JP2008241731A - 訓練・演習用シミュレーションシステムおよびシナリオ入力支援装置 - Google Patents

訓練・演習用シミュレーションシステムおよびシナリオ入力支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008241731A
JP2008241731A JP2007077551A JP2007077551A JP2008241731A JP 2008241731 A JP2008241731 A JP 2008241731A JP 2007077551 A JP2007077551 A JP 2007077551A JP 2007077551 A JP2007077551 A JP 2007077551A JP 2008241731 A JP2008241731 A JP 2008241731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mission
scenario
information
registered
dependency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007077551A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Sugimura
大介 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007077551A priority Critical patent/JP2008241731A/ja
Publication of JP2008241731A publication Critical patent/JP2008241731A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】個別にオーダが入力されてもミッション間の依存関係、重複、矛盾、入力内容の過不足を検証することができる訓練・演習用シミュレーションシステム、およびシナリオ入力支援装置を得ること。
【解決手段】検証処理部21は、ミッションの依存関係が登録された依存情報ファイルからシナリオ情報ファイル221に登録されたミッションと依存関係のあるミッションを認識し、認識したミッションがシナリオ情報ファイル221に登録されているか否かを検証する。また、検証処理部21は、ミッションの中で組み合わせて実施すべきミッション間の組み合わせを示すパッケージ情報が登録されたミッション・パッケージファイル122からシナリオ情報ファイル221に登録されたミッションと組み合わせるべきミッションを認識し、認識したミッションがシナリオ情報ファイル221に登録されているか否かを検証する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、訓練・演習者にシナリオに基づいた擬似状況を体験させて訓練・演習を行う訓練・演習用シミュレーションシステムに関するものであり、特に、擬似状況が記述されたシナリオ情報の検証に関するものである。
訓練・演習用シミュレーションシステムに関する従来技術として、たとえば、特許文献1がある。特許文献1には、シナリオに基づいた擬似状況を画面等を見ながら疑似体験させて、訓練・演習者(対象者)にその状況に対する意思決定を迅速に実行させるための訓練・演習を行う訓練・演習用シミュレーション装置に関する技術が開示されている。
特開2001−117905号公報
ところで、上記特許文献1に記載されている従来の訓練・演習用シミュレーション装置は、訓練・演習すべき状況を示すミッションと当該ミッションを起動するミッショントリガと当該ミッションに必要な機器の情報が登録されたオーダ情報や、ミッションに必要な機器の情報とミッションの対象となるグループとが登録されたグループデータからなるシナリオと、シミュレーションにおける性能が登録される性能諸元データとを入力とし、シナリオおよび性能諸元データに基づいて演算処理を行ない、ユーザに対する表示情報としてシミュレーション結果を出力する。
従来の訓練・演習用シミュレーション装置においては、シナリオ内容の入力は、オーダを順次個別に入力するようになっている。そのため、ミッションの前後関係、重複、矛盾、入力内容の過不足を時系列で並べられたテキスト形式のオーダ情報から入力内容を確認しなければならず、シナリオ入力に膨大な時間がかかってしまうという問題点があった。また、人手で確認を行うため、確認漏れが発生してしまうという問題もあった。
本発明は、上記になされたものであって、シナリオ内容の入力時に個別にオーダが入力されてもミッション間の依存関係、重複、矛盾、入力内容の過不足を検証することができる訓練・演習用シミュレーションシステム、およびシナリオ入力支援装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、訓練・演習すべき状況を示すミッションと当該ミッションを起動するミッショントリガと当該ミッションに必要な機器の情報が登録されたシナリオ情報に基づいてユーザに擬似状況を体験させて訓練・演習を行う訓練・演習用シミュレーションシステムにおいて、前記シナリオ情報に登録されたミッションの依存関係が登録された依存情報と、前記ミッションの中で組み合わせて実施すべきミッション間の組み合わせを示すパッケージ情報とが登録され、前記依存情報および前記パッケージ情報に基づいてシミュレーションの不足があるか否かを検証するシナリオ検証装置と、前記シナリオ検証装置によって検証された依存情報およびパッケージ情報に基づいて、前記シナリオ情報のミッションの依存関係および組み合わせを検証するシナリオ入力支援装置と、前記シナリオ入力支援装置によって検証されたシナリオ情報からシミュレーション装置が読み込み可能な形式の入力データを作成するシナリオ入力装置と、前記シナリオ入力装置によって作成された入力データに基づいて演算処理を行なって前記シナリオ情報が示す状況を擬似するシミュレーション結果を出力するシミュレーション・エンジンが搭載されたシミュレーション装置と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、訓練・演習すべき状況を示すミッションと当該ミッションを起動するミッショントリガと当該ミッションに必要な機器の情報が登録されたシナリオ情報に基づいてユーザに擬似状況を体験させて訓練・演習を行う訓練・演習用シミュレーションシステムにおいて、シナリオ入力支援装置が、シナリオ情報に登録されたミッションの依存関係が登録された依存情報と、ミッションの中で組み合わせて実施すべきミッション間の組み合わせを示すパッケージ情報に基づいて、シナリオ情報に登録されたミッションの依存関係および組み合わせ関係を検証し、検証後のシナリオ情報を用いてシミュレーションを行うようにしているため、シナリオ内容の入力時に個別にオーダが入力されてもミッション間の依存関係、重複、矛盾、入力内容の過不足を検証することができる訓練・演習用シミュレーションシステムを得ることができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる訓練・演習用シミュレーションシステム、およびシナリオ入力支援装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1〜図6を用いて、この発明の実施の形態1を説明する。図1は、この発明における訓練・演習用シミュレーションシステムの構成を示すブロック図である。図1において、訓練・演習用シミュレーションシステムは、シナリオ検証装置1、シナリオ入力支援装置2、シナリオ入力装置3、およびシミュレーション・エンジン4を備えている。
シナリオ検証装置1は、シナリオに用いるミッション間の依存関係、およびミッション同士の組み合わせに関する情報の作成および検証に用いられる装置である。シナリオ検証装置1は、依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122を記憶する記憶部12と、検証処理部11とを備えている。なお、記憶部12は、シナリオ検証装置1がアクセス可能であれば、外部の記憶装置であってもかまわない。
依存情報ファイル121は、訓練・演習のシナリオに用いられるミッション(たとえば、対象物を確認する、○○に報告するなど)の依存関係を示す依存情報が登録されるファイルであり、入力手段(図示せず)を用いて作成者(シナリオ作成者やシステム管理者など)によって作成され、記憶部12に登録される。
図2は、図1に示した依存情報ファイル121の登録項目を示す図である。図2においては、依存情報ファイル121の登録項目として、ミッションに必要な機器の種別が登録される機器種別、機器種別に登録された機器の詳細な種別が登録される機器詳細種別、ミッションが登録される元事象、および元事象に登録されたミッションと依存関係のあるミッションが登録される依存対象を挙げている。
依存情報ファイル121の登録項目は、それぞれ関連付けられている。図2においては、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、元事象「ミッションA」、依存対象「ミッションB」、「ミッションC」、「ミッションD」が関連付けられ、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、元事象「ミッションB」、依存対象「ミッションE」、「ミッションF」が関連付けられ、・・・、機器種別「機器B」、機器詳細種別「種別1」、元事象「ミッションB」、依存対象「ミッションE」、「ミッションF」が関連付けられ、機器種別「機器B」、機器詳細種別「種別2」、元事象「ミッションG」、依存対象「ミッションH」が関連付けられている。
図1に戻って、ミッション・パッケージファイル122は、訓練・演習のシナリオに用いられるミッションの中でミッション同士を組み合わせて実行すべきミッションの組を示すパッケージ情報が登録されるファイルであり、入力手段(図示せず)を用いて作成者によって作成され、記憶部12に登録される。
図3は、図1に示したミッション・パッケージファイル122の登録項目を示す図である。図3においては、ミッション・パッケージファイル122の登録項目として、ミッションに必要な機器の種別が登録される機器種別、機器種別に登録された機器の詳細な種別が登録される機器詳細種別、および組み合わせるべきミッションが登録されるミッションパッケージを挙げている。
ミッション・パッケージファイル122の登録項目は、それぞれ関連付けられている。図3においては、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、およびミッションパッケージ「ミッションA」、「ミッションB」、「ミッションG」、「ミッションH」が関連付けられ、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別2」、およびミッションパッケージ「ミッションC」、「ミッションE」、「ミッションF」が関連付けられ、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別2」、およびミッションパッケージ「ミッションD」、「ミッションI」、「ミッションJ」が関連付けられ、・・・、機器種別「機器B」、機器詳細種別「種別1」、およびミッションパッケージ「ミッションK」、「ミッションN」、「ミッションO」が関連付けられ、機器種別「機器B」、機器詳細種別「種別2」、およびミッションパッケージ「ミッションL」、「ミッションM」が関連付けられている。
図1に戻って、検証処理部11は、依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122に基づいてシミュレーションに漏れが無いか否かを検証し、検証結果を表示手段(図示せず)に表示する。
作成者は、表示された検証結果を確認して、必要があれば、記憶部12が記憶した依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122の各登録項目に追加、削除、修正等を行い、所望の訓練・演習のシナリオに必要なミッションが登録された依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122を完成させる。
シナリオ入力支援装置2は、シナリオ情報ファイル221およびシナリオ情報検証結果ファイル222を記憶する記憶部22と、検証処理部21とを備えている。シナリオ情報ファイル221は、所望の擬似状態をシミュレーション・エンジン4が実現するためのシナリオが登録されたファイルであり、入力手段(図示せず)を用いて作成者によって作成され、記憶部22に登録される。
図4は、図1に示したシナリオ情報ファイル221の登録項目を示す図である。図4においては、シナリオ情報ファイル221の登録項目として、ミッションに必要な機器の種別が登録される機器種別、機器種別に登録された機器の詳細な種別が登録される機器詳細種別、訓練・演習においてミッションの対象となるグループが登録されるグループ種別、ミッションを起動するタイミングが登録されるミッショントリガ、実行するミッション名が登録されるミッションタイプ、およびミッションの対象者や対象物が登録されるターゲットを挙げている。
シナリオ情報ファイル221の登録項目は、それぞれ関連付けられている。図4においては、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、グループ種別「グループA」、ミッショントリガ「100s」、ミッションタイプ「ミッションB」、ターゲット「ターゲットA」が関連付けられ、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別2」、グループ種別「グループA」、ミッショントリガ「探知後」、ミッションタイプ「ミッションE」、ターゲット「ターゲットB」が関連付けられ、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別2」、グループ種別「グループA」、ミッショントリガ「識別後」、ミッションタイプ「ミッションI」、ターゲット「ターゲットB」が関連付けられ、・・・、機器種別「機器B」、機器詳細種別「種別1」、グループ種別「グループB」、ミッショントリガ「1000s」、ミッションタイプ「ミッションK」、ターゲット「ターゲットG」が関連付けられ、機器種別「機器B」、機器詳細種別「種別2」、グループ種別「グループB」、ミッショントリガ「2000s」、ミッションタイプ「ミッションL」、ターゲットなし(図中では「―」)が関連付けられている。
図1に戻って、検証処理部21は、シナリオ検証装置1の記憶部12に記憶されている依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122に基づいて、記憶部22に記憶されているシナリオ情報ファイル221を検証する。検証処理部21は、検証結果をシナリオ情報検証結果ファイル222として記憶部22に登録する。
図5は、図1に示したシナリオ情報検証結果ファイル222の登録項目の一例を示す図である。図5においては、シナリオ情報検証結果ファイル222の登録項目として、先の図4に示したシナリオ情報ファイル221の登録項目(機器種別、機器詳細種別、グループ種別、ミッショントリガ、ミッションタイプ、およびターゲット)に、検証結果が登録されるシナリオ検証結果が追加されている。すなわち、シナリオ情報ファイル221のそれぞれのシナリオを示す登録項目に関連付けて当該登録項目によるシナリオの検証結果が登録されている。
図1に戻って、検証処理部21は、検証結果であるシナリオ情報検証結果ファイル222を表示手段(図示せず)に表示する。
作成者は、表示されたシナリオ情報検証結果ファイル222を確認して、必要があれば、記憶部22が記憶したシナリオ情報ファイル221の各登録項目に追加、削除、修正等を行い、シナリオ情報ファイル221を完成させる。
図1に戻って、シナリオ入力装置3は、シナリオ入力支援装置2の記憶部22に記憶されているシナリオ情報ファイル221に基づいて、シミュレーション・エンジン4が読み込み可能な入力データを生成する。
シナリオ入力装置3は、入力生成部31と、オーダ情報321、グループデータ322、および性能諸元データ323を記憶する記憶部32とを備えている。入力生成部31は、シナリオ入力支援装置2の記憶部22に記憶されているシナリオ情報ファイル221に基づいてオーダ情報321とグループデータ322とを生成し、生成したオーダ情報321とグループデータ322を記憶部32に記憶させる。
オーダ情報321は、擬似状況を生成するための情報であり、先の図4に示したシナリオ情報ファイル221の登録項目の内、ミッショントリガ、ミッションタイプ、およびターゲットの組が、入力生成部31によって抽出され登録される。グループデータ322は、先の図4に示したシナリオ情報ファイル221の登録項目の内、機器種別、機器詳細種別、およびグループ種別の組が、入力生成部31によって抽出され登録される。性能諸元データ323は、シミュレーションにおける性能が登録されるファイルであり、入力手段(図示せず)を用いて作成者によって作成され記憶部32に登録される。
シミュレーション・エンジン4は、シミュレーションを実行するシミュレーション装置に搭載され、シナリオ入力装置3の記憶部32に記憶されているオーダ情報321、グループデータ322、および性能諸元データ323、すなわちシナリオ情報ファイル221に記載されたシナリオの入力内容に基づいて、シミュレーションの演算を実施する。
シミュレーション・エンジン4は、オブジェクトの演算式が格納されているn(nは自然数)個のオブジェクト411−1〜441−nを有するシミュレーション・オブジェクト41、実行制御部42、エンジン部43、およびシミュレーション管理部44を備えている。
実行制御部42は、オーダ情報321、グループデータ322、および性能諸元データ323に基づいてシミュレーション実行時における実行速度の変更・開始、停止などを制御する。シミュレーション管理部44は、シミュレーションの演算間隔、登場オブジェクト等のシミュレーション環境を管理する。エンジン部43は、オーダ情報321、グループデータ322、および性能諸元データ323に基づいて、実行制御部42およびシミュレーション管理部44と連携してオブジェクト411−1〜441−nの演算式による演算を実施する。エンジン部43は、演算結果に基づいてシミュレーション結果5(ユーザーに対する表示情報)を出力する。
つぎに、図6のフローチャートを参照して、この発明におけるシナリオ入力支援装置2の動作について説明する。なお、ここでは、検証対象となるシナリオ情報ファイル221は、予め作成者によって作成され記憶部22が記憶しているものとする。
検証処理部21は、シナリオ情報ファイル221に対して重複記述検証処理を実行する(ステップS100)。重複記述検証処理は、シナリオ情報ファイル221内に重複した記述が存在するか否かを検証する処理である。具体的には、検証処理部21は、先の図4に示したシナリオ情報ファイル221において関連付けられた登録項目の組を処理対象として、同一の組がシナリオ情報ファイル221に存在するか否かを判定する。たとえば、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、グループ種別「グループA」、ミッショントリガ「100s」、ミッションタイプ「ミッションB」、ターゲット「ターゲットA」を組として処理対象とすると、検証処理部21は、この組がシナリオ情報ファイル221内に複数存在した場合には重複エラーであると判定し、この組がシナリオ情報ファイル221内に処理対象として選択した組以外に存在しない場合には正常であると判定する。
検証処理部21は、シナリオ情報ファイル221において関連付けられた登録項目の各組をそれぞれ処理対象として処理対象と同一の組がシナリオ情報ファイル221に存在するか否かを判定する。そして、検証処理部21は、それぞれの組に対する判定結果を当該組に関連付けてシナリオ情報検証結果ファイル222のシナリオ検証結果に登録する(ステップS101)。
重複記述検証処理が終了すると、検証処理部21は、シナリオ検証装置1の記憶部12に記憶されている依存情報ファイル121を取得する(ステップS102)。検証処理部21は、取得した依存情報ファイル121に基づいてシナリオ情報ファイル221のミッションの依存関係を検証する依存関係処理を実行する(ステップS103)。
図7のフローチャートを参照して、依存関係処理の詳細な動作について説明する。検証処理部21は、シナリオ情報ファイル221のミッションタイプに登録されているミッションの1つを処理対象ミッションとして選択する(ステップS200)。
検証処理部21は、取得した依存情報ファイル121に基づいて処理対象ミッションと依存関係のあるミッションが存在するか否かを判定する(ステップS201)。具体的には、検証処理部21は、処理対象ミッションに関連付けてシナリオ情報ファイル221の機器種別および機器詳細種別に登録されている機器種別および機器詳細種別を取得する。検証処理部21は、取得した機器種別および機器詳細種別と処理対象ミッションを検索キーとして、依存情報ファイル121の機器種別、機器詳細種別、および元事象を検索し、検索キーと一致する機器種別、機器詳細種別、および元事象の組を抽出する。検証処理部21は、検索キーと一致する機器種別、機器詳細種別、および元事象の組を抽出できた場合には処理対象ミッションと依存関係のあるミッションが存在すると判定し、検索キーと一致する機器種別、機器詳細種別、および元事象の組を抽出できなかった場合には処理対象ミッションと依存関係のあるミッションは存在しないと判定する。
処理対象ミッションと依存関係のあるミッションが存在する場合(ステップS201,Yes)、検証処理部21は、シナリオ情報ファイル221に処理対象ミッションと依存関係のあるミッションがすべて登録されているか否かを判定する(ステップS202)。
具体的には、検証処理部21は、抽出した機器種別、機器詳細種別、および元事象の組に関連付けて依存情報ファイル121の依存対象に登録されているすべてのミッションを抽出する。検証処理部21は、抽出したミッションとこのミッションに関連づけて依存情報ファイル121の機器種別および機器詳細種別に登録されている機器種別および機器詳細種別との組を検索キーとして、検索キーと一致する機器種別、機器詳細種別、およびミッションの組がシナリオ情報ファイル221の機器種別、機器詳細種別、およびミッションタイプに存在するか否かを判定する。
たとえば、先の図4に示したシナリオ情報ファイル221のミッションタイプ「ミッションB」を処理対象ミッションとすると、先の図2に示した依存情報ファイル121の機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、元事象「ミッションB」が抽出されて、依存関係のあるミッションは「ミッションE」と「ミッションF」の2つのミッションとなる。よって、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションE」の組と、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションF」の組との2つが検索キーとなる。したがって、検証処理部21は、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションE」の組と、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションF」の組とがシナリオ情報ファイル221において関連づけられた機器種別、機器詳細種別、ミッションタイプにそれぞれ1つだけ存在した場合には依存関係のあるミッションが全て登録されていると判定し、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションE」の組と、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションF」の組の両方がシナリオ情報ファイル221において関連づけられた機器種別、機器詳細種別、ミッションタイプに1つでも存在しない組がある場合には依存関係のあるミッションが全て登録されていない(不足している)と判定し、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションF」の組の少なくとも1組がシナリオ情報ファイル221において関連づけられた機器種別、機器詳細種別、ミッションタイプに複数存在する場合には重複していると判定する。
シナリオ情報ファイル221に処理対象ミッションと依存関係のあるすべてのミッションが登録されている場合(ステップS202,Yes)、または、処理対象ミッションと依存関係のあるミッションが存在しなかった場合(ステップS201,No)、検証処理部21は、処理対象ミッションに関連づけられたシナリオ情報検証結果ファイル222のシナリオ検証結果に正常であることを登録する(ステップS203)。
シナリオ情報ファイル221に処理対象ミッションと依存関係のあるすべてのミッションが登録されていない場合(ステップS202,No)、すなわちミッションが不足しているか重複している場合、検証処理部21は、処理対象ミッションに関連づけられたシナリオ情報検証結果ファイル222のシナリオ検証結果に異常であることを登録する(ステップS204)。このとき、登録されていなかったミッション名や重複するミッション名を登録するようにしてもよい。
シナリオ情報ファイル221に検証結果を登録した後、検証処理部21は、シナリオ情報ファイル221のミッションタイプに登録されているミッションの中で未処理のミッションが存在するか否かを判定する(ステップS205)。未処理のミッションが存在する場合、検証処理部21は、未処理のミッションの中から新たな処理対象ミッションを選択し、依存情報ファイル121に基づいて処理対象ミッションと依存関係のあるミッションが存在するか否かを判定し、処理対象ミッションと依存関係のあるミッションがすべてシナリオ情報ファイル221に登録されているか否かを判定し、判定結果をシナリオ情報ファイル221のシナリオ検証結果に登録する処理を未処理のミッションがなくなるまで繰り返す(ステップS200〜205)。
図6に戻って、依存関係検証処理が終了すると、検証処理部21は、シナリオ検証装置1の記憶部12に記憶されているミッション・パッケージファイル122を取得する(ステップS104)。検証処理部21は、取得したミッション・パッケージファイル122に基づいてシナリオ情報ファイル221のミッションの組み合わせ関係を検証する組み合わせ関係検証処理を実行する(ステップS105)。
図8のフローチャートを参照して、組み合わせ関係検証処理の詳細な動作について説明する。検証処理部21は、シナリオ情報ファイル221のミッションタイプに登録されているミッションの1つを処理対象ミッションとして選択する(ステップS300)。
検証処理部21は、取得したミッション・パッケージファイル122に基づいて処理対象ミッションと組み合わせによって実行されるミッションが存在するか否かを判定する(ステップS301)。具体的には、検証処理部21は、処理対象ミッションを検索キーとして、ミッション・パッケージファイル122のミッションパッケージを検索し、ミッションパッケージに登録されているミッションの中から検索キーと一致するミッションを抽出する。
検索キーと一致したミッションを抽出すると、検証処理部21は、処理対象ミッション(検索キーとなるミッション)に関連づけられたシナリオ情報ファイル221の機器種別および機器詳細種別を取得する。検証処理部21は、取得した機器種別および機器詳細種別と、ミッション・パッケージファイル122から抽出したミッションが登録されているミッションパッケージに関連づけられたミッションパッケージの機器種別および機器詳細種別とを比較する。比較の結果、取得した機器種別および機器詳細種別と、ミッション・パッケージファイル122から抽出したミッションが登録されているミッションパッケージに関連づけられたミッションパッケージの機器種別および機器詳細種別とが一致した場合、検証処理部21は、処理対象ミッションと組み合わせによって実行されるミッションが存在すると判定し、ミッション・パッケージファイル122から抽出したミッションが登録されているミッションパッケージに登録されている他のミッションを組み合わせミッションとして取得する。
検索キーと一致したミッションが抽出できなかった場合、または組み合わせによって実行されるミッションが取得できなかった場合、検証処理部21は、処理対象ミッションと組み合わせによって実行されるミッションが存在すると判定する。
取得したミッション・パッケージファイル122に基づいて処理対象ミッションと組み合わせによって実行されるミッションが存在する場合(ステップS301,Yes)、検証処理部21は、シナリオ情報ファイル221に処理対象ミッションと組み合わせるミッションがすべて登録されているか否かを判定する(ステップS302)。
具体的には、検証処理部21は、組み合わせミッションとして取得したミッションが登録されたミッションパッケージに関連付けられてミッション・パッケージファイル122に登録されている機器種別および機器詳細種別を取得し、取得した機器種別および機器詳細種別と組み合わせミッションとの組を検索キーとして、検索キーと一致する機器種別、機器詳細種別、および組み合わせミッションの組がシナリオ情報ファイル221の機器種別、機器詳細種別、およびミッションタイプに存在するか否かを判定する。
たとえば、先の図4に示したシナリオ情報ファイル221のミッションタイプ「ミッションB」が処理対象ミッションとすると、組み合わせミッションとして先の図3に示したミッション・パッケージファイル122から「ミッションA」、「ミッションG」、「ミッションH」の3つのミッションが組み合わせミッションとなる。よって、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションA」の組と、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションG」の組と、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションH」の組との3つが検索キーとなる。したがって、検証処理部21は、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションA」の組と、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションG」の組と、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションH」の組とがシナリオ情報ファイル221において関連づけられた機器種別、機器詳細種別、ミッションタイプにそれぞれ1つだけ存在した場合には組み合わせミッションが全て登録されていると判定し、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションA」の組と、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションG」の組と、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションH」の組とがシナリオ情報ファイル221において関連づけられた機器種別、機器詳細種別、ミッションタイプに1つでも存在しない組がある場合には組み合わせミッションがすべて登録されていない(不足している)と判定し、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションA」の組と、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションG」の組と、機器種別「機器A」、機器詳細種別「種別1」、「ミッションH」の組の少なくとも1組がシナリオ情報ファイル221において関連づけられた機器種別、機器詳細種別、ミッションタイプが1つでもシナリオ情報ファイル221において関連付けられた機器種別、機器詳細種別、ミッションタイプに複数存在する場合には重複していると判定する。
シナリオ情報ファイル221に処理対象ミッションと組み合わせるミッションが登録されている場合(ステップS302,Yes)、または、処理対象ミッションと組み合わせるミッションが存在しなかった場合(ステップS301,No)、検証処理部21は、処理対象ミッションに関連づけられたシナリオ情報検証結果ファイル222のシナリオ検証結果に正常であることを登録する(ステップS303)。
シナリオ情報ファイル221に処理対象ミッションと組み合わせるミッションが登録されていない場合(ステップS302,No)、すなわちミッションが不足しているか重複している場合、検証処理部21は、処理対象ミッションに関連づけられたシナリオ情報検証結果ファイル222のシナリオ検証結果に異常であることを登録する(ステップS304)。このとき、登録されていなかったミッション名や重複するミッション名を登録するようにしてもよい。
シナリオ情報ファイル221に検証結果を登録した後、検証処理部21は、シナリオ情報ファイル221のミッションタイプに登録されているミッションの中で未処理のミッションが存在するか否かを判定する(ステップS305)。未処理のミッションが存在する場合、検証処理部21は、未処理のミッションの中から新たな処理対象ミッションを選択し、ミッション・パッケージファイル122に基づいて処理対象ミッションと組み合わせるミッションが存在するか否かを判定し、処理対象ミッションと組み合わせるミッションがすべてシナリオ情報ファイル221に登録されているか否かを判定し、判定結果をシナリオ情報ファイル221のシナリオ検証結果に登録する処理を未処理のミッションがなくなるまで繰り返す(ステップS300〜305)。
図6に戻って、組み合わせ関係検証処理が終了すると、検証処理部21は、シナリオ情報検証結果ファイル222を入力手段(図示せず)に表示させるなどして出力する(ステップS106)。
以上説明したように、この実施の形態1においては、訓練・演習すべき状況を示すミッションと当該ミッションを起動するミッショントリガと当該ミッションに必要な機器の情報が登録されたシナリオ情報に基づいてユーザに擬似状況を体験させて訓練・演習を行う訓練・演習用シミュレーションシステムにおいて、シナリオ入力支援装置2が、シナリオ情報に登録されたミッションの依存関係が登録された依存情報と、ミッションの中で組み合わせて実施すべきミッション間の組み合わせを示すパッケージ情報に基づいて、シナリオ情報に登録されたミッションの依存関係および組み合わせ関係を検証し、検証後のシナリオ情報を用いてシミュレーションを行うようにしているため、シナリオ内容の入力時に個別にオーダが入力されてもシミュレーション実行前にミッション間の依存関係、重複、矛盾、入力内容の過不足を検証することができる。
また、シナリオ入力支援装置2は、シナリオ情報ファイル221の登録項目にシナリオ検証結果を付加した形式で検証結果を出力するようにしているため、機器毎、またはグループ毎におけるミッションタイプ、ターゲットなどの入力内容の重複を確認でき、またミッションのトリガとなる時間を検証することにより、同一時刻に同一装備品に複数のミッションが設定されている等のミッションの時間的矛盾を抽出することができる。
実施の形態2.
図9を参照して、この発明の実施の形態2を説明する。先の実施の形態1では、ミッション間の依存関係を示す依存情報、およびミッション同士を組み合わせて実行すべきミッションの組を示すパッケージ情報をファイル形式(依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122)としたが、この実施の形態2は、依存情報およびパッケージ情報をファイル形式ではなく、データベースとするものである。
図9は、この実施の形態2の訓練・演習用シミュレーションシステムの構成を示すブロック図である。図9において、訓練・演習用シミュレーションシステムは、先の図1に示した実施の形態1の訓練・演習用シミュレーションシステムのシナリオ検証装置1の記憶部12に記憶される依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122の代わりに、依存情報データベース121aおよびミッション・パッケージデータベース122aを備えている。先の図1に示した実施の形態1の訓練・演習用シミュレーションシステムと同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
依存情報データベース121aは、訓練・演習のシナリオに用いられるミッションの依存関係を示す依存情報が登録されるデータベースであり、登録項目は、先の図2に示した実施の形態1の依存情報ファイル121と同じである。相違点は、依存情報ファイル121は、シミュレーションを実行するシナリオ情報ファイル221に用いられるミッションに関する依存情報毎に特化した依存情報が登録されるのに対し、依存情報データベース121aは、様々なシナリオ、すなわち複数のシナリオ情報ファイル221のミッションに関する依存情報が登録されることである。
ミッション・パッケージデータベース122aは、訓練・演習のシナリオに用いられるミッションの中でミッション同士を組み合わせて実行すべきミッションの組を示すパッケージ情報が登録されるデータベースであり、登録項目は、先の図3に示した実施の形態1のミッション・パッケージファイル122と同じである。相違点は、ミッション・パッケージファイル122は、シミュレーションを実行するシナリオ情報ファイル221に用いられるミッションに関するパッケージ情報毎に特化したパッケージ情報が登録されるのに対し、ミッション・パッケージデータベース122aは、様々なシナリオ、すなわち複数のシナリオ情報ファイル221のミッションに関するパッケージ情報が登録されることである。
上述したように、この実施の形態2の訓練・演習用シミュレーションシステムと、先の実施の形態1の訓練・演習用シミュレーションシステムとの相違点は、依存情報およびパッケージ情報をファイルするのかデータベースとするのかであり、シナリオ入力支援装置2の動作、およびシステムの動作は先の実施の形態1のシナリオ入力支援装置2およびシステムの動作と同じであるので、ここではその説明を省略する。
以上説明したように、この実施の形態2においては、シナリオ検証装置1が記憶する依存情報およびパッケージ情報をファイル形式ではなくデータベースとしているため、先の実施の形態1と同様の効果に加えて、依存情報データベース121aおよびミッション・パッケージデータベース122aに様々なシナリオ情報のパターンにおけるシミュレーション実施や同一のシナリオ情報における複数回のシミュレーション実施による依存情報およびパッケージ情報が蓄積、拡充することができ、シミュレーションを行うシナリオ情報ファイル221毎に特化した依存情報およびパッケージ情報をファイル形式とする場合と比較して、より精度のある検証を行うことができる。
実施の形態3.
図10および図11を参照して、この発明の実施の形態3を説明する。この実施の形態3の訓練・演習用シミュレーションシステムでは、シミュレーション結果5を依存情報およびパッケージ情報にフィードバックするものである。
図10は、この実施の形態3の訓練・演習用シミュレーションシステムの構成を示すブロック図である。図10において、訓練・演習用シミュレーションシステムは、先の図1に示した実施の形態1の訓練・演習用シミュレーションシステムに、シミュレーション結果5を集計するシナリオ結果集計装置6が追加されている。また、シナリオ検証装置1内に、シナリオ結果集計装置6によって集計された集計結果を依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122に反映させる結果反映処理部13が追加されている。なお、先の図1に示した実施の形態1の訓練・演習用シミュレーションシステムと同じ機能を持つ構成部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
シナリオ結果集計装置6は、シミュレーション結果5を集計する集計処理部61と、集計処理部61によって集計されたシミュレーション結果5の集計結果である結果集計ファイル621を記憶する記憶部62とを備えている。
図11は、図10に示した結果集計ファイル621の登録項目を示している。図11においては、結果集計ファイル621の登録項目として、先の図4に示したシナリオ情報ファイル221の登録項目と同様に、ミッションに必要な機器の種別が登録される機器種別、機器種別に登録された機器の詳細な種別が登録される機器詳細種別、訓練・演習においてミッションの対象となるグループが登録されるグループ種別、ミッションを起動するタイミングが登録されるミッショントリガ、実行するミッション名が登録されるミッションタイプ、およびミッションの対象者や対象物が登録されるターゲットを挙げている。
つぎに、この実施の形態3の訓練・演習用シミュレーションシステムの動作について説明する。なお、この実施の形態3の訓練・演習用シミュレーションシステムにおけるシナリオ入力支援装置2、およびシステムの動作は、先の実施の形態1のシナリオ入力支援装置2、およびシステムの動作とほぼ同じであり、相違点は、シミュレーション結果5を依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122にフィードバックすることである。よって、ここでは、シミュレーション結果5を依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122にフィードバックする動作のみを説明する。
シナリオ結果集計装置6の集計処理部61は、シミュレーション・エンジン4から出力されたシミュレーション結果5を読み込む。シミュレーション結果5には、シミュレーション開始から終了までに実行したミッションや当該ミッションの起動するタイミング、当該ミッションにおける対象者や対象物、当該ミッションに用いた機器などの情報が記録されている。集計処理部61は、読み込んだシミュレーション結果5を解析して機器に関する情報、グループに関する情報、および実施したミッションに関する情報を抽出する。機器に関する情報とは、どのような機器を用いたのかを示す機器種別および機器詳細種別であり、グループに関する情報とは、ミッションの対象となったグループであり、ミッションに関する情報とは、実行されたミッションと、このミッションを起動したタイミング(時刻やミッション)と、実行されたミッションの対象者や対象物である。
集計処理部61は、抽出した情報を結果集計ファイル621として記憶部62に記憶させる。具体的には、集計処理部61は、実行されたミッションをミッションタイプに登録し、当該ミッションを起動したタイミングをミッショントリガに登録し、当該ミッションの対象者や対象物をターゲットに登録し、当該ミッションにおける機器種別および機器詳細種別を機器種別および機器詳細種別に登録し、当該ミッションの対象となったグループをグループ種別に登録する。
集計処理部61は、シミュレーション結果5の集計が終了して結果集計ファイル621への登録が完了すると、結果集計ファイル621をシナリオ検証装置1に送信する。
シナリオ検証装置1の結果反映処理部13は、受信した結果集計ファイル621からミッション間の依存関係、およびミッション同士の組み合わせに関する情報を抽出する。たとえば、先の図11に示した結果集計ファイル621のミッションタイプに登録されたミッションとこのミッションに関連づけられたミッショントリガにミッションが登録されている場合、2つのミッションに依存関係があり、2つのミッションは組み合わせて実行されると認識する。
結果反映処理部13は、抽出した依存関係と依存情報ファイル121に登録されている依存情報との整合性、および抽出したミッション同士の組合せとミッション・パッケージファイル122に登録されているパッケージ情報との整合性(一致、不一致、過不足)を確認する。確認の結果、抽出した依存関係と依存情報ファイル121に登録されている依存情報との整合性が取れていない場合、たとえば、依存関係の不一致、過不足を認識した場合、結果反映処理部13は、抽出した依存関係に基づいて該当部分を上書きして依存情報ファイル121を更新する。
また、確認の結果、抽出したミッション同士の組み合わせとミッション・パッケージファイル122に登録されているパッケージ情報との整合性が取れていない場合、たとえば、組み合わせの不一致、過不足を抽出した場合、結果反映処理部13は、抽出したミッション同士の組み合わせに基づいて該当部分を上書きしてミッション・パッケージファイル122を更新する。
以上説明したように、この実施の形態3においては、シナリオ結果集計装置6が、シナリオ情報ファイル221に基づいて実行されたシミュレーション結果5を解析してミッションの依存関係および組み合わせ関係を集計して結果集計ファイル621を生成し、シナリオ検証装置1が、シナリオ結果集計装置6のよって生成された結果集計ファイル621からミッションの依存関係および組み合わせ関係を抽出し、抽出した依存関係および組み合わせ関係を依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122に反映させるようにしているため、単一シナリオ情報におけるミッション間の依存情報およびパッケージ情報を、類似シナリオ情報のシミュレーション結果5に基づく情報で更新することができ、依存情報およびパッケージ情報の入力内容を検証するシナリオ検証装置1の検証の精度を上げることができる。
実施の形態4.
図12を参照して、この発明の実施の形態4を説明する。先の実施の形態3では、先の実施の形態1の訓練・演習用シミュレーションシステムにシナリオ結果集計装置6を備えてシミュレーション結果5を依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122にフィードバックするようにしたが、依存情報およびパッケージ情報は依存情報ファイル121およびミッション・パッケージファイル122ではなく、先の実施の形態2で説明したようにデータベースであってもよい。すなわち、図12に示すように、先の実施の形態2の訓練・演習用シミュレーションシステムに、先の実施の形態3の訓練・演習用シミュレーションシステムと同様に、シミュレーション結果5を集計するシナリオ結果集計装置6を備え、さらに、シナリオ検証装置1内に結果反映処理部13を備えた構成であってもかまわない。
これにより、シナリオ検証装置1が記憶する依存情報およびパッケージ情報をファイル形式ではなくデータベースとしているため、先の実施の形態1と同様の効果に加えて、依存情報データベース121aおよびミッション・パッケージデータベース122aに様々なシナリオ情報のパターンにおけるシミュレーション実施や同一のシナリオ情報における複数回のシミュレーション実施による依存情報およびパッケージ情報が蓄積、拡充することができ、シミュレーションを行うシナリオ情報ファイル221毎に特化した依存情報およびパッケージ情報をファイル形式とする場合と比較して、より精度のある検証を行うことができる。
また、シナリオ結果集計装置6が、シナリオ情報ファイル221に基づいて実行されたシミュレーション結果5を解析してミッションの依存関係および組み合わせ関係を集計して結果集計ファイル621を生成し、シナリオ検証装置1が、シナリオ結果集計装置6のよって生成された結果集計ファイル621からミッションの依存関係および組み合わせ関係を抽出し、抽出した依存関係および組み合わせ関係を依存情報データベース121aおよびミッション・パッケージデータベース122aに反映させるようにしているため、単一シナリオ情報におけるミッション間の依存情報およびパッケージ情報を、類似シナリオ情報のシミュレーション結果5に基づく情報で更新することができ、依存情報およびパッケージ情報の入力内容を検証するシナリオ検証装置1の検証の精度を上げることができる。
以上のように、本発明にかかるシナリオ入力支援装置は、訓練・演習者にシナリオに基づいた擬似状況を体験させて訓練・演習を行う訓練・演習用シミュレーションシステムに有用であり、特に、シナリオ内容の入力時に個別にオーダを入力する訓練・演習用シミュレーションシステムに適している。
この発明における訓練・演習用シミュレーションシステムの構成を示すブロック図である。 図1に示した依存情報ファイルの登録項目を示す図である。 図1に示したミッション・パッケージファイルの登録項目を示す図である。 図1に示したシナリオ情報ファイルの登録項目を示す図である。 図1に示したシナリオ情報検証結果ファイルの登録項目の一例を示す図である。 この発明におけるシナリオ入力支援装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図6に示したフローチャートの依存関係検証処理の動作を説明するためのフローチャートである。 図6に示したフローチャートの組み合わせ検証処理の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態2の訓練・演習用シミュレーションシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3の訓練・演習用シミュレーションシステムの構成を示すブロック図である。 図10に示した結果集計ファイルの登録項目を示す図である。 実施の形態4の訓練・演習用シミュレーションシステムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 シナリオ検証装置
2 シナリオ入力支援装置
3 シナリオ入力装置
4 シミュレーション・エンジン
5 シミュレーション結果
6 シナリオ結果集計装置
11,21 検証処理部
12,22,32,62 記憶部
13 結果反映処理部
31 入力生成部
41 シミュレーション・オブジェクト
42 実行制御部
43 エンジン部
44 シミュレーション管理部
61 集計処理部
121 依存情報ファイル
122 ミッション・パッケージファイル
221 シナリオ情報ファイル
222 シナリオ情報検証結果ファイル
321 オーダ情報
322 グループデータ
323 性能諸元データ
411−1,411−2,411−n オブジェクト
621 結果集計ファイル

Claims (6)

  1. 訓練・演習すべき状況を示すミッションと当該ミッションを起動するミッショントリガと当該ミッションに必要な機器の情報が登録されたシナリオ情報に基づいてユーザに擬似状況を体験させて訓練・演習を行う訓練・演習用シミュレーションシステムにおいて、
    前記シナリオ情報に登録されたミッションの依存関係が登録された依存情報と、前記ミッションの中で組み合わせて実施すべきミッション間の組み合わせを示すパッケージ情報とが登録され、前記依存情報および前記パッケージ情報に基づいてシミュレーションの不足があるか否かを検証するシナリオ検証装置と、
    前記シナリオ検証装置によって検証された依存情報およびパッケージ情報に基づいて、前記シナリオ情報のミッションの依存関係および組み合わせを検証するシナリオ入力支援装置と、
    前記シナリオ入力支援装置によって検証されたシナリオ情報からシミュレーション装置が読み込み可能な形式の入力データを作成するシナリオ入力装置と、
    前記シナリオ入力装置によって作成された入力データに基づいて演算処理を行なって前記シナリオ情報が示す状況を擬似するシミュレーション結果を出力するシミュレーション・エンジンが搭載されたシミュレーション装置と、
    を備えることを特徴とする訓練・演習用シミュレーションシステム。
  2. 前記シナリオ入力支援装置は、
    前記依存情報から前記シナリオ情報に登録されたミッションと依存関係のあるミッションを認識し、認識したミッションが前記シナリオ情報に登録されているか否かを判定して依存関係におけるミッションの過不足、重複、および矛盾を検出するとともに、前記パッケージ情報から前記シナリオ情報に登録されたミッションと組み合わせるべきミッションを認識し、認識したミッションが前記シナリオ情報に登録されているか否かを判定してミッションの組み合わせにおけるミッションの過不足、重複、および矛盾を検出し、検証結果を出力すること、
    を特徴とする請求項1に記載の訓練・演習用シミュレーションシステム。
  3. 前記依存情報および前記パッケージ情報を、前記シナリオ情報のミッションに対応したファイル形式、または複数のシナリオ情報のミッションに対応したデータベース形式とすること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の訓練・演習用シミュレーションシステム。
  4. 前記シミュレーション結果を解析してミッションの依存関係および組み合わせ関係を集計して結果集計ファイルを生成するシナリオ結果集計装置、
    をさらに備え、
    前記シナリオ検証装置は、
    前記シナリオ結果集計装置によって生成された結果集計ファイルからミッションの依存関係および組み合わせ関係を抽出し、前記依存情報および前記パッケージ情報に抽出した依存関係および組み合わせ関係を反映させること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の訓練・演習用シミュレーションシステム。
  5. 訓練・演習すべき状況を示すミッションと当該ミッションを起動するミッショントリガと当該ミッションに必要な機器の情報が登録されたシナリオ情報に基づいてユーザに擬似状況を体験させて訓練・演習を行う訓練・演習用シミュレーションシステムのシナリオ情報を検証するシナリオ入力支援装置であって、
    前記シナリオ情報に登録されたミッションの依存関係が登録された依存情報と、前記ミッションの中で組み合わせて実施すべきミッション間の組み合わせを示すパッケージ情報に基づいて、前記シナリオ情報のミッションの依存関係および組み合わせを検証する検証処理部、
    を備えることを特徴とするシナリオ入力支援装置。
  6. 前記検証処理部は、
    前記依存情報から前記シナリオ情報に登録されたミッションと依存関係のあるミッションを認識し、認識したミッションが前記シナリオ情報に登録されているか否かを判定して依存関係におけるミッションの過不足、重複、および矛盾を検出するとともに、前記パッケージ情報から前記シナリオ情報に登録されたミッションと組み合わせるべきミッションを認識し、認識したミッションが前記シナリオ情報に登録されているか否かを判定してミッションの組み合わせにおけるミッションの過不足、重複、および矛盾を検出し、検証結果を出力すること、
    を特徴とする請求項5に記載のシナリオ入力支援装置。
JP2007077551A 2007-03-23 2007-03-23 訓練・演習用シミュレーションシステムおよびシナリオ入力支援装置 Pending JP2008241731A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007077551A JP2008241731A (ja) 2007-03-23 2007-03-23 訓練・演習用シミュレーションシステムおよびシナリオ入力支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007077551A JP2008241731A (ja) 2007-03-23 2007-03-23 訓練・演習用シミュレーションシステムおよびシナリオ入力支援装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008241731A true JP2008241731A (ja) 2008-10-09

Family

ID=39913222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007077551A Pending JP2008241731A (ja) 2007-03-23 2007-03-23 訓練・演習用シミュレーションシステムおよびシナリオ入力支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008241731A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016151751A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 中国電力株式会社 シナリオ統合装置及び方法
JP2019159969A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 株式会社日立製作所 シナリオ作成支援システム及びシナリオ作成支援方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016151751A (ja) * 2015-02-19 2016-08-22 中国電力株式会社 シナリオ統合装置及び方法
JP2019159969A (ja) * 2018-03-14 2019-09-19 株式会社日立製作所 シナリオ作成支援システム及びシナリオ作成支援方法
JP7060985B2 (ja) 2018-03-14 2022-04-27 株式会社日立製作所 シナリオ作成支援システム及びシナリオ作成支援方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Wing Trustworthy ai
JP5350428B2 (ja) 自動プログラム生成装置、方法及びコンピュータプログラム
US20100235814A1 (en) Apparatus and a method for generating a test case
US20210365803A1 (en) Machine-learning system and method for identifying same person in genealogical databases
JP2006293471A (ja) レポートチェック装置、レポート作成装置、記憶媒体、プログラム
Shapiro Splitting the difference: the historical necessity of synthesis in software engineering
JP2006236220A (ja) テスト用データファイル作成装置、方法、プログラム及び記録媒体
US20210143982A1 (en) System for management of rewardable computer-controlled content blocks delivery and consumption
CN113822438A (zh) 机器学习模型训练检查点
US20240086739A1 (en) Systems and methods to identify document transitions between adjacent documents within document bundles
Danial et al. A Generalized Stochastic Petri Net model of route learning for emergency egress situations
JP2008241731A (ja) 訓練・演習用シミュレーションシステムおよびシナリオ入力支援装置
JPWO2020240871A5 (ja) パラメータ学習装置、パラメータ学習方法、及びプログラム
JP2019159405A (ja) Guiテスト装置、guiテスト方法及びプログラム
Bonfanti et al. AsmetaA: animator for abstract state machines
Bennett Moses et al. No more excuses: Automated synthesis of practical and verifiable vote-counting programs for complex voting schemes
CN112965893A (zh) 用于计算机程序的在线测试系统及测试方法
Kundert Life after SPICE
JP5893595B2 (ja) スケジュール支援システム
JP2010102606A (ja) 製品構成決定支援装置及び方法
James VERIFICA TION PLANS
WO2024069741A1 (ja) ソフトウェア技術分野抽出装置およびソフトウェア技術分野抽出方法
JP5600826B1 (ja) 非構造化データ処理システム、非構造化データ処理方法およびプログラム
JP7444805B2 (ja) データ準備システム、データ準備方法
KR102212586B1 (ko) 정량지표의 변환을 위한 절차 및 방법