JP2008217180A - 筆跡入力システムにおける修正具 - Google Patents
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Abstract
【課題】筆記具により被記録媒体上に筆跡を残すと共にその筆記具の位置座標情報に基づく筆跡データを取得することが可能な手書き筆跡入力システムにおいて、被記録媒体上の筆跡を消去すると共にこれに対応する筆跡データをも消去する。
【解決手段】電子修正テープに内蔵されているテープリールより繰り出される転写型修正テープにより、予め紙面上に書かれた筆跡を消去すると共に、写型修正テープで消去したことをテープリールより繰り出す転写型修正テープとテープリールの回転を検出するセンサーにより検知し、位置座標を検出するための超音波信号を発信する超音波発信素子と、トリガ信号を発信する赤外線発光素子もしくは電磁発信素子と、前記トリガ信号と前記超音波信号の到達時間差から前記電子修正テープの筆跡消去状態での位置座標を検出することのできる受信装置7とにより、前記転写型修正テープで消去した部分に対応する筆跡データを消去する。
【選択図】図2
【解決手段】電子修正テープに内蔵されているテープリールより繰り出される転写型修正テープにより、予め紙面上に書かれた筆跡を消去すると共に、写型修正テープで消去したことをテープリールより繰り出す転写型修正テープとテープリールの回転を検出するセンサーにより検知し、位置座標を検出するための超音波信号を発信する超音波発信素子と、トリガ信号を発信する赤外線発光素子もしくは電磁発信素子と、前記トリガ信号と前記超音波信号の到達時間差から前記電子修正テープの筆跡消去状態での位置座標を検出することのできる受信装置7とにより、前記転写型修正テープで消去した部分に対応する筆跡データを消去する。
【選択図】図2
Description
本発明は、筆跡入力システムで使用する筆跡の消去方法に関するものである。
従来、赤外線と超音波を発信する発生回路とボールペンリフィルのペン先が筆記状態であることを検知できるセンサを備えた電子ペンと、電子ペンから発信される赤外線信号を受信する受信素子と、超音波信号を受信する複数の受信素子を組み込んだ受信装置を有する手書き筆跡入力システムが開発されている。この筆跡入力システムにおいては、紙面に電子ペンで筆記すると受信装置が、電子ペンから発信された超音波信号と赤外線信号とを複数の受信素子により受信し、電子ペンの位置座標を計測し、位置座標とペン先のON−OFF状態(筆記−非筆記状態)を合わせて筆跡データとして検出する。筆跡データを連続的に検出することにより、書いた文字や図形等を手書き筆跡データとして認識する。筆跡入力システムは、電子ペンにより筆記された文字や図形等の筆跡データを受信装置からデータ通信を用いてパソコン等の情報処理装置に転送する。パソコン等の情報処理装置においては、これら電子ペンによって筆記された筆跡データを修正、削除するなどの編集機能を要するソフトウェアで行えるもの等が知られている。
特開昭63−104123号公報。
上記した従来の方法では、紙面上に電子ペンよって筆記された筆跡は、修正液や修正テープなどの修正具を別に用意して修正する必要がある。また、電子ペンよって紙面上に筆記され、パソコン等の情報処理装置に転送された筆跡データは、パソコン等の情報処理装置に予めインストールされている編集を行うソフトウェアを用いて筆跡データの消去を行わなくてはならない。紙面に電子ペンによって書かれたものを消去する場合には、修正液や修正テープが必要であり、情報処理装置に転送された筆跡データを消去するのには上記した、編集を行うソフトウェアを用いる必要があった。
本発明は、上記問題を解決するために成したもので、筆記具により被記録媒体上に筆跡を残すと共にその筆記具の位置座標情報に基づく筆跡データを取得することが可能な手書き筆跡入力システムにおいて、被記録媒体上の筆跡を消去すると共にこれに対応する筆跡データをも消去可能とする消去手段をも有する手書き筆跡入力システムを提案するものである。
この電子修正テープは、電子ペンに設けられているボールペンリフィルによって、紙面に筆記された筆跡を、電子修正テープに内蔵されたテープリールより繰り出す消去テープを使用して消去する。また、電子ペンによってパソコン等の情報処理装置に転送された筆跡データを、電子修正テープを用いて消去し、前記、修正テープにより紙面に筆記された筆跡を消去した筆跡の領域を、筆跡データも同様に消去することができる。
電子修正テープには、少なくとも、位置座標を検出するための超音波信号を発信する超音波発信素子と、トリガ信号を発信する赤外線発光素子もしくは電磁発信素子と、テープリールより繰り出す転写型修正テープのテープリールの回転をセンサーが検出し、テープの繰り出しによるリールの回転で、検出されたオン信号で筆跡消去状態であることを検知できるセンサを駆動する為の回路基板が内蔵されている。この超音波発生素子と赤外線発光素子もしくは電磁発信素子は、テープリール回転センサが修正テープの張り付けによるテープリールの回転により筆跡消去状態を検出した際に、作動して超音波信号とトリガ信号としての赤外線もしくは電磁波を発生する。赤外線発光素子もしくは電磁発信素子から発せられるトリガ信号は、超音波発信と同時もしくは以前に発信され、トリガ信号発信から超音波信号発信までの時間差は、計測誤差を少なくする為に一定であることが求められる。
受信装置には、少なくとも2つ以上の超音波受信素子とトリガ信号を受信する受信素子とが内蔵されており、電子修正テープからのトリガ信号を受信し、内蔵されたタイマをスタートさせて、遅れて到着する超音波信号を各超音波受信素子が受信し、トリガ信号受信から超音波信号受信までの時間を測定する。測定された各時間を各超音波受信素子の位置関係から2次元もしくは3次元の電子修正テープの位置座標データに変換する。
受信装置と情報処理装置とは、通信接続されている。接続方式は、USBやRS−232C等の有線ケーブルによる通信や無線LAN等によりテープリールより繰り出す転写型修正テープとテープリールの回転を検出するセンサ等の無線による通信を用いることができる。
情報処理装置では、筆跡処理と同時に筆跡消去処理用のプログラムが予め起動されており、受信装置からの電子ペンあるいは電子修正テープの位置座標データが受信される。また、情報処理装置に内蔵されている筆跡消去処理用のプログラムでは、筆跡に実際の修正テープのような表現力を加えるためテープの色、太さなどのテープに対する情報やテープの消去位置のデータとデータを分類するためのページ情報等を情報処理装置に接続されたキーボードやマウス等の入力装置及び本発明の筆跡入力システムにより設定することができる。
情報処理装置に内蔵されている筆跡消去処理用のプログラムでは、筆跡消去処理のデータを確認する為、筆跡消去のデータを拡大、縮小して任意の位置の筆跡消去を画面に表示することができる。また、過去に行った筆跡消去のデータをハードディスクなどの補助記憶装置に記憶し、この補助記憶装置に記憶した筆跡消去のデータをプログラムのメモリ上に読み込み、間違えて消去した時など元のデータを確認できるように表示することができる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
図1は、装置図面が煩雑にならないよう構成を模式的に表現したものである。本発明は、以下の実施例に限定されるものでなく、本発明の技術範囲において、種々の変形例を含むものである。
電子修正テープ1本体は、赤外線発光素子2及び、超音波発信素子3を持ち、テープリール4より繰り出す転写型修正テープの修正テープが、紙面に貼られる。テープリール回転センサ5は、テープリールの回転を検出し、それら赤外線発光素子2、超音波発信素子3、テープリール回転センサ5を制御する回路基板6が内蔵されている。
図1は、装置図面が煩雑にならないよう構成を模式的に表現したものである。本発明は、以下の実施例に限定されるものでなく、本発明の技術範囲において、種々の変形例を含むものである。
電子修正テープ1本体は、赤外線発光素子2及び、超音波発信素子3を持ち、テープリール4より繰り出す転写型修正テープの修正テープが、紙面に貼られる。テープリール回転センサ5は、テープリールの回転を検出し、それら赤外線発光素子2、超音波発信素子3、テープリール回転センサ5を制御する回路基板6が内蔵されている。
図2に、本発明の筆跡入力システムの一例を示す。ボード10上にセットされた紙面11の筆跡15を消去する。電子修正テープ本体1で張り付けたテープ16の貼付を、テープリール回転センサ5により検出する。テープリール4が、回転すると、テープリール回転センサ5がテープリール4の回転を検出し、回路基板6に信号を与えて、後述する受信装置7の赤外線受光素子7に向かって、赤外線発光素子2より赤外線の発光と、同じく受信装置7の超音波受信素子8に向かって、超音波発信素子3より超音波の発信を同時に行わせる。
ボード10上に設置された受信装置7は、電子修正テープ1に設けられている赤外線発光素子2からの赤外線発光を、赤外線受光素子9にて受信し、受信素子7に内蔵されたタイマをスタートさせる。遅れて到着する超音波を複数設けられた超音波受信素子8が受信し、赤外線信号受信から超音波信号受信までの時間を測定する。測定された各時間を距離に換算し、各超音波受信素子の位置関係から3角法を用いて電子修正テープの位置座標に変換する。また位置座標とその座標数からテープリールの回転による一定の距離データとして変換し位置座標と同時に、受信装置7から通信ケーブル12を通じて情報処理装置13に送られる。実施例では、受信装置7から情報処理装置13までの通信は、USB通信によって接続されている。
ボード10上に設置された受信装置7は、電子修正テープ1に設けられている赤外線発光素子2からの赤外線発光を、赤外線受光素子9にて受信し、受信素子7に内蔵されたタイマをスタートさせる。遅れて到着する超音波を複数設けられた超音波受信素子8が受信し、赤外線信号受信から超音波信号受信までの時間を測定する。測定された各時間を距離に換算し、各超音波受信素子の位置関係から3角法を用いて電子修正テープの位置座標に変換する。また位置座標とその座標数からテープリールの回転による一定の距離データとして変換し位置座標と同時に、受信装置7から通信ケーブル12を通じて情報処理装置13に送られる。実施例では、受信装置7から情報処理装置13までの通信は、USB通信によって接続されている。
パーソナルコンピュータなどの情報処理装置13では、筆跡入力システム専用に作成された筆跡消去処理用のプログラムが動作している。筆跡消去処理用のプログラムは、電子ペンにより入力されたペンもしくは電子修正テープ1の位置情報及び使用した電子ペンもしくは、電子修正テープ1を判別するための情報等も筆跡データとして情報処理装置13内の補助記憶装置に時系列順に保管される。情報処理装置13の記憶装置(図示せず)に保管された筆跡データは、記憶された時系列順に画面に表示され、後から筆記した筆跡データは、上書きされて表示される。本発明において電子修正テープ1を用いた場合、筆跡データの位置座標と座標数で得られた距離データを、予め補助記憶装置に記憶された幅及び色などの設定情報に基づき塗りつぶすことで筆跡データの表示を消去することができる。また、電子修正テープ1で塗りつぶした後に電子ペンによる追記をすることも可能である。また修正テープの距離から消去テープの残量を画面上に表示することなども可能である。
1 電子修正テープ本体
2 赤外線発光素子
3 超音波発信素子
4 テープリール
5 テープリール回転センサ
6 回路基板
7 受信装置
8 超音波受信素子
9 赤外線受光素子
10 ボード
11 用紙
12 通信ケーブル
13 情報処理装置
2 赤外線発光素子
3 超音波発信素子
4 テープリール
5 テープリール回転センサ
6 回路基板
7 受信装置
8 超音波受信素子
9 赤外線受光素子
10 ボード
11 用紙
12 通信ケーブル
13 情報処理装置
Claims (2)
- 筆記具により被記録媒体上に筆跡を残すと共にその筆記具の位置座標情報に基づく筆跡データを取得することが可能な手書き筆跡入力システムにおいて、被記録媒体上の筆跡を消去すると共にこれに対応する筆跡データをも消去可能とする消去手段をも有することを特徴とする手書き筆跡入力システム。
- 位置座標を検出するための超音波信号を発信する超音波発信素子と、トリガ信号を発信する赤外線発光素子もしくは電磁発信素子と、テープリールより繰り出す転写型修正テープを具備する電子修正テープ、及び、筆跡消去開始時に該電子修正テープから発せられる前記トリガ信号を受信する受信素子と、前記超音波信号を受信する少なくとも2つ以上の超音波受信素子を具備し前記トリガ信号と前記超音波信号の到達時間差から前記電子修正テープの筆跡消去状態での位置座標を検出することのできる受信装置と、前記修正テープの筆跡消去状態での位置座標を情報処理装置に送信する手段を有する手書き筆跡入力システムであって、電子修正テープに内蔵されているテープリールより繰り出される転写型修正テープにより、予め紙面上に書かれた筆跡を消去すると共に、写型修正テープで消去したことをテープリールより繰り出す転写型修正テープとテープリールの回転を検出するセンサーにより検知し、前記転写型修正テープで消去した部分に対応する筆跡データを消去することが可能なことを特徴とする手書き筆跡入力システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007050868A JP2008217180A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | 筆跡入力システムにおける修正具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007050868A JP2008217180A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | 筆跡入力システムにおける修正具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008217180A true JP2008217180A (ja) | 2008-09-18 |
Family
ID=39837181
Family Applications (1)
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JP2007050868A Pending JP2008217180A (ja) | 2007-02-28 | 2007-02-28 | 筆跡入力システムにおける修正具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008217180A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011001535A1 (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-06 | 株式会社日立製作所 | 電子ペンシステム、及び電子ペン |
JP5368577B2 (ja) * | 2009-10-19 | 2013-12-18 | パイオニア株式会社 | 座標位置検出装置、その方法、および、表示装置 |
-
2007
- 2007-02-28 JP JP2007050868A patent/JP2008217180A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2011001535A1 (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-06 | 株式会社日立製作所 | 電子ペンシステム、及び電子ペン |
JP5360843B2 (ja) * | 2009-06-29 | 2013-12-04 | 株式会社日立製作所 | 電子ペンシステム、及び電子ペン |
JP5368577B2 (ja) * | 2009-10-19 | 2013-12-18 | パイオニア株式会社 | 座標位置検出装置、その方法、および、表示装置 |
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