JP2008232451A - 熱交換器の冷却水入口構造 - Google Patents

熱交換器の冷却水入口構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008232451A
JP2008232451A JP2007068301A JP2007068301A JP2008232451A JP 2008232451 A JP2008232451 A JP 2008232451A JP 2007068301 A JP2007068301 A JP 2007068301A JP 2007068301 A JP2007068301 A JP 2007068301A JP 2008232451 A JP2008232451 A JP 2008232451A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
shell
heat exchanger
water inlet
adapter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007068301A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Nanba
巧 難波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Radiator Mfg Co Ltd filed Critical Tokyo Radiator Mfg Co Ltd
Priority to JP2007068301A priority Critical patent/JP2008232451A/ja
Publication of JP2008232451A publication Critical patent/JP2008232451A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

【課題】シェル内における冷却水の流れを均一化するとともに局所的な過熱部位を無くして良好な熱交換ができるようにした熱交換器の冷却水入口構造を提供することを課題とする。
【解決手段】熱交換器のシェルにチューブアセンブリを内蔵し、前記各チューブの内部に高温のEGRガスを通し、その外部に冷却水を通して熱交換するEGRクーラ等の熱交換器における冷却水入口構造において、前記熱交換器の冷却水入口を形成する入口アダプタと、この入口アダプタを設けたシェルの内面側に突出した冷却水の流れ方向を規制する冷却水整流部材と、前記シェルの入口アダプタ配置箇所の真下を含む下辺側の壁面に、このシェルの下辺の横断方向全長に亘り適宜幅で下側へ膨らむ溝状に形成された冷却水の通路とを備えるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のチューブを内蔵したEGRクーラ等の熱交換器における冷却水入口に冷却水の流れをシェル内で均一化し局所的な淀みを生じないように配分する熱交換器の冷却水入口構造に関するものである。
従来のチューブアセンブリを有するEGRクーラ等の熱交換器1は、図9に示すように、スペーサとしての凸型に形成された複数のダボ2a,…,2aを介してほぼ均一なクリアランスを設けて積層した扁平チューブ2を、ダボ2a同士を重ね合わせて各扁平チューブ間のクリアランスをほぼ均一に保ちつつ各扁平チューブ2,…,2の端部をそれぞれエンドプレート3,3に組み付けたチューブアセンブリ4を形成し、このチューブアセンブリ4をシェル1aに収容して、水密、気密に固着して一体化している。
このような熱交換器1では、冷却水の入口1b側には冷却水入口パイプ5を、冷却水の出口1c側には出口アダプタ6aを介した冷却水出口パイプ6を、それぞれ接続して冷却水をシェル1a内に導入できるようにし、各扁平チューブ2,…,2をその外面側から冷却して、各扁平チューブ2,…,2内を通過するEGRガスを冷却する。
この冷却水入口パイプ5と冷却水出口パイプ6との接続位置は、冷却効果をより優れたものにするために、冷却水がシェル1a内を隅々まで通過できるようになる種々のタイプが形成されており、例えば、(1)シェル1aの下面の一端部に冷却水入口パイプ5を接続し、上面には冷却水入口パイプ5を設けた端部と反対側の端部に冷却水出口パイプ6を設けているもの(特許文献1)、(2)シェル1aの側面の一方には端部に冷却水入口パイプ5を設け、他方には冷却水入口パイプ5を設けた端部と反対側の端部に冷却水出口パイプ6を設けているもの(特許文献2)、(3)シェル1aの側面の一方には端部に冷却水入口パイプ5を設け、シェル1aの上面の冷却水入口パイプ5を設けた端部と反対側の端部に冷却水出口パイプ6を設けているもの(特許文献3)、また、(4)シェル1aの下面の一端部に冷却水入口パイプ5を設け、シェル1aの側面の冷却水入口パイプ5を設けた端部と反対側の端部に冷却水出口パイプ6を設けているもの(特許文献4)等がある。
そして、これら冷却水の冷却水入口パイプ5と冷却水出口パイプ6との配設位置による冷却水の流れの状態は、以下のようになっている。
(1)の場合には、シェル1a内に流入した冷却水は流入する方向と同じ方向に並べられた各扁平チューブ2,…,2に沿って流れるように分岐して各扁平チューブ2,…,2の壁面に沿って上方へ流れて上面の冷却水出口パイプ6に向かって収束し、排出されることで、すべての扁平チューブ2,…,2の表面を冷却している。
(2)の場合は、シェル1a内に流入した冷却水は直近の扁平チューブ2の壁面に沿って進み、扁平チューブ2の端縁からシェル1aの内壁面に沿って反対側の壁面まで進み、反対側の壁面まで進む間に各扁平チューブ2の間に形成されているクリアランスに冷却水の若干量が曲り込み、各扁平チューブ2,…,2の間を通過してから冷却水出口パイプ6へ向かって収束して、冷却水出口パイプ6から排出される。
(3)の場合は、冷却水が横方向から流入して上方向へ流出させる場合で、流入した冷却水は直近の扁平チューブ2の壁面に沿って進み、扁平チューブ2の端縁からシェル1aの内壁面に沿って反対側の壁面へ向かって進み、途中で各扁平チューブ2の間に形成されているクリアランスに冷却水の若干量を曲り込ませて、各扁平チューブ2,…,2の間を冷却水により冷却し、各扁平チューブ2,…,2の間を通過してから上面側の出口へ向かって収束して冷却水出口パイプ6から排出される。
特開2002−107091公報 特開2004−177060公報 特開2003−201923公報 特開2003−090693公報
〔従来技術の問題点〕
このような熱交換器1では、これら冷却水の出入口の配設位置による各扁平チューブ2,…,2の冷却状態が、シェル内部における冷却水の分布によって状況が異なる。
例えば、側面から流入し、上面から流出する場合、図9に示すように、冷却水の分岐の状態に偏りが生じて、冷却水の流れが多いところ1eと少ないところ1fとができ、水量の少ない場所では、扁平チューブ2内を流れるEGRガスとの熱交換が悪くなり、特に熱交換量が多い扁平チューブ2,…,2間の冷却水が沸騰し、各扁平チューブ2,…,2の間ではシェル1aの内壁面に沿って流れる周辺部の冷却水が中央部の冷却水に比較して流量が少なく、条件の悪いところでは冷却水が過熱されて沸騰するという問題点があった。
また、ガス温度が高くなっている近年のEGRクーラ等の熱交換器においては、エンジンルームの制約上やむを得ず熱交換器の側面に冷却水入口パイプ5を設けて、冷却水がシェル1a内のチューブ壁面に垂直な方向から流入させなければならない場合がある。このような場合に、冷却水の出入口の位置関係によっては、シェル1a内に導かれる冷却水が最短距離を通って冷却水出口パイプ6から排出されていくため、流れの悪い箇所が生じて淀みとなり、その箇所で冷却水が過熱されて沸騰するという問題点があった。
本発明は、従来の技術における前記問題点に鑑みて成されたものであり、これを解決するため具体的に設定した技術的な課題は、シェル内における冷却水の流れを均一化するとともに局所的な過熱部位を無くして良好な熱交換ができるようにした熱交換器の冷却水入口構造を提供することにある。
本発明における前記課題が効果的に解決される熱交換器の冷却水入口構造を特定するために、必要と認める事項の全てが網羅され、具体的に構成された、課題解決手段を以下に示す。
熱交換器の冷却水入口構造に係る第1の課題解決手段は、熱交換器のシェルにチューブアセンブリを内蔵し、前記各チューブの内部に高温のEGRガスを通し、その外部に冷却水を通して熱交換するEGRクーラ等の熱交換器における冷却水入口構造において、前記熱交換器の冷却水入口を形成する入口アダプタと、この入口アダプタを設けたシェルの内面側に突出した冷却水の流れ方向を規制する冷却水整流部材と、前記シェルの入口アダプタ配置箇所の真下を含む下辺側の壁面に、このシェルの下辺の横断方向全長に亘り適宜幅で下側へ膨らむ溝状に形成された冷却水の通路と、を備えたことを特徴とするものである。
同上熱交換器の冷却水入口構造に係る第2の課題解決手段は、前記冷却水の通路の適宜幅を前記冷却水整流部材の幅と同等以上の幅としたことを特徴とする。
同上熱交換器の冷却水入口構造に係る第3の課題解決手段は、前記冷却水整流部材を、前記入口アダプタのシェル側の先端部に一体に形成したことを特徴とする。
同上熱交換器の冷却水入口構造に係る第4の課題解決手段は、前記冷却水整流部材を、前記シェルの内面に突出するようにシェルと一体に形成したことを特徴とする。
同上熱交換器の冷却水入口構造に係る第5の課題解決手段は、前記シェル内から冷却水を排出する冷却水出口を形成する出口アダプタを前記シェルの外面に固着し、前記入口アダプタの入口と前記出口アダプタの出口とは同一方向に向けたことを特徴とする。
熱交換器の冷却水入口構造に係る第1の課題解決手段では、熱交換器の冷却水入口を形成する入口アダプタと、この入口アダプタを設けたシェルの内面側に突出して流れ方向を規制する冷却水整流部材と、シェルの入口アダプタ配置箇所の真下を含む下辺側の壁面に、このシェルの下辺の横断方向全長に亘り適宜幅で下側へ膨らむ溝状に形成された冷却水の通路とを備えたことにより、冷却水整流部材により流入方向を制限されて流入した冷却水が、冷却水の通路を介して冷却水出口に達するまでの距離が長い方向への冷却水の量が多くなるように流路に案内されて、各チューブの間に略均等に冷却水が流れて出口方向へ向かい、シェル内を流れる冷却水の量が各チューブ間で均一で過不足なく流れることができるようになり、シェル内部における流れが淀むことによる冷却水の沸騰が防止でき、チューブ内を流れるEGRガスとの熱交換が良好で、しかも効率良くできる。
熱交換器の冷却水入口構造に係る第2の課題解決手段では、冷却水整流部材から流入した冷却水が冷却水整流部材の幅と同等以上の幅を有する下側へ膨らむ溝状に形成された冷却水の通路を経て各チューブの間に略均等に流れ、シェル内を流れる冷却水の量が均一で過不足なく流れることができる。
熱交換器の冷却水入口構造に係る第3の課題解決手段では、冷却水整流部材を入口アダプタのシェル側の先端部に一体に形成したことにより、シェルへの取付けおよび調整が容易で、しかもシェル内における冷却水の流れを均一にすることが容易にできる。
熱交換器の冷却水入口構造に係る第4の課題解決手段では、冷却水整流部材をシェルの内面に突出するようにシェルと一体に形成したことにより、入口アダプタには整流部材を形成する必要がなく、入口アダプタの形状が単純化でき、入口アダプタの取付けを容易にすることができる。
熱交換器の冷却水入口構造に係る第5の課題解決手段では、シェル内から冷却水を排出する冷却水出口を形成する出口アダプタをシェルの外面に固着し、入口アダプタの入口と出口アダプタの出口とは同一方向へ向けたことにより、エンジンルームの制約上やむを得ず熱交換器の側面に入口アダプタを設け、シェル内のチューブ壁面に垂直な方向から冷却水が流入する場合であっても、冷却水の流れを均一化することができ、かつ冷却水入口パイプが容易に取り付けできるばかりか、冷却水出口パイプと同一方向から配管および取り付けできて、配管系統全体としてコンパクトに形成でき、収容スペースを効果的に利用することができ、作業性を向上することができて、コストを削減できる。
以下、本発明による最良の実施形態を具体的に説明する。
ただし、この実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるため具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、発明内容を限定するものではない。
また、従来の技術で説明したものと同じものは同じ符号を付して具体的な説明を省略する。
〔第1実施態様〕
〔構成〕
この第1実施形態における熱交換器の冷却水入口構造は、図1〜4に示すように、ステンレス鋼製の薄板からなるシェル1aを有し、シェル1aには複数の扁平チューブ2,…,2をエンドプレート3,3により束ねたチューブアセンブリ4を収容し、扁平チューブ2,…,2内にEGRガスを導入し、扁平チューブ2,…,2の外面側には冷却水が流れてEGRガスの熱を冷却水により吸収する。
シェル1aの側面の一端側には冷却水の入口1bを穿設し、その入口1bの位置に合わせて冷却水入口アダプタ11を設け、シェル1aの上面の冷却水導入側と反対側に位置する端部(以下、単に他端側ということにする)には冷却水の出口1cを穿設し、その出口1cの位置に合わせて冷却水出口アダプタ12を設けて、冷却水をシェル1aの外部から内部へ導入し、またシェル内部から外部へ排出できるようにする。
このEGRクーラ用熱交換器10では、熱交換の結果として、排出されるEGRガスを所定の温度まで下げることができるようにしている。
このEGRクーラ用熱交換器10のシェル1aには冷却水の入口1bに合わせて冷却水入口アダプタ11を直接固着し、冷却水入口アダプタ11のシェル側に位置する端面には冷却水整流部材13を一体に突設し、冷却水入口アダプタ11のシェル側と反対側の端部には冷却水入口パイプ5を接続する。
冷却水入口パイプ5の接続には、シェル側と反対側の端部に穿設されたパイプ挿入孔11bに冷却水入口パイプ5の先端部を、その先端部に形成された周上に形成されたリング状突出部5aが当接する位置まで挿入し、固着する。
冷却水入口アダプタ11は、シェル側に位置する端面11aをシェル1aとの接合面とし、他端側を冷却水入口パイプ5の接続用端部として使用する。この冷却水入口アダプタ11は、上面を厚肉円筒の一部を形成し、その下方のシェル側に位置する過半部には矩形状の空間を形成した箱型形状とし、他端側の冷却水入口パイプ5の接続用端部には円筒形の一部と矩形との合成された空間に達するパイプ挿入孔11bを穿設して内部を空洞にした蒲鉾型の部材で、シェル側に位置する端面11aには冷却水整流部材13を突設している。
冷却水整流部材13は、冷却水入口アダプタ11のシェル側に位置する端面11aから、シェル内部の扁平チューブ2との間に形成された隙間の寸法の半分以上を占める突出量で扁平チューブ2に近づくように突出し、上部に円筒の一部13aを形成し、下部に平行平面となる2つの壁面13b、13bを有する隧道形状に形成し、冷却水の入口1bに挿入して、シェル1aに固着する。そして、冷却水整流部材13の隧道形状に形成された形状の下端部を開放して、冷却水を下側へ流出し易くなるようにする。
さらに、EGRクーラ用熱交換器10のシェル1aには、冷却水入口アダプタ11を固着した位置の下方に、シェル1aの下辺の略全長に亘り冷却水整流部材13の幅と同等以上の幅で下側へ膨らむ冷却水の通路14を設け、冷却水整流部材13から下方へ流出する冷却水が上方へ向かう水量より多く流れるように流路面積を大きくする。
また、固着の方法は、主としてろう付けまたは溶接によるものとする。
〔第1実施態様の作用効果〕
このような第1実施形態における熱交換器の冷却水入口構造では、シェル1aの側面の一端部に冷却水入口アダプタ11を設けるとともに、シェル1aの下辺側に冷却水をより多く導入するための拡大した通路14を設けたことにより、各扁平チューブ2,…,2間を上方へ向けて流れ、上方に設けられた冷却水の出口1cに収束する冷却水の流れがそれぞれ均一化され、従来では冷却水の流れが淀むことにより生じていた沸騰がなくなり、扁平チューブ2,…,2内を流れるEGRガスとの良好な熱交換ができるようになる。
冷却水入口パイプ5を横方向から冷却水入口アダプタ11に接続することにより、冷却水出口パイプ6を横方向から冷却水出口アダプタ12に接続することと合わせて利用することにより、組付け高さを大幅に抑えることができ、縦方向のスペースに制約がある場合でも最適な冷却水の出入口の位置を確保することができる。
〔第2実施態様〕
第1実施態様では冷却水入口アダプタ11と冷却水整流部材13とを一体に形成したが、これらを別体に形成した場合を第2実施態様として具体的に説明する。
〔構成〕
第2実施形態における熱交換器の冷却水入口構造は、図5,6に示すように、シェル1aに設けた下辺側の冷却水の通路14に隣接する側面の下端部に、シェル内面側に突出する門形に形成された冷却水整流部材(門形突出部)13を一体に形成し、その冷却水整流部材13を形成した位置の外面側に冷却水入口アダプタ11のシェル側に位置する端面を当接して固着する。そして、冷却水入口アダプタ11のシェル側と反対側の端部(他端部)には冷却水入口パイプ5を接続する。冷却水入口パイプ5の接続には、シェル側と反対側の端部に穿設されたパイプ挿入孔11bに冷却水入口パイプ5の先端部を、その先端部に形成された周上に形成されたリング状突出部5aが当接する位置まで挿入し、固着する。
その他の点については第1実施態様と同様に形成する。
〔第2実施態様の作用効果〕
このような第2実施形態では、冷却水整流部材13がシェル側に一体に形成されたから冷却水入口アダプタ11の取付け時に冷却水整流部材13の向きを調整しなおすことが必要なくなり、作業がより簡素化される。そして、冷却水の供給を最適な位置からシェル1a内の給水配分が効果的に均一化でき、熱交換を効率良く行なうことができる。
〔第3実施態様〕
第1実施態様および第2実施態様では冷却水入口アダプタ11を冷却水入口パイプ5と別体に形成したが、冷却水整流部材13を冷却水入口パイプ5に一体に形成して、冷却水入口アダプタ11を省略した場合を第3実施態様として具体的に説明する。
〔構成〕
第3実施形態における熱交換器の冷却水入口構造は、図7,8に示すように、冷却水入口アダプタ11に変えて冷却水入口パイプ15の先端部を整形して冷却水整流部材13を設けて、冷却水入口アダプタ11と冷却水整流部材13とを一体にした場合に匹敵した機能を有するものが得られるようにしたものである。
冷却水入口パイプ15のシェル1a側に位置する端部のうち、冷却水入口パイプのリング状突出部15aよりも先端側に位置する先端部15bを、先端部15bにパイプの下半分を切り落として半円状に成形した冷却水整流部材(半円状突出部)13の相当部分と、その下半分切り落とし部分からリング状突出部5aまでの間のパイプ形状の冷却水入口アダプタ11の相当部分とからなり、冷却水整流部材13と冷却水入口アダプタ11との一体型部材として扱うことができる一体型部材相当品に形成する。
そして、シェル1aには、冷却水の入口1bと同じように孔を設けるとともに外方へ突出した筒状の突出部1dを設けて、冷却水入口パイプ15の先端部15bを挿入可能に形成して、この筒状の突出部1dに一体型部材相当品に形成した冷却水入口パイプ15の先端部15bを挿入し、固着する。
その他の点については第1実施態様と同様に形成する。
〔第3実施態様の作用効果〕
このような第3実施形態では、半円状に成形した冷却水整流部材13の相当部分を冷却水の通路14の方へ向けて筒状の突出部1dに冷却水入口パイプ15の先端部15bを挿入し、固着することによって、別に製作した冷却水整流部材13と冷却水入口アダプタ11とを必要としなくなり、部品点数の削減、作業工程の簡略化が実現し、さらに、冷却水の供給を最適な位置からシェル1a内の給水配分が効果的に均一化できて、熱交換を効率良く行なうことができる。
本発明の第1実施態様に係る熱交換器の冷却水入口構造を示す斜視図である。 同上熱交換器の冷却水入口構造を示す正面説明図である。 同上熱交換器の冷却水入口構造に使用される冷却水入口アダプタを示す斜視説明図である。 同上交換器の冷却水入口構造を示す部分拡大断面説明図である。 本発明の第2実施態様に係る熱交換器の冷却水入口構造のシェル下部を示す斜視図である。 同上熱交換器の冷却水入口構造を示す部分拡大断面説明図である。 本発明の第3実施態様に係る熱交換器の冷却水入口構造に用いられる冷却水入口アダプタとなる冷却水入口パイプの先端部を示す斜視説明図である。 同上熱交換器の冷却水入口構造を示す部分拡大断面説明図である。 従来の熱交換器の冷却水入口構造における冷却水の流れを示す正面説明図である。
符号の説明
1,10 EGRクーラ用熱交換器
1a シェル
1b (冷却水の)入口
1c (冷却水の)出口
1d (筒状の)突出部
1e 冷却水の流れの多いところ
1f 冷却水の流れの少ないところ
2 扁平チューブ
2a ダボ
3 エンドプレート
4 チューブアセンブリ
5 冷却水入口パイプ
5a リング状突出部
6 冷却水出口パイプ
6a 出口アダプタ
11 冷却水入口アダプタ
11a (シェル側に位置する)端面
11b パイプ挿入孔
12 冷却水出口アダプタ
13 冷却水整流部材
13a 円筒の一部
13b (平行平面となる)壁面
14 (冷却水の)通路
15 冷却水入口パイプ
15a リング状突出部
15b 先端部

Claims (5)

  1. 熱交換器のシェルにチューブアセンブリを内蔵し、前記各チューブの内部に高温のEGRガスを通し、その外部に冷却水を通して熱交換するEGRクーラ等の熱交換器における冷却水入口構造において、
    前記熱交換器の冷却水入口を形成する入口アダプタと、
    この入口アダプタを設けたシェルの内面側に突出して冷却水の流れ方向を規制する冷却水整流部材と、
    前記シェルの入口アダプタ配置箇所の真下を含む下辺側の壁面に、このシェルの下辺の横断方向全長に亘り適宜幅で下側へ膨らむ溝状に形成された冷却水の通路と、
    を備えたことを特徴とする熱交換器の冷却水入口構造。
  2. 前記冷却水の通路の適宜幅を前記冷却水整流部材の幅と同等以上の幅としたことを特徴とする請求項1記載の熱交換器の冷却水入口構造。
  3. 前記冷却水整流部材を、前記入口アダプタのシェル側の先端部に一体に形成したことを特徴とする請求項1記載の熱交換器の冷却水入口構造。
  4. 前記冷却水整流部材を、前記シェルの内面に突出するようにシェルと一体に形成したことを特徴とする請求項1記載の熱交換器の冷却水入口構造。
  5. 前記シェル内から冷却水を排出する冷却水出口を形成する出口アダプタを前記シェルの外面に固着し、前記入口アダプタの入口と前記出口アダプタの出口とは同一方向に向けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の熱交換器の冷却水入口構造。
JP2007068301A 2007-03-16 2007-03-16 熱交換器の冷却水入口構造 Pending JP2008232451A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007068301A JP2008232451A (ja) 2007-03-16 2007-03-16 熱交換器の冷却水入口構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007068301A JP2008232451A (ja) 2007-03-16 2007-03-16 熱交換器の冷却水入口構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008232451A true JP2008232451A (ja) 2008-10-02

Family

ID=39905466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007068301A Pending JP2008232451A (ja) 2007-03-16 2007-03-16 熱交換器の冷却水入口構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008232451A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013024109A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Toyota Motor Corp 排気冷却装置
WO2013092641A1 (fr) * 2011-12-22 2013-06-27 Valeo Termico, S.A. Echangeur de chaleur pour gaz, en particulier pour gaz d'echappement d'un moteur
KR20150088872A (ko) * 2012-11-28 2015-08-03 발레오 테르미코 에스.에이. 특히 엔진의 배기 가스용의 가스 열교환기
CN110714859A (zh) * 2018-07-11 2020-01-21 现代自动车株式会社 排放气体再循环冷却器
CN112710185A (zh) * 2020-12-29 2021-04-27 浙江银轮机械股份有限公司 外壳组件及换热器

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013024109A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Toyota Motor Corp 排気冷却装置
WO2013092641A1 (fr) * 2011-12-22 2013-06-27 Valeo Termico, S.A. Echangeur de chaleur pour gaz, en particulier pour gaz d'echappement d'un moteur
US9791215B2 (en) 2011-12-22 2017-10-17 Valeo Termico, S.A. Heat exchanger for gases, in particular for the exhaust gases of an engine
KR20150088872A (ko) * 2012-11-28 2015-08-03 발레오 테르미코 에스.에이. 특히 엔진의 배기 가스용의 가스 열교환기
CN104981678A (zh) * 2012-11-28 2015-10-14 法雷奥热力股份有限公司 气体热交换器,特别是用于发动机的排气的气体热交换器
KR101694083B1 (ko) * 2012-11-28 2017-01-06 발레오 테르미코 에스.에이. 특히 엔진의 배기 가스용의 가스 열교환기
CN104981678B (zh) * 2012-11-28 2018-11-27 法雷奥热力股份有限公司 气体热交换器,特别是用于发动机的排气的气体热交换器
CN110714859A (zh) * 2018-07-11 2020-01-21 现代自动车株式会社 排放气体再循环冷却器
CN112710185A (zh) * 2020-12-29 2021-04-27 浙江银轮机械股份有限公司 外壳组件及换热器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10107569B2 (en) U-bend pipe type heat exchanger
JP2008231929A (ja) Egrクーラ用熱交換器の冷却水入口構造
JP4938610B2 (ja) Egrクーラ
JP2008232451A (ja) 熱交換器の冷却水入口構造
KR101321064B1 (ko) 차량용 통합형 열교환기
KR20160124701A (ko) 열교환장치
US10753642B2 (en) Combustion apparatus
KR20140111295A (ko) 가스, 특히 엔진의 배기 가스를 위한 열교환기
KR20150144723A (ko) 유동 디플렉터
JP2009114923A (ja) Egrクーラ
US20210071960A1 (en) Heat exchanger
JP5128908B2 (ja) Egrクーラ
JP2006200490A (ja) 排気再循環システムの排気冷却装置
CN106482537A (zh) 用于内燃机的热交换器
JP2008008568A (ja) 熱交換器
JP2008163783A (ja) エア抜き構造を有するegrクーラ
JP2009097839A (ja) 熱交換器
JP2010112650A (ja) 熱交換器及びこれを用いた給湯装置
JP2006057988A (ja) 燃焼式熱源機の廃熱回収用熱交換器
JP2006207952A (ja) 熱交換器
JP2020056518A (ja) 熱交換器
JP2009074768A (ja) 熱交換器
JP6172701B2 (ja) 熱交換器
JP2008298325A (ja) 熱交換器および温水装置
JP2008122033A (ja) 給湯システムのガスクーラ