JP2008218325A - 導光板および平面照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源の指向特性に対応した領域では出射光の量を抑え、他の領域では目的とする量の出射光を出射する。
【解決手段】平面照明装置1は、光源16と、出射面部5または/および反出射面部6には光源16に対応する入射端面部3から光源16の指向特性に対応した領域を鏡面部7とするとともに他の領域には光偏向素子9を設けた導光板2と、少なくとも光源16の両端方向に光源16の表面よりも入射端面部3に近い位置に拡散部を有し、入射端面部3を覆うように出射面部5方向及び反出射面部6方向に延在するリフレクタ11と、これら光源16と導光板2とリフレクタ11とを収納するケース17とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、指向特性を有した光源に対して、光源の指向特性に対応するように入射端面部から指向特性に対応した領域を鏡面部にし、他の領域には光偏向素子を出射面部や反出射面部に設け、また導光板に入射した時の最大屈折角によって導光板の厚さに依存する出射面部や反出射面部に最初に到達する入射端面部からの距離には光偏向素子を設けない導光板と、少なくとも光源の両端方向に光源の表面よりも入射端面部に近い位置に拡散部を有し、導光板の出射面部方向に光偏向素子を設けていない距離まで延在し、同様に反出射面部方向にも光偏向素子を設けていない距離まで延在または反出射面部全体に延在するリフレクタと、これら光源と導光板とリフレクタとを収納するケースとを具備してなる平面照明装置であって、光源の指向特性に対応した領域では出射光の量を抑え、他の領域では目的とする量の出射光を出射することができ、出射面部から観測した時に光源の映り込みが無く、出射面部全体として均一な出射光および複数の光源や発光色の異なる複数の光源からの光でも混合された出射光を得ることができる導光板と、光源から横方向の光を拡散させるとともに導光板から戻ってきた光を反射し、再度導光板内に戻すことができるとともに光源と導光板との接触を回避させることができ、さらに導光板を挟み着けることができ、導光板からの漏れ光を無くすことができるとともに光源と導光板との接触による異常な出射光や複数の異なる発光色の光源による非混合な出射光を回避することができるとともに長時間の使用時に於いても光源からの熱による導光板の変形等を回避することができるリフレクタやこれら導光板を用いた平面照明装置に関するものである。
従来の光源装置としては、放射光を導光板等の中に多く進入させるため、導光板中に嵌合するようにして全てを、透明材を用いているものが知られている。
さらに、より多くの光源を使用できるように光源装置を小型化し、出射部以外の部分が極力省略された光源装置も知られている。
さらに、光源装置に使用されている光源が半導体発光素子(LED等)であり、指向性が強いので、導光板の中心位置に特に輝度やエネルギ値の高い光が直進し、導光板の入射部の反対側方向に進むため、入射部分で拡散するように入射部を表面部から裏面部方向に稜を持つプリズム加工を施して導光板内に入射するときに光を拡散する構成の平面照明装置が知られている。
特開平10−293202号公報
上述した従来の光源装置として、放射光を導光板等の中に多く進入させるため、導光板中に嵌合するようにして全てを、透明材を用いているものでは、光源からの光の指向性がそのままの状態で導光板内に進入するので、指向性に反映したそのままの出射光を得てしまう。このため、光の斑ができてしまう課題と導光板の中心部分に侵入した直線光の利用が少ない課題がある。
さらに、光源装置に使用されている光源が半導体発光素子(LED等)であり、指向性が強いので、導光板の中心位置に特に輝度やエネルギ値の高い光が直進し、導光板の入射部の反対側方向に進むため、入射部分で拡散するように入射部を表面部から裏面部方向に稜を持つプリズム加工を施して導光板内に入射するときに光を拡散する構成の平面照明装置では、厚さに対する横方向に対しては拡散効果を得ることができる。しかし、厚さ方向に対しては拡散されず、横方向に進んだ光の一部分が導光板の側面部部分から外部に漏れる。そのため、出射面からの出射光量が期待ほど得ることができない課題がある。
(発明の目的)
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、以下のような導光板および平面照明装置を提供することにある。すなわち、指向特性を有した光源と、この指向特性を有した光源に対して、光源の指向特性に対応するように入射端面部から指向特性に対応した領域を鏡面部にし、他の領域には光偏向素子を出射面部または/および反出射面部に設け、また導光板に入射した時の最大屈折角によって導光板の厚さに依存する出射面部や反出射面部に最初に到達する入射端面部からの距離には光偏向素子を設けない導光板と、少なくとも光源の両端方向に光源の表面よりも入射端面部に近い位置に拡散部を有し、導光板の出射面部方向に光偏向素子を設けていない距離まで延在し、同様に反出射面部方向にも光偏向素子を設けていない距離まで延在または反出射面部全体に延在するリフレクタと、これら光源と導光板とリフレクタとを収納するケースとを具備してなる様な導光板、リフレクタおよびこれらからなる平面照明装置であって、光源の指向特性に対応した領域では出射光の量を抑え、他の領域では目的とする量の出射光を出射することができ、出射面部から観測した時に光源の映り込みが無く、出射面部全体として均一な出射光および複数の光源や発光色の異なる複数の光源からの光でも混合された出射光を得ることができる。
また、光源から横方向の光を拡散させるとともに導光板から戻ってきた光を反射し、再度導光板内に戻すことができるとともに光源と導光板との接触を回避させることができる。
さらに、リフレクタで導光板を挟み着けることができ、導光板からの漏れ光を無くすことができる。また、光源と導光板との接触による異常な出射光や複数の異なる発光色の光源による非混合な出射光を回避することができるとともに長時間の使用時に於いても光源からの熱による導光板の変形等を回避することができる。
本発明の請求項1に係る導光板は、出射面部または/および反出射面部には光源に対応する入射端面部から光源の指向特性に対応した領域を鏡面部とするとともに他の領域には光偏向素子を設けることを特徴とする。
請求項1に係る導光板は、出射面部または/および反出射面部には光源に対応する入射端面部から光源の指向特性に対応した領域を鏡面部とするとともに他の領域には光偏向素子を設けるので、光源の指向特性に対応した領域では出射光の量を抑え、他の領域では目的とする量の出射光を出射することができる。
また、請求項2に係る導光板は、入射端面部での厚さをTおよび入射端面部から導光板内に光が入射する時の最大屈折角をγとする場合に、入射端面部からCotγとTとの積の値までの距離の間に出射面部または/および反出射面部に光偏向素子を設けないことを特徴とする。
請求項2に係る導光板は、入射端面部での厚さをTおよび入射端面部から導光板内に光が入射する時の最大屈折角をγとする場合に、入射端面部からCotγとTとの積の値までの距離の間に出射面部または/および反出射面部に光偏向素子を設けないので、光源からの光を出射することなく入射端面部から帯状にフラットな鏡面を得ることができる。
さらに、請求項3に係る平面照明装置は、請求項1または2の導光板と、
光源と、
少なくとも光源の両端方向に光源の表面よりも入射端面部に近い位置に拡散部を有し、入射端面部を覆うように出射面部方向及び反出射面部方向に延在するリフレクタと、
これら光源と導光板とリフレクタとを収納するケースとを具備したことを特徴とする。
請求項3に係る平面照明装置は、請求項1または2の導光板と、
光源と、
少なくとも光源の両端方向に光源の表面よりも入射端面部に近い位置に拡散部を有し、入射端面部を覆うように出射面部方向及び反出射面部方向に延在するリフレクタと、
これら光源と導光板とリフレクタとを収納するケースとを具備したので、光源から横方向の光を拡散させるとともに導光板から戻ってきた光を反射し、再度導光板内に戻すことができるとともに光源と導光板との接触を回避させることができる。
また、リフレクタで導光板を挟み着けることができる。
また、請求項4に係る平面照明装置は、リフレクタが、入射端面部での厚さをTおよび入射端面部から導光板内に光が入射する時の最大屈折角をγとする場合に、出射面部方向にCotγとTとの積の値までの距離に延在および反出射面部方向に積の値までの距離に延在または反出射面部全体に延在することを特徴とする。
請求項4に係る平面照明装置は、リフレクタが、入射端面部での厚さをTおよび入射端面部から導光板内に光が入射する時の最大屈折角をγとする場合に、出射面部方向にCotγとTとの積の値までの距離に延在および反出射面部方向に積の値までの距離に延在または反出射面部全体に延在するので、導光板からの出射光に影響なくリフレクタで導光板を挟み着けることができるとともに反出射面部方向に漏れた光を再び導光板内に戻すことができる。
さらに、請求項5に係る平面照明装置は、リフレクタが、光源の出射面の大きさに開口部を有することを特徴とする。
請求項5に係る平面照明装置は、リフレクタが、光源の出射面の大きさに開口部を有するので、リフレクタを光源よりも導光板側に載置しても光源からの出射光を開口部から導光板方向に出射することができる。
以上のように、請求項1に係る導光板は、出射面部または/および反出射面部には光源に対応する入射端面部から光源の指向特性に対応した領域を鏡面部とするとともに他の領域には光偏向素子を設けるので、光源の指向特性に対応した領域では出射光の量を抑え、他の領域では目的とする量の出射光を出射することができる。
そのため、出射面部から観測した時に光源の映り込みが無く、出射面部全体として均一な出射光および複数の光源や発光色の異なる複数の光源からの光でも混合された出射光を得ることができる。
請求項2に係る導光板は、入射端面部での厚さをTおよび入射端面部から導光板内に光が入射する時の最大屈折角をγとする場合に、入射端面部からCotγとTとの積の値までの距離の間に出射面部または/および反出射面部に光偏向素子を設けないので、光源からの光を出射することなく入射端面部から帯状にフラットな鏡面を得ることができる。
そのため、この帯状のフラットな鏡面によってリフレクタを密着させることができる。
また、入射端面部の位置を容易に判断することができ、組み立て等に於ける作業性や信頼性を向上することができる。
請求項3に係る平面照明装置は、請求項1または2の導光板と、
光源と、
少なくとも光源の両端方向に光源の表面よりも入射端面部に近い位置に拡散部を有し、入射端面部を覆うように出射面部方向及び反出射面部方向に延在するリフレクタと、
これら光源と導光板とリフレクタとを収納するケースとを具備したので、光源から横方向の光を拡散させるとともに導光板から戻ってきた光を反射し、再度導光板内に戻すことができるとともに光源と導光板との接触を回避させることができる。
また、リフレクタで導光板を挟み着けることができる。
そのため、光源と導光板との接触による異常な出射光や複数の異なる発光色の光源による非混合な出射光を回避することができ、特に複数の異なる発光色の光源からの光を混合することができる。
また、導光板からの漏れ光を無くすことができる。
さらに、長時間の使用時に於いても光源からの熱による導光板の変形等を回避することができる。
請求項4に係る平面照明装置は、リフレクタが、入射端面部での厚さをTおよび入射端面部から導光板内に光が入射する時の最大屈折角をγとする場合に、出射面部方向にCotγとTとの積の値までの距離に延在および反出射面部方向に積の値までの距離に延在または反出射面部全体に延在するので、導光板からの出射光に影響なくリフレクタで導光板を挟み着けることができるとともに反出射面部方向に漏れた光を再び導光板内に戻すことができる。
そのため、導光板に密着させて設けることができ、光を有効に利用することができ、明るい出射光を得ることができる。
請求項5に係る平面照明装置は、リフレクタが、光源の出射面の大きさに開口部を有するので、リフレクタを光源よりも導光板側に載置しても光源からの出射光を開口部から導光板方向に出射することができる。
そのために、光源と導光板とを接触せずに光源からの出射光を導光板の入射端面部に出射することができるとともに入射端面部からの漏れ光を再び導光板内に戻すことができる。
また、導光板からの漏れ光を無くすことができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る導光板を含む平面照明装置の略断面図、図2は本発明に係る導光板の略正面図、図3は本発明に係るリフレクタの略組斜視図および断面図である。
なお、本発明は、以下のような導光板および平面照明装置を提供するものである。すなわち、導光板の出射面部や反出射面部に入射端面部から反対方向に位置する反入射端面部方向に入射端面部から入射する時の最大屈折角γと入射端面部の厚さとの積の余接関数の値までの距離の間の領域を鏡面部とするとともに光源の指向特性に対応する領域を鏡面部にし、他の領域には光偏向素子を設けた導光板と、光源の出射面の大きさに開口部を設けて拡散部を有し、導光板の出射面部の鏡面部まで延在し、同様に反出射面部の鏡面部まで延在または反出射面部全体に延在するリフレクタと、指向特性を有した光源とから構成される平面照明装置であって、導光板に於いて光源の指向特性に対応した領域では出射光に量を抑え、他の領域では目的とする量の出射光を出射することができ、出射面部から観測した時に光源の映り込みが無い。
また、リフレクタに於いてリフレクタを光源の対向位置に光源の出射面の大きさに開口部を設けて光源の両端方向に光源の表面よりも入射端面部に近い位置に拡散部を有するようにするので、光源から横方向の光を拡散させるとともに導光板から戻ってきた光を反射し、再度導光板内に戻すことができるとともに光源と導光板との接触を回避させて接触による異常な出射光や複数の異なる発光色の光源による非混合な出射光を回避することができるとともに長時間の使用時に於いても光源からの熱による導光板の変形等を回避することができるとともに出射面部全体として均一な出射光および複数の光源や発光色の異なる複数の光源からの光でも混合された出射光を得ることができる。
さらに、入射端面部の厚さに依存する出射光の入射端面部に最短の出射位置まで鏡面部にし、リフレクタで導光板を挟み着けることができ、導光板からの漏れ光を無くすことができる。
平面照明装置1は、図1に示すように、半導体発光素子17を基板等に載置した光源16をリフレクタ11の垂直面13に設けた開口部14の内に収納するように載置し、このリフレクタ11の垂直面13の出射側13aに導光板2を設け、これら光源16やリフレクタ11および導光板2などを収納するケース18からなる構成である。
導光板2は、屈折率が1.4〜1.7程度の透明なアクリル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート(PC)等で形成され、光を導く入射端面部3および入射端面部3の反対側に位置する反入射端面部3bと、導いた光を出射する出射面部5と、この出射面部5の反対側に位置する反出射面部6と、これら出射面部5と反出射面部6とに接続する側面部4とから成る。
導光板2に入射した光は、屈折率γが0≦|γ|≦Sin-1(1/n)の式を満たす範囲で導光板2内に進む。例えば一般の導光板2に使用されている樹脂材料であるアクリル樹脂の屈折率はn=1.49程度であるので、最大入射角は、入射端面部3の出射面部5方向から反出射面部6方向への光および反出射面部6方向から出射面部5方向への光が入射角90°となり、入射端面部3で屈折する屈折角γはγ=0〜±42°程度の範囲内になる。
但し、出射面部5近傍では反出射面部6方向のみのγ=−42°のみ、反出射面部6近傍では出射面部5方向のみのγ=+42°のみとなる。
さらに、屈折角γ=0〜±42°の範囲内で導光板2内に入射した光は、導光板2と空気層(n=1)との境界面において、Sinα=(1/n)の式により臨界角を表わすことができる。例えば一般の導光板2に使用されている樹脂材料であるアクリル樹脂の屈折率はn=1.49程度であるので臨界角αはα=42°程度になる。そして、導光板2の出射面部5や反出射面部6に光線を偏向する凸や凹等が無かったり、臨界角αを越えなければ、導光板2内の光は出射面部5や反出射面部6で全て全反射しながら反入射端面部3b方向へ進むことになる。
また、導光板2は、出射面部5や反出射面部6の入射端面部3から反入射端面部3b方向へ任意の距離まで鏡面部7とする。
尚、この鏡面部7の幅(入射端面部3から反入射端面部3b方向へ任意の距離)は導光板2の入射端面部3での厚さTに依存して、入射端面部3から最短距離の出射面部5や反出射面部6の方向へ全反射光が進むもので、入射端面部3から導光板2内に光が入射する時に、先に説明したように最大屈折角γはγ=±42°であって出射面部5方向に向かった光は出射面部5に対して入射角が48°となり、先に説明したのと同様に鏡面である場合には全反射をして反出射面部6方向に反射光を進める。
同様に反出射面部6方向に向かった光は反出射面部6に対して入射角が48°となり、鏡面である場合には全反射をして出射面部5方向に反射光を進める。
そのために、入射端面部3での厚さTと最大屈折角γとの間に入射端面部3からCotγとTとの積までの距離の間には全反射光が存在しないので、この出射面部5と反出射面部6には光偏向素子9等を設けないで鏡面部7とする。
さらに、導光板2は出射面部5や反出射面部6の入射端面部3から反入射端面部3b方向へ入射端面部3近傍に載置した光源16の半導体発光素子17に対応する位置の入射端面部3から反入射端面部3b方向への光源16の指向特性に対応した領域8を鏡面とする。
尚、この鏡面領域8のサイズや領域形状は、半導体発光素子17や光源16から導光板2の入射端面部3に投射する光形状であって、図1や図2に示すように円弧状の幅や曲率等は出射光の指向特性によって異なるもので、何れにせよ指向特性に対応させた領域8を鏡面領域8とする。
また、導光板2は出射面部5や反出射面部6には、上記の鏡面領域8や鏡面部7以外の領域に光偏向素子9を設けて臨界角に近い反射光や臨界角を破るように屈折させて、これらの部分から外部に出射することができる。
このように、先の説明でも分かるように鏡面部7よりも反入射端面部3b方向の出射面部5や反出射面部6には互いに反対側の面で全反射させた光が存在するために、この鏡面部7よりも反入射端面部3b方向に光偏向素子9等を設けると臨界角を破り外部に光を出射する。このため、指向性の強い半導体発光素子17等の指向性出射領域に対応する位置の領域8を鏡面にすることによって出射面部5から観測した時に光源の映り込みが無く、必要とする出射面部5全体として均一な出射光を得ることができる。
また、この帯状のフラットな鏡面部7によってリフレクタ11を密着させることができるとともに入射端面部3の位置を容易に判断することができ、組み立て等に於ける作業性や信頼性を向上することができる。
光源16は、基板等に直接半導体発光素子17を載置しても良く、またインジェクションないしトランスファーモルド等であっても良くパターンをインサート成形によって樹脂にパターン形状を形成した燐青銅材等からなるリードフレームを挿入してリードフレーム上に成型樹脂によって形成した後に半導体発光素子17をダイボンディングやワイヤーボンディングしたものでも良い。
尚、形成する樹脂は、変成ポリアミド、プリブチレンテレフタレート、ナイロン46や芳香族系ポリエステル等からなる液晶ポリマなどの絶縁性の有る材料に、光の反射性を良くするとともに遮光性を得るためにチタン酸バリウム等の白色粉体を混入させたものを加熱射出成形する。
また、加熱射出成形する時の金型に於いて、出射方向周辺に対応する部分には、微細な凸凹の加工が施してある。
半導体発光素子17は、4元素化合物やInGaAlP系、InGaAlN系、InGaN系等の化合物の半導体チップ等からなる高輝度発光素子であり、アレー状にR(赤色発光)G(緑色発光)B(青色発光)を並べたり、単色発光の半導体発光素子17を並べる。
また、青色発光の半導体発光素子17と黄色発光の波長変換材料である蛍光材とを用いて青色発光の半導体発光素子17自身からの青色の光を出射させ、この半導体発光素子17の青色光によって励起し、黄色発光の蛍光材による黄色の発光した光が青色の発光色との混合によって白色の光を出射させた擬似白色のものでも良い。
尚、ここでは光源16の電極端子や接続リード線や配線等は省略し図示しない。
リフレクタ11は、図3に示すように上方に幅の狭い上面12とこの反対側に位置する下面15およびこれら上面12と下面15とを接続する垂直面13とから構成されている。また、垂直面13は導光板2の入射端面部3に対向する側を出射側13a、その反対側を反出射側13bとし、垂直面13には光源16の半導体発光素子17を載置した位置に対応する位置に開口部14を設ける。
さらに、リフレクタ11はアクリル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート(PC)等の熱可塑性樹脂を成形し、拡散部には酸化チタンのような白色材料を混入させて反射効率を上げたり、散乱反射させるために微細な凸凹の加工を施してある。
尚、拡散部は導光板2と対向する(出射面部5や反出射面部6および入射端面部3)図3での12の導光板2側、15および13aである。
また、特に入射端面部3に近い位置に拡散部によって光源16の出射面部や半導体発光素子17から横方向の光を拡散させることができる。
さらに、拡散部によって導光板2(反入射端面部3b)から戻ってきた光を反射し、再度導光板2内に戻すことができる。
またさらに、光源16や半導体発光素子17と導光板2との接触による異常な出射光や複数の異なる発光色の光源16や半導体発光素子17による非混合な出射光を回避することができ、特に複数の異なる発光色の光源16や半導体発光素子17からの光を混合することができる。
開口部14は、光源16の出射面部や半導体発光素子17の出射面の大きさにし、一部分を挿入できるようにして導光板2側に少しの空隙を設け、光源16の出射面部や半導体発光素子17の出射面と導光板2の入射端面部3との接触を回避させる。
さらに、長時間の使用時に於いても光源16からの熱による導光板2の変形等を回避することができる。
また、リフレクタ11は導光板2の入射端面部3からの鏡面部7に対応した幅に出射面部5や反出射面部6を覆い導光板2からの出射光に影響なくリフレクタ11で導光板2を挟み着けることができるようにする。
尚、これは先に導光板2において、入射端面部3での厚さをTおよび入射端面部3から導光板2内に光が入射する時の最大屈折角をγとする場合に、入射端面部3からCotγとTとの積の値までの距離に等しい。
さらに、リフレクタ11は導光板2の反出射面部6全体に延在するので、反出射面部6方向に漏れた光を再び導光板2内に戻すことができる。
ケース18は、強度を有した熱可塑性樹脂に例えば酸化チタンのような白色材料を混入した樹脂や熱可塑性樹脂等のプラスチック樹脂やアルミダイキャスト等の金属などから形成され、導光板2や光源16およびリフレクタ11等を収納し、場合によっては上部に図示しない拡散体を(導光板2の上)載置する。
尚、ここでは図示しないが、拡散体は、透明なアクリル樹脂(PMMA)やポリカーボネート(PC)等からなり、表面や裏面に微細な凹凸を施し、この拡散体を通過するときに1つの光束をランダムな方向に拡散させ、強い輝度部や暗部等を目立たなくすることができる。
このように、本発明は、指向性を有する光源からの指向性光を導光板内に導く時、導光板の入射端面部近傍に備えた光源の位置に対向する導光板の出射面や反出射面に対して、入射端面部から光源の指向特性に一致する光強度の強い円弧状や波形状等の領域に対して鏡面とすることによって光源の指向特性に対応した領域では出射光の量を抑え、他の領域では目的とする量の出射光を出射することができる。これにより、出射面部から観測した時に光源の映り込みが無く、出射面部全体として均一な出射光および複数の光源や発光色の異なる複数の光源からの光でも混合された出射光を得ることができる導光板を提供することができる。さらに、導光板の厚さの中で特に入射端面部の厚さによって入射端面部からの入射による屈折が最大の光が出射面や反出射面の方向に進む時、入射端面部からの距離は入射による最大屈折角γと入射端面部の厚さとの積の余接関数の値となる。このために、入射端面部からこの値までには全反射される光線が存在しないので、導光板の厚さに依存する入射端面部までの距離の間の領域を鏡面部とし、これら平面な鏡面部を利用して導光板をリフレクタに挟み込み、導光板とリフレクタとのズレを無くし、リフレクタを導光板に密着させることができる。しかも、入射端面部の位置を容易に判断することができ、組み立て等に於ける作業性や信頼性を向上することができる導光板を提供することができる。
また、リフレクタに光源の出射面の大きさに略等しい開口部を複数設けるとともに光源の表面よりも導光板の入射端面部に近い位置にリフレクタの拡散部を載置することによって導光板からの漏れ光を無くし、光源から横方向の光を拡散させるとともに導光板から戻ってきた光を反射し、再度導光板内に戻すことができるとともに光源と導光板との接触を回避させることができ、長時間の使用時に於いても光源からの熱による導光板の変形等を回避することができるリフレクタであり、これら導光板とリフレクタにより光源と導光板との接触による異常な出射光や複数の異なる発光色の光源による非混合な出射光を回避することができ、特に複数の異なる発光色の光源からの光を混合することができる平面照明装置を提供することができる。
本発明に係る導光板を含む平面照明装置の略断面図である。 本発明に係る導光板の略正面図である。 本発明に係るリフレクタの略組斜視図および断面図である。
符号の説明
1 平面照明装置
2 導光板
3 入射端面部
3b 反入射端面部
4 側面部
5 出射面部
6 反出射面部
7 鏡面部
8 鏡面領域
9 光偏向素子
11 リフレクタ
12 上面
13 垂直面
13a 出射側
13b 反出射側
14 開口部
15 下面
16 光源
17 半導体発光素子
18 ケース
T 導光板の厚さ(入射端面部の厚さ)
γ 屈折角(最大屈折角)
n 屈折率
α 臨界角

Claims (5)

  1. 光源からの光を導く入射端面部と、導いた光を出射する出射面部と、この出射面部の反対側に位置する反出射面部と、これら出射面部と反出射面部とが接続する側面部とからなる導光板において、
    前記出射面部または/および前記反出射面部には前記光源に対応する前記入射端面部から前記光源の指向特性に対応した領域を鏡面部とするとともに他の領域には光偏向素子を設けることを特徴とする導光板。
  2. 前記導光板は、前記入射端面部での厚さをTおよび前記入射端面部から前記導光板内に光が入射する時の最大屈折角をγとする場合に、前記入射端面部からCotγとTとの積の値までの距離の間に前記出射面部または/および前記反出射面部に前記光偏向素子を設けないことを特徴とする請求項1記載の導光板。
  3. 請求項1または2の導光板と、
    光源と、
    少なくとも前記光源の両端方向に前記光源の表面よりも前記入射端面部に近い位置に拡散部を有し、前記入射端面部を覆うように前記出射面部方向及び前記反出射面部方向に延在するリフレクタと、
    これら前記光源と前記導光板と前記リフレクタとを収納するケースとを具備したことを特徴とする平面照明装置。
  4. 前記リフレクタは、前記入射端面部での厚さをTおよび前記入射端面部から前記導光板内に光が入射する時の最大屈折角をγとする場合に、前記出射面部方向にCotγとTとの積の値までの距離に延在および前記反出射面部方向に前記積の値までの距離に延在または前記反出射面部全体に延在することを特徴とする請求項3記載の平面照明装置。
  5. 前記リフレクタは、前記光源の出射面の大きさに開口部を有することを特徴とする請求項3記載の平面照明装置。
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