JP2008240643A - バルブレス液体供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブレスの液体供給方式を維持しつつ、液体タンクの配置位置の制約をなくすことができるバルブレス液体供給装置を提供する。
【解決手段】液体タンク110の上蓋に、下方に伸張する内管114を取り付け、内管114の内部に、液体タンク110内の液体を取り出して外部に供給する供給管116を設ける。供給管116の開口上端部は、液面162の初期位置よりも高い位置に設ける。液体を供給しない場合は、三方弁150により排気ラインを開けて、気化したガスを内管114内に排気する。このとき、液面162は供給管116の開口上端部よりも下方に保たれ、液体の外部への流出はない。液体を供給する場合は、三方弁150により加圧ラインを開けて、高圧ガスを液体タンク110内に導入する。これにより、液面が加圧され、内管114内の液面が上昇して、内管114内から供給管116内に液体が流入して、外部に供給される。
【選択図】図2

Description

本発明は、バルブレス液体供給装置に関し、特に液体推進剤を用いる液体ロケットまたはハイブリッドロケットに好適なバルブレス液体供給装置に関する。
液体の推進剤を用いる液体ロケット(燃料、酸化剤ともに液体)や、液体と固体の推進剤を用いるハイブリッドロケット(主に、燃料は固体、酸化剤は液体)では、液体の推進剤として、通常、極低温の液体(例えば、液体酸化剤としての液体酸素)が用いられる。
極低温の液体を、バルブを介して供給する場合は、通常、極低温用のバルブが使用される。使用するバルブが極低温用でない場合は、極低温に耐えうる適当なシール材がなく、バルブが凍り付いて動かなくなることがあるためである。しかし、極低温用のバルブは、構造が複雑で、大きくて重たく、しかも高価である。そのため、バルブを使用せずに極低温の液体を供給するシステム(以下「バルブレス液体供給システム」という)が提案されている。
従来のバルブレス液体供給システムとして、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
図6は、特許文献1に記載された従来のバルブレス液体供給システムの構成を示す概略図である。
図6に示すバルブレス液体供給システム10は、固体燃料(固体推進剤)を液体酸化剤(液体推進剤)により燃焼させてジェット推進力を得るハイブリッドロケットに適用されている。このバルブレス液体供給システム10では、液体推進剤を一時貯蔵する液体タンク12は燃焼室14の周囲に配置されている。液体タンク12には、液体タンク12を加圧するための高圧ガス源16が、三方弁18を介して接続されている。燃焼室14には、頭部に液体推進剤を噴射する噴射器20が、尾部にロケットノズル22が、それぞれ設けられている。液体タンク12と燃焼室14とは、バルブレスの配管24で接続されている。三方弁18によって、液体タンク12と燃焼室14をつなぐラインと、液体タンク12と高圧ガス源16をつなぐラインとが切り替えられる。
特に、このバルブレス液体供給システム10では、液体タンク12内の液面26を噴射器20よりも低くしている。これにより、液面26の加圧の有無により燃焼室14への液体推進剤供給の有無を制御することができ、もって液体タンク12から燃焼室14への液体推進剤流路(配管24)からバルブを排除することができる。そして、このバルブレス化の実現により、小型ロケットへの適用が可能になる。
特開2005−54649号公報
しかしながら、上記した従来のバルブレス液体供給システムでは、液体タンク12内の液面26を噴射器20よりも低くしなければならないため、液体タンク12を燃焼室14の上部に配置することができない。このため、上記のように液体タンク12を燃焼室14の周囲に配置するなど、液体タンク12は複雑な形状にならざるを得ない。このとき、液体タンク12と燃焼室14は一体的に配置されてロケットエンジンを構成している。また、液体タンク12の形状が複雑になれば、液体タンク12の断熱が困難となり、極低温液体の保持も困難となる。さらには、液体タンク12を燃焼室14の周囲に配置することにより、ロケット機体の断面積が増加し、空気抵抗の増大を招くことになる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、バルブレスの液体供給方式を維持しつつ、液体タンクの配置位置の制約をなくすことができるバルブレス液体供給装置を提供することを目的とする。
本発明のバルブレス液体供給装置は、液面への加圧により極低温の液体をバルブレスで外部に供給するバルブレス液体供給装置であって、前記液体を一時貯蔵する液体タンクと、前記液体タンクの天井部から下方に伸張する内管と、前記内管の内側上部に開口端部を有する供給管と、を有し、前記供給管の前記開口端部は、前記液体充填後の前記内管内の液面の初期位置よりも高い位置に配置され、前記供給管は、前記内管内の液面が初期位置から上昇したときに前記内管内から流入した前記液体を外部に供給する、構成を採る。
本発明によれば、バルブレスの液体供給方式を維持しつつ、液体タンクの配置位置の制約をなくすことができる。
したがって、例えば、本発明のバルブレス液体供給装置をロケット(特に液体ロケットまたはハイブリッドロケット)に適用した場合には、バルブレスの液体供給方式を維持しつつ、液体タンクをロケットエンジンから分離して噴射器よりも高い位置に配置することができる。すなわち、バルブレスの液体供給方式を維持しつつ、極低温の液体をロケットエンジンから切り離して別置きとすることができる。これにより、極低温の液体を用いた場合の断熱および液体保持能力を向上することができる。また、ロケット機体の断面積が減少し、空気抵抗を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において共通する部材には同一の符号を付し、重複説明回避のため、適宜、その説明を省略する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るバルブレス液体供給装置の構成を示す概略図である。
このバルブレス液体供給装置100は、液体推進剤を用いる液体ロケットまたはハイブリッドロケットに好適なバルブレス液体供給装置であって、主に、液体タンク110と三方弁150とで構成されている。液体タンク110は、液体推進剤として極低温の液体(例えば、液体酸素)160を一時貯蔵し、三方弁150によって液面への加圧および外部への液体供給のオンオフを制御できる構造を有している(バルブレス液体供給方式)。
具体的には、液体タンク110は、ケーシングとしてタンク本体112aと上蓋112b(天井部)を有する。上蓋112bには、下方に伸張する内管114が取り付けられている。内管114は、液体タンク110に対して非貫通の状態にある。内管114の内部は、下端部で、内管114外側の液体タンク110内部と連通している。
また、内管114の内部には、液体タンク110内の液体を取り出して外部に供給するための供給管116が設けられている。供給管116は、液体タンク110(タンク本体112a)の底部を貫通して液体タンク110の外部に伸びている。供給管116の開口上端部は、液体充填後の液体タンク110内(とりわけ内管114内)の液面162(つまり、液面162の初期位置)よりも高く上蓋112bよりも低い位置に配置されている。また、供給管116の内部には、流量を制御するための絞り(オリフィス)118が設けられている。絞り118の位置は、特に限定されるわけではなく、供給管116の内部の任意の位置に設けることができる。
例えば、一例として、液体タンク110内に充填可能な液体酸素の量を2000mlとし、液体酸素の供給量を200g/秒とした場合、内管114の内径は1/2インチ(約10mm)、供給管116の内径は1/4インチ(約4mm)、絞り118の径は2mmである。なお、液体タンク110の材質は、特に限定されるわけではなく、軽くて丈夫な金属や合金、複合材などであれば任意のものを使用することができる。
液体タンク110の上蓋112bには、極低温の液体を注入するための注入口120が設けられている。注入口120は、図示しない蓋によって閉じられる。
また、液体タンク110の上部側面には、液面162の位置を規制するための開口部122が設けられている。開口部122は、例えば、所定のねじによって閉じられる。開口部122の位置は、液体タンク110に充填可能な液量(例えば、液体タンク110の容積の80%)に対応する位置に設定されている。注入口120から液体を注入する際は、開口部122を開けておく。これにより、充填可能な液量を超えて注入された液体は、開口部122から外部に流出することになり、液体充填後の液体タンク110内の液面162は、常に一定の位置に規制される。
また、液体タンク110の上蓋112bには、ともに図示しない排気口および通気口が設けられている。排気口は、内管114外側の液体タンク110内部に連通し、排気口は、内管114の内部に連通している。排気口には排気管152の一端が接続され、通気口には通気管154の一端が接続されている。また、排気管152および通気管154の他端は、三方弁150にそれぞれ接続されている。したがって、内管114外側の液体タンク110内部と内管114の内部とは、排気管152、三方弁150、および通気管154を介して連通している。また、三方弁150には、一端が後述する高圧ガス源に接続された高圧ガス管156が接続されている。
三方弁150は、排気管152と通気管154をつなぐ(つまり、排気口と通気口をつなぐ)ライン(排気流路)と、高圧ガス管156と排気管152をつなぐ(つまり、液面162を加圧する)ライン(高圧ガス流路)とを切り替える機能を有する。ここでは、以下、前者のラインを「排気ライン」、後者のラインを「加圧ライン」という。排気ラインを構成する排気管152、三方弁150および通気管154は、気化したガスの流量に比較して十分な流路断面積を確保して圧力損失がないようにするため、十分な大きさの管径を有する。
次いで、上記構成を有するバルブレス液体供給装置100の動作について、図2を用いて説明する。図2は、バルブレス液体供給装置100の動作を説明するための図であり、図2(A)は、三方弁150により排気ラインを開いた場合を示し、図2(B)は、三方弁150により加圧ラインを開いた場合を示している。
まず、図2(A)に示すように、三方弁150により加圧ラインを閉じて排気ラインを開いた場合、液体タンク110の排気口と通気口は互いにつながった状態になる。したがって、液体160の充填完了後に、排気ラインを開くと、液体タンク110内で気化したガス(例えば、液体酸素の場合はガス化した酸素)は、排気口から順に排気管152、三方弁150、通気管154、および通気口を通って内管114の内部に流入する、つまり、内管114内に排気される。このため、液体タンク110内において内管114の外側と内側の圧力が等しく保たれる。この結果、液体タンク110内における内管114の外側と内側の液面162は、ともに等しく、かつ、供給管116の上端部よりも低い位置に保たれる。このため、液体タンク110内の液体160が供給管116を通って外部に流出することはない。
これに対し、図2(B)に示すように、三方弁150により排気ラインを閉じて加圧ラインを開いた場合、液体タンク110の排気口は高圧ガス源とつながった状態になる。したがって、排気ラインを閉じて加圧ラインを開くと、高圧ガス源から高圧ガスが、順に高圧ガス管156、三方弁150、排気管152、および排気口を通って液体タンク110の内部に流入し、内管114の外側の液面162を加圧する。このため、液体タンク110内において内管114の外側の圧力が内側の圧力よりも高くなる。この結果、内管114内の液面が上昇して供給管116内に流入する。これにより、液体タンク110内の液体160が供給管116を通って外部に流出する(外部への液体供給の開始)。
このように、本実施の形態によれば、内管114と供給管116を組み合わせた上記構造を採用するため、液体タンク110の配置位置にかかわりなく、三方弁150の切り替えのみによって液面への加圧および外部への液体供給のオンオフを制御することができる(バルブレス液体供給方式の実現)。
したがって、例えば、本実施の形態に係るバルブレス液体供給装置100をロケットエンジンに適用した場合には、液体タンクと噴射器の位置関係にかかわらず、バルブレス液体供給方式を実現することができる。すなわち、バルブレスの液体供給方式を維持しつつ、液体タンクを燃焼室から分離して噴射器よりも高い位置に配置することができ、極低温の液体を燃焼室から切り離して別置きとすることもできる。
図3は、本実施の形態に係るバルブレス液体供給装置100をロケットエンジンに適用した場合のシステム構成の一例を示す概略図であり、図3(A)は、三方弁150により排気ラインを開いた場合を示し、図3(B)は、三方弁150により加圧ラインを開いた場合を示している。ここでは、一例として、例えば、ハイブリッドロケットに適用した場合を例にとって説明する。
このロケットエンジンシステムは、図3に示すように、上記のバルブレス液体供給装置100に加えて、燃焼室200および高圧ガス源300を有する。燃焼室200は、頭部に噴射器210が、尾部にロケットノズル220が、それぞれ設けられている。ここでは、バルブレス液体供給装置100は、燃焼室200から切り離されて噴射器210の上部に配置されている。液体タンク110の供給管116の他端は、噴射器210に接続されている。また、三方弁150に接続された高圧ガス管156の他端には、高圧ガス源300が接続されている。
液体タンク110には、液体推進剤(液体酸化剤)として、極低温の液体、例えば、液体酸素などが充填される。液体タンク110の下流は、上記のように、供給管116を介して燃焼室200につながっている。また、燃焼室200は、固体推進剤(固体燃料)として、炭化水素系の固体燃料、例えば、アクリル樹脂やポリエチレンなどの固体高分子樹脂を備えている。ハイブリッドロケットでは、燃焼室200内の固体燃料(固体推進剤)を、液体タンク110から供給される液体酸化剤(液体推進剤)により燃焼させることによって、ジェット推進力が得られる。また、ここでは、高圧ガス源300として、例えば、高圧ボンベが使用される。高圧ガスは、液体酸化剤に溶け込まないもの(つまり、液体酸化剤の温度で液化しない低沸点を有するもの)、例えば、液体酸素の場合は、ヘリウムガスなどの不活性ガスが使用される。
まず、ロケットの打ち上げ前には、図3(A)に示すように、三方弁150により排気ラインが開いている。この状態では、液体タンク110内で気化したガス(例えば、ガス化した酸素)が、排気管152、三方弁150、および通気管154を介して内管114内に排気されるため、内管114の外側と内側の圧力が等しく保たれる。この結果、液体タンク110内(とりわけ内管114内)の液面162は、供給管116の上端部よりも低い位置に保たれるため、液体タンク110内の液体160が供給管116を通って燃焼室200に供給されることはない。また、内管114内に排気された気化ガスは、燃焼室200内の気体(例えば、窒素を主体とする空気)を置換するため、ロケット打ち上げ時の点火を容易にさせる副次的効果をもたらす。
その後、液体タンク110から燃焼室200への液体160の供給を開始する場合は、三方弁150を切り替えて、図3(B)に示すように、排気ラインを閉じるとともに、加圧ラインを開く。これにより、高圧ガス源300から高圧ガスが高圧ガス管156、三方弁150、および排気管152を介して液体タンク110内に流入するため、内管114の外側の圧力が内側の圧力よりも高くなる。この結果、内管114内の液面が上昇して供給管116内に流入し、液体タンク110内の液体160が供給管116を通って外部に流出する(燃焼室200への液体供給の開始)。
このように、本実施の形態に係るバルブレス液体供給装置100をロケットエンジンに適用した場合には、バルブレスの液体供給方式を維持しつつ、液体タンク110を燃焼室から分離して噴射器210よりも高い位置に配置することができ、極低温の液体(液体酸化剤)を燃焼室から切り離して別置きとすることもできる。これにより、極低温の液体を用いた場合の断熱および液体保持能力を向上することができる。また、ロケット機体の断面積が減少し、空気抵抗を低減することができる。
なお、本実施の形態では、供給管116を内管114の内部に設けているが、本発明は、これに限定されない。例えば、図4に示すバルブレス液体供給装置400のように、供給管402を液体タンク110aの外部に設けることも可能である。この構造によれば、図1に示すバルブレス液体供給装置100と異なり、供給管402を予冷することができないものの、基本的な作用効果については、図1に示すバルブレス液体供給装置100と同様の作用効果を奏することができる。
また、本実施の形態では、ロケットへの適用に関して、バルブレス液体供給装置100をハイブリッドロケットに適用した場合を例にとって説明したが、本発明の適用例は、これに限定されない。例えば、図5は、本実施の形態に係るバルブレス液体供給装置を液体ロケットに適した場合のシステム構成の一例を示している。
本システムでは、2つのバルブレス液体供給装置100a、100bが使用される。一方のバルブレス液体供給装置100aは、液体酸化剤160aを供給し、他方のバルブレス液体供給装置100bは、液体燃料160bを供給する。燃焼室500には、2つのバルブレス液体供給装置100a、100bから、各噴射器210a、210bを介して、液体酸化剤160aおよび液体燃料160bがそれぞれ供給される。液体燃料用のバルブレス液体供給装置100bに接続された高圧ガス源510には、使用する液体燃料160bに適した高圧ガスが充填されている。なお、高圧ガス源300、510は、共用化して1つにすることも可能である。
本発明に係るバルブレス液体供給装置は、バルブレスの液体供給方式を維持しつつ、液体タンクの配置位置の制約をなくすことができるバルブレス液体供給装置として有用である。
本発明の一実施の形態に係るバルブレス液体供給装置の構成を示す概略図 本実施の形態に係るバルブレス液体供給装置の動作を説明するための図 本実施の形態に係るバルブレス液体供給装置をハイブリッドロケットに適用した場合のシステム構成の一例を示す概略図 本実施の形態に係るバルブレス液体供給装置の一変更例を示す図 本実施の形態に係るバルブレス液体供給装置を液体ロケットに適用した場合のシステム構成の一例を示す概略図 従来のバルブレス液体供給システムの構成の一例を示す概略図
符号の説明
100、100a、100b、400 バルブレス液体供給装置
110 液体タンク
114 内管
116、402 供給管
118 絞り
120 注入口
122 開口部
150 三方弁
152 排気管
154 通気管
156 高圧ガス管
160 液体推進剤(極低温液体)
160a 液体酸化剤
160b 液体燃料
200、500 燃焼室
210、210a、210b 噴射器
220 ロケットノズル
300、510 高圧ガス源

Claims (8)

  1. 液面への加圧により極低温の液体をバルブレスで外部に供給するバルブレス液体供給装置であって、
    前記液体を一時貯蔵する液体タンクと、
    前記液体タンクの天井部から下方に伸張する内管と、
    前記内管の内側上部に開口端部を有する供給管と、を有し、
    前記供給管の前記開口端部は、前記液体充填後の前記内管内の液面の初期位置よりも高い位置に配置され、
    前記供給管は、
    前記内管内の液面が初期位置から上昇したときに前記内管内から流入した前記液体を外部に供給する、
    バルブレス液体供給装置。
  2. 前記供給管は、
    前記内管の内部に設けられ、前記液体タンクの底部を貫通している、
    請求項1記載のバルブレス液体供給装置。
  3. 前記供給管には、流量制御用の絞りが設けられている、請求項1または請求項2記載のバルブレス液体供給装置。
  4. 前記内管外の前記液体が気化したガスを前記内管内に排気する排気流路と、
    前記内管外の液面を加圧するための高圧ガスを供給する高圧ガス流路と、
    前記排気流路と前記高圧ガス流路とを切り替える切り替え手段と、を有し、
    前記切り替え手段は、
    前記液体を外部に供給しない場合は、前記高圧ガス流路を閉じて前記排気流路を開き、前記液体を外部に供給する場合は、前記排気流路を閉じて前記高圧ガス流路を開く、
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のバルブレス液体供給装置。
  5. 前記切り替え手段は、三方弁である、請求項4記載のバルブレス液体供給装置。
  6. 燃焼室と、
    前記液体として液体推進剤を前記燃焼室に供給する請求項1から請求項5のいずれかに記載のバルブレス液体供給装置と、を有し、
    前記バルブレス液体供給装置の少なくとも前記液体タンクは、前記燃焼室の上部に配置されている、
    ロケット。
  7. 前記ロケットは、ハイブリッドロケットであり、
    前記燃焼室には、固体燃料が配置され、
    前記バルブレス液体供給装置の前記液体タンクには、液体酸化剤が充填されている、
    請求項6記載のロケット。
  8. 前記ロケットは、液体ロケットであり、
    前記液体として液体酸化剤を前記燃焼室に供給する請求項1から請求項5のいずれかに記載の第1のバルブレス液体供給装置と、
    前記液体として液体燃料を前記燃焼室に供給する請求項1から請求項5のいずれかに記載の第2のバルブレス液体供給装置と、を有し、
    前記第1のバルブレス液体供給装置および前記第2のバルブレス液体供給装置のうち少なくともいずれか一方のバルブレス液体供給装置の少なくとも前記液体タンクは、前記燃焼室の上部に配置されている、
    請求項6記載のロケット。
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