JP2008227885A - 電力線搬送通信の伝送線路構造および電力線開閉器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチや分岐を有する配線形態の電力線であっても電力線搬送通信を円滑に行うことができる電力線搬送通信の伝送線路構造を提供する。
【解決手段】ブレーカ11は、スイッチ12と電力線フィルタ13が直列に接続され、この直列に接続されたスイッチ12,電力線フィルタ13に並列にバイパス回路14が接続された構成になっている。電力線フィルタ13は、電源電流を通過させ、PLC信号を遮断する。バイパス回路14は、信号選別部14Bとバイパスフィルタ14Aからなる。バイパスフィルタは、電源電流を遮断してPLC信号を通過させるとともに、電源電圧から信号選別部14Bを絶縁する。信号選別部14Bは、入力されたPLC信号(パケット)の内容に基づいてその信号を通過するか遮断するかを判定する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、分電盤やブレーカを経由した電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)を円滑に行うための伝送線路構造、および、この電力線搬送通信の伝送線路構造に用いられる電力線開閉器に関する。
今日、全国に張りめぐらされた電力配線を利用してデジタル通信を行う電力線搬送通信が実用化されようとしている。この電力線搬送通信は、主として、高圧送電線を用いた遠距離通信よりも、屋内や構内の配線、または、ラスト1マイルの末端配線を用いた近距離のネットワークに適用される(非特許文献1)。
"報告書"、[online]、平成17年12月、高速電力線搬送通信に関する研究会、[平成19年2月23日検索]、インターネット<URL:http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/pdf/051226_6_bt2.pdf>
しかし、屋内や構内の配線は、高圧送電線と異なり、途中にブレーカ等のスイッチが存在していたり、配線の分岐があったり、配線構造が通信に向いていないものである。
すなわち、ブレーカー等のスイッチが途中にあると、そのスイッチがオンしているときは電力線搬送通信の信号(PLC信号)も、伝送されるが、スイッチがオフになると電力線が切断されるため、電源が遮断されるとともにPLC信号も遮断されてしまう。また、電力線の分岐があると、分岐点で高周波インピーダンスが極端に変化し、PLC信号の伝送が劣化してしまう問題点がある。また、全ての分岐にPLC信号が流れてセキュリティーに問題があるとともに、全ての分岐に同じ信号が流れてしまうため、伝送可能な通信の容量が少なくなり、輻輳が起きやすくなるという問題点があった。
この発明は、スイッチや分岐を有する配線形態の電力線であっても電力線搬送通信を円滑に行うことができる電力線搬送通信の伝送線路構造、および、この電力線搬送通信の伝送線路構造に用いられる電力線開閉器を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、電力線に挿入され、この電力線を開閉するスイッチ部と、このスイッチ部に並列に接続され、電源電流を遮断し、電力線搬送通信の信号を通過させるバイパスフィルタを備えたバイパス回路と、を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、直列に接続されて前記電力線に挿入されたスイッチ部および電力線フィルタと、前記直列に接続されたスイッチ部および電力線フィルタに並列に接続されたバイパス回路と、を有し、前記スイッチ部は、電力線を開閉し、前記電力線フィルタは、電源電流を通過させ、電力線搬送通信の信号を遮断し、前記バイパス回路は、前記電源電流を遮断し、前記電力線搬送通信の信号を通過させるバイパスフィルタを備えていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記バイパス回路は、入力された電力線搬送通信の信号を、その信号の内容に応じて通過させるか遮断するかを選択する信号選択部をさらに備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、1つの電源側配線と、この電源側配線から分岐する複数の負荷側配線と、を有する電力線と、前記複数の負荷側配線に各々挿入され、電源電流を通過させ、電力線搬送通信の信号を遮断する電力線フィルタと、前記複数の電力線フィルタと並行に、前記電源側配線と前記複数の負荷側配線の各々に接続され、前記電源電流を遮断し、前記電力線搬送通信の信号を通過させるバイパスフィルタを備えた分岐バイパス回路と、を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記複数の負荷側配線の各々に、前記電力線フィルタと直列、且つ、前記分岐バイパス回路と並列になるように挿入され、各負荷側配線を開閉するスイッチ部を、さらに備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4,5の発明において、前記分岐バイパス回路は、前記電源側配線または複数の負荷側配線のいずれかから入力された電力線搬送通信の信号を、その信号の内容に応じて、1または複数の配線に再送信する信号選択部をさらに備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、電力線に挿入される電力線開閉器であって、この電力線を開閉するスイッチ部と、このスイッチ部に並列に接続され、電源電流を遮断し、電力線搬送通信の信号を通過させるバイパスフィルタを備えたバイパス回路と、を備えたことを特徴とする。
請求項8の発明は、電力線に挿入される電力線開閉器であって、直列に接続されて前記電力線に挿入されたスイッチ部および電力線フィルタと、前記直列に接続されたスイッチ部および電力線フィルタに並列に接続されたバイパス回路と、を有し、前記スイッチ部は、電力線を開閉し、前記電力線フィルタは、電源電流を通過させ、電力線搬送通信の信号を遮断し、前記バイパス回路は、前記電源電流を遮断し、前記電力線搬送通信の信号を通過させるバイパスフィルタを備えていることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項8の発明において、前記バイパス回路は、入力された電力線搬送通信の信号を、その信号の内容に応じて通過させるか遮断するかを選択する信号選択部をさらに備えたことを特徴とする。
この発明によれば、電力線を開閉するスイッチ部にバイパス回路を設けたことにより、このスイッチ部を開いて電力線を遮断した場合でも、バイパス回路を介して電力線搬送通信の信号(PLC信号)を通過させることができ、電源オフ時であっても電力線搬送通信が可能になる。
この発明によれば、さらに、スイッチ部に直列に電力線フィルタを設けたことにより、PLC信号を常にバイパス回路を通過させることができ、スイッチ部のオン/オフに無関係に常に同じ条件でPLC信号を伝送させることができる。
また、この発明によれば、バイパス回路および分岐バイパス回路に、さらに、信号選別部を設けたことにより、PLC信号をその内容に応じて選別または振り分けることができ、無用な伝送を防止してセキュリティを維持することができるとともに、通信の輻輳を軽減することができる。
図面を参照して、この発明の実施形態であるブレーカについて説明する。このブレーカは、接点の接続/開放にかかわらず、PLC(電力線搬送通信)の信号を一次側から二次側に、または、二次側から一次側に通過させる構成である。
図1は、この発明の第1の実施形態であるブレーカの構成を示す図である。同図(A)は、各部の機能を示すブロック図である。このブレーカ1は、電力線の一次側(電源側)に接続される一次側端子101、二次側(負荷側)に接続される二次側端子102を有している。そして、この一次側端子101と二次側端子102との間にスイッチ2およびバイパス回路3が並列に接続された構成になっている。スイッチ2は、通常は一次側端子101と二次側端子102を電気的に接続した状態になっており、二次側の電流が定格電流(たとえば20A)以上になったとき、その接続を遮断(切断)する。
ここで、PLC(電力線搬送通信)の信号は、例えば2〜30MHzの周波数を有する信号であり、電源周波数は、例えば日本国内では50Hzまたは60Hzである。バイパス回路3は、この電源周波数の電流を遮断し、PLCの信号を通過させるようなフィルタを含む構成とする。
スイッチ2の接点が閉じているときは、電源電流とともに、PLCの信号もスイッチ2を通過する。スイッチ2の接点が開放したとき、電源電流は遮断されるが、PLCの信号は、スイッチ2に並列に設けられているバイパス回路3を通って一次側から二次側または二次側から一次側に通過する。
同図(B)は、同図(A)に示したブレーカの具体的回路の例を示す図である。同図では、スイッチ2の接点が開放しているように、すなわち電力線の一次側と二次側を切断しているように図示されているが、ブレーカの場合、通常は、スイッチ2の接点は閉じており、電力線の一次側と二次側が接続した状態になっている。そして、二次側の電流が定格電流以上になったときスイッチ2は、接点を開放して電力線の一次側と二次側を切断する。この切断は、図示しない電磁ソレノイド等によって行われる。
同図(B)では、バイパス回路3は、コンデンサ30で構成される。コンデンサ30は、上述のように、50Hzまたは60Hzの電源周波数の電流を遮断し、2〜30MHzのPLCの信号を通過させる静電容量とする。
同図(B)の回路図では、スイッチ2を双極スイッチとしているが、単極スイッチとし、電力線の一方(COLD側)を接続したままにしてもよい。
図1の実施形態では、電力線開閉器として、一般の過電流ブレーカを例にあげて説明したが、電力線開閉器は、これに限定されず、漏電ブレーカ、手動のスイッチ(たとえばカバードスイッチ等)など種々のものを適用することができる。また、この発明は、スイッチ、バイパス回路が、一体に構成されたものに限定されない。スイッチ、バイパス回路が、それぞれが別の部品として構成され、各部品を電気的に接続して図1、図2に示す形態に構成してもよい。
図2は、この発明の第2の実施形態であるブレーカの構成を示す図である。同図(A)は、各部の機能を示すブロック図、同図(B)は、このブレーカの回路の一例を示す図である。
このブレーカ11は、電力線の一次側(電源側)に接続される一次側端子101、二次側(負荷側)に接続される二次側端子102を有している。そして、この一次側端子101と二次側端子102との間にスイッチ12と電力線フィルタ13が直列に接続され、この直列に接続されたスイッチ12,電力線フィルタ13に並列にバイパス回路14が接続された構成になっている。
スイッチ12は、通常は一次側端子101と二次側端子102を電気的に接続した状態になっており、二次側の電流が定格電流(たとえば20A)以上になったとき、その接続を遮断(切断)する。
電力線フィルタ13は、例えば50Hzまたは60Hzの電源周波数の電流を通過させ、例えば2〜30MHzのPLCの信号を遮断するためのものであり、電力線のホット側に直列に挿入された2つの高周波チョークコイルLH1,LH2、電力線のコールド側に直列に挿入された2つの高周波チョークコイルLC1,LC2、および、ホット側の2つの高周波チョークコイルLH1,LH2の接続点とコールド側の2つの高周波チョークコイルLC1,LC2の接続点との間に接続されたバイパスコンデンサC1を有している。以上の構成で、この電力線フィルタ13は、ローパスフィルタLPFを構成している。この電力線フィルタ13のカットオフ特性は、例えば2MHz以上の信号を遮断し、それ以下の周波数の信号を通過させる特性に設定される。
バイパス回路14は、信号選別部14Bとこの信号選別部14Bの一次側端部および二次側端部の両方に設けられたバイパスフィルタ14Aからなっている。バイパスフィルタ14Aは、電力線のホット側に接続されたコンデンサC3、電力線のコールド側に接続されたコンデンサC4および高周波トランスT1を有している。コンデンサC3,C4の電力線側と反対側の端子は、それぞれ高周波トランスT1の一次側の両端子に接続されている。また、高周波トランスT1の二次側は、信号選別部14Bに接続されている。
コンデンサC3,C4は、例えば50Hzまたは60Hzの電源周波数の電流を遮断し、例えば2〜30MHzのPLCの信号を通過させる静電容量とする。これにより、電力線に重畳されたPLC信号または信号選別部14Bから出力されたPLC信号は通過するが、電力線によって供給される電源電流が高周波トランスT1に殆ど流れることはない。
高周波トランスT1は、信号選別部14BによるPLC信号の入出力を仲介するとともに、電源電圧(電位)から信号選別部14Bを絶縁するためのものである。すなわち、高周波トランスT1の一次側は、電力線とのコンデンサC3,C4による静電結合により、(電流は殆ど流れないが)電位が上下するが、この電位変化は二次側へは伝わらない。そして、高周波トランスT1は、電磁結合により、例えば2MHz〜30MHzのPLC信号を一次側から二次側に伝送するとともに、二次側から一次側に伝送する。
信号選別部14Bは、電力線の一次側(端子101側)から到来したPLC信号(パケット)が、電力線の二次側(端子102側)に接続されている機器宛のものであるかを判断し、二次側に接続されている機器宛の信号であると判断した場合には、その信号を二次側に出力し、そうでない場合には、その信号を遮断または破棄する。すなわち、シーケンシャルな高周波信号レベルで処理する場合にはその信号を遮断し、パケット等のデジタルデータレベルで処理する場合にはその信号(パケット)を破棄する。また、電力線の二次側から到来したPLC信号が、電力線の一次側に接続されている機器宛のものであるかを判断し、一次側に接続されている機器宛の信号であると判断した場合には、その信号を一次側に出力し、そうでない場合には、その信号を破棄する。
PLC信号のプロトコルに制限はないが、上述した信号の選別は、例えばOSI参照モデルの第2層(データリンク層)または第3層(ネットワーク層)のヘッダ情報に基づいて行えばよい。すなわち、信号選別部14Bは、ブリッジまたはルータ等の機器が有するパケット選別機能を持つ。
これにより、電力線を伝送されてきたPLC信号(パケット)は、ブレーカ11において、スイッチ12を通らずにバイパス回路14の信号選別部14Bに入力される。信号選別部14Bは、そのパケットの宛先等に基づいて、そのパケットを通過させるか否かを判断する。これにより、電力線上におけるPLC信号の輻輳を軽減することができるとともに、パケットが無条件に伝送されて他者に盗み見られる危険性が少なくなる。
図2の実施形態において、信号選別部14Bは必須ではない。すなわち、バイパス回路14を、電源電流を遮断しPLC信号のみ通過させるバイパスフィルタのみで構成してもよい。この構成であっても、スイッチ12の開閉にかかわらず、同じ条件でPLC信号を通過させることができるため、図1の実施形態に比して通信状態を安定させることが可能になる。
また、図2の実施形態では、電力線開閉器として、一般の過電流ブレーカを例にあげて説明したが、電力線開閉器は、これに限定されず、漏電ブレーカ、手動のスイッチ(たとえばカバードスイッチ等)など種々のものを適用することができる。さらに、この発明は、スイッチ、フィルタ、バイパス回路が、一体に構成されたものに限定されない。スイッチ、フィルタ、バイパス回路を、それぞれ別の部品として構成し、各部品を電気的に接続して図2に示す形態に構成してもよい。
図3は、この発明の第3の実施形態である電力線搬送通信の伝送経路構造を示す図である。同図は、分電盤20の回路構成を示している。この分電盤20は、電源を4系統の電力線に分岐し、分岐されたそれぞれの電力線にブレーカ21−1〜4を挿入した構成になっている。
分電盤20の一次側(電源側)端子101に接続された電力線配線26は4系統に分岐して、それぞれブレーカ21−1〜4を介して二次側(負荷側)端子102−1〜4にそれぞれ接続されている。
各ブレーカ21は、スイッチ22および電力線フィルタ23を有している。この構成は、図2に示した実施形態のスイッチ12、電力線フィルタ13の構成と同様であるため、詳細説明は省略する。これにより、この分電盤20においては、PLC信号は、ブレーカ21を通過しない。
一方、分電盤20の一次側端子101と4つの系統の二次側端子102−1〜4との間に、前記電力線配線26とは別の信号線配線27が設けられている。信号線配線27は、一次側端子101に分岐バイパス回路24を接続するとともに、この分岐バイパス回路24を4系統の二次側端子102−1〜4に接続する。
図4は、分岐バイパス回路24の詳細構成を示す図である。分岐バイパス回路24は、一次端子101側の電源周波数の電流を遮断するとともにPLC信号を通過させるバイパスフィルタ241、二次側端子102−1〜4側の電源周波数の電流を遮断するとともにPLC信号を通過させるバイパスフィルタ242−1〜4、および、これら5つのバイパスフィルタ241,242−1〜4から入力されたPLC信号(パケット)を交換して目的の端子(バイパスフィルタ)へ向けて出力する信号選択部240を有している。
各バイパスフィルタ241、242−1〜4は、図2に示した実施形態のフィルタ14Aと同一構成であるため、詳細説明は省略する。
信号選択部240は、例えばOSI参照モデルの第2層(データリンク層)または第3層(ネットワーク層)のヘッダ情報に基づいてパケットを交換する。すなわち、信号選別部240は、スイッチングハブ、レイヤー2スイッチ、または、マルチポートルータ等の機器が有するパケット選別機能を持つ。
以上の構成により、この分電盤20においては、電源が4系統に分岐されるとともに、電源側1系統と負荷側4系統のPLC信号(パケット)が交換され、そのパケットの宛先の機器に向けて再送信される。このように、入力されたパケットが目的の電力線のみに再送信されるため、各電力線上におけるPLC信号の輻輳を軽減することができるとともに、パケットが無条件に伝送されて他者に盗み見られる危険性が少なくなる。
なお、図3の実施形態は、分電盤を例にあげて説明したが、分電盤以外であっても電力線を分岐する場合には、上記分岐バイパス回路24を用いてパケット交換することができる。この場合、各分岐した系統にはフィルタ23は必要であるが、スイッチ22は必ずしも必要ではない。
なお、図3の実施形態の分岐バイパス回路24は、信号選別部240を用いて入力されたパケットを交換して目的の電力線のみに出力するようにしているが、信号選別部240を設けず、波形整形回路およびアンプを設けて、ある系統から入力されたパケットを他の全ての系統に出力するようにしてもよい。すなわち、レピータハブの機能を持たせてもよい。
なお、図3の実施形態では、分岐する系統数を4系統としたが、系統数はこれに限定されない。また、複数の系統間のパケット交換を1つの分岐バイパス回路24で行っているが、系統数が多い場合等には、複数の分岐バイパス回路で分担してこれを行ってもよい。
この発明の第1の実施形態であるブレーカの構成を示す図 この発明の第2の実施形態であるブレーカの構成を示す図 この発明の第3の実施形態である分電盤の構成を示す図 この発明の第3の実施形態の分岐バイパス回路の構成を示す図
符号の説明
1,11,21 ブレーカ(電力線開閉器)
2,12,22 スイッチ(スイッチ部)
3,14 バイパス回路
24 分岐バイパス回路
13,23 電力線フィルタ
14A,241,242 バイパスフィルタ
14B,240 信号選別部

Claims (9)

  1. 電力線に挿入され、この電力線を開閉するスイッチ部と、
    このスイッチ部に並列に接続され、電源電流を遮断し、電力線搬送通信の信号を通過させるバイパスフィルタを備えたバイパス回路と、
    を備えたことを特徴とする電力線搬送通信の伝送線路構造。
  2. 直列に接続されて前記電力線に挿入されたスイッチ部および電力線フィルタと、前記直列に接続されたスイッチ部および電力線フィルタに並列に接続されたバイパス回路と、を有し、
    前記スイッチ部は、電力線を開閉し、
    前記電力線フィルタは、電源電流を通過させ、電力線搬送通信の信号を遮断し、
    前記バイパス回路は、前記電源電流を遮断し、前記電力線搬送通信の信号を通過させるバイパスフィルタを備えている
    電力線搬送通信の伝送線路構造。
  3. 前記バイパス回路は、入力された電力線搬送通信の信号を、その信号の内容に応じて通過させるか遮断するかを選択する信号選択部をさらに備えた請求項2に記載の電力線搬送通信の伝送線路構造。
  4. 1つの電源側配線と、この電源側配線から分岐する複数の負荷側配線と、を有する電力線と、
    前記複数の負荷側配線に各々挿入され、電源電流を通過させ、電力線搬送通信の信号を遮断する電力線フィルタと、
    前記複数の電力線フィルタと並行に、前記電源側配線と前記複数の負荷側配線の各々に接続され、前記電源電流を遮断し、前記電力線搬送通信の信号を通過させるバイパスフィルタを備えた分岐バイパス回路と、
    を備えた電力線搬送通信の伝送線路構造。
  5. 前記複数の負荷側配線の各々に、前記電力線フィルタと直列、且つ、前記分岐バイパス回路と並列になるように挿入され、各負荷側配線を開閉するスイッチ部を、さらに備えた請求項4に記載の電力線搬送通信の伝送線路構造。
  6. 前記分岐バイパス回路は、前記電源側配線または複数の負荷側配線のいずれかから入力された電力線搬送通信の信号を、その信号の内容に応じて、1または複数の配線に再送信する信号選択部をさらに備えた請求項4または請求項5に記載の電力線搬送通信の伝送線路構造。
  7. 電力線に挿入される電力線開閉器であって、
    この電力線を開閉するスイッチ部と、
    このスイッチ部に並列に接続され、電源電流を遮断し、電力線搬送通信の信号を通過させるバイパスフィルタを備えたバイパス回路と、
    を備えた電力線開閉器。
  8. 電力線に挿入される電力線開閉器であって、
    直列に接続されて前記電力線に挿入されたスイッチ部および電力線フィルタと、前記直列に接続されたスイッチ部および電力線フィルタに並列に接続されたバイパス回路と、を有し、
    前記スイッチ部は、電力線を開閉し、
    前記電力線フィルタは、電源電流を通過させ、電力線搬送通信の信号を遮断し、
    前記バイパス回路は、前記電源電流を遮断し、前記電力線搬送通信の信号を通過させるバイパスフィルタを備えている
    電力線開閉器。
  9. 前記バイパス回路は、入力された電力線搬送通信の信号を、その信号の内容に応じて通過させるか遮断するかを選択する信号選択部をさらに備えた請求項8に記載の電力線開閉器。
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