JP2008218928A - ウエハ加熱成膜装置、及びウエハ温度制御方法 - Google Patents
ウエハ加熱成膜装置、及びウエハ温度制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ヒータ3の温度を測定する熱電対5と、半導体ウエハの表面温度を測定する放射温度計15とを備えており、熱電対5及び放射温度計15の各測定値の校正テーブルを温調器9内部に保持している。また、温調器9内部に熱電対5による制御系と、放射温度計15のPID制御系を設け、熱電対5による制御または放射温度計15による制御の切り替えを可能とすることにより、校正テーブル作成時には放射温度計15による半導体ウエハの温度を制御する。
【選択図】図1
Description
すなわち、本発明に係るウエハ温度制御方法は、化学気相成長における半導体ウエハの温度制御方法であって、リアクタチャンバ内のトレイ上に半導体ウエハを載置し、前記半導体ウエハを加熱する加熱手段と、前記加熱手段の温度を検出する接触温度検出手段(熱電対)と、前記接触温度検出手段の温度検出情報に基づいて温度を制御する温調器、及び、温調器に前記半導体ウエハの目標温度を設定する制御機器、温調器からの指示信号に基づいて加熱手段に電力を供給する電源とを備え、また、前記半導体ウエハの温度と接触温度検出手段の測定温度との相関データを作成するための前記半導体ウエハの温度を検出する非接触温度検出手段(放射温度計)を備え、前記温調器は内部に接触温度検出手段の測定温度と半導体ウエハの温度との相関テーブルを保持し、前記温調器は接触温度検出手段により検出した測定温度を入力し、その入力した測定温度から前記の相関テーブルを用いて、前記半導体ウエハの現在温度を随時推定し、その推定温度が前記制御機器より設定される前記半導体ウエハの目標温度となるように前記電源を制御すること、及び、前記半導体ウエハの推定温度をもとに前記温調器のPIDパラメータを設定することを特徴としていると換言することができる。また、上記の構成において、前記温調器は、前記接触温度検出手段により検出する温度を入力し、その入力した現在温度から前記の相関テーブルを用いて、前記半導体ウエハの現在温度を随時推定することにより、その推定温度が前記制御機器より設定される前記半導体ウエハの目標温度となるように前記電源を制御する制御ループAと、非接触温度検出手段により検出する前記半導体ウエハの温度を入力し、その入力した半導体ウエハの現在温度が前記制御機器より設定される前記半導体ウエハの目標温度となるように前記電源を制御する制御ループBの2つの制御ループを備え、それら2つの制御ループはどちらか一方が選択可能で、接触温度検出手段の測定温度と半導体ウエハの温度との相関データを作成するときは、制御ループBを選択し半導体ウエハの温度を制御することが好ましい。
また、本発明に係るウエハ温度制御方法は、次のように換言することもできる。すなわち、本発明に係るウエハ温度制御方法は、化学気相成長における半導体ウエハの温度制御方法であって、リアクタチャンバ内のトレイ上に載置された半導体ウエハの現在温度を接触温度検出手段により検出する温度検出ステップと、予め準備した相関テーブルを用いて検出温度から半導体ウエハの推定温度を推定する半導体ウェハ温度推定ステップと、レシピ情報に基づき温調機の半導体ウエハの目標温度として設定する目標温度設定ステップと、目標温度に応じて温調機から電源に指示信号を出力する指示信号出力ステップと、指示信号にしたがって上記電源がヒータにエネルギーを供給するエネルギー供給ステップとを、第1の制御ループとして温度制御することを特徴としていると換言することもできる。また、上記の構成において、前記半導体ウエハの現在温度を非接触温度検出手段により検出する半導体ウエハの現在温度検出ステップと、温調機の半導体ウエハの目標温度を設定する目標温度設定ステップと、目標温度に応じて温調機から電源に指示信号を出力する指示信号出力ステップと、指示信号にしたがって上記電源がヒータにエネルギーを供給するエネルギー供給ステップとを、第2の制御ループとして温度制御することが好ましく、また、第2の制御ループを用いて、接触温度検出手段の検出温度と半導体ウエハの温度との相関データを作成することが好ましい。
すなわち、本発明に係る温度制御装置は、化学気相成長における半導体ウエハの温度制御装置であって、リアクタチャンバ内のトレイ上に載置された半導体ウエハを加熱するヒータと、均熱板近傍の温度を検出する接触温度検出手段(熱電対)と、半導体ウエハが設定された目標温度になるようにヒータに指示信号を出力する温調器と、温調器からの指示信号に基づいてヒータにエネルギーを供給する電源とを備え、非接触温度検出手段(放射温度計)により測定された半導体ウエハの温度と接触温度検出手段により測定された温度との相関データを準備する相関データ準備手段と、(予め作成されたものを入手する場合または/および相関データを新たに作成する場合)相関データを用いて、接触温度検出手段により検出した温度から、半導体ウエハの推定温度を推定する半導体ウエハ温度推定手段と、温調器の前記半導体ウエハの目標温度を設定する推定温度設定手段とを備えることを特徴としていると換言することができる。また、上記の構成において、半導体ウエハの現在温度を検出する非接触温度検出手段(放射温度計)と、温調器の前記半導体ウエハの目標温度を設定する現在温度設定手段とを備えることが好ましく、半導体ウエハの推定温度または半導体ウエハの現在温度の推移をもとに、温調器のPIDパラメータを設定するPIDパラメータ設定手段を設けていることが好ましい。
2 均熱板
3 ヒータ(加熱手段)
4 回転手段(モータ)
5 熱電対()
6 ヒータ電源(加熱手段)
7 フローチャネル
8 リアクタチャンバ
9 温調器(温調手段)
10 反応ガス供給系
11 除害装置
12 装置プロセス制御用PLC
13 レシピ制御用パソコン
14 半導体ウエハ
15 放射温度計
16 XY軸ステージ
17 ビューポート
18 校正用窓
20 MOCVD装置
Claims (9)
- リアクタチャンバ内に配置されたウエハを加熱するための加熱手段と、
上記ウエハの成膜対象面に成膜原料ガスを供給するための供給手段と、
ウエハの温度を測定するウエハ用温度検出手段と、
上記ウエハの表面温度を非接触の形態で測定する表面温度検出手段とを備えている、ウエハ加熱成膜装置であって、
更に、上記加熱手段の温度を制御する温調手段を備えており、
上記ウエハ用温度検出手段は、
成膜対象であるウエハとは異なる調整用ウエハが上記支持体に支持されている状態では、調整用ウエハと接触するように構成されているとともに、成膜対象であるウエハが上記支持体に支持されている状態では、該ウエハと離間するように構成されており、
上記温調手段は、
上記ウエハ用温度検出手段によって測定される上記調整用ウエハの測定値に基づいて、上記表面温度検出手段によって測定される表面温度測定値を校正するように構成されているとともに、上記校正が施された表面温度測定値を基準にして、上記ウエハ用温度検出手段によって測定される成膜対象であるウエハの測定値を校正するように構成されている、ウエハ加熱成膜装置。 - 上記温調手段には、上記ウエハ用温度検出手段の測定温度と、上記表面温度との相関データを準備する相関データ準備手段が設けられている、請求項1に記載のウエハ加熱成膜装置。
- 上記相関データ準備手段は、上記ウエハ用温度検出手段によって測定された測定値と、上記表面温度検出手段によって測定された表面温度測定値とに基づいて上記相関データを作成するように構成されている、請求項2に記載のウエハ加熱成膜装置。
- 上記相関データ準備手段は、既存の相関データを外部から入力するように構成されている、請求項2に記載のウエハ加熱成膜装置。
- 上記温調手段は、上記表面温度検出手段が測定した表面温度測定値によるフィードバック制御、及び/または、上記ウエハ用温度検出手段が測定した測定値によるPID制御を実行するように構成されている、請求項1から4の何れか1項に記載のウエハ加熱成膜装置。
- ウエハ上へ成膜原料ガスを供給する成膜工程時に行うウエハ温度制御方法であって、
上記成膜工程の前に、
成膜対象ではない調整用ウエハの温度を接触の形態で測定した測定値に基づいて、該調整用ウエハの表面温度を非接触の形態で測定した測定値を校正する前期校正工程と、
成膜対象であるウエハの温度を非接触の形態で測定した測定値を、上記前期校正工程によって校正された表面温度測定値に基づいて校正する後期校正工程とを含んでおり、
上記成膜工程は、
上記後期校正工程によって校正された測定値に基づいて加熱手段の温度を制御する加熱手段制御工程とを含む、ウエハ温度制御方法。 - 請求項1から5の何れか1項に記載の加熱成膜装置を用いたウエハ温度制御方法であって、
上記表面温度検出手段を用いてウエハの表面温度を非接触の形態で測定する表面温度検出工程を含んでおり、
上記供給手段によってウエハの成膜対象面に成膜原料ガスを供給する成膜工程の前に、
上記ウエハ用温度検出手段を成膜対象ではない調整用ウエハに接触させて測定される測定値に基づいて、上記表面温度検出工程によって測定される調整用ウエハの表面温度測定値を校正する前期校正工程と、
上記前期校正工程によって校正された表面温度測定値に基づいて、上記ウエハ用温度検出手段が成膜対象であるウエハから非接触の形態で測定した測定値を校正する後期構成工程とを含み、
上記成膜工程は、
上記後期校正工程によって校正されたウエハ用温度検出手段の測定値に基づいて、加熱手段の温度を温調手段が制御する加熱手段制御工程を含む、ウエハ温度制御方法。 - 上記後期校正工程では、上記ウエハ用温度検出手段によって測定される温度と、表面温度検出工程によって測定されるウエハの表面温度との相関データを作成する相関データ作成工程を含む、請求項6または7に記載のウエハ温度制御方法。
- 上記後期校正工程と上記加熱手段制御工程とは、異なる制御ループで実行される、請求項6から8の何れか1項に記載のウエハ温度制御方法。
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