JP2008219804A - 撮影システムおよび撮影装置検査方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】人手に頼ることなく、簡便かつ正確に撮影枚数を測定する。
【解決手段】撮影可能枚数測定設定部150に処理開始指示が設定されたことに応じ、CPU112がメディアコントローラ146を介して記録メディア40の挿入を自動認識し、撮影枚数検査プログラムを読み出した後、実行する。デジタルカメラ10はこのプログラムに従い、標準規格化された電池寿命測定シーケンス(例えば、有限責任中間法人カメラ映像機器工業会の制定した電池寿命測定法)を実行する。電池完全消耗により上記プログラムが停止したことによって、記録メディア40へ記録された静止画の枚数(撮影枚数)が最終的に確定する。生産工程のスタッフは、この記録メディア40を取り出し、パソコンなどで静止画を読み取って撮影枚数をカウントすることで、実際の撮影枚数が、メーカーの撮影保証枚数以上であるか否かを確認する。
【選択図】 図2
【解決手段】撮影可能枚数測定設定部150に処理開始指示が設定されたことに応じ、CPU112がメディアコントローラ146を介して記録メディア40の挿入を自動認識し、撮影枚数検査プログラムを読み出した後、実行する。デジタルカメラ10はこのプログラムに従い、標準規格化された電池寿命測定シーケンス(例えば、有限責任中間法人カメラ映像機器工業会の制定した電池寿命測定法)を実行する。電池完全消耗により上記プログラムが停止したことによって、記録メディア40へ記録された静止画の枚数(撮影枚数)が最終的に確定する。生産工程のスタッフは、この記録メディア40を取り出し、パソコンなどで静止画を読み取って撮影枚数をカウントすることで、実際の撮影枚数が、メーカーの撮影保証枚数以上であるか否かを確認する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、撮影装置の機能検査に関する。
特許文献1によると、電子カメラの各部を制御する情報処理手段の処理プログラムの一部又は全部を記録する不揮発性メモリと、処理プログラムの更新プログラムが予め記録されている着脱可能な記録媒体から更新プログラムを読み出す記録媒体インターフェースとを備え、情報処理手段は、記録媒体から読み出した更新プログラムに基づいて不揮発性の記録手段に記録されている処理プログラムを更新するようにしている。
特許文献2によると、パーソナルコンピュータによる電子カメラの制御方法において、電子カメラに一連の動作を行わせるシーケンスプログラムを作成するステップと、該シーケンス通りに電子カメラを動作させる通常モードと同シーケンスに沿って電子カメラが動作するか否かを試験するためのシミュレーションモードとを選択するステップと、選択に応じて電子カメラをシーケンス動作させるステップとを備え、上記シミュレーションモード時には、標準画質により撮影を行い、送信する画像データはサムネイル画像のみとし、待機時間がある場合には短縮し、繰り返し回数を制限することにより、上記通常モード時よりも動作時間を短縮するようにした。
特開2002−223402号公報
特開2000−115625号公報
従来は撮影枚数を確認する代わりとして、カメラセットの定常状態での消費電力を測定していた。しかしながら撮影動作時は多種の動作モードがダイナミックに動作するため、正確な撮影枚数を測定するのは困難であった。
また、カメラの仕様は連続通電でユーザが使用することは少なく、こまめにオンオフを繰り返し、できるだけ電池を使用しないような使い方が多いため、有限責任中間法人カメラ映像機器工業会(CIPA)などで提案されているように、正確な撮影枚数の測定を行うためには、オンオフを繰り返して操作する必要がある。
そのため、人手に頼って操作するか、専用の装置などで行うこととなり、生産工程や検査工程で行える工数内では実用化できなかった。
本発明では、人手に頼ることなく、簡便かつ正確に撮影枚数を測定することを目的とする。
本発明は、撮影装置と、撮影装置に装着可能な可搬性の記録メディアおよび撮影装置に内蔵された不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方を備えた撮影システムであって、記録メディアおよび不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方は、撮影装置が実行すべき所定の動作手順を記述したプログラムを記録しており、撮影装置は、記録メディアおよび不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方から、プログラムを読み出す読出部と、読出部の読み出したプログラムに従い所定の動作手順を実行させる情報処理部を備え、プログラムは、電源オンを指示する第1のシーケンス、静止画記録および静止画記録に付随する補助動作を指示する第2のシーケンス、電源オフを指示する第3のシーケンス、および第3のシーケンスの実行から所定時間経過後に第1ないし第3のシーケンスの再実行を指示する第4のシーケンスを記述する。
この発明によると、撮影装置が、記録メディアおよび不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方から、所定の動作手順を記述したプログラムを読み出して実行する。このプログラムは、電源オンを指示する第1のシーケンス、静止画記録および静止画記録に付随する補助動作を指示する第2のシーケンス、電源オフを指示する第3のシーケンス、および第3のシーケンスの実行から所定時間経過後に第1ないし第3のシーケンスの再実行を指示する第4のシーケンスを記述する。
撮影装置は、読み出したプログラムに従い、電源オン、静止画記録および静止画記録に付随する補助動作、電源オフという一連の動作を、所定時間ごとに繰り返し、電池が完全に消耗されるまで(あるいは電池電圧が正常動作の保証される閾値を下回るまで)、この動作は自動的に続く。
電池が完全消耗されるまで得られた静止画の枚数から、撮影装置の撮影可能枚数が把握され、その枚数が、生産者の設定した撮影保証枚数を上回っていれば、適合品として出荷する。
こうすれば、生産工程において、撮影装置の撮影枚数の検査を簡便かつ正確に行え、不良品を流出させないようにできる。
例えば、第2のシーケンスは、静止画記録に付随する補助動作として、ズームレンズのテレ端もしくはワイド端への移動、フラッシュ発光のオンもしくはオフを指示する。
撮影装置は、撮影可能枚数を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された撮影可能枚数とプログラムに従い所定の動作手順を実行した結果記録された静止画像の記録枚数とを比較し、撮影可能枚数に対する記録枚数の比率が所定の割合を下回る場合、警告を発する警告部と、をさらに備えてもよい。
撮影装置がユーザに渡った後に、このプログラムを実行すれば、ユーザがメモリ効果などに起因する電池容量の減少を容易かつ定量的に判定でき、古くなった電池を使うことによって撮影機会を逃すことを防げる。
本発明は、撮影装置と、撮影装置に装着可能な可搬性の記録メディアおよび撮影装置に内蔵された不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方を備えた撮影システムであって、記録メディアおよび不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方は、撮影装置が実行すべき所定の動作手順を記述したプログラムを記録しており、撮影装置は、プログラムを読み出す読出部と、読出部の読み出したプログラムに従い所定の動作手順を実行させる情報処理部を備え、プログラムは、電源オンを指示する第1のシーケンス、静止画記録を含む撮影装置固有の動作の全ての実行を順次指示する第2のシーケンス、電源オフを指示する第3のシーケンス、および全ての撮影装置固有の動作が実行されていない場合、第3のシーケンスの実行から所定時間経過後に第1ないし第3のシーケンスの再実行を指示する第4のシーケンスを記述する。
この発明によると、撮影装置が、記録メディアおよび不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方から、所定の動作手順を記述したプログラムを読み出して実行する。このプログラムは、電源オンを指示する第1のシーケンス、静止画記録を含む撮影装置固有の動作の全ての実行を順次指示する第2のシーケンス、電源オフを指示する第3のシーケンス、および全ての撮影装置固有の動作が実行されていない場合、第3のシーケンスの実行から所定時間経過後に第1ないし第3のシーケンスの再実行を指示する第4のシーケンスを記述する。
撮影装置は、読み出したプログラムに従い、電源オン、静止画記録を含む撮影装置固有の動作のいずれか一つ、電源オフという一連の動作を、所定時間ごとに繰り返し、全ての撮影装置固有の動作が実行されるまで(あるいは電池電圧が正常動作保証の閾値を下回るまで)、この動作は自動的に続く。
全ての撮影装置固有の動作が行われれば、適合品として出荷する。
こうすれば、生産工程において、全ての撮影装置固有の動作の検査を簡便かつ正確に行え、不良品を流出させないようにできる。
例えば、第2のシーケンスは、静止画記録動作、動画記録動作、画像再生動作を含む撮影装置固有の動作全ての実行を順次指示する。
撮影装置は、電源電池の充電後または交換後の初回の電源オン時に、プログラムに従い所定の動作手順を実行した結果を表示する表示部をさらに備えてもよい。
こうすると、検査の結果を視覚的に把握できる。
本発明に係る撮影装置検査方法は、撮影装置に装着可能な可搬性の記録メディアおよび撮影装置に内蔵された不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方から、電源オンを指示する第1のシーケンス、静止画記録および静止画記録に付随する補助動作を指示する第2のシーケンス、電源オフを指示する第3のシーケンス、および第3のシーケンスの実行から所定時間経過後に第1ないし第3のシーケンスの再実行を指示する第4のシーケンスを記述するプログラムを撮影装置に読み出すステップと、読み出したプログラムに従った動作手順を撮影装置に実行させるステップと、を含む。
本発明に係る撮影装置検査方法は、撮影装置に装着可能な可搬性の記録メディアおよび撮影装置に内蔵された不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方から、電源オンを指示する第1のシーケンス、静止画記録を含む撮影装置固有の動作の全ての実行を順次指示する第2のシーケンス、電源オフを指示する第3のシーケンス、および第3のシーケンスの実行から所定時間経過後に第1ないし第3のシーケンスの再実行を指示する第4のシーケンスを記述するプログラムを撮影装置に読み出すステップと、読み出したプログラムに従った動作手順を撮影装置に実行させるステップと、を含む。
本発明によると、生産工程において、撮影装置の撮影枚数の検査を簡便かつ正確に行え、不良品を流出させないようにできる。また、本発明によると、生産工程において、全ての撮影装置固有の動作の検査を簡便かつ正確に行え、不良品を流出させないようにできる。
<第1実施形態>
図1はデジタルカメラ10の背面斜視図である。図1に示すデジタルカメラ10は、本体11前面に撮影レンズが組み込まれたレンズ鏡筒12が設けられており、本体11上面にはレリーズボタン13及び電源スイッチ14が設けられている。背面には、LCDパネル15,ファインダ接眼窓16,汎用キー17,動作モード切り替えスイッチ18,メニューボタン19,キャンセルボタン21,ディスプレイボタン22,ファンクションボタン23が設けられている。
図1はデジタルカメラ10の背面斜視図である。図1に示すデジタルカメラ10は、本体11前面に撮影レンズが組み込まれたレンズ鏡筒12が設けられており、本体11上面にはレリーズボタン13及び電源スイッチ14が設けられている。背面には、LCDパネル15,ファインダ接眼窓16,汎用キー17,動作モード切り替えスイッチ18,メニューボタン19,キャンセルボタン21,ディスプレイボタン22,ファンクションボタン23が設けられている。
動作モード切り替えスイッチ18は、撮像した撮影画像をメモリーカードに記録する撮影モードと、メモリーカードに記録された画像を再生しLCDパネル15に再生表示する再生モードとを切り替える。LCDパネル15は、画像再生に使用される他、撮影モードのときには、フレーミング用のスルー画を表示する電子ビューファインダとしても機能する。また、LCDパネル15は、各種の設定をするための設定画面を表示する。
メニューボタン19を押下すると、LCD15に設定画面が表示され、撮影モードあるいは再生モードからセットアップモードへ移行する。この設定画面では、露出値,色合い,ISO感度、記録画素数などの画質調整に関する項目や、セルフタイマーの設定,測光方式の切り替え,デジタルズームを使用するか否かなどの画質調整以外の項目など、デジタルカメラ10が持つすべての調整項目の設定が行われる。デジタルカメラ10は、この設定画面で設定された条件に応じて動作する。メニューボタン19は、選択した項目や処理を確定したり実行するための確定/実行ボタンとしても機能する。
汎用キー17は、再生する画像を選択したり、設定画面内の項目を選択するためのカーソルを移動するカーソルシフトキーとして機能する。汎用キー17は、カーソルを左右方向に移動させる左シフトキー17a及び右シフトキー17c、上下方向に移動させる上下シフトキー17bとからなる。左右の各シフトキー17a,17cは押しボタン式であり、上下シフトキー17bは、水平方向の軸を中心に上下方向に揺動自在に設けられている。また、上下シフトキー17bは、撮影モードで動作している場合には、ズームボタンとして機能する。キャンセルボタン21は、選択した項目や操作をキャンセルする。ディスプレイボタン22は、LCDパネル15をオン/オフするボタンである。
ファンクションボタン23は、簡易的な画質調整を行う画質選択画面をLCD15に表示させるボタンである。
図2はデジタルカメラ10の機能ブロック図である。同図において、中央処理装置(CPU)112は、シャッタボタン102、モード切替えレバー106等の各種のボタンやキーからの入力に基づいてデジタルカメラ10内の各回路を統括制御する。
いま、モード切替えレバー106によって撮影モードが設定されると、CPU112は、LCDパネル15を含む画像表示装置110に動画(スルー画)を表示させ、撮影画角を確認可能にする。即ち、絞り116及び撮影レンズ118を通過した被写体光は、撮像素子(CCD)120の受光面上に結像する。CCD120は、受光面に結像された被写体光をその光量に応じた量の信号電荷に変換する。このようにして蓄積された信号電荷は、CPU112の指令に従いタイミングジェネレータ121から与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。
CCD120から出力された信号はアナログ処理部(CDS/AMP)122に送られ、ここで画素ごとのR,G,B信号がサンプリングホールド(相関二重サンプリング処理)され、増幅された後、A/D変換器124に加えられる。A/D変換器124によってデジタル信号に変換された点順次のR,G,B信号は、画像入力コントローラ126を介してメモリ(SDRAM)128に記憶される。尚、メモリ128は、画像データの一時記憶領域として利用されるとともに、プログラムの展開領域及びCPU112の演算作業用領域として利用される。
画像信号処理回路130は、メモリ128に記憶されたR,G,B信号をCPU112の指令に従って処理する。即ち、画像信号処理回路130は、同時化回路(単板CCDのカラーフィルタ配列に伴う色信号の空間的なズレを補間して色信号を同時式に変換する処理回路)、ホワイトバランス補正回路、ガンマ補正回路、輪郭補正回路、輝度・色差信号生成回路等を含む画像処理手段として機能し、CPU112からのコマンドに従ってメモリ128を活用しながら所定の信号処理を行う。
画像信号処理回路130に入力されたR、G、B信号は、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施される。画像信号処理回路130で処理されたYC信号はVRAM132に格納される。
撮影画像を画像表示装置110にモニタ出力する場合、VRAM132からYC信号が読み出され、ビデオエンコーダ134に送られる。ビデオエンコーダ134は、入力されたYC信号を表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換して画像表示装置110に出力する。
所定のフレームレートで処理された各フレームのYC信号は、VRAM132のA領域とB領域とに交互に書き込まれ、VRAM132のA領域及びB領域のうち、YC信号が書き込まれている方の領域以外の領域から、書き込まれているYC信号が読み出される。このようにしてVRAM132内のYC信号が定期的に書き換えられ、そのYC信号から生成される映像信号が画像表示装置110に供給されることにより、撮像中の映像がリアルタイムに画像表示装置110に表示される。ユーザは、画像表示装置110に表示される映像(スルー)によって撮影画角を確認できる。
ここで、シャッタボタン102が半押しされると、AE及びAF処理が開始される。即ち、CCD120から出力された画像信号はA/D変換後に画像入力コントローラ126を介してAF検出回路136並びにAE/AWB検出回路138に入力される。
AE/AWB検出回路138は、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割エリアごとにRGB信号を積算する回路を含み、その積算値をCPU112に提供する。CPU112は、AE/AWB検出回路138から得た積算値に基づいて被写体の明るさ(被写体輝度)を検出し、撮影に適した露出値(撮影EV値)を算出する。求めた露出値と所定のプログラム線図に従い、絞り値とシャッタースピードが決定され、これに従いCPU112はタイミングジェネレータ121を介してCCD120の電子シャッタを制御するとともに、モータドライバ140を介して絞り116を制御して適正な露光量を得る。
また、AE/AWB検出回路138は、自動ホワイトバランス調整時には、分割エリアごとにRGB信号の色別の平均積算値を算出し、その算出結果をCPU112に提供する。CPU112は、Rの積算値、Bの積算値、Gの積算値を得て、分割エリアごとにR/G及びB/Gの比を求め、これらR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行い、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、例えば、各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B≒1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR,G,B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を制御し、各色チャンネルの信号に補正をかける。
また、AF制御は、例えば画像信号のG信号の高周波成分が極大になるように撮影レンズ118を移動させるコントラストAFが適用される。即ち、AF検出回路136は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面内(例えば、画面中央部)に予め設定されているフォーカス対象エリア内の信号を切り出すAFエリア抽出部、及びAFエリア内の絶対値データを積算する積算部から構成される。
AF検出回路136で求めた積算値のデータはCPU112に通知される。CPU112は、モータドライバ142を制御して撮影レンズ118を移動させながら、複数のAF検出ポイントで焦点評価値(AF評価値)を演算し、評価値が極大となるレンズ位置を合焦位置として決定する。そして、求めた合焦位置に撮影レンズ118を移動させるようにモータドライバ142を制御する。尚、AF評価値の演算はG信号を利用する態様に限らず、輝度信号(Y信号)を利用してもよい。
上記AE/AF処理が行われ、シャッタボタン102が全押しされることによって記録用の撮影動作がスタートする。S2オンに応動して取得された画像データは画像信号処理回路130において輝度/色差信号(Y/C信号)に変換され、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、メモリ128に格納される。
メモリ128に格納されたY/C信号は、圧縮伸長処理回路144によって所定のフォーマットに従って圧縮された後、メディアコントローラ146を介して可搬性の記録メディア40にExif(Exchangeable Image File Format)ファイルとして記録される。画像はExifファイルのデータ部分に記録される。
モード切替えレバー106によって動画記録モードが設定されたときには、シャッタボタン102の全押し操作の連動によって録画動作がスタートし、もう一度シャッタボタン102を押下すると録画動作が停止する。シャッタボタン102を押下継続している期間、録画動作を行い、押下解除によって録画を停止するようにしてもよい。動画データは、例えばモーションJPEG(MPEG)形式によって記録メディア40に記録される。
モード切替えレバー106により再生モードが選択されると、記録メディア40に記録されている最終の画像ファイル(最後に記録されたファイル)の圧縮データが読み出される。最後の記録に係るファイルが静止画ファイルの場合、この読み出された画像圧縮データは、圧縮伸長処理回路144を介して非圧縮のYC信号に伸長され、VRAM132に保存される。VRAM132に保存されたYC信号は、ビデオエンコーダ134に加えられる。ビデオエンコーダ134は、入力するYC信号からNTSC方式のカラー複合映像信号を作成し、これを画像表示装置110に出力する。これにより、画像表示装置110には記録メディア40に記録されている最終コマのコマ画像が表示される。
その後、順コマ送りスイッチ(図示せず)が押されると、順方向にコマ送りされ、逆コマ送りスイッチ(図示せず)が押されると、逆方向にコマ送りされる。そして、コマ送りされたコマ位置の画像ファイルが記録メディア40から読み出され、上記と同様にしてコマ画像が画像表示装置110に再生される。尚、最終コマのコマ画像が表示されている状態で順方向にコマ送りされると、記録メディア40に記録されている1コマ目の画像ファイルが読み出され、1コマ目のコマ画像が画像表示装置110に再生される。
デジタルカメラ10は、記録内容の書き換えが可能な内蔵型の不揮発性メモリ(フラッシュメモリなどで構成)149を備えている。不揮発性メモリ149のサイズは、好ましくは1MBないし64MBの容量を持つが、実際に搭載される容量は、不揮発性メモリ149のコストやデジタルカメラ10のサイズによって決定される。
不揮発性メモリ149は、検査プログラムを記憶している。この検査プログラムは、以下に示す検査処理をCPU122に実行させる。記録メディア40も検査プログラムを記憶している。
図3は検査処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、撮影可能枚数測定設定部150に処理開始指示が手動あるいは自動設定された場合に開始する。すなわち、撮影可能枚数測定設定部150に処理開始指示が設定されたことに応じ、CPU112がメディアコントローラ146を介して記録メディア40の挿入を自動認識し、撮影枚数検査プログラムを読み出した後、実行する。撮影枚数検査プログラムを記憶した記録メディア40の挿入は、デジタルカメラ10の生産工程などで行う。
なお、この処理以前は、CPU112、メモリ128、RTC(リアルタイムクロック)などの基幹部分への電源供給は継続している(いわゆるスリープ状態)ものとする。
S1では、デジタルカメラ10の電源をオンにし、各部への電源供給を開始する。
S2〜S7では、標準規格化された電池寿命測定シーケンス(例えば、有限責任中間法人カメラ映像機器工業会(CIPA)の制定した電池寿命測定法)を実行する。ここでは、ズーム初期位置(ワイド側)へ撮影レンズ118を移動した上(S2)、フラッシュをオンに設定し(S3)、AE/AFを実行して静止画撮影をする(S4)。
次に、撮影レンズ118をテレ側に移動した上(S5)、フラッシュをオフに設定し(S6)、AE/AFを実行して静止画撮影をする(S7)。
このS2〜S7の動作パターンは5回繰り返される。すなわち、S8では、S2〜S7の動作パターンの繰り返し回数が5回に達したか否かを判断し、5回に達していなければS2に戻り、5回に達したならばS9に進む。
S9では、電源をオフにする。ただし、完全に各部への電源供給が停止するのではなく、スリープ状態に移行するものとする。
S10では、RTCにより所定の時間(例えば1時間)の経過を計時し、所定時間が経過すればS1に戻る。なお、所定時間の経過ごとにS2〜S7の動作パターンを繰り返すのは、電池の発熱によって活性が上昇するため、この影響排除による正確な撮影枚数測定を期するためである。
以上の処理は、電源電池が完全に消耗する(正常動作が保証される電圧下限閾値を下回る)まで繰り返される。
そして、電池完全消耗により上記処理が停止したことによって、記録メディア40へ記録された静止画の枚数(撮影枚数)が最終的に確定する。
生産工程のスタッフは、この記録メディア40を取り出し、パソコンなどで静止画を読み取って撮影枚数をカウントすることで、実際の撮影枚数が、メーカーの撮影保証枚数以上であるか否かを確認する。撮影保証枚数以上であれば、保証枚数適合品として出荷し、撮影保証枚数未満であれば、不適合品として排除する。
以上の処理によれば、自動的に標準規格化された電池寿命測定シーケンスによって撮影枚数を検査でき、デジタルカメラ10の生産ラインなどで、人手に頼ることなく、簡便かつ正確に撮影枚数を測定することができる。
<第2実施形態>
上記の検査処理は、工場出荷時のみならず、ユーザの手元に渡った後に行ってもよい。
上記の検査処理は、工場出荷時のみならず、ユーザの手元に渡った後に行ってもよい。
図4は第2実施形態に係る検査処理の流れを示す。この処理は、電池テストモード設定部151に処理開始指示が手動あるいは自動設定された場合に開始する。
S11では、第1実施形態の検査処理(図3のS1〜S10)を実行する。
S12では、予め不揮発性メモリ149に記憶された初期記録値と、記録メディア40に記録された実際の静止画像の撮影枚数とに基づき、初期記録値に対する実際の撮影可能枚数の比率を算出する。なお、初期記録値は、メーカーの撮影保証枚数、あるいは生産工程で実行された検査処理の結果得られた静止画の撮影枚数とすればよい。
S13では、上記比率が所定の閾値(例えば50%)を下回っている場合、「電池が劣化しています」などといった警告をLCDパネル15に表示する。上記比率が所定の閾値を下回っていなければ、電池が正常である旨をLCDパネル15に表示する。
S14では、S11の実行の結果得られた実際の撮影可能枚数を、履歴データとして不揮発性メモリ149に記録する。
これにより、ユーザは、メモリ効果などの影響による電池の容量の減少を容易にかつ定量的に把握でき、劣化した電池を使うことにより撮影機会を逃すことがなくなる。
<第3実施形態>
第1〜2実施形態の検査処理・検査プログラムでは撮影枚数の検査が可能であったが、デジタルカメラ10の備える全ての動作モードの動作確認を行う検査処理・検査プログラムを提供することもできる。
第1〜2実施形態の検査処理・検査プログラムでは撮影枚数の検査が可能であったが、デジタルカメラ10の備える全ての動作モードの動作確認を行う検査処理・検査プログラムを提供することもできる。
図5は第3実施形態に係る検査処理の流れを示す。この処理の各ステップは、記録メディア40あるいは不揮発性メモリ149に記憶された検査プログラムに記述されており、CPU112によって実行される。
S21では、デジタルカメラ10の備える全ての動作モード(例えば、動画撮影モード、静止画撮影モード、再生モードなど)の中から任意の1つの動作モードを選択し、これを設定する。
S22では、電源をオンにする。
S23では、S21で選択された動作モードの設定を準備する。例えば、選択された動作モードが撮影モードであれば、撮影に付随する補助動作であるズーム、AE/AFなどを行う。
S24では、選択された動作モードを実行する。
S25では、S24で全てのモードが実行されたか否かを判断する。全てのモードが実行された場合はこの処理を終了し、全てのモードが実行されていない場合にはS26に移行する。
S26では、電源をオフにする。ただし、CPU112、メモリ128、RTC(リアルタイムクロック)などの基幹部分への電源供給は停止しないものとする。
S27では、電源オフから所定時間経過したか否かを判断する。所定時間が経過した場合はS28に移行する。
S28では、S24で実行された動作モードと異なる動作モードを設定する。そして、S22に戻る。
以上の処理により、全ての動作モードが順次自動的に起動されるから、動作モードの起動をいちいち人手に頼らなくて済む。そして、生産工程のスタッフは、各動作モードの起動状態を確認するだけで済むから、検査を簡便かつ正確に行うことができる。
<第4実施形態>
第1〜3実施形態の検査処理の結果得られた検査結果データ(撮影枚数、撮影枚数の減少率、動作モードの起動が正常か異常か)を、カメラ10の充電後あるいは電池交換後の最初の起動時に表示してもよい。
第1〜3実施形態の検査処理の結果得られた検査結果データ(撮影枚数、撮影枚数の減少率、動作モードの起動が正常か異常か)を、カメラ10の充電後あるいは電池交換後の最初の起動時に表示してもよい。
図6は検査結果表示処理の流れを示すフローチャートである。
S31では、不揮発性メモリ149に記憶されている「テスト後初起動フラグ」を読み出す。なお、CPU112は、第1〜3実施形態の検査処理を実行した場合、該フラグを「オン」に設定して不揮発性メモリ149に記憶する。
S32では、該フラグがオンになっているか否かを判断する。フラグがオンの場合はS33に進む。フラグがオフの場合はS36に進む。
S33では、不揮発性メモリ149から検査結果データを読み出す。検査結果データとは、上述のS14で記憶した履歴データなどである。
S34では、読み出したデータをLCDパネル15に表示する。
S35では、汎用操作ボタン17などから、表示を確認した旨の入力があったか否かを判断する。確認入力があった場合はS36に進む。
S36では、設定された動作モードを行う。
この処理により、電池充電・交換後の都度検査結果を表示することができ、ユーザは、充電あるいは交換した電池が極限的に消耗されるまで、その性能を目視確認することができる。
40:記録メディア、112:CPU、149:不揮発性メモリ、150:撮影可能枚数測定設定部、151:電池テストモード設定部
Claims (8)
- 撮影装置と、前記撮影装置に装着可能な可搬性の記録メディアおよび前記撮影装置に内蔵された不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方を備えた撮影システムであって、
前記記録メディアおよび前記不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方は、前記撮影装置が実行すべき所定の動作手順を記述したプログラムを記録しており、
前記撮影装置は、前記記録メディアおよび前記不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方から、前記プログラムを読み出す読出部と、前記読出部の読み出した前記プログラムに従い前記所定の動作手順を実行させる情報処理部を備え、
前記プログラムは、電源オンを指示する第1のシーケンス、静止画記録および前記静止画記録に付随する補助動作を指示する第2のシーケンス、電源オフを指示する第3のシーケンス、および前記第3のシーケンスの実行から所定時間経過後に前記第1ないし前記第3のシーケンスの再実行を指示する第4のシーケンスを記述する撮影システム。 - 前記第2のシーケンスは、前記静止画記録に付随する補助動作として、ズームレンズのテレ端もしくはワイド端への移動、フラッシュ発光のオンもしくはオフを指示する請求項1に記載の撮影システム。
- 前記撮影装置は、
撮影可能枚数を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された撮影可能枚数と前記プログラムに従い前記所定の動作手順を実行した結果記録された静止画像の記録枚数とを比較し、前記撮影可能枚数に対する前記記録枚数の比率が所定の割合を下回る場合、警告を発する警告部と、
をさらに備える請求項1または2に記載の撮影システム。 - 撮影装置と、前記撮影装置に装着可能な可搬性の記録メディアおよび前記撮影装置に内蔵された不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方を備えた撮影システムであって、
前記記録メディアおよび前記不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方は、前記撮影装置が実行すべき所定の動作手順を記述したプログラムを記録しており、
前記撮影装置は、前記プログラムを読み出す読出部と、前記読出部の読み出した前記プログラムに従い前記所定の動作手順を実行させる情報処理部を備え、
前記プログラムは、電源オンを指示する第1のシーケンス、静止画記録を含む撮影装置固有の動作の全ての実行を順次指示する第2のシーケンス、電源オフを指示する第3のシーケンス、および全ての撮影装置固有の動作が実行されていない場合、前記第3のシーケンスの実行から所定時間経過後に前記第1ないし前記第3のシーケンスの再実行を指示する第4のシーケンスを記述する撮影システム。 - 前記第2のシーケンスは、静止画記録動作、動画記録動作、画像再生動作を含む撮影装置固有の動作全ての実行を順次指示する請求項4に記載の撮影システム。
- 前記撮影装置は、電源電池の充電後または交換後の初回の電源オン時に、前記プログラムに従い前記所定の動作手順を実行した結果を表示する表示部をさらに備える請求項1〜5のいずれかに記載の撮影システム。
- 撮影装置に装着可能な可搬性の記録メディアおよび前記撮影装置に内蔵された不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方から、電源オンを指示する第1のシーケンス、静止画記録および前記静止画記録に付随する補助動作を指示する第2のシーケンス、電源オフを指示する第3のシーケンス、および前記第3のシーケンスの実行から所定時間経過後に前記第1ないし前記第3のシーケンスの再実行を指示する第4のシーケンスを記述するプログラムを前記撮影装置に読み出すステップと、
前記読み出したプログラムに従った動作手順を前記撮影装置に実行させるステップと、
を含む撮影装置検査方法。 - 撮影装置に装着可能な可搬性の記録メディアおよび前記撮影装置に内蔵された不揮発性記憶媒体のうち少なくとも一方から、電源オンを指示する第1のシーケンス、静止画記録を含む撮影装置固有の動作の全ての実行を順次指示する第2のシーケンス、電源オフを指示する第3のシーケンス、および前記第3のシーケンスの実行から所定時間経過後に前記第1ないし前記第3のシーケンスの再実行を指示する第4のシーケンスを記述するプログラムを前記撮影装置に読み出すステップと、
前記読み出したプログラムに従った動作手順を前記撮影装置に実行させるステップと、
を含む撮影装置検査方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007057719A JP2008219804A (ja) | 2007-03-07 | 2007-03-07 | 撮影システムおよび撮影装置検査方法 |
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JP2007057719A JP2008219804A (ja) | 2007-03-07 | 2007-03-07 | 撮影システムおよび撮影装置検査方法 |
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JP (1) | JP2008219804A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2063258A2 (en) | 2007-11-21 | 2009-05-27 | Hitachi High-Technologies Corporation | Photometric instrument |
-
2007
- 2007-03-07 JP JP2007057719A patent/JP2008219804A/ja active Pending
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