JP2008230425A - Airbag device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、エアバッグ装置に関する。 The present invention relates to an airbag device.
従来、自動車の助手席前方に位置するインストルメントパネルに設置されているエアバッグモジュールとして、インフレータとエアバッグを容器状のリテーナに収納し、その上部開口を扉部にて塞いだものが知られている(例えば、特許文献1参照)。 Conventionally, as an airbag module installed in an instrument panel located in front of a passenger seat of an automobile, an inflator and an airbag are stored in a container-like retainer, and an upper opening thereof is closed by a door portion. (For example, refer to Patent Document 1).
そして、車両衝突時には、インフレータのガスが供給されて膨張したエアバッグにより扉部が開き、当該エアバッグが車室内側へ展開して、乗員を保護している。 In the event of a vehicle collision, the door is opened by the inflated airbag supplied with the gas from the inflator, and the airbag is deployed toward the passenger compartment side to protect the occupant.
上記特許文献1では、リテーナの上部開口および扉部の形状を車幅方向に長い大きめの長方形状とすることで、エアバッグを乗員の頭部前方の広い領域に展開できるようにしている。 In Patent Document 1, the shape of the upper opening and the door portion of the retainer is a large rectangular shape that is long in the vehicle width direction, so that the airbag can be deployed in a wide area in front of the occupant's head.
このように、エアバッグを乗員の頭部前方の広い領域に展開させることで、体格の大きな乗員も小さな乗員も確実に保護されるようにしている。
しかしながら、上記従来技術では、リテーナの上部開口および扉部の形状を大きめに設定しているため、乗員がインストルメントパネルに接近する姿勢をとるような場合には、エアバッグが展開の早い段階で乗員に接触してしまう。 However, in the above prior art, the shape of the upper opening and the door portion of the retainer is set to be large, so in the case where the occupant takes a posture approaching the instrument panel, the airbag is deployed at an early stage of deployment. Contact the passenger.
一般的に、エアバッグは、車両衝突時に乗員を保護するため短時間で展開するものであるから、展開初期の段階でエアバッグが接触してしまうことは、乗員としては相当に不快なことであり好ましくない。 In general, airbags are deployed in a short time to protect the occupant in the event of a vehicle collision, so it is quite uncomfortable for the occupant to contact the airbag at the initial stage of deployment. There is not preferable.
そのため、座席に組み込んだセンサーやインストルメントパネル等に設置したカメラ等によって乗員の着座位置を検出して、乗員がインストルメントパネルに接近しているか否か判断し、乗員がインストルメントパネルに接近している場合には、インフレータを停止させたり複数個のインフレータの一部の起動を遅延させたりして、乗員が感じる不快感を低減させようとする試みがなされている。 Therefore, the seating position of the occupant is detected by a sensor installed in the seat, a camera installed on the instrument panel, etc., and it is determined whether the occupant is approaching the instrument panel, and the occupant approaches the instrument panel. In such a case, attempts have been made to reduce discomfort felt by the occupant by stopping the inflator or delaying activation of some of the plurality of inflators.
しかしながら、このように複雑で大掛かりな装置を設けることは、装置の重量増加を招き、またコストアップに繋がるという問題がある。 However, providing such a complicated and large-scale device has a problem of increasing the weight of the device and increasing the cost.
そこで、本発明は、車両衝突時における乗員の保護性能を損なうことなく、インストルメントパネルに接近した乗員に対する不快感を払拭し得るエアバッグ装置をより簡便に得ることを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to more easily obtain an airbag device that can wipe away discomfort for an occupant who has approached an instrument panel without impairing the protection performance of the occupant at the time of a vehicle collision.
請求項1の発明にあっては、インフレータおよびエアバッグを収納する容器状のリテーナと、当該リテーナの上部開口を塞ぐ扉部と、を有するエアバッグモジュールをインストルメントパネルに設け、車両衝突時に、前記インフレータからガスが供給されて膨出した前記エアバッグにより前記扉部が開き、当該エアバッグが車室内側に展開されて乗員を保護するエアバッグ装置であって、前記扉部の車両後方側の車幅方向中央部には、その両端部よりも車両前方側に凹んだ凹部が設けられていることを特徴とする。 In the invention of claim 1, an airbag module having a container-like retainer that houses an inflator and an airbag and a door portion that closes an upper opening of the retainer is provided on the instrument panel, and at the time of a vehicle collision, An airbag device that opens the door by the airbag inflated by supplying gas from the inflator and that is deployed on the vehicle interior side to protect an occupant, the vehicle being located on the vehicle rear side of the door The vehicle width direction center part is provided with a recessed part that is recessed toward the front side of the vehicle from both ends thereof.
請求項2の発明にあっては、請求項1に記載のエアバッグ装置であって、前記扉部の車両後方側端縁部の車幅方向中央部の位置が、前記インストルメントパネルに近接して置かれた車両衝突実験用ダミーの頭部よりも車両前方側に位置するように前記凹部を設け、前記扉部が前記インストルメントパネルに近接して置かれた前記車両衝突実験用ダミーの頭部を回避するようにしたことを特徴とする。
The invention according to
請求項3の発明にあっては、請求項1または請求項2に記載のエアバッグ装置であって、前記エアバッグの展開時に、前記扉部の車両後方側端縁部が破断するようにしたことを特徴とする。
The invention according to
請求項1の発明によれば、扉部の車両後方側の車幅方向中央部に、両端部よりも車両前方側に凹んだ凹部を設けたことで、エアバッグの展開初期に、当該凹部を回避するようにエアバッグを展開させることができる。 According to the first aspect of the present invention, in the vehicle width direction central portion on the vehicle rear side of the door portion, the concave portion recessed toward the vehicle front side rather than the both end portions is provided. The airbag can be deployed to avoid it.
請求項2の発明によれば、扉部がインストルメントパネルに近接して置かれた車両衝突実験用ダミーの頭部を回避するように、扉部の車両後方側の車幅方向中央部に凹部を設けたことで、エアバッグの展開初期に、インストルメントパネルに近接して置かれた車両衝突実験用ダミーの頭部を回避するようにエアバッグを展開させることができる。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、エアバッグの展開時に、扉部の車両後方側端縁部が破断するようにしたため、扉部を車両後方に開かせないようにすることができる。
According to the invention of
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施形態にかかるエアバッグモジュールを設置したインストルメントパネルを示す斜視図、図2は、インストルメントパネルを示す平面図、図3は、エアバッグモジュールを示す斜視図、図4は、エアバッグモジュールの分解斜視図、図5は、AC06型車両衝突実験用ダミーの頭部がインストルメントパネルに近接して置かれた状態を示す斜視図、図6はエアバッグの展開初期状態を示す斜視図、図7は、エアバッグの全膨張状態を示す斜視図である。なお、図1中、Fが車両前後方向前方で、Rが後方である。また、図において、米国人の6歳児相当の乗員を、AC06型車両衝突実験用ダミーmで示す。そして、このAC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hの幅寸法は、135mmに設定されている。 1 is a perspective view showing an instrument panel in which an airbag module according to an embodiment of the present invention is installed, FIG. 2 is a plan view showing the instrument panel, and FIG. 3 is a perspective view showing the airbag module. FIG. 4 is an exploded perspective view of the airbag module, FIG. 5 is a perspective view showing a state in which the head of the AC06 type vehicle collision test dummy is placed close to the instrument panel, and FIG. 6 is a deployment of the airbag. FIG. 7 is a perspective view showing an entire state of the airbag. In FIG. 1, F is the front in the vehicle front-rear direction and R is the rear. Further, in the figure, an occupant equivalent to a 6-year-old American is shown by an AC06 type vehicle collision test dummy m. The width dimension of the head h of the AC06 type vehicle collision experiment dummy m is set to 135 mm.
本実施形態にかかるエアバッグ装置は、自動車の助手席側のインストルメントパネル1の上部に設置されたエアバッグモジュール2を備えている。
The airbag apparatus according to the present embodiment includes an
このエアバッグモジュール2は、上部に上部開口3が形成され、インフレータ7およびエアバッグ6を収納する金属容器状のリテーナ4と、リテーナ4の上部開口3を塞ぐ開閉リッド8と、を備えている。
The
本実施形態では、リテーナ4の上部開口3は、後縁部(車両後方側開口縁部)の車幅方向中央のセンタ部5をその両側よりも前方F側に変位させた形状をしている。さらに、リテーナ4の形状が、この上部開口3の形状に対応した形状をしている。すなわち、上部開口3およびリテーナ4は、平面視で、車幅方向両側を斜め後側に曲折させた形状をしており、全体として、後方R側の中央部を前方F側に凹ませた凹状をしている。
In the present embodiment, the
また、上述したように、リテーナ4は、インフレータ7およびエアバッグ6を収納するものであって、このリテーナ4内には、エアバッグ6がリテーナ4に対応した形状に折り畳まれた状態で収納されているとともに、エアバッグ6を膨張させる略円筒状のインフレータ7が収納されている。なお、リテーナ4は、その底部がインストルメントパネル1内の図示せぬステアリングメンバに固定されている。
Further, as described above, the
そして、リテーナ4の上部開口3を樹脂製の開閉リッド8により塞ぐことで、エアバッグモジュール2が、インストルメントパネル1の上部に設置されている。さらに、本実施形態では、エアバッグモジュール2をインストルメントパネル1の上部に取り付けた状態で、開閉リッド8の表面とインストルメントパネル1の表面とが面一となるようにしている。
And the
本実施形態では、開閉リッド8は、リテーナ4の上部開口3よりも一回り大きい形状をしている。すなわち、開閉リッド8は、全体として、後方R側の中央部を前方F側に凹ませた凹状をしており、図1に示すように、開閉リッド8の後方R側の車幅方向中央部には、前方F側にいくにしたがって幅狭となる凹部8aが形成されている。
In the present embodiment, the opening /
そして、上部開口3を塞いだ状態における開閉リッド8の裏面側の上部開口3の外周に対応する部位に、薄肉状の開裂溝9を形成することで、扉部10が形成されている。すなわち、本実施形態では、扉部10の形状は、上部開口3の形状に対応した形状をしている。
And the
そして、図1に示すように、扉部10の後方R側の車幅方向中央部には、その両端部よりも前方F側に凹んだ凹部10cが設けられている。本実施形態では、凹部10cは、凹部8aと同様に前方F側にいくにしたがって幅狭となっている。
And as shown in FIG. 1, the
さらに、本実施形態では、扉部10の裏面側に、凹部10cの底辺10dの両端から斜め前方に向けて延びる2本の薄肉状の開裂溝10e,10eを形成することで、扉部10を車幅方向で三分割している。すなわち、扉部10は、センタ部5に対応する位置に形成される1つのセンタ扉部10aと、その両側に形成される2つのサイド扉部10b,10bと、を備えている。
Furthermore, in this embodiment, by forming two thin-
上述したように、扉部10には、上部開口3と同じ形状をしており、センタ扉部10aおよびサイド扉部10bの周囲を囲む開裂溝9と、2本の直線状の開裂溝10eと、が形成されているが、本実施形態では、開裂溝9の前側端縁部(車両前方側端縁部)9aの肉厚が、開裂溝9の他の部分および2本の直線状の開裂溝10e,10eの肉厚よりも厚くなるようにしている。このように、前側端縁部9aの肉厚を厚くすることで、前側端縁部9aの強度を、他の部分(開裂溝9の他の部分および2本の直線状の開裂溝10e,10e)の強度よりも高くすることができる。その結果、前側端縁部9aが他の部分よりも破断し難くなるため、センタ扉部10aおよびサイド扉部10bが、この前側端縁部9aをヒンジにして開くようになる。すなわち、エアバッグ6の展開時には、扉部10の後側端縁部(車両後方側端縁部)9bが破断されることとなる。
As described above, the
また、本実施形態では、凹部10cの底辺10dの位置(車両後方側端縁部9bの車幅方向中央部9cの位置)が、インストルメントパネル1に近接して置かれたAC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hよりも前方F側に位置するように凹部10cが設けられている。さらに、本実施形態では、凹部8aの底辺8bの位置も、インストルメントパネル1に近接して置かれたAC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hよりも前方F側に位置するようにしている。
Further, in the present embodiment, the AC06 type vehicle collision experiment in which the position of the
そして、凹部8aの底辺8bの寸法(凹部8aの車幅方向寸法)がAC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hの幅寸法と略同一(本実施形態では135mm)となるようにしている。なお、凹部10cの底辺10dの寸法がAC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hの幅寸法と略同一となるようにしてもよい。
The dimension of the
このように、本実施形態では、図2に示すように、扉部10がインストルメントパネル1に近接して置かれたAC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hを回避するとともに、開閉リッド8もAC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hを回避している。
Thus, in this embodiment, as shown in FIG. 2, the
次に、エアバッグ6の展開挙動を図5〜図7に基づいて説明する。
Next, the deployment behavior of the
まず、車両衝突が起こると、センサー(図示せず)が車両衝突を検知して、インフレータ7からエアバッグ6へガスが噴出される。
First, when a vehicle collision occurs, a sensor (not shown) detects the vehicle collision, and gas is ejected from the
そして、リテーナ4内に折りたたまれた状態で収納されているエアバッグ6は、エアバッグモジュール2内で膨張して、その膨張力により開閉リッド8に形成された開裂溝9のうち前側端縁部9a以外の部分および2本の直線状の開裂溝10e,10eを開裂させる。
And the
こうして、開閉リッド8は、図6に示すように、1つのセンタ扉部10aと、2つのサイド扉部10bとにそれぞれ分裂し、前側端縁部9aを中心にして放射状に開く。すなわち、センタ扉部10aが前側端縁部9aを中心にして前方へ開くとともに、2つのサイド扉部10b,10bがそれぞれ斜め前方へ開く。そして、エアバッグ6が車室内側へ展開する。
In this way, as shown in FIG. 6, the open /
このとき、展開動作の初期段階におけるエアバッグの膨張形状は、リテーナ4の上部開口3の形状や扉部10の形状により規制される。そのため、本実施形態では、初期段階におけるエアバッグは、図6に示すように、扉部10の形状(1つのセンタ扉部10aと、2つのサイド扉部10bと、で形成される形状)、ならびに、上部開口3の形状に沿って展開する。
At this time, the inflation shape of the airbag in the initial stage of the deployment operation is regulated by the shape of the
その後、エアバッグ6は、さらに膨張し、センタ部5の両側のサイド扉部10bに対応する部分のエアバッグ6およびセンタ扉部10aに対応する部分のエアバッグ6がともに凹部10c側を覆うように進入する。そして、扉部10の凹部10cが膨張したエアバッグ6によって徐々に覆われていき、最終的には通常のエアバッグとして機能するようになる。
Thereafter, the
以上の本実施形態によれば、扉部10がインストルメントパネル1に近接して置かれたAC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hを回避することができるため、AC06型車両衝突実験用ダミーmをインストルメントパネル1に近接して置いた状態で車両衝突が起こりエアバッグ6が展開したとしても、エアバッグ6の展開初期においては、扉部10の形状(上部開口3の形状)に沿って展開するため、AC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hを回避するようにエアバッグ6を展開させることができる。
According to the present embodiment described above, the head h of the AC06 type vehicle collision experiment dummy m in which the
また、本実施形態によれば、エアバッグ6がさらに膨張した際に、センタ部5の両側のサイド扉部10bに対応する部分のエアバッグ6およびセンタ扉部10aに対応する部分のエアバッグ6が、AC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hの下側に入り込み、AC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hを拘束する。そのため、エアバッグ6からAC06型車両衝突実験用ダミーmに大きな荷重が加わることなく、AC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hを拘束することができる。
Further, according to the present embodiment, when the
また、本実施形態によれば、通常姿勢の場合には、エアバッグ6を通常のエアバッグとして機能させることができる。すなわち、エアバッグ6を広い領域に展開させることができるため、一般の乗員に相当するAM50型車両衝突実験用ダミーを着座させた場合にAM50型車両衝突実験用ダミーの頭部を拘束することができるだけでなく、小型のAC06型車両衝突実験用ダミーmを着座させた場合でも、車両衝突により全膨張したエアバッグ6によってAC06型車両衝突実験用ダミーmの頭部hを拘束することができる。
Further, according to the present embodiment, in the normal posture, the
さらに、本実施形態によれば、エアバッグ6の展開時に、センタ扉部10aおよびサイド扉部10bの後側端縁部9bが破断し、センタ扉部10aおよびサイド扉部10bが、それぞれ前側端縁部9aを中心に前方および斜め前方へ放射状に開くようにしたため、センタ扉部10aおよびサイド扉部10bを後方に開かせないようにすることができる。
Furthermore, according to the present embodiment, when the
以上のように、本実施形態によれば、車両衝突時における乗員の保護性能を損なうことなく、インストルメントパネルに接近した乗員に対する不快感を払拭し得るエアバッグ装置をより簡便に得ることができる。 As described above, according to the present embodiment, it is possible to more easily obtain an airbag device that can dispel discomfort for an occupant approaching the instrument panel without impairing the occupant protection performance at the time of a vehicle collision. .
しかも、本実施形態によれば、かかるエアバッグ装置を、リテーナ4の上部開口3の形状に関連した部分(上部開口3および扉部10)の形状を変更するだけで得ることができるため、コスト的に有利に得ることができる上、容易に実施することができる。
Moreover, according to the present embodiment, such an airbag device can be obtained simply by changing the shape of the portion (
続いて、上部開口および開閉リッドの形状の変形例を説明する。 Next, modifications of the shapes of the upper opening and the opening / closing lid will be described.
図8は、本実施形態の第1変形例にかかる上部開口および開閉リッドを示す平面図である。 FIG. 8 is a plan view showing an upper opening and an open / close lid according to a first modification of the present embodiment.
本変形例にかかる上部開口11および開閉リッド12は、車幅方向両側を後方R側に曲折させた略コ字状をしており、全体として、後方R側の中央部を前方F側に凹ませた凹状をしている。そして、開閉リッド12の裏面には、上部開口11の形状に沿って設けられた開裂溝13によって扉部14が形成されている。この扉部14の後方R側の車幅方向中央部には、その両端部よりも前方F側に凹んだ凹部14cが設けられている。さらに、本変形例では、扉部14は、開裂溝14eによって、センタ扉部14aと2つのサイド扉部14bとに3分割されている。そして、扉部14の後側端縁部(車両後方側端縁部)15bが破断され、センタ扉部14aは前側端縁部(車両前方側端縁部)15aを中心に前方F側に開き、サイド扉部14bは前側端縁部15aを中心に左右両側へ開くように設定されている。
The
図9は、本実施形態の第2変形例にかかる上部開口および開閉リッドを示す平面図である。 FIG. 9 is a plan view showing an upper opening and an open / close lid according to a second modification of the present embodiment.
本変形例にかかる上部開口16および開閉リッド17は、それぞれ、車幅方向両側を後方R側に湾曲させたアーチ状をしており、全体として、後方R側の中央部を前方F側に湾曲させた形状をしている。そして、開閉リッド17の裏面には、上部開口16の形状に沿って設けられた開裂溝18によって扉部19が形成されている。この扉部19の後方R側の車幅方向中央部には、その両端部よりも前方F側に凹んだ凹部19cが設けられている。さらに、本変形例では、扉部19は、開裂溝19eによって、センタ扉部19aと2つのサイド扉部19bとに3分割されている。そして、扉部19の後側端縁部(車両後方側端縁部)20bが破断され、センタ扉部19aは前側端縁部(車両前方側端縁部)20aを中心に前方F側に開き、サイド扉部19bは前側端縁部20aを中心に斜め前方へそれぞれ開くように設定されている。
The
図10は、本実施形態の第3変形例にかかる上部開口および開閉リッドを示す平面図である。 FIG. 10 is a plan view showing an upper opening and an open / close lid according to a third modification of the present embodiment.
本変形例にかかる上部開口21および開閉リッド22は、平面視で、略H字状をしている。そして、開閉リッド22の裏面には、上部開口21の形状に沿って設けられた開裂溝23によって扉部24が形成されている。この扉部24の後方R側の車幅方向中央部には、その両端部よりも前方F側に凹んだ凹部24cが設けられている。さらに、本変形例では、扉部24は、開裂溝24eによって、センタ扉部24aと2つのサイド扉部24bとに3分割されている。そして、扉部24の後側端縁部(車両後方側端縁部)25bが破断され、センタ扉部24aは前側端縁部(車両前方側端縁部)25aを中心に前方F側に開き、サイド扉部24bは前側端縁部25aを中心に左右両側へ開くように設定されている。
The
図11は、本実施形態の第4変形例にかかる上部開口および開閉リッドを示す平面図である。 FIG. 11 is a plan view showing an upper opening and an open / close lid according to a fourth modification of the present embodiment.
本変形例にかかる上部開口26および開閉リッド27は、メガネ状の湾曲形状をしている。そして、開閉リッド27の裏面には、上部開口26の形状に沿って設けられた開裂溝28によって扉部29が形成されている。この扉部29の後方R側の車幅方向中央部には、その両端部よりも前方F側に凹んだ凹部29cが設けられている。さらに、本変形例では、扉部29は、開裂溝29eによって、センタ扉部29aと2つのサイド扉部29bとに3分割されている。そして、扉部29の後側端縁部(車両後方側端縁部)30bが破断され、センタ扉部29aは前側端縁部(車両前方側端縁部)30aを中心に前方F側に開き、サイド扉部29bは前側端縁部30aを中心に斜め前方へそれぞれ開くように設定されている。
The
これら第1〜第4変形例によっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。 Also by these first to fourth modifications, the same effects as those of the above embodiment can be obtained.
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。 The preferred embodiment of the present invention has been described above, but the present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made.
例えば、上記実施形態では、開閉リッドを3つに分割させているが、2つに分割させてもよいし、4つ以上に分割させてもよい。また、開閉リッドを分割させずに用いてもよい。 For example, in the above embodiment, the open / close lid is divided into three, but it may be divided into two, or may be divided into four or more. Further, the opening / closing lid may be used without being divided.
また、上記実施形態では、扉部だけでなく開閉リッドにも凹部を設けているが、例えば開閉リッドの形状を長方形状にする等して、開閉リッドには凹部を設けず扉部だけに凹部を設けるようにしてもよい。 In the above embodiment, the recess is provided not only in the door portion but also in the opening / closing lid. For example, the opening / closing lid is not provided with a recess by forming a rectangular shape in the opening / closing lid. May be provided.
また、開閉リッド、扉部およびそれらに設けられる凹部の形状は、上記実施形態に限らず種々の形状とすることができる。 In addition, the shapes of the opening / closing lid, the door portion, and the concave portion provided in them are not limited to the above-described embodiment, and may be various shapes.
さらに、上記実施形態では、開閉リッドに扉部を形成し、当該開閉リッドにてリテーナの上部開口を塞いでいるが、開閉リッドを用いず、インストルメントパネルに直接扉部を形成するようにしてもよい。 Furthermore, in the above embodiment, the door is formed on the opening / closing lid, and the upper opening of the retainer is blocked by the opening / closing lid, but the door is formed directly on the instrument panel without using the opening / closing lid. Also good.
また、上記実施形態では、扉部がインストルメントパネルに近接したAC06型車両衝突実験用ダミーの頭部を回避するように、当該扉部に凹部を設けたが、AM50型車両衝突実験用ダミーの頭部を回避するように凹部を設けてもよい。 Moreover, in the said embodiment, although the recessed part was provided in the said door part so that the door part may avoid the head of the AC06 type vehicle collision experiment dummy which adjoined the instrument panel, the AM50 type vehicle collision experiment dummy of You may provide a recessed part so that a head may be avoided.
1 インストルメントパネル
2 エアバッグモジュール
3,11,16,21,26 上部開口
4 リテーナ
6 エアバッグ
7 インフレータ
9a,15a、20a、25a、30a 前側端縁部(車両前方側端縁部)
9b,15b、20b、25b、30b 後側端縁部(車両後方側端縁部)
9c 車両後方側端縁部の車幅方向中央部
10,14,19,24,29 扉部
10c,14c,19c,24c,29c 凹部
F 前方
R 後方
m AC06型車両衝突実験用ダミー
h AC06型車両衝突実験用ダミーの頭部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
9b, 15b, 20b, 25b, 30b Rear edge (vehicle rear edge)
9c Vehicle width direction center portion of vehicle rear
Claims (3)
前記扉部の車両後方側の車幅方向中央部には、その両端部よりも車両前方側に凹んだ凹部が設けられていることを特徴とするエアバッグ装置。 An airbag module having a container-like retainer that stores an inflator and an airbag and a door portion that closes the upper opening of the retainer is provided on the instrument panel, and gas is supplied from the inflator to bulge at the time of a vehicle collision The airbag unit is configured to protect the passenger by opening the door by the airbag and deploying the airbag on the vehicle interior side.
The airbag device according to claim 1, wherein a concave portion that is recessed toward the front side of the vehicle from both ends thereof is provided at a vehicle width direction central portion of the door portion on the vehicle rear side.
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JP (1) | JP2008230425A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013144532A (en) * | 2012-01-16 | 2013-07-25 | Toyota Motor Corp | Front passenger seat airbag device |
-
2007
- 2007-03-20 JP JP2007073366A patent/JP2008230425A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013144532A (en) * | 2012-01-16 | 2013-07-25 | Toyota Motor Corp | Front passenger seat airbag device |
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