、より薄型化されたコネクタを提供することができる。
(第1の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図6に従って説明する。
図1は本実施の形態のコネクタの斜視図であり、図1(a)はレセプタクルコネクタ10の斜視図、図1(b)はプラグコネクタ40の斜視図である。
図1(a)に示すように、レセプタクルコネクタ10は回路基板Pの縁部上面に実装されている。レセプタクルコネクタ10は、回路基板Pの外側(図1(a)において左下方向)に開口され、この開口に対して図1(b)に示すプラグコネクタ40が回路基板Pの表面に平行な方向に沿って挿抜される。
先ず、レセプタクルコネクタ10の構成を説明する。
図1(a)に示すように、レセプタクルコネクタ10のレセプタクルシェル(以下、単にシェルという)11は金属板を屈曲形成して厚さ方向に開口した正面視略C字状に形成されている。このシェル11の開口は、回路基板Pに向かっている。詳述すると、図3(a)に示すように、シェル11の上面部は回路基板Pと平行の延び、且つ略矩形平板状(図3(d)参照)に形成されている。図3(d)に示すように、上面部12の後端(図3(d)において下端)には、切り欠き12aが形成されている。また、上面部12の後部には、係止片12bが打ち抜き形成されている。更に、上面部12の左右両側には、プラグコネクタ40の後述するロック部が係止されるロック孔12cが形成されている。
図3(a)に示すように、上面部12の両端(左右両端)には側面部13が上面部12と略直角に屈曲形成されている。両側面部13の上部14は、それぞれ上面部12に対して鈍角をなすように形成されている。つまり、両側面部13の上部14は、シェル11の上コーナ部を面取りした斜状に形成されている。つまり、シェル11の上端は下端に比べて幅狭に形成されている。このように上部14を斜状に形成することにより、両側面部13は、回路基板Pの表面と平行な線に対して非対称に形成されている。
図3(c)に示すように、両側面部13の下端には、前端(図3(c)において上端)から後端に向かって順番にガイド部15、接続部(第1の接続部)16、保持部17が屈曲形成されている。ガイド部15は、互いに対向する方向(内側)に向かって延びる矩形板状に形成されている。接続部16は、互いに反対向する方向(外側)に向かって延びる矩形板状に形成されている。保持部17は、互いに対向する方向(内側)に向かって延びる矩形板状に形成されている。更に、保持部17の内側端部には、互いに対向する方向(内側)に向かって延びる矩形板状の係止片18がそれぞれ延出形成されている。
図3(b)及び図3(d)に示すように、両側面部13は後方に向かって延出形成され、その延出部の下端には、互いに対向する方向(内側)に向かって延びる接続部(第2の接続部)19が屈曲形成されている。図1(a)に示すように、第1の接続部16及び第2の接続部19(図示略)は、回路基板P上に形成された固定パターンP1,P2上に配置され、これらの固定パターンP1,P2と半田により接続される。これら接続部16,19を固定パターンP1,P2と接続することにより、シェル11が回路基板P上に固定される。
上記シェル11内にはプラスチック等の電気絶縁材よりなるレセプタクルハウジング(以下、単にハウジングという)20が収容されている。図4(a)に示すように、ハウジング20の本体21は略直方体状に形成されている。本体21の上面21aの左右両側には、上記係止片12bとそれぞれ前後方向(プラグコネクタ40の挿抜方向)に係合する係止凹部22が形成されており、下面21bの左右両側には、上記係止片18とそれぞれ前後方向に係合する係止凹部23が形成されている。また、本体21の上面後端(図4(b)において右端)には上記切り欠き12aと前後方向に係合して本体21を位置決めする位置決め凸部24が形成されている。また、本体21の左右両側面21cの上部は、上記シェル11の側面部13の上部14に対応する角度の斜面21dに形成されている。更に、本体21の下部左右両側には、上記シェル11の板厚に相当する段部25が形成されており、この段部25には上記シェル11の保持部17が嵌り込むことで、レセプタクルコネクタ10全体の高さが抑えられている。
本体21には、前方に向かってコンタクト保護壁26が突出形成されている。コンタクト保護壁26は、図3(a)に示すように、回路基板Pと平行な矩形板状に形成されており、図4(b)に示すようにその先端は面取りされている。図3(a)に示すように、保護壁26の幅は、左右一対のガイド部15の先端間の幅よりも狭く設定されている。また、保護壁26の下面26aは、各ガイド部15の内上面15aと略同じ高さとなるように形成されている。このため、シェル11にて保護壁26の上下を覆う形状と比較して、シェル11を薄型化することができる。
図4(c)に示すように、コンタクト保護壁26の上面26bには、前後方向(プラグコネクタ40の挿抜方向であって図4(c)の左右方向)に沿って延びる収容溝27が、シェル11の開口長手方向(図4(c)において上下方向)に沿って複数(本実施の形態では12個)配列形成されている。本体21には、収容溝27と連続する収容孔28が前後方向に貫通形成されている。そして、各収容溝27及び収容孔28には、それぞれコンタクト30が本体21の後方から挿入されている。保護壁26の上面26bは、シェル11の開口と逆方向に向いている。即ち、コンタクト30が露出するコンタクト保護壁26の上面26bは、シェル11により覆われている。尚、図1(a)には、収容溝27、収容孔28及びコンタクト30をそれぞれ1つのみ破線で示している。
図4(b)に示すように、コンタクト30は、上記収容溝27及び収容孔28に沿って延びるように形成され、その先端は略U字状に湾曲されて接触部31が形成されている。その接触部31は弾性を有し、収容溝27から保護壁26の上面26bよりも上方へ突出している。この接触部31は、プラグコネクタ40に設けられたコンタクトにより2点鎖線で示すように押し下げられる。接触部31はその弾性力によりプラグコネクタ40のコンタクトに押圧され、電気的接続が成される。
コンタクト30の後端(図4(b)において右端)は下方に向けてクランク状に屈曲形成されて接続部32が形成されている。この接続部32は、図1(a)に示す回路基板P上に形成されたパッド(図示略)と半田により接続される。また、この接続部32は、本体21の下面21bよりも低くなるように形成されている。従って、上記したように、シェル11を回路基板P上に形成された固定パターンP1,P2に接続した場合、接続部32が回路基板Pに押圧される。これにより、接続部32がパッドから離間することが防止され、接続部32とパッドとが確実に接続される。
尚、図4(c)では判別し難いが、各コンタクト30の側部にはくさび状の係合凸部が形成され、該コンタクト30を収容孔28及び収容溝27に圧入することにより、該係合凸部が収容孔28の内壁に食い込むことで、コンタクト30の抜け止めが成されている。
次に、プラグコネクタ40の構成を説明する。
図1(b)に示すように、プラグコネクタ40のカバーケース41(二点鎖線で示す)は、例えばプラスチック製であり上下2分割されており、ネジ等により組み合わされている。そのカバーケース41内にはプラグハウジング(以下、単にハウジングという)50が収容されている。
ハウジング50のハウジング本体51は例えばプラスチック等の電気絶縁材料からなり、略直方体状に形成されている。ハウジング本体51の前面にはカバーケース41から突出する嵌合部52が突出形成されている。図5(a)に示すように、嵌合部52は、略直方体板状に形成されるとともに、その板厚方向一方側に開口する凹部53により略コ字状に形成されている。凹部53の底面53aには、プラグコネクタ40の挿抜方向(図5(a)において紙面表裏方向)に沿って延びる複数の収容溝27が、嵌合部52の幅方向に沿って配列形成されている。ハウジング本体51には、収容溝27と連通する収容孔28が形成されている。
図6(a)に示すように、ハウジング50には、略直線状に形成されたコンタクト60aと、基端がクランク状に屈曲形成されたコンタクト60bとが交互に配列されている。各コンタクト60a,60bは、それぞれ、各収容溝27及び収容孔28には挿入されている。各コンタクト60a,60bの先端61は収容溝27の反開口方向に向かって屈曲形成され、嵌合部52内に埋設されている。これによりコンタクト60a,60bの先端61がレセプタクルコネクタ10と衝突し収容溝27の底面から離間することを防いでいる。また、コンタクト60a,60bの先端を斜め屈曲形成することにより、レセプタクルコネクタ10のコンタクト30が撓みやすくなり、力を掛けずに接続することを可能とするように形成されている。
各コンタクト60a,60bの基端間には中継基板63が配設されている。中継基板63の上下両面には、それぞれ各コンタクト60a,60bの基端62a,62bと接続されるパッド(図示略)が形成されている。
略直線状に形成されたコンタクト60aと、基端がクランク状に屈曲形成されたコンタクト60bとを交互に配列することで、図6(b)に示すように、中継基板63の上面に配列された複数の基端62a、及び中継基板63の下面に配列された複数の基端62bにおいて、各基端が離れているため、中継基板63に形成するパッドの大きさ,間隔などの制約が少なくなり、パッドに基端62a,62bを容易に半田付けすることができる。
また、中継基板63の後端にはケーブル64を接続するためのパッド(図示略)が形成されている。この中継基板63により、ケーブル64とコンタクト60a,60bとが電気的に接続される。尚、図5(b)には、5本のケーブル64を示している。
図5(a)に示すように、上記嵌合部52は、プラグシェル(以下、単にシェルという)70により覆われている。シェル70は金属板を屈曲して形成されている。シェル70のカバー部71は、凹部53を覆う矩形板状に形成され、そのカバー部71の左右両端には、互いに対向する側が開口した略コ字状のガイド部72が屈曲形成されている。これにより、シェル70は、嵌合部52の凹部53の開口と逆方向に開口した略C字状に形成されている。この凹部53を覆うカバー部71により、嵌合部52に設けられたコンタクト60a,60bに指などが接触することが防止される。
図5(c)に示すように、シェル70は、ハウジング本体51に向かって延びるとともに、該ハウジング本体51の下面を覆うように固定部73が形成されている。図5(b)に示すように、固定部73には左右両側(図5(b)において上下両側)に係止片74が形成されている。この係止片74は、ハウジング本体51の下面に形成された係合凹部54と係合し、その係合によりシェル70の抜け止めがなされている。
上記凹部53を覆うカバー部71と嵌合部52とにより囲まれた嵌合空間42が形成されており、図2(a)に示すように、この嵌合空間42に上記レセプタクルコネクタ10の保護壁26が挿入される。このとき、嵌合部52に形成された凹部53の底面53aと、保護壁26の上面26bとが対向する対向面となる。この底面53a及び上面26bは、回路基板Pの上面と平行に延びている。そして、これらの底面53a及び上面26bには、上記したように、それぞれレセプタクルコネクタ10のコンタクト30及びプラグコネクタ40のコンタクト60a,60bが設けられている。
そして、図2(b)に示すように、凹部53の底面53aに配列されたコンタクト60a,60bと、保護壁26に配列されたコンタクト30とが互いに接触し、両コンタクト60a,30間及び両コンタクト60b,30間が電気的に接続される。そして、カバー部71は、両端のガイド部72に比べて嵌合部52の板厚方向に膨出されている。このガイド部72は、図2(a)に示すように、レセプタクルシェル11内に挿入される。つまり、プラグシェル70は凸状に形成され、その凸状となるカバー部71は、レセプタクルシェル11の開口部を形成するガイド部15の間に挿入される。従って、このカバー部71を膨出しない場合に比べてレセプタクルコネクタ10の保護壁の厚さを確保しつつレセプタクルコネクタ10及びプラグコネクタ40全体を薄型化することができる。
図1(b)に示すように、上記のガイド部72には、ロック部75が一体形成されている。ロック部75は、その両側に形成された溝76により弾性を有する帯部77の中央を上方に向かって突出するように屈曲形成されている。従って、ロック部75は、プラグコネクタ40の挿抜時に弾性変位し、レセプタクルコネクタ10のシェル11に形成されたロック孔12cに挿入され、ロック部75とロック孔12cとが挿抜方向に係合し、プラグコネクタ40の抜け止めがなされている。尚、嵌合部52には帯部77と対向する部分に凹部78が形成されており、その凹部78によりその嵌合部52及びプラグシェル70をレセプタクルシェル11内に挿入した際の帯部77の撓みが許容されている。
図5(a)に示すように、ガイド部72の側壁上部72aは、レセプタクルシェル11の側面部13に対応し、コーナ部を面取りした形状、即ちそれぞれ内側(相対向する方向)に向かって斜状に形成されている。つまり、両ガイド部72により囲まれた嵌合部52の上端の幅は、その下端の幅に比べて狭く形成されている。これにより、両ガイド部72は、嵌合部52に形成された凹部53の底面53aと平行な基準線に対して、非対称に形成されている。
上記したように、レセプタクルシェル11の上端は、下端に比べて幅狭に形成されている、つまり図2(a)において左右方向に延びる基準線に対してガイド部72及び側面部13が非対称に形成されている。従って、プラグコネクタ40を上下逆にして挿入しようとすると、両コネクタ10,40の非対称性により、ガイド部72の下端がレセプタクルシェル11の上端と係合するため、誤挿入が防止される。
また、誤挿入は、上記カバー部71によっても防止することができる。即ち、カバー部71は、ガイド部72に対して嵌合部52の厚さ方向に膨出されている。それらガイド部72の上面から同ガイド部72の下面までの外寸法は、レセプタクルシェル11の上面部12とガイド部72との内寸法と略一致している。に従って、ガイド部72をレセプタクルシェル11内に挿入しようと位置合せすると、カバー部71がレセプタクルシェル11の上面部12と係合するため、誤挿入が防止される。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)プラグコネクタ40のプラグシェル70は、嵌合部52を覆うとともに複数のコンタクト60a,60bが設けられた凹部53の底面53aに対して逆方向に開口するC字状に形成されてなる。そしれ、レセプタクルシェル11は、プラグシェル70の開口と逆方向に開口するC字状に形成されてなる。従って、レセプタクルシェル11及びプラグシェル70は、それぞれの保護壁26の上面26b及び嵌合部52に形成された凹部53の底面53aと逆方向に開口されている。つまり、それぞれの上面26bはレセプタクルシェル11により覆われ、底面53aはプラグシェル70により覆われている。従って、上面26bに設けられたコンタクト30、及び底面53aに設けられたコンタクト60a,60bに指などが触れるのを防ぐことができる。
(2)レセプタクルコネクタ10の保護壁26は、レセプタクルシェル11の開口部両端間の距離よりも幅狭く形成されてなる。従って、保護壁26とレセプタクルシェル11の開口部との間に隙間が形成され、その隙間にプラグシェル70が挿入される。このため、その分レセプタクルシェル11を薄型化することができる。
(3)プラグシェル70は、レセプタクルシェル11の開口端間に配置されるように凸状に形成されてなる。従って、保護壁26の厚さを確保しつつレセプタクルコネクタ10及びプラグコネクタ40全体を薄型化することができる。
(4)レセプタクルシェル11及びプラグシェル70は、保護壁26の上面26b及び嵌合部52に形成された凹部53の底面53aと平行な基準線に対してガイド部72及び側面部13が非対称に形成されている。従って、レセプタクルシェル11に対してプラグシェル70を反転させて挿入しようとすると、非対称な部分が互いに係合するため、誤挿入を防止することができる。
(5)レセプタクルコネクタ10は回路基板Pに実装されるものであり、レセプタクルシェル11には回路基板Pの表面に形成された固定パターンP1,P2に固定される接続部16,19が形成されてなる。従って、レセプタクルコネクタ10を容易に回路基板Pに実装することができる。
(6)レセプタクルシェル11には、側面部13から回路基板Pの表面に沿って延びるように形成された接続部16と、側面部13から後方(反挿入側)に延出された延出部の下端に設けられて互いに対向する方向に沿って延びる接続部19とが形成されている。従って、レセプタクルシェル11は、側部及び後部にて回路基板Pに実装される。従って、プラグコネクタ40のこじり等により回路基板Pと平行な力がレセプタクルコネクタ10に加わっても、レセプタクルコネクタ10の方向を保持することができる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施の形態を図7及び図8に従って説明する。尚、図7及び図8には、第1の実施の形態と異なる構成を主として符号を付し、第1の実施の形態と同じ構成については一部の符号を省略する。
図7に示すように、本実施形態のレセプタクルコネクタ80は、レセプタクルハウジング81に形成された保護壁82が補強金具83により覆われている。補強金具83は、図8(c)に示すように、平面視コ字状に形成されている。詳述すると、図8(c)に示すように、補強金具83は、基端がハウジング本体84に形成された取付孔85に挿入され、保護壁82の左右両側面に沿って延びる側面補強部83aと、その側面補強部83aの前端を連結し、図8(b)に示すように、保護壁82の先端に幅方向に沿って形成された溝82aに嵌入された前面補強部83bとから構成されている。また、側面補強部83aは、図8(a)に示すように、下端から内側に向かって延びる断面L字状に形成されている。この構成により、プラグコネクタ40のこじり等による力が保護壁26に加わっても、該保護壁26が撓みにくくなっている。
以上記述したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)本実施形態の保護壁82は、補強金具83にて全面の一部及び側面が覆われている。この補強金具83によりプラグコネクタ40のこじり等により保護壁82に加わる力に対して、該保護壁82の撓みが防止される。従って、レセプタクルコネクタ80の耐久性が向上する。
尚、上記各実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記各実施形態では、レセプタクルシェル11の側部に、レセプタクルコネクタ10を回路基板Pの面実装するための接続部16を形成したが、図9に示すように、挿入孔を形成した回路基板Pに実装するように回路基板Pを貫通する接続部16aを形成し、その接続部16aを回路基板Pの裏面に形成した固定パターンP3と接続するようにしてもよい。
第1の実施の形態のコネクタを示し、(a)はレセプタクルコネクタの斜視図、(b)はプラグコネクタの斜視図である。 (a)はコネクタの接続状態を示す正面断面図、(b)は側断面図である。 (a)はレセプタクルコネクタの正面図、(b)は側面図、(c)は底面図、(d)は上面図である。 (a)はレセプタクルの本体部の正面図、(b)は側断面図、(c)は上面図である。 (a)はプラグコネクタの正面図、(b)は上面図、(c)は側面図である。 (a)はプラグコネクタの側断面図、(b)は正面断面図である。 第2の実施の形態のレセプタクルコネクタの正面図である。 レセプタクルの本体部の(a)正面図、(b)側断面図、(c)上面図である。 別のレセプタクルコネクタの斜視図である。
符号の説明
10,80…レセプタクルコネクタ、11…レセプタクルシェル、13…側面部、16…第1の接続部、16,16a,19,32…接続部、19…第2の接続部、21c…側面、26,82…保護壁、30,60a,60b…コンタクト、40…プラグコネクタ、52…嵌合部、70…プラグシェル、83…補強金具、P…回路基板、P1〜P3…固定パターン。

Claims (7)

  1. プラグコネクタの嵌合部がレセプタクルコネクタのレセプタクルシェルに対して挿抜され、前記嵌合部の挿入により前記プラグシェルの挿抜方向と直交する該嵌合部の一面を前記レセプタクルシェル内に設けられた保護壁の一面に対向させ、互いの対向面にそれぞれ設けられた複数のコンタクトを互いに接触させるコネクタであって、
    前記プラグコネクタは、前記嵌合部を覆うとともに前記複数のコンタクトが設けられた対向面に対して逆方向に開口するC字状に形成されたプラグシェルを備え、
    前記レセプタクルシェルは、前記プラグシェルの開口と逆方向に開口するC字状に形成されてなる、
    ことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記レセプタクルコネクタの保護壁は、前記レセプタクルシェルの開口部両端間の距離よりも幅狭く形成されてなる、ことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記プラグシェルは、前記レセプタクルシェルの開口端間に配置されるように凸状に形成されてなる、ことを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 前記レセプタクルコネクタは、前記保護壁の先端面及び両側面を覆う補強金具を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のうちの何れか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記レセプタクルシェル及び前記プラグシェルは、前記対向面に沿った方向の両端部が、前記対向面と平行な基準線に対して非対称に形成されてなる、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちの何れか一項に記載のコネクタ。
  6. 前記レセプタクルコネクタは回路基板に実装されるものであり、前記レセプタクルシェルには前記回路基板の表面に形成された固定パターンに固定される接続部が形成されてなる、ことを特徴とする請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載のコネクタ。
  7. 前記接続部は、前記プラグシェルの側面部から前記回路基板の表面に沿って延びるように形成された第1の接続部と、前記側面部から反挿入側に延出された延出部の下端に設けられて互いに対向する方向に沿って延びる第2の接続部とから構成された、ことを特徴とする請求項6に記載のコネクタ。
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