JP2008230714A - 画像形成装置の記録紙整合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置の内部で記録紙の搬送過程で発生する基準位置からのずれやスキューを補正する画像形成装置の記録紙整合装置を提供する。
【解決手段】 記録紙整合装置50は、タイミングローラ対15、ラインセンサ16、アクチエータ35、アクチエータ36、制御部40その他の構成要素からなり、タイミングローラ対15を通過した記録紙Pの通紙方向(Y方向)先端がラインセンサ16を通過するとき、記録紙Pの通紙方向基準位置からのずれ量Δ、及び記録紙の通紙方向に対するスキュー量θを検出する。検出されたずれ量Δに基づいてアクチエータ35を作動させて軸受部材31をX方向に移動させて記録紙Pの位置補正を行ない、検出されたスキュー量θに基づいてアクチエータ36を作動させて軸受部材32をY方向に移動させ、記録紙Pのスキュー補正を行なう。
【選択図】 図3

Description

この発明は、電子複写機、プリンタやその複合機などの画像形成装置の記録紙整合装置に関する。
画像形成装置では、搬送中の記録紙が搬送方向に整合せず、斜行したり、搬送方向と交差する方向において基準位置からのずれが発生する場合があり、このような場合は、形成された画像が記録紙の紙面に対して偏った位置に記録されたり、記録紙の紙面に対して傾斜(スキューと呼ばれる)して記録されてしまい、画像品質を低下させてしまう。
記録紙の基準位置からのずれや傾斜を小さくするためには、搬送ローラの平行度や圧接力のバランスなど設計精度を高めておくことは勿論であるが、実際に装置を組み立て、環境や紙種を変えながら評価しないと十分に原因や対策を取ることができない。それに加えて完全に再現性を得ることも困難で、一応の対策を取っていても、量産開始後にずれや傾斜が発生するという不都合が発生する場合がある。
現在、記録紙のスキューを補正する手段としては、タイミングローラのニップ部を用いたレジスト方式が採用されている。この方式は、給紙トレイから搬送されてきた記録紙の先端をタイミングローラのニップ部に突き当ててスキューを補正するものであり、スキュー補正機能はあるが、記録紙の基準位置からのずれを補正する機能はない。
記録紙の基準位置からのずれを補正するためには、斜行ローラにより記録紙の搬送方向に平行な側面を基準ガイドに突き当てて基準位置からのずれを補正するもの、2本の搬送ローラを個別に軸方向に移動させ、スキューと基準位置からのずれを同時に補正するもの等が提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−223984号公報
上記した従来のスキュー補正手段であるタイミングローラのニップ部を用いたレジスト方式では、吸湿により記録紙先端に波打ちやカールなどが発生すると、記録紙先端がタイミングローラのニップ部に十分押し当てることができず、スキュー補正ができない、或いはスキューをさらに増大させてしまうという場合があり、環境条件の変化に対して十分に対応できないという不都合がある。
また、最近の画像形成装置では、記録紙の第1面に画像を記録した記録紙をそのまま反転経路を通して搬送し、記録紙の第2面に画像を記録するスタックレスの自動両面記録装置が主流となっており、このような自動両面記録装置では、通紙の途中で記録紙の整合が行われないから、記録紙の第2面の基準位置からのずれが拡大する傾向にある。
この発明は上記した不都合を解消し、記録紙の基準位置からのずれやスキューを補正し、記録紙上の正確な位置に高精度に画像記録ができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
この発明は上記課題を解決するもので、請求項1の発明は、記録紙を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、所定の基準位置に対する記録紙の位置のずれ量及び所定の搬送方向に対する記録紙の傾斜角を検出する検出手段と、前記搬送手段を所定の搬送方向に直交する方向に移動させる第1の搬送移動手段及び前記搬送手段を所定の搬送方向に対して傾斜させる第2の搬送移動手段と、制御手段とを備え、前記制御手段は、前記検出手段により検出された記録紙の通紙基準からの位置のずれ量に基づいて前記第1の移動搬送手段を作動させ、記録紙の通紙基準からの位置のずれ量を補正し、前記検出手段により検出された記録紙の傾斜角に基づいて前記第2の搬送移動手段を作動させ、記録紙の傾斜角を補正することを特徴とする画像形成装置の記録紙整合装置である。
そして、前記検出手段は、前記搬送手段下流側に記録紙搬送方向に直交する方向に配置されるラインセンサである。
また、前記制御手段は、前記検出手段が検出した前記搬送手段を通過した記録紙のいずれか一方の先端通過時点から他方の先端通過時点までの経過時間と、記録紙の搬送速度とに基づいて記録紙の傾斜角を検出し、前記検出手段が検出した前記搬送手段を通過した記録紙の先端と記録紙の通紙基準との差に基づいて記録紙の位置のずれ量を検出するものとする。
また、前記搬送手段は、画像形成装置のタイミングローラである。
また、前記制御手段による前記第1の移動搬送手段による記録紙の通紙基準からの位置のずれ量の補正動作、及び前記第2の搬送移動手段による記録紙の傾斜角の補正動作は、前記搬送手段を停止して記録紙先端が移動しない状態で実行するものとする。
この発明は、検出手段により検出された記録紙の通紙基準からの位置のずれ量に基づいて第1の移動搬送手段を作動させて記録紙の通紙基準からの位置のずれ量を補正し、検出手段により検出された記録紙の傾斜角に基づいて第2の搬送移動手段を作動させて記録紙の傾斜角を補正するものであり、記録紙の通紙基準からの位置のずれ量と記録紙の傾斜角(スキュー)を同時に高精度に補正することができる。
そして、全体を小型に構成することができるので、画像形成装置のタイミングローラ付近に容易に配置することができ、スタックレスの自動両面記録装置にも適用できるほか、画像形成装置の後処理装置としてパンチ孔開け装置への適用も可能である。
図1は、この発明の実施の形態のモノクロ画像形成装置10の構成の概略を説明する図で、本発明に関連する構成部分のみを示してある。
画像形成装置の中央右寄りには感光体11が配置され、画像形成装置の下部には給紙カセット12が配置されている。給紙カセット12から感光体11に至る搬送路には、給紙ローラ13、搬送ローラ14、タイミングローラ対15、ラインセンサ16が配置されている。また、感光体11に対向する位置には転写ローラ17が配置され、転写ローラ17の下流側には定着装置18が配置されている。ラインセンサ16は、記録紙Pのスキュー補正及び基準位置からのずれの補正を行う記録紙整合装置50のセンサで、記録紙整合装置50については、後で詳細に説明する。
以上は、ラインセンサ16を除き、公知のモノクロ画像形成装置10の構成であるから、構成の詳細な説明は省略し、簡単に作像動作を説明する。表面が均一に帯電された感光体11の上に、画像信号で変調されたレーザ光が投射され、形成された静電潜像がトナーで現像され、トナー像が形成される。
一方、給紙カセット12からは給紙ローラ13の作用により給紙された記録紙Pが搬送ローラ14により搬送され、記録紙Pの先端がタイミングローラ対15のニップ部に到達すると記録紙Pは一旦停止し、タイミングローラ対15のニップ部と搬送ローラ14との間に記録紙Pのループ(たるみ)が形成される。このたるみは、後述する記録紙整合装置50によりタイミングローラ対15を移動及び傾斜させて、記録紙の基準位置からのずれ量及び傾斜(スキュー)を補正するとき、記録紙に作用する引張力を逃すためのものである。
感光体11の上のトナー像が転写ローラ17の位置に到達するタイミングに合わせてタイミングローラ対15が回転を開始して記録紙Pは搬送され、転写ローラ17の位置において感光体11の上のトナー像は記録紙Pの上に転写される。さらに、記録紙Pは定着装置18に向けて搬送されて記録紙P上のトナー像の定着処理が行なわれ、排出されて1枚の記録紙Pへの画像記録処理が終了する。
図2は、この発明の実施の形態のタンデム方式のカラー画像形成装置20の構成の概略を説明する図で、本発明に関連する構成部分のみを示してある。
タンデム方式のカラー画像形成装置20はイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色に対応した4つの作像部21Y、21C、21M、21Kを備え、作像部21Y〜21Kはそれぞれ感光体、現像装置、及びクリーニング装置を備え、矢印a方向に移動する無端の中間転写ベルト29の下に一列に配置されている。
中間転写ベルト29の上側には、各作像部21Y〜21Kの感光体に対応する位置に中間転写ベルト29を挟んで一次転写装置30Y、30C、30M、30Kが配置され、作像部21Kの中間転写ベルト移動方向下流側には中間転写ベルト29を挟んで二次転写ローラ27が配置されている。
画像形成装置の下部には給紙カセット22が配置されている。給紙カセット22から二次転写ローラ27に至る搬送路には、給紙ローラ23、搬送ローラ24、タイミングローラ対25、ラインセンサ26が配置され、二次転写ローラ27の下流側には定着装置28が配置されている。ラインセンサ26は、記録紙Pのスキュー補正及び基準位置からのずれの補正を行う記録紙整合装置50のセンサで、記録紙整合装置50については、後で詳細に説明する。
作像部21Y、21C、21M、21Kの現像装置には、それぞれトナーカートリッジ装着部が接続されており、トナー容器装着部にはそれぞれイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色に対応した4つのトナーカートリッジが着脱自在に装着される。
以上は、ラインセンサ26を除き、公知のタンデム方式のカラー画像形成装置の構成であるから、構成の詳細な説明は省略し、簡単に作像動作を説明する。
イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)の各色の画像信号が作像部21Y、21C、21M、21Kに出力され、それぞれの感光体上に順次静電潜像が形成される。静電潜像は現像装置により現像され、形成されたトナー像は一次転写装置30Y、30C、30M、30Kの作用により矢印a方向に移動する中間転写ベルト29上に順次(ここではY、C、M、Kの順)重畳して転写され、フルカラーのトナー像が形成される。
一方、給紙カセット22からは給紙ローラ23の作用により給紙された記録紙Pが搬送ローラ24により搬送され、記録紙Pの先端がタイミングローラ対25のニップ部に到達すると記録紙Pは一旦停止し、タイミングローラ対25のニップ部と搬送ローラ24との間に記録紙Pのループ(たるみ)が形成される。このたるみは、後述する記録紙整合装置50によりタイミングローラ対15を移動及び傾斜させて、記録紙の基準位置からのずれ量及び傾斜(スキュー)を補正するとき、記録紙に作用する引張力を逃すためのものである。
中間転写ベルト29上のフルカラートナー像が二次転写ローラ27の位置に到達するタイミングに合わせてタイミングローラ対25が回転を開始して記録紙Pは搬送され、二次転写ローラ27の位置において中間転写ベルト29上のフルカラートナー像は記録紙Pの上に転写される。さらに、記録紙Pは定着装置28に向けて搬送されて記録紙P上のトナー像の定着処理が行なわれ、排出されて1枚の記録紙Pへの画像記録処理が終了する。
以上は、本発明を適用できる画像形成装置の一例を説明するものであって、適用できる画像形成装置はこれに限られるものではなく、他の方式のカラー画像形成装置でもよく、また他の方式のモノクロ画像形成装置であってもよい。
次に、この発明に係る記録紙のスキュー補正、及び基準位置からのずれの補正(以下、位置補正という)を行う記録紙整合装置50について説明する。記録紙整合装置50は、上記したモノクロ画像形成装置10のタイミングローラ対15、又はカラー画像形成装置20のタイミングローラ対25の周辺に配置されるもので、その構成は、モノクロ画像形成装置10とタンデム方式のカラー画像形成装置20とで差異はないから、以下の説明ではモノクロ画像形成装置10のタイミングローラ対15の周辺に配置される記録紙整合装置50により説明する。
図3は、記録紙整合装置50の構成を説明する概念図で、記録紙整合装置50は、タイミングローラ対15、ラインセンサ16、アクチエータ35、アクチエータ36、制御部40その他の複数の構成要素から構成される。
ラインセンサ16は、タイミングローラ対15を通過した記録紙Pの通紙方向基準位置からのずれ量、及び記録紙の通紙方向に対する傾斜量であるスキュー量を検出するセンサであって、タイミングローラ対15を通過した記録紙Pの通紙方向(Y方向)先端がラインセンサ16の各素子で検出される信号から、記録紙Pの通紙方向基準位置からのずれ量Δ、及び記録紙の通紙方向に対するスキュー量θを検出する。
タイミングローラ対15の第1の端部(図3で左側端部)の軸15aは軸受部材31により支承され、タイミングローラ対15の第2の端部(図3で右側端部)の軸15bは軸受部材32により支承される。
アクチエータ35は、タイミングローラ対15の第1の端部の軸15aを通紙方向(Y方向)に直交する方向(X方向)に移動させて記録紙Pの位置補正を行うためのもので、モータ35a、モータ35aの軸に固定されたピニオン35b、ピニオン35bに噛合するラック35cとから構成され、ラック35cの下面に突設されたピン35dが、軸受部材31の上面の孔31dに嵌合している。
制御部40からの駆動信号によりモータ35aが回転すると、ピニオン35b、ラック35c、ピン35dを介して軸受部材31がタイミングローラ対15の第1の端部の軸15aを通紙方向に直交するX方向に移動し、記録紙Pの位置補正が行なわれる。
アクチエータ36は、タイミングローラ対15の第2の端部の軸15bを通紙方向(Y方向)に対して傾斜させて記録紙Pのスキュー補正を行うためのもので、モータ36a、モータ36aの軸に固定されたピニオン36b、ピニオン36bに噛合するラック36cとから構成され、ラック36cの下面に突設されたピン36dが、軸受部材32の上面の細長孔32dに嵌合している。
制御部40からの駆動信号によりモータ36aが回転すると、ピニオン36b、ラック36c、ピン36dを介して軸受部材32がタイミングローラ対15の第2の端部の軸15bを通紙方向(Y方向)に対して傾斜させ、記録紙Pの通紙方向に対する傾斜であるスキュー補正が行なわれる。
軸受部材32の上面の細長孔32dは、タイミングローラ対15の第1の端部の軸15aがX方向に移動するとき生じる軸受部材32のX方向の動きを、アクチエータ36のピン36dが阻害しないようにするためのものである。
軸受部材31のX方向の移動量は、原点位置センサ37で検出され、その検出信号は制御部40に入力される。また、軸受部材32のY方向の移動量は、原点位置センサ38で検出され、その検出信号は制御部40に入力される。
次に、制御部40で実行される記録紙Pの通紙方向基準位置からのずれの補正動作、及び記録紙の通紙方向に対するスキュー補正動作の概要を簡単に説明する。
制御部40は、まずタイミングローラ対15を通過した記録紙Pの通紙方向(Y方向)先端がラインセンサ16を通過するとき、記録紙Pの通紙方向基準位置からのずれ量Δ、及び記録紙の通紙方向に対するスキュー量θを検出する。
検出された記録紙の通紙方向基準位置からのずれ量Δに基づいて、アクチエータ35のモータ35aを駆動し、ピニオン35b、ラック35c、ピン35dを介して軸受部材31を通紙方向に直交する方向(X方向)に移動させ、記録紙Pの位置補正を行なう。
検出された記録紙の通紙方向に対するスキュー量θに基づいて、アクチエータ36のモータ36aを駆動し、ピニオン36b、ラック36c、ピン36dを介して軸受部材32を通紙方向(Y方向)に移動させ、記録紙Pのスキュー補正を行なう。
図4は、記録紙Pの通紙方向基準位置からのずれの補正、及び記録紙Pの通紙方向に対するスキュー補正の手順の詳細を説明する図で、図4(a)はフェーズ1、図4(b)はフェーズ2、図4(c)はフェーズ3、図4(d)はフェーズ4を示す。
図4(a)乃至図4(d)において、アクチエータ36によるタイミングローラ対15の回転中心をZ、タイミングローラ対15の正規のレジスト位置をM、タイミングローラ対15の回転中心Zと正規のレジスト位置Mとの距離(規定値)をL、記録紙Pの通紙基準位置をSとする。また、記録紙Pは用紙幅Wで、線速度V0 で通紙方向(Y方向)に搬送されるものとする。
図4(a)を参照して、記録紙Pの傾斜角θを検出するフェーズ1を説明する。タイミングローラ対15は正規の位置であるホームポジションにあり、記録紙Pは線速度V0 で搬送される。ラインセンサ16により記録紙Pの右先端C2が検出され、その後、時間差Tで記録紙Pの左先端C1が検出されると、タイミングローラ対15の駆動は停止される。タイミングローラ対15の再起動は後述するフェーズ4で実行される。
このとき、記録紙Pの傾斜角θは、以下の式(1)で表される。
θ=sin-1{(V0 ×T)/W}・・・・・・・・・・・・(1)
図4(b)を参照して、記録紙Pの基準位置からのずれ量を検出するフェーズ2を説明する。フェーズ1で記録紙Pの傾斜角θが検出されたので、アクチエータ36によりタイミングローラ対15を回転中心Zの回りに傾斜角θだけ回転させる。ラインセンサ16により記録紙Pの左先端C1の通紙基準位置Sからのずれ量Δ(X方向ずれ量)が検出される。このとき、記録紙Pの正規のレジスト位置Mからのずれ量δは、以下の式(2)で表される。
δ={(L+Atanθ)cosθ}−L・・・・・・・・・(2)
図4(c)を参照して、タイミングローラ対15を通紙基準位置Sからのずれ量Δ(X方向ずれ量)を補正するためにX方向に平行移動するフェーズ3を説明する。
フェーズ2で記録紙Pの左先端C1の通紙基準位置Sからのずれ量Δ(X方向ずれ量)が検出されたので、アクチエータ35によりタイミングローラ対15をずれ量Δ(X方向ずれ量)だけX方向に移動させる。
図4(d)を参照して、タイミングローラ対15の再起動を行うフェーズ4を説明する。タイミングローラ対15を搬送速度V1 =V0 cosθで再起動する。再起動と同時に、タイミングローラ対15をX軸方向に速度V2 =V0 tanθで駆動し、記録紙Pの斜行を補正する。
フェーズ4が終了し、記録紙Pの後端がタイミングローラ対15を抜けたとき、タイミングローラ対15を原点位置に復帰させ、フェーズ1の開始に備える。
以上、この発明に係る記録紙整合装置50をタイミングローラ対15付近に配置し、記録紙Pの基準位置からのずれやスキュー補正をして、記録紙Pの正しい位置に画像記録が行えるようにした例であるが、記録紙整合装置50の用途はこれに限られるものではなく、記録紙後処理装置、例えば記録紙にパンチ孔を開けるパンチ孔開け装置に応用すれば、記録紙Pの基準位置からのずれやスキュー補正をして、記録紙Pの正しい位置にパンチ孔を開けることができる。
図5は、上記した記録紙整合装置50をパンチ孔開け装置51に応用した例を説明する図で、タンデム方式のカラー画像形成装置20にはタイミングローラ対25付近に記録紙整合装置50が配置されているほか、定着装置28の下流側に記録紙整合装置50を配置し、ここで定着処理された記録紙Pの基準位置からのずれやスキュー補正をする。補正された記録紙Pをパンチ孔開け装置51に供給することで、記録紙Pの正しい位置にパンチ孔を開けることができる。
画像形成装置の記録紙整合装置であって、記録紙が画像形成装置の内部の搬送過程で正規の基準位置からずれたり傾斜(スキュー)するが、このずれやスキューを補正し、記録紙上の正しい位置に画像記録ができる画像形成装置の記録紙整合装置である。
モノクロ画像形成装置の構成の概略を説明する図。 タンデム方式カラー画像形成装置の構成の概略を説明する図。 記録紙整合装置を説明する概念図。 記録紙の通紙方向基準位置からのずれの補正、及び記録紙の通紙方向に対するスキュー補正の詳細を説明する図。 記録紙整合装置をパンチ孔開け装置に応用した例を説明する図。
符号の説明
10 モノクロ画像形成装置
11 感光体
12 給紙カセット
13 給紙ローラ
14 搬送ローラ
15 タイミングローラ対
16 ラインセンサ
17 転写ローラ
18 定着装置
20 タンデム方式のカラー画像形成装置
21Y、21C、21M、21K 作像部
22 給紙カセット
23 給紙ローラ
24 搬送ローラ
25 タイミングローラ対
26 ラインセンサ
27 二次転写ローラ
28 定着装置
29 中間転写ベルト
30Y、30C、30M、30K 一次転写装置
31、32 軸受部材
31d 孔(軸受部材31の上面の孔)
32d 細長孔(軸受部材32の上面の細長孔)
35、36 アクチエータ
35a、36a モータ
35b、36b ピニオン
35c、36c ラック
35d、36d ピン
37、38 原点位置センサ
40 制御部
50 記録紙整合装置
51 パンチ孔開け装置

Claims (5)

  1. 記録紙を所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、
    所定の基準位置に対する記録紙の位置のずれ量及び所定の搬送方向に対する記録紙の傾斜角を検出する検出手段と、
    前記搬送手段を所定の搬送方向に直交する方向に移動させる第1の搬送移動手段及び前記搬送手段を所定の搬送方向に対して傾斜させる第2の搬送移動手段と、
    制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された記録紙の通紙基準からの位置のずれ量に基づいて前記第1の移動搬送手段を作動させ、記録紙の通紙基準からの位置のずれ量を補正し、前記検出手段により検出された記録紙の傾斜角に基づいて前記第2の搬送移動手段を作動させ、記録紙の傾斜角を補正すること
    を特徴とする画像形成装置の記録紙整合装置。
  2. 前記検出手段は、前記搬送手段下流側に記録紙搬送方向に直交する方向に配置されるラインセンサであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の記録紙整合装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出手段が検出した前記搬送手段を通過した記録紙のいずれか一方の先端通過時点から他方の先端通過時点までの経過時間と、記録紙の搬送速度とに基づいて記録紙の傾斜角を検出し、前記検出手段が検出した前記搬送手段を通過した記録紙の先端と記録紙の通紙基準との差に基づいて記録紙の位置のずれ量を検出すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置の記録紙整合装置。
  4. 前記搬送手段は、画像形成装置のタイミングローラであること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の記録紙整合装置。
  5. 前記制御手段による前記第1の移動搬送手段による記録紙の通紙基準からの位置のずれ量の補正動作、及び前記第2の搬送移動手段による記録紙の傾斜角の補正動作は、前記搬送手段を停止して記録紙先端が移動しない状態で実行されること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の記録紙整合装置。
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CN108515780A (zh) * 2018-03-21 2018-09-11 昆明理工大学 一种基于图像识别的纸张倾斜校正装置

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