JP2008231676A - 鋼・コンクリート床版接合構造物の製造方法及び埋込み型枠 - Google Patents

鋼・コンクリート床版接合構造物の製造方法及び埋込み型枠 Download PDF

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Abstract

【課題】鋼桁とコンクリート床版の接合構造物の製造方法において、ジベルによる拘束等の悪影響や、ジベル周囲に強度低下の要因となる空隙等の発生を十分に緩和しながらプレストレスを有効に導入でき、容易に鋼桁とコンクリート床版とを一体化させることができる製造方法、該方法等に用いる埋込み型枠を提供すること。
【解決手段】本発明の製造方法は、鋼桁上に設けたコンクリート板間の間隙にコンクリート等を打設する前に、上下が開口した囲包体と、該囲包体内面に沿って自重により下降しうる蓋部とを備える埋込み型枠を、ジベルを囲うように、囲包体を間隙の鋼桁表面に設置し、各囲包体内に上部開口から遅延硬化性セメント組成物を、ジベル全体が覆われるように充填し、蓋部を上面に載置し、その後、前記間隙にコンクリート等を打設し、充填した組成物が硬化する前に、プレストレスを導入し、鋼桁及びコンクリート板を接合する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、水面上に建設する桟橋、滑走路等の床版又は陸上の地盤に支持させた固定物に形成する床版等に利用する鋼・コンクリート床版接合構造物の製造方法及び該方法等に用いる埋込み型枠に関する。
水面上や陸上に建設される鋼桁とコンクリート床版の接合構造物は、鋼桁上にプレストレストコンクリート板や鉄筋コンクリート板等のプレキャストコンクリート板等を、所定間隔の間隙を形成するように多数敷設し、突設したジベルが設けられた鋼桁上の前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設して一体化させるか、若しくは該打設後、コンクリート板と、打設したコンクリート又はモルタルとにプレストレスを導入して一体化させる方法が知られている。
しかし、該方法では、前記間隙に打設したコンクリート等が、水分蒸発による乾燥収縮やクリープの発生によって変形が生じた際に、該変形をジベルが拘束して、コンクリート等の表面に美観や気密性を損なうクラックを生じさせる恐れがある。また、プレストレスを導入する場合も、該導入時にジベルがコンクリート等の変形を拘束し、コンクリート等にプレストレスを有効に導入できない恐れがある。
そこで、例えば、特許文献1及び2には、ジベルの周囲に樹脂系硬化遅延剤を設け、ジベルによるコンクリート又はモルタルの拘束を緩和させながらプレストレスの導入を有効にする方法が提案されている。
しかし、このような樹脂系硬化遅延剤は、弾性係数の低い樹脂を介するので、ジベルとコンクリートとの一体性が損なわれる恐れがある。また、環境や安全性への要望が近年益々厳しくなっており、樹脂系硬化遅延剤に代わる無機系材料の使用が望まれている。
特許文献3には、上記間隙にコンクリートを打設する前に、ジベルの周囲及び上方を囲む配置に隙間形成用カバーを埋め込み、コンクリートを打設した後に、必要によりプレストレスを導入し、その後、該カバー内に無収縮モルタルを充填して一体化させる方法が提案されている。
この方法における該カバーへの無収縮モルタルの充填方法を、図7を参照して説明する。図7において、70は鋼桁、71はプレキャストコンクリート板、72はコンクリート、73はジベル、74は隙間形成用カバー、74a及び74bは該カバー内に無収縮モルタル75を充填するための注入管及び吸引管である。
コンクリート72の打設後、プレストレスを導入した後、無収縮モルタル75を注入管74aから注入し、吸引管74bから吸引することでカバー74内に無収縮モルタルを充填し、吸引管74bから無収縮モルタルが吸引された段階で、無収縮モルタルの充填を終了する。
このような方法では、複数のジベル73を囲うカバー74内に無収縮モルタルを充填するために、該カバー74に注入管74a及び吸引管74bを設ける必要があり、該カバーの構造が複雑になる。また、この方法では、コンクリート72の打設後に無収縮モルタルの充填を行う必要があるため、カバー74内への無収縮モルタルの充填を直接視覚により確認することができない。このため、粘度の高い無収縮モルタルが、複数のジベルの隙間に十分に充填されず、強度低下の要因となる空隙等が生じる恐れがある。
更に、無収縮モルタルは高価であるため、この方法を実施するにあたり、通常のモルタルや遅延硬化性モルタルの使用が考えられる。しかし、これらのモルタルは、硬化時に収縮するため、カバー74内における該収縮による空隙発生率が高くなる。従って、特許文献3に記載の方法においては、硬化時に収縮するような遅延硬化性モルタル等を採用することができず、コスト的にも問題がある。
特開2001−11938号公報 特開平11−315511号公報 特開2007−39926号公報
従って本発明の課題は、上述の鋼桁とコンクリート床版の接合構造物の製造方法において、上記間隙に打設したコンクリート又はモルタルにおける乾燥収縮やクリープ等の発生による変形又はプレストレス導入による変形をジベルが拘束することにより発生する、クラック等を十分に抑制し、また、プレストレスを有効に導入でき、環境や安全性が懸念される樹脂系硬化遅延剤を使用せずに、しかも、ジベル周囲に強度低下の要因となる空隙等が発生することを十分に抑制して、容易に鋼桁とコンクリート床版とを一体化させることができる、鋼・コンクリート床版接合構造物の製造方法を提供することにある。
本発明の別の課題は、上記製造方法に有効に使用することができ、また、ジベル周囲に遅延硬化性セメント組成物を、視覚で確認しながら空隙等を生じさせることなく十分に充填することができ、しかも、充填した遅延硬化性セメント組成物の硬化時における収縮による埋込み型枠内の空隙の発生も十分に抑制することができる、簡易構造の埋込み型枠を提供することにある。
本発明によれば、複数のジベルを突設した複数の鋼桁と、鋼桁上に間隙をおいて設ける複数のコンクリート板とを備え、前記複数のジベルは前記間隙が形成される鋼桁上に配置されており、前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設し、鋼桁及びコンクリート板を接合する鋼・コンクリート床版接合構造物の製造方法において、
前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設する前に、上部及び下部が開口し、且つ複数のジベルを囲いうる囲包体と、囲包体の上部開口面に沿った形状を有し、該囲包体内面に沿って自重により下方に移動しうる蓋部とを備える埋込み型枠を準備する工程(A)、複数のジベルを囲うように、前記囲包体を前記間隙の鋼桁表面に設置する工程(B)、各囲包体内に上部開口から遅延硬化性セメント組成物を、ジベル全体が覆われるように充填する工程(C)、及び各囲包体の上部開口から充填した遅延硬化性セメント組成物上に、前記蓋部を載置する工程(D)を実施し、その後、埋込み型枠周囲を含む前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設し、その後に充填した遅延硬化性セメント組成物を硬化させ、鋼桁及びコンクリート板を接合する鋼・コンクリート床版接合構造物の製造方法が提供される。
本発明の上記製造方法においては、工程(D)及び埋込み型枠周囲を含む前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設した後、充填した遅延硬化性セメント組成物が硬化する前に、前記コンクリート板と前記間隙に打設したコンクリート又はモルタルとにプレストレスを導入して鋼桁及びコンクリート板を接合することもできる。
また本発明によれば、複数のジベル周囲に遅延硬化性セメント硬化物を打設するための埋込み型枠であって、上部及び下部が開口し、且つ複数のジベルを囲いうる囲包体と、囲包体の上部開口面に沿った形状を有し、該囲包体内面に沿って自重により下方に移動しうる蓋部とを備え、囲包体内に上部開口から遅延硬化性セメント組成物を、ジベル全体が覆われるように充填した後、囲包体の上部開口から遅延硬化性セメント組成物上に、前記蓋部を載置して使用することを特徴とする埋込み型枠が提供される。
本発明の製造方法は、ジベルが突設した鋼桁上であって、コンクリート板によって形成される前記間隙に、コンクリート又はモルタルを打設する前に、複数のジベルを囲うように、埋込み型枠の構成要素である、上部及び下部が開口した囲包体を前記間隙の鋼桁表面に設置し、各囲包体内に上部開口から遅延硬化性セメント組成物を充填するので、該遅延硬化性セメント組成物の充填を、囲包体の上部開口から視覚的に確認しながら確実に行うことができ、ジベル周囲の隙間等に空隙が発生するのを十分に防止でき、ジベル全体が覆われるように行うことができる。
また、該充填後に、囲包体内面に沿って自重により下方に移動しうる蓋部を、充填した遅延硬化性セメント組成物上に載置するので、該組成物の硬化により生じる収縮に、前記蓋部が追随して下降し、囲包体と蓋部とからなる埋込み型枠内において、該収縮により生じる空隙の発生を十分に抑制することができる。
本発明の製造方法は、上述のように、前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設する前に埋込み型枠内に遅延硬化性セメント組成物を充填するので、埋込み型枠に、遅延硬化性セメント組成物を充填するための注入管や吸引管等を設置する必要がなく、埋込み型枠の構造を簡易なものにすることができる。加えて、該埋込み型枠が、囲包体内面に沿って自重により下方に移動しうる蓋部を有するので、高価な無収縮モルタル等を使用せずに、遅延硬化性セメント組成物による実施が可能である。
本発明の製造方法は、更に、前記蓋部を載置する工程(D)の後、埋込み型枠周囲を含む前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設し、その後に充填した遅延硬化性セメント組成物を硬化させるか、若しくは埋込み型枠内の遅延硬化性セメント組成物が硬化する前に、コンクリート板と、打設したコンクリート又はモルタルとにプレストレスを導入するので、コンクリート等の乾燥収縮やクリープによる変形、更には、プレストレス導入によるコンクリート等の変位をジベルにより拘束等されることなく、鋼桁とコンクリート床版との相対移動が可能となり、構造物の表面にクラック等を発生させることなく、また有効にプレストレスを導入でき、鋼桁とコンクリート床版とを強固に一体化させることができる。
本発明の製造方法は、水面上及び陸上に建設されるいずれの鋼・コンクリート床版接合構造物の製造にも利用することができ、特に、空港滑走路等の大規模な構造物の製造に好適である。
本発明の埋込み型枠は、上部及び下部が開口した囲包体と、該囲包体内面に沿って自重により下方に移動しうる蓋部とを備えるので、囲包体内に上部開口から遅延硬化性セメント組成物を、ジベル全体が覆われるように充填した後、囲包体の上部開口から遅延硬化性セメント組成物上に、前記蓋部を載置するというような、容易な方法により使用することができる。そして、上述の構成により、遅延硬化性セメント組成物の充填を、視覚で確認しながら空隙等を生じさせることなく実施でき、しかも、充填した遅延硬化性セメント組成物の硬化時における収縮による埋込み型枠内の空隙の発生も蓋部の追随により十分に抑制することができる。
従って、本発明の埋込み型枠は、複数のジベル周囲に遅延硬化性セメント硬化物を打設する本発明の製造方法の実施に特に有用である。
以下、図面を参照して本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれに限定されない。
図1は、下部工上に本発明の方法によって製造される鋼・コンクリート床版接合構造物10を示す概略図である。接合構造物10は、下部工11上に設けられた鋼桁12と、間隙13aが形成されるように鋼桁12上に敷設されたプレキャストコンクリート板13とを備え、該間隙13a内にコンクリート又はモルタルを充填して硬化させるか、該コンクリート板13とコンクリート又はモルタルとにプレストレスを導入して、各鋼桁12とコンクリート板13とを一体化した構造物である。
前記間隙13aに、コンクリート又はモルタルを充填し、各鋼桁12とコンクリート板13とを一体化させる本発明の製造方法について鋼桁12及び間隙13a部分を拡大した図面を用いて以下に説明する。
本発明の製造方法は、前記間隙13aにコンクリート又はモルタルを打設する前に、上部及び下部が開口し、且つ複数のジベルを囲いうる囲包体と、囲包体の上部開口面に沿った形状を有し、該囲包体内面に沿って自重により下方に移動しうる蓋部とを備える埋込み型枠を準備する工程(A)を含む。
工程(A)において準備する埋込み型枠としては、例えば、図2に示す埋込み型枠を好ましく挙げることができるが、その形状は特にこれに限定されるものではなく、円柱状等であっても良い。図2において20は、角柱上の囲包体21と蓋部22とからなる本発明の埋込み型枠の一例である。
囲包体21は上部及び下部が開口しており、後述する複数のジベルを囲いうる形状及び容量を備えている。囲包体21の下部周囲には、鋼桁12上に固定するための囲包体設置面21aが備えられている。また、囲包体21の上辺には、埋込み型枠20を設置した際に、蓋部22の上面に貯留しうる雨水等の液体を排出するための液体排出用切欠き21bを備える。該切欠き21bは必ずしも必要ではなく、また、その数も適宜選択できる。
蓋部22は、囲包体21の上部開口面に沿った形状、この場合、長方形を有し、該囲包体21の内面に沿って自重により下方に移動しうるように、囲包体21の上部開口よりも若干小さく形成されている。
埋込み型枠20は、通常、金属製であり、例えば、鋼製の埋込み型枠が挙げられる。また、囲包体21の周囲の面には、埋込み型枠周囲に充填される後述のコンクリート又はモルタルとの接着性を強固にするために、凹凸が設けられていても良い。
本発明の製造方法は、複数のジベルを囲うように、前記囲包体21を前記間隙13aの鋼桁12表面に設置する工程(B)を含む。
図3は、工程(B)において囲包体21を設置する部分であって、間隙13aが形成される鋼桁12上に、複数のスタッドジベル30が突設された状態の一例を示す概略図である。スタッドジベル30は、現場で溶植しても、予め鋼桁12に溶植されていても良い。尚、図面では、一番手前のスタッドジベル30のみを表しているが、その後方にも間隔をおいて溶植されている。また、ジベルは、スタッドジベルに限定されるものではなく、構造物の種類や規模に応じて適宜選択することができる。
囲包体21は、図示するように、複数のスタッドジベル30を囲むように、設置面21aを鋼桁12上に固定することで設置することができる。設置面21の固定は、接着剤やボルト等を用いて、また溶接等により行うことができる。
本発明の製造方法は、各囲包体21内に上部開口から遅延硬化性セメント組成物を、ジベル30全体が覆われるように充填する工程(C)及び各囲包体21の上部開口から充填した遅延硬化性セメント組成物上に、前記蓋部22を載置する工程(D)を含む。
工程(C)に用いる遅延硬化性セメント組成物は、通常のモルタルやコンクリート組成物に比べて硬化速度が遅く、通常、打設後硬化に3日間程度以上を要するセメント組成物である。該組成物は、配合する骨材等により、例えば、遅延硬化性モルタル組成物、遅延硬化性コンクリート組成物又は遅延硬化性セメントペースト組成物とすることができる。
遅延硬化性セメント組成物は、上記作用を示すセメント組成物であれば特に限定されないが、凝結時間の調整が可能で、且つ硬化した際に高い圧縮強度が得られ易い点で、例えば、低熱ポルトランドセメント、普通ポルトランドセメント又は高炉セメント等のセメントと、凝結遅延剤と、セメント分散剤と、分離低減剤とを含む組成物が好ましく挙げられる。
前記凝結遅延剤としては、例えば、リグニンスルホン酸塩、オキシカルボン酸塩、グルコン酸塩、ポリオール有機誘導体又はこれら2種以上の混合物が挙げられ、特に、ポリオール有機誘導体の使用が好ましい。
前記セメント分散剤としては、例えば、ポリカルボン酸系高分子化合物、ナフタレンスルホン酸系高分子化合物、アルキルアリルスルホン酸系高分子化合物、メラミンスルホン酸系高分子化合物又はこれら2種以上の混合物が挙げられ、特に、ポリカルボン酸系高分子化合物の使用が、低配合量で流動性等を向上できる点で好ましい。
前記分離低減剤としては、セメントの硬化熱により加熱された環境下、例えば90℃の高温下においても分離低減効果を維持しうるものが好ましく、例えば、セルロース系、セルロースエーテル系、アクリル系、グリコール系又は澱粉系の分離低減剤又はこれら2種以上の混合物が挙げられ、特に、セルロースエーテル系分離低減剤の使用が好ましい。
遅延硬化性セメント組成物は、上記成分に加えて、必要に応じてさらに、例えば、無機質混和材、有機系収縮低減剤、骨材又はこれら2種以上の混合物等を含有させることができる。これらのうち、無機質混和材や骨材の種類や配合割合を常法により変更することにより、遅延硬化性セメント組成物を、例えば、遅延硬化性モルタル組成物、遅延硬化性コンクリート組成物又は遅延硬化性セメントペースト組成物とすることができる。
無機質混和材は、通常、平均粒径200μm以下、特に100μm以下のものが好ましい。無機質混和材としては、例えば、石灰石微粉末等の石粉、シリカフュ−ム、高炉スラグ微粉末、フライアッシュ又はこれら2種以上の混合物が挙げられる。
有機収縮低減剤としては、例えば、低級アルコールのアルキレンオキシド付加物系、ポリエーテル系、アルコール系、低分子量アルキレンオキシド共重合体系若しくはグリコールエーテル・アミノアルコール誘導体系のもの又はこれら2種以上の混合物が挙げられる。
骨材としては、平均粒径150μm以上40mm以下の細骨材、それ以上の粗骨材又はこれらの混合物が挙げられる。
遅延硬化性セメント組成物は、上記の各成分に加え、例えば、水、膨張剤、防錆剤及び消泡剤等を必要に応じ含むことができる。
遅延硬化性セメント組成物において、各成分の配合割合は、所望の遅延期間や得られる強度等により適宜選択して決定することができる。
例えば、セメント及び無機質混和材の合計量に対する水の質量比は、通常20〜50%、好ましくは30〜40%である。
前記無機質混和材を配合する場合のセメントと無機質混和材との質量比は、硬化遅延時間を十分に長くでき、ブリーディングを防止でき、且つ自己収縮量を低減しうる点から、2:8〜8:2が好ましい。
前記セメント分散剤の配合割合は、セメントと無機質混和材との合計100質量部に対し、通常0.05〜3.5質量部である。この配合とすることにより、施工に必要なワーカビリティーを十分に確保することができる。
前記凝結遅延剤の配合割合は、セメントと無機質混和材との合計100質量部に対し、通常0.15〜1.0質量部である。この配合とすることにより、数日間以上といった長期にわたる硬化遅延性を得ることができる。
前記分離低減剤の配合割合は、セメントと無機質混和材との合計100質量部に対し、通常0.05〜1.0質量部である。この配合とすることにより、例えば、90℃程度の高温となるコンクリート養生時の温度条件においても、また数日間以上といった長期間の硬化期間においても、ブリーディングを十分に抑制することができる。
前記有機系収縮低減材を配合する場合の配合割合は、セメントと無機質混和材との合計100質量部に対して、通常0.1〜3.0質量部である。この配合とすることにより、遅延硬化性セメント組成物の自己収縮を十分に低減することができる。
前記骨材を配合して、遅延硬化性セメント組成物を、遅延硬化性コンクリート又はモルタル組成物とする場合の配合割合は、セメントと無機質混和材との合計100質量部に対して、通常200〜800質量部である。
前記水の配合割合は、セメントと無機質混和材との合計100質量部に対して、通常20〜60質量部である。この配合とすることにより、硬化遅延時間を確保でき、ブリーディングが防止でき、且つ自己収縮量を低減することができる。
遅延硬化性セメント組成物の製造は、特に限定されず、工場及び/又は施工現場で、各成分を配合し、混合することにより行うことができる。
図4は、工程(C)及び(D)を実施した後の鋼桁12上の埋込み型枠20内を示す一部透視概略図である。
まず、工程(C)において、囲包体21内に、例えば、ジョウロやバケツを用いて、上述の遅延硬化性セメント組成物40を、スタッドジベル30全体が覆われ、且つ空隙等が生じないように目視で確認しながら囲包体21内に充填する。充填後、組成物40の上面に蓋部22を載置して、該蓋部22の自重により組成物40が更に密に充填される。
この蓋部22を載置後、例えば、次の工程に進む前に、雨水等の液体が蓋部22上に貯留する場合でも、囲包体21に上述の切欠き21bを備えることにより、該液体が蓋部22上に貯留せずに排出される。
本発明の製造方法においては、前記工程(D)の後、鋼桁12上に複数のコンクリート板13を配置して前記間隙13aを形成し、埋込み型枠20の周囲を含む前記間隙13aにコンクリート又はモルタルを打設するが、通常、該コンクリート又はモルタルの打設前に、各コンクリート板13を連結するための鉄筋及びプレストレスを導入するためのPC鋼線やそれを通すシース等を、前記間隙13に設けた埋込み型枠20の上方に組み立てることができる。
例えば、図5に示されるように、プレキャストコンクリート板13を敷設し、各コンクリート板13を連結するためのループ継ぎ手50、並びにPC鋼線51及び通し筋52を、埋込み型枠20の上方に組み立てた実施形態が挙げられるがこれに限定されるものではない。また、プレストレスを導入しない鉄筋コンクリート構造にする場合には、PC鋼線等を通す必要はない。
尚、図5中の番号で上述した図面と同一番号は同一部材を示すのでその説明を省略する。また、コンクリート板13を敷設した際に、鋼桁12上フランジの両側端部には、後から充填するコンクリート又はモルタルを充填するための型枠兼高さ調整用としてのライナーを引いている(図示せず)。
前記コンクリート板13としては、プレキャストコンクリート板を用いることが工期の短縮及び工程の簡略化の点で好ましい。該プレキャストコンクリート板には、予めプレストレスを導入する際の緊張材を挿入するためのシースを設けることができる。
上述のコンクリート13を連結する鉄筋や、プレストレス導入のためのPC鋼線やシース等を組み立てた後、埋込み型枠20の周囲を含む間隙13aに充填するコンクリート又はモルタルの種類は、特に限定されず、通常鋼桁とコンクリート床版の接合構造物に用いられるコンクリート又はモルタルを採用することができる。中でも、ある程度短い養生期間でプレストレスをかけられるよう硬化するコンクリート又はモルタルの使用が好ましい。
例えば、セメントとして早強ポルトランドセメント又は他のポルトランドセメントを含み、さらに細骨材、粗骨材、無機混和材及び減水剤等を含むコンクリート又はモルタルを用いることができる。また、無収縮モルタルを用いることもできる。
上記間隙13aにコンクリート又はモルタルを充填した後、プレストレスを導入する場合には、所定の強度が確認された時点でPC鋼線を緊張し、プレストレスを導入する。この際、埋込み型枠20内に充填した遅延硬化性セメント組成物40は硬化していないので、間隙13aに充填したコンクリート又はモルタルは、スタッドジベル30の拘束や、遅延硬化性セメント組成物40の硬化に伴う収縮の影響を受けずにプレストレスが導入され、その後、遅延硬化性セメント組成物が硬化して所定の強度が発現することで、コンクリート板13と、充填したコンクリート又はモルタルと鋼桁12とが強固に一体化し、所望の鋼・コンクリート床版接合構造物を製造することができる。
以下、実施例を参照して本願発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
試験例1
(遅延硬化性セメント組成物の調製)
表1に示す材料を混合し、表1の配合1〜14に示す組成の遅延硬化性セメント組成物を調製した。表中に示す、使用した材料及びその略号はそれぞれ以下の通りである。また、配合1〜14の各フレッシュコンクリートにおける、種々の成分の比率を表2に示す。
尚、配合番号1〜8が遅延硬化性コンクリート組成物、配合番号9〜11が遅延硬化性モルタル組成物、配合番号12〜14が遅延硬化性セメントペースト組成物の例である。
(使用材料)
I.セメント
・低熱ポルトランドセメント(略号:LC):密度=3.24(住友大阪セメント(株)製)
・普通ポルトランドセメント(略号:NC):密度=3.16(太平洋セメント(株)製)
・高炉セメントB種(略号:BB):密度=3.04(太平洋セメント(株)製)
II.セメント分散剤
・ポリカルボン酸系セメント分散剤(略号:SP):(商品名:コーアフローNF-100、太平洋マテリアル(株)製)
III.無機質混和材
・石灰石微粉末(略号:LSP):密度=2.67(商品名:工業用タンカル325#、吉澤石灰工業(株)製)
IV.凝結遅延剤(略号:R):オキシカルボン酸系セメント凝結遅延剤
V.分離低減剤
・セルロース系分離低減剤(略号:V):(商品名:SCF2000、信越化学工業(株)製)
VI.有機系収縮低減剤(略号:SR):有機系収縮低減剤 オキシアルキレンアルキルエーテル系(太平洋セメント(株)製)
VII.細骨材(略号:S):砕砂(表面乾燥比重=2.61、FM=2.80、茨城郡岩瀬町産)
VIII.粗骨材(略号:G):砕石(表面乾燥比重=2.63、FM=6.78、茨城郡岩瀬町産)
IX.膨張材(略号:E):石灰系膨張材、密度=3.15、(商品名:ハイパーエクスパン、太平洋マテリアル(株)製)
X.練混ぜ水(略号:W)水道水
(その他表中の略号)
C:セメント
B:結合材の質量(セメント+膨張材)
P:粉体質量(セメント+無機質混和材+膨張材)
s/a:細骨材率(細骨材の体積と骨材総体積との比率)
(遅延硬化性セメント組成物の試験)
得られた配合1〜14の遅延硬化性セメント組成物及びその硬化物について、下記の通りの各種試験を実施した。結果を表3に示す。なお、養生の際の周囲温度は、練り混ぜ後1日目は図6に示す養生パターンに従い、その後は20℃であった。
(試験の方法)
I.遅延硬化性セメント組成物のスランプ:「コンクリートのスランプ試験方法(JIS A 1101-1998)に準拠し測定した。
II.遅延硬化性セメント組成物のブリーディング:「コンクリートのブリーディング試験方法(JIS A 1123-1997)に準拠し測定した。
III.遅延硬化性セメント組成物の凝結時間:「コンクリートの凝結時間試験方法(JIS A 1147-2001)」に準拠し測定した。
IV.遅延硬化性セメント組成物の拘束膨張及び収縮:「コンクリート用膨張材(JIS A 6202-1997)付属書2の膨張コンクリートの拘束膨張及び収縮試験方法」に準拠し測定した。
V.硬化物の圧縮強度:「コンクリートの圧縮強度試験方法(JIS A 1108-1999)」に準拠し測定する。
VI.遅延硬化性セメント組成物の流動性:「セメントの物理試験方法(JIS A 5201-1997)のフロー試験」に準拠し測定する。
表3の結果より、配合番号1〜14の遅延硬化性セメント組成物は、その硬化物の圧縮強度が、PC床版の設計基準強度である40N/mm2を超え、様々な凝結遅延性を示すものであるので、本発明の製造方法に用いる遅延硬化性セメント組成物として十分使用できることがわかる。また、以下の試験結果の考察に基づき、本発明の製造方法において、所望する遅延硬化性セメント組成物を調製できる。
低熱ポルトランドセメントを用いた組成物(配合番号2)は、普通ポルトランドセメントを用いた組成物(配合番号7)に比べ、凝結の始発時間を長くできる。従って、比較的長い硬化遅延性が求められる組成物には、低熱ポルトランドセメントの使用が好ましい。
一方、高炉セメントB種を用いた組成物(配合番号8)の凝結の始発時間は、普通ポルトランドセメントを用いた組成物(配合番号7)と同じであることが判る。
組成物の凝結時間の始発時間は、凝結遅延剤の配合量の増加によって長くなる傾向にあることが判る(配合番号1,2,3)。
有機収縮低減剤の使用により、組成物の硬化による収縮が少なくなるが、凝結の始発時間が短くなることが判る(配合番号2,4)。
組成物中の骨材使用量の減少によって、組成物のブリーディング量が少なくなり、収縮が大きくなる傾向があることが判る(配合番号2,9,12)。
実施例1
(コンクリート-鋼桁複合構造物の製造)
図2に示す方枠を用い、図3に示すように鋼桁12上のスタッドジベル30を囲うように鋼製の囲包体21を設置してボルトで固定した。次に、上述の配合番号2の遅延硬化性セメント組成物を、ジョウロを用いて、充填状態を目視で確認しながら、スタッドジベル30の全体が被覆されるように充填した。続いて、図4に示すように、充填した遅延硬化性セメント組成物40の上面に、鋼製の蓋部22を載置した。1日経過後に蓋部22は若干沈降していたので、該蓋部22は、自重で囲包体21内を下降することが判った。
次に、図5に示すように、鋼桁12上に複数のコンクリート板13を配置して間隙13aを形成し、各コンクリート板13を連結するための鉄筋及びプレストレスを導入するためのPC鋼線やそれを通すシース等を、埋込み型枠20の上方に組み立てた。
続いて、埋込み型枠20の周囲を含む間隙13aに、無収縮モルタルを充填し、7日間養生した。この際、遅延硬化性セメント組成物40がまだ硬化していないことを、コンクリートの凝結試験により確認し、PC鋼線に緊張を加えてプレストレスを導入した。更に91日間養生し、遅延硬化性セメント組成物40を硬化させて、鋼・コンクリート床版接合構造物を製造した。
得られた構造物の、鋼桁とコンクリート床版との結合を試験したところ、いずれも良好な結合をしていることが確認できた。
また、得られた構造物において、鋼桁に貼付されたひずみ計によりコンクリート床版に導入したプレストレスが鋼桁に伝わっているか否かを試験したところ、鋼桁へのストレスの伝達はないことが確認できた。
下部工上に本発明の方法によって製造される鋼・コンクリート床版接合構造物の一例を示す概略図である。 本発明の埋込み型枠の一例を示す概略図である。 本発明の製造方法における、工程(B)において囲包体を設置する部分であって、間隙が形成される鋼桁上に、複数のスタッドジベルが突設された状態の一例を示す概略図である。 本発明の製造方法における、工程(C)及び(D)を実施した後の鋼桁上の埋込み型枠内を示す一部透視概略図である。 本発明の製造方法における、工程(D)の後の工程を説明するための概略図である。 試験例における遅延硬化性セメント組成物の、練り混ぜ後の経時的な養生温度の変化を測定した結果を示すグラフである。 背景技術を説明するための概略図である。
符号の説明
10:鋼・コンクリート床版接合構造物
12:鋼桁
13:プレキャストコンクリート板
13a:間隙
20:埋込み型枠
21:囲包体
21a:囲包体設置面
21b:液体排出用切欠き
22:蓋部
30:スタッドジベル
40:遅延硬化性セメント組成物
50:ループ継ぎ手
51:PC鋼線
52:通し筋

Claims (10)

  1. 複数のジベルを突設した複数の鋼桁と、鋼桁上に間隙をおいて設ける複数のコンクリート板とを備え、前記複数のジベルは前記間隙が形成される鋼桁上に配置されており、前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設し、鋼桁及びコンクリート板を接合する鋼・コンクリート床版接合構造物の製造方法において、
    前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設する前に、
    上部及び下部が開口し、且つ複数のジベルを囲いうる囲包体と、囲包体の上部開口面に沿った形状を有し、該囲包体内面に沿って自重により下方に移動しうる蓋部とを備える埋込み型枠を準備する工程(A)、
    複数のジベルを囲うように、前記囲包体を前記間隙の鋼桁表面に設置する工程(B)、
    各囲包体内に上部開口から遅延硬化性セメント組成物を、ジベル全体が覆われるように充填する工程(C)、及び
    各囲包体の上部開口から充填した遅延硬化性セメント組成物上に、前記蓋部を載置する工程(D)を実施し、
    その後、埋込み型枠周囲を含む前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設し、その後に充填した遅延硬化性セメント組成物を硬化させ、鋼桁及びコンクリート板を接合する鋼・コンクリート床版接合構造物の製造方法。
  2. 工程(D)及び埋込み型枠周囲を含む前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設した後、充填した遅延硬化性セメント組成物が硬化する前に、前記コンクリート板と前記間隙に打設したコンクリート又はモルタルとにプレストレスを導入して鋼桁及びコンクリート板を接合することを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  3. 工程(D)の後、鋼桁上に複数のコンクリート板を配置して前記間隙を形成し、各コンクリート板を連結するための鉄筋及びシースを、前記間隙の埋込み型枠上方に組み立てた後に、埋込み型枠周囲を含む前記間隙にコンクリート又はモルタルを打設することを特徴とする請求項1又は2記載の製造方法。
  4. 前記複数のコンクリート板が、プレキャストコンクリート板である請求項3記載の製造方法。
  5. 前記蓋部を前記囲包体内の遅延硬化性セメント組成物上に載置した際に、該蓋部上面に貯留しうる雨水等の液体を排出するために、前記囲包体の上辺の少なくとも1箇所に、液体排出用切欠きを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
  6. 前記ジベルが、スタッドジベルである請求項1〜5のいずれか1項記載の製造方法。
  7. 前記遅延硬化性セメント組成物が、セメントと、凝結遅延剤と、セメント分散剤と、分離低減剤とを含む請求項1〜6記載の製造方法。
  8. 前記遅延硬化性セメント組成物が、細骨材、粗骨材及び無機質混和剤の少なくとも1種を含む請求項7の製造方法。
  9. 複数のジベル周囲に遅延硬化性セメント硬化物を打設するための埋込み型枠であって、
    上部及び下部が開口し、且つ複数のジベルを囲いうる囲包体と、囲包体の上部開口面に沿った形状を有し、該囲包体内面に沿って自重により下方に移動しうる蓋部とを備え、
    囲包体内に上部開口から遅延硬化性セメント組成物を、ジベル全体が覆われるように充填した後、囲包体の上部開口から遅延硬化性セメント組成物上に、前記蓋部を載置して使用することを特徴とする埋込み型枠。
  10. 前記囲包体の上辺の少なくとも1箇所に、液体排出用切欠きを備えることを特徴とする請求項9記載の埋込み型枠。
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