JP2008231847A - 下水逆流防止機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】水道給水栓から水を出している時、この水を下水管に流すことができ、水道給水栓から水を出していない時、下水管からの下水の逆流を防止することが可能な下水逆流防止機構を提供する。
【解決手段】排水管14内の流路を開閉する開閉体32と、開閉体32を開閉作動させる作動装置33とを有し、作動装置33は、水道管16内の水圧を作動圧として開閉体32を閉方向へ付勢するピストン36と、開閉体32を開方向へ付勢するバネ37とを有し、水道給水栓17を閉じた状態では、ピストン36による閉方向への付勢力Fsがバネ37による開方向への付勢力Foよりも大きくなり、水道給水栓17を開いた状態では、上記閉方向への付勢力Fsが上記開方向への付勢力Foよりも小さくなるように設定されている。
【選択図】図1
【解決手段】排水管14内の流路を開閉する開閉体32と、開閉体32を開閉作動させる作動装置33とを有し、作動装置33は、水道管16内の水圧を作動圧として開閉体32を閉方向へ付勢するピストン36と、開閉体32を開方向へ付勢するバネ37とを有し、水道給水栓17を閉じた状態では、ピストン36による閉方向への付勢力Fsがバネ37による開方向への付勢力Foよりも大きくなり、水道給水栓17を開いた状態では、上記閉方向への付勢力Fsが上記開方向への付勢力Foよりも小さくなるように設定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、下水管から排水管への下水の逆流を防止する下水逆流防止機構に関する。
従来、図4に示すように、地上に設置された流し台11の底部に排水口12が形成され、排水口12と地中に埋設された下水管13との間に排水管14が接続されている。また、水道管16の末端には、流し台11に水を供給する水道給水栓17(蛇口)が設けられている。排水管14は排水トラップ18を有している。また、排水管14には、下水管13からの下水の逆流を防止する逆流防止弁19が設けられている。
これによると、水道給水栓17を開いて水を出した場合、この水は排水口12から排水管14を経て下水管13に流れ込む。また、大雨等により下水管13内の水位が上昇し、下水管13内の下水が排水管14内を逆流しようとしても、逆流防止弁19が流路を閉じることによって下水の逆流が防止されるため、下水管13内の下水が排水管14を逆流して流し台11に溢れ出すのを防止することができる。
尚、下記特許文献1には、排水管に逆流防止弁を設けた構成が開示されている。
特開2001−193114
しかしながら上記の従来形式では、逆流防止弁19が流路を閉じることによって下水の逆流を防止しているが、この状態で、水道給水栓17を開いて水を出した場合、水道給水栓17から出た水が、排水管14内を流れずに、流し台11に溢れ出すといった問題がある。
本発明は、水道給水栓から水を出している時、この水を下水管に流すことができ、水道給水栓から水を出していない時、下水管からの下水の逆流を防止することが可能な下水逆流防止機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本第1発明は、水道給水栓から排出された水が排水管を経て下水管に流れ込む流路に設けられ、下水管から排水管への下水の逆流を防止する下水逆流防止機構であって、排水管内の流路を開閉する開閉体と、開閉体を開閉作動させる作動装置とを有し、作動装置は、水道給水栓が接続されている水道管内の水圧を作動圧として開閉体を閉方向へ付勢するピストンと、開閉体を開方向へ付勢する弾性部材とを有し、水道給水栓を閉じた状態では、ピストンによる閉方向への付勢力が弾性部材による開方向への付勢力よりも大きくなり、水道給水栓を開いた状態では、ピストンによる閉方向への付勢力が弾性部材による開方向への付勢力よりも小さくなるように設定されているものである。
これによると、水道給水栓を閉じた場合、水道管内の水圧がピストンにかかり、ピストンによる閉方向への付勢力が弾性部材による開方向への付勢力よりも大きくなるため、開閉体がピストンによって閉方向へ作動し排水管内の流路を閉じる。これにより、水道給水栓から水を出していない時、下水管内の下水が排水管を逆流するのを防止することができる。
また、水道給水栓を開いた場合、水道管内の水が水道給水栓から流出するため、水道管内の水圧が低下し、ピストンにかかる水圧が低下する。これにより、ピストンによる閉方向への付勢力が弾性部材による開方向への付勢力よりも小さくなり、開閉体が弾性部材によって開方向へ作動し排水管内の流路を開く。したがって、水道給水栓から水を出している時、この水を下水管に流すことができる。
また、開閉体は上記のように水道管内の水圧による付勢力と弾性部材による付勢力とで開閉するため、電力が不要であり、コストが低減される。
本第2発明は、排水管は排水トラップを有し、開閉体は排水トラップの下流側又は上流側に設けられているものである。
本第2発明は、排水管は排水トラップを有し、開閉体は排水トラップの下流側又は上流側に設けられているものである。
これによると、下水管からの臭気の逆流を防止することができる。
以上のように本発明によると、水道給水栓から水を出していない時、下水管内の下水が排水管を逆流するのを防止することができ、水道給水栓から水を出している時、この水を下水管に流すことができる。
また、開閉体は水道管内の水圧による付勢力と弾性部材による付勢力とで開閉するため、電力が不要であり、コストが低減される。
さらに、排水トラップにより、下水管からの臭気の逆流を防止することができる。
さらに、排水トラップにより、下水管からの臭気の逆流を防止することができる。
以下、本発明における実施の形態を図1〜図3を参照して説明する。尚、先述した従来のものと同じ部材については同一の符号を付記して説明を省略する。
水道給水栓17から排出された水Wが排水管14を経て下水管13に流れ込む流路には、下水管13から排水管14への下水の逆流を防止する下水逆流防止機構31が設けられている。下水逆流防止機構31は、排水管14内の流路を開閉する開閉体32と、開閉体32を開閉作動させる作動装置33とを有している。
水道給水栓17から排出された水Wが排水管14を経て下水管13に流れ込む流路には、下水管13から排水管14への下水の逆流を防止する下水逆流防止機構31が設けられている。下水逆流防止機構31は、排水管14内の流路を開閉する開閉体32と、開閉体32を開閉作動させる作動装置33とを有している。
開閉体32は、排水トラップ18の下流側と下水管13との間に配置され、排水管14の流路に対して直交する横方向に出退して、閉位置S(図1参照)と開位置O(図2参照)に切換えられる。
作動装置33は、筒体35と、筒体35内に収納されて開閉方向へ移動自在なピストン36と、コイル状のバネ37(弾性部材の一例)と、ピストン36の移動を時間的に遅らせるダッシュポット38と、水道管16と筒体35との間に接続された導圧管39とを有している。
ピストン36と開閉体32とは連結軸40を介して連結されている。また、水道管16内の水圧は導圧管39を介してピストン36の背面に作用しており、これにより、ピストン36は、水道管16内の水圧を作動圧として、開閉体32を閉方向へ付勢している。また、バネ37は、ピストン36の付勢力に抗して、開閉体32を開方向へ付勢している。
尚、図1に示すように、水道給水栓17を閉じた状態では、ピストン36による閉方向への付勢力Fsがバネ37による開方向への付勢力Foよりも大きくなるように設定され、また、図2に示すように、水道給水栓17を開いた状態では、上記付勢力Fsが上記付勢力Foよりも小さくなるように設定されている。
ダッシュポット38は、筒体35内に収納され、ピストン36の背面側に設置されている。また、水道管16内にはオリフィス41が設けられている。このオリフィス41は、水道管16と導圧管39との接続部よりも上流側に位置しており、水道給水栓17を開いた場合にオリフィス41と水道給水栓17との間の水圧を低下させる役割を担っているものである。
以下、上記構成における作用を説明する。
図1に示すように、水道給水栓17を閉じた場合、水道管16内の水圧が導圧管39を介してピストン36の背面にかかり、ピストン36による閉方向への付勢力Fsがバネ37による開方向への付勢力Foよりも大きくなるため、開閉体32がピストン36に押されて閉方向へ作動し排水管14内の流路を閉じる。これにより、水道給水栓17から水Wを出していない時、下水管13内の下水が排水管14を逆流して流し台11に溢れ出すのを防止することができる。
図1に示すように、水道給水栓17を閉じた場合、水道管16内の水圧が導圧管39を介してピストン36の背面にかかり、ピストン36による閉方向への付勢力Fsがバネ37による開方向への付勢力Foよりも大きくなるため、開閉体32がピストン36に押されて閉方向へ作動し排水管14内の流路を閉じる。これにより、水道給水栓17から水Wを出していない時、下水管13内の下水が排水管14を逆流して流し台11に溢れ出すのを防止することができる。
また、図2に示すように、水道給水栓17を開いた場合、水道管16内の水Wが水道給水栓17から流出するため、水道管16内の水圧が低下する。この際、水Wがオリフィス41を通過する時の圧力損失によって、オリフィス41と水道給水栓17との間の水圧が一段と低下するため、導圧管39を介してピストン36の背面にかかる水圧が低下する。これにより、ピストン36による閉方向への付勢力Fsがバネ37による開方向への付勢力Foよりも小さくなり、開閉体32がバネ37に押されて開方向へ作動し排水管14内の流路を開く。したがって、水道給水栓17から水Wを出している時、この水Wを下水管13に流すことができる。
また、開閉体32は上記のように水道管16内の水圧による付勢力Fsとバネ37による付勢力Foとで開閉するため、電力が不要であり、コストが低減される。
また、水道給水栓17を開いた状態から閉じた場合、導圧管39を介してピストン36の背面にかかる水圧が増大し、閉方向への付勢力Fsが開方向への付勢力Foよりも大きくなってピストン36が閉方向へ作動するが、この際、ピストン36の閉方向への移動はダッシュポット38によって時間的に遅れる。これにより、水道給水栓17を閉じた時点から一定時間遅れて開閉体32が閉位置Sまで移動するため、排水管14内を水Wが通過した直後に開閉体32が排水管14の流路を閉じることになる。したがって、水道給水栓17から排出された水Wの流れが開閉体32によって堰き止められるのを防止することができる。尚、上記一定時間は、水道給水栓17から排出された水Wが開閉体32の設置箇所を通過するまでに要する時間とほぼ同じ時間に相当する。
また、水道給水栓17を開いた状態から閉じた場合、導圧管39を介してピストン36の背面にかかる水圧が増大し、閉方向への付勢力Fsが開方向への付勢力Foよりも大きくなってピストン36が閉方向へ作動するが、この際、ピストン36の閉方向への移動はダッシュポット38によって時間的に遅れる。これにより、水道給水栓17を閉じた時点から一定時間遅れて開閉体32が閉位置Sまで移動するため、排水管14内を水Wが通過した直後に開閉体32が排水管14の流路を閉じることになる。したがって、水道給水栓17から排出された水Wの流れが開閉体32によって堰き止められるのを防止することができる。尚、上記一定時間は、水道給水栓17から排出された水Wが開閉体32の設置箇所を通過するまでに要する時間とほぼ同じ時間に相当する。
また、排水トラップ18により、下水管13からの臭気の逆流を防止することができる。
上記実施の形態では、開閉体32を、排水トラップ18の下流側と下水管13との間に配置しているが、排水トラップ18の上流側と流し台11との間に配置してもよい。
上記実施の形態では、開閉体32を、排水トラップ18の下流側と下水管13との間に配置しているが、排水トラップ18の上流側と流し台11との間に配置してもよい。
13 下水管
14 排水管
16 水道管
17 水道給水栓
18 排水トラップ
31 下水逆流防止機構
32 開閉体
33 作動装置
36 ピストン
37 バネ(弾性部材)
Fs 閉方向への付勢力
Fo 開方向への付勢力
W 水
14 排水管
16 水道管
17 水道給水栓
18 排水トラップ
31 下水逆流防止機構
32 開閉体
33 作動装置
36 ピストン
37 バネ(弾性部材)
Fs 閉方向への付勢力
Fo 開方向への付勢力
W 水
Claims (2)
- 水道給水栓から排出された水が排水管を経て下水管に流れ込む流路に設けられ、
下水管から排水管への下水の逆流を防止する下水逆流防止機構であって、
排水管内の流路を開閉する開閉体と、開閉体を開閉作動させる作動装置とを有し、
作動装置は、水道給水栓が接続されている水道管内の水圧を作動圧として開閉体を閉方向へ付勢するピストンと、開閉体を開方向へ付勢する弾性部材とを有し、
水道給水栓を閉じた状態では、ピストンによる閉方向への付勢力が弾性部材による開方向への付勢力よりも大きくなり、水道給水栓を開いた状態では、ピストンによる閉方向への付勢力が弾性部材による開方向への付勢力よりも小さくなるように設定されていることを特徴とする下水逆流防止機構。 - 排水管は排水トラップを有し、
開閉体は排水トラップの下流側又は上流側に設けられていることを特徴とする請求項1記載の下水逆流防止機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007075693A JP2008231847A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | 下水逆流防止機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007075693A JP2008231847A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | 下水逆流防止機構 |
Publications (1)
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Family
ID=39904979
Family Applications (1)
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JP2007075693A Pending JP2008231847A (ja) | 2007-03-23 | 2007-03-23 | 下水逆流防止機構 |
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JP (1) | JP2008231847A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105804181A (zh) * | 2016-05-22 | 2016-07-27 | 蚌埠智达科技咨询有限公司 | 一种防堵塞u形下水管道 |
KR101687315B1 (ko) * | 2016-06-17 | 2016-12-16 | 주식회사 서웅이엔씨 | 이젝팅 기능을 갖는 배수관 |
CN107675762A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-02-09 | 温州泓呈祥科技有限公司 | 一种基于水封的厨房防臭防堵水槽 |
-
2007
- 2007-03-23 JP JP2007075693A patent/JP2008231847A/ja active Pending
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CN107675762A (zh) * | 2017-10-23 | 2018-02-09 | 温州泓呈祥科技有限公司 | 一种基于水封的厨房防臭防堵水槽 |
CN107675762B (zh) * | 2017-10-23 | 2018-05-29 | 温州泓呈祥科技有限公司 | 一种基于水封的厨房防臭防堵水槽 |
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