JP2008233637A - 音声再生装置及び音声再生システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ホストから煩雑なアクセスを受けることなく、複数の音声データの間に無音区間を挿入して連続した音声として再生出力することことが可能な音声再生装置及び音声再生システムを提供すること。
【解決手段】本音声再生装置10は、再生対象となる複数の音声データを音声データ記憶部から読みだすために必要な音声選択情報と音声データの再生順情報と複数の音声データ間に挿入する無音区間の長さまたは有無を指示する無音区間設定情報とを含む音声再生情報を受信する受信部100と、受信した音声選択情報及び再生順情報に基づき音声データ記憶部から順次音声データを読み出して、無音区間設定情報に基づき音声データ間に無音区間を設けて、再生する音声連続再生処理を行う音声連続再生部110、120、130、150、170、180、190を含む。
【選択図】図3
【解決手段】本音声再生装置10は、再生対象となる複数の音声データを音声データ記憶部から読みだすために必要な音声選択情報と音声データの再生順情報と複数の音声データ間に挿入する無音区間の長さまたは有無を指示する無音区間設定情報とを含む音声再生情報を受信する受信部100と、受信した音声選択情報及び再生順情報に基づき音声データ記憶部から順次音声データを読み出して、無音区間設定情報に基づき音声データ間に無音区間を設けて、再生する音声連続再生処理を行う音声連続再生部110、120、130、150、170、180、190を含む。
【選択図】図3
Description
本発明は、音声再生装置及び音声再生システムに関する。
ホストプロセッサ及び音声データROMを内蔵した音声ICを搭載し、ホストプロセッサからのコマンドにより音声ICが内蔵ROMから音声データを読み出して音声でメッセージを出力する電子機器が知られている。
特開2001−337697号公報
かかる音声ICにたいし、例えば文節単位の複数の音声データを読み出して音声データ間に所与の無音区間を設けて連続した文章の音声を出力させる音声再生システムでは、各音声データや各無音区間毎にホストプロセッサが音声ICに対し設定コマンドを送っていた。
このため、こまぎれになった音声データに無音区間を挿入しながら再生しようとすると、ホストプロセッサは煩雑に音声ICにアクセスすることが必要で、ホストの処理付加が高くなるという問題点があった。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ホストから煩雑なアクセスを受けることなく、複数の音声データの間に無音区間を挿入して連続した音声として再生出力することことが可能な音声再生装置及び音声再生システムを提供することである。
(1)本発明は、
音声再生装置であって、
再生対象となる複数の音声データを音声データ記憶部から読みだすために必要な音声選択情報と音声データの再生順情報と複数の音声データ間に挿入する無音区間の長さまたは有無を指示する無音区間設定情報とを含む音声再生情報を受信する受信部と、
受信した音声選択情報及び再生順情報に基づき音声データ記憶部から順次音声データを読み出して、無音区間設定情報に基づき音声データ間に無音区間を設けて、再生する音声連続再生処理を行う音声連続再生部と、
を含むことを特徴とする。
音声再生装置であって、
再生対象となる複数の音声データを音声データ記憶部から読みだすために必要な音声選択情報と音声データの再生順情報と複数の音声データ間に挿入する無音区間の長さまたは有無を指示する無音区間設定情報とを含む音声再生情報を受信する受信部と、
受信した音声選択情報及び再生順情報に基づき音声データ記憶部から順次音声データを読み出して、無音区間設定情報に基づき音声データ間に無音区間を設けて、再生する音声連続再生処理を行う音声連続再生部と、
を含むことを特徴とする。
音声選択情報は、例えば音声データのアドレスを特定するためのアドレス情報でもよいし、音声データへのリンクアドレスの格納領域を特定する情報でもよい。
無音区間設定情報は無音区間の長さを指定するものでもよいし、無音区間の有無を指定する情報でもよい。
音声データの再生順情報は、例えば音声選択情報の順番が再生順にする構成も含む。
音声連続再生部は、再生対象となる複数の音声データを出力可能な形式に変換(デコード、DA変換)して出力するようにしてもよい。例えば圧縮された音声データを伸長し、D/A変換を行って出力するようにしてもよい。
本発明によれば、音声再生情報に基づき自動的に複数の音声データを音声データ記憶部から読み出して音声データ間に無音区間を挿入して連続再生おこなう事のできる音声再生装置を提供することができる。従ってホストCPUは、音声再生装置に煩雑にアクセスすることなく、音声再生装置に音声データを音声データ記憶部から読み出して音声データ間に無音区間を挿入して連続再生を行わせることができる。
(2)本発明の音声再生装置は、
複数の音声に対応した複数の音声データが記憶された音声データ記憶部を内蔵することを特徴とする。
複数の音声に対応した複数の音声データが記憶された音声データ記憶部を内蔵することを特徴とする。
音声データ記憶部には、例えばフレーズ単位の音声のPCMデータ等を圧縮して記憶させるようにしてもよい。
(3)本発明の音声再生装置は、
前記音声データ記憶部は、
複数の音声データが格納されるデータ領域と、複数の音声データへのリンクアドレスが格納されるインデックスで参照可能な複数のアドレス領域を含み、
音声再生情報の前記音声選択情報は、対応する音声データへのリンクアドレスが記憶されているアドレス領域のインデックスを特定する情報であることを特徴とする。
前記音声データ記憶部は、
複数の音声データが格納されるデータ領域と、複数の音声データへのリンクアドレスが格納されるインデックスで参照可能な複数のアドレス領域を含み、
音声再生情報の前記音声選択情報は、対応する音声データへのリンクアドレスが記憶されているアドレス領域のインデックスを特定する情報であることを特徴とする。
(4)本発明の音声再生装置は、
前記受信部は、
音声再生情報に対応する再生タイミング信号を受信し、
前記音声連続再生部は、
前記再生タイミング信号に基づき、対応する音声再生情報の音声連続再生処理を開始することを特徴とする。
前記受信部は、
音声再生情報に対応する再生タイミング信号を受信し、
前記音声連続再生部は、
前記再生タイミング信号に基づき、対応する音声再生情報の音声連続再生処理を開始することを特徴とする。
再生タイミング信号の送信は音声再生情報(再生対象となる音声を指示する音声再生コマンド)の送信とは別個に行われる場合でもよいし、音声再生情報の送信タイミングを再生タイミングとして処理を行う場合には、音声タイミング信号の送信イコール音声再生情報の送信として処理を行う場合でもよい。
(5)本発明の音声再生装置は、
前記音声連続再生部は、
受信した音声再生情報を保持する音声再生情報保持部と、
保持された無音区間設定情報に基づき無音区間をカウントする無音区間設定カウンタと、
保持された音声再生情報に基づき、音声データ記憶部から音声データを読み出して音声データバッファに格納する音声データ読み出し部と、
音声データバッファの音声データをデコードするデコード部と、
デコード後のデータをD/A変換を行うD/A変換部と、
無音区間設定カウンタが無音区間設定情報に基づき設定された値のカウントを終了したことを検出したら、デコード部に音声データバッファの音声データのデコードを開始させる制御を行う制御部と、
を含むことを特徴とする。
前記音声連続再生部は、
受信した音声再生情報を保持する音声再生情報保持部と、
保持された無音区間設定情報に基づき無音区間をカウントする無音区間設定カウンタと、
保持された音声再生情報に基づき、音声データ記憶部から音声データを読み出して音声データバッファに格納する音声データ読み出し部と、
音声データバッファの音声データをデコードするデコード部と、
デコード後のデータをD/A変換を行うD/A変換部と、
無音区間設定カウンタが無音区間設定情報に基づき設定された値のカウントを終了したことを検出したら、デコード部に音声データバッファの音声データのデコードを開始させる制御を行う制御部と、
を含むことを特徴とする。
無音区間設定カウンタは無音区間設定情報に基づき設定されたカウント値のカウントが終了したらデコード許可信号を出力するように構成し、制御部はデコード許可信号に基づき、デコード部にデコード開始信号を送り、デコード部は、デコード開始信号に基づきデコードを開始するように構成してもよい。
(6)本発明の音声再生装置は、
前記制御部は、
デコード部がデコードを終了したことを検出したら、無音区間設定カウンタに無音区間のカウントを開始させる制御を行うことを特徴とする。
前記制御部は、
デコード部がデコードを終了したことを検出したら、無音区間設定カウンタに無音区間のカウントを開始させる制御を行うことを特徴とする。
デコード部はデコード済みの伸長データをデコード部の内部バッファに格納し、内部バッファからデコード後のデータが出力されるようにしてもよい。この場合内部バッファからのデータの出力が終了した時点でデコードの終了と判断するようにしてもよい。デコード部は内部バッファからのデータの出力が終了した時点でデコード終了信号を出力し、制御部はデコード終了信号に基づきデコードの終了を検出し、次データ再生開始信号を出力するようにしてもよい。そして次データ再生開始信号に基づき、次の再生対象の音声データに対応した音声選択情報と無音区間設定情報を読み出して、無音区間設定カウンタによる無音区間のカウントの開始と、音声選択情報に基づく音声データの読み出し処理を開始するように構成してもよい。なおよみだしされた音声データは音声データバッファに格納され、無音区間のカウントが終了したタイミングで、デコードが開始される。
(7)本発明の音声再生装置は、
前記制御部は、
第nの音声データと第n+1の音声データの間に時間tの無音区間を設けて音声連続再生を行う場合には、デコード部の第nの音声データのデコード終了のタイミングに基づき、無音区間設定カウンタのカウントを開始させるとともに、第n+1の音声データの読み出し処理を開始させ、無音区間のカウント値がtに達したら、デコード部に第n+1の音声データのデコードを開始させる制御を行うことを特徴とする。
前記制御部は、
第nの音声データと第n+1の音声データの間に時間tの無音区間を設けて音声連続再生を行う場合には、デコード部の第nの音声データのデコード終了のタイミングに基づき、無音区間設定カウンタのカウントを開始させるとともに、第n+1の音声データの読み出し処理を開始させ、無音区間のカウント値がtに達したら、デコード部に第n+1の音声データのデコードを開始させる制御を行うことを特徴とする。
(8)本発明の音声再生装置は、
前記音声再生情報保持部は、
受信した音声再生情報に基づき、再生対象となる各音声データの音声選択情報と当該音声データの前に設けられる無音区間の無音区間設定情報をセットとして、各セットが再生順に配置された構造体データを生成して記憶部に保持することを特徴とする。
前記音声再生情報保持部は、
受信した音声再生情報に基づき、再生対象となる各音声データの音声選択情報と当該音声データの前に設けられる無音区間の無音区間設定情報をセットとして、各セットが再生順に配置された構造体データを生成して記憶部に保持することを特徴とする。
(9)本発明の音声再生装置は、
上記のいずれかに記載された音声再生装置と、
前記音声再生情報を生成して送信するホストプロセッサを含む音声再生システムであって、
前記ホストプロセッサは、音声選択情報と、音声データ間の無音区間設定情報が、再生順に従って配置された音声再生情報を生成して音声再生装置に送信することを特徴とする。
上記のいずれかに記載された音声再生装置と、
前記音声再生情報を生成して送信するホストプロセッサを含む音声再生システムであって、
前記ホストプロセッサは、音声選択情報と、音声データ間の無音区間設定情報が、再生順に従って配置された音声再生情報を生成して音声再生装置に送信することを特徴とする。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
図1は、本実施の形態の音声再生システムについて説明するための図である。
本実施の形態の音声再生システムは、ホストCPU(ホストプロセッサ)50と音声IC(音声再生装置)10を含む。
ホストCPU50は、電子機器60に実装され電子機器60の主制御や全体制御を行う電子機器組み込みのマイクロコンピュータ等である。
音声IC10は、ホストCPU50とともに電子機器60に実装され、ホストCPU50からの制御コマンドによって動作し、電子機器60に搭載されるホストCPU50をホストとするコンパニオンチップとして動作する。音声IC10は、コマンドI/Fを有しており、ホストCPU50から発効されるコマンドで制御される。コマンドとしては、音声ICの起動やデータ転送、再生/停止などの音声処理などが用意されている。
音声IC10は、ホストI/F40と音声再生部30と内蔵ROM20を含む。
内蔵ROM20は、音声データが記憶されたROMであり、音声再生部30で再生可能なPCMデータ(例えばADPCM/AAC−LC)等の音声データが圧縮した形式で記憶されている。
音声再生部30は、再生対象となる音声データを出力可能な形式に変換(デコード、DA変換)して出力する。例えば圧縮された音声データを伸長し、D/A変換を行って出力する。
ホストI/F40は、ホスト50とのコマンドやデータのやり取りの制御を行うもので、例えばホストから受け取った各種コマンドの処理(音声ICの起動やデータ転送、再生/停止などの音声処理等)や、ホストとの通信のハンドシェイク処理等を行う。
ホストI/F40は、再生対象となる複数の音声データを音声データ記憶部から読みだすために必要な音声選択情報と音声データの再生順情報と複数の音声データ間に挿入する無音区間の長さまたは有無を指示する無音区間設定情報とを含む音声再生情報を受信する受信部として機能する。
音声IC10は、ホストCPU50からの制御コマンド52により制御される。ホストCPU50の通信は、SPI(クロック同期式3線(REQ52、RES12、IND14)シリアル)転送により行われる。
制御コマンドは、音声データを伴うストリームコマンド(添付データ付き再生コマンドに該当)と、内蔵ROMから音声データをロードするROMアクセスコマンド(内蔵ROMデータ再生コマンドに該当)の2種類のコマンドを含む。ストリームコマンド(添付データ付き再生コマンド)は、ホストCPU50から音声データを入力して再生するためのコマンドである。ROMアクセスコマンド(内蔵ROMデータ再生コマンド)は、音声IC10の内蔵ROM20内の音声データを読み出して再生するためのコマンドである。
なお、ROMアクセスコマンドは、ROM内の複数の音声データを連続して再生させる指示や、ROM内の複数の音声データ間に無音区間を挿入して連続して再生させる指示を行うようにしてもよい。
ホストCPUとの通信は例えばSPI/UART転送、SPI転送により行われるように構成することができる。再生オーディオフォーマットは、例えばADPCM/AAC−LC等がサポートされるようにしてもよい。
図2(A)(B)は、音声データの連続再生及び無音区間挿入について説明するための図である。
本実施の形態では、出力音声として、例えば「温度を20度Cに設定します」や「温度を25度Cに設定します」という文章がある場合、これらの文章を丸ごと1つの音声データとして用意して音声再生装置の内蔵ROMに格納するのではなく、「温度を」「に設定します」「20度C」「25度C」「30度C」等のフレーズ(文節)単位で音声データを用意して、フレーズ単位で読み出し可能に内蔵ROM20に格納する。このようにすることで、音声データの冗長部分を削減することができ、音声データを格納する内蔵ROM20のサイズを節約することができる。
ここで、複数の音声データを接続して自然な文章の音声を生成するためには、図2(B)に示すように複数の音声データ210、214、218の間に適切な長さの無音区間212、216を設けることが好ましい。
このように、文節単位の複数の音声データ210、214、218を読み出して音声データ間に所与の無音区間212、216を設けて連続した文章の音声を出力させる場合、従来は各音声データ及び各無音区間毎にホストCPUが音声ICに対し出力指示コマンド310、312、314、316、318を送っていた。このため、こまぎれになった音声データに無音区間を挿入しながら再生しようとすると、ホストCPUは煩雑に音声再生装置にアクセスすることが必要であった。
これに対し本実施の形態の音声再生システムは、ホストから1つのROM再生コマンドを送信することでROM内の複数の音声データ間に無音区間を挿入して連続して再生することもできる。以下、この機能を実現するための具体的な構成について説明する。
図3は本実施の形態の音声再生装置のハードウエアブロック図である。
全体制御回路100はホストCPUからの命令とデータを受け取る制御回路(図1のホストI/F40に相当)であり、再生対象となる複数の音声データを音声データ記憶部から読みだすために必要な音声選択情報と音声データの再生順情報と複数の音声データ間に挿入する無音区間の長さまたは有無を指示する無音区間設定情報とを含む音声再生情報を受信する受信部として機能する。
再生順序格納RAM120は再生する音声データとその後に挿入する無音区間の長さを格納するRAMであり、受信した音声再生情報を保持する音声再生情報保持部として機能する。RAM制御回路110は、受信した音声再生信号を再生順序格納RAM120に格納する制御を行う回路である。
無音区間設定カウンタ130は、無音区間をカウントするカウンタである。音声アドレス格納ROM140は、音声データが格納されているアドレスを格納する記憶部であり、音声データ格納ROM160は、音声データが格納されているROMである。音声アドレス格納ROM140と音声データ格納ROM160は、複数の音声を再生するための複数の音声データが記憶された音声データ記憶部(圧縮されたPCMデータ)として機能する。音声データ格納ROM160は、複数の音声データが記憶されるデータ領域が記憶され、音声アドレス格納ROM140は、データ領域の複数の音声データへのリンクアドレスが格納されるインデックスで参照可能な複数のアドレス領域が記憶される。
アドレスカウンタ150は、音声データ格納ROM160から音声データを読み出すためにアドレスをインクリメントするカウンタである。
音声データバッファ160は、音声データを一時的に格納するバッファである。音声デコーダ180は、音声データ格納ROM160から読みだされた圧縮音声データをデコードするデコーダである。DAC190は、デジタル信号をアナログ信号に変換するDACであり、デジタルの音声データをアナログ信号に変換する。
全体制御回路100、無音区間設定カウンタ130、アドレスカウンタ150音声データバッファ170、音声デコーダ180、DAC190が連動して動作を行うことにより保持された前記アドレス音声ファイル情報及び再生順に基づき音声データ記憶部から順次音声データを読み出して、無音区間設定情報に基づき音声データ間に無音区間を設けて、再生する音声連続再生処理を行う音声連続再生部102として機能する。
図4は、音声データ記憶部(音声アドレス格納ROM、音声データ格納ROM)のデータ構造について説明するための図である。再生対象となる音声データを格納する音声データ記憶部(内蔵音声ROM20)は、複数の音声データが記憶されるデータ領域250(音声データ格納ROM160に格納)と、複数の音声データ252−1、252−2、252−3へのリンクアドレスad1、ad2、ad3が格納されるインデックスiで参照可能な複数のアドレス領域A(i)260(音声アドレス格納ROM140に格納)で構成するようにしてもよい。
ここで再生対象となる音声データ252−1、252−2、252−3のデータ長は音声に応じて異なるので、可変長データとして記憶させるほうがデータ領域を効率よく使用することができる。しかし音声データへのリンクアドレスad1、ad2、ad3の使用するビット数は固定長とできるので固定長のデータとして記憶させると構造体A(i)のデータ構造となり、インデックスiでリンクアドレスの格納エリアのアドレスA(i)を特定できる。例えばデータ領域の大きさをnビットとしてインデックスをiとするとA(i)のアドレスはn(i−1)+ベースアドレスとなる。
例えば音声データ2(252−2)が再生対象データである場合、音声再生情報の音声選択情報として音声データ2(252−2)のアドレスである’ad2’を指定してもよいし、ad2が格納されているアドレス領域A(2)のインデックスである’2’を指定してもよい。
後者の場合、音声再生情報の音声選択情報は再生対象となる音声データへのリンクアドレスが記憶されているアドレス領域に対応付けられたインデックスを特定する情報で指定されるので、インデックスに基づき特定されたアドレス領域にアクセスして、再生対象音声データへのリンクアドレスを取得して、取得したリンクアドレスに基づいてデータ領域から再生対象データを読み出すようにしてもよい。
図5(A)(B)は、ホストから受け取るROM再生コマンドのオペランド例である。例えば、s1の長さの無音区間、音声データ1、s2の長さの無音区間、音声データ2、s3の長さの無音区間、音声データ3の順序での音声の再生を指示する場合には、ROM再生コマンドのオペランドを図5(A)のように設定してもよい。すなわちd1、d2、d3はそれぞれ音声データ1、2、3の格納先を示す音声選択情報、s1、s2、s3を音声データ間に挿入する無音区間の長さ(有無を含む)を指示する無音区間情報、オペランドのデータの並びの順番が再生順を示すようにしてもよい。音声選択情報d1、d2、d3は、再生対象となる音声データのアドレスを直接指定してもよいし、再生対象となる音声データへのリンクアドレスが格納されているアドレス領域A(i)のインデックスであるiを指定してもよい。インデックスで指定すると直接アドレスで指定する場合に比べ、音声再生情報の情報量を削減することができる。
ここでs1は音声データd1の前に設定される無音区間の長さを示しており、s2は音声データd2の前に設定される無音区間の長さを示しており、s3は音声データd3の前に設定される無音区間の長さを示している。このように音声データの音声選択情報と当該音声データの前に設けられる無音区間の長さの情報を1セットとして、再生順に配置したオペランドを構成してもよい。また先頭の音声データd1の前の無音区間の長さs1は0固定と固定すれば、図4(B)のように先頭の音声データd1の前の無音区間の長さs1を省略してもよい。またコマンドが来たタイミングを再生タイミングとすることにより、再生タイミング制御信号210を不要にすることも可能である。
図6は、音声再生情報保持部(再生順序格納RAM120)に保持されている音声再生情報の構成を示している。同図に示すように、音声再生情報を、再生対象となる各音声データの音声選択情報D(n)と当該音声データの前に設けられる無音区間の長さS(n)の情報をセットK(n)として、各セットK(n)が再生順に配置された構造体のデータとして保持するようにしてもよい。
音声再生情報で再生対象となる音声データのアドレスが直接指定されている場合には、音声選択情報D(n)には音声データの直接アドレスが格納され、音声再生情報で再生対象となる音声データへのリンクアドレス格納領域のインデックス情報が指定されている場合には、音声選択情報D(n)にはリンクアドレス格納領域のインデックスが格納されている。
次に図3を用いて、音声再生装置の動作について説明する。
ホストCPUから再生対象となる複数の音声データを音声データ記憶部から読みだすために必要な音声データのアドレスを特定するための音声選択情報である音声選択信号202と、複数の音声データ間に挿入する無音区間の長さ(有無を含む)を指示する無音区間設定情報である無音区間設定信号が、再生順に配列されている音声再生情報(音声選択情報と無音区間設定情報が構造体としてひとまとめになっているリスト)200が全体制御回路100に送られてくる。そしてホストCPUから再生開始命令(生成タイミング制御信号)210が全体制御回路に送られてくる。
ここで音声選択信号202は、例えば図2(B)の音声210、214、218に対応する音声データの格納先を示す情報(例えばアドレス)であり、無音区間設定信号204は、例えば図2(B)の無音区間212、216の長さを示す情報である。また再生タイミング信号210は、再生開始のタイミングを指示する情報である。なお音声選択信号202、無音区間設定信号204、再生タイミング信号210をホストCPUからの1つのROM再生コマンドで実現することも可能である。
RAM制御回路110はこの音声再生情報(構造体)200を、例えば図6に示すように再生順序格納RAM120に格納する。
再生開始命令(再生タイミング制御信号)210を受け取った全体制御回路100は、RAM制御回路110に対して再生開始信号102を送る。すなわち最初の音声データの再生開始のタイミングは再生タイミング制御信号210によって決定される。
RAM制御回路110は再生開始信号102を受け取ると、格納されている構造体のうち一番最初のもの(図6のK(1)参照)から順次読み出し、音声データのアドレス(図6のD(1)参照)122と無音区間の長さ124(図6のS(1)参照、先頭の無音区間の長さは0でもよい)を出力する。
アドレスカウンタ150は音声アドレス格納ROM140からの出力142をラッチして、アドレスを順次インクリメントしていく。音声データ格納ROM160はアドレスカウンタ150の出力にしたがって、順次音声データを読み出して出力する。音声データバッファ170は音声データ格納ROM160からの出力を一時的に格納する。
無音区間設定カウンタ130は再生順序格納RAM120からの出力(無音区間の長さ)124をラッチして、所望の時間になるまで、カウントを続ける。無音区間設定カウンタ130は所望の時間になると、全体制御回路に対して、音声データをデコードしても良いことを知らせるデコード許可信号132を出力する。
デコード許可信号132を受け付けた全体制御回路100は音声デコーダ180に対して、デコード開始信号104を送る。
デコード開始信号104を受け取った音声デコーダ180は音声データバッファ170からデータを取り出し、デコードして、DAC190へ出力する。また音声デコーダ180はデコードが終了したタイミング(例えばデコード後のデータを出力し終えたタイミング)でデコード終了信号182を全体制御回路100に送る。
デコード終了信号182をうけ取った全体制御回路100は、RAM制御回路110に対して再生開始信号102を送る。このように2番目以降の音声データの再生開始のタイミングはデコード終了信号182によって決定される。
DAC190はデコードされた音声データのデジタル信号をアナログ信号に変換して、後段の回路へ信号を送る。
このように全体制御回路100は、無音区間設定カウンタ130が無音区間設定情報に基づき設定されたカウント値のカウントが終了したことを検出したら、音声デコーダ180が音声データバッファ170の音声データのデコードを開始するように制御する。また全体制御回路100は、音声デコーダ180がデコードを終了したことを検出したら、無音区間設定カウンタ130に無音区間のカウントを開始させる制御を行う。
また全体制御回路100は、第nの音声データと第n+1の音声データの間に時間tの無音区間を設けて音声連続再生を行う場合には、音声デコーダ180の第nの音声データのデコード終了のタイミングに基づき、無音区間設定カウンタ130のカウントを開始させるとともに、第n+1の音声データの読み出し処理を開始させ、無音区間のカウント値がtに達したら、音声デコーダ180に第n+1の音声データのデコードを開始させる制御を行う。
なお、本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10 音声IC、20 内蔵ROM、30 音声再生部、50 ホストCPU、60 電子機器、100 全体制御回路、110 RAM制御回路、120 再生順序格納ROM、130 無音区間設定カウンタ、140 音声アドレス格納ROM、150 アドレスカウンタ、160 音声データ格納ROM、170 音声データバッファ、180 音声デコーダ、190 DAC、200 音声再生情報、202 音声選択信号、204 無音区間設定信号、210 再生タイミング信号
Claims (9)
- 音声再生装置であって、
再生対象となる複数の音声データを音声データ記憶部から読みだすために必要な音声選択情報と音声データの再生順情報と複数の音声データ間に挿入する無音区間の長さまたは有無を指示する無音区間設定情報とを含む音声再生情報を受信する受信部と、
受信した音声選択情報及び再生順情報に基づき音声データ記憶部から順次音声データを読み出して、無音区間設定情報に基づき音声データ間に無音区間を設けて、再生する音声連続再生処理を行う音声連続再生部と、
を含むことを特徴とする音声再生装置。 - 請求項1において、
複数の音声に対応した複数の音声データが記憶された音声データ記憶部を内蔵することを特徴とする音声再生装置。 - 請求項1乃至2のいずれかにおいて、
前記音声データ記憶部は、
複数の音声データが格納されるデータ領域と、複数の音声データへのリンクアドレスが格納されるインデックスで参照可能な複数のアドレス領域を含み、
音声再生情報の前記音声選択情報は、対応する音声データへのリンクアドレスが記憶されているアドレス領域のインデックスを特定する情報であることを特徴とする音声再生装置。 - 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
前記受信部は、
音声再生情報に対応する再生タイミング信号を受信し、
前記音声連続再生部は、
前記再生タイミング信号に基づき、対応する音声再生情報の音声連続再生処理を開始することを特徴とする音声再生装置。 - 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
前記音声連続再生部は、
受信した音声再生情報を保持する音声再生情報保持部と、
保持された無音区間設定情報に基づき無音区間をカウントする無音区間設定カウンタと、
保持された音声再生情報に基づき、音声データ記憶部から音声データを読み出して音声データバッファに格納する音声データ読み出し部と、
音声データバッファの音声データをデコードするデコード部と、
デコード後のデータをD/A変換を行うD/A変換部と、
無音区間設定カウンタが無音区間設定情報に基づき設定された値のカウントを終了したことを検出したら、デコード部に音声データバッファの音声データのデコードを開始させる制御を行う制御部と、
を含むことを特徴とする音声再生装置。 - 請求項5において、
前記制御部は、
デコード部がデコードを終了したことを検出したら、無音区間設定カウンタに無音区間のカウントを開始させる制御を行うことを特徴とする音声再生装置。 - 請求項5乃至6のいずれかにおいて、
前記制御部は、
第nの音声データと第n+1の音声データの間に時間tの無音区間を設けて音声連続再生を行う場合には、デコード部の第nの音声データのデコード終了のタイミングに基づき、無音区間設定カウンタのカウントを開始させるとともに、第n+1の音声データの読み出し処理を開始させ、無音区間のカウント値がtに達したら、デコード部に第n+1の音声データのデコードを開始させる制御を行うことを特徴とする音声再生装置。 - 請求項5乃至7のいずれかにおいて、
前記音声再生情報保持部は、
受信した音声再生情報に基づき、再生対象となる各音声データの音声選択情報と当該音声データの前に設けられる無音区間の無音区間設定情報をセットとして、各セットが再生順に配置された構造体データを生成して記憶部に保持することを特徴とする音声再生装置。 - 請求項1乃至8のいずれかに記載された音声再生装置と、
前記音声再生情報を生成して送信するホストプロセッサを含む音声再生システムであって、
前記ホストプロセッサは、音声選択情報と、音声データ間の無音区間設定情報が、再生順に従って配置された音声再生情報を生成して音声再生装置に送信することを特徴とする音声再生システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007074713A JP2008233637A (ja) | 2007-03-22 | 2007-03-22 | 音声再生装置及び音声再生システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007074713A JP2008233637A (ja) | 2007-03-22 | 2007-03-22 | 音声再生装置及び音声再生システム |
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Family Applications (1)
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-
2007
- 2007-03-22 JP JP2007074713A patent/JP2008233637A/ja not_active Withdrawn
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