JP2008219416A - 画像処理装置、画像処理方法、及び、コンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ジョブに対応する処理手段の選択を動的に行うことにより、アプリケーションの追加に対応し、ジョブの実行が指示されてからジョブの終了までの時間が短い画像処理装置を提供すること。
【解決手段】 ジョブを実現する異なる処理毎に設けられた処理手段と、前記ジョブの指示であるリクエストに含まれる複数の実行条件を解析する解析手段と、前記実行条件が解析される段階毎に、解析された実行条件に対応する処理手段を選択する選択手段とを有する画像処理装置、画像処理方法、及び、コンピュータプログラム。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、及び、コンピュータプログラムに関する。
従来から、複数の画像出力手段に対応した画像処理装置において、画像の入力から出力までの処理を行う手段を、共通化することにより、画像処理装置の開発期間の短縮やコストの削減を図る技術がある。
例えば、特許第3679349号公報(特許文献1)に開示されている画像形成装置の発明では、複数のアプリケーションから共通的に利用される制御プログラムを、複数のモジュールとして構成している。特許文献1に開示されている画像形成装置によれば、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という。)から入力される画像が、各アプリケーションによって、プロッタ、ファクシミリ、又は、ネットワーク通信等の複数の出力毎に対応して処理され、各アプリケーションは、モジュールを利用することにより、それぞれの処理を実現する。
特許第3679349号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている画像形成装置の発明では、予めアプリケーションの種類が定まっている場合には、モジュールが共通的に利用されることによる効果が生じるが、アプリケーションを追加する場合については考慮されていない。従って、アプリケーションの追加により、モジュールとそのモジュールを利用する他のアプリケーションの変更が必要になることがある。
上記特許文献1では、さらに、1のジョブを実行する際に、対応するアプリケーションとモジュールとが選択されるタイミングと、ジョブの実行のタイミングとについては考慮されていない。
本発明は、上記の点に鑑みて、これらの問題を解消するために発明されたものであり、ジョブに対応する処理手段の選択を動的に行うことにより、アプリケーションの追加に対応し、ジョブの実行が指示されてからジョブの終了までの時間が短い画像処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は次の如き構成を採用した。
本発明の画像処理装置は、ジョブを実現する異なる処理毎に設けられた処理手段と、前記ジョブの指示であるリクエストに含まれる複数の実行条件を解析する解析手段と、前記実行条件が解析される所定の段階毎に、解析された実行条件に対応する処理手段を選択する選択手段と、選択された前記処理手段の実行順を決定する実行順決定手段と、前記実行順に、一の処理手段の出力を次の処理手段に入力することにより、前記処理手段の間の接続を実現する接続手段と、前記処理手段の、実行を制御する実行制御手段と、前記実行制御手段に、前記処理手段が接続されたジョブツリーを生成するジョブツリー生成手段とを有する構成とすることができる。
これにより、ジョブに対応する処理手段の選択を動的に行うことにより、アプリケーションの追加に対応し、さらに、ジョブの実行が指示されてからジョブが終了するまでの時間が短い画像処理装置を提供することができる。
本発明の画像処理装置において、さらに、前記実行制御手段は、前記実行条件が解析される所定の段階毎に前記処理手段を実行させ、又は、異なる処理手段を非同期に実行させるように構成することができる。
これにより、さらに、ジョブの実行が指示されてから終了するまでの時間を短くすることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置において、前記ジョブが、当該画像処理装置に接続されたクライアント装置から指示される印刷ジョブの場合に、前記選択手段は、前記クライアント装置からのリクエストの受信に基づいて、前記クライアント装置からのリクエストを受信するクライアント受信処理手段を選択し、さらに、前記解析手段によって解析された加工条件の処理を行う加工処理手段を選択し、前記解析手段によって解析された出力条件の処理を行う印刷処理手段を選択するように構成することができる。
これにより、印刷ジョブに対応した処理手段の選択を動的に行い、印刷ジョブの実行が指示されてから印刷ジョブが終了するまでの時間が短くすることができる。
なお、上記目的を達成するため、本発明は、さらに、上記画像処理装置が備える各手段の機能を実現する画像処理方法、又は該画像処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとしてもよい。
本発明の画像処理装置によれば、ジョブに対応する処理手段の選択を動的に行うことにより、アプリケーションの追加に対応し、ジョブの実行が指示されてからジョブの終了までの時間が短い画像処理装置を提供することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
〔第一の実施の形態〕
(本発明の一実施の形態に係る画像処理装置のジョブを実行する手段等の構成の例)
図1は、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置のジョブを実行する手段等の構成の例の図である。図1は、画像処理装置として複合機(以下、「MFP」という。)1のジョブを実現するソフトウェア構成の例である。ここで、MFPとは、プリンタ、コピー、スキャナ、又は、ファクシミリ等の複数の機能を一台の筐体において実現する画像形成装置をいう。
図1では、MFP1におけるソフトウェアは、ユーザインタフェース部100、コントロール部200、機能実現部300、デバイスサービス部400、及び、デバイス制御部500を有する。なお、図1における各部の上下関係は、各部間の呼び出し関係に基づいている。すなわち、基本的に図中において上にある層が下の層を呼び出す。
ユーザインタフェース部100は、ジョブ(例えば、コピー、印刷、スキャン、ファクシミリ送信)の実行要求を受け付けるための機能が実装されている部分であり、例えば、ローカルユーザインタフェース(以下、「ローカルUI」という。)部110及び通信サーバ部120を有する。ローカルUI部110は、例えば、図示しないオペレーションパネルを介して入力される要求を受け付ける。通信サーバ部120は、例えば、図示しないクライアントPC等からネットワーク経由で要求を受け付ける。ユーザインタフェース部100において受け付けられた要求は、コントロール部200に伝えられる。
コントロール部200は、要求されたジョブを実行するための処理を制御するための機能が実装されている部分である。コントロール部200は、例えば、実行制御手段210及びリクエスト管理手段220を有する。実行制御手段210は、ジョブを構成する各処理の実行を制御する手段である。実行制御手段210は、機能実現部300に設けられている各手段の処理を制御し、さらに、デバイス部500に設けられている各デバイスドライバの処理の制御を行う。
リクエスト管理手段220は、要求されたジョブに応じて、機能実現部300が有する各フィルタを選択し、選択されたフィルタを接続することにより、ジョブの論理構成を生成する。なお、ジョブの論理構成を生成するとは、ジョブにおいて実行される処理とその処理順を決定し、さらに、それらの処理を実現する処理手段と、処理手段を制御する実行制御手段とを対応づけることである。
リクエスト管理手段220に対するジョブの要求は、ローカルUI部110から入力される指示の他に、例えば、ネットワーク等を介してPCから通信サーバ120に対して入力されるプリンタ出力の命令であってもよい。
なお、本実施の形態において「MFP1のジョブ」とは、MFP1がユーザに対して提供する一つのまとまった単位(要求が入力されて最終的な出力が得られるまで)のサービスと同義であり、ソフトウェア的には一つのまとまった単位のサービスを提供するアプリケーションと同義である。
機能実現部300は、それぞれがMFP1において提供されるジョブの一部を実行する処理手段群が実装されている部分である。すなわち、機能実現部300における部品を組み合わせることにより一つのジョブが表現される。本実施の形態では、各処理手段を「フィルタ」と呼ぶ。これは、MFP1のジョブを実行する手段をソフトウェアで実装する場合に、ソフトウェアアーキテクチャが「パイプ&フィルタ」と呼ばれるアーキテクチャに基づいているからである。
図2は、パイプ&フィルタアーキテクチャの概念を説明するための図である。図2において、「F」はフィルタを示し、「P」はパイプを示す。図中に示されるように、各フィルタはパイプによって接続される。フィルタは、入力されたデータに対して変換を施し、その結果を出力する。パイプは、フィルタから出力されたデータを次のフィルタに伝達する。
本実施の形態におけるMFP1では、各機能をデータ(例えば、ドキュメント)に対する「変換」の連続として捉える。MFPのジョブは、データの入力、加工、及び、出力によって構成されるものとして一般化することができる。そこで「入力」、「加工」、及び、「出力」を、「変換」として捉え、一つの「変換」を実現するソフトウェア部品がフィルタとして構成される。なお、各フィルタは独立しており、フィルタ間における依存関係(呼び出し関係)は基本的に存在しない。従って、フィルタ単位で追加又は削除が可能とされている。なお、MFP1に対するフィルタの追加を「インストール」、MFP1からのフィルタの削除を「アンインストール」という。
図1において、機能実現部300は、複数のフィルタを有する。機能実現部300が有するフィルタは、入力を実現するフィルタ(以下、「入力フィルタ」という。)310、加工を実現するフィルタ(以下、「加工フィルタ」という。)320、及び、出力を実現するフィルタ(以下、「出力フィルタ」という。)330を有する。入力フィルタ310は、画像入力手段毎に対応して設けられ、入力される画像データの解析を行う。出力フィルタ330は、画像出力手段毎に対応して設けられている。
入力フィルタ310は、例えば、読取フィルタ311、保管文書読出フィルタ312、メール受信フィルタ313、ファクシミリ受信フィルタ314、PC文書受信フィルタ315、レポートフィルタ316を含む。
読取フィルタ311は、スキャナによる画像データの読み取りを制御し、読み取られた画像データを出力する。保管文書読出フィルタ312は、MFP1の記憶装置に保管されている文書データを読み出し、読み出されたデータを処理する。なお、文書データとは、テキストデータであってもよく、また、画像データであってもよい。
メール受信フィルタ313は、電子メールを受信し、当該電子メールに含まれているデータを処理する。ファクシミリ受信フィルタ314は、ファクシミリ受信を制御し、受信された印刷データを処理する。
PC文書受信フィルタ315は、PCから送信される、印刷ジョブの指示、又は、ファクシミリ送信ジョブの指示等を受信し、それらの解析を行う。レポートフィルタ316は、MFP1の設定情報や履歴情報等を、例えば、表形式に成形されたデータとする。
加工フィルタ320は、例えば、文書加工フィルタ321を含む。文書加工フィルタ321は、入力されたデータに所定の画像変換処理(集約、拡大、又は、縮小等)を施す。
出力フィルタ330は、例えば、印刷フィルタ331、保管文書登録フィルタ332、メール送信フィルタ333、ファクシミリ送信フィルタ334、PC文書送信フィルタ335、及び、プレビューフィルタ336を含む。
印刷フィルタ331は、入力されたデータをプロッタに出力させる。プロッタによる出力を「印刷」という。保管文書登録フィルタ332は、入力されたデータをMFP1内の記憶装置、例えば、ハードディスク装置に保存する。メール送信フィルタ333は、入力されたデータを電子メールに添付して送信する。ファクシミリ送信フィルタ334は、入力されたデータをファクシミリ送信する。PC文書送信フィルタ335は、入力されたデータをファクシミリ送信する。プレビューフィルタ336は、入力されたデータを、ローカルUI部11を介して図示しないオペレーションパネルにプレビュー表示させる。
デバイスサービス部400は、機能実現部300における各フィルタから、共通に利用される下位機能が実装されている部分であり、例えば、ジョブを構成するフィルタを接続する、パイプの機能を有する。
デバイス部500は、MFP1が有するデバイスとそのデバイス毎に設けられたデバイスを制御する手段を有する。デバイス部500は、例えば、スキャナ501、プロッタ502、ネットワーク通信手段503、ハードディスク装置504、及び、ファクシミリ505を有する。
スキャナ501は、画像を読み取って画像のデータを取得し、プロッタ502は、画像を印刷して出力する。ネットワーク通信手段503は、ネットワークを介してPC等から画像を受信し、また、PC等に画像を送信する。ハードディスク装置504は、データを格納して記憶する手段であって、例えば、画像等の大容量のデータを格納する手段である。ファクシミリ505は、ファクシミリ通信によって画像の送受信を行う。
図1の例では、スキャナ501は画像入力手段であり、入力される画像は、読取フィルタ311によって処理される。また、プロッタ502は画像出力手段であり、出力される画像は、印刷フィルタ331によって処理される。
また、ネットワーク通信手段503、ハードディスク装置504、及び、ファクシミリ505は、画像入力手段及び画像出力手段である。ネットワーク通信手段503には、例えば、PC文書受信フィルタ315及びPC文書送信フィルタ325が対応する。ネットワーク通信手段503には、また、例えば、メール受信フィルタ313及びメール送信フィルタ333が対応してもよい。
ハードディスク装置504には、保管文書読出フィルタ312及び保管文書登録フィルタ332が対応する。ファクシミリ装置505には、FAX受信フィルタ314及びFAX送信フィルタ334が対応する。
(本発明の一実施の形態に係る画像処理装置の機能構成の例の図)
図3は、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置の機能構成の例の図であって、例えば、図1のMFP1が有する機能構成の主たる部分の図である。図3の画像処理装置1aは、入力された画像のデータを処理し、画像出力装置に対応する画像フォーマットの画像を出力する。
画像処理装置1aは、ユーザインタフェース部10、コントロール部20、機能実現部30、デバイスサービス部40、及び、デバイス部50を有する。ユーザインタフェース部10は、画像処理装置1aに対するジョブの指示の入力を行う手段が設けられている。
コントロール部20は、画像処理装置1aが実行するジョブの管理を行う。コントロール部20は、例えば、実行制御手段21及びリクエスト管理手段22を有する。実行制御手段21は、画像処理装置1aが実行するジョブを構成する各処理を実行する処理手段を制御する手段である。
リクエスト管理手段22は、ジョブの指示であるリクエストに基づき、ジョブを実現する各処理手段を選択し、それらを論理的に接続することにより、ジョブを実現する手段である。なお、論理的に接続するとは、例えば、一のフィルタが処理した画像のデータを、フィルタの実行順に従って次のフィルタに入力させることにより、画像のデータに係る処理を連続的に行うことである。
リクエスト管理手段22は、例えば、デバイス選択手段221、フィルタ選択手段222、実行順決定手段223、接続手段224、及び、ジョブツリー生成手段225を有する。
デバイス選択手段221は、ジョブを実行する際に動作させるデバイスを選択する手段であり、例えば、コピーのジョブの場合には、スキャナとプロッタとを選択する。また、例えば、PCからの文書印刷ジョブの場合には、デバイス選択手段は、ネットワーク通信手段とプロッタとを選択する。
フィルタ選択手段222は、解析されたリクエストに基づき、ジョブを構成する各処理を行う処理手段を選択する手段である。実行順決定手段223は、各処理手段の実行順を、リクエストに基づき決定する手段である。接続手段224は、処理手段の間の接続を、実行順に、一の処理手段の出力を次の処理手段に入力することにより、実現する手段である。接続手段224は、例えば、入力フィルタ31が処理して出力する画像のデータを、加工フィルタ32に入力させることにより、入力フィルタ31と加工フィルタ32とを接続する。接続手段224は、例えば、さらに、加工フィルタ32が処理して出力する画像のデータを、出力フィルタ33に入力することにより、加工フィルタ32と出力フィルタ33とを接続する。このようなフィルタ間の接続は、例えば、メモリをパイプとして用いることにより実現される。
ジョブツリー生成手段225は、フィルタ選択手段222によって選択された各処理手段と、実行制御手段21とを接続することにより、ジョブの論理構成を構築する手段である。なお、「ジョブの論理構成」を「ジョブツリー」と呼ぶ。
機能実現部30は、画像処理装置1aが実行するジョブを構成する各処理を行う処理手段を有する。機能実現部30が有する各処理手段を「フィルタ」と呼ぶ。機能実現部30は、例えば、画像入力手段に係るフィルタである入力フィルタ31、画像の加工を行う加工フィルタ32、及び、画像出力手段に係るフィルタである出力フィルタ33を有する。
入力フィルタ31は、例えば、入力処理手段31a〜31cを有する。入力処理手段31a〜31cは、それぞれが、異なる画像入力手段毎に対応して設けられたフィルタであり、入力される画像のデータから、画像出力装置に対応する画像フォーマットの画像を取得する機能を有する。
入力処理手段31a〜31cは、例えば、ページ記述言語(以下、「PDL」という。)によって記述された画像のデータから、レンダリング等の描画処理によって画像を取得する。入力処理手段31a〜31cは、また、圧縮された画像のデータを伸長することにより、画像を取得してもよい。
入力処理手段31a〜31cは、例えば、RGB色空間で表される画像フォーマットの画像を取得する。RGB色空間とは、Red、Green、Blueの3色の値によって3次元的に表現される色からなる表色系である。RGB色空間で表される画像フォーマットは、ファクシミリ通信、PCへのネットワーク配信、又は、メール送信等に用いられる画像フォーマットである。このように、複数の画像出力に共通して用いられる画像フォーマットにすることにより、例えば、加工フィルタ32等を、複数のジョブで共通に用いることができ、画像の再生産性を高めることができる。
また、ネットワーク通信装置やファクシミリは、画像出力手段であり、さらに、画像入力手段でもある。そこで、そのような画像出力装置に対応する画像フォーマットを処理することにより、画像のデータの再生産性を高めることができる。
RGB色空間で表される画像フォーマットは、さらに、PC上のアプリケーションで用いられることの多い画像フォーマットであるため、PCから入力される画像フォーマットは、RGB色空間で表されていることが多い。そこで、その画像フォーマットをそのまま用いて、画像処理装置1aのジョブを実行することにより、画像の品質を維持することができる。
汎用的な画像フォーマットは、RGB色空間で表される画像フォーマットの他に、輝度と色差とを用いる、YCbCr又はYUV色空間で表される画像フォーマットでもよい。
入力処理手段31a〜31cは、また、不可逆圧縮された画像フォーマットの画像を取得してもよい。不可逆圧縮された画像フォーマットにすることにより、ネットワーク配信又はメール送信に好適な、データ量の少ない画像フォーマットの画像を処理することができる。
入力処理手段31a〜31cは、また、例えば、CMYK色空間で表される画像フォーマットの画像を取得する。CMYK色空間とは、Cyan、Magenda、Yellowの3色に、Blackを加えた4色の値によって表現される色からなる表色系である。CMYK色空間で表される画像フォーマットは、例えば、プロッタによって用いられる。そこで、プロッタに出力する場合に、入力される画像の画像フォーマットを、CMYK色空間で表される画像フォーマットに変換することにより、画像の加工から出力までの処理を高速に行うことができ、画像処理の生産性を高めることができる。
入力された画像の画像フォーマットがプロッタに対応する画像フォーマットである場合には、画像処理装置1aは、その画像を、プロッタ又はハードディスク装置に出力する。これは、以下の理由による。プロッタは、画像出力手段であって、画像を入力する機能は有さないため、プロッタに対応する画像フォーマットは汎用性が低い。そのような画像フォーマットは、元々、他の汎用的な画像フォーマットの画像から変換されたものと考えられる。そこで、その画像を、再び、汎用的な画像フォーマットに変換すると、画像の品質の低下が大きくなるからである。
入力処理手段31a〜31cは、それぞれ解析手段3a〜3cを有する。解析手段3a〜3cは、入力処理手段毎に対応する画像入力手段から入力される、画像データの解析を行い、画像を処理する際の処理条件、及び/又は、画像情報を取得する。解析手段3a〜3cは、例えば、PDLによって記述されたジョブの指示の解析を行う。解析手段3a〜3cは、また、例えば、PDLによって記述されたジョブの指示の中から、画像情報を取得し、その画像情報に基づいて画像を描画する。また、例えば、画像情報が、圧縮されている場合には、解析手段3a〜3cは、画像情報を伸長して画像を取得する。
加工フィルタ32は、入力された画像の加工処理を行うフィルタであって、例えば、文書加工手段32aを有する。文書加工手段32aは、例えば、複数の入力処理手段31から出力される画像を、合成して一の画像を生成する。文書加工手段32aは、入力される画像の画像フォーマットが同一の場合に、その処理を行うように構成されてもよく、さらに、入力される画像の画像フォーマットと、同一の画像フォーマットを有する合成画像を出力してもよい。文書加工手段32aは、また、画像の回転処理を行うフィルタであってもよく、画像の拡大処理又は縮小処理を行うフィルタであってもよい。
文書加工手段32aは、また、画像出力手段毎に異なる画像フォーマットの画像の処理を行う構成であってもよい。これにより、加工フィルタ毎に入力する画像の画像フォーマットを考慮する必要がなくなるため、画像処理装置1aの構成を簡易にすることができる。例えば、リクエスト管理手段22が有するフィルタ選択手段222が、加工フィルタを選択する処理を簡易にすることができる。
出力フィルタ33は、例えば、出力処理手段33a〜33cを有する。出力処理手段33a〜33cは、それぞれが、異なる画像出力手段毎に対応して設けられたフィルタであり、画像出力手段毎に対応する画像フォーマットの画像を処理し、画像出力手段に対して出力する。
出力処理手段33a〜33cが、例えば、プロッタに対応している場合には、出力処理手段33a〜33cは、CMYK色空間で表現される画像フォーマットの画像を処理する。また、例えば、出力処理手段33a〜33cが、ファクシミリに対応している場合には、出力処理手段33a〜33cは、RGB色空間で表現される画像フォーマットの画像を処理する。また、さらに、出力処理手段33a〜33cが、ハードディスク装置に対応している場合には、出力処理手段33a〜33cは、RGB色空間で表現される画像フォーマットの画像、及び/又は、CMYK色空間で表現される画像フォーマットの画像を処理する。
デバイスサービス部40は、入力フィルタ31又は出力フィルタ33と、デバイス部50との画像の入出力を介する処理を行う。デバイスサービス部40は、また、機能実現部30が有するフィルタ間の画像の入出力を介する処理を行う。
デバイス部50は、画像の入出力を行うデバイスとそのデバイスを制御するデバイスドライバとの組合せを、複数有する。デバイス部50は、例えば、画像入力手段51a〜51c、及び、画像出力手段52a〜52cを有する。
なお、図1及び図3の例では、MFP1又は画像処理装置1aが、デバイス部500又は50を有する構成になっているが、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置は、この例に限らない。デバイス部500又は50が有する各デバイス等が、本発明の一実施の形態に係る画像処理装置に接続される構成であってもよい。
(フィルタを選択してジョブを構成する処理の例の概念図)
図4は、本発明の一実施の形態に係るMFP1等が実行するジョブツリーを生成する処理の例の概念図である。図4では、フィルタ選択手段222がフィルタを選択し、実行順決定手段223が選択したフィルタの実行順を決定し、接続手段224がそれらのフィルタを接続し、ジョブツリー生成手段225がジョブツリーを生成する。
なお、図4の「プリンタアクティビティ210a」は、図1の実行制御手段210に対応する。
図4(a)は、入力されたジョブの指示であるリクエストに基づき、プリンタアクティビティ210aにPC文書受信フィルタ315が接続されたことを説明する図である。図4(a)では、入力されたリクエストの一部が解析された状態であるため、PC文書受信フィルタ315によってリクエストが解析されたところまでのジョブツリーが生成されている。
図4(b)では、解析手段3によるリクエストの解析が進み、リクエストに対応した文書加工フィルタ321と印刷フィルタ331とが、フィルタ選択手段222によって選択され、ジョブツリー生成手段225によってプリンタアクティビティ210aに接続されることにより、ジョブツリーが生成される。さらに、実行順決定手段223が、リクエストに対応させてフィルタの実行順を決定し、接続手段224が、PC文書受信フィルタ315、文書加工フィルタ321、及び、印刷フィルタ331とを接続する。接続手段224は、PC文書受信フィルタ315が取得し処理した画像のデータを、デバイスサービス部400を介して、文書加工フィルタ321に入力させる。接続手段224は、さらに、文書加工フィルタ321が処理した画像のデータを、デバイスサービス部400を介して、印刷フィルタ331に入力させる。接続手段224は、図4(b)の例のように、
デバイスサービス部400をパイプとして、複数のフィルタの接続を実現する。
図4(c)は、図4(b)とは異なるジョブのジョブツリーの例である。図4(c)は、PCから入力される文書が、ハードディスク装置504に格納するジョブに対応したジョブツリーの例であって、PC文書受信フィルタ315、文書加工フィルタ321、及び、保管文書登録フィルタ332が、フィルタ選択手段222によって選択され、接続手段224により実行順に接続されている。
図4(d)は、図4(b)及び図4(c)とは異なるジョブのジョブツリーの例である。図4(d)は、PCからフォントをダウンロードする処理に対応するジョブツリーの例であって、PC文書受信フィルタ315が、データ管理手段410と接続されている。データ管理手段410は、機能実現部300に設けられたフィルタではなく、デバイスサービス部400に設けられているため、図4(d)では、PC文書受信フィルタ315と、データ管理手段410とは、水平方向に互いに異なる位置に配されている。
(PDLによるリクエストの例)
図5は、本発明の一実施の形態に係るMFP1等に入力されるリクエストの例である。図5のリクエストは、PDLによって記述されている。PC文書受信フィルタ315によって、図5のリクエストが解析されることにより、リクエスト管理手段220がジョブツリーの生成等を行う。
図5のリクエストは、先頭から、プリンタジョブ言語(以下、「PJL」という。)によって記述された「文書全体の出力条件a」、PJLによって記述された「1ページ目の出力条件b」、及び、プリンタ言語によって記述された「1ページ目の出力条件及び画像情報c」、が連続して配される構成である。1ページ目の出力条件及び画像情報cに続き、さらに、2ページ目の出力条件dと、2ページ目の出力条件及び画像情報eとが続き、最終ページまで、出力条件と、出力条件及び画像情報とが、連続する。さらに、最終ページの後ろに、PJLによって記述されたデータの終端を表す区切りが配される。
文書全体の出力条件aに含まれる項目は、例えば、以下のものが挙げられる。印刷する部数、媒体の片面に印刷するのか両面に印刷するのかの指定、後処理として綴りを行う場合の綴り位置又は方向、表紙の印刷の有無の指定、合紙印刷の有無の指定、出力の際の仕分けがソート形式かスタック形式かの指定、綴り方法の指定として例えばステープル又はパンチ等、トナーセーブモードを実行するか否かの指定、優先給紙トレイの指定、カラー又はグレースケール等の色数の指定等。
文書全体の出力条件aに含まれる項目は、さらに、例えば、ジャムリカバリーの設定、自動カラー/モノクロ選択等がある。ジャムリカバリーの設定とは、媒体の搬送中にジャムを生じた場合に、ジャムの原因が取り除かれ再びジョブを行う際に、ジョブの先頭から開始するのかジャムが生じる直前に排紙されたところから開始するのかを指定するものである。自動カラー/モノクロ選択とは、例えば、ページ毎にそのページがカラーで表現されているのか、モノクロで表現されているのかを判定するモードを設定するものである。このモードが設定されている場合には、カラーかモノクロかの判定を自動で行い、そうでない場合には、操作者によって入力される選択等に従う。
図5のPJLによって記述された文書全体の出力条件aには、以下の項目が含まれている。出力する文書の部数として、ここでは「2部」である。要求されるジョブの種類として、ここでは「印刷」である。ステープル処理を行うか否かの指定として、ここでは「On」、すなわち、「行う」である。パンチ処理を行うか否かの指定として、ここでは「Off」、すなわち、「行わない」である。
1ページ目の出力条件bに含まれる項目は、例えば、出力する際の用紙のサイズ、CMYK又はRGB等の画像情報が使用している色空間、CMYK等の何れのプレーンを用いるかを指定する使用プレーンの指定、用紙を給紙する給紙トレイの指定、媒体の種類、画像を表現する階調の数、両面印刷の場合の媒体上の印刷面の指定として例えば表面又は裏面等がある。
1ページ目の出力条件bに含まれる項目は、さらに、例えば、リミットレス給紙の設定、又は、ページカウントの設定等がある。リミットレス給紙の設定とは、例えば、所定の用紙サイズの媒体に印刷して出力する場合に、指定された給紙トレイが空になった場合に、同一の用紙サイズの媒体を格納している他の給紙トレイから、給紙を行うか否かの設定である。また、ページカウントの設定とは、例えば、ページ単位等で課金を行う場合に必要となる、印刷出力する画像の数を計数するか否かの設定である。
1ページ目の出力条件bに含まれる項目は、さらに、例えば、画像を加工処理する際の加工条件が含まれる。加工条件とは、例えば、回転処理、集約処理、合成処理、変倍処理、白黒反転処理、ネガポジ処理、ミラー反転処理、色調整、又は、ページ並べ替えの、それぞれの処理の設定である。なお、ページ並べ替え処理とは、例えば、集約処理して出力した媒体を中綴じによりブック形式に綴る場合に、綴られた状態でページ順に並ぶように、各画像の並び順を並べ替える処理である。
図5の1ページ目の出力条件bには、以下の項目が含まれている。1ページ目の文書を出力する用紙のサイズとして、ここでは「A4」である。用紙を給紙する給紙トレイの指定として、ここでは「トレイ1」である。加工処理の指定として、ここでは「回転(90度)」、すなわち、90度の回転を「行う」である。
1ページ目の出力条件及び画像情報cに含まれる項目のうち、出力条件には、例えば、画像サイズが挙げられる。図5の1ページ目の出力条件及び画像情報cには、画像サイズとして、ここでは「4000x6000」、すなわち、縦4000画素、横6000画素の指定が含まれており、さらに、画像のイメージデータである画像情報が含まれている。
以上の条件に基づき、フィルタ選択手段222がフィルタを選択し、ジョブツリー生成手段が選択されたフィルタとプリンタアクティビティ210aとを接続してジョブツリーを生成し、プリンタアクティビティ210aが加工条件及び出力条件を設定してフィルタの制御を行い、ジョブを実現する。
(印刷ジョブのジョブツリーを生成し、印刷を実行する処理の例のシーケンス)
図6から図8は、印刷ジョブのジョブツリーを生成し、印刷を実行する処理の例のシーケンス図であって、図6は、PC文書受信フィルタ315によってリクエストの受信が開始される処理の例のシーケンス図、図7は、リクエスト管理手段220によって、ジョブツリーが生成される処理の例のシーケンス図、図8は、生成されたジョブツリーに基づき、印刷ジョブが実行される処理の例のシーケンス図である。
なお、図6から図8における「プリンタアクティビティ210a」は、図1の実行制御手段210に対応する。
(PC文書受信フィルタ315によってリクエストの受信が開始される処理の例のシーケンス)
図6のステップS101では、PCから送信されたリクエストの受信が開始されることに基づき、通信サーバ120からプリンタアクティビティ210aに対し、アクティビティ条件を生成する要求が出力される。プリンタアクティビティ210aは、要求に基づいて、ジョブを制御するのに必要な条件項目のリストを生成する。
ステップS101に続いてステップS102に進み、通信サーバ120からPC文書受信フィルタ315に対し、画像の入力の条件を生成する要求が出力される。PC文書受信フィルタ315は、要求に基づいて、ジョブを構成する処理を行うのに必要な条件項目のリストを生成する。
ステップS102に続いてステップS103に進み、通信サーバ120からPC文書受信フィルタ315に対し、画像の入力の条件が出力される。画像の入力の条件は、例えば、入出力のアクセスの情報、データのタイプ、その他の設定等である。入出力のアクセスの情報とは、例えば、異なるデバイスのうちどのデバイスにアクセスしてデータの入出力を行うかを表す情報であり、データのタイプとは、例えば、PDLで記述された印刷ジョブのリクエスト、又は、PCからのファクシミリ送信ジョブのリクエスト等である。その他の設定とは、例えば、リクエストを記述している言語の種類、又は、文字コード等、である。
ステップS103に続いてステップS104に進み、通信サーバ120からリクエスト管理手段220に対し、ジョブツリーを生成する処理の要求が出力される。ステップS104に続いてステップS105に進み、リクエスト管理手段220からプリンタアクティビティ210aに対し、プリンタアクティビティ210aの処理の論理構成を生成する要求が出力される。この要求に基づき、プリンタアクティビティ210aが、プリンタアクティビティの処理の論理構成を生成する。これにより、プリンタアクティビティ210aが、処理を行うことができるようになる。
なお、「処理の論理構成を生成する」とは、例えば、処理手段がソフトウェアプログラムとして構成される場合には、そのインスタンスを生成することである。処理の論理構成を生成するとは、また例えば、その処理を実行するモジュールをメモリ上に展開することであってもよい。処理の論理構成を生成するとは、さらに、その処理を実行するハードウェア等の電源を投入することであってもよい。
ステップS105に続いてステップS106に進み、リクエスト管理手段220からPC文書受信フィルタ315に対し、 PCからの文書受信の処理の論理構成を生成する要求が出力される。この要求に基づき、PC文書受信フィルタ315が、PCからの文書受信の処理の論理構成を生成する。これにより、PC文書受信フィルタ315が、処理を行うことができるようになる。
ステップS106に続いてステップS107に進み、リクエスト管理手段220が、プリンタアクティビティ210aとPC文書受信フィルタ315とを接続することにより、ジョブツリーを生成する。ステップS107で生成されたジョブツリーは、例えば、図4(a)で示す構成を有する。
ステップS107に続いてステップS108に進み、リクエスト管理手段220からプリンタアクティビティ210aに対し、処理の実行の要求が出力される。ステップS108に続いてステップS109に進み、プリンタアクティビティ210aからPC文書受信フィルタ315に対し、処理の実行準備の要求が出力される。この要求に基づき、PC文書受信フィルタ315が、処理の実行準備を行う。
ステップS109に続いてステップS110に進み、プリンタアクティビティ210aからPC文書受信フィルタ315に対し、処理の実行の要求が出力される。ステップS110に続いてステップS111に進み、PC文書受信フィルタ315が、ステップS110で受け付けた要求に基づき、処理を実行する。より詳細には、ネットワーク通信手段503に対して、受信しているデータの引き取りを要求し、そのデータを受け取る。
ステップS111に続いてステップS112に進み、PC文書受信フィルタ315が、ステップS111で受け取ったデータである、PDLによって記述されたリクエストの解析を行う。
なお、ステップS111の処理と、ステップS112の処理は、パイプライン的に行われてよい。すなわち、ステップS111において受け取られた分のデータを、ステップS112において処理をすることを繰り返して、リクエストの解析を行う。
(ジョブツリーが生成される処理の例のシーケンス)
図7のステップS113は、図6のステップ112において、PC文書受信フィルタ315が、解析したリクエストに基づき実行される。より詳細には、例えば、図5において、文書の出力条件aに含まれている「要求の種類(印刷)」が解析によって取得されることにより、要求の種類が確定した後に実行される。ステップS113では、PC文書受信フィルタ315からプリンタアクティビティ210aに対し、PDLによって記述されたリクエストの解析により、ジョブの内容が確定した通知が出力される。
ステップS113に続いてステップS114に進み、プリンタアクティビティ210aからPC文書受信フィルタ315に対し、ジョブの内容の取得要求が出力され、この取得要求に基づいて、プリンタアクティビティ210aが、ジョブの内容を取得する。
ステップS114に続いてステップS115に進み、プリンタアクティビティ210aから加工フィルタ320に対し、画像の加工の条件を生成する要求が出力される。この要求に基づいて、加工フィルタ320が、画像の加工処理に必要な条件項目のリストを生成する。
ステップS115に続いてステップS116に進み、プリンタアクティビティ210aから印刷フィルタ331に対し、画像の印刷の条件を生成する要求が出力される。この要求に基づいて、印刷フィルタ331が、画像の印刷処理に必要な条件項目のリストを生成する。
ステップS116に続いてステップS117に進み、プリンタアクティビティ210aからリクエスト管理手段220に対し、ジョブツリーの生成の要求を出力する。この要求に基づき、ステップS118及びステップS119の処理が行われる。
ステップS117に続くステップS118では、リクエスト管理手段220から加工フィルタ320に対し、画像の加工処理の論理構成を生成する要求が出力される。この要求に基づき、加工フィルタ320が、画像の加工処理の論理構成を生成する。これにより、加工フィルタ320が、リクエストによって指示された処理を行うことができるようになる。
ステップS117又はステップS118に続くステップS119では、リクエスト管理手段220から印刷フィルタ331に対し、画像の印刷処理の論理構成を生成する要求が出力される。この要求に基づき、印刷フィルタ331が、画像の印刷処理の論理構成を生成する。これにより、印刷フィルタ331が、リクエストによって指示された処理を行うことができるようになる。
なお、ステップS118とステップS119とは、非同期に行われてよく、ステップS117に続く処理であればよい。
ステップS118及びステップS119の処理が終了した後、ステップS120に進み、リクエスト管理手段220が、ステップS107で生成されたジョブツリーに、加工フィルタ320と印刷フィルタ331とを接続することにより、PCから入力された画像を印刷する印刷ジョブに対応するジョブツリーを生成する。ステップS120で生成されたジョブツリーは、例えば、図4(b)で示す構成を有する。
ステップS120に続いてステップS121に進み、リクエスト管理手段220からプリンタアクティビティ210aに対し、ステップS120で生成されたジョブツリーに基づく、ジョブの実行の要求が出力される。
(生成されたジョブツリーに基づき、印刷ジョブが実行される処理の例のシーケンス)
図8のステップS122は、図7の処理と非同期に実行され、図6のステップS112におけるリクエストの解析が進み、文書全体の印刷条件が確定した後に実行される。なお、文書全体の印刷条件が確定するとは、例えば、PC文書受信フィルタ315が、図5における「文書の出力条件a」の部分の解析を終了した状態をいう。
ステップS122では、PC文書受信フィルタ315からプリンタアクティビティ210aに対し、文書全体の印刷条件が確定した通知が出力される。ステップS122に続いてステップS123に進み、プリンタアクティビティ210aからPC文書受信フィルタ315に対し、文書全体の印刷条件の取得要求が出力され、この要求に基づき、PC文書受信フィルタ315からプリンタアクティビティ210aに対し、文書全体の印刷条件が出力される。
ステップS123に続いてステップS124に進み、プリンタアクティビティ210aから印刷フィルタ331に対し、文書全体の印刷条件の設定要求が出力される。この要求に基づいて、印刷フィルタ331が、文書全体の印刷条件を設定する。
ステップS125は、ステップS122と非同期に実行され、図6のステップS112におけるリクエストの解析が進み、1ページ目の印刷条件が確定した後に実行される。なお、1ページ目の印刷条件が確定するとは、例えば、PC文書受信フィルタ315が、図5における「1ページ目の出力条件b」の部分の解析を終了した状態をいう。
ステップS125では、PC文書受信フィルタ315からプリンタアクティビティ210aに対し、1ページ目の印刷条件が確定した通知が出力される。ステップS125に続いてステップS126に進み、プリンタアクティビティ210aからPC文書受信フィルタ315に対し、1ページ目の印刷条件の取得要求が出力され、この要求に基づき、PC文書受信フィルタ315からプリンタアクティビティ210aに対し、1ページ目の印刷条件が出力される。
ステップS126に続いてステップS127に進み、プリンタアクティビティ210aから印刷フィルタ331に対し、1ページ目の印刷条件の設定要求が出力される。この要求に基づいて、印刷フィルタ331が、1ページ目の印刷条件を設定する。
ステップS128は、ステップS122及びステップS125と非同期に実行され、図6のステップS112におけるリクエストの解析が進み、1ページ目の出力条件bの解析が終了し加工条件が確定した後に実行される。なお、加工条件が確定するとは、例えば、PC文書受信フィルタ315が、図5における「1ページ目の出力条件b」の解析を終了した状態をいう。
ステップS128では、PC文書受信フィルタ315からプリンタアクティビティ210aに対し、1ページ目の加工条件が確定した通知が出力される。ステップS128に続いてステップS129に進み、プリンタアクティビティ210aからPC文書受信フィルタ315に対し、1ページ目の加工条件の取得要求が出力され、この要求に基づき、PC文書受信フィルタ315からプリンタアクティビティ210aに対し、1ページ目の加工条件が出力される。
ステップS129に続いてステップS130に進み、プリンタアクティビティ210aから加工フィルタ320に対し、1ページ目の加工条件の設定要求が出力される。この要求に基づいて、加工フィルタ320が1ページ目の加工条件を設定する。
ステップ131は、ステップS122、ステップS125、及び、ステップS128と非同期に実行され、図6のステップS112におけるリクエストの解析が進み、1ページ目の出力条件及び画像情報cに含まれている「画像情報」の一部又は全部が、PC文書受信フィルタ315によって取得される毎に実行される。ステップS131では、取得される画像情報に基づき、画像が描画される。
ステップS122からステップS131の処理が終了した後、又は、これらの処理と非同期に、ステップS132に進み、プリンタアクティビティ210aから印刷フィルタ331に対し、印刷処理の実行要求が出力される。
ステップS132に続いてステップS133に進み、印刷フィルタ331から加工フィルタ320に対し、画像を取得して加工する要求が出力される。ステップS133に続いてステップS134に進み、加工フィルタ320からPC文書受信フィルタ315に対し、画像を取得する要求が出力される。この要求に基づいて、PC文書受信フィルタ315が、ステップS131で描画した画像を加工フィルタ320に対して出力する。
ステップS134に続いてステップS135に進み、加工フィルタ320が、ステップS134に基づいて取得した画像を、ステップS130で設定した加工条件に従って、加工し、印刷フィルタ331に対して出力する。ステップS135に続いてステップS136に進み、印刷フィルタ331が、ステップS135で取得した画像を処理し、プロッタ502に対して出力する。ステップS136に基づいて、プロッタが印刷処理を行い、画像が媒体上に形成され、MFP1から排出される。
以上の図7及び図8で説明したシーケンスでは、PC文書受信手段315による印刷条件の解析が進む段階毎に、解析された印刷条件に対応する処理手段が選択され、さらに、それらの処理手段がその条件を設定して処理を行っている。このように、ジョブの実行条件が解析される段階毎に、解析された実行条件に対応する処理手段が選択され、さらに、処理手段毎の処理が非同期に実行されることで、ジョブの実行が指示されてからジョブが終了するまでの時間を短くすることができる。
(入力される画像を、画像出力装置毎に対応する画像フォーマットに変換して処理する例)
図9は、入力される画像を、画像出力装置毎に対応する画像フォーマットに変換して処理する例である。図9(a)は、PCから、例えば、ネットワーク等を介して又は直接入力される画像が、記憶装置に格納される場合の例である。図9(a)では、PCから、RGB色空間で表現される画像フォーマットの画像が入力される。PC文書受信フィルタ315は、画像フォーマットを、CMYK色空間で表現される画像フォーマットに変換し、加工フィルタ320に対して出力する。加工フィルタ320、及び、保管文書登録フィルタ332が、CMYK色空間で表現される画像フォーマットの画像を処理することにより、ハードディスク装置504に、画像が格納される。
図9(b)は、図9(a)とは異なる場合の例であって、複数の画像フォーマットの画像を、それぞれ、ハードディスク装置504に格納する場合の例である。図9(b)では、PCから入力されるRGB色空間で表現される画像フォーマットの画像を、PC文書受信フィルタ315が処理し、CMYK色空間で表現される画像フォーマットの画像と、RGB色空間で表現される画像フォーマットの画像とを出力する。CMYK色空間で表現される画像フォーマットの画像と、RGB色空間で表現される画像フォーマットの画像とが、それぞれ、加工フィルタ320、及び、保管文書登録フィルタ332によって処理されることにより、それら2つの画像のデータが、ハードディスク装置504に格納される。
(画像の合成を行う場合の例)
図10は、画像を合成する処理を説明する図である。図10では、PCから入力される第一の画像と、ハードディスク装置504から読み出される第二の画像とを合成した一の画像が、ファクシミリ505によってファクシミリ送信される処理の例である。
図10では、PC文書受信フィルタ315によって処理された第一の画像、及び、保管文書読出フィルタ312によって処理された第二の画像を、加工フィルタ320が処理することにより、一の画像が生成する。加工フィルタ320が生成した一の画像を、FAX送信フィルタ334が処理することにより、ファクシミリ送信が行われる。
なお、図10の例では、第一の画像、第二の画像、及び、一の画像は、全て同一の画像フォーマットとして、RGB色空間によって表現される画像フォーマットを有している。MFP1の内部処理で、汎用的な画像フォーマットが、共通的に使用されることにより、例えば、画像フォーマットの変換処理による画像の品質の低下を防ぐことができる。
(画像入力手段と画像出力手段とを選択する画面の例)
図11は、操作者が画像入力手段と画像出力手段とを選択する際の、選択の入力を促す画面の例である。図11の画面は、例えば、ユーザインタフェース部100が有するローカルUI部110又は通信サーバ120によって接続されたクライアントPC等に表示される。
図11(a)では、PCからの入力が初期値として定められており、画像出力装置は、操作者が入力することにより、選択されるようになっている。図11(a)において、操作者が「入力」ボタンを押下等することにより、(a1)画面に遷移する。(a1)画面は、画像入力手段を選択する画面であって、画像処理装置1に接続され、使用可能な状態である画像入力手段の一覧が表示されている。図11の例では、ハードディスク装置が使用可能な状態であり、選択をすることができる。
また、図11(a)において、操作者が「出力」ボタンを押下等することにより、(a2)画面に遷移する。(a2)画面は、画像出力手段を選択する画面であって、画像処理装置1に接続され、使用可能な状態である画像出力手段の一覧が表示されている。図11の例では、プロッタ、ハードディスク装置、及び、ファクシミリが使用可能な状態であり、これらの一つまたは複数を選択することができる。
図11(b)は、図11(a)において、画像入力手段としてPCからの入力、画像出力手段として、プロッタが選択された場合の例である。図11(b)では、さらに「再利用性重視」及び「生産性重視」のうち、何れか一つを選択する選択欄が設けられている。この選択欄は、画像の処理を行う際の、画像フォーマットを選択するものであって、「再利用性重視」は、例えば、RGB色空間によって表現される、汎用的な画像フォーマットであり、「生産性重視」は、例えば、CMYK色空間によって表現される、所定の画像出力装置に対応する画像フォーマットである。
この選択欄は、画像出力手段に対応して、画像フォーマットの選択が可能な場合にのみ、設けられる構成であってもよい。画像フォーマットの選択が可能な場合とは、例えば、ハードディスク装置が画像出力手段として選択された場合である。
(フィルタを選択してジョブを生成する処理の例のフロー)
図12及び図13は、操作者が、図11等に示された画面に基づいて、選択を行うことにより、ジョブの内容が決定される処理の例のフロー図である。図12は、画像入力手段としてハードディスク装置505からのデータの読み出しを含み、画像出力手段としてハードディスク装置505へのデータの書き出し、及び、ファクシミリ送信を含む、画像処理装置の例であり、図13は、画像入力手段として、さらに、ファクシミリによる受信を含む場合の例である。
なお、図12及び図13において、特に明記しない限り、操作者によって入力される各情報等は、ローカルUI部110又は通信サーバ120によって取得される。
図12のステップS11では、例えば、図11(a1)に示す画面に基づき、操作者が画像入力手段の選択を入力することにより、デバイス選択手段221が、画像入力手段を選択する。ステップS11に続いてステップS12に進み、デバイス選択手段221が、ステップS11で選択された画像入力手段の中に、ハードディスク装置505が含まれているか否かを判断する。含まれている場合には、ステップS13に進み、含まれていない場合には、ステップS14に進む。
ステップS12に続くステップS13では、操作者が読出文書のパス名等を入力することにより、読出文書が選択され、リクエスト管理手段22がそのパス名等を取得する。
ステップS12又はステップS13に続くステップS14では、操作者が加工処理の内容を選択又は入力等することにより、加工処理の内容が決定し、リクエスト管理手段22がその内容を取得する。
ステップS14に続いてステップS15に進み、例えば、図11(a2)に示す画面に基づき、操作者が画像出力手段の選択を入力することにより、デバイス選択手段221が、画像出力手段を選択する。ステップS15に続いてステップS16に進み、デバイス選択手段221が、ステップS15で選択された画像出力手段の中に、ハードディスク装置が含まれているか否かを判断する。含まれている場合には、ステップS17に進み、含まれていない場合には、ステップS18に進む。
ステップS16に続くステップS17では、操作者が出力先となるファイルのパス名等である、保管文書名を入力することにより、リクエスト管理手段22がその保管文書名等を取得する。
ステップS16又はステップS17に続くステップS18では、デバイス選択手段221が、ステップS15で選択された画像出力手段の中に、ファクシミリが含まれているか否かを判断する。含まれている場合には、ステップS19に進み、含まれていない場合には、ステップS20に進む。
ステップS18に続くステップS19では、操作者がファクシミリの送信先のファクシミリ番号を入力することにより、リクエスト管理手段22が、そのファクシミリ番号を取得する。
ステップS18又はステップS19に続くステップS20では、リクエスト管理手段22が、ステップS11で選択された画像入力手段、ステップS13で入力されたパス名に対応する画像のデータに含まれる画像の画像フォーマット、又は、ステップS15で選択された画像出力手段等に基づき、ジョブに対応する画像フォーマットが複数か否かを判断する。複数の場合にはステップS21に進み、複数ではない場合にはステップS22に進む。
ステップS20に続くステップS21では、例えば、図11(b)に示された画面に基づき、操作者が画像フォーマットを選択することにより、リクエスト管理手段22がその画像フォーマットの選択を取得する。
ステップS20又はステップS21に続くステップS22では、操作者が画像を出力する際の出力条件を入力することにより、リクエスト管理手段22が、その出力条件を取得する。
ステップS22に続いてステップS23に進み、リクエスト管理手段22が、操作者によって「OK」又は「キャンセル」が押下されたか否かを判断する。「OK」が選択され押下された場合には、ステップS24に進み、「キャンセル」が選択され押下された場合には、ステップS11に戻る。なお、「OK」又は「キャンセル」の何れも選択されない場合には、リクエスト管理手段22は、そのまま待機してもよく、また、所定の時間が経過した後に、ステップS11に戻る構成でもよい。
ステップ23に続くステップS24では、ステップS11からステップS23において選択等された条件に基づいて、リクエスト管理手段22又は実行制御手段21等により、ジョブが実行される。
図13のステップS31からステップS33の処理は、図12のステップS11からステップS13の処理と同一であるので、これらのステップの説明は、ここでは省略する。
図13のステップS34では、デバイス選択手段221が、ステップS31で選択された画像入力手段の中に、ファクシミリが含まれるか否かを判断する。含まれている場合には、ステップS35に進み、含まれていない場合には、ステップS36に進む。
ステップS34に続くステップS35では、操作者がファクシミリを受信する際の相手のファクシミリ番号を入力することにより、リクエスト管理手段22がそのファクシミリ番号を取得する。
ステップS34又はステップS35に続いてステップS36以降の処理が行われる。ステップS36からステップS45の処理は、図12のステップS14からステップS23の処理と同一であるので、これらのステップの説明は、ここでは省略する。
ステップS46では、ステップS31からステップS45において選択等された条件に基づいて、リクエスト管理手段22又は実行制御手段21等により、ジョブが実行される。なお、ステップS34において、ファクシミリが画像入力手段として選択された場合には、ファクシミリが受信されるまで、ジョブの実行は中止される。
(コンピュータの構成)
図14は、本実施形態の画像処理装置を実現するコンピュータの構成図である。図12のコンピュータは、主処理部900、入力デバイス910、表示装置920、プリンタ930、スキャナ940、及び、HDD990を有する。主処理部900は、コンピュータの機能を実現する主たる部分であり、CPU901、ROM908、及び、RAM909を有する。CPU901は、コンピュータプログラムをROM908等から読み出し、RAM909に展開することにより、本発明のコンピュータプログラムを実行する。ROM908は不揮発性のメモリであり、コンピュータプログラム等のCPU901によって実行されるプログラム、及び、画像処理装置の制御に必要なパラメータ等を保持する。RAM909は、CPU901が処理を行う際の、ワークメモリである。
入力デバイス910は、例えば、キーボード等であり、操作者が指示の入力を行う際に使用する。表示装置920は、コンピュータの状態等の表示を行う。プリンタ930は、画像を媒体に形成して出力する装置であり、スキャナ940は、媒体上に形成された画像を光学的に読み取る装置である。HDD990は、画像のデータ等の大容量のデータを格納する。
本発明のコンピュータプログラムは、HDD990、又は、ROM908に格納される他に、その他図示しないドライブ装置に挿入可能な記録媒体に格納されていてもよい。
なお、特許請求の範囲における各手段と、本実施の形態における手段又はフィルタ名とは、次のように対応する。「処理手段」は「処理手段」又は「フィルタ」に対応する。「選択手段」は「フィルタ選択手段」に対応する。「実行順決定手段」は「実行順決定手段」に対応する。「接続手段」は「接続手段」に対応する。「ジョブツリー生成手段」は「ジョブツリー生成手段」に対応する。「解析手段」は「解析手段」に対応する。「実行制御手段」は「実行制御手段」に対応する。「クライアント受信処理手段」は「PC受信フィルタ」に対応する。「加工処理手段」は「加工フィルタ」に対応する。「印刷処理手段」は「印刷フィルタ」に対応する。
以上、発明を実施するための最良の形態について説明を行ったが、本発明は、この最良の形態で述べた実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
本発明の一実施の形態に係る画像処理装置のジョブを実行する手段等の構成の例の図。 パイプ&フィルタアーキテクチャの概念を説明するための図。 本発明の一実施の形態に係る画像処理装置の機能構成の例の図。 フィルタを選択してジョブを構成する処理の例の概念図。 ページ記述言語によるリクエストの例の図。 PC文書受信フィルタ315によってリクエストの受信が開始される処理の例のシーケンス図。 リクエスト管理手段220によってジョブツリーが生成される処理の例のシーケンス図。 生成されたジョブツリーに基づき、印刷ジョブが実行される処理の例のシーケンス図。 入力される画像を、画像出力装置毎に対応する画像フォーマットに変換して処理する例を説明する図。 画像を合成する処理を説明する図。 操作者が画像入力手段と画像出力手段とを選択する際の、選択の入力を促す画面の例。 ジョブの内容が決定される処理の例のフロー図(その1)。 ジョブの内容が決定される処理の例のフロー図(その2)。 本実施形態の画像処理装置を実現するコンピュータの構成図。
符号の説明
1 MFP
1a 画像形成装置
3a〜3c 解析手段
10、100 ユーザインタフェース部
20、200 コントロール部
30、300 機能実現部
40、400 デバイスサービス部
50、500 デバイス部
110 ローカルUI部
120 通信サーバ
21、210 実行制御手段
22、220 リクエスト管理手段
221 デバイス選択手段
222 フィルタ選択手段
223 実行順決定手段
224 接続手段
225 ジョブツリー生成手段
31、310 入力フィルタ
32、320 加工フィルタ
33、330 出力フィルタ
31a〜31c 入力処理手段
32a 文書加工手段
33a〜33c 出力処理手段
311 読取フィルタ
312 保管文書読出フィルタ
314 FAX受信フィルタ
315 PC文書受信フィルタ
321 文書加工フィルタ
330 印刷フィルタ
332 保管文書登録フィルタ
334 FAX送信フィルタ
335 PC文書送信フィルタ
410 データ管理手段
501 スキャナ
502 プロッタ
503 ネットワーク通信手段
504 ハードディスク装置
505 ファクシミリ
900 コンピュータの主処理部
901 CPU
908 ROM
909 RAM
910 入力デバイス
920 表示装置
930 プリンタ
940 スキャナ
990 HDD

Claims (8)

  1. ジョブを実現する異なる処理毎に設けられた処理手段と、
    前記ジョブの指示であるリクエストに含まれる複数の実行条件を解析する解析手段と、
    前記実行条件が解析される段階毎に、解析された実行条件に対応する処理手段を選択する選択手段と、
    を有する画像処理装置。
  2. 選択された前記処理手段の実行順を決定する実行順決定手段と、
    前記実行順に、一の処理手段の出力を次の処理手段に入力することにより、前記処理手段の間の接続を実現する接続手段と、
    を有する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記処理手段の実行を制御する実行制御手段と、
    前記実行制御手段に前記処理手段が接続されたジョブツリーを生成するジョブツリー生成手段と、
    を有する請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記実行制御手段は、前記実行条件が解析される段階毎に、前記処理手段を実行させる請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記実行制御手段は、異なる処理手段を非同期に実行させる請求項3記載の画像処理装置。
  6. 前記ジョブが、当該画像処理装置に接続されたクライアント装置から指示される印刷ジョブの場合に、
    前記選択手段は、
    前記クライアント装置からのリクエストの受信に基づいて、前記クライアント装置からのリクエストを受信するクライアント受信処理手段を選択し、さらに、
    前記解析手段によって解析された加工条件の処理を行う加工処理手段を選択し、
    前記解析手段によって解析された出力条件の処理を行う印刷処理手段を選択する請求項1記載の画像処理装置。
  7. ジョブを実現する異なる処理毎に設けられた処理ステップと、
    前記ジョブの指示であるリクエストに含まれる複数の実行条件を解析する解析ステップと、
    前記実行条件が解析される所定の段階毎に、解析された実行条件に対応する処理ステップを選択する選択ステップと、
    を有する画像処理方法。
  8. コンピュータに、
    ジョブを実現する異なる処理毎に設けられた処理ステップと、
    前記ジョブの指示であるリクエストに含まれる複数の実行条件を解析する解析ステップと、
    前記実行条件が解析される所定の段階毎に、解析された実行条件に対応する処理ステップを選択する選択ステップと、
    を実行させるコンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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