JP2008225564A - 被害関数作成方法、装置およびプログラム並びに台風の風速・風向予測方法、装置およびプログラム並びに台風被害予測方法、装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】より狭小な集約単位における台風被害予測を可能とする。
【解決手段】台風の被害予測を行う対象領域内の支持物について、メッシュ単位で作用する外力に対する耐性を示す性能値を求め、対象領域内における総支持物数と既往台風により被害を受けた支持物数との比を地域係数とし、性能値をパラメータとしてすべての対象領域における性能値毎の総支持物数と性能値毎の被害を受けた支持物数との比を基準ハザードとし、この地域係数および基準ハザード関数から台風の被害が発生するか否かの被害率の予測を確率論的に求めることができる被害関数を作成する。
【選択図】図6
Description
(1)被害が存在しなかった場合
(2)被害が発生した場合であって、被害情報が支持物の位置情報まで既知であるが、被害設備数が分散値を算出できない程度の数である場合
(3)被害が発生した場合であって、被害情報が支持物の位置情報まで既知であり、かつ被害設備数が分散値を算出可能な程度の数である場合
(4)被害が発生した場合であって、被害情報が支持物の位置情報まで既知でない場合
の4つのケースについて、
(1)の場合は、尤度関数の確率パラメータを対象領域の最小性能値に被害が一つ生じたと仮定し、かつ変動係数を一定と仮定して求めた尤度関数により、
(2)の場合は、尤度関数の確率パラメータを被害設備数の対数性能平均値を用い、かつ変動係数を一定と仮定して求めた尤度関数により、
(3)の場合は、尤度関数の確率パラメータを標本抽出法により求めた尤度関数により、
(4)の場合は、基準ハザード関数の更新を行わず、評価対象台風により被害を受けた支持物数に基づいて地域係数の更新のみを行って、被害関数の更新を行っている。これにより、被害情報レベルが異なる場合でも、その違いを考慮した被害関数の更新を可能としている。尚、被害情報レベルとは、被害情報の情報量、被害情報の詳細さをいうものであり、台風の被害情報には、常に位置情報まで詳細に調査することは困難等の様々な理由により上述のような情報レベルが存在する。
Z:性能値
S:安全率
V:最大風速(m/s)(台風通過時の地上高10m、10分間平均風速の最大値)
P:支持物の破壊荷重(kgf)
K:係数
Kl:支持物の垂直投影面積1m2当りの風圧荷重(kgf/m2)
K2:架渉線の垂直投影面積1m2当りの風圧荷重(kgf/m2)
Dl:支持物の末口直径(m)
D0:支持物の地際直径(m)
H:支持物の地上高(m)
L:両側の径間の和の1/2(m)
d:架渉線の直径(m)
h:架渉線の地上高(m)
n:架渉線数
である。
θi:風向(度,θi=22.5・(i−1)±11.25,i=1〜16)
θ:架渉線と風向との角度
である。尚、架渉線と風向との角度θは、例えば架渉線の走行方位を、北から南方向を0°、西から東方向を90°、南から北方向を180°、東から西方向を270°とする0〜360°の値で表して、当該架渉線の走行方位と風向との角度として定義することができる。例えば、この0〜360°の値を16方位(i=1〜16)に分けておき、方位別に計算することで風向別の性能関数を導出することができる。
λλit nd:対象領域iで台風t時の被害モードnで生じた被害設備に対する性能値の対数平均
λλit all:対象領域iで台風t時の被害モードnでの全電柱に対する性能値の対数平均
ζit nd:対象領域iで台風t時の被害モードnで生じた被害設備に対する性能値の対数標準偏差
ζit all:対象領域iで台風t時の被害モードnでの全電柱に対する性能値の対数標準偏差
である。
TPit:対象領域iで台風t時の総設備数
λit n(zj):対象領域iで台風t時の被害モードnの被害が発生した設備jの性能値zjにおける被害率
である。
P(ε/θ=θi):母数(母集団の母平均と母分散)についてΘ=θiの場合に実験結果がεとなる確からしさ、即ち、母数をθiと仮定したとき特定の実験結果が得られる条件付き確率
P(θ=θi):母数についてΘ=θiとなる事前確率、即ち、実験から情報が得られる前のΘに関する確率
P(θ=θi/ε):母数についてΘ=θiとなる事後確率、即ち、実験結果に照らしてベイズ改訂されたΘに関する確率
である。
<数15>
事後基準ハザード関数=正規化係数×尤度関数×事前基準ハザード関数
i:対象領域(営業所)
θold:既往台風により設定した事前被害設備性能分布関数の母数(以下、確率パラメータともいう)
dpi(z;θold):性能値Zの被害率を評価するθoldを母数に持つ事前基準ハザード関数
L(z;ZD/θold):性能値zd 1,zd 2・・・zd jの組ZDが同時に被害を受けた場合にθoldを母数とする事前基準ハザード関数により評価された同時被害確率分布関数(尤度関数)
k:正規化係数
dpi(z;θnew/ZD):ZDにより修正された母数θnewを持つ事後基準ハザード関数
である。
DPi:被害の生じた総被害支持物数
である。
Zmax,Zmin:評価対象台風で記録された最大性能値の最大値、最小値
である。尚、Zmax,Zminは、被害関数により評価したい性能値の範囲で任意に設定すれば良い。
ai(z;θa):母数θaをもつ対象領域iの被害設備性能分布関数
bi(z;θb):母数θbをもつ対象領域iの全支持物を対象とする設備性能分布関数
である。
TPi:対象支持物数の総数
DPi:総被害設備数
である。
z:性能値
λ:対数平均
ζ:対数標準偏差
である。
X(new):現時点での値
X(old):1時間前の値
A,B:回帰係数
ε:誤差(平均値0の正規分布)
である。
P:風速評価点における海面気圧
PC:中心気圧
ΔP:中心気圧低下量(周辺気圧P0−中心気圧PC)
rm:最大旋衡風速半径
r:風速評価点と台風中心との距離
である。
Δx(j),Δy(j):j時間とj+1時間の台風位置間の距離(km)
ΔS(j):予報円中心位置からの標準偏差(km)
f:は標準正規乱数
である。尚、ΔS(j)は、予報円内に入る確率が70%であることを考慮し数式44で与えられる。
Ax(m),Ay(m),Bx(m),By(m):小領域m(j時間に位置する領域)における回帰係数
εx(m),εy(m):小領域m(j時間に位置する領域)における誤差の標準偏差
f:標準正規乱数
である。
Ap(m),Bp(m):小領域m(j時間に位置する領域)における回帰係数
εp(m):小領域m(j時間に位置する領域)における誤差の標準偏差
f:標準正規乱数
である。
C:台風の進行速度
f:コリオリパラメータ(=2Ωsinφ)、Ωは地球自転角速度(=7.292×10−5s−1)、φは緯度
ρ:空気の密度
θ:台風の移動方向から時計回りに回った角度
である。
(1)「中心位置」(緯度、経度)(テキストデータ出力、マップ出力)
(2)「中心気圧」(テキストデータ出力)
(3)「強風域、暴風域半径」(テキストデータ出力、マップ出力)
(4)「最大旋衡風速半径」(テキストデータ出力)
(5)「1時間毎の風速,風向」(テキストデータ出力、マップ出力)
(6)「k時間内の最大風速およびそのときの風向」(10分刻みで算出された風速の最大値、テキストデータ出力、マップ出力)
(7)「k時間内の風向別最大風速」(10分刻みで算出された風速、16方向毎、テキストデータ出力、マップ出力)
(8)「営業所別の最大風速、風向、発生時刻、強風域/暴風域突入・離脱時間」(テキストデータ出力、表出力)
(9)「営業所別の風速の時間変化図」(確定、未確定色別のグラフ出力)
rn(i,T):被害モードnの地域係数
U(rn(i,T)):評価対象台風tの被害設備数と総設備数で更新する場合の被害モードnに対する地域係数設定のための評価関数
R(DPit n):台風t時に対象領域iで観測された被害モードnの被害設備数
E(DPit n):事前被害関数の地域係数と評価対象台風群Tで記録された対象領域iの被害モードnで更新された事後基準ハザード関数とを用いて推定された台風tの期待被害設備数
j:対象領域iの総設備数を示す
である。
t:台風
l:総台風数
である。
9a 被害関数作成プログラム
9b 被害関数更新プログラム
10 台風の風速・風向予測プログラム
11 台風被害予測プログラム
15 台風被害予測手段
20 被害関数作成装置
21 初期情報設定手段
22 性能値算出手段
23 地域係数算出手段
24 基準ハザード関数作成手段
25 被害関数作成手段
26 更新情報設定手段
27 被害関数更新手段
30 台風の風速・風向予測装置
31 気象情報設定手段
32 推定手段
33 平均気象パラメータ算出手段
34 傾度風推定手段
35 地上風推定手段
Claims (19)
- 台風の被害予測を行う各対象領域において、前記各対象領域内に予め設定したメッシュ毎に一つの代表地点を決定し、前記メッシュ内でのすべての支持物の安全率の平均値および既往台風の気象データから求めた前記代表地点での前記既往台風の通過時の最大風速に基づいて、前記支持物の力学特性を性能値として求め、前記各対象領域内における総支持物数と前記既往台風により被害を受けた支持物数との比を地域係数とし、すべての対象領域における前記性能値毎の総支持物数と前記性能値毎の被害を受けた支持物数との比を前記性能値をパラメータとする基準ハザード関数とし、前記対象領域毎に前記地域係数と前記基準ハザード関数との積により被害関数を作成することを特徴とする被害関数作成方法。
- 前記性能値を前記各対象領域内の全支持物についての安全率および前記既往台風の気象データから求めた各支持物が存在する地点での前記既往台風の通過時の最大風速に基づいて求めることを特徴とする請求項1に記載の被害関数作成方法。
- 前記安全率および前記最大風速を風向別に求めておき、前記性能値を風向別に算出することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の被害関数作成方法。
- 前記被害関数を前記支持物の被害の原因、被害の区分または存在する地点の土地の用途区分毎の被害モード別に作成することを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の被害関数作成方法。
- 請求項1から4までのいずれかに記載の被害関数作成方法により作成された前記被害関数を評価対象台風の被害情報を用いてベイズの定理により更新することを特徴とする被害関数作成方法。
- 前記評価対象台風について前記支持物の被害が存在しなかった場合に、尤度関数の確率パラメータを前記対象領域の最小性能値に被害が一つ生じたと仮定し、かつ変動係数を一定と仮定して求めた前記尤度関数により前記被害関数を更新することを特徴とする請求項5に記載の被害関数作成方法。
- 前記評価対象台風について前記支持物の被害が発生した場合であって、前記被害情報が前記支持物の位置情報まで既知であるが、被害設備数が分散値を算出できない程度の数である場合に、尤度関数の確率パラメータを前記被害設備数の対数性能平均値を用い、かつ変動係数を一定と仮定して求めた前記尤度関数により前記被害関数を更新することを特徴とする請求項5に記載の被害関数作成方法。
- 前記評価対象台風について前記支持物の被害が発生した場合であって、前記被害情報が前記支持物の位置情報まで既知であり、かつ被害設備数が分散値を算出可能な程度の数である場合に、尤度関数の確率パラメータを標本抽出法により求めた前記尤度関数により前記被害関数を更新することを特徴とする請求項5に記載の被害関数作成方法。
- 前記評価対象台風について前記支持物の被害が発生した場合であって、前記被害情報が前記支持物の位置情報まで既知でない場合に、前記基準ハザード関数の更新を行わず、前記評価対象台風により被害を受けた支持物数に基づいて前記地域係数の更新のみを行って前記被害関数を更新することを特徴とする請求項5に記載の被害関数作成方法。
- 台風の被害予測を行うすべての対象領域の地図データ、前記対象領域内の全支持物についての位置情報および安全率を記録したデータベース、既往台風の気象データから求めた各支持物が存在する地点での前記既往台風の通過時の最大風速および前記対象領域内の総支持物数、および前記既往台風により被害を受けた支持物数を記憶する初期情報設定手段と、前記安全率および前記最大風速から前記各支持物の力学特性を性能値として算出する性能値算出手段と、前記各対象領域内における総支持物数と前記既往台風により被害を受けた支持物数との比を地域係数として算出する地域係数算出手段と、すべての対象領域における前記性能値毎の総支持物数と前記性能値毎の被害を受けた支持物数との比を前記性能値をパラメータとする基準ハザード関数を作成する基準ハザード関数作成手段と、前記対象領域毎に前記地域係数と前記基準ハザード関数との積により被害関数を作成する被害関数作成手段とを備えることを特徴とする被害関数作成装置。
- 更に、評価対象台風の被害情報を記憶する更新情報設定手段および前記評価対象台風の前記被害情報に基づいてベイズの定理により前記被害関数を更新する被害関数更新手段とを備えることを特徴とする請求項10に記載の被害関数作成装置。
- 台風の被害予測を行うすべての対象領域の地図データ、前記対象領域内の全支持物についての位置情報および安全率を記録したデータベース、既往台風の気象データから求めた各支持物が存在する地点での前記既往台風の通過時の最大風速および前記対象領域内の総支持物数、および前記既往台風により被害を受けた支持物数を予め記憶装置に記憶させておき、前記安全率および前記最大風速から前記各支持物の力学特性を性能値として算出して記憶装置に記憶させる処理と、前記各対象領域内における総支持物数と前記既往台風により被害を受けた支持物数との比を地域係数として記憶装置に記憶させる処理と、すべての対象領域における前記性能値毎の総支持物数と前記性能値毎の被害を受けた支持物数との比を前記性能値をパラメータとする基準ハザード関数を作成して記憶装置に記憶させる処理と、前記地域係数および前記基準ハザード関数を前記記憶装置から読み出して前記対象領域毎に前記地域係数と前記基準ハザード関数との積を被害関数として記憶装置に記憶させる処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする被害関数作成プログラム。
- 更に、評価対象台風の被害情報を予め記憶装置に記憶させておき、前記評価対象台風の前記被害情報を前記記憶装置から読み出して、ベイズの定理により前記被害関数を更新し、該更新した被害関数を記憶装置に記憶させる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項12に記載の被害関数作成プログラム。
- n時間後までの気象予報情報における台風の予測時点での中心位置、中心気圧、進行速度およびn時間後までの前記台風の中心位置、中心気圧に基づいて、n時間後以降の任意に設定したk時間後までの前記台風の中心位置および気圧場情報を予め設定されたケース数分モンテカルロシュミレーションにより推定する処理と、前記モンテカルロシュミレーションにより推定された全ケースについての前記台風の前記中心位置および前記気圧場情報を平均化して平均気象パラメータを求める処理と、前記平均気象パラメータおよび気圧分布式を用いて傾度風の風速および風向を推定する処理と、前記傾度風の風速、風向および鉛直分布式を用いて地上風の風速および風向を推定する処理とを行って評価領域内の任意の対象地点におけるk時間後までの台風の風速および風向を予測することを特徴とする台風の風速・風向予測方法。
- n時間後までの気象予報情報に基いて台風の予測時点における中心位置、中心気圧、進行速度およびn時間後までの前記台風の中心位置、中心気圧を記憶する気象情報設定手段と、n時間後以降の任意に設定されたk時間後までの前記台風の中心位置および気圧場情報を予め設定されたケース数分モンテカルロシュミレーションにより推定する推定手段と、前記モンテカルロシュミレーションにより推定された全ケースについての前記台風の前記中心位置および前記気圧場情報を平均化して平均気象パラメータを求める平均気象パラメータ算出手段と、前記平均気象パラメータおよび気圧分布式から傾度風の風速および風向を推定する傾度風推定手段と、前記傾度風の風速、風向および鉛直分布式から地上風の風速および風向を推定する地上風推定手段とを備え、評価領域内の任意の対象地点におけるk時間後までの前記台風の風速および風向を算出することを特徴とする台風の風速・風向予測装置。
- n時間後までの気象予報情報に基いて台風の予測時点における中心位置、中心気圧、進行速度およびn時間後までの前記台風の中心位置、中心気圧を予め記憶装置に記憶させておき、n時間後以降の任意に設定されたk時間後までの前記台風の中心位置および気圧場情報を予め設定されたケース数分モンテカルロシュミレーションにより推定し、記憶装置に記憶させる処理と、前記モンテカルロシュミレーションにより推定された全ケースについての前記台風の前記中心位置および前記気圧場情報を前記記憶装置から読み出して、該中心位置および該気圧場情報の平均値を求めて、これを平均気象パラメータとして記憶装置に記憶させる処理と、前記平均気象パラメータおよび予め記憶装置に記憶された気圧分布式を読み出して傾度風の風速および風向を算出し、記憶装置に記憶させる処理と、前記傾度風の風速、風向および予め記憶装置に記憶された鉛直分布式を読み出して地上風の風速および風向を算出し、記憶装置に記憶させる地上風推定処理とをコンピュータに実行させ、評価領域内の任意の対象地点におけるk時間後までの前記台風の風速および風向を算出することを特徴とする台風の風速・風向予測プログラム。
- 前記評価対象台風の気象予報情報に基づいて請求項14に記載の台風の風速・風向予測方法により推定された風速のうち任意の各地点でのk時間内での最大値を最大風速とし、前記最大風速に基づいて求めた前記支持物の前記性能値をパラメータとして、請求項1から9までのいずれかに記載の被害関数作成方法により作成された前記被害関数を計算し、前記評価対象台風による前記支持物の被害数を算出することを特徴とする台風被害予測方法。
- 前記評価対象台風の気象予報情報に基づいて請求項15に記載の台風の風速・風向予測装置により推定された風速のうち任意の各地点でのk時間内での最大値を最大風速とし、前記最大風速に基づいて求めた前記支持物の前記性能値をパラメータとして、請求項10または11のいずれかに記載の被害関数作成装置により作成された前記被害関数を計算し、前記評価対象台風による前記支持物の被害数を算出する台風被害予測手段を備えること特徴とする台風被害予測装置。
- 前記評価対象台風の気象予報情報に基づいて請求項16に記載の台風の風速・風向予測プログラムにより推定され前記記憶装置に記憶された風速のうち任意の各地点でのk時間内での最大値を最大風速とし、前記最大風速に基づいて求めた前記支持物の前記性能値をパラメータとして、請求項12または13のいずれかに記載の被害関数作成プログラムにより作成され、記憶装置に記憶された被害関数を読み出して計算し、前記評価対象台風による前記支持物の被害数を算出することを特徴とする台風被害予測プログラム。
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