JP2008232816A - 送液方法及び送液装置 - Google Patents

送液方法及び送液装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008232816A
JP2008232816A JP2007072601A JP2007072601A JP2008232816A JP 2008232816 A JP2008232816 A JP 2008232816A JP 2007072601 A JP2007072601 A JP 2007072601A JP 2007072601 A JP2007072601 A JP 2007072601A JP 2008232816 A JP2008232816 A JP 2008232816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
opening
measurement
supply port
channel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007072601A
Other languages
English (en)
Inventor
Junpei Shiraishi
潤平 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2007072601A priority Critical patent/JP2008232816A/ja
Publication of JP2008232816A publication Critical patent/JP2008232816A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

【課題】特別な機構を設けることなく、液体流路への空気の混入を防止することができる送液方法及び送液装置を提供する。
【解決手段】液体を供給する供給口及び液体を排出する排出口としての2つの受部59をつなぐ液体流路55に供給する液体を分注装置20のピペットチップCP内部に貯留しておき、ピペットチップCPの内部に貯留された液体の液面をピペットチップCPの開口部80からピペットチップCP外部に突出させた状態で当該開口部80を供給口(送液側の受部59)に挿入し、ピペットチップCP内部に貯留された液体を液体流路55に送出することで液体流路55に液体を供給する。
【選択図】図12

Description

本発明は、測定対象の検体物質と生理活性物質の間の相互作用を測定する送液装置及び送液方法に関する。
生理活性物質の有する反応性基に結合する官能基を備えた検体物質を、その多種の候補の中から選択することは従来から行われている。生理活性物質としては特定のタンパク質等が挙げられ、このような特定の生理活性物質に結合する核酸やその誘導体等の検体物質は、主に医療分野などへの利用が期待されている。
生理活性物質に結合する検体物質を選択するための方法としては、生理活性物質と検体物質との相互作用を評価する様々な方法が用いられている。この評価方法としては、標識が不要であることと感度の高さとから近接場光を利用する方法が知られており、近接場光を利用した上記相互作用測定の一例には、表面プラズモン共鳴を利用した方法がある。
一般的に、表面プラズモン共鳴を利用した生理活性物質と検体物質との相互作用測定においては、プリズムの一面に配置され生理活性物質の固定された固定化膜からなる測定領域に対して、測定対象の検体物質を有機溶媒に溶解した検体溶液を供給するとともに、レーザ光を、固定化膜と生理活性物質との界面で全反射条件が得られるように種々の角度で固定化膜へ照射し、この界面で全反射した光の屈折率を検出した検出結果に基づいて、生理活性物質と検体物質との相互作用を測定している。
また、より正確な情報を得るために、生理活性物質の固定された測定領域と、生理活性物質の固定されていない参照領域と、を設けて、参照領域から得られた信号情報によって、測定領域から得られた信号情報を補正することにより、検体物質と生理活性物質との相互作用を示す方法が用いられる場合がある。
近年、上記プリズムに形成された固定化膜の表面に多数の配管を構成し、上述した測定領域や参照領域を各配管内に設け、一度に多くの物質間の相互作用を測定できるようにした装置が提案されている。
しかしながら、液体を配管内に注入する際に、微細な空気が混入し、配管内壁に空気泡が付着する場合がある。上述した表面プラズモン共鳴を利用する測定においては、配管内壁に付着した空気泡が測定誤差の原因となる。
従来、配管内に混入した空気を除去するために、充填液を加圧・減圧することにより充填された液体に混入した気体を除去する機構を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、気泡の発生を低減させるべく、液体の液面に接する接液空間の気体をヘリウムガス等で置換することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平7−110334号公報 特開2004−361267公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、特別な機構を設けることなく、液体流路への空気の混入を防止することができる送液方法及び送液装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、液体を供給する供給口と液体を排出する排出口とをつなぐ液体流路に供給する液体を供給管の内部に貯留しておき、前記供給管の内部に貯留された液体の液面を前記供給管の開口部から供給管外部に突出させた状態で当該開口部を前記供給口に挿入し、前記供給管内に貯留された液体を前記液体流路に送出することで前記液体流路に液体を供給するようにしている。
請求項1記載の発明によれば、液体流路の供給口に前記開口部よりも前記供給管内部の液体の液面の方が先に到達する。したがって、液体流路に液体が満たされている場合には液体流路内に満たされた液体の液面と供給管内部に貯留された液体の液面とが接触した直後に開口部が挿入されることになる。
すなわち、液体流路内に満たされた液体と供給管内部に貯留された液体とが接することにより、開口部に空気が混入する隙間をなくした状態で供給口に開口部が挿入されるので、液体流路内部への空気の混入を防止することができる。
このように、請求項1記載の発明によれば、供給管の開口部を液体流路の供給口に挿入する際に、予め液面を開口部から外部に突出させるように制御するだけで、特別な機構を設けることなく、液体流路への空気の混入を防止することができる。
さらに、請求項2記載の発明では、前記開口部を前記供給口に挿入する際に、前記液体流路が液体で満たされている場合、前記供給口における前記液体流路の液面が当該液体流路の外部に突出した状態とすることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、液体流路の供給口に供給管の開口部を挿入する際に、液体流路内に満たされた液体と供給管内部に貯留された液体とが接することによる開口部の隙間をなくした状態を維持しやすくなる。
例えば、請求項3記載の発明のように、前記液体流路の前記供給口の内壁を、疎水性とすることにより、液体流路内に満たされた液体の液面を液体流路の外部に突出させることができる。
すなわち、容器内に液体を収容する場合、容器の内壁が親水性であれば、容器内に満たされた液体の液面は外部に対して窪んだ状態となるが、容器の内壁が疎水性であれば、容器内に満たされた液体の液面は、外部に対して突出した状態となる。
したがって、開口部が供給口に挿入される際には、必ず開口部の中心部から外側に向かって液面と接触することになるので、開口部近傍の空気は開口部の外側に押し出されていくことになり、液体流路内への空気の混入が防止される。
請求項4記載の発明は、液体を供給する供給口と液体を排出する排出口とをつなぐ液体流路の供給口に挿入される開口部を有し、前記液体流路に供給する液体が貯留される供給管と、前記供給管の液体及び気体の吸引、吐出を行なうためのポンプと、前記供給管を移動させるための駆動手段を制御して前記開口部が前記液体流路の前記供給口に挿入する移動制御手段と、前記移動制御手段により前記開口部が前記供給口に挿入される前に、前記供給管内の液体の液面が前記開口部よりも外側に突出させ、前記供給口に前記開口部が挿入される際に、前記開口部よりも前記供給管内の液体の液面が先に前記供給口又は前記液体流路内部の液体の液面に接触するように前記ポンプを制御するポンプ制御手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項4記載の発明によれば、液体流路の供給口に前記開口部よりも前記供給管内部の液体の液面の方が先に到達するので、液体流路に液体が満たされている場合には液体流路内に満たされた液体の液面と供給管内部に貯留された液体の液面とが接触した直後に開口部が挿入されることになり、液体流路内部への空気の混入を防止することができる。
このように、請求項4記載の発明によれば、供給管の開口部を液体流路の供給口に挿入する際に、予め液面を開口部から外部に突出させるようにポンプを制御するので、特別な機構を設けることなく、液体流路への空気の混入を防止することができる。
さらに、請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記液体流路の前記供給口の内壁を疎水性とすることを特徴としている。
請求項5記載の発明によれば、液体流路の供給口の内壁を疎水性としているので、液体流路内に満たされた液体の液面を液体流路の外部に突出させることができる。
すなわち、容器内に液体を収容する場合、容器の内壁が親水性であれば、容器内に満たされた液体の液面は外部に対して窪んだ状態となるが、容器の内壁が疎水性であれば、容器内に満たされた液体の液面は、外部に対して突出した状態となる。
したがって、開口部が供給口に挿入される際には、必ず開口部の中心部から外側に向かって液面と接触することになるので、開口部近傍の空気は開口部の外側に押し出されていくことになり、空気の混入が防止される。
本発明の送液方法及び送液装置によれば、供給管の開口部を液体流路の供給口に挿入する際に、予め液面を開口部から外部に突出させるようにしているので、特別な機構を設けることなく、液体流路への空気の混入を防止することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
本発明に係る送液装置としてのバイオセンサー10は、金属膜の表面に発生する表面プラズモン共鳴を利用して、タンパクTaと試料Aとの相互作用を測定する、いわゆる表面プラズモンセンサーである。本発明に係る測定スティック上にタンパクTaを固定し、このタンパクTaへ試料Aを供給して信号変化を検出することにより、相互作用を測定する。
図1〜図3に示すように、バイオセンサー10は、分注ヘッド20、測定部30、試料ストック部40、ピペットチップストック部42、バッファストック部44、冷蔵部46、測定スティックストック部48及びラジエータ60を備えている。
ラジエータ60は、金属製の薄板が積層されて内部に流路が構成されており、流路に温調水を流して、温調水と筐体内の空気との熱交換を行っている。ラジエータ60には、ラジエータ送風ファン62が設けられている。ラジエータ送風ファン62により、ラジエータ60で熱交換された空気が、筐体内部へ送り込まれる。ラジエータ60には、循環ホース66が連結されている。これにより、筐体内部の温度が調整される。
試料ストック部40は、試料積層部40A及び試料セット部40Bで構成されている。試料積層部40Aには、個々のセルに各々異なるアナライト溶液をストックする試料プレート40Pが、Z方向に積層されて収容されている。試料セット部40Bには、1枚の試料プレート40Pが、図示しない搬送機構により試料積層部40Aから搬送されてセットされる。
ピペットチップストック部42は、ピペットチップ積層部42A及びピペットチップセット部42Bで構成されている。ピペットチップ積層部42Aには、複数のピペットチップを保持するピペットチップストッカー42Pが、Z方向(鉛直方向)に積層されて収容されている。ピペットチップセット部42Bには、1枚のピペットチップストッカー42Pが、図示しない搬送機構によりピペットチップ積層部42Aから搬送されてセットされる。
バッファストック部44は、ボトル収容部44A及びバッファ供給部44Bで構成されている。ボトル収容部44Aには、バッファ液が貯留された複数本のボトル44Cが収容されている。バッファ供給部44Bには、バッファプレート44Pがセットされている。バッファプレート44Pは、複数筋に区画されており、各々の区画には濃度の異なるバッファ液が貯留されている。また、バッファプレート44Pの上部には、分注ヘッド20のアクセス時にピペットチップCPが挿入される孔Hが構成されている。バッファプレート44Pへは、ホース44Hによりボトル44Cからバッファ液が供給される。
バッファ供給部44Bの隣には、補正用プレート45が配置され、その隣に冷蔵部46が配置されている。補正用プレート45は、バッファ液の濃度調整を行うためのプレートであり、マトリクス状に複数セルが構成されている。冷蔵部46には、冷蔵の必要な試料が配置される。冷蔵部は低温とされており、この上で試料は低温状態に保たれる。
測定スティックストック部48には、測定スティック収容プレート48Pがセットされている。測定スティック収容プレート48Pには、測定チップとしての測定スティック50が複数本収納されている。
測定スティックストック部48と測定部30との間には、測定スティック搬送機構49が備えられている。測定スティック搬送機構49は、測定スティック50を両側から挟み込んで保持する保持アーム49A、回転により保持アーム49AをY方向に移動させるボールねじ49B、Y方向に配置され、測定スティック50が載せられる搬送用レール49C、を含んで構成されている。測定の際には、1本の測定スティック50が測定スティック搬送機構49により測定スティック収容プレート48Pから搬送用レール49C上に載せられ、保持アーム49Aにより挟持されつつ測定部30へ移動してセットされる。
測定スティック50は、図4及び図5に示すように、誘電体ブロック52、流路部材54、及び、保持部材56、で構成されている。
誘電体ブロック52は、光ビームに対して透明な透明樹脂等で構成されており、断面が台形の棒状とされたプリズム部52A、及び、プリズム部52Aの両端部にプリズム部52Aと一体的に形成された被保持部52Bを備えている。
プリズム部52Aの互いに平行な2面の内の広い側の測定面には、金属膜57が形成されている。金属膜57の表面には、タンパクTaを金属膜57上に固定化するための、リンカー層57Aが形成されている。このリンカー層57A上にタンパクTaが固定される。
この誘電体ブロック52は、いわゆるプリズムとして機能し、バイオセンサー10での測定の際には、プリズム部52Aの対向する互いに平行でない2つの側面の内の一方から光ビームが入射され、他方から金属膜57との界面で全反射された光ビームが出射される。
プリズム部52Aの両側面には、上側の端辺に沿って保持部材56と係合される係合凸部52Cが形成されている。また、プリズム部52Aの下側には、側端辺に沿って搬送用レール49Cと係合されるフランジ部52Dが形成されている。
流路部材54は、図5に示すように、6個のベース部材54Aを備えている。ベース部材54Aの各々には4本の円筒部材54Bが立設されている。ベース部材54Aは、3個のベース部材54A毎に、立設された円筒部材54Bのうちの1本の上部が連結部材54Dによって連結されている。流路部材54は、軟質で弾性変形可能な材料、例えば非晶質ポリオフィレンエラストマーで構成することができる。弾性変形可能な材料で構成することにより、誘電体ブロック52との密着性を高め、誘電体ブロック52との間に構成される液体流路55の密閉性を確保することができる。
保持部材56は、長尺とされ、上面部材56A及び2枚の側面板56Bが蓋状に構成された形状とされている。側面板56Bには、誘電体ブロック52の係合凸部52Cと係合される係合孔56C、及び、上記光ビームの光路に対応する部分に窓56Dが形成されている。保持部材56は、係合孔56Cと係合凸部52Cとが係合されて、誘電体ブロック52に取り付けられる。流路部材54は、保持部材56と一体成形されており、保持部材56と誘電体ブロック52の間に配置される。上面部材56Aには、流路部材54の円筒部材54Bに対応する位置に、受部59が形成されている。受部59は略円筒状とされている。
ベース部材54Aには、図6及び図7に示すように、底面側に略S字状の2本の流路溝54Cが形成されている。ベース部材54Aは、底面が誘電体ブロック52の測定面(上面)と密着されることにより、流路溝54Cと誘電体ブロック52の測定面との間に構成される空間と前記中空部とで、液体流路55が構成される。1個のベース部材54Aには、2本の液体流路55が構成される。
なお、流路部材54は、不図示の測定スティック押さえ部材によって誘電体ブロック52に押圧されることにより誘電体ブロック52に密着させられるので、液体流路55の密閉性が確保される。
また、流路溝54Cの端部の各々は、円筒部材54Bの中空部と1対1に連通されている。これにより、図7に示すように、各液体流路55の一端には、当該液体流路55に試料を供給する供給口53Aが、他端には、当該液体流路55から試料を排出させるための排出口53Bが、それぞれ形成される。
ここで、1の流路部材により形成される2本の液体流路55のうち、1本は測定流路55Aとして用いられ、他の1本は参照流路55Rとして用いられる。測定流路55Aの金属膜57上(リンカー層57A上)にはタンパクTaが固定され、参照流路55Rの金属膜57上(リンカー層57A上)にはタンパクTaが固定されない状態で測定が行われる。
測定流路55A及び参照流路55Rには、図6に示すように、各々光ビームL1、L2が入射される。
光ビームL1、L2は、図7に示すように、ベース部材54Aの中心線M上に配置されるS字の屈曲部分に照射される。以下、測定流路55Aにおける光ビームL1の照射領域を測定領域E1、参照流路55Rにおける光ビームL2の照射領域を参照領域E2という。参照領域E2は、タンパクTaの固定された測定領域E1から得られるデータを補正するための測定を行う領域である。
上面部材56Aには、流路部材54の円筒部材54Bに対応する位置に、受部59が形成されている。受部59は略円筒状とされており、上面側が円筒中心に向けて低くなるテーパー状であることが好ましい。
図8には、分注ヘッド20の構成が示されている。同図に示されるように、分注ヘッド20には、12本の分注管20Aが備えられている。分注管20Aは、X方向と直交する矢印Y方向に沿って1列に配置されている。分注管20Aは、隣り合う2本で一対とされ、液体流路55の供給口53A及び排出口53Bにそれぞれ1本ずつ対応させて使用される。また、一対の液体流路55A、55Rには、共通の分注管20Aが用いられる。
なお、各分注管20Aの先端は、ピペットチップCPが着脱可能に構成されている。分注管20Aに取り付けられたピペットチップCPは、必要に応じて交換される。
また、分注ヘッド20は、図1及び図3に示すように、水平駆動機構22により矢印X方向に移動可能とされている。水平駆動機構22は、ボールねじ22A、モータ22B、ガイドレール22Cにより構成されている。ボールねじ22A及びガイドレール22Cは、X方向に配置されている。ガイドレール22Cは平行に2本配置され、そのうちの1本はボールねじ22Aの下側に所定間隔離れて配置されている。分注ヘッド20は、モータ22Bの駆動によるボールねじ22Aの回転により、ガイドレール22Cに沿ってX方向に移動される。このX方向移動により、分注ヘッド20は、ピペットチップセット部42B、試料セット部40B、バッファ供給部44B、冷蔵部46及び測定部30に対向する位置に移動可能に構成されている。
さらに、図8に示されるように、分注ヘッド20には、分注ヘッド20を矢印Z方向に移動させる鉛直駆動機構24が設けられている。同図に示されるように、鉛直駆動機構24は、モータ24A及びZ方向に配置された駆動軸24Bを含んで構成され、分注ヘッド20をZ方向に移動させる。このZ方向移動により、分注ヘッド20は、ピペットチップセット部42Bにセットされたピペットチップストッカー42P、試料セット部40Bにセットされた試料プレート40P、バッファ供給部44Bにセットされたバッファプレート44P及び測定部30にセットされた測定スティック50にアクセス可能となっている。
図9に示されるように、分注ヘッド20には、吸排駆動部26が接続されている。吸排駆動部26は、第1ポンプ27、第2ポンプ28を備えている。第1ポンプ27及び第2ポンプ28は、前述の一対の分注管20Aに各々対応して設けられている。第1ポンプ27は、シリンジポンプで構成されており、第1シリンダ27A、第1ピストン27B、及び、第1ピストン27Bを駆動させる第1モータ27Cを備えている。第1シリンダ27Aは、配管27Hを介して分注ヘッド20と接続されている。また、第2ポンプ28も、シリンジポンプで構成されており、第2シリンダ28A、第2ピストン28B、及び、第2ピストン28Bを駆動させる第2モータ28Cを備えている。第2シリンダ28Aは、配管28Hを介して分注ヘッド20と接続されている。
なお、第1モータ27C及び第2モータ28Cは、後述する制御部70と電気的に接続されており、制御部70により駆動が制御される。
試料やバッファ液などの液体の供給時には、分注ヘッド20を、冷蔵部46、試料セット部40A、バッファ供給部44B上へ移動させ、第1モータ27Cをそれぞれ駆動して一対の分注管20Aの一方(計6本)に取り付けられたピペットチップCP内に試料やバッファ液を吸引する。このときの吸引量は、一対の液体流路55A、55Rに供給するため、液体流路2本分の量である。そして、試料やバッファ液を吸引した6本の分注管20A側のピペットチップCPを、測定スティック50の測定流路55A側の供給口53Aに挿入すると共に、分注管20Aの各対の他方の6本の分注管20Aに取り付けられたピペットチップCPを測定流路55Aの排出口53Bに挿入する。そして、第1モータ27Cと第2モータ28Cとを同時に駆動して、供給口53A側の分注管20Aから半量の液体を吐出すると共に排出口53B側の分注管20Aで液体を吸入することにより液体の入換えが行われる。続いて、当該一対の分注管20Aを参照流路55R側の供給口53A及び排出口53Bに挿入し、同様にして第1モータ27Cと第2モータ28Cとを駆動して、参照流路55R内の液体を吸引しながらピペットチップCPの残り半量の液体を供給することにより、液体の入換えが行なわれる。
図10には、測定部30の構成が示されている。同図に示されるように、測定部30は、光学定盤32、光出射部34、受光部36を含んで構成されている。なお、同図では、測定スティック50の誘電体ブロック52と流路部材54以外の部材は省略されている。
光学定盤32には、Y方向から見て、上部中央の水平平面で構成される定盤レール部32A、定盤レール部32Aから離れる方向に向かって低くなる出射傾斜部32B、定盤レール部32Aを挟んで出射傾斜部32Bと逆側に配置される受光傾斜部32Cが形成されている。定盤レール部32Aには、Y方向に沿って測定スティック50がセットされる。
光学定盤32の出射傾斜部32Bには、測定スティック50へ向かって光ビームL1、L2を出射する光出射部34が設置されている。この光出射部34には、光源34A、レンズユニット34Bが備えられている。
光源34Aからは、発散状態の光ビームLが射出される。光源34Aから射出された光ビームLは、レンズユニット34Bを介して2本の光ビームL1、L2となる。この2本の光ビームは、それぞれ光学定盤32上に配置される誘電体ブロック52の一対の測定領域E1と参照領域E2に対応する位置に入射される。なお、光源34Aとしては、角度広がりを有する光を射出可能な光源が適用され、発散状態の光ビームLを射出させる構成とされている。
発散状態の光ビームL1、L2は、測定領域E1及び参照領域E2において、金属膜57と誘電体ブロック52との界面に対して種々の入射角成分を含み、かつ全反射角以上の角度で入射される。
このとき、金属膜57に照射された照射光L1及び照射光L2は、金属膜57に微弱なエネルギー波(エバネッセント波)を生じさせると共に、誘電体ブロック52に接触する金属膜57の表面に粗密波(表面プラズモン)を生じさせる。このエバネッセント波及び表面プラズモンの波長が一致すると共鳴して、金属膜57に照射された照射光L1及びL2の各々に含まれる特定の入射角度の光において反射光が減衰する(表面プラズモン共鳴(SPR:Surface Plasmon Resonance))。
エバネッセント波は、金属膜57における物質間の相互作用によって変化する。また、光の屈折率の二乗によって示される誘電率は、このエバネッセント波に影響するので、金属膜57表面で引き起こされる生理活性物質と検体物質との間の相互作用は、誘電率に差異を生じさせ、これが表面プラズモンに影響し、共鳴角度の変化、すなわち屈折率の変化、として捉えることができる。
したがって、金属膜57表面における生理活性物質と、供給された検体溶液に含まれる検体物質と、との間で相互作用が生じると、金属膜57表面の誘電率が変わり、屈折率(共鳴の角度)が変化する。このため、金属膜57上に工程された生理活性物質上に、選択的に異なる検体(検体溶液)を供給することで、屈折率の変化を経時的に測定し、分子間相互作用を解析することができる。
そこで、受光傾斜部32Cには、受光部36が設置されている。受光部36には、レンズユニット36A、CCD36Bが備えられている。これにより、誘電体ブロック52と金属膜57との界面で全反射された照射光L1及び照射光L2の各々は、レンズユニット36Aを経てCCD36Bで受光される。金属膜57に入射される照射光L1及び照射光L2は角度広がりを持っているため、受光部36に入射される光もまた角度広がりを有している。CCD36Bでは、受光した光を光電変換することによって得られた光検出信号を、主制御部71へ出力する。
主制御部71は、信号処理部38と、制御部70と、メモリ17と、を含んで構成されている。信号処理部38、メモリ17、上記モータ22B、モータ24A、第1モータ27C、及び第2モータ28Cは、制御部70に信号授受可能に接続されている。制御部70は、CPU、ROM、及びRAMを含むマイクロコンピュータで構成されている。メモリ17には、各種処理ルーチンや各種処理で用いる制御パラメータ等が予め記憶されると共に、各種処理において発生したデータ等が適時記憶される。
信号処理部38は、CCD36Bから入力された光検出信号に基づいて、測定領域E1及び参照領域E2における屈折率情報を求め、制御部70へ出力する。
なお、測定時において照射光Lは、誘電体ブロック52の一対の測定領域E1と参照領域E2と、の各々に入射されることから、信号処理部38には、誘電体ブロック52の複数の測定領域E1と参照領域E2(図4〜図7では6個の測定領域E1と6個の参照領域E2)からの光検出信号が入力され、制御部70には、各々の参照領域E2及び各々の測定領域E1における屈折率情報が出力される。
信号処理部38では、入力された各光検出信号を分析することによって、各測定領域E1及び参照領域E2における照射光L1及び照射光L2各々における前記全反射減衰の生じる入射角(金属膜57と誘電体ブロック52との界面で全反射した光の強度が鋭く低下する入射角)としての全反射減衰角θspを求める。
そして、求めた全反射減衰角θspから、上記金属膜57と誘電体ブロック52との界面で生じた表面プラズモンの波数を求めることによって、各測定領域E1と、各参照領域E2の誘電率が求められる。誘電率が求められると、誘電率は屈折率の二乗であることから、測定領域E1及び参照領域E2各々における屈折率の屈折率情報が求められ、さらに、測定領域E1の屈折率情報を、参照領域E2の屈折率情報によって補正することにより、各測定領域E1における検定物質の屈折率情報を得る。
この屈折率情報が制御部70に出力されると、制御部70では、入力された各屈折率情報に基づいて検体溶液注の検体物質と生理活性物質との相互作用(例えば、結合量)を求める。
ここで、図11には、測定部30にセットされた測定スティック50の液体流路55内に満たされた液体の置換を実行する際に、分注ヘッド20のピペットチップCPが測定スティック50の受部59に挿入された直後の液体の状態が示されている。
ピペットチップCPを受部59に挿入する際には、流路55内に満たされた液体の液面とはじめに接触するのはピペットチップCP先端の開口部80である。このため、同図に示されるように、ピペットチップCP内の液体の液面と流路55内に満たされた液体の液面との間に空気が入る場合がある。
吸引側のピペットチップCPにおいては液体に空気が混入しても問題ないが、送液側のピペットチップCPにおいては、送液を行う際に、液体に混入した空気を液体と一緒に液体流路55内に押し込んでしまうことになる。この押し込まれた空気が液体流路55の内壁に付着したり、液体流路55内で滞留したりすると、測定結果に誤差が生じる原因となる。
そこで、制御部70では、図12に示されるように、送液側のピペットチップCPの液面84をピペットチップCPの開口部80よりもピペットチップCPの外部に向かって突出させた状態でピペットチップCPを受部59に挿入するように、分注ヘッド20の動作を制御している。
これにより、ピペットチップCP内の液体の液面84と液体流路55内に満たされた液体の液面86との間に空気が混入することを防止することができる。
以下に、本実施の形態の作用を説明する。
バイオセンサー10において、検体物質と生理活性物質との相互作用の測定指示が不図示の操作部等を介して入力されると、1本の測定スティック50が測定部30へセットされる。
この測定スティック50の測定部30へのセットとは、制御部70が、1本の測定スティック50を測定チップ搬送機構49により測定チップ収容プレート48Pから測定部30へ移動してセットするように駆動部49Dを制御することによって行われる。このように測定部30にセットされることにより、測定スティック50は、測定チップ搬送機構49により定盤レール部32Aに搬送されて、測定対象とする測定流路55Aの測定領域E1及び参照流路55Rの参照領域E2各々に、光ビームL1、光ビームL2が入射される位置に配置される。
光出射部34から1本の誘電体ブロック52の複数の測定領域E1と参照領域E2各々に光ビームL1及び光ビームL2各々が照射されることにより、信号処理部38には、複数の測定領域E1と複数の参照領域E2各々から強度分布情報が入力される。
このとき、制御部70では、分注ヘッド20を制御して、測定部30にセットされた測定スティック50の液体流路55内の液を、順次置換する。
図13には、液置換時の制御部70による分注ヘッド20の制御手順がフローチャートとして示されている。
まず、ステップ140では、新たに液体流路55内に送液する液体をピペットチップCP内に吸引すべく、送液する液体に応じて試料プレート40P又はバッファプレート44Pの配設位置に分注ヘッド20を移動させる。すなわち、モータ22Bを駆動して分注ヘッド20をX方向移動させると共に、モータ24Aを駆動して分注ヘッド20をZ方向移動させ、各プレートPにセットされた液体を吸引可能な位置まで移動させる。
次のステップ142では、第1モータ27Cを駆動して試料プレート40P又はバッファプレート44Pにセットされている液体を送液側のチップに吸引し、その後にステップ144に移行する。
ステップ144では、測定スティック50の上方に分注ヘッド20を移動させ、その後にステップ146に移行して、第1モータ27Cを駆動して、送液側のピペットチップCP内に吸引された液体を所定量吐出させ、ピペットチップCPの開口部80に液滴をつくる。
次のステップ148では、測定スティック50の受部59にピペットチップCPの開口部80を挿入し、その後にステップ150に移行して、第1モータ27Cの駆動による送液及び第2モータ28Cの駆動による吸引を実行して、液体流路55内の液体の置換を行なう。
すなわち、ピペットチップCPの開口部80に液滴を作ることによりピペットチップCPの開口部80の外側にピペットチップCP内の液体の液面84を突出させた状態で、ピペットチップCPを受部59に挿入する。これにより、開口部80よりも液面84の方が先に液体流路55内に満たされた液体の液面86に接触することになり、空気の混入を防止することができる。
したがって、ステップ146における送液量は、開口部80に作る液滴が滴下しない量とすることが好ましい。当該滴下しない量は、開口部80の開口面積や、ピペットチップCP内に吸引されている液体の粘度等により異なる。ピペットチップCPの仕様や、ピペットチップCP内に吸引する液体の種類等を考慮して、液体が滴下せず、かつ、開口部80からピペットチップCPの外側に液面84が突出するような送液量を適宜設定することができる。
次のステップ152では、分注ヘッド20を所定の待機位置まで移動させ、その後に本液置換処理を終了する。
なお、液置換処理の終了後は、必要に応じて、ピペットチップCPの交換や、吸引した液体の廃棄等の処理が適宜実行される。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、液体を供給する供給口及び液体を排出する排出口としての2つの受部59をつなぐ液体流路55に供給する液体を分注装置20のピペットチップCP内部に貯留しておき、ピペットチップCPの内部に貯留された液体の液面をピペットチップCPの開口部80からピペットチップCP外部に突出させた状態で当該開口部80を供給口(送液側の受部59)に挿入し、ピペットチップCP内部に貯留された液体を液体流路55に送出することで液体流路55に液体を供給するようにしている。これにより、液体流路55の送液側の受部59に開口部80よりもピペットチップCP内部の液体の液面84の方が先に到達する。したがって、液体流路55に液体が満たされている場合には液体流路55内に満たされた液体の液面86とピペットチップCP内部に貯留された液体の液面84とが接触した直後に開口部80が挿入されることになる。
すなわち、液体流路55内に満たされた液体とピペットチップCP内部に貯留された液体とが接することにより、開口部80に空気が混入する隙間をなくした状態で送液側の受部59に開口部80が挿入されるので、液体流路55内部への空気の混入を防止することができる。
(変形例)
上記実施の形態では、ピペットチップCP内に吸引された液体の液面84を開口部80の外側に突出させる形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
開口部80を供給口(送液側の受部59)に挿入する際に、液体流路55が液体で満たされている場合、供給口(送液側の受部59)における液体流路55の液面が当該液体流路55の外部に突出した状態とするようにしてもよい。
液体流路55内に満たされた液体の液面86を液体流路55の外部に突出させる方法としては、例えば、液体流路55の供給口(送液側の受部59)の内壁を、疎水性とすることがあげられる。
すなわち、容器内に液体を収容する場合、容器の内壁が親水性であれば、容器内に満たされた液体の液面は外部に対して窪んだ状態となるが、容器の内壁が疎水性であれば、容器内に満たされた液体の液面は、外部に対して突出した状態となる。
図14には、受部59の近傍の内壁を疎水性とした場合の液体流路55と分注装置20との概略図が示されている。同図に示されるように、受部59近傍の領域88を疎水性とすることで、液体流路55内部に満たされた液体の液面86を外部側に突出させることができる。
なお、この領域88全体の液体との接触面を疎水性にしてもよいし、受部59のテーパ面だけを疎水性にしてもよい。
したがって、同図に示されるように、開口部80の外側に液面84を突出させると共に、液体流路55内に満たされた液体の液面86が受部59方向に突出するようにして、ピペットチップCPの開口部80の挿入を実行することで、液体流路の供給口に供給管の開口部を挿入する際に、液体流路内に満たされた液体と供給管内部に貯留された液体とが接することによる開口部の隙間をなくした状態を維持しやすくなる。
これにより、開口部が供給口に挿入される際には、必ず開口部の中心部から外側に向かって液面と接触することになるので、開口部近傍の空気は開口部の外側に押し出されていくことになり、空気の混入が防止される。
なお、同図では、供給口(送液側の受部59)と排出口(吸引側の受部59)との両方の近傍の領域88を疎水性とする形態について示したが、供給口が常に同じ受部59である場合は、供給口となる受部59の近傍だけを疎水性としてもよい。
また、液体流路55内の液体を逆流させる場合が想定される場合は、両方の受部59において空気の混入を防止する必要があるので、両方の受部59を疎水性とすることが好ましい。
なお、本実施の形態に係るバイオセンサー10の構成や処理の流れ等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
本発明に係る実施形態のバイオセンサーの内部の斜視図である。 本発明に係る実施形態のバイオセンサーの内部の上面図である。 本発明に係る実施形態のバイオセンサーの内部の側面図である。 本発明に係る実施形態の測定スティックの斜視図である。 本発明に係る実施形態の測定スティックの分解斜視図である。 本発明に係る実施形態の測定スティックの測定領域及び参照領域へ照射光が入射している状態を示す模式図である。 本発明に係る実施形態の測定スティックの1の流路部材を下側からみた図である。 本発明に係る実施形態のバイオセンサーの分注ヘッドの鉛直駆動機構を示す斜視図である。 本発明に係る実施の形態のバイオセンサーの液体吸排部の概略構成図である。 本発明に係る実施の形態のバイオセンサーの光学測定部付近の構成とバイオセンサーの電気的構成を示す概略図である。 液体流路とピペットチップとの間に空気が混入した状態の一例を示す断面図である。 本発明に係る実施の形態の液体流路にピペットチップを挿入する際の液体流路の説明図である。 本発明に係る実施の形態の液置換処理の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る他の形態に係る液体流路にピペットチップを挿入する際の説明図である。 本発明に係る他の形態に係る液体流路の供給口の内壁部分を示す説明図である。
符号の説明
10 バイオセンサー
20 分注ヘッド
20A 分注管(供給管)
CP ピペットチップ(供給管)
22B モータ(駆動手段)
24A モータ(駆動手段)
27 第1ポンプ(ポンプ)
27C 第1モータ
28 第2ポンプ(ポンプ)
28C 第2モータ
30 測定部
50 測定スティック
55 液体流路
59 受部(供給口、排出口)
70 制御部(移動制御手段、ポンプ制御手段)
80 開口部

Claims (5)

  1. 液体を供給する供給口と液体を排出する排出口とをつなぐ液体流路に供給する液体を供給管の内部に貯留しておき、
    前記供給管の内部に貯留された液体の液面を前記供給管の開口部から供給管外部に突出させた状態で当該開口部を前記供給口に挿入し、
    前記供給管内に貯留された液体を前記液体流路に送出することで前記液体流路に液体を供給する送液方法。
  2. 前記開口部を前記供給口に挿入する際に、前記液体流路が液体で満たされている場合、前記供給口における前記液体流路の液面が当該液体流路の外部に突出した状態とすることを特徴とする請求項1記載の送液方法。
  3. 前記液体流路の前記供給口の内壁を、疎水性とすることを特徴とする請求項2記載の送液方法。
  4. 液体を供給する供給口と液体を排出する排出口とをつなぐ液体流路の供給口に挿入される開口部を有し、前記液体流路に供給する液体が貯留される供給管と、
    前記供給管の液体及び気体の吸引、吐出を行なうためのポンプと、
    前記供給管を移動させるための駆動手段を制御して前記開口部が前記液体流路の前記供給口に挿入する移動制御手段と、
    前記移動制御手段により前記開口部が前記供給口に挿入される前に、前記供給管内の液体の液面が前記開口部よりも外側に突出させ、前記供給口に前記開口部が挿入される際に、前記開口部よりも前記供給管内の液体の液面が先に前記供給口又は前記液体流路内部の液体の液面に接触するように前記ポンプを制御するポンプ制御手段と、
    を備えたことを特徴とする送液装置。
  5. 前記液体流路の前記供給口の内壁を疎水性としたことを特徴とする請求項4記載の送液装置。
JP2007072601A 2007-03-20 2007-03-20 送液方法及び送液装置 Pending JP2008232816A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007072601A JP2008232816A (ja) 2007-03-20 2007-03-20 送液方法及び送液装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007072601A JP2008232816A (ja) 2007-03-20 2007-03-20 送液方法及び送液装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008232816A true JP2008232816A (ja) 2008-10-02

Family

ID=39905793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007072601A Pending JP2008232816A (ja) 2007-03-20 2007-03-20 送液方法及び送液装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008232816A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016129886A (ja) * 2010-08-31 2016-07-21 キヤノン ユー.エス. ライフ サイエンシズ, インコーポレイテッドCanon U.S. Life Sciences, Inc. 流体混合及びチップインターフェースのための方法、デバイス、及びシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016129886A (ja) * 2010-08-31 2016-07-21 キヤノン ユー.エス. ライフ サイエンシズ, インコーポレイテッドCanon U.S. Life Sciences, Inc. 流体混合及びチップインターフェースのための方法、デバイス、及びシステム
US9962692B2 (en) 2010-08-31 2018-05-08 Canon U.S. Life Sciences, Inc. Methods, devices, and systems for fluid mixing and chip interface

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4657803B2 (ja) 送液システム及びその送液方法並びに流路ユニット。
US6864984B2 (en) Measuring method and apparatus using attenuation in total reflection
JP2007064942A (ja) 分注装置
JP2006322851A (ja) 全反射減衰を利用した測定装置及びその測定方法
US20180059130A1 (en) Detection Method and Reaction Device
US10502752B2 (en) Reaction method including pipette height detection and correction
JP2008232951A (ja) 流路部材、ピペットチップ及び液体供給装置
WO2016132945A1 (ja) 反応方法および反応装置
JPWO2008123022A1 (ja) 送液装置及び送液制御方法
JP2008232816A (ja) 送液方法及び送液装置
WO2017221775A1 (ja) 反応方法、ならびにこれを行う反応システムおよび反応装置
JP4979609B2 (ja) 測定装置
JP6943262B2 (ja) 送液システム、検査システム及び送液方法
JP2006090718A (ja) 全反射減衰を利用した測定装置
JP4986908B2 (ja) 測定装置
JP5235434B2 (ja) 分注装置
US20100107781A1 (en) Measurement apparatus
JP2008064485A (ja) 測定スティック、及び、測定装置
JP4727543B2 (ja) 測定装置及び測定方法
JP2008241463A (ja) 測定装置
JP2008089366A (ja) 分注装置
JP2008082803A (ja) 液置換装置、及び、測定装置
JP2008233019A (ja) 測定装置
JPWO2019244604A1 (ja) 検出方法及び検出装置
JP2008089364A (ja) 分注装置