JP2008236208A - 端末装置及びプログラム - Google Patents

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修一 伊澤
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Abstract

【課題】端末装置でのデジタルテレビ放送受信に際して消費電力を更に低減する。
【解決手段】デジタルテレビ放送受信部1−1は、デジタルテレビ放送を受信する。AACデコーダ1−2−1、SBRデコーダ1−2−2は、受信されたデジタルテレビ放送の音声データをデコードする。CPU1−10は、デジタルテレビ放送の受信中、デコードされた音声データに対して周波数解析を行い、高周波成分の含有率が所定の閾値以上であるか否かを判断し、デコードされた音声データの高周波成分の含有率が閾値より小さい場合には、SBRデコーダ1−2−2の動作を停止する。上記処理は、デジタルテレビ放送の受信中に、繰り返し実行される。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルテレビ放送データを受信する端末装置及びプログラムに関する。
近年、デジタルテレビのワンセグ放送が開始され、携帯電話にワンセグ受信機能が搭載されるようになってきている。携帯電話においては、デジタルテレビ放送受信のための処理の電力消費が多いため、省電力化が求められている。例えば、高音質再生を可能としたバッテリ駆動の携帯装置において、互いに異なる第1及び第2の周波数帯域に分離され多重化された音声データを再生する際に、使用者の利用状況や、出力手段、バッテリの電力残量などに応じて、音声デコード方式を選択することにより、消費電力を低減させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−333238号公報
ところで、テレビ放送の中には、必ずしも、高音質再生や、高画質再生が必要でない、あるいは効果的でないものもある。しかしながら、上述した従来技術(特許文献1)では、高音質再生が効果的でないようなテレビ放送であっても、高音質再生を実現する音声デコーダを動作させてしまう場合があり、十分な省電力化が得られないという問題がある。
そこで本発明は、デジタルテレビ放送受信に際して消費電力を更に低減することができる端末装置及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的達成のため、請求項1、9記載の発明は、デジタルテレビ放送データを受信する端末装置において、デジタルテレビ放送データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信される放送データを再生するための複数のデータ処理手段と、前記複数のデータ処理手段により処理された放送データの内容を解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果に基づいて、前記複数のデータ処理手段のうち、動作停止可能なデータ処理手段を選択するための条件を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記複数のデータ処理手段の動作を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
また、好ましい態様として、例えば請求項2記載のように、請求項1記載の端末装置において、前記受信手段は、放送データとして、少なくとも第1の周波数帯域と第2の周波数帯域とに分離され多重化された音声データを受信し、前記複数のデータ処理手段は、前記第1の周波数帯域のデコード処理を行う第1処理手段と、前記第2の周波数帯域のデコード処理を行う第2処理手段とからなるようにしてもよい。
また、好ましい態様として、例えば請求項3記載のように、請求項2記載の端末装置において、前記解析手段は、前記第1処理手段と前記第2処理手段とにより処理された音声データの周波数解析を行い、前記判定手段は、前記解析手段による周波数解析の結果に基づいて、前記音声データに所定の閾値以上の高周波成分が含まれるか否かを判定し、前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記第1処理手段と前記第2処理手段との動作を制御するようにしてもよい。
また、好ましい態様として、例えば請求項4記載のように、請求項3記載の端末装置において、前記第1処理手段は、MPEG規格に準ずるオーディオデータの符号化方式であるHE−AACのデコーダであり、前記第2処理手段は、AACの高周波成分を補う拡張規格であるSBRのデコーダであってもよい。
また、好ましい態様として、例えば請求項5記載のように、請求項2記載の端末装置において、前記解析手段は、前記第1処理手段と第2処理手段とにより処理された音声データに対して音楽認識を行い、前記判定手段は、前記解析手段による音楽認識の結果に基づいて、前記音声データが音楽データであるか否かを判定し、前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記第1処理手段と前記第2処理手段との動作を制御するようにしてもよい。
また、好ましい態様として、例えば請求項6記載のように、請求項5記載の端末装置において、前記第1処理手段は、MPEG規格に準ずるオーディオデータの符号化方式であるHE−AACのデコーダであり、前記第2処理手段は、AACの高周波成分を補う拡張規格であるSBRのデコーダであってもよい。
また、好ましい態様として、例えば請求項7記載のように、請求項1記載の端末装置において、前記受信手段は、前記放送データとして、少なくとも映像データを受信し、前記複数の処理手段は、前記映像データの高画質化処理を行う手段であって、前記解析手段は、前記映像データの色数、動きの変化の速さ、あるいは輝度のヒストグラムを解析し、前記判定手段は、前記解析手段による解析結果に基づいて、該解析結果が所定の閾値以上の高画質化に有効な数値であるか否かを判定し、前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記複数の高画質化処理手段の動作を制御するようにしてもよい。
また、好ましい態様として、例えば請求項8記載のように、請求項1記載の端末装置において、前記受信手段によるデジタルテレビ放送データ受信中に、前記解析手段による解析、前記判定手段による判定、及び前記制御手段による制御を、所定の時間間隔で繰り返し動作させる繰り返し制御手段を具備するようにしてもよい。
本発明によれば、デジタルテレビ放送受信に際して消費電力を更に低減することができるという利点が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
A.第1実施形態
A−1.第1実施形態の構成
図1は、本発明の第1実施形態による携帯電話の構成を示すブロック図である。図において、図において、携帯電話1は、デジタルテレビ放送受信部1−1、音声処理部1−2、映像処理部1−3、音声通話通信部1−4、操作部1−5、表示部1−6、電話部1−7、音声再生部1−8、記憶部1−9、CPU1−10及び電源部1−11からなる。
デジタルテレビ放送受信部1−1は、放送局から放送される地上波デジタル放送の放送信号を受信する。ところで、地上デジタル放送では、音声圧縮技術の1つとしてAAC(Advanced Audio Coding)を採用している。さらに、AACを拡張して音質を大きく改善する技術として、SBR(Spectral Band
Replication:スペクトル帯域複製)という技術が取り入れられており、このようなAACは、「HE(High Efficiency)−AAC」と呼ばれる。
SBR技術は、高い周波数成分の音声が低い周波数成分と強い相関関係にあることを利用しており、まず、高い周波数成分(第2の周波数帯域)の情報を抜き出してSBR部分の情報として圧縮し、低い周波数成分(第1の周波数帯域)のエンコード結果であるAACデータに多重化して格納するようになっている。逆に、HE−AACをデコードする場合には、まず、低い周波数成分(第1の周波数帯域)のAACデータをデコードし、その結果に高い周波数成分(第2の周波数帯域)のデータを合成するようになっている。言い換えると、音質は劣るもののAACデータだけを再生することも可能であるし、高音質再生を実現すべくAACデータとSBRデータとを再生することも可能である。
音声処理部1−2は、受信したテレビ放送の音声信号に対する音声処理を行うべく、AACデコーダ1−2−1及びSBRデコーダ1−2−2を備えている。AACデコーダ1−2−1は、上述した第1の周波数帯域の復号、すなわち音声信号をAAC形式で復号する。SBRデコーダ1−2−2は、AACデコーダ1−21の出力データに対して第2の周波数帯域の復号、すなわちSBR形式で復号する。
映像処理部1−3は、受信したテレビ放送の映像信号に対する映像処理を行うべく、スケーリング処理部1−3−1、I/P変換処理部1−3−2、コントラスト自動処理部1−3−3及び輪郭補正処理部1−3−4を備えている。スケーリング処理部1−3−1は、表示部1−6の解像度に合わせて映像をスケーリングする。I/P変換処理部1−3−2は、復号された映像信号がインターレース信号の場合に、該映像信号を順次走査処理してプログレッシブ信号に変換する。コントラスト自動処理部1−3−3は、映像信号のコントラストを自動調整する。輪郭補正処理部1−3−4は、コントラストが調整された映像信号に対しエンハンサ処理(輪郭補正)を行う。
音声通話通信部1−4は、基地局を介して通信網に接続して他の携帯電話との間で音声通話を行う。操作部1−5は、電話番号や、パスワード等の各種データ、各種メニューの呼び出し・選択・発信などの動作指示などを入力する。表示部1−6は、例えば、LCD(Liquid Crystal
Display)や有機EL(Electro Luminescence)等で構成され、電波強度や電池残量などの端末状態、メール文書、発信時における相手先リストや、発信相手の電話番号、テレビ放送の映像などを表示する。
電話部1−7は、音声通話において、マイク1−7−2からの音声を取り込み、デジタル信号に変換してCPU1−10に供給する一方、音声信号をアナログ信号に変換してスピーカ1−7−1から出力する。音声再生部1−8は、音声処理部1−2でデコードされたテレビ放送の音声データをアナログ信号に変換し、スピーカ1−8−1から出力する。記憶部1−9は、所定のプログラムや、各種パラメータなどを記憶するとともに(ROM)、CPU1−10の作業用エリアとして用いられる(RAM)。
CPU1−10は、所定のプログラムに従って各部を制御する。特に、本第1実施形態では、CPU1−10は、一旦、音声処理部1−2によりデコードされた音声データを周波数解析し、該周波数解析により高周波成分が一定以上含まれていると判定される場合には、SBRデコードの効果があると判断し、SBRデコーダ1−2−2を有効とし、高周波成分が一定以上含まれない場合には、SBRデコーダ1−2−2を無効とする。電源部1−11は、充電可能な二次電池からなり、上述した各部へ動作用の電力を供給する。
B.第1実施形態の動作
次に、上述した第1実施形態の動作について説明する。ここで、図2は、本第1実施形態による携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。まず、電源が投入されると、各種初期設定を行った後、待ち受け画面を表示する(ステップS10)。次に、待ち受け画面において、デジタルテレビ受信開始操作があったか否かを判断し(ステップS12)、受信開始操作がなかった場合には、その他の操作があったか否かを判断し(ステップS14)、その他の操作があった場合には、操作に応じた処理を実行し(ステップS16)、ステップS10の待ち受け画面に戻る。一方、その他の操作もなかった場合には、何もせず、ステップS10の待ち受け画面に戻る。
一方、待ち受け画面において、デジタルテレビ受信開始操作があった場合には、デジタルテレビ放送受信部1−1によるデジタルテレビ放送の受信を開始する(ステップS18)。次に、AACデコーダ1−2−1、SBRデコーダ1−2−2をオンとし(ステップS20)、AACデコーダ1−2−1及びSBRデコーダ1−2−2による音声データのデコードを開始する(ステップS22)。
次に、デコードした音声データに対する周波数解析を開始し(ステップS24)、高周波成分の含有率が所定の閾値以上であるか否かを判断する(ステップS26)。そして、周波数解析の結果、AACデコーダ1−2−1及びSBRデコーダ1−2−2によりデコードした音声データの高周波成分の含有率が閾値より小さい場合には、SBRデコーダ1−2−2をオフとし(ステップS28)、該SBRデコードを停止する(ステップS30)。
一方、高周波成分の含有率が閾値以上である場合、あるいは、上述したように、高周波成分の含有率が閾値より小さく、SBRデコードを停止した場合のいずれにおいても、判定時間計測タイマのカウントをスタートし(ステップS32)、設定時間経過したか否かを判断する(ステップS34)。そして、設定時間経過した場合には、ステップS20に戻り、AACデコーダ1−2−1及びSBRデコーダ1−2−2による音声データのデコード、周波数解析を繰り返す。
このように、高周波成分の含有率が閾値より小さい場合には、SBRの効果がないと判断し、SBRデコーダ1−2−2をオフとすることで、音声データに関する処理の消費電力を低減する。また、高周波成分の含有率が所定の閾値以上である場合には、SBRによる効果があると判断し、AACデコーダ1−2−1及びSBRデコーダ1−2−2によるデコードを継続する。
一方、設定時間内である場合には、番組の切り替え操作があったか否かを判断し(ステップS36)、番組の切り替え操作があった場合には、切り替え操作に応じて、番組(チャンネル)を切り替える切り替え処理を実行し(ステップS38)、ステップS20に戻り、AACデコーダ1−2−1及びSBRデコーダ1−2−2による音声データのデコード、周波数解析を繰り返す。
一方、番組の切り替え操作がなかった場合には、デジタルテレビ受信終了操作があったか否かを判断し(ステップS40)、デジタルテレビ受信終了操作があった場合には、デジタルテレビ放送受信部1−1によるデジタルテレビ放送の受信を終了する処理を実行し(ステップS42)、AACデコーダ1−2−1及びSBRデコーダ1−2−2をオフとし(ステップS44)、ステップS10の待ち受け画面に戻る。
また、デジタルテレビ受信終了操作がなかった場合には、その他の操作があったか否かを判断し(ステップS46)、その他の操作があった場合には、操作に応じた処理を実行し(ステップS48)、ステップS34に戻る。一方、その他の操作もなかった場合には、何もせず、ステップS34に戻る。
上述した第1実施形態によれば、受信したデジタルテレビ放送データの内容を解析し、デジタルテレビ放送の再生に必ずしも必要としない処理部の動作を選択的に停止させることで、消費電力を低減することができる。すなわち、AACデコード及びSBRデコードした音声データの周波数解析を行い、高周波成分が予め定められた閾値以上であるか否かを判定により、高音質再生が必要か否かを判断し、高音質再生が不要であると判断された場合には、高音質再生に係るSBRデコーダ1−2−2をオフとすることで、消費電力を低減することができる。
また、本第1実施形態によれば、予め定められた判定時間毎に、周波数解析、解析結果に基づく判定、処理部の動作制御を行うことで、受信中に放送内容が変化した場合でも、放送内容に応じて適切に処理部の動作を制御することができる。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本第2実施形態では、AACデコード及びSBRデコードによる音声データの周波数解析に代えて、AACデコード及びSBRデコードによる音声データを音楽認識し、音声データが高音質再生を必要とする音楽データであるか否かを判定し、高音質再生が不要であると判断された場合には、高音質再生に係るSBRデコーダ1−2−2の動作を停止させることを特徴としている。
なお、音楽認識の技術としては、周知の技術を用い、予め様々な音楽データから特徴的部分を抜き出してデータベース化しておき、比較対象となる音声データの特徴的部分が上記データベースに登録されている特徴的部分と合致した場合に、該音声データが音楽データであると判定する。また、携帯電話1の構成については、上述した第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
B−1.第2実施形態の動作
次に、本第2実施形態の動作について説明する。ここで、図3は、本第2実施形態による携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。なお、図3において、ステップS50〜S62は、前述した第1実施形態の図2に示すステップS10〜S22に対応し、ステップS68〜S88は、図2に示すステップS28〜S48に対応するので説明を簡略化、あるいは省略する。
まず、電源が投入されると、待ち受け画面を表示し、デジタルテレビ受信開始操作がなかった場合には、その他の操作に応じた処理を実行する(ステップS50〜S56)。一方、デジタルテレビ受信開始操作があった場合には、デジタルテレビ放送受信部1−1によるデジタルテレビ放送の受信を開始し、AACデコーダ1−2−1及びSBRデコーダ1−2−2による音声データのデコードを開始する(ステップS58〜S62)。
次に、CPU1−10により、AACデコーダ1−2−1及びSBRデコーダ1−2−2によりデコードした音声データに対して音楽認識を開始し(ステップS64)、音声データが音楽データであるか否かを判断する(ステップS66)。そして、音楽認識の結果、AACデコーダ1−2−1及びSBRデコーダ1−2−2によりデコードした音声データが音楽データでないと判断された場合には、SBRデコーダ1−2−2をオフとし(ステップS68)、該SBRデコードを停止する(ステップS70)。
一方、音声データが音楽データである場合、あるいは、上述したように、音声データが音楽データであり、SBRデコードを停止した場合のいずれにおいても、ステップS72以降へ進み、前述した第1実施形態の図2に示すステップS32〜S48と同様の処理を実行する。
このように、音声データが音楽データでない場合には、SBRの効果がないと判断し、SBRデコーダ1−2−2をオフとすることで、音声データに関する処理の消費電力を低減する。また、音声データが音楽データである場合には、SBRによる効果があると判断し、AACデコーダ1−2−1及びSBRデコーダ1−2−2によるデコードを継続する。
上述した第2実施形態によれば、AACデコード及びSBRデコードした音声データの音楽認識を行い、音声データが音楽データである否かを判定し、音楽データでないと判定された場合、すなわち、高音質再生が必ずしも必要でないと判断された場合には、高音質再生に係るSBRデコーダ1−2−2をオフとすることで、消費電力を低減することができる。
また、本第2実施形態によれば、予め定められた判定時間毎に、音楽認識、音声認識結果に基づく判定、処理部の動作制御を行うことで、受信中に放送内容が変化した場合でも、放送内容に応じて適切に処理部の動作を制御することができる。
C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本第2実施形態では、AACデコード及びSBRデコードによる音声データの周波数解析、あるいは音楽認識に代えて、受信したデジタルテレビ放送の映像データに対して、色数、動きの変化の速さ、輝度のヒストグラム等を解析し、該解析結果に従って高画質再生が必要であるか否かを判定し、高画質再生が不要である場合には、スケーリング処理、I/P変換処理、コントラスト自動処理、輪郭補正処理等の処理部の動作を停止させることを特徴としている。なお、携帯電話1の構成については、上述した第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
C−1.第3実施形態の動作
次に、本第3実施形態の動作について説明する。ここで、図4及び図5は、本第3実施形態による携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。なお、図4及び図5において、ステップS90〜S98は、前述した第1実施形態の図2に示すステップS10〜S18に対応し、ステップS116〜S128は、図2に示すステップS32〜S48に対応するので説明を簡略化、あるいは省略する。
まず、電源が投入されると、待ち受け画面を表示し、デジタルテレビ受信開始操作がなかった場合には、その他の操作に応じた処理を実行する(ステップS90〜S96)。一方、デジタルテレビ受信開始操作があった場合には、デジタルテレビ放送受信部1−1によるデジタルテレビ放送の受信を開始する(ステップS98)。
次に、映像処理部1−3のスケーリング処理部1−3−1、I/P変換処理部1−3−2、コントラスト自動処理部1−3−3及び輪郭補正処理部1−3−4をオンとし(ステップS100)、デジタルテレビ放送の映像データに対して、映像補正処理を開始する(ステップS102)。次に、CPU1−10により、映像データの色数の解析を開始し(ステップS104)、動きの変化の速さを判定するための動き解析を開始し(ステップS106)、輝度のヒストグラムの解析を開始し(ステップS108)、各解析値が所定の閾値以上であるか否かを判断する(ステップS110)。
そして、各解析の結果、いずれかの解析値が所定の閾値以上でないと判断された場合には、該当処理部による高画質再生が不要であると判断し、該当処理部をオフとし(ステップS112)、該当処理部を停止する(ステップS114)。
一方、いずれかの解析値も所定の閾値以上である場合、あるいは、上述したように、高画質再生が不要であり、該当処理部を停止した場合のいずれにおいても、ステップS116以降へ進み、述した第1実施形態の図2に示すステップS32〜S48と同様の処理を実行する。なお、本第3実施形態では、ステップS124で、デジタルテレビ受信終了操作があったと判断された場合には、ステップS128で、映像処理部1−3のスケーリング処理部1−3−1、I/P変換処理部1−3−2、コントラスト自動処理部1−3−3及び輪郭補正処理部1−3−4をオフとする。
このように、映像データを解析した結果、高画質再生が不要であると判断した場合、映像処理部1−3のスケーリング処理部1−3−1、I/P変換処理部1−3−2、コントラスト自動処理部1−3−3及び輪郭補正処理部1−3−4のうち、該当処理部をオフとすることで、映像データに関する処理の消費電力を低減する。また、高画質再生が必要であると判断した場合には、映像処理部1−3の各処理部による効果があると判断し、映像処理部1−3のスケーリング処理部1−3−1、I/P変換処理部1−3−2、コントラスト自動処理部1−3−3及び輪郭補正処理部1−3−4による映像処理を継続する。
上述した第3実施形態によれば、映像データに対して、色数、動きの変化の速さ、輝度のヒストグラム等を解析し、該解析結果に従って高画質再生が必要であるか否かを判定することにより、高画質再生が必ずしも必要でないと判断された場合、スケーリング処理部1−3−1、I/P変換処理部1−3−2、コントラスト自動処理部1−3−3、輪郭補正処理部1−3−4のうち、該当処理部の動作を停止させることで、消費電力を低減することができる。
また、本第3実施形態によれば、予め定められた判定時間毎に、周波数解析、解析結果に基づく判定、処理部の動作制御を行うことで、受信中に放送内容が変化した場合でも、放送内容に応じて適切に処理部の動作を制御することができる。
なお、上述した第1乃至第3実施形態では、それぞれで音声処理、映像処理について個別に該当処理部の動作を制御したが、これに限らず、周波数解析、音楽認識及び映像解析(色数、動き、ヒストグラム)を組み合わせて用いてもよい。
本発明の第1実施形態による携帯電話の構成を示すブロック図である。 本第1実施形態による携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態による携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態による携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。 本第3実施形態による携帯電話1の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話
1−1 デジタルテレビ放送受信部
1−2 音声処理部
1−2−1 AACデコーダ
1−2−2 SBRデコーダ
1−3 映像処理部
1−3−1 スケーリング処理部
1−3−2 I/P変換処理部
1−3−3 コントラスト自動処理部
1−3−4 輪郭補正処理部
1−4 音声通話通信部
1−5 操作部
1−6 表示部
1−7 電話部
1−8 音声再生部
1−9 記憶部
1−10 CPU
1−11 電源部

Claims (9)

  1. デジタルテレビ放送データを受信する端末装置において、
    デジタルテレビ放送データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信される放送データを再生するための複数のデータ処理手段と、
    前記複数のデータ処理手段により処理された放送データの内容を解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析結果に基づいて、前記複数のデータ処理手段のうち、動作停止可能なデータ処理手段を選択するための条件を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいて、前記複数のデータ処理手段の動作を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする端末装置。
  2. 前記受信手段は、放送データとして、少なくとも第1の周波数帯域と第2の周波数帯域とに分離され多重化された音声データを受信し、
    前記複数のデータ処理手段は、前記第1の周波数帯域のデコード処理を行う第1処理手段と、前記第2の周波数帯域のデコード処理を行う第2処理手段とからなることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 前記解析手段は、前記第1処理手段と前記第2処理手段とにより処理された音声データの周波数解析を行い、
    前記判定手段は、前記解析手段による周波数解析の結果に基づいて、前記音声データに所定の閾値以上の高周波成分が含まれるか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記第1処理手段と前記第2処理手段との動作を制御することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
  4. 前記第1処理手段は、MPEG規格に準ずるオーディオデータの符号化方式であるHE−AACのデコーダであり、
    前記第2処理手段は、AACの高周波成分を補う拡張規格であるSBRのデコーダであることを特徴とする請求項3記載の端末装置。
  5. 前記解析手段は、前記第1処理手段と第2処理手段とにより処理された音声データに対して音楽認識を行い、
    前記判定手段は、前記解析手段による音楽認識の結果に基づいて、前記音声データが音楽データであるか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記第1処理手段と前記第2処理手段との動作を制御することを特徴とする請求項2記載の端末装置。
  6. 前記第1処理手段は、MPEG規格に準ずるオーディオデータの符号化方式であるHE−AACのデコーダであり、
    前記第2処理手段は、AACの高周波成分を補う拡張規格であるSBRのデコーダであることを特徴とする請求項5記載の端末装置。
  7. 前記受信手段は、前記放送データとして、少なくとも映像データを受信し、
    前記複数の処理手段は、前記映像データの高画質化処理を行う手段であって、
    前記解析手段は、前記映像データの色数、動きの変化の速さ、あるいは輝度のヒストグラムを解析し、
    前記判定手段は、前記解析手段による解析結果に基づいて、該解析結果が所定の閾値以上の高画質化に有効な数値であるか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記判定手段による判定結果に基づいて、前記複数の高画質化処理手段の動作を制御することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  8. 前記受信手段によるデジタルテレビ放送データ受信中に、前記解析手段による解析、前記判定手段による判定、及び前記制御手段による制御を、所定の時間間隔で繰り返し動作させる繰り返し制御手段を具備することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  9. デジタルテレビ放送データを受信する端末装置を制御するコンピュータに、
    デジタルテレビ放送データを受信する受信機能、
    前記受信機能により受信される放送データを再生するための複数のデータ処理機能、
    前記複数のデータ処理機能により処理された放送データの内容を解析する解析機能、
    前記解機能による解析結果に基づいて、前記複数のデータ処理機能のうち、動作停止可能なデータ処理機能を選択するための条件を判定する判定機能、
    前記判定機能による判定結果に基づいて、前記複数のデータ処理機能の動作を制御する制御機能
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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