JP2008223334A - 認証システムおよびそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】認証データを保持している情報カードで例えば玄関などの入室を認証する場合、第三者に情報カードを盗まれ、利用されても容易に正常認証できない認証システムの提供。
【解決手段】複数台の読取装置11Aおよび11Bそれぞれが、同一の非接触情報カード21のデータを通信で読取る範囲位置を任意に設定する通信位置設定手段12Aと、通信位置設定手段12Aで設定した位置に非接触情報カード21がある場合に、複数台の読取装置11Aおよび11Bがそれぞれ正否判定をおこなう判定手段13Bとを備えることにより、非接触情報カード21のデータによる認証のみでなく、利用者のみが知り得る通信範囲位置を認証の条件とすることができ、秘匿性、防犯性を向上できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触情報カードを利用し、利用者が家や建物、車などに入る場合、利用者かどうかを認証する認証システムおよびそのプログラムに関する。
従来の認証システムとして、例えば車に近付くことや中に入っていることを確認するシステムとして、図5で示すような制御装置があった(例えば特許文献1)。この特許文献1の例について説明する。
図5(a)(b)おいて、車1、携帯機10、本体機20、調整用アンテナ40、携帯機10を保持する利用者Aから構成されている。
以下に、その動作について説明する。
図5(a)のように、携帯機10を保持した利用者Aが車1の外から一定距離内にあるエントリ用可能範囲に近付いた場合に車1内にある本体機20と通信をおこない、認証を確認した場合に車1の施錠を開錠する。
次に、図5(b)のように、車1の扉を開けることで調整用アンテナ40により通信可能範囲がエントリ用(広い範囲)からイモビライザー用通信可能範囲(狭い範囲)のように切り替わる。その後、携帯機10を保持した利用者がイモビライザー用通信可能範囲内で携帯機10と本体機20が通信認証をおこない確認した状態で車1のエンジンスタートが可能な状態とすることができる。
この制御装置は、車1の外からはできるだけ離れた場所からでも携帯機10の認証がおこなえるように利便性を高め、逆に車1内に居る場合、エンジンスタートをするための認証データはできるだけ通信距離を狭くして秘匿性を高め、制御対象等に応じた好ましい通信可能範囲(必要十分かつ必要最小限の通信可能範囲)が実現でき、防犯性と利便性のバランスを常に良好に維持できるという利点がある。
特開2001−295524号公報
しかしながら、上述した制御装置では、利用者が保持する携帯機によって、車の制御をおこなうものとなっており、万一、利用者が携帯機を盗難等で紛失した場合には、第三者が携帯機を拾得した場合に、第三者によって、車が制御され、盗まれるという可能性がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、非接触情報カードのみによる認証だけではなく、認証をおこなう範囲位置を任意に設定することで利用者のみが知り得る認証範囲位置を認証条件とすることで、非接触情報カードを例え盗難等で紛失しても第三者に利用されても容易に正常認証できない認証システムおよびそのプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、非接触情報カードのデータを読取り、前記データの正否判定をおこなって入室の判定を行う読取装置を備えた認証システムであ
って、前記読取装置を複数台、別々の位置に設置し、複数台の前記読取装置それぞれが、任意の範囲場所に位置する同一の前記非接触情報カードおよびそれぞれの前記複数台の読取装置と通信をおこない、それぞれの読取装置が範囲位置を任意に設定する通信位置設定手段と、前記通信位置設定手段で設定した位置に前記非接触情報カードがある場合に、上記正否判定をおこなう判定手段とを備える構成とした。
これによって、非接触情報カードのみによる認証だけではなく、認証をおこなう範囲位置を任意に設定することとなり、利用者のみが知り得る認証範囲位置を認証条件とすることで、非接触情報カードの利用者が任意に決めた範囲位置に移動しない限り、認証ができない。
例えば、認証範囲位置を知りえない第三者が、非接触情報カードを持って不正に利用しようとした場合であっても、認証範囲がわからないため正常な非接触情報カードや不正にコピー等で入手した非接触情報カードを読取装置に読取させても認証されないため入室等ができないという防犯性を向上することができる。
本発明によれば、非接触情報カードを利用し、家や建物内に入るために認証をおこなうために、前記非接触情報カードのデータを読取る読取装置を複数台使用し、利用者が任意に複数台の読取装置が同時に読取可能な通信範囲位置を設定することで、非接触情報カードのデータによる認証のみでなく、利用者のみが知り得る認証するための通信範囲位置を認証のための条件とすることができ、秘匿性が高く、防犯性に優れている。
また、利用者が認証するために通信範囲位置に移動するだけで、特に道具や鍵を用いる必要がないという利便性にも優れている。
第1の発明は、非接触情報カードのデータを読み取り、前記データの正否判定をおこなって入室の判定を行う読取装置を備えた認証システムであって、前記読取装置を複数台、別々の位置に設置し、複数台の前記読取装置それぞれが、任意の範囲場所に位置する同一の前記非接触情報カードおよびそれぞれの前記複数台の読取装置と通信をおこない、それぞれの読取装置が範囲位置を任意に設定する通信位置設定手段と、前記通信位置設定手段で設定した位置に前記非接触情報カードがある場合に、上記正否判定をおこなう判定手段とを備えることによる。
以上によって、あらかじめ決めた通信範囲位置に非接触情報カードが存在する時のみ正常に判定されることとなり、非接触情報カードのデータによる認証のみでなく、利用者のみが知り得る認証するための通信範囲位置を認証のための条件とすることができ、秘匿性が高く、防犯性に優れている。さらに、利用者が任意に通信範囲位置を変更することができるため、利用者が定期的に認証位置を変えることでより秘匿性、安全性を高める。
また、利用者が認証するために通信範囲位置に移動するだけで、特に道具や鍵を用いる必要がないという利便性にも優れている。
また、一つの非接触情報カードに対して複数台の読取装置がそれぞれの通信範囲位置に位置したことを事前に決められた一つの読取装置に通知し、システム全体の判定をおこなうことにより、認証する範囲位置の限定、精度を向上することができる上に、任意に通信範囲位置を変更する際に自由度を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明の認証システムにおいて、前記判定手段に複数台の読取装置
のいずれかが正否判定してからまだ正否判定をおこなっていない別の読取装置が正否判定するまでの時間を一定時間内に制限する制限時間設定手段とを備える。
以上によって、読取装置の正否判定から次の読取装置の正否判定を制限時間内におこなうことが必要となり、非接触情報カードを持つ非認証の利用者が、時間をかけて認証をするために通信範囲位置を探し、正常判定とすることが不可能となり、さらに秘匿性、安全性を高めることができる。
第3の発明は、第1〜2の発明のいずれか1つの発明の認証システムにおいて、前記判定手段に、正否判定を事前に定めた順序とする順序判定手段と、他の判定済みの読取装置の順序判定手段の前記判定結果を無線通信で受信し、その判定結果と自らの読取装置の判定結果とから判断する反映手段とを備える。
以上によって、複数台の読取装置で非接触情報カードのデータを同時に判定する際に、順番に判定結果を次の読取装置に伝え、事前に決められた順序どおりに判定されていることを認証システムの鍵として最後の読取装置の判定結果で、全ての判定結果を知ることとなり、利用者のみが知り得る認証するための通信範囲位置とをより精度が高く、読取順序をシステムの鍵とすることができ、秘匿性の高い条件とすることができ、さらに複数の読取装置の判定結果を最後の読取装置のみで判断するという利便性に優れている。
第4の発明は、特に、第1〜3の発明のいずれか1つの発明の認証システムの少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラムである。そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させて本発明の認証システムの少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の認証システムの構成図を示すものである。
図1において、システムの構成としては、複数台の読取装置として、第一の読取装置11Aと第二の読取装置11Bの2台を設置し、ひとつの非接触情報カード21のデータを読取り、第一の読取装置11Aおよび第2の読取装置11Bが正否判定し、正常の場合に認証する構成としている。
利用者4Aは、個人の識別や利用許可等のデータを収めた非接触情報カード21を携帯電話2Aに取付けて携帯している。
第一の読取装置11Aは、通常使用状態では、非接触情報カード21と無線通信3Aをおこなう場合と、もう一方の第二の読取装置11Bと無線通信3Bをおこなう場合とを切り替えて通信をおこなう構成とする。
さらに、無線通信3Aをおこなった場合に、通信位置設定手段12Aおよび通信位置設定手段12Bで設定されている通信範囲内かどうかを判定手段13Aおよび判定手段13Bで判断する構成とする。
その判定を事前に決められた順序どおりに読取装置11Aから読取装置11Bの順序で
読み取り判定しているかどうかを無線通信3Bで読取装置11Aと読取装置11Bの間でおこない、順序判定手段17Aおよび順序判定手段17Bでの読み取り結果から順序を判断する。
その順序どおりに判定していた場合に、さらに反映手段18Bは先に判定した読取装置11Aの判定結果(正否)を読取装置11Bの判定結果に反映する(例えば両方正なら認証またはどちらか一方正なら認証)ように下記の構成とする。それぞれの読取装置の反映手段は、直前の読取装置の結果を加味する。
無線通信部1Aは、もう一方の読取装置11Bの無線通信部1Bおよび非接触情報カード21と通信をおこない、非接触情報カード21が読取装置11Aおよび読取装置11Bからどこに位置するかを判定手段13Aおよび判定手段13Bで無線通信3Aの受信レベルから判定し、その結果を読取装置11Aおよび読取装置11Bが相互に無線通信3Bで通知をおこなう。
制限時間設定手段14Aおよび制限時間設定手段14Bは、例えば最初に読取手段11Aの判定手段13Aで判定後、その結果をもう一方の読取装置11Bに無線通信3Bで通知し、その通知を受信した後、非接触情報カード21の読取が開始するまでの時間を制限時間設定手段14Bに設定するものである。
読取装置11Aと読取装置11Bの判定順序が逆の場合は、前記制限時間設定手段14Bに設定していた時間を順序が逆であるため、後から判断する制限時間設定手段14Aに設定することで動作としては同じことである。
従って、判定手段13Aおよび判定手段13Bで判定する際に、非接触情報カード21のデータの正否、順序判定手段17Aおよび順序判定手段17Bの順序および制限時間設定手段14Aおよび制限時間設定手段14Bの時間差(制限時間)を全ての論理積として判定する。
そして、通信範囲位置を任意に設定する設定方法は、事前に利用者が非接触情報カード21を搭載した携帯電話2Aを携帯して、認証をおこないたい通信範囲位置に位置し、読取装置11Aおよび読取装置11Bの通信位置設定手段12Aおよび通信位置設定手段12Bが無線通信部1Aおよび無線通信部1Bで受信した受信レベルから相互の位置を測定し、位置を記録する。
この時、互いの設置環境である壁や地面などの影響も踏まえた受信レベルを記録することで、設置場所に応じた位置を設定することができる構成とする。
通信位置設定手段12Aおよび通信位置設定手段12Bは、読取装置11Aおよび読取装置11Bから設定開始する方法でも非接触情報カード21が設定開始のデータを通知することでおこなう方法でも実現可能である。
また、第一の読取装置11Aおよび第二の読取装置11Bは、同様の構成とし、設定する通信位置の情報をそれぞれ独立した値を保持する。
次に、図2(a)のように、玄関扉8Aの正面に利用者4Aが非接触情報カード21を設けた携帯電話2Aを携帯して第一の読取装置11Aと第二の読取装置11Bと無線通信3Aをおこない、正否判定をする構成とし、例えば、認証された場合に、玄関扉8Aの鍵が開錠されて入室などできる。
例えば、第一の読取装置11Aおよび第二の読取装置11Bは、玄関扉8A前の壁5A、5Bに設け、それぞれ通信可能エリアとして第一の通信エリア6Aおよび第二の通信エリア6Bがあり、第一の読取装置11Aおよび第二の読取装置11Bから通信がおこなえる通信エリアを通信範囲位置101Aとして構成する。
あるいはまた、図2(b)のように通信範囲位置101Bを利用者が任意に壁5B付近に設定し、その通信範囲位置101Bを知り得る利用者のみがその通信範囲位置101Bに非接触情報カード21を携帯して位置した時に認証可能となる。
従って、任意に利用者が通信範囲位置を図2(a)および(b)に設定することで利用者のみの通信場所として認証の鍵としての役割をすることができる。
次に、このような構成の認証システムの動作、作用について図1、図2の構成図および図3(a)、(b)のフローチャートを用いて説明する。
図1および図2(a)に示すように、第一の読取装置11Aおよび第二の読取装置11Bの認証判定は(フローチャートS1、S1B)、事前に通信位置設定手段12Aおよび通信位置設定手段11Bで設定している通信範囲位置101Aに利用者4Aが携帯電話2Aに設けている非接触情報カード21が存在した場合に、無線通信部1が非接触情報カード21と無線通信3Aをおこなう(フローチャートS2、S2B)。
次に第一の読取装置11Aの判定手段13Aで正否判定をおこない(フローチャートS3)、その結果を第二読取装置11Bへ無線通信で通知する(フローチャートS4)。
次に第二読取装置11Bの順序判定手段17Bが第一読取装置11Aの判定結果かどうかを確認し(フローチャートS5)、その結果の正否を判断する。(フローチャートS6)その結果が「否」であれば、他の読取装置へ「否」であることを通知する(フローチャートS11)。
結果が「正常」であれば、判定手段13Bでタイマーを起動し、第二読取装置11Bの通信位置設定手段12Bの通信位置に非接触情報カード21が位置するまでの時間を計時し、その後、非接触情報カードのデータを読取る(フローチャートS7)。
次に判定手段13Bで計時した時間が制限時間設定手段14Bで事前に設定している制限時間内か判定をおこない(フローチャートS8)、制限時間を超えている場合は、その他の読取装置に判定結果「否」を通知する(フローチャートS11)。
制限時間内の場合には、第二読取装置11Bで読取った非接触情報カード21のデータが正常化判定をおこない(フローチャートS9)、その結果が「否」の場合は、その他の読取装置に「否」であることを通知する。
「正常」の場合には、第一読取装置11Aおよび第二読取装置11Bの2つで認証判定をおこなうシステムの結果として「正常」となり、その他の読取装置に「正常(認証した)」であることを通知する(フローチャートS10)。例えば、その結果から玄関扉8Aの電気錠を開錠する(フローチャートS12)。
次に通信位置設定の方法について図3(b)のフローチャートで説明する。
第一読取装置11Aおよび第二読取装置11Bの通信位置設定手段12Aおよび通信位置設定手段12Bが、利用者が設定したい位置に非接触情報カード21を位置した後に、
通信位置設定の状態に設定し、非接触情報カード21からの通信データの受信状態とする(フローチャートS101)。
さらに受信状態である第一読取装置11Aおよび第二読取装置11Bそれぞれが受信レベルを測定し、その設置状態の値を記録し、通信位置を受信レベルとして設定する(フローチャートS102)。
その後、他の読取装置の通信位置の設定状態を確認し(フローチャートS103)、設定完了かどうかを判断する(フローチャートS104)。完了していない場合は、継続しておこなう。完了している場合は、通信位置設定状態を終了し、通常の状態(認証可能な状態)に戻る(フローチャートS105)。
ここで、通信位置設定手段12Aおよび通信位置設定手段12Bで任意に通信範囲位置を設定する場合に、送信レベルおよび受信レベルと通信距離dの関係を自由空間基本伝搬損失L[dB](受信電力と送信電力の比)の式
L[dB]=10log10(4πd/λ)
から演算し、距離を算出する。この場合、使用する無線の周波数(例えば400MHzの特定小電力無線の場合、波長λ=0.66m)により損失は変化する。
この演算をおこなうことで受信レベルから第一読取装置11Aおよび第二読取装置11Bで通信範囲位置を設定する。
以上のように、本実施の形態においては、第一読取装置11Aおよび第二読取装置11Bを設置し、それぞれの通信位置設定手段12Aおよび通信位置設定手段12Bにより、非接触情報カード21と通信をおこなう通信範囲位置101Aを任意に設定することができる。
非接触情報カード21のデータによる判定だけでなく、判定をおこなうための通信範囲位置101Aを判定条件とすることで、利用者4Aのみが知り得る情報として秘匿性の高い認証システムを実現することができる。通信範囲位置101Bに設定した場合も同様である。
なお、ここでは、第一読取装置11Aから第二読取装置11Bの順に非接触情報カード21を判定しているが、利用者4Aがシステム上の秘匿性を向上させるために、事前に読取装置の読み取り順序を第二読取装置11Bから第一読取装置11Aの順に判定することでも同じであり、3台以上の読取装置でおこなっても順序判定手段に全ての読取装置の順序を保持することで同様の機能を保持できる。
このようにすることで、読取順序や読取の制限時間を遵守しない場合には、認証をおこなうことができないというセキュリティ性を高めることができる。
例えば、第三者が認証をおこなうために第一読取装置11Aを破壊し、第二読取装置11Bのみに非接触情報カード21を読取した場合でも、認証ができない。
また、第三者が第一読取装置11Aおよび第二読取装置11Bをそれぞれ非接触情報カード21のデータを擬似装置等により通信で送信した場合に、読み取りの時間差の制限時間を知り得ないため、認証ができない。
また、制限時間設定手段14Aおよび制限時間設定手段14Bでは、第一読取装置11Aまたは第二読取装置11Bが無線通信部1で正否判定を開始してからもう一方の読取装
置の判定手段の正否判定開始までの時間としているが、判定結果までの時間としても制限時間設定手段で設定している時間にその時間差を加算して設定することで機能は同じである。
また、図2に示すように第一読取装置11Aおよび第二読取装置11Bを対面の壁に設け、通信範囲位置101Aを設定するようにしたが、認証システム上、図4(a)のように同一壁面に設置しても可能であり、図4(b)のように読取装置(11A、11B、11C)が3台以上の場合でも同様の認証方法でおこない、同じ結果を得ることができる。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバー等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明は、通信装置を利用した利用者の認証するものに用いれば、通信装置のデータによるパスワードなどのみでなく、利用者が通信装置との通信位置をパスワードとして利用することができ、しかも利用者が任意に通信位置を設定できるために秘匿性、安全性に優れ、冶具を特に用いないという利便性にも優れている。これは宅内の入室や車への入室などの認証や防犯をおこなうシステム以外に、ビル、工場のような産業用途の入退管理やセキュリティシステム等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1の認証システムの構成図 本発明の実施の形態1の認証システムの設置構成図 本発明の実施の形態1の認証システムのフローチャート 本発明の実施の形態1の複数の読取装置の設置例を示す図 従来の認証システムにおける構成図
符号の説明
11 読取装置
12 通信位置設定手段
13 判定手段
14 制限時間設定手段
17 順序判定手段
18 反映手段
21 非接触情報カード
2A 携帯電話

Claims (4)

  1. 非接触情報カードのデータを読み取り、前記データの正否判定をおこなって入室の判定を行う読取装置を備えた認証システムであって、
    複数台の前記読取装置を別々の位置に設置し、前記読取装置それぞれが任意の範囲場所に位置する同一の前記非接触情報カードおよび他の前記複数台の読取装置と通信をおこない、
    それぞれの前記読取装置が、
    前記通信の範囲位置を任意に設定する通信位置設定手段と、
    前記通信位置設定手段で設定した位置に前記非接触情報カードがある場合に、上記正否判定をおこなって他の読取装置に通知する判定手段とを備え、
    前記読取装置が前記判定手段の判定結果を他の読取装置に通知し、その通知を受信した読取装置の判定手段で、前記非接触情報カードのデータの正否判定に加えて、前記非接触情報カードが複数の前記読取装置それぞれに設定した通信範囲位置に位置していることを入室の判定条件とした認証システム。
  2. 前記判定手段は、前記複数台の読取装置のいずれかひとつの読取装置が正否判定後、他の未判定の読取装置が正否判定するまでの時間を一定時間内に制限する制限時間設定手段を備え、入室の判定の正否判定を前記読取場所および前記制限時間とからおこなう請求項1に記載の認証システム。
  3. 前記判定手段に、正否判定を行う前記読取装置を事前に定めた順序とする順序判定手段と、他の判定済みの読取装置の順序判定手段の前記判定結果を無線通信で受信し、その判定結果と自らの読取装置の判定結果とから判断する反映手段とを備え、
    前記順序が先の非接触情報カードデータの正否結果および読取の範囲位置と、事前に決められた前記順序どおりに正否判定されていることを入室の判定条件とした請求項1〜2のいずれか1項記載の認証システム。
  4. 請求項1から3いずれか1項記載の認証システムの少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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