JP2008234475A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の時間に渡って使用されないと、消費電力を削減する処理を行う場合、その所定の時間(最長待機時間)を適切に制御する。
【解決手段】制御部は、消費電力削減処理対象のデバイスを使用する処理部から最長待機時間の要求と、使用終了通知とを受信し(ステップS11b)、使用する処理部から要求された最長待機時間を記憶し(ステップS11d、ステップS11g、ステップS11h)、それらの時間から、制御部が使用する最長待機時間を決定する(ステップS11e)。
【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置に係り、特に、その装置の動作のために消費される電力の削減処理に関する。
情報処理装置の動作のために消費される電力を削減する処理が知られている。例えば、装置の各デバイスの動作クロックの変更、動作電圧の変更、表示輝度の変更、電源供給を停止するなどである。このような処理は、電池に蓄えられた電力によって動作する装置、例えば、移動通信端末装置で特に重要である。なお、装置の各デバイスとは、主記憶部、外部記憶媒体接続部、外部記憶媒体、LCDなどの表示部、表示部またはキーからなる入力装置のバックライト、通信部、カメラ、符号化または復号を行う画像及び/または音声処理部、音声増幅部、更には、装置のCPUなどであり、一括して、または個別に消費電力の削減処理が行われる。
そして上記のような消費電力の削減によって、電池の充電、または電池の交換までの時間を長くすることを可能とすることができる。
また、電池に蓄えられた電力の量が所定の閾値未満である場合、消費電力を削減する処理が行われ、または、消費電力を一層削減する処理が行われることが知られている。
しかしながら、これらの消費電力の削減処理が施されたデバイスが使用されることとなり、通常動作への復旧をする際、直ちにそのデバイスが使用可能にならない、または、直ちに性能が復旧しない可能性がある。そのため、装置の応答性が悪化し、使用者の操作性を損なう可能性がある。更には、その復旧のための動作に消費される電力は、通常動作で用いられる電力ではないため、直ちには使用者への機能提供につながらず、好ましい消費電力ではない。そこで、如何なる状況において消費電力の削減を行うかの判断が重要である。
装置のあるデバイスが使用されていない場合、そのデバイスへの電源供給を停止することは、消費電力削減のために有効であるが、上述のような問題が発生する恐れがある。例えば、電源供給が停止されていた外部記憶媒体へのアクセスを再開するには、外部記憶媒体に蓄えられたその媒体固有の情報の読み込みと、認証処理の時間を要する。また、外部記憶媒体がディスク装置の場合、更に、ディスク媒体が所定の速度で回転するまでの時間を要する。
そこで、消費電力の削減処理を行う前にディスク装置に蓄えられた情報を装置本体の記憶部に記憶させ、装置は、通常動作への復旧の際、可能な限り装置本体の記憶部に蓄えられた情報によって動作することによって、装置の応答性の悪化を抑えた消費電力を削減する処理が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−164203号公報(第2頁、図3)
しかしながら、上述した特許文献1に開示されている方法では、装置本体の記憶部に蓄えられた情報によって装置が動作できない場合、装置の応答性が悪化し、使用者の操作性を損なう問題点が解決されていない。例えば、記憶媒体がSDカードであり、その記憶媒体の動作に先立って認証処理が必須な場合、その認証処理の時間を削減することができない問題点があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、所定の時間に渡って使用されないと、消費電力を削減する処理を行う場合、その所定の時間を適切に制御する情報処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、デバイスを使用する処理手段と、前記処理手段によって前記デバイスが使用される場合、そのデバイスに第1の量の電力を消費する動作をさせ、また、そのデバイスが使用された後、所定時間に渡って使用されない場合、そのデバイスに前記第1の量より少ない第2の量の電力を消費する動作をさせる制御手段とを備え、前記処理手段は、前記所定時間の長短を前記制御手段へ要求し、前記制御手段は、前記処理手段による要求に従って、前記所定時間を決定することを特徴とする。
本発明によれば、所定の時間に渡って使用されないと、消費電力を削減する処理を行う場合、その所定の時間を適切に制御することができる。
以下に、本発明による情報処理装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置が適用された移動通信端末装置の構成を示すブロック図である。
この移動通信端末装置は、装置全体の制御を行う制御部11と、処理部要求状況記憶部11aと、基地局(図示せず)との間で電波の送受信を行うアンテナ12aと、通信部12bと、送受信部13と、通話用のスピーカ14aと、通話用のマイクロフォン14bと、通話部14cと、表示部15と、入力装置16と、コンテンツ再生部21と、コンテンツ再生部21によって再生された音声を発生させるスピーカ21aと、静止画像ビューア部22と、外部記憶媒体接続部23とからなる。
外部記憶媒体接続部23には、外部記憶媒体(図示せず)が着脱可能に接続される。外部記憶媒体は、例えば、SDカードであって、外部記憶媒体に記憶された情報の著作権管理機能を有するものである。しかし、外部記憶媒体は、SDカードに限るものではない。以後、外部記憶媒体接続部23に接続された外部記憶媒体を、単に外部記憶媒体と称する。
処理部要求状況記憶部11aには、処理部要求状況11bが記憶される。後で詳述するように、消費電力削減処理対象のデバイスは、使用の終了から所定の時間(以後、この時間を最長待機時間と称する。)に渡って使用されない場合、制御部11によって電源供給が停止される。処理部要求状況11bは、上記デバイスを使用する処理部が、如何なる長さの最長待機時間を要求しているかを示す。
ここで、制御部11と、コンテンツ再生部21と、静止画像ビューア部22とは、コンピュータ(CPU)と、コンピュータによって利用されるプログラムとからなる。しかし、これに限るものではなく、制御部11、コンテンツ再生部21及び静止画像ビューア部22の一部または全部は、専用のプロセッサと、専用の記憶部によっても良い。
上記のように構成された、本発明の実施形態に係る情報処理装置の各部の動作を、図1を参照して説明する。
制御部11は、装置の各部の制御を行い、更に、装置の各部の消費電力削減処理を行う。即ち、消費電力削減処理対象のデバイス(この実施形態においては、外部記憶媒体接続部23及び外部記憶媒体。以下、外部記憶媒体接続部23及び外部記憶媒体を、外部記憶媒体接続部23等と称する。)を使用する処理部(この実施形態においては、コンテンツ再生部21と、静止画像ビューア部22。)を処理部要求状況11bに記憶させる。更に、制御部11は、その処理部によって要求された、外部記憶媒体接続部23等の消費電力削減処理に係る最長待機時間を処理部要求状況11bに記憶させる。
そして、制御部11は、外部記憶媒体接続部23等への電源供給が停止されている際に上記使用する処理部が外部記憶媒体接続部23等の使用を要求すると、外部記憶媒体接続部23等に電源を供給する。また、外部記憶媒体接続部23等へ電源が供給され、かつ、その使用が行われない時間が制御部11が決定した最長待機時間を超えると、外部記憶媒体接続部23等への電源供給を停止する。
制御部11は、最長待機時間を、上記使用する処理部からの要求に従って決定する。ここで、制御部11が決定した最長待機時間は、上記処理部が要求した最長待機時間の1つと等しいこともあり、異なることもある。また、制御部11は、外部記憶媒体接続部23等に電源が供給されているか否かの状況、及び、外部記憶媒体接続部23等が使われているか否かの状況を監視する。そして、それらの状況に基づいて、最長待機時間を決定する。
通信部12bは、アンテナ12aが受信した高周波信号を送受信部13へ出力し、また、送受信部13から出力される高周波信号をアンテナ12aより送信する。
送受信部13は、通信部12bからの高周波信号を増幅、周波数変換及び復調し、それによって得られたディジタル音声信号を通話部14cへ、また、制御信号を制御部11に送る。更には、通話部14cから出力されるディジタル音声信号、及び制御部11から出力される制御信号を変調、周波数変換及び増幅し、高周波信号を得て、それを通信部12bに送る。
通話部14cは、送受信部13から出力されるディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、それを増幅してスピーカ14aに送る。また、マイクロフォン14bから出力されるアナログ音声信号を増幅し、それをディジタル音声信号に変換して送受信部13に送信する。
表示部15は、制御部11に制御されることで、カーソルを含む文字・数字を含む画像データの表示動作を行い、表示されているデータは、入力装置16からの入力操作や着信信号に応答して制御部11からの指示を受けることで切換わる。
入力装置16は、通信相手の電話番号などを指定し、また、トグル式の入力方式によってひらがな文字、アルファベット文字及び記号文字を入力するための数字キーと、カーソル移動キーやスクロールキーを含む複数の機能キーとを含むキーからなる。
そして、入力装置16のキーが押下されると、そのキーの識別子が制御部11に通知され、制御部11の制御に基づいて、その識別子が通知された装置内の各部の処理により、表示部15に文字として表示されたり、キーの押下及び解放に基づく制御が行われたりする。
コンテンツ再生部21は、外部記憶媒体に記憶された符号化された映像コンテンツを再生する。即ち、その映像コンテンツを読み込んで、復号し、得られた映像信号を表示部15に表示し、得られた音声信号をスピーカ21aから発生させる。また、コンテンツ再生部21は、その映像コンテンツを早送りし、巻き戻し(再生方向と逆の方向への早送り。)する。即ち、その映像コンテンツを読み込んで、間引かれた映像信号を作成し、その間引かれた映像信号を表示部15に表示する。なお、映像コンテンツは、音声信号を含まないコンテンツでも良い。更に、コンテンツは、オーディオ信号からなる音楽コンテンツでも良い。
静止画像ビューア部22は、外部記憶媒体に記憶された符号化された静止画像を識別する情報、例えば、静止画像のファイル名や、静止画像のサムネイル画像を表示部15に表示する。そして、入力装置16の所定のキー操作によって選択された静止画像を表示部15に表示する。
以下、本実施形態に係る移動通信端末装置における消費電力削減処理を説明する。
図2は、処理部要求状況記憶部11aに記憶される処理部要求状況11bの一例を示す。この処理部要求状況11bは、最長待機時間11cと、優先度11dと、重み11eと、要求処理部11fとが関連付けられた情報からなる。なお、処理部要求状況11bは、消費電力削減処理対象のデバイス毎に設けられる、または、消費電力削減処理対象のデバイスを識別する情報が、更に関連付けられた情報からなる。しかし、この実施形態において、消費電力削減処理対象のデバイスは、外部記憶媒体接続部23等のみであるので、外部記憶媒体接続部23等の消費電力削減処理を説明する。
なお、図2では、最長待機時間11cと、優先度11dと、重み11eと、要求処理部11fとが隣接して記憶されるように、また、複数の関連付けられた情報が隣接して記憶されているように図示したが、これは、理解を容易にするためである。記憶される際、これに限るものではない。また、処理部要求状況11bは、処理部要求状況記憶部11aに記憶されず、制御部11内に記憶されても良い。その場合、一部の情報は、プログラム中に埋め込まれて記憶されても良い。
最長待機時間11cは、0または正の秒数であって、外部記憶媒体接続部23等に電源が供給されたまま動作しない時間が最長待機時間11c以上になった場合、外部記憶媒体接続部23等の電源が切断される時間の一例を示す。なお、図2に示す通り、処理部要求状況11bには、複数の最長待機時間11cが含まれている。
それらの複数の最長待機時間11cの中の1つは、暗黙値として用いられる。図2には、5秒が暗黙値として用いられる例を示す。また、この移動通信端末装置における消費電力削減処理で用いられる最長待機時間は、後述するように、複数の最長待機時間11cのいずれかであり、または、いずれとも異なる時間である。
優先度11dは、最長待機時間11cの優先度である。いずれの最長待機時間11cを消費電力削減処理で用いるかの判断に用いられる自然数であり、小さい数が高い優先度を示す。重み11eは、最長待機時間11cの重みである。いずれの最長待機時間11cを消費電力削減処理で用いるかの判断に用いられる。要求処理部11fは、外部記憶媒体接続部23等を使用する1つ、または複数の処理部であって、最長待機時間11cを用いた消費電力削減処理を要求した処理部を識別する情報である。要求処理部11fは、更に、その処理部の外部記憶媒体接続部23等の使用の形態を示す情報が含まれていても良い。
図2に示す処理部要求状況11bの一例は、コンテンツ再生部21がコンテンツ再生動作のために外部記憶媒体接続部23等を使用し、0秒の最長待機時間を要求していることを示す。
図3に示す処理部要求状況11bの別の例は、コンテンツ再生部21がコンテンツ再生動作のために外部記憶媒体接続部23等を使用し、0秒の最長待機時間を要求していることを示し、更に、静止画像ビューア部22が外部記憶媒体接続部23等を使用し、5秒または暗黙値の最長待機時間を要求していることを示す。
図4に示す処理部要求状況11bの別の例は、静止画像ビューア部22が外部記憶媒体接続部23等を使用し、5秒または暗黙値の最長待機時間を要求していることを示し、更に、コンテンツ再生部21がコンテンツの早送り動作のために外部記憶媒体接続部23等を使用し、10秒の最長待機時間を要求していることを示す。
コンテンツ再生部21は、入力装置16の所定のキー操作によって動作を開始し、指定された外部記憶媒体に記憶されたコンテンツに対して、入力装置16の所定のキー操作に従って再生、早送り及び巻き戻しの3種類の使用形態の中の1つによる動作を開始する。そして、コンテンツ再生部21は、まず、再生、早送り及び巻き戻しの中の1つの使用形態による動作のために外部記憶媒体接続部23等を使用することと、それぞれ、0秒、10秒、10秒の最長待機時間を制御部11に要求する。ここで、コンテンツ再生部21では、早送り及び巻き戻しの使用形態において、要求する最長待機時間は、同一と扱われる。
次に、コンテンツ再生部21は、指定されたコンテンツを外部記憶媒体から読み込んで、それぞれ再生、早送り及び巻き戻しの動作を行う。また、コンテンツ再生部21は、入力装置16の所定のキー操作によって動作を終了する。そして、その使用終了の際、外部記憶媒体接続部23等の使用終了を制御部11に通知する。
上記のコンテンツ再生部21が要求する最長待機時間は、以下に説明する理由によるものである。即ち、コンテンツ再生部21は、コンテンツ再生部21内にコンテンツを記憶するバッファ記憶部を有する。また、再生動作にあっては、コンテンツをシーケンシャルに読み込めば良い。そこで、コンテンツ再生部21は、外部記憶媒体からコンテンツを読み込む際、1回の読み込みで多量の部分コンテンツをバッファ記憶部に読み込む。そして、直ちに外部記憶媒体接続部23等への電源供給が停止されて支障がない。
更に、読み込んだコンテンツの再生が終了する際に外部記憶媒体接続部23等への電源供給を停止される制御がされていても、コンテンツ再生部21は、読み込んだコンテンツの再生の終了を待たずに、引き続き再生すべきコンテンツを読み込むことによって、何ら再生に何ら支障を来たさない。そこで、最長待機時間を0秒にする、即ち、可能な限り、外部記憶媒体接続部23等への電源供給を停止する消費電力削減処理を行って差し支えないと判断されたことを意味する。
また、早送り及び巻き戻しの動作にあっては、コンテンツ再生部21は、外部記憶媒体から読み込まれたコンテンツを間引きながら表示部15に表示する。そのため、多量の情報をバッファ記憶部読み込むことはできない。更に、コンテンツ再生部21の使用者は、それらの動作を停止させた後、所望の映像が表示されるまで早送りまたは巻き戻しが行われたか否かを表示部15に表示された映像を暫時注目して確認する。そして、所望の映像が表示されていないと判断し、再度早送りまたは巻き戻しを指示する可能性が高い。
その結果、コンテンツ再生部21は、再度早送りまたは巻き戻しの動作を開始し、再度コンテンツを外部記憶媒体から読み込む。この読み込みの際、外部記憶媒体接続部23等への電源供給が停止されていると、装置の応答性が悪化し、使用者の使い心地に悪い影響を及ぼす可能性がある。この悪い影響を及ぼさないため、コンテンツ再生部21は、早送りまたは巻き戻しの動作のための外部記憶媒体からの読み込みが停止された後、長い時間に渡って外部記憶媒体接続部23等の電源供給を続けるべきであると判断されたことを意味する。
静止画像ビューア部22は、入力装置16の所定のキー操作によって動作を開始し、まず、外部記憶媒体接続部23等を使用し、かつ、最長待機時間は、5秒とすることを、制御部11に要求する。そして、外部記憶媒体に記憶された符号化された静止画像を識別する情報、例えば、静止画像のファイル名や、静止画像のサムネイル画像を表示部15に表示する。
そして、静止画像ビューア部22は、入力装置16の所定のキー操作によって選択された静止画像を表示部15に表示する。また、静止画像ビューア部22は、入力装置16の所定のキー操作によって動作を終了する。そして、その使用終了の際、外部記憶媒体接続部23等の使用終了を制御部11に通知する。
上記の静止画像ビューア部22が要求する最長待機時間は、以下に説明する理由によるものである。即ち、静止画像ビューア部22は、入力装置16の所定のキー操作によって選択された静止画像を表示部15に表示するので、外部記憶媒体に記憶された静止画像を如何なる順序、また如何なる時間間隔で読み込むかの予測ができない。
そのため、静止画像ビューア部22の使用者が入力装置16の所定のキー操作によって選択する静止画像を、その選択の後、直ちに表示して使用者の使い心地に悪い影響を与える可能性を小さくするために、静止画像ビューア部22は、外部記憶媒体からの読み込みが停止された後、長い時間に渡って外部記憶媒体接続部23等の電源供給を続けるべきである、即ち、長い最長待機時間を要求することが求められる。
一方、使用者は、表示されている静止画像を長時間に渡って注目することもある。その場合、直ちに外部記憶媒体接続部23等への電源供給を停止して、消費電力削減処理を行って差し支えなく、静止画像ビューア部22は、外部記憶媒体からの読み込みが停止された後、短時間のうちに外部記憶媒体接続部23等への電源供給が停止されるべきである、即ち、短い最長待機時間を要求することが求められる。結局、平均的な最長待機時間を要求すると判断されたことを意味する。
なお、静止画像ビューア部22が、静止画像を所定の順序で順次選択し、選択された静止画像を所定の時間に渡って表示部15に表示することを繰り返す動作(スライドショー)を行う場合、静止画像ビューア部22は、その動作の開始にあたって、選択される静止画像を外部記憶媒体から読み込んで、静止画像ビューア部22内のバッファ記憶部に記憶することができる。
これらの静止画像の読み込みは、必ずしもシーケンシャルな読み込みには限らないものの、いずれの静止画像の読み込みが必要かは事前に解析することができるので、静止画像ビューア部22は、多量の情報をバッファ記憶部に読み込む。そして、直ちに外部記憶媒体接続部23等への電源供給を停止して、消費電力削減処理を行って差し支えないと判断され、最長待機時間を0秒とすることを制御部11に要求する。
次に、制御部11が最長待機時間を決定する動作であって、外部記憶媒体接続部23等を使用する処理部による最長待機時間の要求を受信した際、及び外部記憶媒体接続部23等の使用終了の通知を受信した際の動作を説明する。図5は、その要求を受信した、または、その通知を受信した制御部11が最長待機時間を決定する動作のフローチャートを示す。
制御部11は、最長待機時間の要求または使用終了の通知を受信して動作を開始し(ステップS11a)、最長待機時間の要求が受信されたか、または、使用終了の通知が受信されたかを判断する(ステップS11b)。そして、最長待機時間の要求が受信されたと判断された場合、その要求を送信した処理部が既に最長待機時間の要求を送信した処理部であるか否かを、その処理部が処理部要求状況11bの要求処理部11fに含まれているか否かによって判断する(ステップS11c)。
未要求の処理部である場合、制御部11は、要求された最長待機時間と等しい最長待機時間11cを処理部要求状況11bから検索し、検索された最長待機時間11cに関連付けられた要求処理部11fに要求を送信した処理部を識別する情報を追加して、その情報が追加された処理部要求状況11bを記憶させる。なお、要求に併せて、要求を送信した処理部の使用の形態を示す情報が受信された場合、制御部11は、その形態も併せて要求処理部11fに追加する(ステップS11d)。
図2に例示した要求処理部11fは、コンテンツ再生部21が、コンテンツ再生の使用形態での動作を行うべく、最長待機時間として0秒を要求し、制御部11がその要求を記憶させた状況を示す。
また、図3に例示した要求処理部11fは、コンテンツ再生部21が、コンテンツ再生の使用形態での動作を行うべく、最長待機時間として0秒を要求し(この際の状況は、図2に例示した。)、更に、静止画像ビューア部22が最長待機時間として5秒(または、暗黙値。)を要求し、制御部11がそれらの要求を記憶させた状況を示す。
続いて、制御部11は、自ら用いる最長待機時間を決定して(ステップS11e)、最長待機時間を決定する動作を終了する(ステップS11f)。最長待機時間を決定する動作については、後述する。
ステップS11cで、既に要求済みの処理部である場合、制御部11は、要求を送信した処理部を識別する情報と等しい要求処理部11fを処理部要求状況11bから検索し、検索された要求処理部11fに関連付けられた要求処理部11fに含まれる要求を送信した処理部を識別する情報を削除する。ここで、削除する情報には、その処理部の使用の形態を示す情報を含む。
そして、要求された最長待機時間と等しい最長待機時間11cに関連付けられた要求処理部11fに要求を送信した処理部を識別する情報を追加する動作を行うことによって要求処理部11fを更新し、更新された処理部要求状況11bを記憶させて(ステップS11g)、ステップS11eの最長待機時間を決定する動作に移る。なお、要求に併せて、要求を送信した処理部の使用の形態を示す情報が受信された場合、制御部11は、その形態も併せて要求処理部11fに追加する。
図4に例示した要求処理部11fは、コンテンツ再生部21が、コンテンツ再生の使用形態での動作を行うべく、最長待機時間として0秒を要求し(この際の状況は、図2に例示した。)、静止画像ビューア部22が最長待機時間として5秒(または、暗黙値。)を要求し(この際の状況は、図3に例示した。)、更に、コンテンツ再生部21が、早送りの使用形態での動作を行うべく、最長待機時間として10秒を要求し、制御部11がそれらの要求を記憶させた状況を示す。
一方、ステップS11bで、使用終了の通知が受信されたと判断された場合、制御部11は、要求を送信した処理部を識別する情報と等しい要求処理部11fを処理部要求状況11bから検索し、検索された要求処理部11fに含まれる要求を送信した処理部を識別する情報を削除し、その情報が削除された処理部要求状況11bを記憶させて(ステップS11h)、ステップS11eの最長待機時間を決定する動作に移る。なお、削除する情報には、その処理部の使用の形態を示す情報を含む。
ここで、ステップS11eの最長待機時間を決定する動作を説明する。制御部11は、情報が記憶されている要求処理部11fを処理部要求状況11bから検索する。検索によって得られた要求処理部11fがない(0個である。)場合、外部記憶媒体接続部23等を使用する処理部がないので、制御部11は、最長待機時間を0秒と決定する。
外部記憶媒体接続部23等を使用する処理部がない場合、最長待機時間には意味がなく、制御部11は、最長待機時間を決定する必要がない。しかし、ステップS11hを経てステップS11eの動作をする場合、即ち、外部記憶媒体接続部23等を使用する処理部があったが、なくなった場合、最長待機時間を0秒と決定することによって、外部記憶媒体接続部23等への電源供給を直ちに停止することができる。または、制御部11は、最長待機時間の決定と係らず、直ちに外部記憶媒体接続部23等への電源供給を停止する。
次に、検索によって得られた要求処理部11fは1つである場合の動作を説明する。制御部11は、検索された要求処理部11fと関連付けられた最長待機時間11cを得る。そして、制御部11は、その得られた最長待機時間11cを、制御部11が用いる最長待機時間であると決定する。
次に、検索によって得られた要求処理部11fは複数個である場合の動作を説明する。制御部11は、検索された要求処理部11fと関連付けられた最長待機時間11cと、優先度11dと、重み11eと、要求処理部11fに記憶されている処理部の数とを得る。そして、得られた情報から最長待機時間を以下のように決定する。
第1に、得られた複数の優先度11dの中で最も最も小さい数、即ち高い優先度を求める。そして、求められた優先度11dと関連付けられた最長待機時間11cを、制御部11が用いる最長待機時間であると決定する。なぜなら、より高い優先度(より小さい優先度11d)と関連付けられた最長待機時間11cは、装置全体の効率の観点からより好ましいものであるからである。
第2に、制御部11は、得られた最長待機時間11cの中の最小の値を、制御部11が用いる最長待機時間であると決定する。なぜなら、最も大きい消費電力削減が期待できるからである。第3に、得られた最長待機時間11cの中の最大の値を、制御部11が用いる最長待機時間であると決定する。なぜなら、最も装置の応答性を向上させることができるからである。
第4に、制御部11は、得られた最長待機時間11cの平均値を算出する。そして、算出された値を、制御部11が用いる最長待機時間であると決定する。ここで、平均値の算出に際し、それぞれの最長待機時間11cに、重みをつけ、重み付き平均値を算出しても良い。重みは、以下のものの1つ、または複数である。即ち、重みは、それぞれの最長待機時間11cに関連付けられた重み11eである。また、重みは、それぞれの最長待機時間11cに関連付けられた要求処理部11fに記憶された処理部の数である。
また、重みは、それぞれの最長待機時間11cに関連付けられた優先度11dの逆数である。即ち、優先度11dが小さい、即ち、優先度が高い程、大きな重みをつける。また、処理部ごとに重要度を記憶し(図示せず)、重みは、それぞれの最長待機時間11cに関連付けられた要求処理部11fに記憶された処理部の重要度である。ここで、処理部の重要度は、処理部が記憶しても良く、制御部11が記憶しても良く、また、処理部要求状況記憶部11aに記憶されるとしても良い。
第5に、それぞれの最長待機時間11cに関連付けられた要求処理部11fに記憶された処理部の重要度の中で、最も重要とされたものを求める。そして、制御部11は、求められた処理部が含まれる要求処理部11fと関連付けられた最長待機時間11cを、制御部11が用いる最長待機時間であると決定する。
ここで、処理部の重要度は、動的に変化するとしても良い。例えば、制御部11は、より後で動作を開始した処理部ほど重要度が高いとする。なぜなら、使用者が、より関心を持つ処理部だからである。また、表示部15を使用する、または、表示部15のより広い表示画面を使用する処理部ほど重要度が高いとする。なぜなら、その処理部の動作によって、使用者が、装置の応答性を敏感に感じるからである。
上記の最長待機時間を決定する動作は、必ずしも排他的ではない。制御部11は、適宜組み合わせても良い。また、制御部11によって使用されない情報は、処理部要求状況11bに記憶されないとして良い。
次に、制御部11が最長待機時間を決定する動作であって、外部記憶媒体接続部23等が使用されているか否かの状況、及び外部記憶媒体接続部23等へ電源が供給されているか否かの状況、即ち、いずれも外部記憶媒体接続部23等の状況によって、最長待機時間を決定する動作を説明する。
図6は、これらの状況の一例を示す。縦軸は、状態を示し、外部記憶媒体接続部23等の状態は、電源供給が停止されており、当然動作せず、使用されていない状態、電源は供給されているものの、動作していない、または使用されていない状態、使用されており、当然電源は供給されて動作している状態の3つの状態のいずれかである。外部記憶媒体接続部23等は、これらの状態の中の1つの状態から他の状態へ遷移する。そして、横軸は、時刻を示す。
電源供給が停止されており、ある時刻から起動時間Pに渡って、外部記憶媒体接続部23等は、電源が供給されていたが動作できない状態が続いた。この起動時間Pは、電源が供給されてから動作が可能になるまでの時間である。その後、外部記憶媒体接続部23等は、使用時間X1に渡って使用され、最長待機時間Qに渡って電源が供給され動作可能ではあるが、使用されていない状態が続いた。この最長待機時間Qは、制御部11によって、この時に決定されていた最長待機時間である。
外部記憶媒体接続部23等は、最長待機時間Qが経過するまでに使用されることがなかったので、その時間の経過後、制御部11によって電源供給が停止され、電源停止時間Y1が経過した。すると、再び起動時間Pに渡って、外部記憶媒体接続部23等は、電源が供給されていたが動作できない状態の後、使用時間X2に渡って使用された。以後、同様な状況が繰り返された。
この図6に示す状況において、最長待機時間Qの経過中に再び使用されることがなかったので、制御部11は、最長待機時間Qをより小さく、例えば、0秒に決定する。これは、装置の応答性を悪化することなしに消費電力を削減することが可能との判断に基づくものである。
特に、最長待機時間Qと、電源停止時間Yi(iは、1以上の自然数。以後、iの取り得る値の説明を省略する。)との和が、起動時間Pと比較して大きい場合、最長待機時間Qをより小さく、例えば、0秒に決定する。この決定によっても、装置の応答性が悪化する可能性は小さい。
更に、使用時間Xiが、起動時間Pと比較して大きい場合、装置の応答性が悪化する可能性は特に小さい。この場合、外部記憶媒体接続部23等を使用する処理部は、シーケンシャルな読み込みをし、1回の読み込みで多量の情報をバッファ記憶部に読み込んでいると判断されるからである。これは、例えば、既に説明した、コンテンツ再生部21が再生動作を行っている際の状況である。
一方、電源停止時間Yiが、起動時間Pと比較してほぼ等しい場合、制御部11は、最長待機時間Qをより大きく、例えば、電源停止時間Yiと、起動時間Pとの差の絶対値(|電源停止時間Yi−起動時間P|)を加えることによって、電源停止時間Yiを0秒にする。この最長待機時間Qの決定によって、装置の応答性の改善が得られる。
特に、電源停止時間Yiが、起動時間P以下である場合、(電源停止時間Yi≦起動時間P)、制御部11は、最長待機時間Qをより大きくすることによって、装置の応答性の改善が得られることに加えて、消費電力が削減される。なぜなら、電源停止時間Yiと、起動時間Pとの差の時間(起動時間P−電源停止時間Yi)に渡る消費電力の増大があるものの、起動時間Pに渡る消費電力が削減され、その結果、消費電力が削減される。
図7は、外部記憶媒体接続部23等が使用されているか否かの状況、及び外部記憶媒体接続部23等へ電源が供給されているか否かの状況の別の例を示す。縦軸と、横軸とが意味するものは、および、起動時間Pと、最長待機時間Qとは、図6を参照して説明した例と同じであるため、説明を省略する。
外部記憶媒体接続部23等への電源供給が停止されており、ある時刻から、起動時間Pを経て、外部記憶媒体接続部23等は、使用時間X11に渡って使用され、待機時間Z11に渡って、電源が供給され動作可能であるが、使用されていない状態が続いた。この待機時間Z11は、最長待機時間Q未満の時間であって、電源供給の停止に至る前に、外部記憶媒体接続部23等は、再び使用された。
この、使用と、待機との繰り返しが続き、待機時間Z1jに続いて使用時間X1(j+1)に渡って使用された後、最長待機時間Qを経て、電源停止時間Y1が経過した(jは、1以上の自然数。以後、jの取り得る値の説明を省略する。)。その後、同様に、使用と、待機との繰り返しと、電源停止とが交互に続く。
制御部11は、待機時間Zijの大きさを評価する。待機時間Zijが小さい場合、使用終了後、最長待機時間Qに渡って電源供給を続けることが有効であったと判断されるので、最長待機時間Qの変更は不要と判断する。
特に、待機時間Zijが起動時間Pより小さい(待機時間Zij≦起動時間P)である場合、使用終了後、最長待機時間Qに渡って電源供給を続けることが有効であったことは明白である。なぜなら、待機時間Zij中に電源供給が停止された場合、次の使用のためには、起動時間Pが必要となって装置の応答性が悪化し、かつ、起動時間Pに渡って電力が消費され、消費電力の増大を招くからである。
一方、待機時間Zijが大きい、少なくとも、起動時間Pより大きい場合、最長待機時間Qを待機時間Zijと起動時間Pの差(待機時間Zij−起動時間P)以下のより小さい値、例えば、0秒であると決定すれば、待機時間Zij中に電源供給が停止されるので、待機時間Zijの前の使用時間Xijと、その次の使用時間Xi(j+1)との間に消費される電力の削減が可能である。しかし、装置の応答性は、次の使用時間Xi(j+1)の開始前に、起動時間Pを要することに対応して悪化する。そこで、この場合、制御部11は、最長待機時間Qをより小さい値にすることも、しないこともある。
更に、制御部11は、待機時間Zijと、最長待機時間Qとを比較する。ここで、待機時間Zijは、最長待機時間Q以下(待機時間Zij<最長待機時間Q)である。待機時間Zijと、最長待機時間Qとの差が小さい場合、最長待機時間Qを待機時間Zij以下のより小さい値であると決定すれば、待機時間Zij中に電源供給が停止されるので、電力の削減が可能である。しかし、装置の応答性は、次の使用時間Xi(j+1)の開始前に、起動時間Pを要することに対応して悪化する。そこで、この場合、制御部11は、最長待機時間Qをより小さい値にすることも、しないこともある。
なお、最長待機時間Qと、電源停止時間Yiとの大小関係に依存する制御部11の最長待機時間Qの決定動作、及び、電源停止時間Yiと、起動時間Pとの大小関係に依存する制御部11の最長待機時間Qの決定動作は、図6を参照して説明した通りであり、説明を省略する。
上記説明によれば、制御部11によるある時刻での判断と、他の時刻での判断とが異なることがある。即ち、短時間の状況の把握によって適切な判断がされるものではない。処理部が1つの使用形態の動作をしていると判断される程度の時間に渡る状況の把握によって、制御部11は、最長待機時間Qを決定する。また、図6を参照して説明した一例と、図7を参照して説明した別の例との、双方の状況が発生することがある。双方の判断を加え、制御部11は、最長待機時間Qを決定する。
また、上記説明によれば、制御部11による消費電力削減が得られるための最長待機時間Qの決定と、装置の応答性の改善のための最長待機時間Qの決定とが相反することがある。その場合、制御部11は、いずれか一方の効果を得るために最長待機時間Qを決定する。しかし、装置の他の状況に従って、いかなる効果を選択するかを決定しても良い。
例えば、制御部11は、電池に蓄えられた電力の量が閾値以下の場合、消費電力削減を得るための処理を行い、その電力の量が閾値を超える場合、装置の応答性の改善のための処理を行う。また、外部記憶媒体接続部23等を使用する処理部の重要度が高い場合、装置の応答性の改善のための処理を行い、その重要度が低い場合、消費電力削減を得るための処理を行う。
以上の説明で、コンテンツ再生部21及び静止画像ビューア部22は、最長待機時間を制御部11に要求する、そして、その時間は、処理部要求状況11bの最長待機時間11cに含まれるいずれかの値であるとした。しかし、これに限るものではない。任意の値を要求しても良い。この場合、処理部要求状況11bには、要求された値の範囲毎に優先度11dと、重み11eが記憶されるとし、制御部11は、上記説明した動作を行うことができる。
また、上記最長待機時間の要求は、値ではなく、レベルのいずれか、例えば、「長」、「中」、「短」などのいずれかであっても良い。この場合、処理部要求状況11bには、要求されたレベルと、最長待機時間11cとの対応が記憶されるとし、制御部11は、その対応によって、要求された時間を示すレベルを最長待機時間11cに変換することにより、上記説明した動作を行うことができる。
この最長待機時間の要求をレベルのいずれかで行う処理によれば、例えば、上記対応が複数通り記憶されるとし、制御部11は、それらの対応を、消費電力削減処理対象のデバイス毎に使い分け、また、装置の他の部分の状況、例えば、電池に蓄えられた電力の量に依存して使い分けることができる。
そして、コンテンツ再生部21及び静止画像ビューア部22は、装置の他の部分の状況を参照することなく、常に所定の最長待機時間を要求するにも係らず、消費電力削減処理対象のデバイスの仕様または仕様変更、及び電池に蓄えられた電力の量によって、制御部11は、適切な最長待機時間を決定することができる。
また、コンテンツ再生部21及び静止画像ビューア部22は、上記最長待機時間を制御部11に要求しないとしても良い。この場合、コンテンツ再生部21と、静止画像ビューア部22と毎に、要求される最長待機時間との対応が処理部要求状況記憶部11aに記憶されるとし、制御部11は、その対応を参照して要求される最長待機時間を得る。
または、制御部11は、要求される最長待機時間は、暗黙値であるとし、図6及び図7を参照して説明した、外部記憶媒体接続部23等が使用されているか否かの状況、及び外部記憶媒体接続部23等へ電源が供給されているか否かの状況によって、最長待機時間を適切に決定する。
以上の説明は、消費電力削減処理対象のデバイスは、外部記憶媒体接続部23等であるとしたが、これに限るものではない。いずれのデバイスであっても良い。消費電力削減処理対象のデバイスが表示部15である場合、使用者の操作に基づいて処理部が表示内容を変更する場合、表示部15が使用されているとする。例えば、映像コンテンツの表示である。一方、副次的な表示の場合、たとえ表示内容に変更があっても、表示部15が使用されていないとする。例えば、音声コンテンツの再生に際し、所定の動画像の表示や、再生開始からの時間の表示などである。また、待ち受け画面の表示に際し、時刻の表示である。
以上の説明は、本発明を移動通信端末装置に適用した形態を例にとって行ったが、これに限るものではない。本発明は、コンテンツ再生装置を含む、あらゆる情報処理装置に適用することが当然に可能である。本発明は以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
本発明の実施形態に係る移動通信端末装置の構成を示すブロック図。 本発明の実施形態に係る処理部要求状況記憶部に記憶される処理部要求状況の第1の例を示す図。 本発明の実施形態に係る処理部要求状況記憶部に記憶される処理部要求状況の第2の例を示す図。 本発明の実施形態に係る処理部要求状況記憶部に記憶される処理部要求状況の第3の例を示す図。 本発明の実施形態に係る制御部が最長待機時間を決定する動作のフローチャート。 本発明の実施形態に係る外部記憶媒体接続部等の状況の第1の例を示す図。 本発明の実施形態に係る外部記憶媒体接続部等の状況の第2の例を示す図。
符号の説明
11 制御部
11a 処理部要求状況記憶部
11b 処理部要求状況
11c 最長待機時間
11d 優先度
11e 重み
11f 要求処理部
15 表示部
16 入力装置
21 コンテンツ再生部
22 静止画像ビューア部
23 外部記憶媒体接続部

Claims (5)

  1. デバイスを使用する処理手段と、
    前記処理手段によって前記デバイスが使用される場合、そのデバイスに第1の量の電力を消費する動作をさせ、また、そのデバイスが使用された後、所定時間に渡って使用されない場合、そのデバイスに前記第1の量より少ない第2の量の電力を消費する動作をさせる制御手段とを備え、
    前記処理手段は、前記所定時間の長短を前記制御手段へ要求し、
    前記制御手段は、前記処理手段による要求に従って、前記所定時間を決定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記所定時間の長短と、優先度とが関連付けられて記憶される優先度情報記憶手段を更に備え、
    前記制御手段は、複数の前記処理手段から異なる前記所定時間の長短が要求された場合、それらの所定時間の長短に関連付けられて前記優先度情報記憶手段に記憶された優先度を検索し、その検索された優先度の中で最も高い優先度に関連付けられて前記優先度情報記憶手段に記憶された所定時間の長短に従って、前記所定時間を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 第1の量の電力を消費して第1種の動作をして使用されている第1の状態、前記第1の量の電力を消費して使用されていない第2の状態、及び、前記第1の量より少ない第2の量の電力を消費して前記第1種の動作ができない第3の状態のいずれかの状態にあるデバイスを使用する処理手段と、
    前記処理手段によって前記デバイスが使用される場合、そのデバイスを前記第1の状態におき、また、そのデバイスが所定時間に渡って継続して前記第2の状態にある場合、そのデバイスを前記第3の状態におく制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記デバイスの状態遷移と、それぞれの状態にあった時間とを監視し、その監視された状態遷移と時間とに従って前記所定時間を決定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記第2の量の電力を消費するとは、電力の供給が停止されていることである
    ことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記デバイスは、認証処理を経て記憶された情報へのアクセスの可否を判断する外部記憶媒体である
    ことを特徴とする請求項1または請求項3に記載の情報処理装置。
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