JP2008236093A - 起動方法、画像処理装置、コントローラボード及び起動プログラム - Google Patents

起動方法、画像処理装置、コントローラボード及び起動プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置内部の暗号化されたデータの復号に利用する暗号鍵が使用不可となっても起動することができる起動方法、画像処理装置、コントローラボード及び起動プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】セキュアメモリ107に第1暗号鍵を格納し、第2暗号鍵を第1記憶装置108に格納し、データを第2記憶装置112に格納している情報処理装置100の起動方法であって、第1暗号鍵を用いて第2暗号鍵を復号し、第2暗号鍵を外部にバックアップし、第1暗号鍵が使用できないときに、バックアップ鍵をリストアし、バックアップ鍵を用いて、第2記憶装置112,113に格納しているデータを復号し、第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータの復号ができないとき、第2記憶装置の非暗号領域に格納されているデータを用いて、機能が限定された限定モードで起動することにより上記課題を解決する。
【選択図】図6

Description

本発明は起動方法、画像処理装置、コントローラボード及び起動プログラムに係り、特に暗号鍵によって暗号化されたデータを扱う画像処理装置及びコントローラボード、画像処理装置における起動方法、画像処理装置で実行される起動プログラムに関する。
近年では、プリンタ,スキャナ,ファックス,コピー又は複合機(MFP)等の画像処理装置においてもセキュリティに関する要求が高くなってきている。画像処理装置は周辺機器の一例である。現在では、複合機等の画像処理装置におけるセキュリティ標準であるIEEE P2600において、装置内部に保存されるデータを保護するという要求、要件がある。
具体的に、画像処理装置ではアドレス帳や画(画像)情報等のユーザデータ,セキュリティログ等のセキュリティデータを格納しているストレージデバイスの盗難及び解析を防いで、ユーザデータ,セキュリティデータを保護する必要がある。ストレージデバイスに格納しているユーザデータ,セキュリティデータを保護する方法としては、一定強度以上の暗号を施すことが考えられる(例えば特許文献1〜3参照)。
また、ストレージデバイスに格納しているユーザデータ,セキュリティデータを保護する別の方法としては、暗号鍵をTPM(Trusted Platform Module )に格納し、暗号鍵の漏洩を防止することが考えられる。
ユーザデータ等を保護するパーソナルコンピュータ(PC)やワークステーション等では起動ごとにパスワードを入力させる方法が一般的である。一方、複合機等の画像処理装置は複数のユーザ(操作者)が利用し、且つ誰もが電源をON/OFFすることが一般的な利用形態である。このような利用形態の画像処理装置では、ユーザデータ等を保護するものであっても、起動ごとにパスワードの入力をユーザへ強制することが難しい。
そこで、従来の画像処理装置には、ユーザデータ等を格納しているストレージデバイスの暗号鍵を自動生成し、その暗号鍵をTPMに格納した別の暗号鍵で暗号化して、コントローラボード上の不揮発性メモリ等の不揮発性デバイスに保存しているものがあった。
特開2005−158043号公報 特開2004−201038号公報 国際公開第99/038078号パンフレット
ユーザデータ等を格納しているストレージデバイスの暗号鍵を自動生成し、その暗号鍵をTPMに格納した別の暗号鍵で暗号化して、コントローラボード上の不揮発性メモリ等の不揮発性デバイスに保存する従来の画像処理装置では、ストレージデバイスが盗難されたとしてもストレージデバイスの解読が困難である。
しかしながら、従来の画像処理装置では何らかの部品不良や部品寿命切れ等によりコントローラボードの交換が必要となった場合、ストレージデバイスに暗号化されて格納されているユーザデータ等を復号できなくなる。
実際、複合機等の家電品ではコントローラボード上の一部の故障部品のみを交換することは稀であり、コントローラボードごと交換することが一般的である。従って、画像処理装置ではコントローラボードの交換が頻繁に起こることが予想される。複合機等の画像処理装置において、コントローラボードの交換毎にユーザデータ等を復号できなくなるのでは都合が悪い。また、従来の複合機等の画像処理装置において、コントローラボードの交換時、ストレージデバイスに暗号化されて格納されているデータを復号できなくなることに起因して、起動が全くできなくなるのでは都合が悪い。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、装置内部の暗号化されたデータの復号に利用する暗号鍵が使用不可となっても起動することができる起動方法、画像処理装置、コントローラボード及び起動プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、セキュアメモリに第1暗号鍵を格納し、前記第1暗号鍵で暗号化された第2暗号鍵を第1記憶装置に格納し、前記第2暗号鍵で暗号化されたデータを第2記憶装置に格納している情報処理装置の起動方法であって、前記第1暗号鍵を用いて前記第2暗号鍵を復号し、その第2暗号鍵を前記情報処理装置の外部にバックアップ鍵としてバックアップするバックアップステップと、前記第1暗号鍵が使用できないとき、前記バックアップ鍵を前記情報処理装置の内部にリストアするリストアステップと、前記情報処理装置の内部にリストアした前記バックアップ鍵を用いて、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータを復号する復号ステップと、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータの復号ができないとき、前記第2記憶装置の非暗号領域に格納されているデータを用いて、機能が限定された限定モードで起動する起動ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明は、セキュアメモリに第1暗号鍵を格納し、前記第1暗号鍵で暗号化された第2暗号鍵を第1記憶装置に格納し、前記第2暗号鍵で暗号化されたデータを第2記憶装置に格納しているプロッタ及びスキャナの少なくとも一方を有する画像処理装置であって、前記第1暗号鍵を用いて前記第2暗号鍵を復号し、その第2暗号鍵を前記情報処理装置の外部にバックアップ鍵としてバックアップするバックアップ手段と、前記第1暗号鍵が使用できないとき、前記バックアップ鍵を前記情報処理装置の内部にリストアするリストア手段と、装置内部にリストアした前記バックアップ鍵を用いて、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータを復号する復号手段と、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータの復号ができないとき、前記第2記憶装置の非暗号領域に格納されているデータを用いて、機能が限定された限定モードで起動する起動手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、セキュアメモリに第1暗号鍵を格納し、前記第1暗号鍵で暗号化された第2暗号鍵を第1記憶装置に格納するように構成されており、前記第2暗号鍵で暗号化されたデータを格納している第2記憶装置,プロッタ及びスキャナの少なくとも一方を有する画像処理装置に含まれるコントローラボードであって、前記第1暗号鍵を用いて前記第2暗号鍵を復号し、その第2暗号鍵を前記情報処理装置の外部にバックアップ鍵としてバックアップするバックアップ手段と、前記第1暗号鍵が使用できないとき、前記バックアップ鍵を前記情報処理装置の内部にリストアするリストア手段と、装置内部にリストアした前記バックアップ鍵を用いて、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータを復号する復号手段と、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータの復号ができないとき、前記第2記憶装置の非暗号領域に格納されているデータを用いて、機能が限定された限定モードで起動する起動手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の起動プログラムは、セキュアメモリに第1暗号鍵を格納し、前記第1暗号鍵で暗号化された第2暗号鍵を第1記憶装置に格納し、前記第2暗号鍵で暗号化されたデータを第2記憶装置に格納している情報処理装置に、前記第1暗号鍵を用いて前記第2暗号鍵を復号し、その第2暗号鍵を前記情報処理装置の外部にバックアップ鍵としてバックアップするバックアップ手順と、前記第1暗号鍵が使用できないとき、前記バックアップ鍵を前記情報処理装置の内部にリストアするリストア手順と、前記情報処理装置の内部にリストアした前記バックアップ鍵を用いて、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータを復号する復号手順と、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータの復号ができないとき、前記第2記憶装置の非暗号領域に格納されているデータを用いて、機能が限定された限定モードで起動する起動手順とを実行させることを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、装置内部の暗号化されたデータの復号に利用する暗号鍵が使用不可となっても起動することができる起動方法、画像処理装置、コントローラボード及び起動プログラムを提供可能である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。なお、本実施例では情報処理装置及び画像処理装置の一例として複合機を例に説明するが、他の装置又は機器等であってもよい。
図1は本発明による複合機の一例のハードウェア構成図である。複合機100は、コントローラボード101,オペポート109,プロッタ110,スキャナ111,NVRAM112及びHDD113を含む構成である。コントローラボード101は、CPU102,ROM103,RAM104,LANコントローラ105,DCR106,TPM107,USBフラッシュメモリ108,OCR501を含む構成である。
コントローラボード101は、複合機100の全体制御を行うマザーボード(基盤)である。CPU102は演算処理を行う。ROM103はプログラムを格納する。RAM104はプログラムを動作し、又は一時的にデータを格納する。LANコントローラ105はイーサネット(登録商標)や無線LAN等のネットワークと接続する。DCR106は画情報(ビットマップ)を電子文書に変換する。
TPM107はコントローラボード101に直付けされるチップで実現される。特開2004−282391号公報には、TCPA(Trusted Computing Platform Alliance)の仕様に基づいたPCにおける、TPM(Trusted Platform Module )を用いた情報の暗号化について記載されている。TPM107はセキュアメモリの一例である。USBフラッシュメモリ108は不揮発性メモリの一例である。OCR501は印刷された文字情報を読み取り、符号化するものである。
オペポート109は、ユーザ操作入出力を行う。プロッタ110は、紙に画情報を印刷する。スキャナ111は、紙から画情報を読み取る。NVRAM112は、不揮発性メモリ及びストレージデバイスの一例である。NVRAM112は、各種パラメータを保持する。HDD(ハードディスクドライブ)113はアドレス帳や画情報などの大量のデータを保持する。HDD113はストレージデバイスの一例である。
複合機100は、TPM107の内部に暗号鍵B及びCを暗号化又は復号するための暗号鍵Aを保存している。また、複合機100はUSBフラッシュメモリ108に、暗号鍵Aで暗号化された状態の暗号鍵B及びCを保存している。暗号鍵BはNVRAM112を暗号化又は復号するためのものである。暗号鍵CはHDD113を暗号化又は復号するためのものである。
図2は本発明による複合機の一例のソフトウェア構成図である。複合機100は、OS114,全体制御ソフトウェア(CTL)115,コピーソフトウェア,プリンタソフトウェア,ファックスソフトウェア,スキャナソフトウェア及びドキュメントボックスソフトウェアから成るアプリケーション制御ソフトウェア116を含む構成である。
OS114はソフトウェアを動作させるためのオペレーティングシステムである。CTL115は各アプリケーション制御ソフトウェア116に対して、データの集計、受け渡しを行うソフトウェアである。アプリケーション制御ソフトウェア116は複合機100の各アプリケーションを制御するソフトウェアである。
図1及び図2に示した複合機100は例えば図3及び図4に示すように起動する。図3は本発明による複合機の起動手順を表したフローチャートである。図4は本発明による複合機の起動手順を表したシーケンス図である。
まず、図3のフローチャートでは、複合機100の電源がONされると、ステップS1に進み、CTL115がTPM107から暗号鍵Aを取得したあと、USBフラッシュメモリ108に暗号鍵が設定されているか判定する。暗号鍵が設定されていれば(S2においてYES)、CTL115はステップS3に進み、USBフラッシュメモリ108に保存されている、暗号鍵Aによって暗号化された状態の暗号鍵B及びCを、暗号鍵Aを用いて復号する。
ステップS4に進み、CTL115は復号した暗号鍵BをUSBフラッシュメモリ108から取得し、暗号鍵Bを用いてNVRAM112を復号する。また、CTL115はステップS5に進み、復号した暗号鍵CをUSBフラッシュメモリ108から取得し、その暗号鍵Bを用いてHDD113を復号する。ステップS8に進み、複合機100は起動に必要なパラメータをNVRAM112から取得し、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
暗号鍵が設定されていなければ(S2においてNO)、CTL115はNVRAM112及びHDD113が暗号化されていないと判定する。ステップS6に進み、CTL115はNVRAM112から各種パラメータを読み出す。また、ステップS7に進み、CTL115はHDD113からデータを読み出す。ステップS8に進み、複合機100は起動に必要なパラメータをNVRAM112から取得し、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
図4のシーケンス図は、NVRAM112及びHDD113が暗号化されているときの起動手順を表している。まず、図4のシーケンス図では、複合機100の電源がONされると、ステップS11及びS12において、CTL115がTPM107から暗号鍵Aを取得する。ステップS13に進み、CTL115はUSBフラッシュメモリ108に保存されている、暗号鍵Aによって暗号化された状態の暗号鍵B及びCを、暗号鍵Aを用いて復号する。
ステップS14に進み、CTL115は復号した暗号鍵B及びCをUSBフラッシュメモリ108から取得する。ステップS15に進み、CTL115は暗号鍵Bを用いてNVRAM112を復号する。ステップS16に進み、CTL115は暗号鍵Cを用いてHDD113を復号する。そして、複合機100は起動に必要なパラメータをNVRAM112から取得し、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
ここでは、本発明の理解を容易とするため、複合機100のコントローラボード101の交換時に生じる問題点について説明する。図5はコントローラボードを交換した複合機の一例のハードウェア構成図である。
図5に示すように、コントローラボード101を交換した複合機100では、USBフラッシュメモリ108が初期化された状態となっており、暗号鍵Aで暗号化された状態の暗号鍵B及びCが保存されていない。したがって、コントローラボード101を交換した複合機100では、NVRAM112及びHDD113に暗号鍵B及びCで暗号化されて格納されているパラメータやデータを復号できないため、NVRAM112及びHDD113に暗号化されて格納されているパラメータやデータを復旧することができないという問題があった。結果として、コントローラボード101を交換した複合機100ではNVRAM112及びHDD113が故障していなくても、NVRAM112及びHDD113を初期化しなければならなかった。
なお、TPM107は暗号鍵B及びCを暗号化又は復号するための暗号鍵Aと異なる暗号鍵A'を保存している。TPM107が保存している暗号鍵A'は例えばコントローラボード101毎に異なる。
また、コントローラボード101を交換した複合機100ではNVRAM112に暗号鍵Bで暗号化されて格納されている起動に必要なパラメータを復号できないため、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動できなかった。
図6は本発明によるデータ復旧方法を表した概念図である。図6の上段はコントローラボード101の交換前の複合機100を表している。図6の下段はコントローラボード101の交換後の複合機100を表している。
本発明による複合機100は、コントローラボード101が正常動作している間に、USBフラッシュメモリ108に保存されている暗号鍵B及びCを、操作パネル等により外部出力しておく。そして、コントローラボード101の交換後、本発明による複合機100は外部出力しておいた暗号鍵B及びCを操作パネル等により内部入力することで、USBフラッシュメモリ108へ暗号鍵B及びCをリストアする。
従って、本発明による複合機100では、コントローラボード101の交換後であってもNVRAM112及びHDD113に暗号鍵B及びCで暗号化されて格納されているパラメータやデータを復号できる。
図7は本発明による複合機の暗号鍵設定手順を表したフローチャートである。操作パネルやネットワーク経由で鍵変更指示(暗号鍵b,c→暗号鍵B,C)を受け取ると、CTL115はステップS21に進み、TPM107から暗号鍵Aを取得する。CTL115はUSBフラッシュメモリ108に保存されている、暗号鍵Aによって暗号化された状態の暗号鍵b及びcを、暗号鍵Aを用いて復号する。CTL115は、復号した暗号鍵b及びcをUSBフラッシュメモリ108から取得する。CTL115は暗号鍵bを用いてNVRAM112を復号する。また、CTL115は暗号鍵cを用いてHDD113を復号する。
ステップS22に進み、CTL115は新しい暗号鍵B及びCを、操作パネルやネットワーク経由で外部出力しておく。ステップS23に進み、CTL115は暗号鍵B及びCの外部出力が成功した場合(S23においてYES)、ステップS24に進み、新しい暗号鍵B及びCでNVRAM112及びHDD113を再び暗号化する。そして、ステップS24からステップS25に進み、CTL115は操作パネルに操作画面を表示させて暗号鍵の設定を終了する。
一方、CTL115はユーザキャンセル等、何らかの原因で暗号鍵B及びCの外部出力が失敗した場合(S23においてNO)、ステップS26に進み、操作パネルにエラー画面を表示する。ステップS26からステップS27に進み、CTL115は操作パネルに暗号鍵の設定失敗画面を表示する。
図8のシーケンス図は、新しい暗号鍵B及びCの外部出力が成功したときの暗号鍵設定手順を表している。ステップS31では、CTL115が、操作パネルやネットワーク経由で鍵変更指示(暗号鍵b,c→暗号鍵B,C)を受け取る。CTL115はステップS32及びS33に進み、TPM107から暗号鍵Aを取得する。
ステップS34及びS35に進み、CTL115はUSBフラッシュメモリ108に保存されている、暗号鍵Aによって暗号化された状態の暗号鍵b及びcを、暗号鍵Aを用いて復号し、復号した暗号鍵b及びcをUSBフラッシュメモリ108から取得する。CTL115はステップS36及びS37に進み、暗号鍵b及びcを用いてNVRAM112及びHDD113を復号する。
ステップS38及びS39に進み、CTL115は新しい暗号鍵B及びCを外部デバイス117に外部出力する。暗号鍵B及びCの外部出力が成功したため、CTL115はステップS40及びS41に進み、暗号鍵B及びCを暗号鍵Aで暗号化した後、USBフラッシュメモリ108に保存する。
そして、ステップS42及びS43に進み、CTL115は新しい暗号鍵B及びCでNVRAM112及びHDD113を再び暗号化する。そして、CTL115はステップS44に進み、新しい暗号鍵B及びCの設定が成功したため、操作パネルへ操作画面を表示させて暗号鍵の設定を終了する。
図9は複合機における起動手順を表したフローチャートである。図10はコントローラボード交換後の複合機における起動手順を表したシーケンス図である。
複合機100の電源がONされると、ステップS51及びS52に進み、CTL115はTPM107から暗号鍵A又はA'を取得したあと、USBフラッシュメモリ108に暗号鍵が設定されているか判定する。
暗号鍵が設定されていれば(S52においてYES)、CTL115はステップS53に進み、USBフラッシュメモリ108に保存されている、暗号鍵Aによって暗号化された状態の暗号鍵B及びCを、暗号鍵Aを用いて復号する。
ステップS54に進み、CTL115は復号した暗号鍵BをUSBフラッシュメモリ108から取得し、暗号鍵Bを用いてNVRAM112を復号する。また、CTL115はステップS55に進み、復号した暗号鍵CをUSBフラッシュメモリ108から取得してHDD113を復号する。そして、ステップS65に進み、CTL115は起動に必要なパラメータをNVRAM112から取得し、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
暗号鍵が設定されていなければ(S52においてNO)、CTL115はNVRAM112及びHDD113が暗号化されていないと判定する。例えばコントローラボード101の交換後、USBフラッシュメモリ108には暗号鍵が設定されていない。
ステップS56に進み、CTL115はNVRAM112から各種パラメータを平文として読み出す。また、ステップS57に進み、CTL115はHDD113からデータを平文として読み出す。
ステップS58に進み、CTL115はNVRAM112からの各種パラメータの読み出し、及びHDD113からのデータの読み出しに読み込みエラーが発生したか否かを判定する。例えばコントローラボード101の交換後、NVRAM112及びHDD113に格納されているパラメータやデータが暗号化されていれば、平文として読み出すと読み出しエラーが発生する。
読み出しエラーが発生しなければ(S58においてNO)、CTL115はステップS65に進み、起動に必要なパラメータをNVRAM112から取得し、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
読み出しエラーが発生すれば(S58においてYES)、CTL115はステップS59に進み、暗号鍵のリストア又はストレージデバイスの初期化を選択させる図11に示すような画面1000を操作パネルに表示する。
図11は暗号鍵のリストア又はストレージデバイスの初期化を選択させる画面の一例のイメージ図である。画面1000には、暗号鍵のリストアを選択するボタン1001及びストレージデバイスの初期化を選択するボタン1002が含まれている。ボタン1001がユーザにより押下されると、CTL115は図12に示すような画面1100を操作パネルに表示する。
図12は暗号鍵をリストアする為の画面の一例のイメージ図である。図12の画面1100には、NVRAM112及びHDD113の暗号鍵を入力する為の入力欄が含まれている。ユーザは画面1100が操作パネルに表示されている間に、手入力や外部デバイス117等を利用して外部からNVRAM112及びHDD113の暗号鍵を入力する。
外部からNVRAM112及びHDD113の暗号鍵が入力されると、CTL115はステップS60及びS61に進み、入力された暗号鍵でNVRAM112及びHDD113の復号を試みる。
ステップS62に進み、復号エラーが発生しなければ(S62においてNO)、CTL115はステップS63に進み、画面1100に入力されたNVRAM112及びHDD113の暗号鍵を新しい暗号鍵として、暗号鍵A'で暗号化した後、USBフラッシュメモリ108に保存する。そして、CTL115はステップS65に進み、起動に必要なパラメータをNVRAM112から取得し、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
なお、復号エラーが発生すれば(S62においてYES)、CTL115はステップS59に戻り、再び画面1000を操作パネルに表示する。画面1000のボタン1002がユーザにより押下されると、CTL115はステップS64に進み、NVRAM112及びHDD113を初期化する。CTL115はステップS65に進み、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
バックアップしておいた暗号鍵の紛失や暗号鍵をバックアップしていない場合は、NVRAM112及びHDD113に暗号化されて格納されているパラメータやデータを復旧することができない為、NVRAM112及びHDD113を初期化するかをユーザに選択させるボタン1002を画面1000に設けている。
なお、画面1100ではNVRAM112及びHDD113の双方が暗号化されている例を示しているが、NVRAM112が暗号化されるようにしてもよい。この場合、暗号化されていないHDD113は画面1100に含まれていなくてもよい。また、暗号化されていないHDD113の復号をスキップするようにしてもよい。
図10のシーケンス図は、コントローラボード交換後の複合機において、新しい暗号鍵をリストアするときの起動手順を表している。複合機100の電源がONされると、CTL115はTPM107から暗号鍵A'を取得したあと、USBフラッシュメモリ108に暗号鍵が設定されているか判定する。
コントローラボード101の交換後であるため、USBフラッシュメモリ108には暗号鍵が設定されていない。したがって、CTL115はNVRAM112及びHDD113が暗号化されていないと判定する。
ステップS71に進み、CTL115はNVRAM112及びHDD113から各種パラメータ及びデータを平文として読み出す。コントローラボード101の交換後、NVRAM112及びHDD113に格納されているパラメータやデータは暗号化されているため、平文として読み出すと読み出しエラーが発生する。
読み出しエラーが発生した為、CTL115はステップS73及びS74に進み、暗号鍵のリストア又はストレージデバイスの初期化を選択させる図11に示すような画面1000を操作パネル118に表示する。ボタン1001がユーザにより押下されると、CTL115はステップS75及びS76に進み、暗号鍵B及びCがバックアップされている外部デバイス117から暗号鍵B及びCを読み出す。なお、CTL115は図12に示すような画面1100を操作パネル118に表示してNVRAM112及びHDD113の暗号鍵を入力させてもよい。
ステップS77及びS78に進み、外部デバイス117から読み出した暗号鍵B及びCでNVRAM112及びHDD113の復号を試みる。復号エラーが発生しない為、CTL115はステップS79及びS80に進み、外部デバイス117から読み出した暗号鍵B及びCを新しい暗号鍵として、暗号鍵A'で暗号化した後、USBフラッシュメモリ108に保存する。そして、CTL115は起動に必要なパラメータをNVRAM112から取得し、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
上記説明では、コントローラボード101を交換した複合機100において、NVRAM112に暗号鍵Bで暗号化されて格納されている起動に必要なパラメータを復号できるまで各アプリケーションを起動できないという問題が残される。
そこで、本発明による複合機100は、NVRAM112の記憶領域を図13に示すように暗号領域と非暗号領域とに分けることで、NVRAM112に暗号鍵Bで暗号化されて格納されている起動に必要なパラメータを復号できるまで各アプリケーションを起動できないという問題を解決している。
図13はNVRAMにおける記憶領域の構成を示すイメージ図である。NVRAM112は暗号領域と非暗号領域とで構成されている。暗号領域はコントローラボード101を交換したあと、暗号鍵Bを復旧するまで利用できないセキュアなデータを保持する。非暗号領域はコントローラボード101を交換したあと、暗号鍵Bを復旧しなくても利用できる非セキュアなデータを保持する。
つまり、利用制限を行わないアプリケーションが必要とするパラメータを非暗号領域に保持しておくことにより、複合機100は、コントローラボード101を交換したあとであっても暗号鍵Bを復旧することなく利用制限を行わないアプリケーションの起動が可能となる。例えばコピー機能に利用制限を行わず、スキャナ機能に利用制限を行う複合機100では、コピーソフトウェアが必要とするパラメータを非暗号領域に保存し、スキャナソフトウェアが必要とするパラメータを暗号領域に保存しておけばよい。
なお、以降の説明では利用制限を行わない機能に限定して起動することを、限定モードで起動するという。図13のようにNVRAMを構成する場合、複合機100は図14に示すように起動する。
図14は複合機における起動手順を表したフローチャートである。複合機100の電源がONされると、ステップS71及びS72に進み、CTL115はTPM107から暗号鍵A又はA'を取得したあと、USBフラッシュメモリ108に暗号鍵が設定されているか判定する。
暗号鍵が設定されていれば(S72においてYES)、CTL115はステップS73に進み、USBフラッシュメモリ108に保存されている、暗号鍵Aによって暗号化された状態の暗号鍵B及びCを、暗号鍵Aを用いて復号する。
ステップS74に進み、CTL115は復号した暗号鍵BをUSBフラッシュメモリ108から取得し、暗号鍵Bを用いてNVRAM112の暗号領域を復号する。また、CTL115はステップS75に進み、復号した暗号鍵CをUSBフラッシュメモリ108から取得してHDD113を復号する。そして、ステップS86に進み、CTL115は起動に必要なパラメータをNVRAM112の暗号領域及び非暗号領域から取得し、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
暗号鍵が設定されていなければ(S72においてNO)、CTL115はNVRAM112及びHDD113が暗号化されていないと判定する。例えばコントローラボード101の交換後、USBフラッシュメモリ108には暗号鍵が設定されていない。
ステップS76に進み、CTL115はNVRAM112の暗号領域及び非暗号領域から各種パラメータを平文として読み出す。また、ステップS77に進み、CTL115はHDD113からデータを平文として読み出す。
ステップS78に進み、CTL115はNVRAM112からの各種パラメータの読み出し、及びHDD113からのデータの読み出しに読み込みエラーが発生したか否かを判定する。例えばコントローラボード101の交換後、NVRAM112及びHDD113に格納されているパラメータやデータが暗号化されていれば、平文として読み出すと読み出しエラーが発生する。読み出しエラーが発生しなければ(S78においてNO)、CTL115はステップS86に進み、起動に必要なパラメータをNVRAM112の暗号領域及び非暗号領域から取得し、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
読み出しエラーが発生すれば(S78においてYES)、CTL115はステップS79に進み、限定モードで起動するか否かを選択させる画面を操作パネルに表示する。ユーザにより限定モードが選択されると(S79においてYES)、CTL115は、ステップS86に進み、限定モードでの起動に必要なパラメータをNVRAM112の非暗号領域から取得し、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
ユーザにより限定モードが選択されなければ(S79においてNO)、CTL115はステップS80に進み、暗号鍵のリストア又はストレージデバイスの初期化を選択させる図11に示す画面1000を操作パネルに表示する。ボタン1001がユーザにより押下されると、CTL115は図12に示す画面1100を操作パネルに表示する。ユーザは画面1100が操作パネルに表示されている間に、手入力や外部デバイス117等を利用して外部からNVRAM112及びHDD113の暗号鍵を入力する。
外部からNVRAM112及びHDD113の暗号鍵が入力されると、CTL115はステップS81及びS82に進み、入力された暗号鍵でNVRAM112及びHDD113の復号を試みる。
ステップS83に進み、復号エラーが発生しなければ(S83においてNO)、CTL115はステップS84に進み、画面1100に入力されたNVRAM112及びHDD113の暗号鍵を新しい暗号鍵として、暗号鍵A'で暗号化した後、USBフラッシュメモリ108に保存する。そして、CTL115はステップS86に進み、起動に必要なパラメータをNVRAM112の暗号領域及び非暗号領域から取得し、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
なお、復号エラーが発生すれば(S83においてYES)、CTL115はステップS79に戻り、再び画面1000を操作パネルに表示する。画面1000のボタン1002がユーザにより押下されると、CTL115はステップS85に進み、NVRAM112の暗号領域及びHDD113を初期化する。CTL115はステップS86に進み、アプリケーション制御ソフトウェア116によって各アプリケーションを起動する。
NVRAMの記憶領域は図13に示す構成の他、図15及び図16に示す構成であってもよい。図15及び図16は、NVRAMにおける記憶領域の他の構成を示すイメージ図である。図15及び図16に示すNVRAM112も図13と同様、暗号領域と非暗号領域とで構成されている。
図15のNVRAM112の暗号領域は利用制限を行いたいアプリケーションが利用するパラメータを保持している。また、図15の非暗号領域はコントローラボード101を交換したあと、暗号鍵Bを復旧するときに利用する非セキュアなデータを保持する。
つまり、暗号鍵Bを復旧するときに利用する非セキュアなデータを非暗号領域に保持しておくことにより、複合機100は、コントローラボード101を交換したあとであっても暗号鍵Bを復旧するときに利用する非セキュアなデータを非暗号領域から取得することができる。
図16のNVRAM112の暗号領域はアドレス帳,認証テーブル,ドキュメント情報などの個人情報を保持している。また、図16の非暗号領域はコントローラボード101を交換したあと、暗号鍵Bを復旧するときに利用する非セキュアなデータと、個人情報以外の設定情報を保持している。
つまり、暗号鍵Bを復旧するときに利用する非セキュアなデータと、個人情報以外の設定情報を非暗号領域に保持しておくことで、複合機100は、コントローラボード101を交換したあとであっても暗号鍵Bを復旧するときに利用する非セキュアなデータと、個人情報以外の設定情報を非暗号領域から取得することができる。
本発明の複合機100では、NVRAM112の記憶領域を図13,図15及び図16に示す構成とすることで、コントローラボード101の交換後、暗号鍵Bを復旧する前であっても、限定モードでの起動が可能であり、非セキュアな情報を利用できる。
このように本願発明による複合機は、コントローラボード101の交換後、暗号鍵Bを復旧する前であっても、アドレス帳などのユーザの個人情報に関わる情報や認証情報、印刷待機中のドキュメントなどのユーザ情報へのアクセスを不可にしつつ、機器の画質調整や課金情報などのセキュリティに関わらない情報を利用できる。なお、暗号領域と非暗号領域との設定は、ユーザ環境に応じて変更できる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
本発明による複合機の一例のハードウェア構成図である。 本発明による複合機の一例のソフトウェア構成図である。 本発明による複合機の起動手順を表したフローチャートである。 本発明による複合機の起動手順を表したシーケンス図である。 コントローラボードを交換した複合機の一例のハードウェア構成図である。 本発明によるデータ復旧方法を表した概念図である。 本発明による複合機の暗号鍵設定手順を表したフローチャートである。 新しい暗号鍵の外部出力が成功したときの暗号鍵設定手順を表したシーケンス図である。 複合機における起動手順を表したフローチャートである。 コントローラボード交換後の複合機における起動手順を表したシーケンス図である。 暗号鍵のリストア又はストレージデバイスの初期化を選択させる画面の一例のイメージ図である。 暗号鍵をリストアする為の画面の一例のイメージ図である。 NVRAMにおける記憶領域の構成を示すイメージ図である。 複合機における起動手順を表したフローチャートである。 NVRAMにおける記憶領域の他の構成を示すイメージ図である。 NVRAMにおける記憶領域の他の構成を示すイメージ図である。
符号の説明
100 複合機
101 コントローラボード
102 CPU
103 ROM
104 RAM
105 LANコントローラ
106 DCR
107 TPM
108 USBフラッシュメモリ
109 オペポート
110 プロッタ
111 スキャナ
112 NVRAM
113 HDD
114 OS
115 全体制御ソフトウェア(CTL)
116 アプリケーション制御ソフトウェア116
117 外部デバイス
118 操作パネル
501 OCR

Claims (8)

  1. セキュアメモリに第1暗号鍵を格納し、前記第1暗号鍵で暗号化された第2暗号鍵を第1記憶装置に格納し、前記第2暗号鍵で暗号化されたデータを第2記憶装置に格納している情報処理装置の起動方法であって、
    前記第1暗号鍵を用いて前記第2暗号鍵を復号し、その第2暗号鍵を前記情報処理装置の外部にバックアップ鍵としてバックアップするバックアップステップと、
    前記第1暗号鍵が使用できないとき、前記バックアップ鍵を前記情報処理装置の内部にリストアするリストアステップと、
    前記情報処理装置の内部にリストアした前記バックアップ鍵を用いて、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータを復号する復号ステップと、
    前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータの復号ができないとき、前記第2記憶装置の非暗号領域に格納されているデータを用いて、機能が限定された限定モードで起動する起動ステップと
    を有することを特徴とする起動方法。
  2. 第2記憶装置は、記憶領域が暗号領域と非暗号領域とに分けられており、前記非暗号領域に前記限定モードでの起動に必要なデータを格納されていることを特徴とする請求項1記載の起動方法。
  3. 前記暗号領域は、前記第1暗号鍵が使用できないとき、前記バックアップ鍵を前記情報処理装置の内部にリストアし、前記バックアップ鍵を用いて復号するまで利用できないセキュアなデータを格納され、
    前記非暗号領域は、復号しなくても利用できる非セキュアなデータを格納されていることを特徴とする請求項2記載の起動方法。
  4. 前記暗号領域は、利用制限を行うアプリケーションが利用するデータを格納され、
    前記非暗号領域は、利用制限を行わないアプリケーションが利用するデータを格納されていることを特徴とする請求項2又は3記載の起動方法。
  5. 前記セキュアメモリは、全体制御を行うコントローラボードに搭載されており、前記第1暗号鍵を読み出し専用不揮発領域に格納していることを特徴とする請求項1記載の起動方法。
  6. セキュアメモリに第1暗号鍵を格納し、前記第1暗号鍵で暗号化された第2暗号鍵を第1記憶装置に格納し、前記第2暗号鍵で暗号化されたデータを第2記憶装置に格納しているプロッタ及びスキャナの少なくとも一方を有する画像処理装置であって、
    前記第1暗号鍵を用いて前記第2暗号鍵を復号し、その第2暗号鍵を前記情報処理装置の外部にバックアップ鍵としてバックアップするバックアップ手段と、
    前記第1暗号鍵が使用できないとき、前記バックアップ鍵を前記情報処理装置の内部にリストアするリストア手段と、
    装置内部にリストアした前記バックアップ鍵を用いて、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータを復号する復号手段と、
    前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータの復号ができないとき、前記第2記憶装置の非暗号領域に格納されているデータを用いて、機能が限定された限定モードで起動する起動手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. セキュアメモリに第1暗号鍵を格納し、前記第1暗号鍵で暗号化された第2暗号鍵を第1記憶装置に格納するように構成されており、前記第2暗号鍵で暗号化されたデータを格納している第2記憶装置,プロッタ及びスキャナの少なくとも一方を有する画像処理装置に含まれるコントローラボードであって、
    前記第1暗号鍵を用いて前記第2暗号鍵を復号し、その第2暗号鍵を前記情報処理装置の外部にバックアップ鍵としてバックアップするバックアップ手段と、
    前記第1暗号鍵が使用できないとき、前記バックアップ鍵を前記情報処理装置の内部にリストアするリストア手段と、
    装置内部にリストアした前記バックアップ鍵を用いて、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータを復号する復号手段と、
    前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータの復号ができないとき、前記第2記憶装置の非暗号領域に格納されているデータを用いて、機能が限定された限定モードで起動する起動手段と
    を有することを特徴とするコントローラボード。
  8. セキュアメモリに第1暗号鍵を格納し、前記第1暗号鍵で暗号化された第2暗号鍵を第1記憶装置に格納し、前記第2暗号鍵で暗号化されたデータを第2記憶装置に格納している情報処理装置に、
    前記第1暗号鍵を用いて前記第2暗号鍵を復号し、その第2暗号鍵を前記情報処理装置の外部にバックアップ鍵としてバックアップするバックアップ手順と、
    前記第1暗号鍵が使用できないとき、前記バックアップ鍵を前記情報処理装置の内部にリストアするリストア手順と、
    前記情報処理装置の内部にリストアした前記バックアップ鍵を用いて、前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータを復号する復号手順と、
    前記第2記憶装置の暗号領域に格納しているデータの復号ができないとき、前記第2記憶装置の非暗号領域に格納されているデータを用いて、機能が限定された限定モードで起動する起動手順と
    を実行させるための起動プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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