JP2008240723A - 内燃機関の排気管 - Google Patents

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Motohiko Hasegawa
基彦 長谷川
Michio Tachiki
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Abstract

【課題】耐久性の低下と異音の発生を抑制可能な2重構造の排気管を提供する。
【解決手段】内管2と、該内管2の外周に空間部4を備えるように配設された外管3とを備え、両管2,3の一端2a,3aを相対移動しないように固定するとともに、両管2,3の他端にリング状の緩衝材7を介在させて相対移動可能に内管2を保持するようにした内燃機関の排気管1において、内管2と外管3との間隔が大きな逃し部8を内管2の緩衝材7が当接する箇所の周方向に複数形成する。逃し部8は内管の内方へ凹状に陥没するように形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は内燃機関の排気管に関し、特に内管と外管とにより構成された2重構造の排気管に関する。
内燃機関の排気管として、触媒コンバータに導かれる排気ガスを保温するために、薄肉の内管と、内管の外周に空間部を備えるように配設された外管とから構成された2重構造の排気管が採用される場合がある。また、排気騒音を低減するために、排気管の一部として配設される消音器にも同様の2重構造が採用される場合がある。このような2重構造の排気管においては、内管と外管の一端を密着させ溶接などにより固定する一方で、他端は内管と外管との間にワイヤメッシュなどをリング状に形成した緩衝材を介在させて内管を保持するようにしている。こうすることで内管が外管に対して軸方向に相対的に移動(スライド)可能となるため、内管内を排気ガスが流通する際に生じる内管と外管との熱膨張差を許容し、耐久性の向上を達成している。
しかし、このような2重構造の排気管においては、走行風により排気管の片側が冷却される、排気管の途中に湾曲部が設けられているなどの場合に内管が径方向に偏って熱膨張することがあった。このため、緩衝材と外管との間に隙間が生じ、エンジン振動により干渉し異音が生じることがあった。この対策として緩衝材の圧縮率を大きくして内管の保持力(緩衝材の反発力)を大きくすると、内管と外管とがスライドする際の荷重が増加し異音が生じたり、内管の耐久性が低下したりするなどの問題が生じる恐れがあった。
特開平8−4524 特開平10−280953
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、耐久性の低下と異音の発生を抑制可能な2重構造の排気管を提供することを主目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、内管と、該内管の外周に空間部を備えるように配設された外管とを備え、前記両管の一端を相対移動しないように固定するとともに、前記両管の他端にリング状の緩衝材を介在させて相対移動可能に前記内管を保持するようにした内燃機関の排気管において、前記内管と前記外管との間隔が大きな逃し部を前記内管の前記緩衝材が当接する箇所の周方向に複数形成したことを特徴とする内燃機関の排気管である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記逃し部を前記内管の内方へ凹状に陥没するように形成したことを特徴とする内燃機関の排気管である。
本発明によれば、緩衝材の圧縮率を大きくした場合にも、内管と外管とがスライドする際の荷重の増加を抑制することができる。これにより、異音の発生や内管の耐久性の低下を抑制すことができるといった効果を奏する。
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気管が消音器に適用された場合を示す縦断面図である。図2は、図1におけるA−A断面を拡大して示す図である。消音器1は、小径な円筒状の内管2と、内管2の外周に空間部4を備えるように配設された大径な円筒状の外管3とにより構成されている。外管3の一端3aは、主体部3cに対して傾斜するように小径に縮径されている。一方、外管3の他端3bは、主体部3cに対して同軸に小径に縮径されている。空間部4には、グラスウールなどの吸音材5が充填されて、内管2に設けられた多数の小孔6を通過した排気騒音が低減されるようになっている。なお、吸音材5および小孔6は必要に応じ任意に設けられるものであって必須なものではなく、他の任意の消音構造に置き換えることができる。
内管2には、2つの直管部2c,2dの間に湾曲部2eが形成されている。内管2の一端2aは、外管3の一端3aと密接するように拡径され、内管2と外管3が相対移動しないように上流側排気管(図示せず)に外管3の一端3aとともに溶接により固定される。一方、内管2の他端2bは、リング状の緩衝材7を介在させることで外管3の他端3bに対して軸方向に相対移動可能に外管3の略中央に保持されている。緩衝材7は、例えばワイヤメッシュを圧縮成型したものを採用することができ、内管2の他端2bにスポット溶接などで固定されている。内管2の他端2bには、内管2bの内方へ僅かに陥没する凹状の逃し部8が周方向に4箇所に形成されている。なお、逃し部の形状や数は必要に応じ任意に設ければよい。
以上のように構成されていることにより、エンジン振動による干渉音対策として緩衝材の圧縮率を大きくした場合にも、逃し部が設けられていることにより、内管と外管とがスライドする際の荷重の増加を抑制することができる。したがって、内管と外管とがスライドする際の異音の発生や、内管の耐久性の低下を抑制することができる。
図3は、本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気管がフロントパイプに適用された場合を示す図である。図4は、図3におけるB部を拡大して示す図であり、(a)縦断面図、(b)(a)におけるC−C断面図である。フロントパイプ11は、小径な円筒状の内管12と、内管12の外周に空間部14を備えるように配設された大径な円筒状の外管13とにより構成されている。外管13には3つの直管部13c,13d,13eとそれらの間に湾曲部13f,13gが形成されている。また、外管13の一端13aは、直管部13cに対して同軸に小径に縮径されている。
内管2も外管13と同様に3つの直管部12c,12d,12eとそれらの間に湾曲部12f,12gが形成されている。内管12の一端12aと外管13の一端13aは、内管12と外管13が相対移動しないようにスポット溶接により固定されるとともに、フランジ15が溶接されてエキゾーストマニホールド(図示せず)と接続可能になっている。一方、内管12の他端12bは、拡径されるとともに、リング状の緩衝材17を介在させることで外管13の他端13bに対して軸方向に相対移動可能に外管13の略中央に保持されている。また、内管12の他端12bには、内管12bの内方へ僅かに陥没する凹状の逃し部18が周方向に4箇所に形成されている。緩衝材17や逃し部18は、実施例1と同様のものを採用することができる。実施例2においても、実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に包含される。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気管が消音器に適用された場合を示す縦断面図。 図1におけるA−A断面を拡大して示す図。 本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気管がフロントパイプに適用された場合を示す図。 図3におけるB部を拡大して示す図であり、(a)縦断面図、(b)(a)におけるC−C断面図。
符号の説明
1 消音器(排気管)
11 フロントパイプ(排気管)
2,12 内管
3,13 外管
4,14 空間部
7,17 緩衝材
8,18 逃し部

Claims (2)

  1. 内管と、該内管の外周に空間部を備えるように配設された外管とを備え、前記両管の一端を相対移動しないように固定するとともに、前記両管の他端にリング状の緩衝材を介在させて相対移動可能に前記内管を保持するようにした内燃機関の排気管において、前記内管と前記外管との間隔が大きな逃し部を前記内管の前記緩衝材が当接する箇所の周方向に複数形成したことを特徴とする内燃機関の排気管。
  2. 前記逃し部を前記内管の内方へ凹状に陥没するように形成したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の排気管。
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