JP2008236296A - 画像信号取得方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の出力を有するCCD素子により得られた各出力信号に基づいて相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得する画像信号取得方法において、CCD素子の一方の出力の出力信号が他方の出力に回り込んで発生するクロストークの影響を抑制する。
【解決手段】複数の出力を有するCCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、レファレンス信号とデータ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得する画像信号取得方法において、上記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行う。
【選択図】図5
【解決手段】複数の出力を有するCCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、レファレンス信号とデータ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得する画像信号取得方法において、上記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行う。
【選択図】図5
Description
本発明は、複数の出力を有するCCD素子により得られた各出力信号に基づいて相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得する画像信号取得方法および装置に関するものである。
従来、CCD(charge Coupled Device)センサ等を用いて静止画像あるいは動画像の撮影を行うデジタルカメラなどの撮像素子が普及している。
そして、近年、センサの多画素化、高フレームレート化の両立化に伴い、複数の出力を有するCCDが使用されている(たとえば、特許文献1参照)。
ここで、CCDの出力信号は微弱なアナログ信号であるため、回路設計・回路パターンの引き回しにケアが必要であるが、上記のよう複数の出力を有する場合、特性のペア性、チャネル間の干渉まで気にする必要がある。また、暗いところなど撮影シーンの拡大により高感度(高ゲイン)で使用されることがあり、ゲインをかける前の信号に影響するチャネル間のクロストークが発生した場合、微弱なクロストークでもゲインにより強調されるため、画質に影響する場合がある。
より具体的には、たとえば、CCDが、図2に示すような2出力を有するCCDである場合には、図16の上図に示すようにCCDの第1および第2出力部から出力された信号を受け、デジタル信号へ変換される。なお、図16に示すCDSは相関2重サンプリング回路、GCAはゲインコントロールアンプ、A/DはA/D変換器である。図16に示すブロックは、アナログコア部のSNを決める重要な箇所であり、高いペア性・クロストークのなきことが要求される。複数のチャネルがあるため、第1出力部のA/D変換器の出力から第2出力部のCDSの入力への回り込みのクロストークのノイズも懸念される。本来このようなノイズが回り込まないように、GND・電源のアイソレーションなどの工夫が必要になってくるが、配置的に対策が不可能な場合が考えられ、特に、図16の下図のようにゲインをかけた後の信号が入力側に回りこんだ場合、困難である。
入力側に回り込む信号はCDS、GCAのゲインにより自動的に増幅されるため、低いノイズでも、最終的には大信号として得られる可能性がある。たとえば、1LSB(14bit)の微小信号が入力側に回り込んだとしても40dBの高いゲインがかかった場合、100LSBのノイズとして影響する。最終的な画質としては、同一色のクロストークであれば、擬似信号として、他の色に回り込んだ場合、色周りの影響がでる。
さらに、このような用途で使用されるA/D変換器は高精度、高速性を要求されるため、パイプライン型のA/D変換器が利用される。すなわち出力信号が入力信号に対してパイプラインディレイ(約20CLK)だけ遅れて入力側に影響を与えるため、画質に影響を与える可能性も高く、簡単に補正もしにくい。
そこで、たとえば、特許文献2においては、左右水平2チャネルから出力された各出力信号についてクロストーク除去回路を設け、クロストークを削減する方法が提案されている。
特開2002−320142号公報
特開2001−346105号公報
しかしながら、上記のようにクロストーク除去回路を設けたのでは、大規模な回路・制御が必要となってしまう。
本発明は、上記の事情に鑑み、大規模な回路・制御を必要とすることなく、比較的簡単な手法を用いて上記のような複数のチャネル間で発生したクロストークを抑制することができる画像信号取得方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の画像信号取得方法は、複数の出力を有するCCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、レファレンス信号とデータ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得する画像信号取得方法において、上記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うことを特徴とする。
本発明の第2の画像信号取得方法は、複数の出力を有するCCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、レファレンス信号とデータ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得する画像信号取得方法において、上記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をフィールドスルー部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うことを特徴とする。
また、上記本発明の第2の画像信号取得方法においては、上記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うようにすることができる。
また、上記本発明の第1および第2の画像信号取得法においては、CCD素子における水平転送クロックが動作している期間のみ拡散サンプリングを行うようにすることができる。
また、CCD素子におけるOBクランプの期間は拡散サンプリングを行わないようにすることができる。
また、各出力信号に与えられるゲインが所定の閾値以上の場合には、拡散サンプリングを行い、ゲインが閾値よりも小さい場合には、拡散サンプリングを行わないようにすることができる。
また、上記各画像信号が出力される各出力端子のうち少なくとも1つの出力端子にテストパターンを出力するとともに、上記少なくとも1つの出力端子以外の出力端子に出力されたクロストークを検出し、その検出したクロストークが所定の閾値以上の場合に拡散サンプリングを行い、クロストークが閾値よりも小さい場合には拡散サンプリングを行わないようにすることができる。
また、CCD素子のダミー画素領域が読み出されている間に、クロストークの検出を行うようにすることができる。
また、CCD素子の無効画素領域が読み出されている間に、クロストークの検出を行うようにすることができる。
また、クロストークの検出の間、CCD素子における水平転送クロックを停止するようにすることができる。
また、上記本発明の画像信号取得方法であって、上記各画像信号が該各画像信号に基づいて画像を取得する撮像装置において用いられる画像信号取得方法において、撮像装置において静止画撮影時および/または動画記録時にのみ拡散サンプリングを行うようにすることができる。
本発明の第1の画像信号取得装置は、複数の出力を有するCCD素子と、該CCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、レファレンス信号とデータ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得するCDS処理手段とを備えた画像信号取得装置において、CDS処理手段が、上記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うものであることを特徴とする。
本発明の第2の画像信号取得装置は、複数の出力を有するCCD素子と、該CCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、レファレンス信号とデータ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得するCDS処理手段とを備えた画像信号取得装置において、CDS処理手段が、上記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をフィールドスルー部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うものであることを特徴とする。
また、上記本発明の第2の画像信号取得装置においては、CDS処理手段を、上記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うものとすることができる。
また、上記本発明の第1および第2の画像信号取得装置においては、CDS処理手段を、CCD素子における水平転送クロックが動作している期間のみ拡散サンプリングを行うものとすることができる。
また、CDS処理手段を、CCD素子におけるOBクランプの期間は拡散サンプリングを行わないものとすることができる。
また、CDS処理手段を、各出力信号に与えられるゲインが所定の閾値以上の場合には、拡散サンプリングを行い、ゲインが閾値よりも小さい場合には、拡散サンプリングを行わないものとすることができる。
また、上記各画像信号が出力される各出力端子のうち少なくとも1つの出力端子にテストパターンを出力するとともに、上記少なくとも1つの出力端子以外の出力端子に出力されたクロストークを検出するクロストーク検出手段を有するものとし、CDS処理手段を、クロストーク検出手段により検出されたクロストークが所定の閾値以上の場合に拡散サンプリングを行い、クロストークが閾値よりも小さい場合には拡散サンプリングを行わないものとすることができる。
また、クロストーク検出手段を、CCD素子のダミー画素領域が読み出されている間に、クロストークの検出を行うものとすることができる。
また、クロストーク検出手段を、CCD素子の無効画素領域が読み出されている間に、クロストークの検出を行うものとすることができる。
また、クロストークの検出の間、CCD素子における水平転送クロックを停止する転送クロック制御手段を備えるようにすることができる。
また、上記本発明の画像信号取得装置であって、上記各画像信号が該各画像信号に基づいて画像を取得する撮像装置において用いられる画像信号取得装置において、CDS処理手段を、撮像装置において静止画記録時および/または動画記録時にのみ拡散サンプリングを行うものとすることができる。
本発明の第1の画像信号取得方法および装置によれば、複数の出力を有するCCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、レファレンス信号とデータ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得する画像信号取得方法において、上記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うようにしたので、クロストークによる影響が発生しても、その出力は拡散したものとなるので、最終的な画質としてはクロストークの影響を見えにくくすることができる。
本発明の第2の画像信号取得方法および装置によれば、複数の出力を有するCCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、レファレンス信号とデータ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得する画像信号取得方法において、上記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をフィールドスルー部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うようにしたので、上記本発明の第1の画像信号取得方法および装置と同様の効果を得ることができる。
また、上記本発明の第2の画像信号取得方法および装置において、上記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うようにした場合には、フィールドスルー部とデータ部との両方で拡散サンプリングを行うことができるので、拡散の領域を広めることができ、それぞれのサンプリングポイントで重なるクロストークを軽減することができる。
また、上記本発明の第1および第2の画像信号取得法において、CCD素子における水平転送クロックが動作している期間のみ拡散サンプリングを行うようにした場合には、拡散サンプリングを行う期間を限定することにより、拡散サンプリングの消費電力を削減することができる。
また、CCD素子におけるOBクランプの期間は拡散サンプリングを行わないようにした場合には、OBクランプのばらつきを抑えることができる。
また、各出力信号に与えられるゲインが所定の閾値以上の場合には、拡散サンプリングを行い、ゲインが閾値よりも小さい場合には、拡散サンプリングを行わないようにした場合には、クロストークが画質に影響するレベルの場合のみ拡散サンプリングを有効とし、クロストークが画質に影響しない場合におけるサンプリングのばらつきにより画質のデグレードを防止することができる。また、消費電力を削減することができる。
また、上記各画像信号が出力される各出力端子のうち少なくとも1つの出力端子にテストパターンを出力するとともに、上記少なくとも1つの出力端子以外の出力端子に出力されたクロストークを検出し、その検出したクロストークが所定の閾値以上の場合に拡散サンプリングを行い、クロストークが閾値よりも小さい場合には拡散サンプリングを行わないようにした場合には、クロストークが画質に影響するレベルの場合のみ拡散サンプリングを有効とし、クロストークが画質に影響しない場合におけるサンプリングのばらつきにより画質のデグレードを防止することができる。また、消費電力を削減することができる。
また、CCD素子のダミー画素領域が読み出されている間に、クロストークの検出を行うようにした場合には、CCDのフォトダイオードによる出力をクローストークとご認識するのを回避することができる。また、有効画像期間内での検出の簡略化と時間短縮を図ることができる。
また、CCD素子の無効画素領域が読み出されている間に、クロストークの検出を行うようにした場合には、クロストークの検出時間を短縮することができる。特に、ダミー画素が少ないCCDの場合有効である。
また、無効画素の出力は、プロセスや温度によりばらつく可能性があるが、クロストークの検出の間、CCD素子における水平転送クロックを停止するようにした場合には、CCDの出力を一定にすることができ、クロストークの検出の精度を向上させることができる。
また、上記本発明の画像信号取得方法および装置であって、上記各画像信号が該各画像信号に基づいて画像を取得する撮像装置において用いられる画像信号取得方法および装置において、撮像装置において静止画撮影時および/または動画記録時にのみ拡散サンプリングを行うようにした場合には、クロストークの影響が現れにくいモードの時は消費電流、処理時間の短縮を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の画像信号取得方法および装置の一実施形態を適用したデジタルカメラについて説明する。図1に、本実施形態のデジタルカメラ10の概略構成を示すブロック図を示す。
デジタルカメラ10は、図1に示すように、被写体像を結像させるためのレンズを含んで構成された光学ユニット20と、上記レンズの光軸後方に配設されたCCD22と、CCD22からの出力信号に基づき被写体像を表すデジタル画像データを生成するとともに光学ユニット20の各部、CCD22等を駆動するためのタイミング信号を生成する信号処理部40と、デジタルカメラ10の全体的な動作を司る主制御部60と、CCD22を駆動する垂直・水平ドライバ24とを備えている。
また、デジタルカメラ10は、CCD22による撮像によって得られた被写体像や各種情報を表示する液晶ディスプレイ(LCD)72と、主としてCCD22による撮像によって得られたデジタル画像データを記憶するSDRAM(Synchronous Dynamic RAM)74と、各種パラメータやプログラム等を記憶したフラッシュROM76とを備えている。
一方、信号処理部40は、相関2重サンプリング回路(CDS)42と、ゲインコントロールアンプ(GCA)44と、A/Dコンバータ46と、タイミングジェネレータ48とを備えている。
また、主制御部60は、主制御部60全体の動作を司るCPU(中央演算処理装置)61と、所定容量のラインバッファを内蔵すると共に、ホワイトバランスの変動を調整するホワイトバランス調整回路(WB)62A及びRGBデータをYC信号に変換するY/C変換回路(Y/C)62Bを備えた撮像制御部62と、所定の圧縮形式(例えば、JPEG形式等)でデジタル画像データに対して圧縮処理を施すと共に、圧縮処理されたデジタル画像データに対して伸張処理を施す圧縮・伸張部63と、メディア制御部64と、LCD制御部65とがバスBUSを介して相互に接続されて構成されている。
メディア制御部64にはスマートメディア、ICカード、CD−R、CD−RW等の可搬型の記憶メディア70が接続されており、メディア制御部64によって記憶メディア70に対する各種情報の書き込みや当該記憶メディア70に書き込まれている各種情報の読み出しが制御される。また、LCD制御部65には上記LCD72が接続されており、LCD72ではLCD制御部65の制御下で各種情報の表示がなされる。なお、LCD72は、CCD22による連続的な撮像によって得られた動画像(スルー画像)を表示してファインダとして使用することができる。
また、SDRAM74及びフラッシュROM76は主制御部60のバスBUSに接続されている。従って、CPU61は、SDRAM74及びフラッシュROM76に記憶されている各種データに任意にアクセスすることができる。
一方、CCD22の出力端は、上記のCDS42、GCA44、及びA/Dコンバータ46を順に介して撮像制御部62に接続されており、CCD22から出力された信号は、CDS42によって相関2重サンプリング処理が施され、GCA44によってCCD22におけるR(赤)、G(緑)、B(青)毎の感度調整が施された後、各画素毎のR、G、B信号としてA/Dコンバータ46に加えられる。A/Dコンバータ46は、GCA44から順次加えられるR、G、B信号を各々所定ビット数のデジタル信号(以下、「デジタル画像データ」という。)に変換して撮像制御部62に出力する。
撮像制御部62は内蔵しているラインバッファにA/Dコンバータ46から順次入力されるデジタル画像データを蓄積して一旦SDRAM74に格納する。
SDRAM74に格納されたデジタル画像データは、CPU61の制御下でWB62Aに読み出され、これらに光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって所定のデジタル画像データを生成し、更に、Y/C62BにてYC信号処理して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号を再びSDRAM74に格納する。
なお、LCD72をファインダとして使用する場合には、生成したYC信号を、LCD制御部65に順次出力し、LCD72にてスルー画像が表示されることになる。
また、図示しないシャッターボタンが撮影者によって押圧操作された場合には、SDRAM74に格納された上記YC信号を、圧縮・伸張部63によって所定の圧縮形式で圧縮した後にメディア制御部64を介して記憶メディア70に記憶する。
なお、デジタルカメラ10は、図示省略したモード切替スイッチを備えており、静止画記録モードと動画記録モードとスルー画像モードとが切り替え可能になっている。そして、静止画記録モードが選択されている場合には、シャッターボタンが操作者により押下されることによって上述したようにYC信号が圧縮・伸張部63によって所定の圧縮形式で圧縮された後にメディア制御部64を介して記憶メディア70に記憶される。また、動画記録モードが選択されている場合には、シャッターボタンが操作者により押下されることによって、連続してCCD22により撮像された動画像のYC信号が圧縮・伸張部63によって所定の圧縮形式で圧縮された後にメディア制御部64を介して記憶メディア70に記憶される。そして、スルー画像モードが選択されている場合には、上述したようにYC信号は、LCD制御部65に順次出力され、LCD72にてスルー画像が表示される。
一方、上記タイミングジェネレータ48には、垂直・水平ドライバ24、CDS42および撮像制御部62が接続されており、タイミングジェネレータ48は、CCD22を駆動させるためのタイミング信号を垂直・水平ドライバ24に、CDS42においてサンプリングを行うためのタイミング信号をCDS42に、撮像制御部62を駆動させるためのタイミング信号を撮像制御部62に、各々出力する。
次に、デジタルカメラ10におけるCCD22について説明する。
デジタルカメラ10におけるCCD22は、図2に示すように、縦横に2次元状に多数配列され、入射光を電荷に変換するフォトダイオード22aと、フォトダイオード22aにおいて光電変換された電荷を後述する垂直転送路22cに掃出す転送ゲート22bと、転送ゲート22bによって掃出された電荷を後述する水平転送路22dに向かって垂直転送する垂直転送路22cと、垂直転送路22cによって垂直転送された電荷信号を水平転送する水平転送路22dとを備えている。
そして、水平転送路22は、図2の点線部拡大図に示すように、出力が第1転送路22eと第2転送路22fとの2つに分岐している。そして、CCD22は、水平転送路22dによって転送された電荷を第1転送路22eと第2転送路22fとに分岐して出力するものである。そして、第1転送路22eの出力端には、第1出力部23aが接続されており、第2転送路22fの出力端には、第2出力部23bが接続されている。なお、CDS42、GCA44およびA/D46は、第1転送路22eと第2転送路22fとについてそれぞれ設けられている。
次に、上記デジタルカメラ10のCDS42における相関2重サンプリング方法の第1の実施形態について説明する。
CCD22の第1出力部23aおよび第2出力部23bから電圧として出力される出力信号の1周期Tは、図3に示すように、リセット部TR、フィールドスルー部TFおよびデータ部TDからなり、リセット部TRはCCD22がリセットされたときの出力信号の電圧を示し、フィールドスルー部TFは、上記リセットが解除された無信号時の出力信号の電圧を示し、データ部TDはCCD22の各フォトダイオード22aが受光した受光光量に応じた電圧を示している。
そして、タイミングジェネレータ48からCDS42にレファレンスサンプルタイミング信号(SHP)が出力され、このSHPに応じてCDS42においてフィールドスルー部TFが1回サンプリングされてレファレンス信号Rが取得される。そして、次に、タイミングジェネレータ48からCDS42にデータサンプルタイミング信号(SHD)が出力され、このSHDに応じてCDS42においてデータ部TDが1回サンプリングされてデータ信号Dが取得される。そして、上記のようにして取得されたレファレンス信号Rとデータ信号Dとに基づいて相関2重サンプリング処理が施されて画像信号が取得される。
ここで、本実施形態のデジタルカメラ10においては、上述したようにCCD22の出力部が2つあり、それぞれの出力部から出力された出力信号についてそれぞれCDS42において相関2重サンプリング処理が施されるが、上述したように一方のCCD22の出力部に接続されるA/D46から出力された出力信号が他方のCCD22の出力部に接続されるCDS42の入力に回り込んで発生したクロストークの影響を抑制するため、一方のCCD22の出力信号を相関2重サンプリングする際、データサンプルタイミング信号を所定の範囲で拡散し、その拡散したデータサンプルタイミング信号に応じてデータ信号を順次取得する。
具体的には、図4に示すように、拡散部49を設け、CCD22の一方の出力部に接続されたCDS42に、拡散されたSHDを出力する。図5にCCD22の一方の出力部から出力された出力信号と、上記一方の出力部に接続されたCDS42に出力されるSHPと、拡散部49により拡散されたSHDとを表したタイミングチャートを示す。なお、比較のため拡散なしのSHDも一緒に示してある。
なお、SHPおよびSHDのサンプリング位相と拡散するレンジについては、図6(A)に示すような情報が予めRAM50に記憶されており、この情報に基づいて拡散部49は、図6(B)に示すようにSHDのサンプリング位相をレンジ3の範囲内で変化させる。
たとえば、上記のようにSHDを拡散しない場合には、CCD22の一方の出力部に接続されたA/D46から他方の出力部に接続されたCDS42の入力へと信号が回り込んでクロストークとなるため、図7(A)に示すように、他方のA/D変換後の出力は、理想固定出力に対してクロストークの分だけ上昇した出力値となるが、上記のようにSHDを拡散した場合には、図7(B)に示すように、出力も拡散したものが得られるため、固定的な出力として得られない分、最終的な画質としてはクロストークの影響が見えにくくなる。
次に、上記デジタルカメラ10のCDS42における相関2重サンプリング方法の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態の相関2重サンプリング方法は、第1の実施形態の相関2重サンプリング方法では、CCD22の出力信号のデータ部のサンプリングタイミング信号であるSHDを所定の範囲で拡散するようにしていたのに対し、CCD22の出力信号のフィールドスルー部のサンプリングタイミング信号であるSHPを所定の範囲で拡散するようにした方法である。
具体的には、図8に示すように、拡散部49を設け、CCD22の一方の出力部に接続されたCDS42に、拡散されたSHPを出力する。図9にCCD22の一方の出力部から出力された出力信号と、上記一方の出力部に接続されたCDS42に出力されるSHDと、拡散部49により拡散されたSHPとを表したタイミングチャートを示す。なお、比較のため拡散なしのSHPも一緒に示してある。
また、上記第1の実施形態の相関2重サンプリング方法においては、CCD22の出力信号のデータ部のサンプリングタイミング信号であるSHDを所定の範囲で拡散するようにし、上記第2の実施形態の相関2重サンプリング方法においては、CCD22の出力信号のフィールドスルー部のサンプリングタイミング信号であるSHPを所定の範囲で拡散するようにしたが、SHDとSHPの両方を拡散するようにしてもよい。
次に、上記デジタルカメラ10のCDS42における相関2重サンプリング方法の第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態の相関2重サンプリング方法は、SHDまたはSHPを拡散して相関2重サンプリングを行う拡散サンプリングを行う期間を水平転送クロックが動作している期間に限定した方法である。
図10(A)に、CCD22の構成図とOBクランプパルスと拡散サンプリングを行う拡散領域を示す。また、図10(B)に、CCD22の垂直同期信号VDと水平同期信号HDと水平転送ロックと拡散サンプリングを行う期間とOBクランプパルスとを示したタイミングチャートを示す。図10(A)と(B)に示すように、本実施形態の相関2重サンプリング方法においては、水平転送クロックが動作している期間のみ拡散サンプリングを行う。このように拡散サンプリングを行うことにより拡散サンプリングの消費電力を削減することができる。また、本実施形態の相関2重サンプリング方法においては、OBクランプの期間は拡散サンプリングを行わないようにしている。このようにすることにより拡散サンプリングによるOBクランプレベルのばらつきを抑制することができる。
次に、上記デジタルカメラ10のCDS42における相関2重サンプリング方法の第4の実施形態について説明する。
上記第1および第2の実施形態の相関2重サンプリング方法のように、常時、拡散サンプリングを行っていると消費電力が無駄となる。また、CCDの出力からA/Dまでのゲインが少なくクロストークの影響が少ない場合に、拡散サンプリングを行うと拡散しない場合と比較し、画質のデグレードを引き起こす可能性がある。
そこで、第4の実施形態の相関2重サンプリング方法は、CCD22の出力からA/D46の入力までの間のゲインが所定の閾値以上である場合には、上述した拡散サンプリングを行い、上記ゲインが上記閾値よりも小さい場合には、拡散サンプリングを行わないようにした方法である。
図11に第4の実施形態の相関2重サンプリング方法のフローチャートを示す。図11に示すように、デジタルカメラ10の電源がONされ、撮像シーケンスが開始される(S1)。そして、次に、AE動作およびAF動作が行われた後(S2)、CPU61においてCDS42およびGCA44のゲインが、たとえば、30dB以上であるか否かが判定される(S3)。なお、ゲインは予めCPU62に設定されるようにしてもよいし、所定の入力手段により入力するようにしてもよい。そして、上記ゲインが30dB以上である場合には(S3:Yes)、CPU61は拡散サンプリングが行われるよう拡散部49に制御信号を出力する。一方、上記ゲインが30dBより小さい場合には(S3:No)、CPU61は拡散サンプリングが行われないよう拡散部49に制御信号を出力する。そして、撮像シーケンスがOFFとなる場合には、そのまま終了し、撮像シーケンスがOFFとならない場合には、再びS2に戻る(S6)。
次に、上記デジタルカメラ10のCDS42における相関2重サンプリング方法の第5の実施形態について説明する。
第5の実施形態の相関2重サンプリング方法は、拡散サンプリングを行うか否かを比較的簡単に判断するために、CCD22の一方の出力部に接続されるA/D46の出力端子にテストパターンを出力するとともに、CCD22の他方の出力部に接続されるA/D46から出力されたクロストークを検出し、その検出したクロストークが所定の閾値以上の場合に拡散サンプリングを行い、クロストークが上記閾値よりも小さい場合には拡散サンプリングを行わないようにする方法である。なお、テストパターンの出力とクロストークの検出は、たとえば、CPU61が行うようにすればよい。
具体的には、CCD22の第1出力部に接続されるA/D46の出力端子に、図12に示すような2種類のテストパターンを入力し、CCD22の第2出力部に接続されるA/Dからは通常通りのCCD出力を出力する。なお、図12のVDはCCD22の垂直同期信号、HDは水平同期信号である。より具体的には、図12の最初の水平転送期間HD1では、CCD22の第1出力部に接続されるA/D46の出力端子に、出力値が0のテストパターンを入力し、次の水平転送期間HD2では、比例関数的に増加するテストパターンが入力する。そして、最初の水平転送期間HD1では、CCD22の第2出力部から出力されるCCD信号のノイズを含んだ信号Bout1(x)を取得し、次の水平転送期間HD2では、CCD22の第1出力部に接続されたA/D46の出力端子からCCD22の第2出力部に回り込んだクロストークとCCD信号のSNを合わせた信号Bout2(x)を取得する。そして、Bout2(x)からBout1(x)を減算してクロストーク量を求める。
そして、上記のようにして求めたクロストーク量が所定の閾値以上である場合に、CPU61から拡散部49に制御信号を出力して拡散サンプリングを行うようにし、クロストーク量が上記閾値よりも小さい場合には、CPU61から拡散部49に制御信号を出力して拡散サンプリングを行わないようにする。
また、上記第5の実施形態の相関2重サンプリング方法のように、クロストークを検出する場合、その検出時間がかかってしまうデメリットがある。また、CCD22のフォトダイオードが入った画素でクロストークを検出するとCCD22の出力に変動があった場合、クロストークと誤認識される可能性がある。または、CCD出力変動の補正が必要となり複雑な構成となってしまう可能性がある。そこで、CCD22のダミー画素では、CCD出力に変動がないことを利用して、図13に示すように、テストパターンの入力とクロストークの検出を、CCD22のダミー画素領域を読み出す期間に行うようにすることが望ましい。上記のようにすることにより有効画像期間内でのクロストークの検出の簡略化と時間短縮を図ることができる。
また、CCD22のダミー画素が十分にある場合には、上記のようにダミー画素領域を読み出す期間にクロストークの検出を行うことができるが、CCD22の構造上制約がある場合はダミー画素領域を利用できない。そこで、このような場合には、図14に示すように、CCD22の無効画素領域を読み出す期間を利用して、クロストークの検出を行うようにすればよい。ここで、CCD22の無効画素領域の出力は、プロセス、温度などによりばらつく可能性があるため、CCD22の無効画素領域の出力が一定となるように、クロストークの検出の間、図14に示すように、CCD22の水平転送クロックを止め、クロストークの検出の精度の向上を図ることが望ましい。
また、特にクロストークの影響が画質に現れにくいモードのときには、消費電力削減および処理時間の短縮の効果を狙い、上記拡散サンプリングは行わないようにすることが望ましい。そこで、画像データが記憶メディア70に記録される静止画記録モードおよび/または動画記録モードのときにのみ拡散サンプリングを行うようにしてもよい。また、クロストークの検出については、静止画または動画の記録前、たとえば、図15に示すように露光開始時に行うことが望ましく、これにより精度の高いクロストークの検出を行うことができる。
10 デジタルカメラ
20 光学ユニット
22 CCD
22a フォトダイオード
22b 転送ゲート
22c 垂直転送路
22d 水平転送路
22e 第1転送路
22f 第2転送路
23a 第1出力部
23b 第2出力部
24 垂直・水平ドライバ
40 信号処理部
42 CDS
44 GCA
46 A/D
48 タイミングジェネレータ
49 拡散部
50 RAM
60 主制御部
61 CPU
62 撮像制御部
63 圧縮/伸張部
64 メディア制御部
65 LCD制御部
70 記録メディア
72 LCD
74 SDRAM
76 フラッシュROM
20 光学ユニット
22 CCD
22a フォトダイオード
22b 転送ゲート
22c 垂直転送路
22d 水平転送路
22e 第1転送路
22f 第2転送路
23a 第1出力部
23b 第2出力部
24 垂直・水平ドライバ
40 信号処理部
42 CDS
44 GCA
46 A/D
48 タイミングジェネレータ
49 拡散部
50 RAM
60 主制御部
61 CPU
62 撮像制御部
63 圧縮/伸張部
64 メディア制御部
65 LCD制御部
70 記録メディア
72 LCD
74 SDRAM
76 フラッシュROM
Claims (22)
- 複数の出力を有するCCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、前記レファレンス信号と前記データ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得する画像信号取得方法において、
前記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うことを特徴とする画像信号取得方法。 - 複数の出力を有するCCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、前記レファレンス信号と前記データ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得する画像信号取得方法において、
前記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をフィールドスルー部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うことを特徴とする画像信号取得方法。 - 前記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うことを特徴とする請求項2記載の画像信号取得方法。
- 前記CCD素子における水平転送クロックが動作している期間のみ前記拡散サンプリングを行うことを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の画像信号取得方法。
- 前記CCD素子におけるOBクランプの期間は前記拡散サンプリングを行わないことを特徴とする請求項4記載の画像信号取得方法。
- 前記各出力信号に与えられるゲインが所定の閾値以上の場合には、前記拡散サンプリングを行い、前記ゲインが前記閾値よりも小さい場合には、前記拡散サンプリングを行わないことを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の画像信号取得方法。
- 前記各画像信号が出力される各出力端子のうち少なくとも1つの出力端子にテストパターンを出力するとともに、前記少なくとも1つの出力端子以外の出力端子に出力されたクロストークを検出し、
該検出したクロストークが所定の閾値以上の場合に前記拡散サンプリングを行い、前記クロストークが前記閾値よりも小さい場合には前記拡散サンプリングを行わないことを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の画像信号取得方法。 - 前記CCD素子のダミー画素領域が読み出されている間に、前記クロストークの検出を行うことを特徴とする請求項7記載の画像信号取得方法。
- 前記CCD素子の無効画素領域が読み出されている間に、前記クロストークの検出を行うことを特徴とする請求項7記載の画像信号取得方法。
- 前記クロストークの検出の間、前記CCD素子における水平転送クロックを停止することを特徴とする請求項9記載の画像信号取得方法。
- 請求項1から10いずれか1項記載の画像信号取得方法であって、前記各画像信号が該各画像信号に基づいて画像を取得する撮像装置において用いられる画像信号取得方法において、
前記撮像装置において静止画撮影時および/または動画記録時にのみ前記拡散サンプリングを行うことを特徴とする画像信号取得方法。 - 複数の出力を有するCCD素子と、該CCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、前記レファレンス信号と前記データ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得するCDS処理手段とを備えた画像信号取得装置において、
前記CDS処理手段が、前記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うものであることを特徴とする画像信号取得装置。 - 複数の出力を有するCCD素子と、該CCD素子により得られた各出力信号を、それぞれフィールドスルー部でサンプリングしてレファレンス信号を取得するとともにデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得し、前記レファレンス信号と前記データ信号とに基づく相関2重サンプリング処理を行って各画像信号を取得するCDS処理手段とを備えた画像信号取得装置において、
前記CDS処理手段が、前記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をフィールドスルー部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うものであることを特徴とする画像信号取得装置。 - 前記CDS処理手段が、前記各出力信号のうち少なくとも1つの出力信号をデータ部でサンプリングしてデータ信号を取得する際、サンプリングポイントを所定の範囲で変化させて順次サンプリングを行う拡散サンプリングを行うものであることを特徴とする請求項13記載の画像信号取得装置。
- 前記CDS処理手段が、前記CCD素子における水平転送クロックが動作している期間のみ前記拡散サンプリングを行うものであることを特徴とする請求項12から14いずれか1項記載の画像信号取得装置。
- 前記CDS処理手段が、前記CCD素子におけるOBクランプの期間は前記拡散サンプリングを行わないものであることを特徴とする請求項15記載の画像信号取得装置。
- 前記CDS処理手段が、前記各出力信号に与えられるゲインが所定の閾値以上の場合には、前記拡散サンプリングを行い、前記ゲインが前記閾値よりも小さい場合には、前記拡散サンプリングを行わないものであることを特徴とする請求項12から16いずれか1項記載の画像信号取得装置。
- 前記各画像信号が出力される各出力端子のうち少なくとも1つの出力端子にテストパターンを出力するとともに、前記少なくとも1つの出力端子以外の出力端子に出力されたクロストークを検出するクロストーク検出手段を有し、
前記CDS処理手段が、前記クロストーク検出手段により検出されたクロストークが所定の閾値以上の場合に前記拡散サンプリングを行い、前記クロストークが前記閾値よりも小さい場合には前記拡散サンプリングを行わないものであることを特徴とする請求項12から16いずれか1項記載の画像信号取得装置。 - 前記クロストーク検出手段が、前記CCD素子のダミー画素領域が読み出されている間に、前記クロストークの検出を行うものであることを特徴とする請求項18記載の画像信号取得装置。
- 前記クロストーク検出手段が、前記CCD素子の無効画素領域が読み出されている間に、前記クロストークの検出を行うものであることを特徴とする請求項18記載の画像信号取得装置。
- 前記クロストークの検出の間、前記CCD素子における水平転送クロックを停止する転送クロック制御手段を備えたことを特徴とする請求項20記載の画像信号取装置。
- 請求項12から11いずれか1項記載の画像信号取得装置であって、前記各画像信号が該各画像信号に基づいて画像を取得する撮像装置において用いられる画像信号取得装置において、
前記CDS処理手段が、前記撮像装置において静止画記録時および/または動画記録時にのみ前記拡散サンプリングを行うものであることを特徴とする画像信号取得装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007072057A JP2008236296A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | 画像信号取得方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007072057A JP2008236296A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | 画像信号取得方法および装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008236296A true JP2008236296A (ja) | 2008-10-02 |
Family
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JP2007072057A Withdrawn JP2008236296A (ja) | 2007-03-20 | 2007-03-20 | 画像信号取得方法および装置 |
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JP (1) | JP2008236296A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011029725A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-10 | Sony Corp | 固体撮像装置 |
-
2007
- 2007-03-20 JP JP2007072057A patent/JP2008236296A/ja not_active Withdrawn
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---|---|---|---|---|
JP2011029725A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-10 | Sony Corp | 固体撮像装置 |
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