JP2008222802A - アスベスト飛散抑制用組成物及びアスベスト含有吹き付け材の除去方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】優れた浸透性及び湿潤性を有し、高いアスベスト飛散抑制効果を得ることのできるアスベスト飛散抑制用組成物、及びそれを用いたアスベスト含有吹き付け材の除去方法を提供する。
【解決手段】アスベスト含有吹き付け材の除去作業に際し、トール油脂肪酸カリウム、トール油脂肪酸アルカノールアミド、及びヤシ油を主原料としたポリオキシエチレンアルキルエーテルの水溶液から成るアスベスト飛散抑制剤を除去対象となるアスベスト含有吹き付け材に泡状に噴霧し、湿潤化させた上で支持体から剥離させる。
【選択図】なし
【解決手段】アスベスト含有吹き付け材の除去作業に際し、トール油脂肪酸カリウム、トール油脂肪酸アルカノールアミド、及びヤシ油を主原料としたポリオキシエチレンアルキルエーテルの水溶液から成るアスベスト飛散抑制剤を除去対象となるアスベスト含有吹き付け材に泡状に噴霧し、湿潤化させた上で支持体から剥離させる。
【選択図】なし
Description
本発明は、アスベスト飛散抑制用組成物及びそれを用いたアスベスト含有吹き付け材の除去方法に関する。
アスベスト(石綿)は、吸音材、断熱材、耐火材として建築物の天井や壁面への吹き付けが広く行われてきた。しかし、近年、アスベスト粉塵の吸引による人体への悪影響が問題となり、現在では吹き付け材としての使用が禁止されている。また、既存の建築物や工作物に施工された吹き付け材が経年劣化してアスベスト粉塵を発生し、建築物等の使用者や周辺住民の健康を損なう懸念があることから、過去に施工されたアスベスト含有吹き付け材の除去が進められている。
上記アスベスト含有吹き付け材の除去工事においては、発生粉塵による周辺環境の汚染防止及び作業者の安全確保のため、対象区域を隔離養生すると共に、負圧除塵装置によって区域内を負圧状態に減圧し、防塵マスク及び専用の作業衣を着用した作業者によって吹き付け材の剥離回収作業が行われる。また、このとき剥離時の衝撃による吹き付け材からの粉塵発生を抑制するため、除去対象となる吹き付け材の表面に予め飛散抑制剤を噴霧し湿潤化させた上で剥離作業が行われる(例えば特許文献1を参照)。
しかし、従来のアスベスト飛散抑制剤では、吹き付け材表面に噴霧した飛散抑制剤が該吹き付け材の内部まで浸透せず、十分な飛散抑制効果を得られない場合があった。本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、優れた浸透性及び湿潤性を有し、高いアスベスト飛散抑制効果を得ることのできるアスベスト飛散抑制用組成物、及びそれを用いたアスベスト含有吹き付け材の除去方法を提供することである。
上記課題を解決するために成された本発明に係るアスベスト飛散抑制用組成物は、トール油を主原料とした界面活性剤を含有する水溶液から成ることを特徴としている。
ここで、上記トール油を主原料とした界面活性剤は、トール油脂肪酸カリウム及び/又はトール油脂肪酸アルカノールアミドとすることが望ましい。
上記本発明に係るアスベスト飛散抑制用組成物は、更に、ヤシ油を主原料としたポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有するものとすることが望ましい。
これにより、後述のように本発明のアスベスト飛散抑制用組成物又はその希釈液を泡状に噴射した場合に、優れた泡立ちを得ることができる。
また、上記課題を解決するために成された本発明に係るアスベスト含有吹き付け材の除去方法は、上記いずれかのアスベスト飛散抑制用組成物又はその希釈液をアスベスト飛散抑制剤として使用するものであって、該アスベスト飛散抑制剤をアスベスト含有吹き付け材に浸透させるステップと、該アスベスト飛散抑制剤が浸透したアスベスト含有吹き付け材を支持体(天井や壁面等)から剥離させるステップとを有することを特徴としている。
なお、上記アスベスト飛散抑制剤をアスベスト含有吹き付け材に浸透させる手段としては、噴射、塗布、湿布、注入等いかなる方法を用いてもよいが、作業性の観点から、噴射による方法を用いることが望ましい。また、この場合、前記飛散抑制剤を霧状に噴射してもよいが、作業性及び吹き付け材への付着性の観点から、泡状に噴射することが望ましい。
上記構成を有する本発明に係るアスベスト飛散抑制用組成物、及びそれを用いたアスベスト含有吹き付け材の除去方法によれば、前記飛散抑制用組成物に含まれるトール油を主原料とした界面活性剤が優れた浸透力を発揮し、アスベスト含有吹き付け材を十分に湿潤化させて大気中へのアスベストの飛散を効果的に抑制することができる。また、浸透速度が速く、アスベスト飛散抑制剤を吹き付け材に噴射等した後、該飛散抑制剤を吹き付け材の内部まで浸透させるための放置時間を大幅に短縮することができるので、吹き付け材除去作業の効率化を図ることができる。更に、本発明に係るアスベスト飛散抑制用組成物は生分解性が高く、最終処分時における環境への影響を最小限に抑えることが可能である。
本発明に係るアスベスト飛散抑制用組成物(又はその希釈液)から成るアスベスト飛散抑制剤(以下、単に「本発明に係るアスベスト飛散抑制剤」と呼ぶ)は、既存の建築物又は工作物におけるアスベスト含有吹き付け材(吹き付けアスベスト又はアスベスト含有ロックウール等)の除去作業において、アスベスト含有吹き付け材の湿潤化に用いるほか、作業前後の清掃作業に使用することもできる。また、作業室内の空中に噴霧することにより、除去作業で発生した粉塵の拡散を抑制し、隣接区域への汚染を防止することも可能である。なお、本発明に係るアスベスト飛散抑制剤をアスベスト含有吹き付け材の湿潤化に使用する場合、剥離作業前に吹き付け材に噴射等して使用するだけでなく、剥離作業中において該吹き付け材に接するケレン棒やワイヤブラシ等の先端部分にも順次本発明に係るアスベスト飛散抑制剤を噴射等することが望ましい。これにより、一層効果的にアスベスト粉塵の発生を抑制することができる。
なお、本発明に係るアスベスト飛散抑制用組成物をアスベスト含有吹き付け材の湿潤化に用いる場合は、上記トール油を主原料とした界面活性剤、及びヤシ油を主原料としたポリオキシエチレンアルキルエーテルを、使用時の濃度がそれぞれ0.8〜1.5重量%、及び0.25〜0.5重量%となるよう配合することが望ましい。
また、前記トール油を主原料とした界面活性剤として、トール油脂肪酸カリウム及びトール油脂肪酸アルカノールアミドを用いる場合は、上記トール油脂肪酸カリウム、トール油脂肪酸アルカノールアミド、及びヤシ油を主原料としたポリオキシエチレンアルキルエーテルを、使用時の濃度がそれぞれ0.6〜1.1重量%、0.2〜0.4重量%、及び0.25〜0.5重量%となるよう配合することが望ましい。
トール油脂肪酸カリウム又はトール油脂肪酸アルカノールアミドが上記各濃度範囲に満たない場合、あるいは上記濃度範囲を上回る場合には、アスベスト含有吹き付け材への浸透性や湿潤性が不十分となるため望ましくない。また、上記ヤシ油を主原料としたポリオキシエチレンアルキルエーテルが上記濃度範囲に満たない場合、あるいは上記濃度範囲を上回る場合には、効果的な泡立ちが期待できないという問題がある。
なお、本発明のアスベスト飛散抑制用組成物は、はじめから各成分が上記使用時の濃度で含まれるよう製造し、そのままアスベスト飛散抑制剤として使用されるものとしてもよいが、高濃度溶液(原液)の状態で製造販売し、作業者が使用直前に上記濃度に希釈して用いるものとすることがより望ましい。これによりアスベスト飛散抑制剤の作業場への搬入を容易にすることができる。なお、空中に散布する場合には、上記アスベスト含有吹き付け材の湿潤化に使用する場合の25倍前後の希釈倍率で使用することが望ましい。
以下、本発明に係るアスベスト飛散抑制用組成物を用いたアスベスト含有吹き付け材の除去工事について説明する。作業に際しては、隣接区域へのアスベスト粉塵の拡散を防止するため、作業場全体をビニールシート等で隔離養生すると共に、作業場の入口にエアシャワーを備えた前室(セキュリティハウス)を設置し、負圧除塵装置によって作業場全体を負圧に減圧した状態で作業を行った。
以下の組成から成るアスベスト飛散抑制用組成物(原液)を作業場において水で40倍に希釈し、アスベスト飛散抑制剤として使用した(下記「AE」は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを意味する)。
トール油脂肪酸カリウム 34重量%
トール油脂肪酸アルカノールアミド 14重量%
ヤシ油を主原料としたAE 17重量%
水 35重量%
トール油脂肪酸カリウム 34重量%
トール油脂肪酸アルカノールアミド 14重量%
ヤシ油を主原料としたAE 17重量%
水 35重量%
上記アスベスト飛散抑制剤を薬剤ポンプ及びムース状ノズルを使用して除去対象となるアスベスト含有吹き付け材の表面に泡状に噴射した。その後、該アスベスト飛散抑制剤により湿潤化したアスベスト含有吹き付け材を、作業者がケレン棒やワイヤブラシ等を用いて剥離させ、更にアスベスト除去面の研磨を行った。なお、安全確保のため作業者は防塵マスク及び保護衣を着用して作業を行った。その後、剥離させたアスベスト含有吹き付け材を回収し、真空掃除機で作業場内を清掃した後、養生の撤去及び最終清掃を行った。回収した廃吹き付け材は、専用のプラスチック袋に二重に梱包し、許可を受けた処分場で埋め立て処分とした。
表1に、上記本実施例に係るアスベスト飛散抑制剤を使用したアスベスト除去工事におけるアスベスト粉塵濃度の測定結果を示す。測定は、「アスベストモニタリングマニュアル」(環境庁大気保全局編)に準拠した濾過捕集法及び位相差顕微鏡による計数法によって行った。
表1に示すとおり、除去作業中における作業場内のアスベスト粉塵濃度は81.5F/lであり、厚生労働省の定める作業環境評価基準(150F/l)を十分に下回るものであった。
Claims (6)
- トール油を主原料とした界面活性剤を含有する水溶液から成ることを特徴とするアスベスト飛散抑制用組成物。
- 更に、ヤシ油を主原料としたポリオキシエチレンアルキルエーテルを含有することを特徴とする請求項1に記載のアスベスト飛散抑制用組成物。
- 上記トール油を主原料とした界面活性剤、及びヤシ油を主原料としたポリオキシエチレンアルキルエーテルを、使用時の濃度がそれぞれ0.8〜1.5重量%、及び0.25〜0.5重量%となるよう配合して成ることを特徴とする請求項2に記載のアスベスト飛散抑制用組成物。
- 上記トール油を主原料とした界面活性剤がトール油脂肪酸カリウム及び/又はトール油脂肪酸アルカノールアミドであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアスベスト飛散抑制用組成物。
- 上記トール油脂肪酸カリウム、トール油脂肪酸アルカノールアミド、及びヤシ油を主原料としたポリオキシエチレンアルキルエーテルを、使用時の濃度がそれぞれ0.6〜1.1重量%、0.2〜0.4重量%、及び0.25〜0.5重量%となるよう配合して成ることを特徴とする請求項4に記載のアスベスト飛散抑制用組成物。
- 請求項1〜5のいずれかに記載のアスベスト飛散抑制用組成物又はその希釈液から成るアスベスト飛散抑制剤をアスベスト含有吹き付け材に浸透させるステップと、
該アスベスト飛散抑制剤が浸透したアスベスト含有吹き付け材を支持体から剥離させるステップと、
を有することを特徴とするアスベスト含有吹き付け材の除去方法。
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JP2007061121A JP2008222802A (ja) | 2007-03-10 | 2007-03-10 | アスベスト飛散抑制用組成物及びアスベスト含有吹き付け材の除去方法 |
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---|---|---|---|---|
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2007
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