JP2008235141A - 照明装置、液晶装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】
輝度ムラの発生を抑制可能な照明装置、液晶装置、該液晶装置を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】
光を出射するLED31と、正面方向(X方向)から外側に開いた方向である第1の角度θ1をなす第1の方向に進む光を、正面方向(X方向)を基準にして第1の方向から外側の方向である第1の角度より大きい第2の角度θ2をなす第2の方向に屈折させる第1の凹凸状部30Aが配置された導光板30とを備えているので、例えば第1の方向に進む光を、正面方向(X方向)と光の伝播方向とのなす角の角度が大きくなるように(出光角度θtが小さくなるように)第2の方向に屈折させることができる。従って、従来ではLED31からの光が不足するおそれのあった第2の方向(領域S)により多くの光を導き、輝度ムラの発生を抑制することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話機等の電子機器及び電子機器に用いられる照明装置、液晶装置に関する。
従来、パーソナルコンピュータや携帯電話機等といった電子機器の表示装置として電気光学装置例えば液晶装置が用いられている。この液晶装置は、例えば2枚の基板間に液晶を封入した液晶パネルと、光を出射するLEDと、LEDからの光を液晶パネルに導くための導光板とを備えている。しかし、LEDからの光の拡散性不足により輝度ムラが発生する、という問題があった。
この問題を解決するために、導光板の反射面に拡散パターンとして、直線状の微細な溝を、光源からの光の伝播方向に、不連続に形成する技術が開示されている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−164530号公報([0008])。
しかしながら、上述した技術では、例えば導光板の反射面に形成された凹部は、導光板の長さ方向に設けられているため、光源からの光が導光板の凹部から凹部により形成された領域(隙間)に出射するときに、この出射される光が、光源の正面方向と光の伝播方向とのなす角の角度が小さくなる方向に屈折され、導光板の角部等に光が届かず、輝度ムラが生じるおそれがある、という問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、輝度ムラの発生を抑制可能な照明装置、液晶装置、該液晶装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の主たる観点に係る照明装置は、光源と、前記光源から入射し、前記光源の正面方向から外側に開いた方向である第1の角度をなす第1の方向に進む光を、前記第1の方向から外側の方向である前記第1の角度より大きい第2の角度をなす第2の方向に屈曲させる複数の突形状部または凹形状部を有する導光部とを具備することを特徴とする
ここで、「屈曲」とは、例えば屈折、干渉、反射、散乱等を含む。また、「複数の突形状部または凹形状部」は、例えば波形の凹凸形状も含む。また、第1の角度及び第2の角度は、例えば光源の正面方向を基準にしている。
本発明では、光源と、光源から入射し、光源の正面方向から外側に開いた方向である第1の角度をなす第1の方向に進む光を、第1の方向から外側の方向である第1の角度より大きい第2の角度をなす第2の方向に屈曲させる複数の突形状部または凹形状部を有する導光部とを備えているので、例えば第1の方向に進む光を、正面方向と光の進む方向とのなす角の角度が大きくなるように第2の方向に例えば屈曲させることができる。従って、従来では光源からの光が不足するおそれのあった第2の方向により多くの光を導き、輝度ムラの発生を抑制することができる。
本発明の他の観点に係る照明装置は、光源と、該光源の光出射面に対向する光入射面及び該光入射面に隣接する光出射面を備える導光部とを有し、前記導光部の光出射面は、筋状に複数の突形状部または凹形状部を有し、前記突形状部または凹形状部は、前記筋の延在方向と直交する方向と前記光入射面とのなす角が、前記光源から入射した光と前記光入射面とのなす角より大きくなるように形成された境界面を有することを特徴とする。
ここで、「筋状」とは、例えば複数の突形状部(プリズム)や波形の凹凸の山頂等が連なった状態をいう。
本発明では、光源と、該光源の光出射面に対向する光入射面及び該光入射面に隣接する光出射面を備える導光部とを有し、導光部の光出射面は、筋状に複数の突形状部または凹形状部を有し、突形状部または凹形状部は、筋の延在方向と直交する方向と前記光入射面とのなす角が、光源から入射した光と光入射面とのなす角より大きくなるように形成された境界面を有するので、例えば光源から出射され突形状部または凹形状部内を進み境界面に達した光を境界面で、光の進む方向と光入射面とのなす角の角度が小さくなるように例えば屈曲させることができる。従って、従来では光源からの光が不足するおそれのあった方向により多くの光を導き、輝度ムラの発生を抑制することができる。
本発明の一の形態によれば、前記複数の突形状部または凹形状部は、前記正面方向の前記光源の中心軸に対して左右対称に設けられていることを特徴とする。これにより、複数の突形状部または凹形状部は、光源の正面方向の光源の中心軸に対して左右対称に設けられているので、光源の中心軸を軸としてそれぞれ左右両側に例えば第1の角度等で出射された光を、正面方向と光の伝播方向とのなす角の角度がそれぞれ大きくなる第2の方向等に積極的に導き、結果として、光源の中心軸に対して左右逆向きとなるように光を屈曲させ、光源の中心軸に対して直交する方向に亘って輝度ムラを抑制することができる。
本発明の一の形態によれば、前記複数の突形状部または凹形状は、前記導光部の表面及び裏面のうち少なくとも一方に形成されていることを特徴とする。これにより、複数の突形状部または凹形状部は、導光部の表面及び裏面のうち少なくとも一方に形成されているので、例えば表面及び裏面に複数の突形状部または凹形状部が形成されている場合には、光の屈曲効果をより増大させることで、効果的かつ確実に光を第2の方向に屈曲させ輝度ムラの発生を抑制することができる。また、例えば導光部の表面に複数の突形状部または凹形状部を配置することで、例えば偏光板との関係で光学的な縞模様が生じることを防止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記光源は、前記導光部の光入射面側に配置された複数の第1の光源を有し、前記複数の突形状部または凹形状部は、前記複数の第1の光源からそれぞれ出射され前記第1の方向に進む光をそれぞれ前記第2の方向に屈曲させる複数の第1、第2の突形状部または凹形状部を有することを特徴とする。これにより、複数の突形状部または凹形状部は、複数の第1の光源からそれぞれ出射され第1の方向に進む光をそれぞれ第2の方向に屈曲させる複数の第1、第2の突形状部または凹形状部を有するので、例えば複数の第1の光源から出射された光を、第1、第2の突形状部または凹形状部によりそれぞれ第2の方向に屈曲させ、第2の方向への光量をより増加させて、より効果的に輝度ムラの発生を抑制することができる。このように、複数の光源を備える場合にも、輝度ムラの発生を抑制することができる。
本発明の一の形態によれば、前記光源は、前記導光部の他の光入射面側に配置された第2の光源を有し、前記複数の突形状部または凹形状部は、前記第2の光源から出射され前記第2の光源の正面方向に対し第3の角度をなす第3の方向に進む光を、前記正面方向に対して前記第3の角度より大きい第4の角度をなす第4の方向に屈曲させる複数の第3の突形状部または凹形状部を有することを特徴とする。これにより、光源は、導光部の他の光入射面側に配置された第2の光源を有し、複数の突形状部または凹形状部は、第2の光源から出射され第2の光源の正面方向に対し第3の角度をなす第3の方向に進む光を、正面方向に対して第3の角度より大きい第4の角度をなす第4の方向に屈曲させる複数の第3の突形状部または凹形状部を有するので、例えば大型の導光部の光入射面側と、他の光入射面側との両側から第1、第2の光源により光を照射する場合に、第1、第2の光源から出射された光を、第1、第2、第3の突形状部または凹形状部によりそれぞれ第2、第4の方向に屈折させ、輝度ムラの発生を抑制することができる。
本発明の一の形態によれば、前記導光部は、前記光源の中心軸を含む当該光源の幅方向の長さより大きい幅を有する所定領域に当該中心軸に平行な方向に直線状に形成された複数の第4の突形状部または凹形状部を有することを特徴とする。これにより、例えば中心軸に平行な方向に直交する方向に凹形状部が直線状に形成されている場合に比べて、光源から中心軸に平行な方向に出射された光が第4の凹凸状部の境界面から外部へ必要以上に出射されることを防止し、光源の正面付近で明るくなり過ぎることを防止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記複数の第4の突形状部または凹形状部の谷部から頂上部までの平均高さは、前記複数の突形状部または凹形状部の平均高さに比べて小さいことを特徴とする。
ここで、「平均高さ」とは、例えば導光部の表面の算術平均粗さRaをいう。算術平均粗さRaは、粗さ曲線からその平均線の方向に基準長さLだけを抜き取り、この抜き取り部分の平均線の方向にX軸を、縦方向にY軸を取り、粗さ曲線をY=f(X)で表したときに、Ra=∫|f(X)|dX/Lで求められる(積分範囲は0〜L)。
これにより、複数の第4の突形状部または凹形状部の谷部から頂上部までの平均高さは、複数の突形状部または凹形状部の平均高さに比べて小さいので、複数の第4の突形状部または凹形状部の平均高さが複数の突形状部または凹形状部の平均高さと同じ場合に比べて、複数の第4の突形状部または凹形状部の外部との境界面の面積が小さくなり、複数の第4の突形状部または凹形状部で屈曲する光の量を複数の突形状部または凹形状部で屈曲する光の量より少なくすることができる。従って、例えば光源の正面側で複数の第4の突形状部または凹形状部により光が屈曲され明るくなり過ぎることを防止することができる。
本発明の一の形態によれば、前記複数の突形状部または凹形状部は、前記正面方向で前記光源に近づくにつれ前記導光板の中心軸から離れるような曲線形状を有することを特徴とする。これにより、複数の突形状部または凹形状部は、正面方向で光源に近づくにつれ導光板の中心軸から離れるような曲線形状を有するので、例えば第4の突形状部または凹形状部と突形状部または凹形状部との境界をなくし輝度の境界をなくすことができる。
本発明の一の形態によれば、前記複数の突形状部または凹形状部は、前記光源の中心軸に対して第5の角度で配置された複数の第5の突形状部または凹形状部と、前記光源の中心軸に対して前記第5の角度より大きい第6の角度で配置された複数の第6の突形状部または凹形状部とを有することを特徴とする。これにより、第4の突形状部または凹形状部と、第6の突形状部または凹形状部とが隣接する場合に第4の突形状部または凹形状部と、第6の突形状部または凹形状部とがなす角の角度に比べて、隣り合う第4の突形状部または凹形状部と第5の突形状部または凹形状部とのなす角の角度、隣り合う第5の突形状部または凹形状部と第6の突形状部または凹形状部とのなす角の角度をそれぞれ小さくすることができる。この結果、隣り合う凹凸状部の角度の違いによる光の強さの違いを抑制することができ各境界での輝度の違いを目立たなくすることができる。
本発明の他の観点に係る液晶装置は、光源と、前記光源から入射し、前記光源の正面方向から外側に開いた方向である第1の角度をなす第1の方向に進む光を、前記第1の方向から外側の方向である前記第1の角度より大きい第2の角度をなす第2の方向に屈曲させる複数の突形状部または凹形状部を有する導光部と、前記導光部に重なるように設けられた液晶パネルとを具備することを特徴とする。
本発明では、光源と、光源から入射し、光源の正面方向から外側に開いた方向である第1の角度をなす第1の方向に進む光を、第1の方向から外側の方向である第1の角度より大きい第2の角度をなす第2の方向に屈曲させる複数の突形状部または凹形状部を有する導光部と、導光部に重なるように設けられた液晶パネルとを備えているので、例えば第1の方向に進む光を、光源の正面方向と光の進む方向とのなす角の角度が大きくなるように第2の方向に例えば屈曲させることができる。従って、従来では光源からの光が不足するおそれのあった第2の方向により多くの光を導き、輝度ムラの発生を抑制することができる。この結果、輝度ムラが抑制された表示品位に優れた液晶装置を得ることができる。
本発明の他の観点に係る電子機器は、上述した照明装置を備えたことを特徴とする。
本発明では、輝度ムラの発生を防止可能な照明装置を備えているので、表示品位に優れた電子機器を得ることができる。
本発明の他の観点に係る照明装置は、光源と、外部との境界面の法線と前記光源の正面とのなす角が、前記境界面に入射した入射光と前記光源の正面とのなす角より大きくなるように形成された前記境界面を備えた凹凸形状部を有する導光部とを具備することを特徴とする。
本発明では、光源と、外部との境界面の法線と光源の正面とのなす角が、境界面に入射した入射光と光源の正面とのなす角より大きくなるように形成された境界面を備えた凹凸形状部を有する導光部とを備えているので、例えば光源から出射され凹凸状部内を進み境界面に達した光を境界面で、光の進む方向と光源の正面とのなす角の角度が小さくなるように例えば屈折させることができる。従って、従来では光源からの光が不足するおそれのあった方向により多くの光を導き、輝度ムラの発生を抑制することができる。
本発明の一の形態によれば、前記所定領域は、前記導光部の長手方向で前記光源側の端から前記導光部の長手方向の長さの少なくとも2/3の長さとなる領域であることを特徴とする。これにより、所定領域は、導光部の長手方向で光源側の端から導光部の長手方向の長さの少なくとも2/3の長さとなる領域であるので、光源の正面付近で確実に第4の凹凸状部による光の屈折を低減し光源の正面付近で明るくなり過ぎることを防止することができると共に、2/3を超える領域では元々光の量が正面付近に比べて少ないので、導光部の長手方向の長さの2/3を超える領域で明るくなり過ぎることもない。
本発明の一の形態によれば、前記光源の中心軸を含む当該光源の幅方向の長さより大きい幅を有する所定領域は、前記導光部の長手方向で前記光源側の端から前記導光部の長手方向の長さの少なくとも1/2の長さとなる領域であることを特徴とする。これにより、光源の正面付近で確実に第4の凹凸状部による光の屈折を低減し光源の正面付近で明るくなりすぎることを防止することができる。また、導光部の長手方向の長さの1/2を超える領域では、曲線形状の凹凸状部が第4の凹凸状部に平行になるように配置されているので、曲線形状の凹凸状部の境界面から光が出射される量を低減することができる。
本発明の一の形態によれば、前記複数の第4の凹凸状部の谷部から頂上部までの平均高さは、前記複数の第5、第6の凹凸状部の平均高さに比べて小さいことを特徴とする。これにより、複数の第4の凹凸状部の平均高さが複数の第5、第6の凹凸状部の平均高さと同じ場合に比べて、複数の第4の凹凸状部で屈折する光の量を複数の第5、第6の凹凸状部で屈折する光の量より少なくすることができる。従って、光源の正面側で複数の第4の凹凸状部の境界面から出る光の量を低減し光源の正面付近で明るくなり過ぎることを防止することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下実施形態を説明するにあたっては、照明装置を備えた液晶装置、具体的には反射半透過型のTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリックス方式の液晶装置及び液晶装置を用いた電子機器について説明するが、これに限られるものではない。また、以下の図面においては各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の概略斜視図、図2は図1の液晶装置のA−A断面図、図3は図1の液晶装置の導光板の平面図、図4は図3の導光板に入射した光の放射角と出光角との関係を示す図、図5は導光板の第1の凹凸状部の概略拡大斜視図である。
(液晶装置の構成)
液晶装置1は、図1、図2に示すように、液晶パネル2と、液晶パネル2に接続された回路基板3と、液晶パネル2に光を照射するための照明装置4とを備えている。なお、液晶装置1は、液晶パネル2を支持するフレーム5等のその他の付帯機構が必要に応じて付設される。
液晶パネル2は、基板6と、基板6に対向するように設けられた基板7と、基板6、7の間に設けられたシール材8及び基板6、7により封止された図示しない液晶とを備えている。液晶には、例えばTN(Twisted Nematic)が用いられている。
基板6及び基板7は、例えばガラスや合成樹脂といった透光性を有する材料からなる板状部材である。基板6の液晶側には、ゲート電極9、ソース電極10、薄膜トランジスタ素子T及び画素電極11が形成されており、基板7の液晶側には、共通電極7aが形成されている。
ゲート電極9はX方向に、ソース電極10はY方向に、それぞれ例えばアルミニウム等の金属材料等によって形成されている。ソース電極10は、例えば図1に示すように上半分が左側に、下半分が右側に引き回されて形成されている。なお、ゲート電極9及びソース電極10の本数は、液晶装置1の解像度や表示領域の大きさに応じて適宜変更可能である。
薄膜トランジスタ素子Tは、ゲート電極9、ソース電極10及び画素電極11にそれぞれ接続される3つの端子を備えている。薄膜トランジスタ素子Tは画素電極11、ゲート電極9、ソース電極10に電気的に接続されている。これにより、ゲート電極9に電圧を印加したときにソース電極10から画素電極11に又はその逆に電流が流れるように構成されている。
また、基板6は、基板7の外縁から張り出した領域(以下、「張り出し部」と表記する)6aを備えている。張り出し部6aの面上には、出力配線12〜14、入力配線15〜17が付設されていると共に、例えば液晶を駆動するためのドライバIC18が実装されている。
出力配線12は、図2に示すように一端部19がドライバIC18のドライバ側出力端子20に接続され、他側がゲート電極9に繋がっている。出力配線13及び出力配線14は、一端部がドライバIC18の図示しないドライバ側出力端子に接続され、他側がソース電極10に繋がっている。
入力配線15は、図2に示すように、一端部22が回路基板3の可撓性基材23の一面側に付設された配線24の一端部にACF25を介して接続され、ドライバIC18側の他端部がドライバIC18のドライバ側入力端子26に接続されている。なお、入力配線16、17は、それぞれ一端部がドライバIC18の図示しないドライバ側入力端子に接続され、他端部が可撓性基材23の一面側に付設された図1に示す配線27、28にACF25を介して接続されている。
ドライバIC18は、ドライバIC18の基材と、基材の基板6と対向する実装面側に突設されたドライバ側入力端子26、ドライバ側出力端子20とを備えている。ドライバIC18は接着材等により基板6側に接着されている。
回路基板3は、図1、図2に示すように、一端部が張り出し部6aに例えばACF25を介して接続されていると共に曲げて設けられて、図2に示すように、他端部が反射板32に接続されている。回路基板3は、可撓性基材23と、可撓性基材23の一面(内面)側に設けられた配線24、27及び28とを備えている。可撓性基材23には、例えばこの他にも図示しない半導体IC等が実装されている。
可撓性基材23は、回路基板3の基材として用いられており、例えば構成材料には樹脂材料等が用いられている。樹脂材料としては、例えばポリイミドが用いられている。
配線24、27及び28は、可撓性基材23の一面(内面)側に設けられている。配線24は、図2に示すように張り出し部6a側の一端部がACF25を介して入力配線15の一端部22に接続されており、他端部は図示しない半導体ICに接続されている。配線27、28は、一端部がACF25を介して入力配線16、17に接続されており、他端部は例えば図示しない半導体ICに接続されている。
照明装置4は、図2に示すように、液晶パネル2に重なるように設けられた導光板30と、光源としてのLED31とを備えている。なお、導光板30の外側には、例えば反射板32が導光板30に重なるように配置されている。
導光板30は、図3に示すように、LED31から出射された光を屈折させる複数の突形状部または凹形状部としての第1の凹凸状部30Aと、LED31側に配置された光入射面としての一側面30Bと、LED31側とは反対側に一側面30Bと平行に設けられた他側面30Cと、一側面30Bに隣接する光出射面30Sとを備えている。導光板30の屈折率は例えば1.5であり、構成材料には例えばアクリル樹脂、ポリイミド等の透明材料が用いられている。
第1の凹凸状部30Aは、図3に示すように、導光板30の一側面30Bに対して傾斜角度θdで光出射面30Sに設けられている。傾斜角度θdは、例えば90度より大きく(好ましくは130度以上)150度以下に設定されている。
図4は、導光板30にLED31から入射した光の放射角θoを横軸にとり出光角θtを縦軸にとったグラフである。放射角度θoは、図3に示すように、導光板30の一側面30Bと、LED31から出射される光の伝播方向とのなす角である放射角の角度である。LED31から出射された光は例えば放射角θoが20度から160度の範囲で出射される。図3の放射角θoは放射角が20度のときを示し、放射角θo´は放射角が160度のときを示している。出光角度θtは、図3に示すように、導光板30の一側面30Bと、第1の凹凸状部30Aで屈折された屈折光の伝播方向とのなす角である出光角の角度である。図4は、傾斜角度θdをそれぞれ50度から180度の間で所定角度間隔(例えば10度)変更して、放射角度θoに対する出光角度θtを測定した結果である。
図4に示すように、所定の(例えば30度の)放射角度θoで光を射出したときに、従来のように傾斜角度が90度の場合に比べて傾斜角度θdが90度より大きく150度以下の場合に出光角度θtが小さくなる。
また、図4に示すように、所定の(例えば30度の)放射角度θoで光を射出したときに、従来のように傾斜角度が90度の場合に比べて傾斜角度θdが0度から90度、160度から180度の場合に出光角度θtが大きくなる。
第1の凹凸状部30Aは、図5に示すように、外部との境界面Kの法線nとLED31の正面(を含む平面)とのなす角θ9が、境界面Kに入射した入射光とLED31の正面(を含む平面)とのなす角θ10より大きくなるように形成された境界面Kを備えている。つまり、図5に示すように、第1の凹形状部30Aは、例えば第1の凹凸状部30Aの頂部である筋の延在方向E1と直交する方向E2と導光板30の光入射面としての一側面30Bとのなす角θ9が、LED31から入射した光と一側面30Bとのなす角θ10より大きくなるように形成された境界面Kを有している。
第1の凹凸状部30Aは、図3に示すように、傾斜方向に筋状に複数設けられている。筋状とは、例えば複数の波形の第1の凹凸状部30Aの山頂等が連なった状態をいう。なお、第1の凹凸状部30Aは、傾斜方向で連続的に設ける(一本の直線になる)ようにしてもよい。第1の凹凸状部30Aは、図3に示すように、LED31の正面方向(X方向)のLED31の中心軸X´に対して左右対称にそれぞれ設けられている。第1の凹凸状部30Aは、例えばLED31に近づくにつれLED31の中心軸X´から離れるように傾斜して設けられている。
第1の凹凸状部30Aの表面粗さRaは、例えば0.4μm〜0.7μmである。
第1の凹凸状部30Aの凹部(谷部)30Vの角度θvは、図5に示すように、例えば0度より大きく40度以下となるように設定されている。これにより、角度θvを40度以下とすることで、第1の凹凸状部30Aに入射した光が基板6側に出射されなくなることを防止することができる。
第1の凹凸状部30Aは、図2に示すように例えば導光板30の表面(光出射面)に形成されている。導光板30の裏面には、図2に示すように、導光板30の長手方向に亘る凹凸状部30Dが形成されている。
LED31は、図2、図3に示すように導光板30の一側面30Bに隣接して配置されると共に、図3に示すように導光板30の幅方向(Y方向)中央に配置されている。
(作用)
LED31は、図3に示すように、放射角度θoが20度から160度の範囲で光を出射する。
図3に示すように、例えばLED31から放射角度θoで(LED31の正面方向(中心軸X´)に対して第1の角度θ1(=90°−θo)をなす第1の方向に)出射された光は、図3、図5に示すように、第1の凹凸状部30Aに入射角θAで入射し、中心軸X´方向に対して第1の角度θ1より大きい第2の角度θ2をなす第2の方向に屈折角θBで屈折する。このとき、図3、図5に示すように、スネルの法則により、屈折角θBは入射角θAより大きくなる。
例えば、第1の凹凸状部30Aを通過する光は、出光角度θtが放射角度θoより小さくなるように屈折する。例えば、LED31から放射角度θo=30度で出射された光は、第1の凹凸状部30Aにより出光角度θt=19度となるように屈折される。
その結果、図3に示すように、導光板30のLED31に近い2つの角部に近い領域Sに光が導かれる。
(液晶装置1の製造方法)
次に、液晶装置1の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図6は第1の実施形態の液晶装置1の製造工程を示すフローチャートである。なお、本実施形態では、導光板30に第1の凹凸状部30Aを形成する工程(S4)について中心的に説明する。
まず、液晶パネル2を製造する(S1)一方で、回路基板3を製造し(S2)、ACF25を介して回路基板3を液晶パネル2に接続する(S3)。
次いで、例えば第1の凹凸状部30Aを形成するための凹凸が形成された金型と、凹凸状部30Dを形成するための凹凸が形成された金型との間に、導光板30の樹脂材料を射出し封入する。次いで、樹脂材料が硬化した後に、金型を分離し、表面に第1の凹凸状部30A、裏面に凹凸状部30Dが形成された導光板30を製造する(S4)。
続いて、液晶パネル2にフレーム5、導光板30及び反射板32を固定し、回路基板3を曲げて回路基板3の他端部を例えば反射板32に接着する等して液晶装置1を製造する(S5)。
以上で液晶装置1の製造方法についての説明を終了する。
このように本実施形態によれば、光を出射するLED31と、正面方向(X方向)から外側に開いた方向である第1の角度θ1をなす第1の方向に進む光を、正面方向(X方向)を基準にして第1の方向から外側の方向である第1の角度より大きい第2の角度θ2をなす第2の方向に屈折させる第1の凹凸状部30Aが配置された導光板30とを備えているので、例えば第1の方向に進む光を、正面方向(X方向)と光の伝播方向とのなす角の角度が大きくなるように(出光角度θtが小さくなるように)第2の方向に屈折させることができる。従って、従来ではLED31からの光が不足するおそれのあった第2の方向(領域S)により多くの光を導き、輝度ムラの発生を抑制することができる。
また、第1の凹凸状部30Aは、LED31の中心軸X´に対して左右対称にそれぞれ設けられている。これにより、lED31の中心軸X´を軸としてそれぞれ左右両側に例えば第1の角度θ1等で出射された光を、正面方向(X方向)と光の伝播方向とのなす角の角度がそれぞれ大きくなる第2の方向等に積極的に導き、それぞれの領域Sを明るくし、LED31の中心軸X´に対して直交する方向に亘って輝度ムラを抑制することができる。
更に、第1の凹凸状部30Aは、図2に示すように導光板30の表面(光出射面30S)に形成されている。導光板30の裏面には、図2に示すように、導光板30の長手方向に亘る凹凸状部30Dが形成されている。これにより、例えば導光板30の表面(光出射面30S)及び裏面での光の屈折効果等をより増大させることで、効果的かつ確実に光を第2の方向に光を屈折させ輝度ムラの発生を抑制することができる。また、例えば導光板30の表面に第1の凹凸状部30Aを配置することで、例えば図示しない偏光板との関係で光学的な縞模様が生じることを防止することができる。
(第1の変形例)
次に、第1の変形例の液晶装置を図面を参照しながら説明する。なお、本変形例以降においては、第1の実施形態の構成要素と共通する構成要素等については、第1の実施形態の構成要素と同一の符号を付しその説明を省略し異なる箇所を中心的に説明する。
図7は第1の変形例の液晶装置の導光板の概略平面図である。
本変形例の液晶装置は、第1の実施形態の導光板30に代えて図7に示す導光板40を備えている。
導光板40は、図7に示すように、複数の第4の凹凸状部41が配置された中央領域40Aと、中央領域40Aの両隣に設けられ第1の実施の形態と同様に第1の凹凸状部30Aが配置された領域40B、40Cとを備えている。
中央領域40Aの幅w2は、図7に示すように、例えばLED31の幅w1より長い。例えばLED31の幅w1が2mmのときには、中央領域40Aの幅w2は3〜4mm程度である。
中央領域40Aに配置された複数の第4の凹凸状部41は、図7に示すように、LED31の中心軸X´の近くで中心軸X´の方向(X方向)に直線状に複数配列されると共に導光板40の幅方向(Y方向)に所定間隔で複数配列されている。
このように本変形例によれば、導光板40は、LED31の中心軸X´の近くで中心軸X´の方向(X方向)に直線状に形成された複数の第4の凹凸状部41を備えているので、例えば中心軸X´の方向(X方向)に直交する方向(Y方向)に凹凸状部が直線状に形成されている場合に比べて、LED31から中心軸X´の方向(X方向)に出射された光が第4の凹凸状部41の境界面から外部へ必要以上に出射されることを防止し、LED31の正面付近で明るくなり過ぎることを防止することができる。
図8は本発明に係る他の導光板の概略平面図である。
導光板30´は、図7に示す導光板30に比べて、中央領域40Aが配置されている領域が異なっている。
導光板30´の中央領域40Aは、図8に示すように、導光板30´のLED31側の端から導光板30´の長手方向(X方向)の長さLの2L/3の長さで配置されている。
これにより、LED31の正面付近で確実に第4の凹凸状部41の境界面から出る光の量を低減しLED31の正面付近で明るくなり過ぎることを防止することができると共に、2L/3を超える領域では元々光の量が正面付近に比べて少ないので、導光板30´の長手方向の長さの2L/3を超える領域で明るくなり過ぎることもない。
図9は図7、図8の液晶装置の導光板のB−B断面図である。
なお、上記変形例1などにおいて、図9に示すように、複数の第4の凹凸状部41の算術平均粗さRaが、複数の第1の凹凸状部30Aの算術平均粗さRaに比べて小さくなるようにしてもよい。例えば複数の第4の凹凸状部41の谷部から頂上部までの平均高さは、複数の第1の凹凸状部30Aの平均高さに比べて小さい。例えば第1の凹凸状部30Aの算術平均粗さRaを0.4μm〜0.7μmに設定し、第4の凹凸状部41の算術平均粗さRaを0.1μm〜0.4μm未満に設定すればよい。ここで、算術平均粗さRaは、粗さ曲線からその平均線の方向に基準長さLだけを抜き取り、この抜き取り部分の平均線の方向にX軸を、縦方向にY軸を取り、粗さ曲線をY=f(X)で表したときに、Ra=∫|f(X)|dX/Lで求められる(積分範囲は0〜L)。
このような構成によれば、複数の第4の凹凸状部41の算術平均粗さRaは、複数の第1の凹凸状部30Aの算術平均粗さRaに比べて小さいので、複数の第4の凹凸状部41の算術平均粗さRaが複数の第1の凹凸状部30Aの算術平均粗さRaと同じ場合に比べて、複数の第4の凹凸状部41の境界面から出射する光の量を複数の第1の凹凸状部30Aの境界面から出射する光の量より少なくすることができる。従って、例えばLED31の正面側の中央領域40aで複数の第4の凹凸状部41の境界面から出る光により正面付近が明るくなり過ぎることを防止することができる。
(第2の変形例)
次に、第2の変形例の液晶装置を図面を参照しながら説明する。
図10は第2の変形例の液晶装置の導光板の概略平面図である。
本変形例の液晶装置は、第1の変形例の導光板40に代えて図10に示す導光板50を備えている。
導光板50は、図10に示すように、第1の変形例の導光板40と同様に中央領域40Aを備え、導光板50の幅方向(Y方向)の両外側領域に領域50A、50Bを備え、中央領域40Aと領域50Aとの間に中間領域50Cを備え、中央領域40Aと領域50Bとの間には中間領域50Dを備えている。
領域50A、50Bには、第1の凹凸状部30Aと同様の第6の凹凸状部61が複数形成されている。
中間領域50Cには、導光板50の一側面30Bに対して傾斜角度θdより小さく90度より大きい第6の角度θdで傾斜して設けられた第5の凹凸状部51が配置されている。第5の凹凸状部51は、第4の凹凸状部41に対して第5の角度θ5で配置されると共に、第6の凹凸状部61は、第4の凹凸状部41に対して第5の角度θ5より大きい第6の角度θ6で配置されている。すなわち、第5の凹凸状部51は、一側面30Bに対して、第6の凹凸状部61より傾斜して(起きるように)配置されている。
第5の凹凸状部51は、第6の凹凸状部61より導光板50の幅方向でより中心側の領域に配置されている。
複数の第4の凹凸状部41の算術平均粗さRaは、複数の第6の凹凸状部61の算術平均粗さRa、複数の第5の凹凸状部51の算術平均粗さRaに比べて小さい。例えば第6の凹凸状部61の算術平均粗さRa、第5の凹凸状部51の算術平均粗さRaは0.4μm〜0.7μmに設定されており、第4の凹凸状部41の算術平均粗さRaは0.1μm〜0.4μm未満に設定されている。
本変形例では、導光板50は、第4の凹凸状部41に対して第5の角度θ5で配置された第5の凹凸状部51と、第4の凹凸状部41に対して第5の角度θ5より大きい第6の角度θ6で配置された第6の凹凸状部61とを備えている。つまり、第6の凹凸状部61と、第4の凹凸状部41との間に、一側面30Bに対してより傾斜して配置された第5の凹凸状部51を備えている。
これにより、第4の凹凸状部41と、第6の凹凸状部61とが隣接する場合に第4の凹凸状部41と、第6の凹凸状部61とがなす角の角度に比べて、第4の凹凸状部41と第5の凹凸状部51とのなす角の第5の角度θ5、第5の凹凸状部51と第6の凹凸状部61とのなす角の角度(θ6−θ5)とをそれぞれ小さくすることができる。この結果、角度の違いにより凹凸状部からの光の強さの違いを抑制することができ各境界での輝度の違いを目立たなくすることができる。
また、複数の第4の凹凸状部41の算術平均粗さRaは、複数の第6の凹凸状部61の算術平均粗さRa、複数の第5の凹凸状部51の算術平均粗さRaに比べて小さい。これにより、複数の第4の凹凸状部41から出る光の量を複数の第6の凹凸状部61、第5の凹凸状部51から出る光の量より少なくすることができる。従って、例えばLED31の正面側で複数の第4の凹凸状部41の境界面から多くの光が出て明るくなり過ぎることを防止することができる。なお、複数の第6の凹凸状部61の平均粗さRaと、複数の第5の凹凸状部51の平均粗さRaとは、いずれか一方が他方より大きくてもよいし、同じでもよい。
図11は本発明に係る他の液晶装置の導光板の概略平面図である。
導光板60は、図10に示す導光板50に比べて、第7の凹凸状部60Aの形状が異なっている。
導光板60は、LED31の正面方向(X方向)でLED31に近づくにつれLED31の中心軸X´から離れるような曲線形状を有する第7の凹凸状部60Aを複数備えている。図11に示すように、例えば導光板60の長手方向(X方向)で、LED31からに離れた領域R1と、LED31に近い領域R2とで比べると、第7の凹凸状部60Aは、領域R2での導光板60の一側面60Bに対する傾斜角度θdが領域R1での傾斜角度θd´より大きくなっている。第7の凹凸状部60Aは、導光板60の表面で連続的に配置されている。第7の凹凸状部60Aは、LED31の正面方向(X方向)に平行なLED31の中心軸X´に対して左右対称にそれぞれ設けられている。なお、第7の凹凸状部60Aは、導光板60の表面に不連続的に配置されていてもよい。
これにより、第7の凹凸状部60Aで光が屈折する位置が連続的に変化するのに伴い光の屈折角が連続的に変化するようにして輝度の違いをより低減し境界を目立たなくすることができる。
なお、図示は省略するが、図10、図11に示した導光板50、60において、LED31の正面側の領域に、LED31側の端から導光板50、60の長手方向の長さLのL/2の長さで第4の凹凸状部41を有する中央領域を配置するようにしてもよい。
これにより、LED31の正面付近で確実に第4の凹凸状部41から出る光の量を低減しLED31の正面付近で明るくなりすぎることを防止することができる。また、この場合、図示は省略したが、導光板50、60の長手方向の長さLの1/2を超える領域では、第5の凹凸状部51、曲線形状の第7の凹凸状部60Aが第4の凹凸状部41に平行に近くなるように配置されるので、光が出る量を低減することができる。なお、長さLの1/2は1/2に限定されるものではなく導光板50、60の面上の明るさを調整するために最適な長さを選定できる。
(第3の変形例)
次に、第3の変形例の液晶装置を図面を参照しながら説明する。
図12は第3の変形例の液晶装置の導光板の概略平面図である。
本変形例の液晶装置は、第1の変形例の導光板40に代えて図12に示す導光板70を備えると共に、LED31A,31Bを備えている。
LED31A,31Bは、図12に示すように導光板70の一側面30Bに沿うように配置されている。
導光板70は、図12に示すように、幅方向(Y方向)の中央に配置された中央領域70Aと、LED31Aの正面側に配置された領域70Bと、領域70Bを中心に領域70Bの両側に左右対称に設けられた傾斜領域70C、70Dとを備えている。なお、各領域は、導光板70の中心軸X´に左右対称に配置されている。
中央領域70A及び領域70Bには、複数の第4の凹凸状部41が配置されている。
傾斜領域70C、70Dには、図12に示すように、LED31A、31Bから放射角度θoで出射された光を放射角度θoより小さい出光角度θtで屈折させる第1の凹凸状部30Aが複数配置されている。例えばLED31AからLED31の正面方向(中心軸X2´)に対して第1の角度θ1(=90°−θo)をなす第1の方向に出射された光は、第1の凹凸状部30Aに入射し、中心軸X2´方向に対して第1の角度θ1より大きい第2の角度θ2をなす第2の方向に屈折する。
本変形例では、LED31Aから出射され中心軸X2´方向に対して第1の角度θ1をなす第1の方向に進む光を中心軸X2´方向に対して第2の角度θ2をなす第2の方向に屈折させる複数の第1の凹凸状部30Aを備えているので、例えばLED31Aから出射された光を、複数の第1の凹凸状部30Aにより第2の方向に屈折させ、第2の方向への光量をより増加させて、より効果的に輝度ムラの発生を抑制することができる。
このとき、LED31A、31Bの正面側の領域70Bには、複数の第4の凹凸状部41が配置されているので、LED31A、31Bの正面の近く等で光が必要以上に漏れて明るくなり過ぎることを防止することができる。
(第4の変形例)
次に、第4の変形例の液晶装置を図面を参照しながら説明する。
図13は第4の変形例の液晶装置の導光板の概略平面図である。
本変形例の液晶装置は、第3の変形例の導光板70に代えて、導光板80を備えている。
導光板80は、図13に示すように、中心軸Y´に対称に、LED31C、31D、第3の凹凸状部30A´、第4の凹凸状部41が配置されている。中心軸Y´は、導光板80の長手方向(X方向)に直交するY方向に平行な軸であり、この長手方向(Y方向)の中央を通過している。
LED31C、31Dは、図13に示すように、導光板80の他側面30CにLED31A、31Bに対応(対向)するように配置されている。なお、LED31C、31Dは、LED31A、31Bに対応(対向)せずにずれて配置されていてもよい。
導光板80は、LED31Cから出射され他側面30Cに対して第3の角度θ3で進む光を、正面方向(X方向)に対して第3の角度θ3より大きい第4の角度θ4をなす方向に屈折させる第3の凹凸状部30A´を備えている。
このように本変形例によれば、導光板80の他側面30Cに配置されたLED31C、31Dを備え、導光板80は、LED31Cから出射され他側面30Cに対して第3の角度θ3で進む光を、正面方向に対して第3の角度θ3より大きい第4の角度θ4をなす方向に屈折させる第3の凹凸状部30A´を備えている。これにより、例えば大型の導光板80の一側面30B側と、他側面30C側との両側からLED31A、31B、31C及び31Dにより光を照射する場合に、LED31A、31Bから出射された光を、第1の凹凸状部30Aによりそれぞれ第2の方向等に屈折させ、それぞれ領域Sに光を導き、輝度ムラの発生を抑制することができると共に、LED31C、31Dから出射された光を、第3の凹凸状部30A´によりそれぞれ屈折させ、それぞれ領域S´に光を導き、輝度ムラの発生を抑制することができる。
なお、上記実施形態等では、例えば図2に示すように導光板30の第1の凹凸状部30Aの断面形状が不規則な山と谷とを有する形状である例を示した。しかし、導光板の凹凸状部の断面形状はこれに限定されない。
図14は本発明に係る他の液晶装置の導光板の概略平面図である。
例えば導光板90は、図2に示す第1の凹凸状部30Aの代わりに、第1の凹凸状部30Aが配置されていた位置に平面的に重なるようにプリズム90Aが複数形成されている。プリズム90Aの先端部(稜線)と、導光板90の一側面とのなす角の角度は、90度より大きく(好ましくは130度以上)150度以下に設定されている。導光板90の裏面側には、導光板90の長手方向に亘る凹凸状部90Bが形成されている。
これにより、LED31から出射されLED31の中心軸X´に対して第1の角度θ1をなす第1の方向に進みプリズム90Aに入射した光をプリズム90Aにより第1の角度θ1より大きい第2の角度θ2の方向に屈折させることができる。従って、従来ではLED31からの光が不足するおそれのあった第2の方向により多くの光を導き、輝度ムラの発生を抑制することができる。
(第2の実施形態・電子機器)
次に、上述した液晶装置1を備えた電子機器について説明する。
図15は本発明に係る携帯電話機の外観概略図、図16はパーソナルコンピュータの外観概略図である。
例えば、携帯電話機500は、図15に示すように複数の操作ボタン571の他、受話口572、送話口573を有する外枠に例えば、液晶装置1を備えている。
また、パーソナルコンピュータ600は、図16に示すようにキーボード681を備えた本体部682と、液晶表示ユニット683とから構成されており、液晶表示ユニット683は外枠に例えば、液晶装置1を備えている。
これらの電子機器は、液晶装置1の他に図示しないが表示情報出力源、表示情報処理回路等の様々な回路及びそれらの回路に電力を供給する電源回路等からなる表示信号生成部等を含んで構成される。
更に液晶装置1には例えば、パーソナルコンピュータ600の場合にあってはキーボード681から入力された情報に基づき表示信号生成部によって生成された表示信号が供給されることによって、表示画像が液晶装置1に表示される。
本実施形態によれば、輝度ムラの発生を抑制可能な液晶装置1を備えるので、表示品位に優れた電子機器を得ることができる。
尚、電子機器としては、他に液晶装置が搭載されたタッチパネル、プロジェクタ、液晶テレビやビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション、ページャ、電子手帳、電卓等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、上述した例えば液晶装置1が適用可能なのは言うまでもない。
また、本発明は上述したいずれの実施形態にも限定されず、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更して実施できる。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、上述した各実施形態及び変形例を組み合わせ得る。
例えば上述した実施形態では、液晶装置の一例として薄膜トランジスタ素子アクティブマトリクス型の液晶装置について説明したがこれに限られるものではなく、例えば、薄膜ダイオード素子アクティブマトリクス型やパッシブマトリクス型の液晶装置であってもよい。
本発明に係る第1の実施形態の液晶装置の概略斜視図である。 図1の液晶装置のA−A断面図である。 図1の液晶装置の導光板の平面図である。 図3の導光板に入射した光の放射角と出光角との関係を示す図である。 導光板の第1の凹凸状部の概略拡大斜視図である。 図1の液晶装置の製造工程を示すフローチャートである。 第1の変形例の液晶装置の導光板の概略平面図である。 本発明に係る他の導光板の概略平面図である。 図7、図8の液晶装置の導光板のB−B断面図である。 第2の変形例の液晶装置の導光板の概略平面図である。 本発明に係る他の液晶装置の導光板の概略平面図である。 第3の変形例の液晶装置の導光板の概略平面図である。 第4の変形例の液晶装置の導光板の概略平面図である。 本発明に係る他の液晶装置の導光板の概略平面図である。 本発明に係る携帯電話機の外観概略図である。 パーソナルコンピュータの外観概略図である。
符号の説明
θd 傾斜角度、 θo 放射角度、 θ1 第1の角度、 θ2 第2の角度、 θ3 第3の角度、 θ4 第4の角度、 θt 出光角度、 θA 入射角、 θB 屈折角、θ5 第5の角度、 θ6 第6の角度、 θ9 第9の角度、 θ10 第10の角度、 K 境界面、 n 法線、 Ra 平均粗さ、 R1,R2,S,40B,40C,50A,50B,70B 領域、 T 薄膜トランジスタ素子、 X´,X2´,Y´ 中心軸、 1 液晶装置、 2 液晶パネル、 3 回路基板、 4 照明装置、 5 フレーム、 6,7 基板、 6a 張り出し部、 7a 共通電極、 8 シール材、 9 ゲート電極、 10 ソース電極、 11 画素電極、 12〜14 出力配線、 15〜17 入力配線、 18 ドライバIC、 19,22 一端部、 20 ドライバ側出力端子、 23 可撓性基材、 24,27,28 配線、 25 ACF、 26 ドライバ側入力端子、 30,40,50,60,70,80,90 導光板、 30A 第1の凹凸状部、 30B,60B 一側面、 30C 他側面、 30D,90B 凹凸状部、 30S 光出射面、 31,31A,31B,31C,31D LED、 32 反射板、 40A,70A 中央領域、 41 第4の凹凸状部、 50C,50D中間領域、 51 第5の凹凸状部、 60A 第7の凹凸状部、 61 第6の凹凸状部、 70C,70D 傾斜領域, 90A プリズム、 500 携帯電話機、 600 パーソナルコンピュータ

Claims (12)

  1. 光源と、
    前記光源から入射し、前記光源の正面方向から外側に開いた方向である第1の角度をなす第1の方向に進む光を、前記第1の方向から外側の方向である前記第1の角度より大きい第2の角度をなす第2の方向に屈曲させる複数の突形状部または凹形状部を有する導光部と
    を具備することを特徴とする照明装置。
  2. 光源と、
    該光源の光出射面に対向する光入射面及び該光入射面に隣接する光出射面を備える導光部とを有し、
    前記導光部の光出射面は、筋状に複数の突形状部または凹形状部を有し、
    前記突形状部または凹形状部は、前記筋の延在方向と直交する方向と前記光入射面とのなす角が、前記光源から入射した光と前記光入射面とのなす角より大きくなるように形成された境界面を有することを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1に記載の照明装置であって、
    前記複数の突形状部または凹形状部は、前記正面方向の前記光源の中心軸に対して左右対称に設けられていることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の照明装置であって、
    前記導光部は、板形状を有しており、
    前記複数の突形状部または凹形状部は、前記導光部の表面及び裏面のうち少なくとも一方に形成されていることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の照明装置であって、
    前記光源は、前記導光部の光入射面側に配置された複数の第1の光源を有し、
    前記複数の突形状部または凹形状部は、前記複数の第1の光源からそれぞれ出射され前記第1の方向に進む光をそれぞれ前記第2の方向に屈曲させる複数の第1、第2の突形状部または凹形状部を有することを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載の照明装置であって、
    前記光源は、前記導光部の他の光入射面側に配置された第2の光源を有し、
    前記複数の突形状部または凹形状部は、前記第2の光源から出射され前記第2の光源の正面方向に対し第3の角度をなす第3の方向に進む光を、前記正面方向に対して前記第3の角度より大きい第4の角度をなす第4の方向に屈曲させる複数の第3の突形状部または凹形状部を有することを特徴とする照明装置。
  7. 請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の照明装置であって、
    前記導光部は、前記光源の中心軸を含む当該光源の幅方向の長さより大きい幅を有する所定領域に当該中心軸に平行な方向に直線状に形成された複数の第4の突形状部または凹形状部を有することを特徴とする照明装置。
  8. 請求項7に記載の照明装置であって、
    前記複数の第4の突形状部または凹形状部の谷部から頂上部までの平均高さは、前記複数の突形状部または凹形状部の平均高さに比べて小さいことを特徴とする照明装置。
  9. 請求項1から請求項8のうちいずれか一項に記載の照明装置であって、
    前記複数の突形状部または凹形状部は、前記正面方向で前記光源に近づくにつれ前記導光板の中心軸から離れるような曲線形状を有することを特徴とする照明装置。
  10. 請求項1から請求項9のうちいずれか一項に記載の照明装置であって、
    前記複数の突形状部または凹形状部は、前記光源の中心軸に対して第5の角度で配置された複数の第5の突形状部または凹形状部と、前記光源の中心軸に対して前記第5の角度より大きい第6の角度で配置された複数の第6の突形状部または凹形状部とを有することを特徴とする照明装置。
  11. 光源と、
    前記光源から入射し、前記光源の正面方向から外側に開いた方向である第1の角度をなす第1の方向に進む光を、前記第1の方向から外側の方向である前記第1の角度より大きい第2の角度をなす第2の方向に屈曲させる複数の突形状部または凹形状部を有する導光部と、
    前記導光部に重なるように設けられた液晶パネルと
    を具備することを特徴とする液晶装置。
  12. 請求項1から請求項10に記載のうちいずれか一項に記載の照明装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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